JPH04270181A - 超伝導体繊維を銅チャンネルにはんだ付けする方法 - Google Patents

超伝導体繊維を銅チャンネルにはんだ付けする方法

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JPH04270181A
JPH04270181A JP3239679A JP23967991A JPH04270181A JP H04270181 A JPH04270181 A JP H04270181A JP 3239679 A JP3239679 A JP 3239679A JP 23967991 A JP23967991 A JP 23967991A JP H04270181 A JPH04270181 A JP H04270181A
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JP
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solder
superconductor
fibers
flux
solder paste
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JP3239679A
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English (en)
Inventor
Lawrence D Woolf
ローレンス ディー.ウールフ
Clyde H Shearer
クライド エッチ.シアラー
Frederick H Elsner
フレデリック エッチ.エルスナー
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General Atomics Corp
Original Assignee
General Atomics Corp
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Publication date
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N60/00Superconducting devices
    • H10N60/01Manufacture or treatment
    • H10N60/0268Manufacture or treatment of devices comprising copper oxide
    • H10N60/0801Manufacture or treatment of filaments or composite wires
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S505/00Superconductor technology: apparatus, material, process
    • Y10S505/825Apparatus per se, device per se, or process of making or operating same
    • Y10S505/917Mechanically manufacturing superconductor
    • Y10S505/927Metallurgically bonding superconductive members

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は一般的に超伝導体線に関する。更
に詳しくは、本発明は多繊条超伝導体線を製造するため
の方法に関する。本発明は特に、しかし排他的にではな
く、多繊条超伝導体線を製作するために超伝導体繊維を
銅チャンネルに接合するために有用である。
【0002】
【発明の背景】電気エネルギーに対する要求の増加に合
せるため、効果的な送電線が必要であることは明らかで
ある。実際、電気は多様な用途に使うことができるとい
う事実はよく認識されており、我々の日常生活で電気で
なければできないことを電気が可能にしている活動の例
は無数に挙げることができる。更に、電気技術の進歩が
電気に対する要求に累積効果をもたらしている。従って
、電気エネルギーを伝送するためのより効果的な手段が
絶えず求められている。今、電気技術に於ける特に有望
な進歩を活発に求める活動が超伝導体の分野で起きてい
る。
【0003】電線又はケーブルの製造に及び長い送電線
に超伝導体を使用することで、超伝導体材料が本来製造
困難であり且つ取扱い困難であるという事実に由来する
多くの技術的問題が出てきた。例えば、普通よく言われ
る1−2−3超伝導体はセラミックの形で機能をよく発
揮する。しかし、セラミックは極端にもろく、引張り応
力があれば、あまりそれに耐えることができない。更に
、セラミックは圧縮応力にはいくらか耐えられるが、こ
の能力も最低である。セラミック超伝導体は、不幸にも
、例外ではない。従って、もし不適切に扱うと、セラミ
ック超伝導体は容易にこわれることがある。典型的には
、セラミック超伝導体への機械的損傷はこのセラミック
の亀裂及び破損となって現れ、これがこの超伝導体の超
伝導体たる能力に重大な悪影響をもたらす。この問題に
対する答は、勿論、このセラミック超伝導体をそれが作
動中適正に支持する基体で効果的に保護することである
。同等に重要なことは、この超伝導体を支持基体に接合
する工程中にこのセラミック超伝導体を損傷してはなら
ないことである。
【0004】セラミック超伝導体を支持基体に接合する
方法の問題に取組むために、いくつかのよく知られた現
象が役に立つ。例えば、固体構造物に物理的損傷を与え
ないでそれを液体又は半液体要素で囲むことができるこ
とはよく知られている。次に、そのような液体又は半液
体要素がこの固体構造物の周りで適当に固化するので、
この固体構造物が前に液体であったこの固化した要素に
包まれ又は埋込まれる。更に、この要素がこの構造物上
で固化されるとき、この要素を支持体に同時に付着又は
接着することによって、この構造物それ自身をこの支持
体によって効果的に支持することができる。しかし、こ
の支持体がセラミック超伝導体材料である場合、この見
たところ直接的である方法が極端に複雑になる。このこ
われやすい超伝導体材料に与える物理的損傷を如何にし
て避けるかの問題に本気で取組む必要があるだけでなく
、この処理中にこの構造物(即ち、超伝導体セラミック
)に与える化学的損傷を如何に避けるかの問題がまだあ
る。
【0005】
【発明の目的】上記に照らして、本発明の目的は、セラ
ミック超伝導体繊条を、このセラミック超伝導体に使用
できない損傷をあたえることなく、保護支持基体と接合
するための方法を提供することである。本発明の他の目
的は、セラミック超伝導体繊条を、このセラミック超伝
導体に実質的に悪い化学的損傷を与えることなく、保護
支持基体と接合するための方法を提供することである。 本発明の更に他の目的は、作業上効果のある長さの超伝
導体線を製作するため多繊条セラミック超伝導体を保護
支持基体と接合するための方法を提供することである。 本発明の他の目的は、電流バイパスとして機能する、超
伝導体要素のための支持体を提供することである。本発
明の更にもう一つの目的は、再現が比較的容易であり且
つ実施が比較的コスト効果の高い、セラミック超伝導体
繊条を保護支持基体と接合するための連続的方法を提供
することである。
【0006】
【発明の概要】超伝導体線を製作するために、複数の超
伝導体繊維又は繊条を保護支持基体と接合するための方
法がこれらの超伝導体繊維をこの支持体にはんだ付けす
る工程を含む。本発明によれば、この支持体はU字形チ
ャンネルとして作られ、繊維をこのチャンネルの中に配
置する。次に、このチャンネルの中に流動性はんだペー
ストを分配し、そしてこの組合せを所定の方法で加熱し
、このはんだを繊維とチャンネルの両方と接合してこれ
らの繊維をこのチャンネルの中で支持し保持する。
【0007】このチャンネルに接合する前に、これらの
超伝導体繊維の各々に対する付加的保護を、これらの繊
維を銀のような保護層で予備被覆することによって与え
るのが好ましい。次にこれらの被覆した繊維を並置して
、このチャンネルの中へ連続的に供給される超伝導体材
料の層を形成する。本発明のためには、このチャンネル
にこれらの繊維を配置する溝が作ってあるのが好ましく
、このチャンネルを銅のような導電材料で作る。一旦こ
のチャンネルの溝の中に超伝導体材料を配置し、フラッ
クスと結合剤成分をもつはんだペーストをこのチャンネ
ルの中に連続的に分配してこれらの繊維を囲む。この超
伝導体材料、はんだ及びチャンネルを互いに適正に結合
するため、要素のこの組合せを三つの別々に区別できる
段階で連続して処理する。
【0008】この第1段階で、要素の組合せを予熱して
このはんだペーストから揮発成分を除去する。第2段階
では、この組合せを非常に短期間急速な温度上昇に暴す
。この第2段階中に、はんだの中のフラックスが活性化
して全ての金属面を清浄にする。特に、繊維、支持体、
及びはんだ金属を清浄にする。第3段階で、このはんだ
金属が初めに溶け、フラックスがこの溶融したはんだの
表面に浮く。これは、超伝導体繊維が活性フラックスと
接触することによって腐食する可能性を最小にする。こ
の第3段階の終りで、この要素の組合せをこのはんだの
融点以下の温度に急速に冷却して溶融したはんだ金属が
超伝導体繊維に与える腐食効果を最小にし、次に室温の
近くに冷却する。次にフラックス残留分をこの超伝導線
から除去する。
【0009】上に一般的に説明した手順の特定の例とし
て、フュージョン社のWC−361−801と称するS
n62−Pb36−Ag2のはんだ金属成分を含むはん
だペーストを使い、超伝導体繊維、はんだ及びU字形チ
ャンネルをこの第1段階で約130℃に加熱し、このは
んだペーストの中の揮発成分がなくなるまでこの温度に
維持する。次に第2段階を始め、この組合せを130℃
から220℃くらいまで約50℃/秒の速度で急速に加
熱する。この段階中に、はんだが超伝導体繊維とチャン
ネルの両方に付く。特に、この温度が150℃と160
℃の間に達すると、はんだの中のフラックスが活性化し
、接合すべき金属表面(即ち、チャンネル、超伝導体繊
維、及びはんだ金属)を清浄にする。続いて、この組合
せが約180℃に達すると、このペーストの中のはんだ
金属が溶け、又は再流動を始め、従ってより薄いフラッ
クスが溶融はんだの頂上に上る。最後に、205℃乃至
220℃のはんだ再流動温度に達する。
【0010】第3段階では、この組合せを短期間はんだ
再流動温度に維持し、その後はんだの溶点以下の温度に
急冷する。これは、溶融したはんだが超伝導体材料に与
える腐食効果を最小にするために行う。次に、この今で
きた超伝導体線を室温まで更に冷却し、この線から表面
のフラックス残留物を除去する。
【0011】本発明それ自身並びにその新規な特徴は、
共にその構成及びその作用に関し、添付の説明に関連す
る添付の図面から最もよく理解されるだろう。それらの
図面で、類似の参照文字は類似の部品を指す。
【0012】
【実施例】最初に図1を参照すると、超伝導体線を製造
するための装置が示され、全体を10で指されている。 図示のように、この装置10は、複数の超伝導体繊維1
2を、チャンネル14のような保護支持基体と効果のあ
るように接合することを意図している。これをするため
に、はんだペースト分配装置16と炉18が、はんだを
使って超伝導体繊維12をチャンネル14と接合して超
伝導体線20を作るために、続けて配置されている。
【0013】更に詳しくは、結合装置22を使って複数
の前もって作った超伝導体繊維12を並置して超伝導体
材料の層を作る。本発明によれば、いくつかのよく知ら
れた線並置手段のどれを使ってもよい。しかし、重要な
ことは、超伝導体繊維12を層状に並置するために選ん
だ手段がこれらの繊維12を物理的に損傷することなく
それをできなければならないことである。図1は又、供
給スプール24が最初、超伝導体線12と接合すべき超
伝導体線20のチャンネル部品14を保持していること
も示す。ローラ26も、図1に示すように、超伝導体繊
維12を結合装置22から引くときにそれらをこのチャ
ンネル14の中に適正に配置され得るようにチャンネル
14を位置づけるために設けられている。
【0014】しばらくの間図2を参照すると、チャンネ
ル14は溝28を備えるU字形構造であるのが好ましい
ことがわかる。特に、このチャンネル14の溝28は、
チャンネル14の床30とこの床30から垂直に延びる
1対のほぼ平行な側壁32,34によって境界づけられ
ている。更に、このチャンネル14は、銅のような導電
性金属で作られているのが好ましい。チャンネル14の
この構造で、これらの並置された超伝導体繊維12は、
ほぼ図2、3及び4に示すように、これらの繊維12が
このチャンネル14の床30の上に載っているように、
チャンネル14のこの溝28の中に配置されているのが
好ましい。
【0015】さて、図1に戻って、超伝導体繊維12を
チャンネル14の溝28の中に配置し、この組合せがこ
のはんだペースト分配装置16の下を通り、そこで溝2
8がはんだペースト36で満たされるのがわかるだろう
。はんだペースト36は、市販の種類で、Sn62−P
b36−Ag2の配合式で表わされる金属はんだ含有率
のものが好ましい。この組成は、銀被覆部品をはんだ付
けするとき銀の浸出を最少にするためにこの技術分野が
知られている。又、このはんだ組成は、融点が比較的低
い。それで、超伝導体部品の品質低下の可能性は最小に
なる。
【0016】更に、このはんだペースト36が、フラッ
クスを含み、それが関連技術分野でよく知られているよ
うに、このはんだペースト36にはんだ付けの前に表面
を清浄にする能力を与えることが必要である。更に、こ
のはんだペースト36は、このフラックスと金属はんだ
を安定な懸濁状態に保持し且つ加熱前の金属はんだとフ
ラックスの相互作用を防止するために関連技術分野でよ
く知られた結合剤を必ず含んでいるだろう。本発明のた
めには、このフラックスは、有機酸、無機酸又はロジン
ベースのフラックスのどれかでよい。それは、残留分が
水溶性である有機酸フラックスであることが好ましい。
【0017】図3に示すように、十分なはんだペースト
36を溝28の中に分配してこのはんだペースト36が
ペースト36の山38を作るのが好ましい。これは、こ
の組合せが次の段階の処理を受けてから超伝導体繊維1
2をチャンネル14に結合するための材料が十分にある
ようにするためにそうである。当業者ならわかるように
、はんだペースト36を分配装置16から分配する速度
はいくつかの変数に依る。第1に、チャンネル14と超
伝導体繊維12がこの分配装置16の下を通る速度があ
る。第2に、このチャンネル14の物理的寸法が考慮事
項である。そして第3に、山38を作るべき範囲を考慮
しなければならない。重要なことは、チャンネル14の
溝28の中にはんだペースト36を分配することは、こ
こで開示するように、繊維12へ与える物理的損傷の可
能性を最小にしながら超伝導体繊維12をペースト36
で囲むかその中に埋込むためのおだやかな方法を提供す
ることを意図していることである。事実、よく知られた
ウェーブはんだ付け法のような従来の方法のいくつかは
、この極端にもろい超伝導体繊維12に許容できない物
理的損傷を生ずることがあることが確認されている。
【0018】本発明に従ってチャンネル14の溝28の
中にはんだペースト36を分配するための装置を図2に
示す。特に、この装置は断面で示し、三つの充填室40
a,40b,40cを含むように図示している。図示の
ように、はんだペースト36は各室40a,40b,4
0cの中に入れておくことができ且つそれぞれの弁42
a,42b,42cを適当に開いてペースト36を室4
0a,40b,40cからシュート44の中へ選択的に
流すことができる。流れ制御弁45がシュート44の中
に置かれ、シュート44及び出口ノズル46を通るはん
だペースト36の流量を制御する。本発明で意図したよ
うに、これらの弁42a,42b,42c及び制御弁4
5は、この分配装置16を通してはんだペースト36を
分配するために協力して効果的に使うことができるもの
であれば、関連技術分野でよく知られたどの種類のもの
でもよい。
【0019】図1は、分配装置16によってはんだペー
スト36をチャンネル30の溝28の中の超伝導体繊維
12の上に分配してから、この組合せが炉18を通るこ
とを示す。本発明の目的に対して炉18は関連技術分野
でよく知られたどの種類のものでもよい。しかし、重要
なことに、炉18ははんだペースト36がチャンネル1
4の中の超伝導体繊維12を囲んだままそれを所定の方
法で加熱と冷却の両方できなければならない。特に、こ
のはんだペースト36は少くとも三つの区別できる時間
/温度段階を経なければならない。図1に示すように、
炉18には第1段階48用の加熱室47があり、その中
ではんだペースト36を予熱してその中にある揮発成分
を追い出す。又、炉18にあるのはこの方法の第2段階
50用の加熱室49で、その中でこのはんだペースト3
6を急速に加熱して先づペースト36の中のフラックス
を活性化し次にこのペースト36の中の金属はんだを溶
融し、それで液体フラックスと液体はんだ56が分離す
る。この点で、このはんだが流れ、そして活性化したフ
ラックスが先に清浄にした全ての金属部品をぬらし始め
る。本発明によれば、加熱室47と加熱室49の両方と
も、熱板又は赤外線ランプのような、関連技術分野で知
られた発熱体のどの種類のものでもよい。
【0020】線20を製作するためのこの方法の第3段
階52で、このはんだ金属は最初加熱室53の中で液体
状態に維持されている。冷却室51は、第1段階48と
第2段階50、と第3段階の最初の部分が終った後にチ
ャンネル14の溝28の中に残っている液体はんだ56
を凝固するために設けられている。図1は又、炉18に
はガイド54があり、それはわずかに湾曲していて炉1
8に取付けられていて湾曲した通路を作り、チャンネル
14がこの炉18を通過するときこの通路に従わなけれ
ばならないことを示す。この湾曲した通路の目的は、超
伝導体繊維12に法線力を発生して溶融はんだからの浮
力に対抗させ、これらの繊維をこの製作工程中この溝2
8の中に且つチャンネル14の床30に接触させ又はそ
の近くに拘束するためである。
【0021】この装置10が行い、その結果超伝導体線
20ができる、この特別な加熱段階は、多分、図5を参
照すれば最もよくわかる。第1段階48は、超伝導体繊
維12が結合装置22によって並置され且つチャンネル
14の床30の上に載るように置かれてから始まること
がわかるだろう。効果としては、第1段階48は繊維1
2、チャンネル14及びはんだペースト36の組合せが
炉18に入ったときに始まる。簡単のために、これらの
要素の組合せに対する炉18の効果は、このはんだペー
スト36とその再流動化し凝固したはんだ56を特定的
に参照して議論する。しかし、この繊維12とチャンネ
ル14も各段階の各々で同じ時間及び温度変動を受ける
ということは理解されるべきである。これを考慮して、
はんだペースト36は、初期時刻t0 、初期温度T1
 (即ち室温)で炉18に入る。第1段階48の間、は
んだペースト36は室温T1 から温度T2 に加熱さ
れ、このT2 はこの特定のはんだペースト36のフラ
ックス活性化温度以下であり典型的には約130℃であ
る。曲線58で示すように、第1段階48中のT1 か
らT2 への遷移はいくつかの速度のどれでやってもよ
い。どの場合も、この温度T2 を、はんだペースト3
6から揮発成分を除去するために必要な時間保持する。
【0022】時刻t1 で始まる第2段階50の持続時
間は重要である。特に、温度T2 のはんだペースト3
6で、比較的急速な温度上昇が時刻t1 で始まる。こ
の急速な温度の上昇は1秒間に50℃(50℃/秒)に
ほぼ等しい速度でなされるのが好ましい。この温度上昇
中、はんだペースト36の中のフラックスは、このはん
だペースト36が典型的には150℃であるフラックス
活性化温度の上を通るので、活性化される。このフラッ
クスの活性化は、このはんだペースト36の中のフラッ
クスに金属部品(即ち、超伝導体繊維12の銀被膜、は
んだペースト36の中のはんだ金属、及びチャンネル1
4)を清浄にさせる。このはんだの温度はこの第2段階
50中上り続けるので、はんだ56が溶け且つはんだペ
ースト36の中の薄いフラックスが上昇しこの溶融した
はんだ56の上に浮かぶ。特に、このはんだペースト3
6からのフラックスの分離又は解離は、このはんだの融
点である約180℃で有効になる。
【0023】図5を参照すると、曲線60で示すように
、T2 から205℃乃至220℃の範囲の温度T3 
への温度上昇がt1 とt2 の間の時間で行われるの
がわかるだろう。この時間は1乃至10秒のオーダであ
るのが好ましく、2秒ぐらいであるのが更に好ましい。 重要なことに、この時間を短く保つことによって、この
活性化したフラックスを銀被覆超伝導体繊維12との接
触から速かに離し、それによってこの活性化したフラッ
クスが超伝導体繊維12を腐食し又は他の方法で損傷す
る可能性を最小にする。
【0024】第3段階52中、今は超伝導体繊維12、
チャンネル14及び溶融はんだ56を含むこの組合せの
温度を約1乃至10秒間T3 に維持して、はんだ56
がチャンネル14の中の繊維12の周りに流れるのを容
易にする。次にこの温度を1乃至5秒間でT3 からこ
のはんだ56の融点以下の温度に急速に下げる。これは
、溶融したはんだ56がこの超伝導体繊維12と接触し
ている時間を最少にするために重要である。ここでの意
図は、その結果溶融したはんだ56が繊維12に与える
有害な腐食性の影響を最小にすることである。曲線62
で示すように、この冷却はかなり速く行うことができ、
ついにこの線20を室温T1 に戻す。第3段階52の
完了後、はんだペースト36は、はんだ56と、はんだ
ペースト36から分離し、はんだ56の上に載っている
フラックス残留分(図示せず)とに変換されているのが
効果的である。
【0025】炉18から出たこの超伝導体線20は、す
ぐ上に示したように、フラックス残留分で覆われている
。このフラックス残留分を今度は取除かなければならな
い。これをするために、図1に示すようにスクラバー6
4が置かれている。このフラックス残留分が水溶性であ
る場合は、スクラバー64は熱湯ゆすぎをしてこのフラ
ックスを超伝導体線20から除去する。この熱湯ゆすぎ
の温度は49℃−82℃の範囲にあるのが好ましい。 このフラックスがロジンベースである場合、スクラバー
64は、このフラックス残留分を超伝導体線20から除
く溶剤ゆすぎに変えることができる。その結果は、図4
に断面で示す超伝導体線20である。その図で、線20
がほぼ平坦であり且つ断面がほぼ矩形であるのがわかる
だろう。更に、はんだペースト36からはんだ56への
転移で山38が効果的に除去されたことがわかるだろう
。重要なことは、この超伝導体繊維12がはんだ56に
よって完全にぬらされ且つ囲まれてこの超伝導体繊維1
2を保護し、このはんだ56がチャンネル14に付いて
この超伝導体繊維12をチャンネル14に保持し支持す
ることである。
【0026】超伝導体繊維12を保護し、支持すること
に加えて、このはんだ56と銅チャンネル14の組合せ
は電流のバイパス要素としても作用する。換言すれば、
この超伝導体が作動中超伝導状態から普通状態に変化し
たとき(即ち、この線20がかなりの量の電流を輸送す
るとき)、この電流はこのはんだ56と銅チャンネル1
4に流れ込むだろう。このバイパス能力を与えたことは
、もしそれがなければ起こるかもしれない、この超伝導
体の突発的破壊を防ぐためである。スクラバー64で洗
った後、この超伝導体線20は、輸送及びその後の使用
のために巻取りスプール66に巻く。
【0027】ここに図示し且つ詳細に開示した、超伝導
体繊維を銅チャンネルにはんだ付けするための特別な方
法は、目的を完全に達成し先に述べた利点を得ることが
できるが、それは単に本発明の現在好ましい実施例の例
示にすぎないこと及び前記の特許請求の範囲に記載する
以外、ここに示した構成や設計の詳細に如何なる制限も
意図しないことを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法によってセラミック超伝導体繊維
を支持基体にはんだ付けして超伝導体線を製作するため
に必要な装置および部品の模式図。
【図2】図1の線2−2による、この装置の一部の断面
図。
【図3】この製作法の途中の図1の線3−3による、こ
の超伝導体線の一部の断面図。
【図4】この製作法の途中の図1の線4−4による、こ
の超伝導体線の一部の断面図。
【図5】本発明の方法による超伝導体線の製作のための
加熱段階の温度対時間のグラフ。
【符号の説明】
12  超伝導体繊維 14  チャンネル 20  超伝導体線 28  溝 36  はんだペースト

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  超伝導体繊維(12)を溝(28)が
    作られたチャンネル(14)と接合するための方法であ
    って、(a) 超伝導体繊維(12)を該チャンネル(
    14)の該溝(28)の中に位置づける工程、(b) 
    フラックス成分と該超伝導体繊維(12)を囲むための
    はんだ金属成分とを有するはんだペースト(36)を該
    溝(28)に充填する工程、(c) 該フラックスを活
    性化するために該はんだペースト(36)を加熱する工
    程、及び(d) 該はんだ金属を溶融して該繊維(12
    )を該溶融はんだで囲むために該はんだペースト(36
    )を加熱する工程、を含む方法。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の方法であって、更に該
    繊維(12)を該はんだで包むために該溶融はんだを凝
    固する工程を含む方法。
  3. 【請求項3】  請求項1記載の方法に於いて、該はん
    だペースト(36)がSn62−Pb36−Ag2のは
    んだを含む方法。
  4. 【請求項4】  請求項1記載の方法に於いて、該フラ
    ックスが有機酸ベースであり且つ水溶性残留分を有する
    方法。
  5. 【請求項5】  請求項4記載の方法であって、更に該
    水溶性フラックス残留分を49℃乃至82℃の温度範囲
    の熱湯ゆすぎで除去する工程を含む方法。
  6. 【請求項6】  請求項1記載の方法に於いて、該はん
    だペースト(36)を約130℃乃至約220℃で約2
    秒間加熱する方法。
  7. 【請求項7】  請求項1記載の方法に於いて、該はん
    だペースト(36)を約130℃の温度に予熱する方法
  8. 【請求項8】  請求項1記載の方法に於いて、約22
    0℃の温度を約1乃至10秒間維持する方法。
  9. 【請求項9】  請求項2記載の方法に於いて、該凝固
    工程を1乃至5秒間で達成する方法。
  10. 【請求項10】  請求項1記載の方法に於いて、該繊
    維(12)が銀で被覆されている方法。
  11. 【請求項11】  請求項1記載の方法に於いて、該チ
    ャンネル(14)がU字形であり且つ銅でできている方
    法。
  12. 【請求項12】  請求項1記載の方法に於いて、該繊
    維(12)がはんだペースト(36)の層の中に複数の
    繊維と並置される方法。
  13. 【請求項13】  請求項1記載の方法に於いて、この
    充填工程が流動性はんだペースト(36)を連続的に充
    填することによって達成される方法。
  14. 【請求項14】  請求項1記載の方法に於いて、この
    位置づけ工程が該超伝導体繊維(12)を該チャンネル
    (14)の該溝(28)の中へ連続的に送ることによっ
    て達成される方法。
  15. 【請求項15】  超伝導体材料(12)を支持体(1
    4)と接合するための方法であって、(a) 該超伝導
    体材料(12)をフラックス成分と金属はんだ成分とを
    有するはんだペースト(36)の中に埋込む工程、(b
    ) 該埋込んだ超伝導体材料(12)を該支持体(14
    )で支持する工程、(c) 該フラックスを活性化する
    ため該はんだペーストを加熱する工程、及び(d) 該
    はんだ金属成分を溶融して該材料(12)を該溶融はん
    だで囲むために該はんだペースト(36)を加熱する工
    程、を含む方法。
  16. 【請求項16】  請求項15記載の方法であって、更
    に該材料(12)を該はんだで包むために該溶融はんだ
    を凝固する工程を含む方法。
  17. 【請求項17】  請求項15記載の方法において、該
    支持体が溝(28)の作られているU字形の銅チャンネ
    ルであり、該超伝導体材料(12)が該溝(28)の中
    に配置されている方法。
  18. 【請求項18】  請求項15記載の方法に於いて、該
    フラックスを活性化するための該加熱工程及び該はんだ
    金属を溶融するための該加熱工程が約130℃から約2
    20℃への比較的急速な温度上昇の中で達成される方法
  19. 【請求項19】  請求項18記載の方法に於いて、該
    比較的急速な温度上昇が約2秒の時間で達成される方法
  20. 【請求項20】  請求項15記載の方法に於いて、該
    はんだペースト(36)がSn62−Pb36−Ag2
    のはんだを含む方法。
  21. 【請求項21】  請求項20記載の方法に於いて、該
    フラックスが有機酸ベースであり且つ水溶性残留分を有
    する方法。
  22. 【請求項22】  請求項21記載の方法であって、更
    に該水溶性フラックス残留分を熱湯ゆすぎで除去する工
    程を含む方法。
  23. 【請求項23】  溝(28)のあるチャンネル(14
    )にはんだによって接合された超伝導体繊維(12)を
    超伝導体線(20)に於いて、該線(20)が、(a)
     超伝導体繊維(12)を該チャンネル(14)の該溝
    (28)の中に位置づける工程、(b) フラックス成
    分と該超伝導体繊維(12)を囲むためのはんだ金属成
    分とを有するはんだペースト(36)を該溝(28)に
    充填する工程、(c) 該フラックスを活性化するため
    に該はんだペースト(36)を加熱する工程、(d) 
    該はんだ金属を溶融して該繊維(12)を該溶融はんだ
    で囲むために該はんだペースト(36)を加熱する工程
    、及び(e) 該繊維(12)を該はんだで包むために
    該溶融はんだを凝固する工程を含む方法で製作された超
    伝導体線。
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