JPH0427319B2 - - Google Patents
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- JPH0427319B2 JPH0427319B2 JP14493385A JP14493385A JPH0427319B2 JP H0427319 B2 JPH0427319 B2 JP H0427319B2 JP 14493385 A JP14493385 A JP 14493385A JP 14493385 A JP14493385 A JP 14493385A JP H0427319 B2 JPH0427319 B2 JP H0427319B2
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- plating tank
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Landscapes
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本発明は鋼帯を表面処理する竪型連続電気メツ
キラインの最終処理装置に関するものである。
キラインの最終処理装置に関するものである。
(ロ) 従来技術
竪型連続電気メツキラインは、冷延薄鋼帯や熱
延薄鋼帯などの被メツキ鋼帯を清浄化活性化する
前処理装置、亜鉛、錫またはそれらの合金等を電
気メツキするメツキ装置、メツキ液の除去やクロ
メートまたは燐酸塩処理等を行う後処理装置から
なつている。
延薄鋼帯などの被メツキ鋼帯を清浄化活性化する
前処理装置、亜鉛、錫またはそれらの合金等を電
気メツキするメツキ装置、メツキ液の除去やクロ
メートまたは燐酸塩処理等を行う後処理装置から
なつている。
例えば、不溶性陽極を使用したメツキ装置にあ
つては、第２図に示すように、鋼帯Ｓを複数のメ
ツキ槽１を通して送る。それぞれのメツキ槽で、
鋼帯Ｓはメツキ浴２に浸漬される。コンダクタ・
ロール１１をかいして鋼帯Ｓ（陰極）とメツキ槽
内部に配設された陽極板１２との間に通電され、
鋼帯Ｓが電気メツキされる。メツキされた鋼帯Ｓ
は、次いで洗浄装置１３で水洗され、後続する工
程で塗装用下地としての燐酸塩被膜または耐食性
向上のためのクロメート被膜が形成される。そし
て、鋼帯Ｓを熱風ドライヤによる乾燥の後、塗油
され巻き取られる。
つては、第２図に示すように、鋼帯Ｓを複数のメ
ツキ槽１を通して送る。それぞれのメツキ槽で、
鋼帯Ｓはメツキ浴２に浸漬される。コンダクタ・
ロール１１をかいして鋼帯Ｓ（陰極）とメツキ槽
内部に配設された陽極板１２との間に通電され、
鋼帯Ｓが電気メツキされる。メツキされた鋼帯Ｓ
は、次いで洗浄装置１３で水洗され、後続する工
程で塗装用下地としての燐酸塩被膜または耐食性
向上のためのクロメート被膜が形成される。そし
て、鋼帯Ｓを熱風ドライヤによる乾燥の後、塗油
され巻き取られる。
上述の電気メツキラインにおいては、最終メツ
キ槽を出た鋼帯は板幅方向に乾き斑が生じ易く、
その結果メツキ液による酸腐食、酸侵食の斑が発
生するので最終メツキ槽出側直近の位置で素早く
予備洗浄する必要がある。その後、鋼帯Ｓは、コ
ンダクタ・ロール１１の出側に設けられた洗浄装
置１３ａで本格的に洗浄される。
キ槽を出た鋼帯は板幅方向に乾き斑が生じ易く、
その結果メツキ液による酸腐食、酸侵食の斑が発
生するので最終メツキ槽出側直近の位置で素早く
予備洗浄する必要がある。その後、鋼帯Ｓは、コ
ンダクタ・ロール１１の出側に設けられた洗浄装
置１３ａで本格的に洗浄される。
鋼帯Ｓの予備洗浄を行うために、従来は最終メ
ツキ槽１直近の垂直部に洗浄装置１３ｂを設けて
いた。しかしながら、このような従来装置におい
ては、洗浄液が直ちにメツキ槽内に落下してメツ
キ浴に多量に混入するため、鋼帯に付着する持出
液量よりも混入水量の方が上回ることとなる。洗
浄装置のノズルは、気液混合によるミスト・スプ
レとし、水量は、極小に絞つてあるが、ライン速
度、板幅の変動があり、どおしても、過大水量と
なり勝ちである。このため、メツキ槽液面レベル
の均一コントロールができず、やむなくメツキ液
を定常的にダンプアウトしている。したがつて、
極めて不経済であり、付随して発生する中和処理
費用も多大なものになつていた。
ツキ槽１直近の垂直部に洗浄装置１３ｂを設けて
いた。しかしながら、このような従来装置におい
ては、洗浄液が直ちにメツキ槽内に落下してメツ
キ浴に多量に混入するため、鋼帯に付着する持出
液量よりも混入水量の方が上回ることとなる。洗
浄装置のノズルは、気液混合によるミスト・スプ
レとし、水量は、極小に絞つてあるが、ライン速
度、板幅の変動があり、どおしても、過大水量と
なり勝ちである。このため、メツキ槽液面レベル
の均一コントロールができず、やむなくメツキ液
を定常的にダンプアウトしている。したがつて、
極めて不経済であり、付随して発生する中和処理
費用も多大なものになつていた。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点
本発明が解決しようとする問題点は、洗浄排水
をメツキ浴に混入させないことであり、そのため
の電気メツキライン最終処理装置を得ることにあ
る。
をメツキ浴に混入させないことであり、そのため
の電気メツキライン最終処理装置を得ることにあ
る。
(ニ) 問題点を解決するための手段
本発明の竪型連続電気メツキラインの最終処理
装置は、竪型連続電気メツキラインにおける最終
メツキ槽であつてその形状を鋼帯導出側となる水
平方向へ伸長拡大形成した最終メツキ槽と、該最
終メツキ槽内を移動する鋼帯をメツキ浴に浸漬さ
せたまま出側方向へ水平に導くデフレクタ・ロー
ラと、前記最終メツキ槽内の水平導出ライン出側
に設けられ槽内の一部を隔絶して流体の流通を遮
断するダム・ロールと、該ダム・ロール外側の近
接位置に設けた鋼帯洗浄装置と、から構成するこ
とによつて、上記問題点を解決している。
装置は、竪型連続電気メツキラインにおける最終
メツキ槽であつてその形状を鋼帯導出側となる水
平方向へ伸長拡大形成した最終メツキ槽と、該最
終メツキ槽内を移動する鋼帯をメツキ浴に浸漬さ
せたまま出側方向へ水平に導くデフレクタ・ロー
ラと、前記最終メツキ槽内の水平導出ライン出側
に設けられ槽内の一部を隔絶して流体の流通を遮
断するダム・ロールと、該ダム・ロール外側の近
接位置に設けた鋼帯洗浄装置と、から構成するこ
とによつて、上記問題点を解決している。
(ホ) 実施例
本発明に係る最終処理装置の実施例を第１図を
参照して説明する。
参照して説明する。
本発明においては、電気メツキラインの最終メ
ツキ槽３に横型メツキ・トレイ法を採入れ、鋼帯
導出側を水平方向に伸張して槽内容積を拡大さ
せ、槽内に収容するメツキ浴２の液面レベルを他
槽よりも高くしてある。最終メツキ槽３内のメツ
キ浴に浸漬する位置にデフレクタ・ローラ４を設
け、このデフレクタ・ローラ４によつて鋼帯Ｓが
メツキ浴２に浸漬したまま水平方向に向きを変
え、最終メツキ槽３の外側に導出されるようにし
てある。
ツキ槽３に横型メツキ・トレイ法を採入れ、鋼帯
導出側を水平方向に伸張して槽内容積を拡大さ
せ、槽内に収容するメツキ浴２の液面レベルを他
槽よりも高くしてある。最終メツキ槽３内のメツ
キ浴に浸漬する位置にデフレクタ・ローラ４を設
け、このデフレクタ・ローラ４によつて鋼帯Ｓが
メツキ浴２に浸漬したまま水平方向に向きを変
え、最終メツキ槽３の外側に導出されるようにし
てある。
最終メツキ槽３内の鋼帯ライン出口に近い位置
には、ダム・ロール６を設けてある。したがつ
て、このダム・ロール６を境界として最終メツキ
槽３内のメツキ浴が、ダム・ロール６出側には極
力流出しないようにしてある。ダム・ロール６の
外側位置には洗浄装置７と、洗浄排水回収パン８
を設ける。洗浄排水回収パン８に集められる洗浄
排水もまたダム・ロール６の遮断によつてメツキ
浴とはほとんど混合しない。
には、ダム・ロール６を設けてある。したがつ
て、このダム・ロール６を境界として最終メツキ
槽３内のメツキ浴が、ダム・ロール６出側には極
力流出しないようにしてある。ダム・ロール６の
外側位置には洗浄装置７と、洗浄排水回収パン８
を設ける。洗浄排水回収パン８に集められる洗浄
排水もまたダム・ロール６の遮断によつてメツキ
浴とはほとんど混合しない。
洗浄排水回収パン８には洗浄排水を回収する配
管系９を設け、中和処理工程または有価金属回収
処理工程へ送るようにする。
管系９を設け、中和処理工程または有価金属回収
処理工程へ送るようにする。
(ヘ) 具体的実施例
(1) メツキ液液温60℃の酸性電気亜鉛メツキ浴
(2) 鋼帯板温：メツキ浴浸入前17℃浸入後60℃
通板スピード：150ｍ／min
厚×幅：0.6mm×1350mm
(3) メツキ条件 亜鉛付着量：片面当り60ｇ／m2
(4) 洗浄方法：純水と空気を混合し、ミストスプ
レにて洗浄する 噴射圧、量：圧力5.0Kg／cm2、流量0.4m3／
Ｈ、温度25℃ (ト) 作用 鋼帯Ｓは複数のメツキ槽１を通過してさらに最
終槽に入る。最終槽３ではシンク・ローラ３１で
上向きに反転した鋼帯Ｓは、デフレクタ・ローラ
４によつてメツキ浴２に浸漬した状態のまま水平
方向に向きを変え、導出される。導出される過程
において、鋼帯Ｓは水平に向きを変えた直後にダ
ム・ロール６でメツキ液を払拭されてメツキ浴２
の外へ導出される。メツキ浴を離れた直後に、洗
浄装置７によつて鋼帯Ｓの表裏面は洗浄され、メ
ツキ液の乾き斑を発生させずに次工程へ移送され
る。
レにて洗浄する 噴射圧、量：圧力5.0Kg／cm2、流量0.4m3／
Ｈ、温度25℃ (ト) 作用 鋼帯Ｓは複数のメツキ槽１を通過してさらに最
終槽に入る。最終槽３ではシンク・ローラ３１で
上向きに反転した鋼帯Ｓは、デフレクタ・ローラ
４によつてメツキ浴２に浸漬した状態のまま水平
方向に向きを変え、導出される。導出される過程
において、鋼帯Ｓは水平に向きを変えた直後にダ
ム・ロール６でメツキ液を払拭されてメツキ浴２
の外へ導出される。メツキ浴を離れた直後に、洗
浄装置７によつて鋼帯Ｓの表裏面は洗浄され、メ
ツキ液の乾き斑を発生させずに次工程へ移送され
る。
洗浄装置７から噴射された洗浄液はメツキ槽方
向がダム・ロール６によつて遮断されているの
で、メツキ浴への混入はほとんどなく、洗浄排水
回収パン７に集められて回収配管系９により中和
処理工程、または有価金属回収処理工程へ送られ
る。
向がダム・ロール６によつて遮断されているの
で、メツキ浴への混入はほとんどなく、洗浄排水
回収パン７に集められて回収配管系９により中和
処理工程、または有価金属回収処理工程へ送られ
る。
(チ) 効果
本発明の最終処理装置においては、鋼帯をメツ
キ浴通過直後に洗浄するものであるから、酸焼け
斑の発生を防止しうることは当然であるが、さら
に洗浄水がメツキ槽に混入することを完全に防止
できるので、メツキ浴液面レベルのコントロール
が容易となり、槽内メツキ液の濃度管理も容易と
なる。また、メツキ液のダンプアウトを必要とし
なくなるため経済性も高まる。さらにまた、本発
明装置における中和処理は、ダンプアウト液を伴
わない洗浄排水のみであるので、酸濃度は希薄で
あり、中和処理のためのコストは著しく廉価とな
る。
キ浴通過直後に洗浄するものであるから、酸焼け
斑の発生を防止しうることは当然であるが、さら
に洗浄水がメツキ槽に混入することを完全に防止
できるので、メツキ浴液面レベルのコントロール
が容易となり、槽内メツキ液の濃度管理も容易と
なる。また、メツキ液のダンプアウトを必要とし
なくなるため経済性も高まる。さらにまた、本発
明装置における中和処理は、ダンプアウト液を伴
わない洗浄排水のみであるので、酸濃度は希薄で
あり、中和処理のためのコストは著しく廉価とな
る。
第１図は本発明に係る電気メツキライン最終処
理装置の概略的な側面図。第２図は従来の最終処
理工程の側面図。 １……メツキ槽、２……メツキ浴、３……最終
メツキ槽、４……デフレクタ・ローラ、６……ダ
ム・ロール、７……洗浄装置、８……洗浄排水回
収パン、９……洗浄排水回収配管系、Ｓ……鋼
帯。
理装置の概略的な側面図。第２図は従来の最終処
理工程の側面図。 １……メツキ槽、２……メツキ浴、３……最終
メツキ槽、４……デフレクタ・ローラ、６……ダ
ム・ロール、７……洗浄装置、８……洗浄排水回
収パン、９……洗浄排水回収配管系、Ｓ……鋼
帯。
Claims (1)
- １ 竪型連続電気メツキラインにおける最終メツ
キ槽であつてその形状を鋼帯導出側となる水平方
向へ伸長拡大形成した最終メツキ槽と、該最終メ
ツキ槽内を移動する鋼帯をメツキ浴に浸漬させた
まま出側方向へ水平に導くデフレクタ・ローラ
と、前記最終メツキ槽内の水平導出ライン出側に
設けられ槽内の一部を隔絶して流体の流通を遮断
するダム・ロールと、該ダム・ロール外側の近接
位置に設けた鋼帯洗浄装置とからなる竪型連続電
気メツキラインの最終処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14493385A JPS627891A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | 竪型連続電気メツキラインの最終処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14493385A JPS627891A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | 竪型連続電気メツキラインの最終処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS627891A JPS627891A (ja) | 1987-01-14 |
| JPH0427319B2 true JPH0427319B2 (ja) | 1992-05-11 |
Family
ID=15373569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14493385A Granted JPS627891A (ja) | 1985-07-02 | 1985-07-02 | 竪型連続電気メツキラインの最終処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS627891A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3741683B2 (ja) | 2002-12-13 | 2006-02-01 | 三井金属鉱業株式会社 | 電子部品実装用フィルムキャリアテープの製造方法およびこの方法に使用できる鍍金装置 |
| JP6558418B2 (ja) * | 2016-10-19 | 2019-08-14 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 電気めっき鋼板の製造方法および電気めっき鋼板の製造装置 |
-
1985
- 1985-07-02 JP JP14493385A patent/JPS627891A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS627891A (ja) | 1987-01-14 |
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