JPH0427090B2

JPH0427090B2 -

Info

Publication number: JPH0427090B2
Application number: JP57025811A
Authority: JP
Inventors: Seranyori Entsuo
Original assignee: GD SpA
Current assignee: GD SpA
Priority date: 1981-02-25
Filing date: 1982-02-19
Publication date: 1992-05-11
Also published as: DE3206645A1; BR8200933A; US4507908A; GB2093425B; DD215985A5; CH647730A5; GB2093425A; ES8302579A1; IT8103345A0; ES509845A0; IT1145031B; JPS57163622A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、物品を供給し包装する装置に関し、
特に、菓子産業の製品等の取扱いにくい性質の製
品を受入れ移送し包装できる装置に関する。周知
のように、この種の製品は、特にチヨコレート、
粒型チヨコレート等の成型製品の場合、パツケー
ジング機械（Packaging machine）によつて不
整い状態、即ち種々異なつた割合で移送されて来
ることがしばしばあり、包装機械の箇所で調整す
ることを要した。

このため、パツケージング機械（packaging
machine）と包装機械との間での同調問題が生
じ、種々の試みがなされ、水平ベルトコンベアに
より製品を包装機械に送り、該機械の入口部に固
定または可動の停止部材を置き、該停止部材に製
品を当てて縦列状に溜めて、１度に１個ずつ移送
装置に送り込んで、さらに、適切な割合で包装ラ
インに移送して、この種の問題の解決を図つてい
た。

しかしながら、この種の方法には、種々の欠点
が存し、特に、製品が、相当多量に停止部材に当
つて溜まると、各製品の底部とベルトコンベア間
に摩擦が生じて、互に若干の押圧力を与え合うこ
とがあり、重大な問題が生じていた。このような
押圧力は、停止部材近傍にある製品に主として生
じ、製品を廃棄せざるをえない程度の損傷を与え
ることがあつた。

さらに、製品の底部とベルトコンベア間のスリ
ツプにより、接触面が加熱されて摩耗し、特に、
製品がチヨコレートである場合には、ベルトを汚
損していた。

本件出願人、ジ．デイソチエタペルアチ
オーニの英国特許明細書第1268573号には、上述
の欠点を相当軽減した装置が開示されている。

この装置では、製品は、２個の連設されたベル
トコンベアにより、上述したのと同様な停止部材
へ移送される。そして、この停止部材に近い方の
コンベアは、地方よりも早く回転し、コンベアの
中間領域及び後尾端の各々の箇所に、製品の存否
を検出する２個の光学式のセンサを架設してい
た。

これらのセンサは、停止部材の箇所を端部とす
る、製品の縦列の長さが変化すると、２種の異な
つたレベルで、包装機械の速度を調節して、２つ
の適切な所定平常値内に縦列の長さを維持し、上
述の欠点の低減化をもたらしている。しかしなが
ら、この装置は、このようなかなりの効果をもた
らすものではあつても、種々の点でなお不利な点
があつた。

即ち、包装機械を頻繁に加減速することは、
種々の機械部品、特に、カム、滑り摩擦を受ける
部品及びシヤフトに、過度の応力や摩耗を生じさ
せる原因となつていた。

また、このような加減速を行なうと、電力をよ
り消費することにもなつた。これは、包装機械の
速度を落とすごとに、相当量の機械的エネルギ
が、包装機械で浪費される一方、加速段階の流入
電流は、運転時の電流よりはるかに大であるため
である。

このため、本発明の目的は、従来装置の有して
いた上述の欠点を、軽減ないしは克服する、物品
を供給し包装する装置を提供することにある。

この目的及び他の目的は、包装機械と、この包
装機械に物品を供給する供給装置とからなり、こ
の供給装置は、搬送装置から物品を受け取る第１
ベルトコンベアであつて、早い第１速度と遅い第
２速度で動作できる第１ベルトコンベアと、この
第１ベルトコンベアを包装機械に接続する第２ベ
ルトコンベアであつて、一定の速度で第１ベルト
コンベアと同じ方向に動作できる第２ベルトコン
ベアと、包装機械と接続する第２ベルトコンベア
の端部に実質的に位置する停止部材と、物品の存
在を感知する第１および第２制御機構であつて、
第１制御機構が、第２制御機構よりも停止部材寄
りとなるように、第２ベルトコンベアの移送路に
沿つて順に置かれ、第２制御機構が、停止部材に
接触している物品の列の最大許容長に少なくとも
等しい距離で、停止部材から離れた第１及び第２
制御機構とからなる、物品供給装置において、切
換機構が、前記第２制御機構に接続され、検出さ
れた物品の存否に応じて作動し、前記第１ベルト
コンベアの駆動機構を前記早い第１速度または前
記遅い第２速度で駆動するように設けられ、スイ
ツチ機構が、前記第１制御機構に接続され、前記
包装機械の駆動機構と連動することを特徴とする
本発明により達成される。

この外の特徴及び利点については、好ましい実
施例に関する以下の詳細な説明で明らかにする。
なお、添付図面に示した実施例は限定的なもので
はなく、説明の便宜のための単なる例示である。

第１図において、符号１は、包装機械全体を示
す。符号２は、該包装機械１に物品３を供給する
供給装置の全体を示す。該装置は、ベース即ち基
台４と、これにより支持される連続設置された２
本のベルトコンベア５，６とを主構成要素とす
る。

第２ベルトコンベア５は、包装機械１の入口部
７の箇所を端部とし、２本のローラ９，１０に架
けたループ状ベルト８からなる。各ロープは、互
に水平かつ平行に位置する軸１１及び１２により
支持される。第１コンベア６は、左右に符号１４
及び１５で示す２本のローラに、リング状に巻か
れたベルト１３からなる。各ローラは、軸１１及
び１２と平行な軸１６及び１７により支持され
る。

ベース即ち基台４に支持された２個のコンベア
５及び６の間には、ブリツジ部材１８が設けられ
て、ベルト１３及び８の上部移送路の連続性がも
たらされる。

具体的には図示していないが、包装機械１は、
電動機１９により動作する。

軸１２及び１７は、各々電動機２０及び２１に
より回転する。電動機２１は、２段階の回転速度
を有する。ベルト８の右端（入口部７の箇所）で
は、ベース即ち基台４が、包装機械１に移送され
る物品の通路に停止部材２２を支持する。第２コ
ンベア５の上方中央部と左端の各箇所には、各々
第１及び第２制御機構としての制御装置即ち光学
機構２３及び２４を各々設ける。

第２図に示すように、光学機構２３及び２４
は、第２コンベア５の一方の側部に近接して置れ
て物品３の通路に対して横方向に光線を放出する
発光素子２５及び２６と、第２コンベア５の他方
の側部に近接して置れて該発光素子２５及び２６
と対向する光電池等の発光素子２７及び２８とか
らなる。

第２図について説明すると、制御装置２３及び
２４は、公知の増幅作用回路２９及び３０の各々
と接続する。増幅作用回路には、図示のように、
各々出力スイツチ機構３１及び３２が設けられ、
これらのスイツチ機構は、対応する光電池等の受
光素子２７及び２８が照射されると閉じ、また、
物品３が、受光素子２５及び２６により放出され
る光線を遮ると開く。スイツチ機構３１が閉じる
と、タイマ装置３３の供給回路が閉じ、適当な時
間が経過後、タイマ装置により、電動機１９用の
供給回路中に設けられた、通常閉状態にあるスイ
ツチ機構３４が開となる。

電動機２１は、前述したように２段階の速度で
回転し、２段階の速度レベルに対して共通な端子
３５であつて、電源ラインの一方と直接接続され
たものを有する。電動機２１には、この外に２個
の端子３６及び３７があり、各端子に通電する
と、電動機２１は、低速度（端子３６への通電）
及び高速度（端子３７への通電）で回転する。各
端子３６及び３７は、切換機構としての切換スイ
ツチ機構４０、即ち駆動機構４０により電源ライ
ンの他方と接続可能な固定接点３８及び３９と、
各々結線している。

切換スイツチ機構４０は、タイマ装置４１と連
動しており、タイマ装置は、発光素子２６により
放出された光線により光電池等２８が照射されて
スイツチ機構３２が閉となると、動作を始める。
好ましくは、タイマ装置４１は、ある事象または
反対の事象が生ずると所定の時間遅れである効果
の消長をもたらすことのできる、いわゆる「遅延
開閉」型のものから選択する。本発明では、光電
池等２８の動作よりスイツチ機構３２が開閉する
と、タイマ装置は、切換スイツチ機構４０を若干
の遅延時間で接点３９から接点３８（スイツチ機
構３２が開の場合）へ、またはその逆（スイツチ
機構３２が閉の場合）に切換える。

第２図に示すように、電動機２０は、電源ライ
ンに直接接続される。

次に本発明の装置の動作について説明する。

物品３が、包装機械１の運転速度と一致したほ
ぼ一定の割合及び流速で、第１コンベア６に供給
されると、物品３の短縦列４２が、停止部材２２
に接触して第２コンベア５上に一定量載つてい
る。このとき、この短縦列の再後尾は、制御装置
２３及び２４の間に位置する。

引寄せ機構（公知なので図示せず）が、包装機
械１の包装ラインの方へ物品３を連続的に送り込
む一方で、新らたな物品３が、短縦列４２に継続
的に追加され、短縦列の長さが実質的に一定に保
たれる。

動作中に、光電池等２７が、物品３により遮蔽
または隠されると、スイツチ機構３１が作動して
タイマ装置３３を非通電状態に保持し、スイツチ
機構３４を閉じるので、包装機械１の電動機１９
に通電を行なう。

電動機２０は、包装機械１の運転速度に釣合つ
た一定の前進速度で第２コンベア５を駆動する。
光電池等２８が、発光素子２６から放出される光
線により照射されると、スイツチ機構３２が閉状
態に保持されるので、タイマ装置４１により作動
する切換スイツチ機構４０が、接点３９を通じて
端子３７を通電状態に保持する。このため、電動
機２１が、高速回転する。従つて、第１コンベア
６は、第２コンベア５よりも速い速度で前進す
る。

なんらかの原因で、パツケージング機械から送
られてくる物品の量が一時的に増加し、これらの
物品３が、第１コンベア６上を移送され、物品３
が集積されて縦列４２が第２コンベア５上で伸
び、制御装置２４を越えると、発光素子２６から
放出される光線は、物品３により遮蔽されるの
で、光電池等２８は、照射されず覆われることに
なる。

すると、直ちにスイツチ機構３２が開となり、
タイマ装置４１が非通電状態になる。タイマ装置
は、前述のように開閉遅延特性を有するので、切
換スイツチ機構４０は、接点３９から接点３８へ
直ちには転換しない。

したがつて、切換スイツチ機構４０の転換動作
の所定遅延時間が経過する前に、縦列４２の長さ
が正常化すると、タイマ装置４１は、再度通電状
態となり、装置全体の運転条件が、前述のように
再度最適状態となる。

逆に、遅延時間が経過すると、切換スイツチ機
構４０が、電動機２１の端子３６を電源ラインに
接続するので、電動機２１が、第２コンベア５よ
りも遅い適切な速度で第１コンベア６のベルトコ
ンベア１３を駆動始める。

パツケージング機構（packaging machine）
が、コンベア・アライナ（conveyor−aligner）
（添付図面には示していないが、本件と同一の出
願人、ジ．デイソチエタペルアチオーニに
よる英国特許明細書第1535836号に開示されてい
て公知である）を通じて、物品３を供給装置２に
送る場合には、コンベア・アライナ用の電動機
を、２段階の運転速度で適切に選択動作させて、
電動機２１と同様な方法で切換スイツチ機構４０
と結合することもできる。こうすると、速度変化
を適正に行なうことにより、より多くの物品３を
包むことができ、供給過剰を適切な量及び時間で
再平衡できる。

このような調整を受けた上で、第１コンベア６
及び必要ならばコンベア・アライナに載つている
物品３は、停止部材２２の近傍における物品の縦
列４２が、迅速に短かくなるような速度で、第２
コンベア５に移送される。

こうして、縦列４２は、発光素子２６から放出
される光線が光電池等２８に再度到達できるよう
な大きさをとることができる。この瞬間から若干
遅れて、制御装置２４が、関連機構の正常状態を
確認すると、タイマ装置４１により、切換えスイ
ツチ機構４０の回路を接点３８から接点３９に転
換して、電動機を再び高速度で回転させる。

パツケージング機械の送り出し量が減少して物
品３の縦列４２が短かくなると、光電池等２７が
発光素子２５から放出される光に照射されるの
で、スイツチ機構３１が閉となりタイマ装置３３
を動作させる。

タイマ装置３３が、計測した遅延時間が経過し
ても、物品の縦列４２が光電池等２７を遮蔽して
隠蔽する程伸びない場合には、接点３４が開き、
光電池等２７の正面に新しい物品３が来て始動す
るまで、包装機械の電動機１９は停止する。

以上詳述したように、本願発明による物品を供
給する装置は、包装機械１を頻繁に加減速するこ
とを避けることができる。このため、包装機械１
の種々の機械部品、特に、カム、滑り摩擦を受け
る部品およびシヤフトに、過度の応力や摩耗が生
じるのを防ぐことができる。また、包装機械１を
頻繁に加減速することにより生ずる電力の浪費も
回避できる。また、停止部材２２近傍での物品３
の圧縮も、絶えず最小限度に抑えられる。

物品３の底部が、第２コンベア５の移送面でス
リツプしたとしても、穏当かつ短時間であり、包
装機械１の運転速度に、好ましくない干渉が加わ
るのも、供給装置２から移送される物品の総数が
不足した場合に限られる。

本発明の範囲から離れることなく、本発明の不
変原理に基づいて種々の変形が可能なことは勿論
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による装置の概略側面図、第
２図は、本発明の装置を動作させる電気接続図で
ある。１……包装機械、２……供給装置、３……物
品、５……第２コンベア、６……第１コンベア、
１９……包装機械用駆動機構（電動機）、２２…
…停止部材、２３……第１制御機構、２４……第
２制御機構、３４……スイツチ機構、４０……第
２制御機構に結合される駆動機構。

Claims

【特許請求の範囲】１包装機械１と、この包装機械に物品を供給す
る供給装置２とからなり、この供給装置２は、搬
送装置から物品を受け取る第１ベルトコンベア６
であつて、早い第１速度と遅い第２速度で動作で
きる第１ベルトコンベアと、この第１ベルトコン
ベア６を包装機械１に接続する第２ベルトコンベ
ア５であつて、一定の速度で第１ベルトコンベア
６と同じ方向に動作できる第２ベルトコンベア
と、包装機械１と接続する第２ベルトコンベア５
の端部に実質的に位置する停止部材２２と、物品
の存在を感知する第１および第２制御機構２３，
２４であつて、第１制御機構２３が、第２制御機
構２４よりも停止部材２２寄りとなるように、第
２ベルトコンベア５の移送路に沿つて順に置か
れ、第２制御機構２４が、停止部材２２に接触し
ている物品３の列４２の最大許容長に少なくとも
等しい距離で、停止部材２２から離れた第１及び
第２制御機構とからなる、物品供給装置におい
て、切換機構４０が、前記第２制御機構２４に接続
され、検出された物品の存否に応じて作動し、前
記第１ベルトコンベア６の駆動機構２１を前記早
い第１速度または前記遅い第２速度で駆動するよ
うに設けられ、スイツチ機構３１が、前記第１制
御機構２３に接続され、前記包装機械の駆動機構
１９と連動するように設けられることを特徴とす
る装置。２前記第２ベルトコンベア５の前進速度は、前
記第１ベルトコンベア６が取り得る２つの速度の
中間であることを特徴とする、特許請求の範囲第
１項に記載の装置。３前記スイツチ機構３１と前記切換機構４０と
は、遅延タイマ回路３３，４１を介して前記第１
および第２制御機構２３，２４に各々接続される
ことを特徴とする、特許請求の範囲第１項に記載
の装置。４前記切換機構４０と連動する遅延タイマ回路
４１は、いわゆる遅延開閉型であることを特徴と
する、特許請求の範囲第３項に記載の装置。