JPH04270813A - ガンタイプバーナの初期調整方法 - Google Patents
ガンタイプバーナの初期調整方法Info
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- JPH04270813A JPH04270813A JP3053989A JP5398991A JPH04270813A JP H04270813 A JPH04270813 A JP H04270813A JP 3053989 A JP3053989 A JP 3053989A JP 5398991 A JP5398991 A JP 5398991A JP H04270813 A JPH04270813 A JP H04270813A
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- nozzle
- stepping motor
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Links
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Landscapes
- Pressure-Spray And Ultrasonic-Wave- Spray Burners (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガンタイプバーナの初期
調整方法に関する。
調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガンタイプバーナは、孔を有する
遮蔽板と、この遮蔽板との距離を手動調整可能でかつ燃
料を噴射するノズルと、このノズルを移動させて遮蔽板
との距離を変化させるステッピングモータと、このステ
ッピングモータを駆動する制御装置とを備え、遮蔽板と
ノズルとの距離を変化させて遮蔽板の孔を通過する燃料
の量を変化させることにより燃焼量を制御する構成であ
った。
遮蔽板と、この遮蔽板との距離を手動調整可能でかつ燃
料を噴射するノズルと、このノズルを移動させて遮蔽板
との距離を変化させるステッピングモータと、このステ
ッピングモータを駆動する制御装置とを備え、遮蔽板と
ノズルとの距離を変化させて遮蔽板の孔を通過する燃料
の量を変化させることにより燃焼量を制御する構成であ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のガンタイ
プバーナでは、図5のように同一種類の例えば2個のバ
ーナであっても、製作誤差等により遮蔽板とノズルとの
距離と遮蔽板の孔を通過する燃料の量すなわち燃焼量と
の関係が互いに異なり、燃焼制御が困難なことがあった
。すなわち制御装置はフィードフォワード制御とフィー
ドバック制御との組み合わせによりステッピングモータ
を駆動するが、ノズルの位置と燃焼量との関係を予め一
律に決定してフィードフォワード制御を行い、個々のバ
ーナの特性のばらつきをフィードバック制御により吸収
しようとすると、フィードバック制御による調整量が大
きすぎて目標の燃焼量に到達するのに長時間を要し、制
御の応答性が悪くなって良好な燃焼制御を行えない場合
があった。またステッピングモータによるノズルの移動
距離は僅かであり、個々のバーナについてノズル位置の
初期設定が適切でないと、ステッピングモータによるノ
ズルの移動範囲と所望の燃焼量の調節範囲とが一致せず
、制御が行えない場合があった。
プバーナでは、図5のように同一種類の例えば2個のバ
ーナであっても、製作誤差等により遮蔽板とノズルとの
距離と遮蔽板の孔を通過する燃料の量すなわち燃焼量と
の関係が互いに異なり、燃焼制御が困難なことがあった
。すなわち制御装置はフィードフォワード制御とフィー
ドバック制御との組み合わせによりステッピングモータ
を駆動するが、ノズルの位置と燃焼量との関係を予め一
律に決定してフィードフォワード制御を行い、個々のバ
ーナの特性のばらつきをフィードバック制御により吸収
しようとすると、フィードバック制御による調整量が大
きすぎて目標の燃焼量に到達するのに長時間を要し、制
御の応答性が悪くなって良好な燃焼制御を行えない場合
があった。またステッピングモータによるノズルの移動
距離は僅かであり、個々のバーナについてノズル位置の
初期設定が適切でないと、ステッピングモータによるノ
ズルの移動範囲と所望の燃焼量の調節範囲とが一致せず
、制御が行えない場合があった。
【0004】本発明は、出荷前あるいはノズルの交換時
等に実施することにより、個々のバーナの特性のばらつ
きにかかわらず、以後の燃焼制御を良好に行うことがで
きるガンタイプバーナの初期調整方法を提供することを
目的とする。
等に実施することにより、個々のバーナの特性のばらつ
きにかかわらず、以後の燃焼制御を良好に行うことがで
きるガンタイプバーナの初期調整方法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、孔を有する遮
蔽板と、この遮蔽板との距離を手動調整可能でかつ燃料
を噴射するノズルと、このノズルを移動させて前記遮蔽
板との距離を変化させるステッピングモータと、このス
テッピングモータを駆動する制御装置とを備え、前記遮
蔽板と前記ノズルとの距離を変化させて遮蔽板の前記孔
を通過する燃料の量を変化させることにより燃焼量を制
御する構成のガンタイプバーナを初期調整するに際して
、前記制御装置により前記ステッピングモータを基準位
置から第1の所定ステップ数だけ駆動し、この状態で燃
料の燃焼量が第1の所定燃焼量となるように前記ノズル
の位置を手動調整する第1の行程と、前記制御装置によ
り前記ステッピングモータを前記第1の所定ステップ数
の位置から第2の所定ステップ数だけ駆動し、次に可変
抵抗器を手動操作することにより燃料の燃焼量が第2の
所定燃焼量となるように前記制御装置を介して前記ステ
ッピングモータを駆動し、このときのステップ数を前記
制御装置が記憶するという動作を、少なくとも1種類の
前記第2の所定ステップ数について行う第2の行程とを
実行することを特徴としている。
蔽板と、この遮蔽板との距離を手動調整可能でかつ燃料
を噴射するノズルと、このノズルを移動させて前記遮蔽
板との距離を変化させるステッピングモータと、このス
テッピングモータを駆動する制御装置とを備え、前記遮
蔽板と前記ノズルとの距離を変化させて遮蔽板の前記孔
を通過する燃料の量を変化させることにより燃焼量を制
御する構成のガンタイプバーナを初期調整するに際して
、前記制御装置により前記ステッピングモータを基準位
置から第1の所定ステップ数だけ駆動し、この状態で燃
料の燃焼量が第1の所定燃焼量となるように前記ノズル
の位置を手動調整する第1の行程と、前記制御装置によ
り前記ステッピングモータを前記第1の所定ステップ数
の位置から第2の所定ステップ数だけ駆動し、次に可変
抵抗器を手動操作することにより燃料の燃焼量が第2の
所定燃焼量となるように前記制御装置を介して前記ステ
ッピングモータを駆動し、このときのステップ数を前記
制御装置が記憶するという動作を、少なくとも1種類の
前記第2の所定ステップ数について行う第2の行程とを
実行することを特徴としている。
【0006】
【作用】第1の行程では、先ず制御装置がステッピング
モータを基準位置から第1の所定ステップ数だけ駆動す
る。次にオペレータが手動操作により、燃料の燃焼量が
第1の所定燃焼量となるようにノズルの位置を調整する
。この後の第2の行程では、先ず制御装置がステッピン
グモータを第1の所定ステップ数の位置から第2の所定
ステップ数だけ駆動する。次にオペレータが可変抵抗器
を手動操作することにより、燃料の燃焼量が第2の所定
燃焼量となるように制御装置を介してステッピングモー
タを駆動する。そして制御装置がそのときのステップ数
を記憶する。この第2の行程は、少なくとも1種類の第
2の所定ステップ数について行われる。
モータを基準位置から第1の所定ステップ数だけ駆動す
る。次にオペレータが手動操作により、燃料の燃焼量が
第1の所定燃焼量となるようにノズルの位置を調整する
。この後の第2の行程では、先ず制御装置がステッピン
グモータを第1の所定ステップ数の位置から第2の所定
ステップ数だけ駆動する。次にオペレータが可変抵抗器
を手動操作することにより、燃料の燃焼量が第2の所定
燃焼量となるように制御装置を介してステッピングモー
タを駆動する。そして制御装置がそのときのステップ数
を記憶する。この第2の行程は、少なくとも1種類の第
2の所定ステップ数について行われる。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。図2は本発明の一実施例における初期調整方
法により調整されたガンタイプバーナを備えた給湯装置
の概略全体構成図で、熱交換器1はガンタイプバーナ2
とパイプ3とを備えている。パイプ3の一端には入水配
管4が接続されており、パイプ3の他端には出湯配管5
が接続されている。入水配管4には流量検出器6とサー
ミスタからなる水温検出器7とが介装されており、出湯
配管5にはサーミスタからなる湯温検出器8と流量調整
弁9とが介装されている。流量検出器6と水温検出器7
と湯温検出器8との各出力端はマイクロコンピュータ等
を備えた制御装置10の入力端に接続されており、制御
装置10の出力端はガンタイプバーナ2と流量調整弁9
との各入力端に接続されている。制御装置10にはリモ
ートコントローラ11が接続されている。
説明する。図2は本発明の一実施例における初期調整方
法により調整されたガンタイプバーナを備えた給湯装置
の概略全体構成図で、熱交換器1はガンタイプバーナ2
とパイプ3とを備えている。パイプ3の一端には入水配
管4が接続されており、パイプ3の他端には出湯配管5
が接続されている。入水配管4には流量検出器6とサー
ミスタからなる水温検出器7とが介装されており、出湯
配管5にはサーミスタからなる湯温検出器8と流量調整
弁9とが介装されている。流量検出器6と水温検出器7
と湯温検出器8との各出力端はマイクロコンピュータ等
を備えた制御装置10の入力端に接続されており、制御
装置10の出力端はガンタイプバーナ2と流量調整弁9
との各入力端に接続されている。制御装置10にはリモ
ートコントローラ11が接続されている。
【0008】制御装置10は、流量検出器6と水温検出
器7とリモートコントローラ11とからの検出信号に基
づいて、必要出力号数すなわち燃焼に供給すべき燃料の
量を演算する。そして演算結果に基づいてガンタイプバ
ーナ2に制御信号を出力し、フィードフォワード制御に
よりノズル位置とダンパ開度とを調節する。さらに制御
装置10は、湯温検出器8からの検出信号に基づいて出
湯温度と設定温度との差を演算し、演算結果に基づいて
ガンタイプバーナ2に制御信号を出力し、フィードバッ
ク制御によりノズル位置とダンパ開度とを微調整する。 また制御装置10は、流量調整弁9を制御して過流出を
防止する。
器7とリモートコントローラ11とからの検出信号に基
づいて、必要出力号数すなわち燃焼に供給すべき燃料の
量を演算する。そして演算結果に基づいてガンタイプバ
ーナ2に制御信号を出力し、フィードフォワード制御に
よりノズル位置とダンパ開度とを調節する。さらに制御
装置10は、湯温検出器8からの検出信号に基づいて出
湯温度と設定温度との差を演算し、演算結果に基づいて
ガンタイプバーナ2に制御信号を出力し、フィードバッ
ク制御によりノズル位置とダンパ開度とを微調整する。 また制御装置10は、流量調整弁9を制御して過流出を
防止する。
【0009】図1はガンタイプバーナ2の構成図で、ノ
ズルアダプタ13の一端にはノズル14が装着されてお
り、ノズル14の噴射口15は燃料パイプ16に連通し
ている。ノズルアダプタ13はノズルアダプタガイド1
7に摺動自在に支持されており、ノズルアダプタガイド
17には遮蔽板18が取り付けられている。遮蔽板18
にはノズル14の噴射口15に対向する孔19が形成さ
れており、ノズルアダプタガイド17には先端が遮蔽板
18の孔19の近傍に位置する点火棒20が取り付けら
れている。ノズル14と遮蔽板18との間の空間は回収
パイプ21に連通しており、ノズルアダプタ13の他端
付近には円環状のフランジ22が突設されている。ノズ
ルアダプタガイド17とフランジ22との間にはノズル
アダプタ13を他端側(図1では右側)に付勢するコイ
ルばね23が介装されており、ノズルアダプタ13の他
端部外周には雄ねじ25が形成されている。雄ねじ25
には調節ねじ26が螺合している。ステッピングモータ
27の出力軸28の中間部には雄ねじ29が形成されて
おり、雄ねじ29にはホルダ31が螺合している。調節
ねじ26と出力軸28との間には鋼球32が介装されて
いる。ノズルアダプタガイド17とホルダ31とはガン
タイプバーナ2のケース33に取り付けられており、ケ
ース33にはファン34が取り付けられている。ファン
34にはサーボモータ35とダンパ36とが付設されて
おり、サーボモータ35によりダンパ36が駆動される
。制御装置10の出力端はステッピングモータ27とサ
ーボモータ35とに接続されている。サーボモータ35
はステッピングモータ27に連動して制御装置10によ
り駆動される。なお図示していないが、ステッピングモ
ータ27の出力軸28は360度よりも小さい所定角度
の範囲で往復回動するように制限されており、その検出
器として制御装置10に接続された2個のリミットスイ
ッチが設けられている。またダンパ36を駆動するサー
ボモータ35の出力軸の回動角度は制御装置10に接続
されたポテンショメータにより検出される。
ズルアダプタ13の一端にはノズル14が装着されてお
り、ノズル14の噴射口15は燃料パイプ16に連通し
ている。ノズルアダプタ13はノズルアダプタガイド1
7に摺動自在に支持されており、ノズルアダプタガイド
17には遮蔽板18が取り付けられている。遮蔽板18
にはノズル14の噴射口15に対向する孔19が形成さ
れており、ノズルアダプタガイド17には先端が遮蔽板
18の孔19の近傍に位置する点火棒20が取り付けら
れている。ノズル14と遮蔽板18との間の空間は回収
パイプ21に連通しており、ノズルアダプタ13の他端
付近には円環状のフランジ22が突設されている。ノズ
ルアダプタガイド17とフランジ22との間にはノズル
アダプタ13を他端側(図1では右側)に付勢するコイ
ルばね23が介装されており、ノズルアダプタ13の他
端部外周には雄ねじ25が形成されている。雄ねじ25
には調節ねじ26が螺合している。ステッピングモータ
27の出力軸28の中間部には雄ねじ29が形成されて
おり、雄ねじ29にはホルダ31が螺合している。調節
ねじ26と出力軸28との間には鋼球32が介装されて
いる。ノズルアダプタガイド17とホルダ31とはガン
タイプバーナ2のケース33に取り付けられており、ケ
ース33にはファン34が取り付けられている。ファン
34にはサーボモータ35とダンパ36とが付設されて
おり、サーボモータ35によりダンパ36が駆動される
。制御装置10の出力端はステッピングモータ27とサ
ーボモータ35とに接続されている。サーボモータ35
はステッピングモータ27に連動して制御装置10によ
り駆動される。なお図示していないが、ステッピングモ
ータ27の出力軸28は360度よりも小さい所定角度
の範囲で往復回動するように制限されており、その検出
器として制御装置10に接続された2個のリミットスイ
ッチが設けられている。またダンパ36を駆動するサー
ボモータ35の出力軸の回動角度は制御装置10に接続
されたポテンショメータにより検出される。
【0010】制御装置10によりステッピングモータ2
7が駆動されると、出力軸28が回動し、これにより出
力軸28が軸方向に移動する。ノズルアダプタ13はコ
イルばね23によりフランジ22と調節ねじ26と鋼球
32とを介して出力軸28に押し付けられているので、
出力軸28と一体にノズルアダプタ13とノズル14と
が移動し、ノズル14の噴射口15と遮蔽板18との距
離が変化する。これによりノズル14の噴射口15から
噴出した燃料のうち遮蔽板18の孔19を通過する燃料
の量が変化し、燃焼量が変化する。なお燃料は図外の燃
料ポンプにより霧化状態が良好になる所定の圧力で燃料
パイプ16を介してノズル14の噴射口15に供給され
、遮蔽板18の孔19を通過せずに遮蔽板18に捕捉さ
れた燃料は回収パイプ21を通って回収される。一方、
制御装置10によりサーボモータ35が駆動されると、
ダンパ36が回動し、ファン34に吸い込まれる空気の
量すなわち燃焼用の空気量が変化する。ダンパ36の開
度は燃焼量に応じて予め決定されており、ポテンショメ
ータにより検出されて制御装置10にフィードバックさ
れる。
7が駆動されると、出力軸28が回動し、これにより出
力軸28が軸方向に移動する。ノズルアダプタ13はコ
イルばね23によりフランジ22と調節ねじ26と鋼球
32とを介して出力軸28に押し付けられているので、
出力軸28と一体にノズルアダプタ13とノズル14と
が移動し、ノズル14の噴射口15と遮蔽板18との距
離が変化する。これによりノズル14の噴射口15から
噴出した燃料のうち遮蔽板18の孔19を通過する燃料
の量が変化し、燃焼量が変化する。なお燃料は図外の燃
料ポンプにより霧化状態が良好になる所定の圧力で燃料
パイプ16を介してノズル14の噴射口15に供給され
、遮蔽板18の孔19を通過せずに遮蔽板18に捕捉さ
れた燃料は回収パイプ21を通って回収される。一方、
制御装置10によりサーボモータ35が駆動されると、
ダンパ36が回動し、ファン34に吸い込まれる空気の
量すなわち燃焼用の空気量が変化する。ダンパ36の開
度は燃焼量に応じて予め決定されており、ポテンショメ
ータにより検出されて制御装置10にフィードバックさ
れる。
【0011】図3は制御装置10の操作部の正面図で、
制御装置10の操作部には、ガンタイプバーナ2の初期
調整のために、押釦スイッチ38,39と、発光ダイオ
ードからなる表示灯40と、可変抵抗器41とが設置さ
れている。
制御装置10の操作部には、ガンタイプバーナ2の初期
調整のために、押釦スイッチ38,39と、発光ダイオ
ードからなる表示灯40と、可変抵抗器41とが設置さ
れている。
【0012】次にガンタイプバーナ2の初期調整作業に
ついて、図4を参照しながら説明する。図4はノズル1
4の位置と燃焼量およびダンパ36の開度との関係の説
明図で、横軸はステッピングモータ27のステップ数、
縦軸は燃焼量およびダンパ36の開度である。また実線
イは燃焼量、一点鎖線ロはダンパ36の開度である。先
ずオペレータが、ノズル14を適当な位置にセットし、
ステッピングモータ27を基準位置すなわちステップ数
0の位置にした後、リモートコントローラ11を操作し
て制御装置10により通常運転を実行させる。次にオペ
レータが制御装置10の押釦スイッチ38を操作する。 これにより制御装置10が初期調整モードに切り換わり
、制御装置10から流量調整弁9とステッピングモータ
27とサーボモータ35とに出力信号が供給される。 これにより流量調整弁9が出湯量を毎分5リットルに絞
り、ステッピングモータ27の出力軸28が予め決めら
れた第1の所定ステップ数Aだけ回動してノズル14が
移動し、サーボモータ35の出力軸がステップ数Aに対
応した角度回動してダンパ36が開度αになる。このと
き、個々のノズル14の特性のばらつきにより燃焼量が
第1の所定燃焼量である燃焼量aにならない場合が多い
。したがって次にオペレータが手動により調節ねじ26
を操作してノズル14を移動させ、燃焼量をaに合わせ
る。このとき制御装置10は、湯温検出器8からの検出
信号を監視し、燃焼量がaになれば表示灯40を点灯さ
せる。表示灯40の点灯を確認してオペレータが押釦ス
イッチ39を操作すると、制御装置10はステッピング
モータ27を第2の所定ステップ数Bまで駆動すると共
に、設定温度が摂氏80度になり、流量調整弁9により
出湯量が調整される。またステッピングモータ27と共
にサーボモータ35が制御装置10により駆動され、ダ
ンパ36の開度がβになる。このとき、個々のノズル1
4の特性のばらつきにより燃焼量が第2の所定燃焼量で
ある燃焼量cにならない場合が多い。例えば燃焼量がb
になったとすれば、オペレータが可変抵抗器41を操作
し、燃焼量がcになるようにステッピングモータ27を
駆動する。すなわち可変抵抗器41を操作すると、その
出力信号が変化し、制御装置10のA/D変換回路を介
してマイクロコンピュータに入力され、それに応じてス
テッピングモータ27が駆動される。制御装置10は、
湯温検出器8からの検出信号を監視し、燃焼量がcにな
れば表示灯40を点灯させる。このときステッピングモ
ータ27と共にサーボモータ35が制御装置10により
駆動され、ダンパ36の開度がγになる。そして制御装
置10は、燃焼量をaからcに変化させるのに要したス
テッピングモータ27のステップ数C−Aを図外のメモ
リに記憶する。
ついて、図4を参照しながら説明する。図4はノズル1
4の位置と燃焼量およびダンパ36の開度との関係の説
明図で、横軸はステッピングモータ27のステップ数、
縦軸は燃焼量およびダンパ36の開度である。また実線
イは燃焼量、一点鎖線ロはダンパ36の開度である。先
ずオペレータが、ノズル14を適当な位置にセットし、
ステッピングモータ27を基準位置すなわちステップ数
0の位置にした後、リモートコントローラ11を操作し
て制御装置10により通常運転を実行させる。次にオペ
レータが制御装置10の押釦スイッチ38を操作する。 これにより制御装置10が初期調整モードに切り換わり
、制御装置10から流量調整弁9とステッピングモータ
27とサーボモータ35とに出力信号が供給される。 これにより流量調整弁9が出湯量を毎分5リットルに絞
り、ステッピングモータ27の出力軸28が予め決めら
れた第1の所定ステップ数Aだけ回動してノズル14が
移動し、サーボモータ35の出力軸がステップ数Aに対
応した角度回動してダンパ36が開度αになる。このと
き、個々のノズル14の特性のばらつきにより燃焼量が
第1の所定燃焼量である燃焼量aにならない場合が多い
。したがって次にオペレータが手動により調節ねじ26
を操作してノズル14を移動させ、燃焼量をaに合わせ
る。このとき制御装置10は、湯温検出器8からの検出
信号を監視し、燃焼量がaになれば表示灯40を点灯さ
せる。表示灯40の点灯を確認してオペレータが押釦ス
イッチ39を操作すると、制御装置10はステッピング
モータ27を第2の所定ステップ数Bまで駆動すると共
に、設定温度が摂氏80度になり、流量調整弁9により
出湯量が調整される。またステッピングモータ27と共
にサーボモータ35が制御装置10により駆動され、ダ
ンパ36の開度がβになる。このとき、個々のノズル1
4の特性のばらつきにより燃焼量が第2の所定燃焼量で
ある燃焼量cにならない場合が多い。例えば燃焼量がb
になったとすれば、オペレータが可変抵抗器41を操作
し、燃焼量がcになるようにステッピングモータ27を
駆動する。すなわち可変抵抗器41を操作すると、その
出力信号が変化し、制御装置10のA/D変換回路を介
してマイクロコンピュータに入力され、それに応じてス
テッピングモータ27が駆動される。制御装置10は、
湯温検出器8からの検出信号を監視し、燃焼量がcにな
れば表示灯40を点灯させる。このときステッピングモ
ータ27と共にサーボモータ35が制御装置10により
駆動され、ダンパ36の開度がγになる。そして制御装
置10は、燃焼量をaからcに変化させるのに要したス
テッピングモータ27のステップ数C−Aを図外のメモ
リに記憶する。
【0013】以上の操作により、燃焼量aから燃焼量c
に到るステッピングモータ27のステップ数C−Aが判
り、これから図4における実線イの傾きが判る。したが
って制御装置10は、以後の通常運転におけるフィード
フォワード制御時に、メモリに記憶したC−Aに基づい
て、目的とする燃焼量に応じたステッピングモータ27
のステップ数を演算して制御を行う。このためフィード
バックによる制御量が僅かで足り、制御の応答性が向上
する。また個々のバーナの特性のばらつきに起因するス
テッピングモータ27のステップ数の誤差が可変抵抗器
41に記憶されることとなるので、停電等により制御装
置10のメモリからC−Aの記憶が消失しても、可変抵
抗器41からの信号により容易に再現できる。また本実
施例のようにステッピングモータ27のステップ数に応
じてサーボモータ35を駆動すれば、燃焼量に応じて燃
焼用空気の量が制御されるので、過渡期において不安定
な燃焼状態になることがない。またノズル14の位置を
検出器により検出してダンパ36の開度を制御する場合
と比較して、構成が簡単で製作費が安価である。また本
実施例のように表示灯40を設ければ、調整作業を容易
に行うことができる。
に到るステッピングモータ27のステップ数C−Aが判
り、これから図4における実線イの傾きが判る。したが
って制御装置10は、以後の通常運転におけるフィード
フォワード制御時に、メモリに記憶したC−Aに基づい
て、目的とする燃焼量に応じたステッピングモータ27
のステップ数を演算して制御を行う。このためフィード
バックによる制御量が僅かで足り、制御の応答性が向上
する。また個々のバーナの特性のばらつきに起因するス
テッピングモータ27のステップ数の誤差が可変抵抗器
41に記憶されることとなるので、停電等により制御装
置10のメモリからC−Aの記憶が消失しても、可変抵
抗器41からの信号により容易に再現できる。また本実
施例のようにステッピングモータ27のステップ数に応
じてサーボモータ35を駆動すれば、燃焼量に応じて燃
焼用空気の量が制御されるので、過渡期において不安定
な燃焼状態になることがない。またノズル14の位置を
検出器により検出してダンパ36の開度を制御する場合
と比較して、構成が簡単で製作費が安価である。また本
実施例のように表示灯40を設ければ、調整作業を容易
に行うことができる。
【0014】なお上記実施例では第2の所定燃焼量であ
るc号相当の燃焼量を1つだけ設定したが、例えば燃焼
量c1 ,c2 ,c3 についてステップ数C1 −
A,C2 −A,C3 −Aを各々求め、これらをメモ
リに記憶してもよい。このように測定点を多くすれば、
より正確な制御を行える。また上記実施例では基準位置
をステッピングモータ27のステップ数0の位置とした
が、基準位置をステップ数最大の位置としてもよい。ま
た上記実施例ではダンパ36により燃焼用空気の量を調
整したが、ファンモータの回転数を制御してもよい。な
お上記初期調整方法は、出荷前あるいはノズル14の交
換時に限らず、例えば所定の使用時間あるいは使用回数
毎に行う等、適宜実施してもよい。
るc号相当の燃焼量を1つだけ設定したが、例えば燃焼
量c1 ,c2 ,c3 についてステップ数C1 −
A,C2 −A,C3 −Aを各々求め、これらをメモ
リに記憶してもよい。このように測定点を多くすれば、
より正確な制御を行える。また上記実施例では基準位置
をステッピングモータ27のステップ数0の位置とした
が、基準位置をステップ数最大の位置としてもよい。ま
た上記実施例ではダンパ36により燃焼用空気の量を調
整したが、ファンモータの回転数を制御してもよい。な
お上記初期調整方法は、出荷前あるいはノズル14の交
換時に限らず、例えば所定の使用時間あるいは使用回数
毎に行う等、適宜実施してもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなり、制御装置
によりステッピングモータを基準位置から第1の所定ス
テップ数だけ駆動し、この状態で燃料の燃焼量が第1の
所定燃焼量となるようにノズルの位置を手動調整する第
1の行程と、制御装置によりステッピングモータを第1
の所定ステップ数の位置から第2の所定ステップ数だけ
駆動し、次に可変抵抗器を手動操作することにより燃料
の燃焼量が第2の所定燃焼量となるように制御装置を介
してステッピングモータを駆動し、このときのステップ
数を制御装置が記憶するという動作を、少なくとも1種
類の第2の所定ステップ数について行う第2の行程とを
実行するので、ノズルの位置と燃焼量との関係を正確に
検出できることから、以後の通常運転時にフィードフォ
ワードの制御量を適切に演算でき、燃焼制御を良好に行
うことができる。また第1の行程で燃料の燃焼量が第1
の所定燃焼量となるようにノズルの位置を手動調整する
ので、ステッピングモータによるノズルの移動範囲と所
望の燃焼量の調節範囲とを正確に一致させることができ
、正確な燃焼制御を実現できる。また個々のバーナの特
性のばらつきに起因するステッピングモータのステップ
数の誤差が可変抵抗器に記憶されることとなるので、停
電等により制御装置のメモリからステップ数の記憶が消
失しても、可変抵抗器からの信号により容易に再現でき
る。
によりステッピングモータを基準位置から第1の所定ス
テップ数だけ駆動し、この状態で燃料の燃焼量が第1の
所定燃焼量となるようにノズルの位置を手動調整する第
1の行程と、制御装置によりステッピングモータを第1
の所定ステップ数の位置から第2の所定ステップ数だけ
駆動し、次に可変抵抗器を手動操作することにより燃料
の燃焼量が第2の所定燃焼量となるように制御装置を介
してステッピングモータを駆動し、このときのステップ
数を制御装置が記憶するという動作を、少なくとも1種
類の第2の所定ステップ数について行う第2の行程とを
実行するので、ノズルの位置と燃焼量との関係を正確に
検出できることから、以後の通常運転時にフィードフォ
ワードの制御量を適切に演算でき、燃焼制御を良好に行
うことができる。また第1の行程で燃料の燃焼量が第1
の所定燃焼量となるようにノズルの位置を手動調整する
ので、ステッピングモータによるノズルの移動範囲と所
望の燃焼量の調節範囲とを正確に一致させることができ
、正確な燃焼制御を実現できる。また個々のバーナの特
性のばらつきに起因するステッピングモータのステップ
数の誤差が可変抵抗器に記憶されることとなるので、停
電等により制御装置のメモリからステップ数の記憶が消
失しても、可変抵抗器からの信号により容易に再現でき
る。
【図1】本発明の一実施例における初期調整方法により
調整されたガンタイプバーナの構成図である。
調整されたガンタイプバーナの構成図である。
【図2】本発明の一実施例における初期調整方法により
調整されたガンタイプバーナを備えた給湯装置の概略全
体構成図である。
調整されたガンタイプバーナを備えた給湯装置の概略全
体構成図である。
【図3】制御装置の操作部の正面図である。
【図4】ノズルの位置と燃焼量およびダンパ開度との関
係の説明図である。
係の説明図である。
【図5】バーナの特性のばらつきの説明図である。
2 ガンタイプバーナ
10 制御装置
14 ノズル
18 遮蔽板
19 孔
27 ステッピングモータ
41 可変抵抗器
Claims (1)
- 【請求項1】 孔を有する遮蔽板と、この遮蔽板との
距離を手動調整可能でかつ燃料を噴射するノズルと、こ
のノズルを移動させて前記遮蔽板との距離を変化させる
ステッピングモータと、このステッピングモータを駆動
する制御装置とを備え、前記遮蔽板と前記ノズルとの距
離を変化させて遮蔽板の前記孔を通過する燃料の量を変
化させることにより燃焼量を制御する構成のガンタイプ
バーナを初期調整するに際して、前記制御装置により前
記ステッピングモータを基準位置から第1の所定ステッ
プ数だけ駆動し、この状態で燃料の燃焼量が第1の所定
燃焼量となるように前記ノズルの位置を手動調整する第
1の行程と、前記制御装置により前記ステッピングモー
タを前記第1の所定ステップ数の位置から第2の所定ス
テップ数だけ駆動し、次に可変抵抗器を手動操作するこ
とにより燃料の燃焼量が第2の所定燃焼量となるように
前記制御装置を介して前記ステッピングモータを駆動し
、このときのステップ数を前記制御装置が記憶するとい
う動作を、少なくとも1種類の前記第2の所定ステップ
数について行う第2の行程とを実行することを特徴とす
るガンタイプバーナの初期調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3053989A JPH04270813A (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | ガンタイプバーナの初期調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3053989A JPH04270813A (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | ガンタイプバーナの初期調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04270813A true JPH04270813A (ja) | 1992-09-28 |
Family
ID=12958032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3053989A Pending JPH04270813A (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | ガンタイプバーナの初期調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04270813A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140124587A1 (en) * | 2012-11-05 | 2014-05-08 | Pat Caruso | Modulating burner system |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6230940U (ja) * | 1985-08-09 | 1987-02-24 | ||
JPH0254643U (ja) * | 1988-10-11 | 1990-04-20 |
-
1991
- 1991-02-25 JP JP3053989A patent/JPH04270813A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6230940U (ja) * | 1985-08-09 | 1987-02-24 | ||
JPH0254643U (ja) * | 1988-10-11 | 1990-04-20 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140124587A1 (en) * | 2012-11-05 | 2014-05-08 | Pat Caruso | Modulating burner system |
US9528712B2 (en) * | 2012-11-05 | 2016-12-27 | Pat Caruso | Modulating burner system |
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