JPH0427337Y2 - - Google Patents

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JPH0427337Y2
JPH0427337Y2 JP7064589U JP7064589U JPH0427337Y2 JP H0427337 Y2 JPH0427337 Y2 JP H0427337Y2 JP 7064589 U JP7064589 U JP 7064589U JP 7064589 U JP7064589 U JP 7064589U JP H0427337 Y2 JPH0427337 Y2 JP H0427337Y2
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JP
Japan
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fishing net
cleaning machine
fishing
suspended
wire
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、漁網を清掃する漁網清掃機に関す
る。
〔従来の技術〕
例えば、養漁場のイケス網の様な網目状の漁網
は海中に垂らして設置されるが、この漁網には海
藻類等が付着する。この漁網に付着した海藻類等
を取り除く必要があるが、その際、ダイバーが漁
網清掃機を持つて海中に潜り、この漁網清掃機の
ブラシを回転させて漁網の清掃を行なつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、養漁場のイケス網のような漁網は、
海中に半ば浮遊しているので、漁網は海流や波等
の力を受けると揺れることが多く、動き易くなつ
ている。そのような条件下で、ダイバーが漁網清
掃機により漁網の清掃を行なう際、漁網清掃機を
支えながら漁網清掃機を正しい姿勢に保持し、し
かも漁網清掃機を漁網の動きに追従させながら作
業移動を行なわなければならず、また、清掃機自
体の推力により漁網に対するブラシの接触圧も調
整しなければならず、作業が大変である。
このような漁網清掃機を正しい姿勢に保持させ
つつ移動させる清掃作業は、ダイバーによる作業
でなく適当な移動手段及び支持手段を有する適当
な装置によりすることが作業の容易化、省力化の
観点から望ましい。
そこで、例えば、単に、ウインチに巻き付けた
ワイヤで漁網清掃機を海中に吊り下げて作業移動
をさせてダイバーなくして清掃作業を行なうこと
が考えられるが、このようにすると、漁網清掃機
は蛇行してしまい、漁網清掃機を漁網上に直進さ
せることは困難であり、また、漁網に対するブラ
シの接触圧も調整できず、安定した清掃作業姿勢
を保持することが困難となる。
本考案は、上述の問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的は、海中等に垂らした漁網
上を直進しながら清掃し、ブラシを一定の接触圧
に保ちつつ、安定した清掃作業姿勢を保持するこ
とができる漁網清掃機を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、水中ま
たは海中に垂らした漁網を清掃するブラシを有し
ワイヤで移動自在に吊り下げられた清掃機本体
と、清掃機本体に回転自在に設けられて複数の針
棒を放射状に配してなる案内輪とを備えたもので
ある。
〔作用〕
本考案においては、ワイヤで吊り下げられた清
掃機本体を移動させる時、案内輪の針棒が漁網の
網目内に入りながら案内輪が漁網上を転動する。
その際、清掃機本体が蛇行しようとしても、案内
輪の針棒が網目に引つ掛かり、清掃機本体は安定
した姿勢を保ちながら漁網に沿つて移動し、該漁
網の清掃が確実に行なわれる。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の実施例について説明
する。
第1図、第2図は本考案の第1実施例に係る漁
網清掃機を示す。
図において、1は本実施例に係る漁網清掃機
で、この漁網清掃機1は清掃機本体2と、4つの
案内輪3,3,3,3とを備えている。以下、詳
細に説明する。
清掃機本体2は、円筒状のケース4を有し、こ
のケース4内には、その取付ブラケツト10に設
けた油圧モータ5と、この油圧モータ5の回転軸
に設けられたプロペラ6とが収容され、上記取付
ブラケツト10に固定した案内筒10aとケース
4との間にケース4の軸方向前後に開口する水流
通路7も形成されている。油圧モータ5には図示
しない船上の油圧ポンプからオイルを供給するよ
うになつている。
上記プロペラ6の中心軸にブラシ8が一体に設
けられ、このブラシ8は円板の端面にナイロン製
等のワイヤを多数埋め込んでなるもので、海中に
垂らした網目のある漁網9を清掃する。
そして、ケース4の外側には、上部フレーム1
1、下部フレーム12が一体に設けられ、上部フ
レーム11の両側の漁網9側に向けられた自由端
部には案内輪3,3が回転自在に設けられてい
る。下部フレーム12の両端にも案内輪3,3が
回転自在に設けられている。各案内輪3,3にお
いては、漁網9の側の最外周面がブラシ8の端面
とほぼ同一面になつている。この案内輪3外周に
は、複数個の針棒13が放射状に固定され、か
つ、案内輪3の軸方向に適宜間隔をおいて複数列
配されており、各列の針棒13は周方向に同位相
で配列されている。また、上部フレーム11は、
図示しない船上のウインチに巻き付けられたワイ
ヤ14で吊り下げられている。
次に、本実施例の作用について説明する。
海中には養殖イケス等の漁網9が垂らされてお
り、この漁網9の清掃は、船上のウインチを操作
してワイヤ14を介して漁網清掃機1を垂直方向
に移動させながら行なわれる。以下に詳しく述べ
る。
先ず、船上のウインチを操作してワイヤ14を
巻き取り(または繰り出し)漁網清掃機1を漁網
9に沿つて移動させると同時に油圧モータ5の回
転駆動力によりプロペラ6及びブラシ8を回転さ
せる。プロペラ6の回転によりケース4内の水流
通路7を通つて矢印Xのように海水が流れ、漁網
清掃機1自体を漁網9の方向に移動させる推力を
発生させ、これにより、ブラシ8が漁網9に接触
するとともに各案内輪3が漁網9上に位置し、そ
の針棒13が漁網9の網目の中に入る。
そして、ワイヤ14で吊り下げられた清掃機本
体2を移動させる時、各案内輪3の各針棒13が
漁網9の網目内に入りながら各案内輪3が漁網9
の上を転動する。その際、清掃機本体2が蛇行し
ようとしても、各案内輪3の針棒13が漁網9の
網目に引つ掛かり、また、案内輪3が網面と清掃
機本体2との位置を保つので、ブラシ8の接触圧
が一定に保たれて、各案内輪3は漁網9の網目に
ガイドされながら漁網9上を転動する。
このようにして、漁網清掃機1を漁網1上を移
動させながら、ブラシ8の回転により漁網9に付
着している海藻類等が取り除かれる。
以上の如き構成によれば、海中に垂らした漁網
9の清掃を行なう場合、ワイヤ14で吊り下げら
れた漁網清掃機1を使用することによりダイバー
によらなくても行なうことができる。しかも、そ
の際、漁網清掃機1の各案内輪3の針棒13を漁
網9の網目にガイドさせることにより、漁網清掃
機1の蛇行を解消し、漁網清掃機1を海中に垂ら
した漁網9上を直進させながら漁網9を清掃する
ことができ、安定した清掃作業姿勢を保持するこ
とができる。その結果、清掃作業を容易にし、省
力化も図ることができる。
なお、本実施例においては、漁網清掃機1は海
中の漁網9を清掃する場合について説明したが、
湖、川の中に垂らした漁網についても適用するこ
とができることは勿論である。
第3図は本考案の第2実施例に係る漁網清掃機
21を示し、第1実施例では、漁網清掃機1が4
つの案内輪3,3,3,3を備えているのに対
し、第2実施例では、ケース22の下部に設けた
フレーム23に2つの案内輪24,24が回転自
在に設けられ、各案内輪24には針棒25が放射
状に複数個配置されている。ケース22のフレー
ム23の反対側にワイヤ14が取り付けられてい
る。
第2実施例においても第1実施例と同様の効果
を奏する。
第4図は本考案の第3実施例に係る漁網清掃機
31を示し、第1実施例では、漁網清掃機1の上
部フレーム11にワイヤ14が取り付けられてい
るのに対し、第3実施例では、フレーム32,3
3の間のケース31の外側面にワイヤ14が取り
付けられている。即ち、第3実施例の漁網清掃機
31の姿勢は、第1実施例の漁網清掃機1の姿勢
を90度回転した状態となっている。なお、第3実
施例の漁網清掃機31は、ワイヤ14を横に移動
させるか、適当な推進機を設けることにより横方
向に移動しながら漁網を清掃する。
第3実施例においても第1実施例と同様の効果
を奏する。
〔考案の結果〕
以上述べたように、本考案に係る漁網清掃機に
よれば、海中または水中に垂らした漁網の清掃を
行なう場合、ワイヤで吊り下げられた漁網清掃機
を使用することによりダイバーによらなくても行
なうことができる。しかも、その際、漁網清掃機
の案内輪の針棒を漁網の網目にガイドさせること
により、漁網清掃機の蛇行を解消し、漁網清掃機
を海中等に垂らした漁網上を直進させながら漁網
を清掃し、安定した清掃作業姿勢を保持すること
ができる。その結果、清掃作業を容易にし、省力
化も図ることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る漁網清掃機
の側面図である。第2図は同漁網清掃機の平面図
である。第3図は本考案の第2実施例に係る漁網
清掃機の平面図である。第4図は本考案の第3実
施例に係る漁網清掃機の平面図である。 主要な部分の符号の説明、1……漁網清掃機、
2……清掃機本体、3……案内輪、8……ブラ
シ、9……漁網、13……針棒、14……ワイ
ヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水中または海中に垂らした漁網を清掃するブラ
    シを有しワイヤで移動自在に吊り下げられた清掃
    機本体と、清掃機本体に回転自在に設けられて複
    数の針棒を放射状に配してなる案内輪とを備えた
    ことを特徴とする漁網清掃機。
JP7064589U 1989-06-16 1989-06-16 Expired JPH0427337Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7064589U JPH0427337Y2 (ja) 1989-06-16 1989-06-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7064589U JPH0427337Y2 (ja) 1989-06-16 1989-06-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0310761U JPH0310761U (ja) 1991-01-31
JPH0427337Y2 true JPH0427337Y2 (ja) 1992-06-30

Family

ID=31606976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7064589U Expired JPH0427337Y2 (ja) 1989-06-16 1989-06-16

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JP (1) JPH0427337Y2 (ja)

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JPH0310761U (ja) 1991-01-31

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