JPH04270732A - 薄厚smcシートの製造方法 - Google Patents

薄厚smcシートの製造方法

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Publication number
JPH04270732A
JPH04270732A JP2403910A JP40391090A JPH04270732A JP H04270732 A JPH04270732 A JP H04270732A JP 2403910 A JP2403910 A JP 2403910A JP 40391090 A JP40391090 A JP 40391090A JP H04270732 A JPH04270732 A JP H04270732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
film
thickness
amount
coated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2403910A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Yasuhara
安原 茂樹
Tomio Takatsuka
高塚 富夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2403910A priority Critical patent/JPH04270732A/ja
Publication of JPH04270732A publication Critical patent/JPH04270732A/ja
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、薄厚SMCシートの
製造方法に関するものである。さらに詳しくは、この発
明は、塗布量のバラツキが少なく、安定して高品質での
生産が可能な薄厚SMCシートの改善された製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電気、電子機器、産業機器等
の分野において、樹脂フィルムの上に熱硬化性樹脂を塗
布し、これにガラス繊維を分散させて硬化したSMCシ
ートが使用されてきており、このSMCのシートを製造
するための方法にも様々な工夫が加えられてきている。
【0003】通常、このSMCシートについては、ロー
ルより巻出した樹脂フィルムの表面に、ドクターブレー
ドを用いて樹脂を塗布し、次いでガラス繊維を分散する
方法が採用されてきており、たとえば図3に示したよう
に、ロールより巻出した樹脂フィルム(ア)をロール(
イ)およびベルト(ウ)によって搬送し、ドクターブレ
ード(エ)によって樹脂(オ)をしごきながら所定の塗
布厚みとなるように樹脂(オ)を塗布し、次いでガラス
繊維を分散している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のSMCの製造方法においては、このドクターブレー
ド(エ)による樹脂塗布時の塗付量が安定せず、実際に
、100 〜250 g/m2 の幅で、塗布樹脂量が
バラツキ、不均一になってしまうことが避けられなかっ
た。このため、ガラス繊維分散後においても、SMCシ
ートの品質がバラツキ、高品質なシートを安定して効率
よく製造することが難しかった。
【0005】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来方法の欠点を改善し、樹脂塗付
量のバラツキが少なく、安定した高品質SMCシートの
製造が可能な、新しい薄厚SMCシートの製造方法を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、多段配置したドクターブレード
により塗布量を順次規制しつつフィルム表面に熱硬化性
樹脂を塗布し、次いで樹脂塗布面にガラス繊維を分散す
ることを特徴とする薄厚SMCシートの製造方法を提供
する。
【0007】また、この発明は、樹脂厚み100 〜3
00 μm、樹脂塗布量100 〜400 g/m2 
で樹脂塗布することや、ドクターブレードを生産ライン
に2段配置し、塗布量を規制しつつ塗布することを好ま
しい態様としてもいる。ポリエステル、ポリオレフィン
、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、その他の適宜な樹脂
フィルムの表面に、この発明の方法によって安定した塗
付量の樹脂を塗布し、均一品質のSMCシートを効率よ
く製造することができる。
【0008】フィルム表面に塗布する樹脂としては熱硬
化性樹脂の適宜なものを使用することができ、ユリア、
フェノール、不飽和ポリエステル、ポリアミド等の、目
的、用途に応じた、粘度等の特性が適宜な樹脂を使用す
ることができる。たとえば、好適な態様としてフィルム
上に不飽和ポリエステルを塗布する場合には、図1に例
示したように、ロールより巻出したフィルム(1)を、
ロール(2)およびベルト(3)とによって搬送し、フ
ィルム(1)の進行方向に2段配置したドクターブレー
ド(4)(5)によってその表面に不飽和ポリエステル
樹脂(6)を塗布する。
【0009】その際に、第1段のドクターブレード(4
)では、所定の樹脂厚みの2〜3倍の厚みとなるように
規制し、そして第2段のドクターブレード(5)では所
定の厚みにまで規制する。第2段のドクターブレード(
5)に滞留する不飽和ポリエステル樹脂(6)は、一定
のレベルに達した場合にはこれを除去するようにする。
【0010】この時の操作条件としては、たとえば、樹
脂厚み100 〜300 μm、塗布量を100 〜4
00 g/m2とするために、 ・樹脂粘度      1000〜25000 cps
・フィルム速度  3〜8m/分 程度とすることができる。
【0011】この2段ドクターブレード塗布によって、
たとえば樹脂塗布量のバラツキは、150 ±50g/
m2 に常に安定化することができ、実際には、100
 g/m2 程度に容易に制御することができる。以下
、実施例として、実際の生産工程を例示し、この発明の
製造方法についてさらに詳しく説明する。
【0012】
【実施例1】添付した図面の図2に示した生産ラインに
沿ってこの発明の薄厚SMCシートの製造方法をさらに
詳しく説明する。この図2の生産ラインは、樹脂塗布部
(A)、脱泡部(B)、含浸部1(C)および含浸部2
(D)とによって構成されている。このラインにおいて
、フィルム巻出し装置(11)から巻出したフィルム(
12)は、ロールによって回転移動するワイヤベルト(
13)によって搬送する。
【0013】また、上記の各々の工程においては、以下
の通りの操作を行う。 (A)樹脂塗布部 ここでは、フィルム(12)表面に所定の樹脂(14)
を塗布し、その上にガラス繊維(15)を分散する。樹
脂(14)の塗布には、樹脂液を理想的な状態に保ち、
ドクターブレード(16)(17)を用いて所定の樹脂
厚みになるように塗布する。その際のドクターブレード
(16)(17)の機能については、たとえば、フィル
ム(12)への樹脂の塗布厚みを自動または手動で制御
可能とし、クリアランス調整精度は、自動で0.01m
m、手動で0.03mm以上と極めて高い精度とし、ま
た、ドクターブレードの充填剤が付着した場合には、ク
ラックアップ機構によって瞬時に3.5 〜5mm程度
クイックアップするようにする。
【0014】このような機能のドクターブレード(16
)(17)については、まず第1のドクターブレード(
16)によって、所定の樹脂厚みの2〜3倍の厚みとな
るように規制し、次いで第2のドクターブレード(17
)によって所定厚みとすることができる。フィルム(1
2)を搬送するワイヤベルト(13)は、含浸用のワイ
ヤメッシュベルトとシンクロさせ、SMCシートをドク
ターブレード(16)(17)から、脱泡部(B)まで
フィルム(12)を搬送する役割を果たしている。
【0015】実際、この樹脂塗布部(A)においては、
粘度約2000cpsの不飽和ポリエステル樹脂を用い
、フィルム速度5m/分の条件とする場合、厚み200
 μm前後、300 g/m2 前後の塗付量で、この
塗付量のバラツキ幅が100 g/m2 と安定した樹
脂塗布を実現することができる。次いで、この樹脂塗布
部(A)では、ガラス繊維(15)を分散するが、その
際に、たとえばロービングカッター(18)を用い、ガ
ラス繊維(15)を、0.5 、1〜4インチ程度の均
一の長さに連続的にカットし、分散することができる。 このロービングカッター(18)の場合には、カッター
ナイフとガラス繊維が点接触するため、カッターナイフ
の寿命が延長し、また刃の着脱も容易となる。さらにロ
ービングガイドパイプによりロービングがガイドされ、
左右の往復駆動により、カットしてフィルム上にガラス
繊維を異方分散することができる。(B )脱泡部 上下数本のロールによって構成し、SMCシート内の脱
泡効果を高める。次工程の含浸効果を促すために、プレ
・インプリング機能を持たせることもできる。 (C)含浸部1 上下に交互に配置したローラと、上下に設けた含浸用ワ
イヤメッシュベルトとを組み合わせ、高い品質で安定し
た均一重量のSMCシートを連続生産する。 (D)含浸部2 含浸1とほぼ同様の構成とし、さらにSMCシートの含
浸性を促進する。この含浸部2において、高粘度、高ガ
ラス含有量、高速化にも対応することが可能となる。
【0016】なお、含浸用ワイヤメッシュベルト(19
)は、ゴムベルトに比べて含浸時の圧力分散が少なく、
さらには、シートの厚み上下間で発生する周速差を利用
し、含浸効果を高める。含有部2からのSMCシートは
、たとえばターニングワインダー(20)によって巻取
ることができる。
【0017】また、上記の工程(A)樹脂塗布部におい
ては、エンドレスロービングを供給するための装置や、
FRP成形品の状態で全方向へ安定した強度を高める必
要がある場合に適用されるチョップストランドマット供
給のための装置を配設してもよい。たとえば以上の工程
により得られるSMCシートについて、その30cmを
切り取り、その重量を測定し、その後溶剤によって樹脂
を溶解し、さらにフィルムおよびガラス繊維を乾燥して
重量を測定した。200 mのSMCシートの、スター
トから20m毎の中心部サンプルにおける重量差から樹
脂塗布量のバラツキを評価したところ、最大で120 
g/m2 、最少で100 g/m2 の結果が得られ
た。
【0018】従来の1段ドクターブレードによる塗布に
比べてはるかに均一な樹脂塗布が安定して実現されてい
ることが確認された。この発明の多段でのドクターブレ
ード設置による樹脂塗布方法の優れた作用効果が確認さ
れた。
【0019】
【発明の効果】この発明により、以上詳しく説明した通
り、樹脂塗布量のバラツキが少なく、安定して高品質で
のSMCシートの生産が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のドクターブレード塗布部を例示した
側面図である。
【図2】この発明の実施例としての生産工程を例示した
側面図である。
【図3】従来の方法における塗布部を示した側面図であ
る。
【符号の説明】
1  フィルム 2  ロール 3  ベルト 4,5  ドクターブレード 6  樹脂 11  フィルム巻出し装置 12  フィルム 13  ワイヤベルト 14  樹脂 15  ガラス繊維 16,17  ドクターブレード 18  ロービングカッター 19  含浸用ワイヤメッシュベルト 20  ターニングワインダー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多段配置したドクターブレードにより塗布
    量を順次規制しつつフィルム表面に熱硬化性樹脂を塗布
    し、次いで樹脂塗布面にガラス繊維を分散することを特
    徴とする薄厚SMCシートの製造方法。
  2. 【請求項2】樹脂厚み100 〜300 μm、樹脂塗
    布量100 〜400 g/m2 で樹脂塗布する請求
    項1の薄厚SMCシートの製造方法。
JP2403910A 1990-12-19 1990-12-19 薄厚smcシートの製造方法 Pending JPH04270732A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2403910A JPH04270732A (ja) 1990-12-19 1990-12-19 薄厚smcシートの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP2403910A JPH04270732A (ja) 1990-12-19 1990-12-19 薄厚smcシートの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04270732A true JPH04270732A (ja) 1992-09-28

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ID=18513629

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JP2403910A Pending JPH04270732A (ja) 1990-12-19 1990-12-19 薄厚smcシートの製造方法

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JP (1) JPH04270732A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002126600A (ja) * 2000-10-23 2002-05-08 Sumitomo Rubber Ind Ltd 無端ベルト表面へのコーティング装置、該装置を用いたコーティング方法および無端ベルト

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002126600A (ja) * 2000-10-23 2002-05-08 Sumitomo Rubber Ind Ltd 無端ベルト表面へのコーティング装置、該装置を用いたコーティング方法および無端ベルト

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