JPH04271578A - 伝送路応答検出装置 - Google Patents
伝送路応答検出装置Info
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- JPH04271578A JPH04271578A JP3031068A JP3106891A JPH04271578A JP H04271578 A JPH04271578 A JP H04271578A JP 3031068 A JP3031068 A JP 3031068A JP 3106891 A JP3106891 A JP 3106891A JP H04271578 A JPH04271578 A JP H04271578A
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 29
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/14—Picture signal circuitry for video frequency region
- H04N5/21—Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
- H04N5/211—Ghost signal cancellation
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/14—Picture signal circuitry for video frequency region
- H04N5/21—Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン放送の送受
信系を含む伝送特性の検出に好適の伝送路応答検出装置
に関する。
信系を含む伝送特性の検出に好適の伝送路応答検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン放送においては、送
受信系を含む伝送路の特性を検出して、テレビジョン信
号の波形歪等を等化するシステムが開発されている。例
えば、テレビジョン信号に基準信号としてGCR(ゴー
ストキャンセルリファレンス)信号を重畳して伝送し、
受信側でGCR信号を抽出してゴーストを除去するゴー
スト除去装置等が商品化されている。GCR信号として
は、立上がりがsinx/xパルスで映像帯域に応じた
平坦な周波数特性を有するsinx/xバー波形が採用
されている。更に、近時、良好なS/Nが得られること
等の理由から、テレビジョン信号に基準信号として疑似
雑音データ系列を重畳して伝送することにより、伝送路
の特性を検出するシステムも考えられている。
受信系を含む伝送路の特性を検出して、テレビジョン信
号の波形歪等を等化するシステムが開発されている。例
えば、テレビジョン信号に基準信号としてGCR(ゴー
ストキャンセルリファレンス)信号を重畳して伝送し、
受信側でGCR信号を抽出してゴーストを除去するゴー
スト除去装置等が商品化されている。GCR信号として
は、立上がりがsinx/xパルスで映像帯域に応じた
平坦な周波数特性を有するsinx/xバー波形が採用
されている。更に、近時、良好なS/Nが得られること
等の理由から、テレビジョン信号に基準信号として疑似
雑音データ系列を重畳して伝送することにより、伝送路
の特性を検出するシステムも考えられている。
【0003】図12はこのようなインパルス応答から伝
送路の特性を検出する従来の伝送路応答検出装置を示す
ブロック図である。この装置はその基本原理が、文献1
(J.D. Wang and et al,
″Training Signal and
Receiver Design for M
ulti−Path Channel Cha
racterization for TV B
roadcasting,″ IEEE, Tra
nsactions on CE,Vol.36,
No.4, pp. 794−806, N
ov. 1990)で開示されている。
送路の特性を検出する従来の伝送路応答検出装置を示す
ブロック図である。この装置はその基本原理が、文献1
(J.D. Wang and et al,
″Training Signal and
Receiver Design for M
ulti−Path Channel Cha
racterization for TV B
roadcasting,″ IEEE, Tra
nsactions on CE,Vol.36,
No.4, pp. 794−806, N
ov. 1990)で開示されている。
【0004】送信装置1は、基準信号発生器2、スペト
クル整形フィルタ3、テレビジョン信号及びタイミング
信号発生手段4、加算器5並びに変調器6によって構成
されている。テレビジョン信号及びタイミング信号発生
手段4は、同期信号とバースト信号とを有するテレビジ
ョン信号CSを生成して加算器5に出力すると共に、基
準信号発生器2にタイミング信号Taを与えている。基
準信号発生器2は、タイミング信号Taに基づいて、垂
直帰線期間の第19H(Hは水平期間)及び第282H
の各タイミングで、疑似雑音データ系列{ak}を5回
づつ繰返し発生する。この疑似雑音データ系列{ak}
は、データレートが2fsc(fscは色副搬送波周波
数(3.579545MHz ))であり、データ長(
=N−1)が63(“1”の数が32で、“0”の数が
31)である。
クル整形フィルタ3、テレビジョン信号及びタイミング
信号発生手段4、加算器5並びに変調器6によって構成
されている。テレビジョン信号及びタイミング信号発生
手段4は、同期信号とバースト信号とを有するテレビジ
ョン信号CSを生成して加算器5に出力すると共に、基
準信号発生器2にタイミング信号Taを与えている。基
準信号発生器2は、タイミング信号Taに基づいて、垂
直帰線期間の第19H(Hは水平期間)及び第282H
の各タイミングで、疑似雑音データ系列{ak}を5回
づつ繰返し発生する。この疑似雑音データ系列{ak}
は、データレートが2fsc(fscは色副搬送波周波
数(3.579545MHz ))であり、データ長(
=N−1)が63(“1”の数が32で、“0”の数が
31)である。
【0005】この疑似雑音データ系列{ak}は、スペ
トクル整形フィルタ3によって、fscを中心周波数と
したロールオフ特性が付与された後、加算器5に与えら
れる。なお、文献1に記載されているように、スペトク
ル整形フィルタ3は必ずしもロールオフ特性を付与する
フィルタである必要はない。加算器5はテレビジョン信
号CSとスペトクル整形された疑似雑音データ系列{a
k}とを合成する。
トクル整形フィルタ3によって、fscを中心周波数と
したロールオフ特性が付与された後、加算器5に与えら
れる。なお、文献1に記載されているように、スペトク
ル整形フィルタ3は必ずしもロールオフ特性を付与する
フィルタである必要はない。加算器5はテレビジョン信
号CSとスペトクル整形された疑似雑音データ系列{a
k}とを合成する。
【0006】図13は加算器5の合成出力を示す波形図
である。図13に示すように、テレビジョン信号の第1
9,282Hに夫々5つの疑似雑音データ系列{ak}
が重畳される。疑似雑音データ系列{ak}は論理“1
”と論理“0”の2値であり、“1”のレベルはホワイ
トピークレベル(100IRE)に設定され、“0”の
レベルはペデスタルレベル(0IRE)に設定される。 なお、バースト信号から1つ目の疑似雑音データ系列{
ak}が重畳されるまでの期間(以下、クランプ期間と
いう)のペデスタルレベルの信号も基準信号発生器2に
よって作成されている。
である。図13に示すように、テレビジョン信号の第1
9,282Hに夫々5つの疑似雑音データ系列{ak}
が重畳される。疑似雑音データ系列{ak}は論理“1
”と論理“0”の2値であり、“1”のレベルはホワイ
トピークレベル(100IRE)に設定され、“0”の
レベルはペデスタルレベル(0IRE)に設定される。 なお、バースト信号から1つ目の疑似雑音データ系列{
ak}が重畳されるまでの期間(以下、クランプ期間と
いう)のペデスタルレベルの信号も基準信号発生器2に
よって作成されている。
【0007】加算器5からの合成信号は変調器6によっ
て残留側帯波変調され、送信装置1の出力信号として伝
送路7に送出される。こうして、垂直帰線期間に基準信
号として疑似雑音データ系列{ak}が重畳されたNT
SC方式等のテレビジョン信号が送出される。伝送路7
は通常空中である。伝送路7を介して伝送されたテレビ
ジョン信号は、受信装置の同期復調器8で復調される。
て残留側帯波変調され、送信装置1の出力信号として伝
送路7に送出される。こうして、垂直帰線期間に基準信
号として疑似雑音データ系列{ak}が重畳されたNT
SC方式等のテレビジョン信号が送出される。伝送路7
は通常空中である。伝送路7を介して伝送されたテレビ
ジョン信号は、受信装置の同期復調器8で復調される。
【0008】同期復調器8からのベースバンドのテレビ
ジョン信号はクランプ回路10及びクロックタイミング
発生手段9に入力される。クランプ回路10は、クロッ
クタイミング発生手段9からクランプタイミングが指示
されて、テレビジョン信号のクランプ期間(図13参照
)のレベルを0IREにクランプして、A/D変換器1
1に与える。A/D変換器11は、クロックタイミング
発生手段9から周波数が2fscのクロックが与えられ
て、アナログベースバンド信号をディジタル化する。な
お、説明の便宜上、折り返し雑音除去用のローパスフィ
ルタは図示を省略する。クランプ回路10及びA/D変
換器11は、後述するように、直流オフセットΔを発生
するので、これらをまとめて直流オフセット発生源12
とする。
ジョン信号はクランプ回路10及びクロックタイミング
発生手段9に入力される。クランプ回路10は、クロッ
クタイミング発生手段9からクランプタイミングが指示
されて、テレビジョン信号のクランプ期間(図13参照
)のレベルを0IREにクランプして、A/D変換器1
1に与える。A/D変換器11は、クロックタイミング
発生手段9から周波数が2fscのクロックが与えられ
て、アナログベースバンド信号をディジタル化する。な
お、説明の便宜上、折り返し雑音除去用のローパスフィ
ルタは図示を省略する。クランプ回路10及びA/D変
換器11は、後述するように、直流オフセットΔを発生
するので、これらをまとめて直流オフセット発生源12
とする。
【0009】A/D変換器11の出力のうち送信側で重
畳した疑似雑音データ系列{ak}に対応する部分を受
信基準信号{ck}とする。畳み込み演算手段13はこ
の受信基準信号{ck}と係数メモリ14に格納された
内部基準信号{bk}との畳み込み演算を行って、両者
の相関を求める。
畳した疑似雑音データ系列{ak}に対応する部分を受
信基準信号{ck}とする。畳み込み演算手段13はこ
の受信基準信号{ck}と係数メモリ14に格納された
内部基準信号{bk}との畳み込み演算を行って、両者
の相関を求める。
【0010】図14は畳み込み演算手段13の具体的な
構成を示す回路図である。畳み込み演算手段13はトラ
ンスバーサルフィルタによって構成されている。受信基
準信号{ck}はN−1個の係数器M1 乃至MN−1
に与えられる。各係数器M1 乃至MN−1 には夫
々係数メモリ14から内部基準信号{bk}の各係数b
1 乃至bN−1 が与えられており、各係数器M1
乃至MN−1 は夫々受信基準信号{ck}に係数b1
乃至bN−1 を付与して出力する。 係数器M1の出力は単位時間(1/2fsc)の遅延を
与えるラッチD1 を介して加算器A2 に与えられ、
係数器M2 乃至MN−1 の出力は夫々加算器A2
乃至AN−1 に与えられる。加算器A2 乃至AN−
2 の出力は夫々単位時間の遅延を与えるラッチD2
乃至DN−2 を介して次段の加算器A3 乃至AN−
1 に与えられ、加算器A2 乃至AN−1 は2入力
を加算して出力する。こうして、係数が付与された受信
基準信号{ck}は遅延されて加算され、加算器AN−
1 の出力はラッチDN−1 によって単位時間遅延さ
れて相関出力{fk}として出力される。すなわち、図
のトランスバーサルフィルタによって、受信基準信号{
ck}と内部基準信号{bk}との畳み込み演算が行わ
れることになる。
構成を示す回路図である。畳み込み演算手段13はトラ
ンスバーサルフィルタによって構成されている。受信基
準信号{ck}はN−1個の係数器M1 乃至MN−1
に与えられる。各係数器M1 乃至MN−1 には夫
々係数メモリ14から内部基準信号{bk}の各係数b
1 乃至bN−1 が与えられており、各係数器M1
乃至MN−1 は夫々受信基準信号{ck}に係数b1
乃至bN−1 を付与して出力する。 係数器M1の出力は単位時間(1/2fsc)の遅延を
与えるラッチD1 を介して加算器A2 に与えられ、
係数器M2 乃至MN−1 の出力は夫々加算器A2
乃至AN−1 に与えられる。加算器A2 乃至AN−
2 の出力は夫々単位時間の遅延を与えるラッチD2
乃至DN−2 を介して次段の加算器A3 乃至AN−
1 に与えられ、加算器A2 乃至AN−1 は2入力
を加算して出力する。こうして、係数が付与された受信
基準信号{ck}は遅延されて加算され、加算器AN−
1 の出力はラッチDN−1 によって単位時間遅延さ
れて相関出力{fk}として出力される。すなわち、図
のトランスバーサルフィルタによって、受信基準信号{
ck}と内部基準信号{bk}との畳み込み演算が行わ
れることになる。
【0011】係数メモリ14の内部基準信号{bk}は
疑似雑音データ系列{ak}の論理“0”を論理“−1
”に置き換えたものである。すなわち、N−1個の係数
器M1 乃至MN−1 は、受信基準信号{ck}をそ
のまま通過させるか、又は、極性反転して通過させる。 したがって、受信基準信号{ck}に対して内部基準信
号{bk}が遅延していないタイミングでは、相関出力
{fk}は疑似雑音データ系列{ak}の論理“1”の
数に対応した振幅値(N/2)となる。また、伝送路7
等で歪がなければ、他のタイミングでは相関出力{fk
}は0であることが文献1で説明されている。
疑似雑音データ系列{ak}の論理“0”を論理“−1
”に置き換えたものである。すなわち、N−1個の係数
器M1 乃至MN−1 は、受信基準信号{ck}をそ
のまま通過させるか、又は、極性反転して通過させる。 したがって、受信基準信号{ck}に対して内部基準信
号{bk}が遅延していないタイミングでは、相関出力
{fk}は疑似雑音データ系列{ak}の論理“1”の
数に対応した振幅値(N/2)となる。また、伝送路7
等で歪がなければ、他のタイミングでは相関出力{fk
}は0であることが文献1で説明されている。
【0012】図15はこれらの疑似雑音データ系列{a
k}、内部基準信号{bk}、受信基準信号{ck}及
び相関出力{fk}の関係を示す説明図である。
k}、内部基準信号{bk}、受信基準信号{ck}及
び相関出力{fk}の関係を示す説明図である。
【0013】図15(a),(b)に示すように、デー
タ長N−1の疑似雑音データ系列{ak}が伝送路7等
で遅延して、A/D変換器11から受信基準信号{ck
}が出力される。この受信基準信号{ck}と係数メモ
リ14からの内部基準信号{bk}(図15(c))と
の畳み込み演算によって得られる相関出力{fk}は図
15(d)に示すものとなる。受信基準信号{ck}に
対して内部基準信号{bk}が遅延していないタイミン
グの相関出力{fk}は、図15(d)に示すようにメ
インパルスとなり、その振幅はN/2である。また、こ
のタイミングから受信基準信号{ck}を内部基準信号
{bk}に対して1単位時間づつ遅延させた他の各タイ
ミングでは、伝送路7等の歪に応じた相関出力{fk}
が得られる。例えば、メインパルス相互間のサブパルス
は、伝送路7において混入したゴースト信号を示してい
る。
タ長N−1の疑似雑音データ系列{ak}が伝送路7等
で遅延して、A/D変換器11から受信基準信号{ck
}が出力される。この受信基準信号{ck}と係数メモ
リ14からの内部基準信号{bk}(図15(c))と
の畳み込み演算によって得られる相関出力{fk}は図
15(d)に示すものとなる。受信基準信号{ck}に
対して内部基準信号{bk}が遅延していないタイミン
グの相関出力{fk}は、図15(d)に示すようにメ
インパルスとなり、その振幅はN/2である。また、こ
のタイミングから受信基準信号{ck}を内部基準信号
{bk}に対して1単位時間づつ遅延させた他の各タイ
ミングでは、伝送路7等の歪に応じた相関出力{fk}
が得られる。例えば、メインパルス相互間のサブパルス
は、伝送路7において混入したゴースト信号を示してい
る。
【0014】すなわち、畳み込み演算手段13の相関出
力{fk}は、伝送過程のインパルス応答を示しており
、この応答によって送受信系を含む伝送路の特性を検出
することができる(文献1によって詳述)。
力{fk}は、伝送過程のインパルス応答を示しており
、この応答によって送受信系を含む伝送路の特性を検出
することができる(文献1によって詳述)。
【0015】しかしながら、実際には、クランプ回路1
0のクランプ電位の誤差及びA/D変換器11の基準電
位の誤差によって、クランプ期間のレベルは0IREと
はならず、直流オフセットΔが加算されてしまう。そう
すると、伝送中が無歪である場合でも、受信基準信号{
ck}のレベルは直流オフセットΔだけ高くなり、図1
5(d)に示すように、インパルス応答に直流オフセッ
トΔが加算されてしまう。すなわち、この直流オフセッ
トΔは、全遅延時間に亘るマルチゴースト応答と等価で
あり、伝送特性検出の大きさ妨げとなる。
0のクランプ電位の誤差及びA/D変換器11の基準電
位の誤差によって、クランプ期間のレベルは0IREと
はならず、直流オフセットΔが加算されてしまう。そう
すると、伝送中が無歪である場合でも、受信基準信号{
ck}のレベルは直流オフセットΔだけ高くなり、図1
5(d)に示すように、インパルス応答に直流オフセッ
トΔが加算されてしまう。すなわち、この直流オフセッ
トΔは、全遅延時間に亘るマルチゴースト応答と等価で
あり、伝送特性検出の大きさ妨げとなる。
【0016】直流オフセットΔとメインパルスの値との
比を−60dB以下にするためには、下記(1)式を満
足する必要がある。
比を−60dB以下にするためには、下記(1)式を満
足する必要がある。
【0017】
20log(Δ/((N/2)+Δ)
≒20log(Δ/(N/2))≦−60
…(1)したがって、直流オフセット
Δの上限は下記(2)式によって定まる。
…(1)したがって、直流オフセット
Δの上限は下記(2)式によって定まる。
【0018】
Δ≦(N/2)×0.001
…(2)但し、1=10
0IREである。
…(2)但し、1=10
0IREである。
【0019】N=64の場合には、下記(3)式が成立
する。
する。
【0020】
Δ≦3.2IRE
…(3)この
(3)式のΔの値から、伝送特性検出を十分な精度で行
うためには、直流オフセットΔに十分留意して回路設計
及び電源設計をしなければならないことが分かる。 また、(2)式から明らかなように、直流オフセットΔ
は、疑似雑音データ系列{ak}のデータ長に反比例す
る。すなわち、疑似雑音データ系列{ak}のデータ長
を短くした場合には、直流オフセットΔとして許容され
る上限は一層低くなる。
…(3)この
(3)式のΔの値から、伝送特性検出を十分な精度で行
うためには、直流オフセットΔに十分留意して回路設計
及び電源設計をしなければならないことが分かる。 また、(2)式から明らかなように、直流オフセットΔ
は、疑似雑音データ系列{ak}のデータ長に反比例す
る。すなわち、疑似雑音データ系列{ak}のデータ長
を短くした場合には、直流オフセットΔとして許容され
る上限は一層低くなる。
【0021】ところで、パーシャルレスポンス方式で伝
送される3値(1,0,−1)のデータ伝送系に適した
インパルス列{ak}として、“1”と“−1”とから
なる疑似雑音データ系列が考えられる。この疑似雑音デ
ータ系列{ak}を送信側でテレビジョン信号に重畳し
て伝送した場合には、内部基準信号{bk}を“1”と
“0”とで構成したデータ列に設定する。この場合には
、直流オフセット値は(N/2)Δであり、更に、“−
1”乃至“0”乃至“1”間のレベルを100IREに
設定するので、図の場合と同様の検出精度を得るために
は、直流オフセットを1/(2・(N/2))=1/N
倍に設定しなければならない。つまり、直流オフセット
とメインパルスの値との比を−60dB以下にするため
には、直流オフセット源12の直流オフセットΔを0.
05IREまで低下させなければならない。
送される3値(1,0,−1)のデータ伝送系に適した
インパルス列{ak}として、“1”と“−1”とから
なる疑似雑音データ系列が考えられる。この疑似雑音デ
ータ系列{ak}を送信側でテレビジョン信号に重畳し
て伝送した場合には、内部基準信号{bk}を“1”と
“0”とで構成したデータ列に設定する。この場合には
、直流オフセット値は(N/2)Δであり、更に、“−
1”乃至“0”乃至“1”間のレベルを100IREに
設定するので、図の場合と同様の検出精度を得るために
は、直流オフセットを1/(2・(N/2))=1/N
倍に設定しなければならない。つまり、直流オフセット
とメインパルスの値との比を−60dB以下にするため
には、直流オフセット源12の直流オフセットΔを0.
05IREまで低下させなければならない。
【0022】しかしながら、現実には直流オフセットを
0.05IREまで低下させることは不可能である。ま
た、直流オフセットとメインパルスの値との比を−40
dB以下に設定しようとした場合でも、直流オフセット
を0.5IREまで低下させなければならず、これも極
めて困難である。人間のゴースト検知限界が約−40d
Bであることを考慮すると、伝送路特性の有効な検出を
可能にするためには、極めて高価な回路を使用しても直
流オフセットを0.5IRE以下に低下させる必要があ
る。
0.05IREまで低下させることは不可能である。ま
た、直流オフセットとメインパルスの値との比を−40
dB以下に設定しようとした場合でも、直流オフセット
を0.5IREまで低下させなければならず、これも極
めて困難である。人間のゴースト検知限界が約−40d
Bであることを考慮すると、伝送路特性の有効な検出を
可能にするためには、極めて高価な回路を使用しても直
流オフセットを0.5IRE以下に低下させる必要があ
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の伝送路応答検出装置においては、直流オフセット
発生源の直流オフセットによって、伝送路特性の検出精
度が極めて低いという問題点があった。
従来の伝送路応答検出装置においては、直流オフセット
発生源の直流オフセットによって、伝送路特性の検出精
度が極めて低いという問題点があった。
【0024】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、受信側で発生する直流オフセットを相殺す
ることによって伝送路特性の検出精度を著しく向上させ
ることができる伝送路応答検出装置を提供することを目
的とする。
のであって、受信側で発生する直流オフセットを相殺す
ることによって伝送路特性の検出精度を著しく向上させ
ることができる伝送路応答検出装置を提供することを目
的とする。
【0025】[発明の構成]
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
伝送路応答検出装置は、疑似雑音データ系列を発生する
基準信号発生器と、前記疑似雑音データ系列を極性反転
させる極性反転手段と、前記疑似雑音データ系列と前記
極性反転手段によって極性反転された疑似雑音データ系
列とを所定周期で切換選択して夫々テレビジョン信号の
所定の2ラインに重畳して送出する合成手段とを具備し
たものであり、本発明の請求項2に係る伝送路応答検出
装置は、疑似雑音データ系列が所定周期で極性反転され
て重畳されたテレビジョン信号が所定の伝送路を介して
入力され前記疑似雑音データ系列を取出す受信手段と、
前記テレビジョン信号に重畳されている疑似雑音データ
系列に対応したデータ系列の内部基準信号を発生する内
部基準信号発生手段と、前記内部基準信号を前記疑似雑
音データ系列の極性反転周期に応じて極性反転させる極
性反転手段と、前記受信手段からの疑似雑音データ系列
と前記極性反転手段からの内部基準信号との畳み込み演
算を行う畳み込み演算手段と、前記疑似雑音データ系列
の極性反転周期前後の前記畳み込み演算手段の出力を加
算することにより伝送特性を求める加算手段とを具備し
たものであり、本発明の請求項3に係る伝送路応答検出
装置は、疑似雑音データ系列が所定周期で極性反転され
て重畳されたテレビジョン信号が所定の伝送路を介して
入力され前記疑似雑音データ系列を取出す受信手段と、
前記テレビジョン信号に重畳されている疑似雑音データ
系列に対応したデータ系列の内部基準信号を発生する内
部基準信号発生手段と、前記受信手段からの疑似雑音デ
ータ系列と前記内部基準信号との畳み込み演算を行う畳
み込み演算手段と、前記畳み込み演算手段の出力に対し
て前記疑似雑音データ系列の極性反転周期前後で加算処
理することにより伝送特性を求める加算手段とを具備し
たものであり、本発明の請求項4に係る伝送路応答検出
装置は、疑似雑音データ系列が所定周期で極性反転され
て重畳されたテレビジョン信号が所定の伝送路を介して
入力され前記疑似雑音データ系列を取出す受信手段と、
前記テレビジョン信号に重畳されている疑似雑音データ
系列に対応したデータ系列の内部基準信号を発生する内
部基準信号発生手段と、前記受信手段からの疑似雑音デ
ータ系列と前記内部基準信号との畳み込み演算を行う畳
み込み演算手段と、前記畳み込み演算手段の出力に対し
て前記疑似雑音データ系列の極性反転周期前後で加算処
理すると共に前記疑似雑音データ系列の極性反転周期で
極性反転処理することにより伝送特性を求める加算及び
極性反転手段とを具備したものであり、本発明の請求項
5に係る伝送路応答検出装置は、請求項2,3,4にお
いて、前記受信手段が、疑似雑音データ系列を発生する
基準信号発生器と、前記疑似雑音データ系列を極性反転
させる極性反転手段と、前記疑似雑音データ系列と前記
極性反転手段によって極性反転された疑似雑音データ系
列とを所定周期で切換選択して夫々テレビジョン信号の
所定の2ラインに重畳して送出する合成手段によって構
成される送信装置からのテレビジョン信号が入力された
ものである。
伝送路応答検出装置は、疑似雑音データ系列を発生する
基準信号発生器と、前記疑似雑音データ系列を極性反転
させる極性反転手段と、前記疑似雑音データ系列と前記
極性反転手段によって極性反転された疑似雑音データ系
列とを所定周期で切換選択して夫々テレビジョン信号の
所定の2ラインに重畳して送出する合成手段とを具備し
たものであり、本発明の請求項2に係る伝送路応答検出
装置は、疑似雑音データ系列が所定周期で極性反転され
て重畳されたテレビジョン信号が所定の伝送路を介して
入力され前記疑似雑音データ系列を取出す受信手段と、
前記テレビジョン信号に重畳されている疑似雑音データ
系列に対応したデータ系列の内部基準信号を発生する内
部基準信号発生手段と、前記内部基準信号を前記疑似雑
音データ系列の極性反転周期に応じて極性反転させる極
性反転手段と、前記受信手段からの疑似雑音データ系列
と前記極性反転手段からの内部基準信号との畳み込み演
算を行う畳み込み演算手段と、前記疑似雑音データ系列
の極性反転周期前後の前記畳み込み演算手段の出力を加
算することにより伝送特性を求める加算手段とを具備し
たものであり、本発明の請求項3に係る伝送路応答検出
装置は、疑似雑音データ系列が所定周期で極性反転され
て重畳されたテレビジョン信号が所定の伝送路を介して
入力され前記疑似雑音データ系列を取出す受信手段と、
前記テレビジョン信号に重畳されている疑似雑音データ
系列に対応したデータ系列の内部基準信号を発生する内
部基準信号発生手段と、前記受信手段からの疑似雑音デ
ータ系列と前記内部基準信号との畳み込み演算を行う畳
み込み演算手段と、前記畳み込み演算手段の出力に対し
て前記疑似雑音データ系列の極性反転周期前後で加算処
理することにより伝送特性を求める加算手段とを具備し
たものであり、本発明の請求項4に係る伝送路応答検出
装置は、疑似雑音データ系列が所定周期で極性反転され
て重畳されたテレビジョン信号が所定の伝送路を介して
入力され前記疑似雑音データ系列を取出す受信手段と、
前記テレビジョン信号に重畳されている疑似雑音データ
系列に対応したデータ系列の内部基準信号を発生する内
部基準信号発生手段と、前記受信手段からの疑似雑音デ
ータ系列と前記内部基準信号との畳み込み演算を行う畳
み込み演算手段と、前記畳み込み演算手段の出力に対し
て前記疑似雑音データ系列の極性反転周期前後で加算処
理すると共に前記疑似雑音データ系列の極性反転周期で
極性反転処理することにより伝送特性を求める加算及び
極性反転手段とを具備したものであり、本発明の請求項
5に係る伝送路応答検出装置は、請求項2,3,4にお
いて、前記受信手段が、疑似雑音データ系列を発生する
基準信号発生器と、前記疑似雑音データ系列を極性反転
させる極性反転手段と、前記疑似雑音データ系列と前記
極性反転手段によって極性反転された疑似雑音データ系
列とを所定周期で切換選択して夫々テレビジョン信号の
所定の2ラインに重畳して送出する合成手段によって構
成される送信装置からのテレビジョン信号が入力された
ものである。
【0026】
【作用】本発明において、送信側では、所定周期で疑似
雑音データ系列の極性を反転させて夫々テレビジョン信
号の所定の2ラインに重畳させて送出する。受信側では
、内部基準信号発生手段が疑似雑音データ系列に応じた
内部基準信号を発生する。受信した疑似雑音データ系列
と内部基準信号との畳み込み演算だけでは、伝送特性の
検出出力に受信側回路の直流オフセットが加算される。 極性反転手段によって、畳み込み演算手段に与える内部
基準信号の極性を疑似雑音データ系列の極性反転周期で
反転させるか、又は、畳み込み演算手段の出力を疑似雑
音データ系列の極性反転周期で極性反転させることによ
り、疑似雑音データ系列の極性反転周期では直流オフセ
ットを異符号にすることができる。加算手段が極性反転
手段の出力を疑似雑音データ系列の極性反転周期前後で
加算することにより、直流オフセットは相殺される。畳
み込み演算手段の出力に対する極性反転処理と加算手段
による加算処理とは線形処理であり、畳み込み演算手段
の出力を加算手段が加算した後、極性反転手段が極性反
転させても直流オフセットを除去することができる。
雑音データ系列の極性を反転させて夫々テレビジョン信
号の所定の2ラインに重畳させて送出する。受信側では
、内部基準信号発生手段が疑似雑音データ系列に応じた
内部基準信号を発生する。受信した疑似雑音データ系列
と内部基準信号との畳み込み演算だけでは、伝送特性の
検出出力に受信側回路の直流オフセットが加算される。 極性反転手段によって、畳み込み演算手段に与える内部
基準信号の極性を疑似雑音データ系列の極性反転周期で
反転させるか、又は、畳み込み演算手段の出力を疑似雑
音データ系列の極性反転周期で極性反転させることによ
り、疑似雑音データ系列の極性反転周期では直流オフセ
ットを異符号にすることができる。加算手段が極性反転
手段の出力を疑似雑音データ系列の極性反転周期前後で
加算することにより、直流オフセットは相殺される。畳
み込み演算手段の出力に対する極性反転処理と加算手段
による加算処理とは線形処理であり、畳み込み演算手段
の出力を加算手段が加算した後、極性反転手段が極性反
転させても直流オフセットを除去することができる。
【0027】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る伝送路応答検出装置の
送信側の一実施例を示すブロック図である。図1におい
て図12と同一の構成要素には同一符号を付してある。
て説明する。図1は本発明に係る伝送路応答検出装置の
送信側の一実施例を示すブロック図である。図1におい
て図12と同一の構成要素には同一符号を付してある。
【0028】テレビジョン信号及びタイミング信号発生
手段21は、同期信号とバースト信号とを有するテレビ
ジョン信号CSを生成して加算器5に出力し、基準信号
発生器20にタイミング信号Taを与えると共に、テレ
ビジョンフィールド周期(1/60sec)でレベルが
切換わるフレーム周波数(30Hz )の切換信号Ts
を発生してセレクタ22に出力している。タイミング信
号Taに基づいて、基準信号発生器20は、基準信号と
して、従来と同様に垂直帰線期間の第19H及び第28
2Hの各タイミングで、疑似雑音データ系列{ak}を
5回づつ繰返し発生する。この疑似雑音データ系列{a
k}は、データレートが2fscであり、データ長(=
N−1)が63(“1”の数が32で、“0”の数が3
1)である。 また、基準信号発生器20は、クランプ期間の平坦な信
号も作成して出力している。
手段21は、同期信号とバースト信号とを有するテレビ
ジョン信号CSを生成して加算器5に出力し、基準信号
発生器20にタイミング信号Taを与えると共に、テレ
ビジョンフィールド周期(1/60sec)でレベルが
切換わるフレーム周波数(30Hz )の切換信号Ts
を発生してセレクタ22に出力している。タイミング信
号Taに基づいて、基準信号発生器20は、基準信号と
して、従来と同様に垂直帰線期間の第19H及び第28
2Hの各タイミングで、疑似雑音データ系列{ak}を
5回づつ繰返し発生する。この疑似雑音データ系列{a
k}は、データレートが2fscであり、データ長(=
N−1)が63(“1”の数が32で、“0”の数が3
1)である。 また、基準信号発生器20は、クランプ期間の平坦な信
号も作成して出力している。
【0029】本実施例においては、基準信号発生器20
の出力は極性反転手段24を介してスペトクル整形フィ
ルタ3に与えられるようになっている。極性反転手段2
4は、セレクタ22とインバータ23とを有しており、
セレクタ22には基準信号発生器20からの疑似雑音デ
ータ系列{ak}がそのまま入力されると共に、インバ
ータ23によって反転された疑似雑音データ系列{−a
k}が入力される。セレクタ22はテレビジョン信号及
びタイミング信号発生手段21から切換信号Tsが与え
られており、セレクタ22はフィールド周期でデータ系
列{ak}とデータ系列{−ak}とを切換えて出力す
る。
の出力は極性反転手段24を介してスペトクル整形フィ
ルタ3に与えられるようになっている。極性反転手段2
4は、セレクタ22とインバータ23とを有しており、
セレクタ22には基準信号発生器20からの疑似雑音デ
ータ系列{ak}がそのまま入力されると共に、インバ
ータ23によって反転された疑似雑音データ系列{−a
k}が入力される。セレクタ22はテレビジョン信号及
びタイミング信号発生手段21から切換信号Tsが与え
られており、セレクタ22はフィールド周期でデータ系
列{ak}とデータ系列{−ak}とを切換えて出力す
る。
【0030】極性反転手段24の出力はスペトクル整形
フィルタ3によって整形された後、加算器5に与えられ
る。加算器5はスペトクル整形フィルタ3の出力とテレ
ビジョン信号CSとを合成して合成出力を変調器6に与
える。変調器6は合成出力を残留側帯波変調して図示し
ない伝送路に出力するようになっている。
フィルタ3によって整形された後、加算器5に与えられ
る。加算器5はスペトクル整形フィルタ3の出力とテレ
ビジョン信号CSとを合成して合成出力を変調器6に与
える。変調器6は合成出力を残留側帯波変調して図示し
ない伝送路に出力するようになっている。
【0031】図2は加算器5からの合成出力を示す波形
図である。図2(a)は第19Hを示し、図2(b)は
第282Hを示している。
図である。図2(a)は第19Hを示し、図2(b)は
第282Hを示している。
【0032】図2(a)に示すように、第19Hの疑似
雑音データ系列{ak}は、クランプ期間のレベルが5
0IREに設定されており、論理“0”のレベルが50
IREに設定され、論理“1”のレベルが100IRE
に設定されている。また、図2(b)に示すように、第
282Hに重畳されたデータ系列{−ak}は“0”と
“−1”の2値であり、クランプ期間のレベルが50I
REに設定され、論理“0”は50IREで、論理“−
1”は0IREに設定される。すなわち、データの振幅
は従来の1/2となっている。
雑音データ系列{ak}は、クランプ期間のレベルが5
0IREに設定されており、論理“0”のレベルが50
IREに設定され、論理“1”のレベルが100IRE
に設定されている。また、図2(b)に示すように、第
282Hに重畳されたデータ系列{−ak}は“0”と
“−1”の2値であり、クランプ期間のレベルが50I
REに設定され、論理“0”は50IREで、論理“−
1”は0IREに設定される。すなわち、データの振幅
は従来の1/2となっている。
【0033】図3は本発明に係る伝送路応答検出装置の
受信側の一実施例を示すブロック図である。図3におい
て図12と同一の構成要素には同一符号を付してある。
受信側の一実施例を示すブロック図である。図3におい
て図12と同一の構成要素には同一符号を付してある。
【0034】図示しない伝送路からのテレビジョン信号
は同期復調器8に与えられる。同期復調器8は入力され
た信号を同期復調してベースバンドのテレビジョン信号
を直流オフセット発生源12及びクロックタイミング発
生手段25に与える。クロックタイミング発生手段25
はクランプタイミング信号及び周波数が2fscのクロ
ックを発生すると共に、フィールド周期でレベルが切換
わる切換信号Trをセレクタに出力するようになってい
る。
は同期復調器8に与えられる。同期復調器8は入力され
た信号を同期復調してベースバンドのテレビジョン信号
を直流オフセット発生源12及びクロックタイミング発
生手段25に与える。クロックタイミング発生手段25
はクランプタイミング信号及び周波数が2fscのクロ
ックを発生すると共に、フィールド周期でレベルが切換
わる切換信号Trをセレクタに出力するようになってい
る。
【0035】直流オフセット発生源12は、従来と同様
に、クランプ回路及びA/D変換器によって構成されて
おり、クロックタイミング発生手段25からのクランプ
タイミング信号及びクロックによって、テレビジョン信
号のクランプ期間のレベルを50IREにクランプする
と共に、ディジタル化して畳み込み演算手段13に出力
するようになっている。この直流オフセット発生源12
から疑似雑音データ系列{ak},{−ak}に対応し
た受信基準信号{ck},{−ck}が出力される。こ
の受信基準信号{ck},{−ck}には直流オフセッ
トが発生している。
に、クランプ回路及びA/D変換器によって構成されて
おり、クロックタイミング発生手段25からのクランプ
タイミング信号及びクロックによって、テレビジョン信
号のクランプ期間のレベルを50IREにクランプする
と共に、ディジタル化して畳み込み演算手段13に出力
するようになっている。この直流オフセット発生源12
から疑似雑音データ系列{ak},{−ak}に対応し
た受信基準信号{ck},{−ck}が出力される。こ
の受信基準信号{ck},{−ck}には直流オフセッ
トが発生している。
【0036】一方、係数メモリ14は疑似雑音データ系
列{ak}の論理“0”を論理“−1”に置き換えた内
部基準信号{bk}を発生する。この内部基準信号{b
k}は極性反転手段26のインバータ27によって反転
されてセレクタ28に与えられると共に、直接セレクタ
28に与えられる。セレクタ28はクロックタイミング
発生手段25からのフレーム周波数の切換信号Trが与
えられて、係数メモリ14からの内部基準信号{bk}
とその反転信号{−bk}とをフィールド周期で切換え
て出力するようになっている。すなわち、セレクタ28
はハイレベル(以下、“H”という)切換信号Trによ
って係数メモリ14の出力を選択し、ローレベル(以下
、“L”という)の切換信号Trによってインバータ2
7の出力を選択するようになっている。
列{ak}の論理“0”を論理“−1”に置き換えた内
部基準信号{bk}を発生する。この内部基準信号{b
k}は極性反転手段26のインバータ27によって反転
されてセレクタ28に与えられると共に、直接セレクタ
28に与えられる。セレクタ28はクロックタイミング
発生手段25からのフレーム周波数の切換信号Trが与
えられて、係数メモリ14からの内部基準信号{bk}
とその反転信号{−bk}とをフィールド周期で切換え
て出力するようになっている。すなわち、セレクタ28
はハイレベル(以下、“H”という)切換信号Trによ
って係数メモリ14の出力を選択し、ローレベル(以下
、“L”という)の切換信号Trによってインバータ2
7の出力を選択するようになっている。
【0037】極性反転手段26の出力は畳み込み演算手
段13に与えられる。畳み込み演算手段13は受信基準
信号{ck},{−ck}と極性反転手段26からのデ
ータ列{bk},{−bk}との畳み込み演算を行って
両者の相関を求め、相関出力{fk}を加算手段29に
与える。
段13に与えられる。畳み込み演算手段13は受信基準
信号{ck},{−ck}と極性反転手段26からのデ
ータ列{bk},{−bk}との畳み込み演算を行って
両者の相関を求め、相関出力{fk}を加算手段29に
与える。
【0038】加算手段29は加算器30とフィールド遅
延器31とを有している。フィールド遅延器31は畳み
込み演算手段13の相関出力{fk}を1フィールド遅
延させて加算器30に与える。加算器30は畳み込み演
算手段13から相関出力{fk}が与えられており、1
フィールド前後の相関出力{fk}を加算して伝送特性
応答出力{xk}を出力するようになっている。
延器31とを有している。フィールド遅延器31は畳み
込み演算手段13の相関出力{fk}を1フィールド遅
延させて加算器30に与える。加算器30は畳み込み演
算手段13から相関出力{fk}が与えられており、1
フィールド前後の相関出力{fk}を加算して伝送特性
応答出力{xk}を出力するようになっている。
【0039】次に、このように構成された伝送路応答検
出装置の動作について図4の説明図を参照して説明する
。図4(a)は伝送されたテレビジョン信号に含まれる
疑似雑音データ系列{ak}を示し、図4(b)は直流
オフセット発生源12の出力を示し、図4(c)は切換
信号Trを示し、図4(d)は畳み込み演算手段13に
入力される極性反転手段26の出力を示し、図4(e)
は相関出力{fk}を示し、図4(f)は伝送特性応答
出力{xk}を示している。なお、説明を簡略化するた
めに、送受信系を含む伝送特性は無歪であるものとする
。
出装置の動作について図4の説明図を参照して説明する
。図4(a)は伝送されたテレビジョン信号に含まれる
疑似雑音データ系列{ak}を示し、図4(b)は直流
オフセット発生源12の出力を示し、図4(c)は切換
信号Trを示し、図4(d)は畳み込み演算手段13に
入力される極性反転手段26の出力を示し、図4(e)
は相関出力{fk}を示し、図4(f)は伝送特性応答
出力{xk}を示している。なお、説明を簡略化するた
めに、送受信系を含む伝送特性は無歪であるものとする
。
【0040】同期復調器8には図2(a),(b)に示
す疑似雑音データ系列{ak},{−ak}が重畳され
たテレビジョン信号が入力されるものとする。同期復調
器8においてテレビジョン信号は同期復調され、ベース
バンドのテレビジョン信号が直流オフセット発生源12
に与えられる。直流オフセット発生源12によって、テ
レビジョン信号はクランプ期間が50IREにクランプ
され、ディジタル化されて受信基準信号{ck}として
畳み込み演算手段13に与えられる。
す疑似雑音データ系列{ak},{−ak}が重畳され
たテレビジョン信号が入力されるものとする。同期復調
器8においてテレビジョン信号は同期復調され、ベース
バンドのテレビジョン信号が直流オフセット発生源12
に与えられる。直流オフセット発生源12によって、テ
レビジョン信号はクランプ期間が50IREにクランプ
され、ディジタル化されて受信基準信号{ck}として
畳み込み演算手段13に与えられる。
【0041】一方、係数メモリ14からの内部基準信号
{bk}は極性反転手段26によって極性がフィールド
周期で反転され、畳み込み演算手段13には内部基準信
号{bk},{−bk}が与えられる。
{bk}は極性反転手段26によって極性がフィールド
周期で反転され、畳み込み演算手段13には内部基準信
号{bk},{−bk}が与えられる。
【0042】いま、テレビジョン信号の第19Hが受信
されているものとする。この期間には、図4(a)に示
すように、正極性の疑似雑音データ系列{ak}が受信
される。こうして、直流オフセット発生源12からは、
図4(b)に示すように、正極性の受信基準信号{ck
}が畳み込み演算手段13に与えられる。一方、この場
合には、クロックタイミング発生手段25からの切換信
号Trは“H”であり(図4(c))、セレクタ28は
係数メモリ14の出力を選択する。すなわち、畳み込み
演算手段13には、図4(d)に示すように、正極性の
内部基準信号{bk}が与えられる。
されているものとする。この期間には、図4(a)に示
すように、正極性の疑似雑音データ系列{ak}が受信
される。こうして、直流オフセット発生源12からは、
図4(b)に示すように、正極性の受信基準信号{ck
}が畳み込み演算手段13に与えられる。一方、この場
合には、クロックタイミング発生手段25からの切換信
号Trは“H”であり(図4(c))、セレクタ28は
係数メモリ14の出力を選択する。すなわち、畳み込み
演算手段13には、図4(d)に示すように、正極性の
内部基準信号{bk}が与えられる。
【0043】したがって、畳み込み演算手段13の相関
出力{fk}は、第4図(f)に示すように、従来と同
じ波形となる。ここで、{ak}*{bk}={rk}
(記号*は畳み込み演算を示す)、すなわち、波高値が
N/2のインパルス応答を{rk}とする。直流オフセ
ット値をΔとすると、相関出力{fk}は下記(4)式
で示すことができる。
出力{fk}は、第4図(f)に示すように、従来と同
じ波形となる。ここで、{ak}*{bk}={rk}
(記号*は畳み込み演算を示す)、すなわち、波高値が
N/2のインパルス応答を{rk}とする。直流オフセ
ット値をΔとすると、相関出力{fk}は下記(4)式
で示すことができる。
【0044】
{fk}={ck}*{bk}
=({ak}+Δ)*{bk}
={rk}+Δ
…(4)但し、Δ*{bk}=Δであ
るものとする。
…(4)但し、Δ*{bk}=Δであ
るものとする。
【0045】この(4)式及び図4(e)に示すように
、相関出力{fk}には直流オフセットΔが加算されて
いる。
、相関出力{fk}には直流オフセットΔが加算されて
いる。
【0046】一方、テレビジョン信号の第282Hが受
信されている期間には、図4(a)に示すように、負極
性の疑似雑音データ系列{−ak}が同期復調器8に与
えられる。同期復調器8からのベースバンドのテレビジ
ョン信号は直流オフセット発生源12を介して出力され
、畳み込み演算手段13には、図4(b)に示す負極性
の受信基準信号{−ck}が与えられる。一方、この場
合には、クロックタイミング発生手段25からの切換信
号Trは“L”であり(図4(c))、セレクタ28は
インバータ27の出力を選択する。すなわち、畳み込み
演算手段13には、図4(d)に示すように、負極性の
内部基準信号{−bk}が与えられる。
信されている期間には、図4(a)に示すように、負極
性の疑似雑音データ系列{−ak}が同期復調器8に与
えられる。同期復調器8からのベースバンドのテレビジ
ョン信号は直流オフセット発生源12を介して出力され
、畳み込み演算手段13には、図4(b)に示す負極性
の受信基準信号{−ck}が与えられる。一方、この場
合には、クロックタイミング発生手段25からの切換信
号Trは“L”であり(図4(c))、セレクタ28は
インバータ27の出力を選択する。すなわち、畳み込み
演算手段13には、図4(d)に示すように、負極性の
内部基準信号{−bk}が与えられる。
【0047】畳み込み演算手段13は受信基準信号{−
ck}と内部基準信号{−bk}との畳み込み演算によ
って相関出力{fk}を求める。疑似雑音データ系列{
−ak}が論理“−1”と論理“0”の組合わせであり
、内部基準信号{−bk}が論理“1”と論理“−1”
の組合わせであるので、直流オフセットを無視した場合
の相関出力{fk}は、波高値が第19Hと同様にN/
2のインパルス応答波形となる。
ck}と内部基準信号{−bk}との畳み込み演算によ
って相関出力{fk}を求める。疑似雑音データ系列{
−ak}が論理“−1”と論理“0”の組合わせであり
、内部基準信号{−bk}が論理“1”と論理“−1”
の組合わせであるので、直流オフセットを無視した場合
の相関出力{fk}は、波高値が第19Hと同様にN/
2のインパルス応答波形となる。
【0048】ここで、インパルス応答{rk}={−a
k}*{−bk}を用いて、直流オフセットを考慮した
相関出力{fk}を下記(5)式に示す。
k}*{−bk}を用いて、直流オフセットを考慮した
相関出力{fk}を下記(5)式に示す。
【0049】
{fk}={−ck}*{−bk}
=({−ak}+Δ)*{−bk}
={rk}−Δ
…(5)この(5)式及び図4(
e)に示すように、相関出力{fk}に加算される直流
オフセットは(−Δ)であり、第19Hで加算される直
流オフセットに対して逆極性である。
…(5)この(5)式及び図4(
e)に示すように、相関出力{fk}に加算される直流
オフセットは(−Δ)であり、第19Hで加算される直
流オフセットに対して逆極性である。
【0050】畳み込み演算手段13からの相関出力{f
k}はそのまま加算器30に与えられると共に、フィー
ルド遅延器31によって1フィールド期間遅延されて加
算器30に与えられる。すなわち、加算器30には上記
(4),(5)式の相関出力{fk}が入力されること
になる。 加算器30は1フィールド前後の相関出力{fk}を加
算して伝送特性応答出力{xk}として出力する。上記
(4),(5)式を加算すると、直流オフセットΔは相
殺され、2rkのインパルス応答が得られる。すなわち
、図4(f)に示すように、直流オフセットが除去され
た伝送特性応答出力{xk}が得られる。
k}はそのまま加算器30に与えられると共に、フィー
ルド遅延器31によって1フィールド期間遅延されて加
算器30に与えられる。すなわち、加算器30には上記
(4),(5)式の相関出力{fk}が入力されること
になる。 加算器30は1フィールド前後の相関出力{fk}を加
算して伝送特性応答出力{xk}として出力する。上記
(4),(5)式を加算すると、直流オフセットΔは相
殺され、2rkのインパルス応答が得られる。すなわち
、図4(f)に示すように、直流オフセットが除去され
た伝送特性応答出力{xk}が得られる。
【0051】このように、本実施例においては、送信側
において疑似雑音データ系列{ak}をフィールド周期
で反転し、一方受信側においても畳み込み演算手段13
に与える内部基準信号{bk}をフィールド周期で反転
させ、フィールド前後の相関出力{fk}を加算するこ
とにより、直流オフセットを相殺した伝送特性応答出力
{xk}を得ている。伝送特性応答出力の直流オフセッ
トを除去できるので、極めて高精度の伝送路応答検出が
可能である。
において疑似雑音データ系列{ak}をフィールド周期
で反転し、一方受信側においても畳み込み演算手段13
に与える内部基準信号{bk}をフィールド周期で反転
させ、フィールド前後の相関出力{fk}を加算するこ
とにより、直流オフセットを相殺した伝送特性応答出力
{xk}を得ている。伝送特性応答出力の直流オフセッ
トを除去できるので、極めて高精度の伝送路応答検出が
可能である。
【0052】図5は本発明の他の実施例に係る伝送路応
答検出装置の受信側の一実施例を示すブロック図である
。図5において図3と同一の構成要素には同一符号を付
して説明を省略する。
答検出装置の受信側の一実施例を示すブロック図である
。図5において図3と同一の構成要素には同一符号を付
して説明を省略する。
【0053】本実施例の送信側装置は第1図の構成と同
一である。本実施例の受信側装置が図3の実施例と異な
る点は、係数メモリ14の内部基準信号{bk}を畳み
込み演算手段13に直接与え、畳み込み演算手段13の
出力を図3の極性反転手段26と同一構成の極性反転手
段36を介して加算手段29に与えたことである。他の
構成は図3と同様である。
一である。本実施例の受信側装置が図3の実施例と異な
る点は、係数メモリ14の内部基準信号{bk}を畳み
込み演算手段13に直接与え、畳み込み演算手段13の
出力を図3の極性反転手段26と同一構成の極性反転手
段36を介して加算手段29に与えたことである。他の
構成は図3と同様である。
【0054】次に、このように構成された実施例の動作
について図6の説明図を参照して説明する。図6(a)
は直流オフセット発生源12からの受信基準信号{ck
}を示し、図6(b)は相関出力{fk}を示し、図6
(c)は切換信号Trを示し、図6(d)は極性反転手
段36の出力{ek}を示し、図6(e)は加算手段2
9からの伝送特性応答出力{xk}を示している。なお
、説明の便宜上、送受信系を含む伝送路は無歪であるも
のとする。
について図6の説明図を参照して説明する。図6(a)
は直流オフセット発生源12からの受信基準信号{ck
}を示し、図6(b)は相関出力{fk}を示し、図6
(c)は切換信号Trを示し、図6(d)は極性反転手
段36の出力{ek}を示し、図6(e)は加算手段2
9からの伝送特性応答出力{xk}を示している。なお
、説明の便宜上、送受信系を含む伝送路は無歪であるも
のとする。
【0055】極性反転処理と畳み込み演算は線形処理で
あるので、これらの処理順を入れ換えても同様の作用を
呈する。本実施例においては畳み込み演算手段13には
係数メモリ14から常に内部基準信号{bk}が与えら
れている。第19Hのテレビジョン信号受信中には直流
オフセット発生源12からは正極性の受信基準信号{c
k}が畳み込み演算手段13に与えられる(図6(a)
)。したがって、この場合には、畳み込み演算手段13
には従来と同様の信号が入力されることになり、相関出
力{fk}は図6(b)に示すように、メインパルスが
正極性で、直流オフセットΔが加算されたインパルス応
答となる。
あるので、これらの処理順を入れ換えても同様の作用を
呈する。本実施例においては畳み込み演算手段13には
係数メモリ14から常に内部基準信号{bk}が与えら
れている。第19Hのテレビジョン信号受信中には直流
オフセット発生源12からは正極性の受信基準信号{c
k}が畳み込み演算手段13に与えられる(図6(a)
)。したがって、この場合には、畳み込み演算手段13
には従来と同様の信号が入力されることになり、相関出
力{fk}は図6(b)に示すように、メインパルスが
正極性で、直流オフセットΔが加算されたインパルス応
答となる。
【0056】一方、第282Hのテレビジョン信号受信
中には、直流オフセット発生源12からは、負極性の受
信基準信号{−ck}が畳み込み演算手段13に与えら
れる(図6(a))。この場合には、畳み込み演算手段
13からは、図6(b)に示すように、メインパルスが
負極性で、直流オフセットΔが加算されたインパルス応
答、すなわち、負極性の相関出力{−fk}が出力され
る。
中には、直流オフセット発生源12からは、負極性の受
信基準信号{−ck}が畳み込み演算手段13に与えら
れる(図6(a))。この場合には、畳み込み演算手段
13からは、図6(b)に示すように、メインパルスが
負極性で、直流オフセットΔが加算されたインパルス応
答、すなわち、負極性の相関出力{−fk}が出力され
る。
【0057】畳み込み演算手段13の出力は極性反転手
段36を介して加算手段29に与えられる。極性反転手
段36はクロックタイミング発生手段25からフィール
ド周期で変化する切換信号Trが与えられて、畳み込み
演算手段13からの相関出力{fk},{−fk}をフ
ィールド周期で切換えて出力する。図6(c)に示すよ
うに、第19Hのテレビジョン信号受信中には切換信号
Trは“H”であり、極性反転手段36は相関出力{f
k}をそのまま出力{ek}として加算手段29に与え
る(図6(d))。すなわち、極性反転手段36の出力
{ek}は下記(6)式によって示すことができる。
段36を介して加算手段29に与えられる。極性反転手
段36はクロックタイミング発生手段25からフィール
ド周期で変化する切換信号Trが与えられて、畳み込み
演算手段13からの相関出力{fk},{−fk}をフ
ィールド周期で切換えて出力する。図6(c)に示すよ
うに、第19Hのテレビジョン信号受信中には切換信号
Trは“H”であり、極性反転手段36は相関出力{f
k}をそのまま出力{ek}として加算手段29に与え
る(図6(d))。すなわち、極性反転手段36の出力
{ek}は下記(6)式によって示すことができる。
【0058】
{ek}={fk}
={ck}*{bk}
=({ak}+Δ)*{bk} ={r
k}+Δ
…(6)一方、第282Hのテレビ
ジョン信号受信中には切換信号Trは“L”であり(図
6(c))、相関出力{−fk}は極性反転されて、図
6(d)に示す出力{ek}が加算手段29に与えられ
る。この場合の出力{ek}は下記(7)式によって示
すことができる。
k}+Δ
…(6)一方、第282Hのテレビ
ジョン信号受信中には切換信号Trは“L”であり(図
6(c))、相関出力{−fk}は極性反転されて、図
6(d)に示す出力{ek}が加算手段29に与えられ
る。この場合の出力{ek}は下記(7)式によって示
すことができる。
【0059】
{ek}={−fk}
=−({−ck}*{bk}) =−(
{−ak}+Δ)*{bk}) =−({−rk
}+Δ) ={rk}−Δ
…(7)加算手段2
9は、第19Hの出力{ek}を1フィールド遅延させ
て、第282Hの出力{ek}と加算する。上記(6)
,(7)式の加算から明らかなように、直流オフセット
Δは相殺され、加算手段29からは、図6(e)に示す
ように、直流オフセットが除去された伝送特性応答出力
が得られる。
{−ak}+Δ)*{bk}) =−({−rk
}+Δ) ={rk}−Δ
…(7)加算手段2
9は、第19Hの出力{ek}を1フィールド遅延させ
て、第282Hの出力{ek}と加算する。上記(6)
,(7)式の加算から明らかなように、直流オフセット
Δは相殺され、加算手段29からは、図6(e)に示す
ように、直流オフセットが除去された伝送特性応答出力
が得られる。
【0060】このように、本実施例においても図3の実
施例と同様の効果を得ることができる。
施例と同様の効果を得ることができる。
【0061】図7は本発明の他の実施例に係る伝送路応
答検出装置の受信側を示すブロック図である。図7にお
いて図5と同様の構成要素には同一符号を付して説明を
省略する。
答検出装置の受信側を示すブロック図である。図7にお
いて図5と同様の構成要素には同一符号を付して説明を
省略する。
【0062】本実施例の送信側の構成は図1と同一であ
る。本実施例においては、畳み込み演算手段13の出力
は図3の加算手段29と同一構成の加算手段41及び加
算器43に与えられる。加算手段41は畳み込み演算手
段13からの1フィールド前後の相関出力{fk}を加
算して増幅器42に出力する。増幅器42は加算手段4
1の出力を1/2倍して加算器43に与える。加算器4
3は相関出力{fk}から増幅器42の出力を減算して
極性反転手段44に出力する。極性反転手段44は図3
の極性反転手段26と同一構成であり、クロックタイミ
ング発生手段25からフィールド周期でレベルが切換わ
る切換信号Trが与えられ、加算器43の出力とその反
転出力とをフィールド周期で切換えて伝送特性応答出力
{xk}として出力するようになっている。
る。本実施例においては、畳み込み演算手段13の出力
は図3の加算手段29と同一構成の加算手段41及び加
算器43に与えられる。加算手段41は畳み込み演算手
段13からの1フィールド前後の相関出力{fk}を加
算して増幅器42に出力する。増幅器42は加算手段4
1の出力を1/2倍して加算器43に与える。加算器4
3は相関出力{fk}から増幅器42の出力を減算して
極性反転手段44に出力する。極性反転手段44は図3
の極性反転手段26と同一構成であり、クロックタイミ
ング発生手段25からフィールド周期でレベルが切換わ
る切換信号Trが与えられ、加算器43の出力とその反
転出力とをフィールド周期で切換えて伝送特性応答出力
{xk}として出力するようになっている。
【0063】次に、このように構成された実施例の動作
について図8の説明図を参照して説明する。図8は第1
9H及び第282Hの各部の信号を数式によって示した
ものであり、図8(a)は直流オフセット発生源12の
出力を示し、図8(b)は畳み込み演算手段13の相関
出力{fk}を示し、図8(c)は加算手段41の出力
{ik}を示し、図8(d)は加算器43の出力{jk
}を示し、図8(e)は切換信号Trを示し、図8(f
)は極性反転手段44からの伝送特性応答出力{xk}
を示している。
について図8の説明図を参照して説明する。図8は第1
9H及び第282Hの各部の信号を数式によって示した
ものであり、図8(a)は直流オフセット発生源12の
出力を示し、図8(b)は畳み込み演算手段13の相関
出力{fk}を示し、図8(c)は加算手段41の出力
{ik}を示し、図8(d)は加算器43の出力{jk
}を示し、図8(e)は切換信号Trを示し、図8(f
)は極性反転手段44からの伝送特性応答出力{xk}
を示している。
【0064】畳み込み演算手段13の出力は、図5の実
施例と同様に、第19Hのテレビジョン信号受信時には
rk+Δであり、第282Hのテレビジョン信号受信時
には−rk+Δである(図8(b))。加算手段41は
1フィールド前後の相関出力{fk}を加算しており、
図8(c)に示すように、加算手段41の出力{ik}
はいずれの期間にも2Δとなる。加算手段41の出力は
増幅器42によって1/2倍され、加算器43にはΔが
与えられる。
施例と同様に、第19Hのテレビジョン信号受信時には
rk+Δであり、第282Hのテレビジョン信号受信時
には−rk+Δである(図8(b))。加算手段41は
1フィールド前後の相関出力{fk}を加算しており、
図8(c)に示すように、加算手段41の出力{ik}
はいずれの期間にも2Δとなる。加算手段41の出力は
増幅器42によって1/2倍され、加算器43にはΔが
与えられる。
【0065】一方、加算器43には図8(b)の相関出
力{fk}も与えられている。加算器43は相関出力{
fk}から増幅器42の出力Δを減算して極性反転手段
44に与える。こうして、極性反転手段44には、図8
(d)の出力{jk}に示すように、第19Hにはrk
が入力され、第282Hには−rkが入力される。極性
反転手段44に入力される第19Hの切換信号Trは“
H”であり(図8(e))、この期間には極性反転手段
44からはrkがそのまま出力される。一方、第282
Hの切換信号Trは“L”であり(図8(e))は、こ
の期間には加算器43の出力{jk}は反転されてrk
が出力される(図8(f))。
力{fk}も与えられている。加算器43は相関出力{
fk}から増幅器42の出力Δを減算して極性反転手段
44に与える。こうして、極性反転手段44には、図8
(d)の出力{jk}に示すように、第19Hにはrk
が入力され、第282Hには−rkが入力される。極性
反転手段44に入力される第19Hの切換信号Trは“
H”であり(図8(e))、この期間には極性反転手段
44からはrkがそのまま出力される。一方、第282
Hの切換信号Trは“L”であり(図8(e))は、こ
の期間には加算器43の出力{jk}は反転されてrk
が出力される(図8(f))。
【0066】こうして、本実施例においても図3の実施
例と同様に、直流オフセットが除去された伝送特性応答
出力{xk}が得られる。
例と同様に、直流オフセットが除去された伝送特性応答
出力{xk}が得られる。
【0067】図9は本発明の他の実施例に係る伝送路応
答検出装置の受信側を示すブロック図である。図9にお
いて図7と同一の構成要素には同一符号を付して説明を
省略する。
答検出装置の受信側を示すブロック図である。図9にお
いて図7と同一の構成要素には同一符号を付して説明を
省略する。
【0068】本実施例は、畳み込み演算手段13と加算
器43との間に、図7の加算手段41及び増幅器42に
代えてフィールド遅延器47を設けた点が図7の実施例
と異なる。
器43との間に、図7の加算手段41及び増幅器42に
代えてフィールド遅延器47を設けた点が図7の実施例
と異なる。
【0069】次に、このように構成された実施例の動作
を図10の説明図を参照して説明する。図10は第19
H及び第282Hの各部の信号を数式によって示したも
のであり、図10(a)は直流オフセット発生源12の
出力を示し、図10(b)は畳み込み演算手段13の相
関出力{fk}を示し、図10(c)はフィールド遅延
器47の出力{ik}を示し、図10(d)は加算器4
3の出力{jk}を示し、図10(e)は切換信号Tr
を示し、図10(f)は極性反転手段44からの伝送特
性応答出力{xk}を示している。
を図10の説明図を参照して説明する。図10は第19
H及び第282Hの各部の信号を数式によって示したも
のであり、図10(a)は直流オフセット発生源12の
出力を示し、図10(b)は畳み込み演算手段13の相
関出力{fk}を示し、図10(c)はフィールド遅延
器47の出力{ik}を示し、図10(d)は加算器4
3の出力{jk}を示し、図10(e)は切換信号Tr
を示し、図10(f)は極性反転手段44からの伝送特
性応答出力{xk}を示している。
【0070】畳み込み演算手段13の出力は、図5の実
施例と同様に、第19Hのテレビジョン信号受信時には
rk+Δであり、第282Hのテレビジョン信号受信時
には−rk+Δである(図10(b))。フィールド遅
延器47は相関出力{fk}を1フィールド遅延させて
おり、加算器43には第19Hが−rk+Δで、第28
2Hがrk+Δである出力{ik}が入力される(図1
0(c))。
施例と同様に、第19Hのテレビジョン信号受信時には
rk+Δであり、第282Hのテレビジョン信号受信時
には−rk+Δである(図10(b))。フィールド遅
延器47は相関出力{fk}を1フィールド遅延させて
おり、加算器43には第19Hが−rk+Δで、第28
2Hがrk+Δである出力{ik}が入力される(図1
0(c))。
【0071】加算器43は1フィールド前後の相関出力
{fk}を減算しており、図10(b),(c)から明
らかなように、第19Hの加算器43の出力{jk}は
2rkであり、第282Hの加算器43の出力{jk}
は−2rkである(図10(d))。第19Hの切換信
号Trは“H”であり、極性反転手段44からは直流オ
フセットが除去された伝送特性応答出力2rkが出力さ
れる。 また、第282Hの切換信号Trは“L”であり、極性
反転手段44は入力されたデータ列を反転させ、直流オ
フセットが除去された伝送特性応答出力2rk(図10
(f))を伝送特性応答出力{xk}として出力する。 こうして、本実施例においても図3の実施例と同様の効
果を得ることができる。
{fk}を減算しており、図10(b),(c)から明
らかなように、第19Hの加算器43の出力{jk}は
2rkであり、第282Hの加算器43の出力{jk}
は−2rkである(図10(d))。第19Hの切換信
号Trは“H”であり、極性反転手段44からは直流オ
フセットが除去された伝送特性応答出力2rkが出力さ
れる。 また、第282Hの切換信号Trは“L”であり、極性
反転手段44は入力されたデータ列を反転させ、直流オ
フセットが除去された伝送特性応答出力2rk(図10
(f))を伝送特性応答出力{xk}として出力する。 こうして、本実施例においても図3の実施例と同様の効
果を得ることができる。
【0072】これらの実施例においては、送信側で“1
”と“0”とから成る疑似雑音データ系列{ak}をテ
レビジョン信号に挿入して伝送し、受信側で疑似雑音デ
ータ系列{ak}の“0”を“−1”に置き換えた内部
基準信号{bk}と受信基準信号{ck}との畳み込み
演算によって、伝送特性応答出力を得ている。したがっ
て、疑似雑音データ系列{ak}と内部基準信号{bk
}とを入れ換えても同様の作用及び効果が得られること
は明かである。図11にこの場合の送信波形を示す。図
11(a)は第19Hを示し、図11(b)は第282
Hを示している。
”と“0”とから成る疑似雑音データ系列{ak}をテ
レビジョン信号に挿入して伝送し、受信側で疑似雑音デ
ータ系列{ak}の“0”を“−1”に置き換えた内部
基準信号{bk}と受信基準信号{ck}との畳み込み
演算によって、伝送特性応答出力を得ている。したがっ
て、疑似雑音データ系列{ak}と内部基準信号{bk
}とを入れ換えても同様の作用及び効果が得られること
は明かである。図11にこの場合の送信波形を示す。図
11(a)は第19Hを示し、図11(b)は第282
Hを示している。
【0073】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、例えば、上記各実施例では疑似雑音デー
タ系列の極性に対応させて畳み込み演算結果を極性反転
させ、極性反転していない畳み込み演算結果との加算に
よって直流オフセットを除去しているが、加算手段とし
てはフィールド遅延器を用いる必要はなく、畳み込み演
算結果が得られる度に、この演算結果をメモリ等に格納
して、後に加算又は減算を行ってもよいことは明かであ
る。
ものではなく、例えば、上記各実施例では疑似雑音デー
タ系列の極性に対応させて畳み込み演算結果を極性反転
させ、極性反転していない畳み込み演算結果との加算に
よって直流オフセットを除去しているが、加算手段とし
てはフィールド遅延器を用いる必要はなく、畳み込み演
算結果が得られる度に、この演算結果をメモリ等に格納
して、後に加算又は減算を行ってもよいことは明かであ
る。
【0074】特に、図7及び図10の実施例において、
最後の極性反転を行わなくても直流オフセットは除去さ
れており、正極性あるいは負極性の基準信号がえられる
。
最後の極性反転を行わなくても直流オフセットは除去さ
れており、正極性あるいは負極性の基準信号がえられる
。
【0075】また、基準信号としては、疑似雑音データ
系列に限定されることはなく、畳み込み演算によって伝
送特性が得られるものであればいかなるものであっても
よい。更に、テレビジョン信号の伝送特性検出だけでな
く、一般の信号伝送及び波形伝送等に適用することがで
きることは明かである。
系列に限定されることはなく、畳み込み演算によって伝
送特性が得られるものであればいかなるものであっても
よい。更に、テレビジョン信号の伝送特性検出だけでな
く、一般の信号伝送及び波形伝送等に適用することがで
きることは明かである。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、受
信側で発生する直流オフセットを相殺することができる
ので、伝送路特性の検出精度を著しく向上させることが
可能となるという効果を有する。
信側で発生する直流オフセットを相殺することができる
ので、伝送路特性の検出精度を著しく向上させることが
可能となるという効果を有する。
【図1】本発明に係る伝送路応答検出装置の送信側の一
実施例を示すブロック図。
実施例を示すブロック図。
【図2】図1中の加算器5からの合成出力を示す波形図
。
。
【図3】本発明に係る伝送路応答検出装置の受信側の一
実施例を示すブロック図。
実施例を示すブロック図。
【図4】図1の実施例の動作を説明するための説明図。
【図5】本発明の他の実施例に係る伝送路応答検出装置
の受信側を示すブロック図。
の受信側を示すブロック図。
【図6】図5の実施例の動作を説明するための説明図。
【図7】本発明の他の実施例に係る伝送路応答検出装置
の受信側を示すブロック図。
の受信側を示すブロック図。
【図8】図7の実施例の動作を説明するための説明図。
【図9】本発明の他の実施例に係る伝送路応答検出装置
の受信側を示すブロック図。
の受信側を示すブロック図。
【図10】図9の実施例の動作を説明するための説明図
。
。
【図11】疑似雑音データ系列{ak}と内部基準信号
{bk}とを入れ換えた場合の送信波形を示す波形図。
{bk}とを入れ換えた場合の送信波形を示す波形図。
【図12】従来の伝送路応答検出装置を示すブロック図
。
。
【図13】図12中の加算器5からの合成信号を示す波
形図。
形図。
【図14】畳み込み演算手段の具体的な構成を示す回路
図。
図。
【図15】従来例の動作を説明するための説明図。
5…加算器
20…基準信号発生器
21…テレビジョン信号及びタイミング信号発生手段2
4…極性反転手段
4…極性反転手段
Claims (5)
- 【請求項1】 疑似雑音データ系列を発生する基準信
号発生器と、前記疑似雑音データ系列を極性反転させる
極性反転手段と、前記疑似雑音データ系列と前記極性反
転手段によって極性反転された疑似雑音データ系列とを
所定周期で切換選択して夫々テレビジョン信号の所定の
2ラインに重畳して送出する合成手段とを具備したこと
を特徴とする伝送路応答検出装置。 - 【請求項2】 疑似雑音データ系列が所定周期で極性
反転されて重畳されたテレビジョン信号が所定の伝送路
を介して入力され前記疑似雑音データ系列を取出す受信
手段と、前記テレビジョン信号に重畳されている疑似雑
音データ系列に対応したデータ系列の内部基準信号を発
生する内部基準信号発生手段と、前記内部基準信号を前
記疑似雑音データ系列の極性反転周期に応じて極性反転
させる極性反転手段と、前記受信手段からの疑似雑音デ
ータ系列と前記極性反転手段からの内部基準信号との畳
み込み演算を行う畳み込み演算手段と、前記疑似雑音デ
ータ系列の極性反転周期前後の前記畳み込み演算手段の
出力を加算することにより伝送特性を求める加算手段と
を具備したことを特徴とする伝送路応答検出装置。 - 【請求項3】 疑似雑音データ系列が所定周期で極性
反転されて重畳されたテレビジョン信号が所定の伝送路
を介して入力され前記疑似雑音データ系列を取出す受信
手段と、前記テレビジョン信号に重畳されている疑似雑
音データ系列に対応したデータ系列の内部基準信号を発
生する内部基準信号発生手段と、前記受信手段からの疑
似雑音データ系列と前記内部基準信号との畳み込み演算
を行う畳み込み演算手段と、前記畳み込み演算手段の出
力に対して前記疑似雑音データ系列の極性反転周期前後
で加算処理することにより伝送特性を求める加算手段と
を具備したことを特徴とする伝送路応答検出装置。 - 【請求項4】 疑似雑音データ系列が所定周期で極性
反転されて重畳されたテレビジョン信号が所定の伝送路
を介して入力され前記疑似雑音データ系列を取出す受信
手段と、前記テレビジョン信号に重畳されている疑似雑
音データ系列に対応したデータ系列の内部基準信号を発
生する内部基準信号発生手段と、前記受信手段からの疑
似雑音データ系列と前記内部基準信号との畳み込み演算
を行う畳み込み演算手段と、前記畳み込み演算手段の出
力に対して前記疑似雑音データ系列の極性反転周期前後
で加算処理すると共に前記疑似雑音データ系列の極性反
転周期で極性反転処理することにより伝送特性を求める
加算及び極性反転手段とを具備したことを特徴とする伝
送路応答検出装置。 - 【請求項5】 前記受信手段は、疑似雑音データ系列
を発生する基準信号発生器と、前記疑似雑音データ系列
を極性反転させる極性反転手段と、前記疑似雑音データ
系列と前記極性反転手段によって極性反転された疑似雑
音データ系列とを所定周期で切換選択して夫々テレビジ
ョン信号の所定の2ラインに重畳して送出する合成手段
とによって構成される送信装置からのテレビジョン信号
が入力されることを特徴とする請求項2,3,4に記載
の伝送路応答検出装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3031068A JPH04271578A (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 伝送路応答検出装置 |
KR1019920002969A KR950010969B1 (ko) | 1991-02-26 | 1992-02-26 | 전송로 응답 검출 장치 |
CA002061852A CA2061852A1 (en) | 1991-02-26 | 1992-02-26 | System for detecting transmission path response for television signals |
EP92301594A EP0505043A1 (en) | 1991-02-26 | 1992-02-26 | A system for detecting transmission path response for television signals |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3031068A JPH04271578A (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 伝送路応答検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04271578A true JPH04271578A (ja) | 1992-09-28 |
Family
ID=12321138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3031068A Pending JPH04271578A (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 伝送路応答検出装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0505043A1 (ja) |
JP (1) | JPH04271578A (ja) |
KR (1) | KR950010969B1 (ja) |
CA (1) | CA2061852A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5867211A (en) * | 1995-10-27 | 1999-02-02 | Northrop Grumman Corporation | Apparatus and method for removing offset and shading from a video signal |
KR100229883B1 (ko) * | 1997-03-06 | 1999-11-15 | 윤종용 | 키폰시스템에서 자동발신 및 음성정보 송출방법 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2627340B1 (fr) * | 1988-02-11 | 1991-10-31 | France Etat | Procede de diffusion de programme de television a haute definition et recepteur a egaliseur destine a recevoir un tel programme |
US5060067A (en) * | 1990-11-26 | 1991-10-22 | Zenith Electronics Corporation | System for negating the effects of DC offsets in an adaptive equalizer |
-
1991
- 1991-02-26 JP JP3031068A patent/JPH04271578A/ja active Pending
-
1992
- 1992-02-26 KR KR1019920002969A patent/KR950010969B1/ko active IP Right Grant
- 1992-02-26 EP EP92301594A patent/EP0505043A1/en not_active Withdrawn
- 1992-02-26 CA CA002061852A patent/CA2061852A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0505043A1 (en) | 1992-09-23 |
KR920017450A (ko) | 1992-09-26 |
KR950010969B1 (ko) | 1995-09-26 |
CA2061852A1 (en) | 1992-08-27 |
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