JPH04269951A - 解剖台 - Google Patents

解剖台

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JPH04269951A
JPH04269951A JP5309091A JP5309091A JPH04269951A JP H04269951 A JPH04269951 A JP H04269951A JP 5309091 A JP5309091 A JP 5309091A JP 5309091 A JP5309091 A JP 5309091A JP H04269951 A JPH04269951 A JP H04269951A
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inlet pipe
pipe
dissecting
suction pipe
dissecting table
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Yasuo Tsutsui
筒井 靖夫
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Shiraimatsu and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、解剖学、法医学、病理
学のそれぞれの解剖に供される解剖台に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、AIDSウィル
スや肝炎ウィルスやATLなど、未だ完全な治療法が確
立されていない感染症が多発しており、これらに感染し
ている患者やこれらに感染しているおそれのある患者に
ついて解剖を行う機会が増えている。また、結核菌に感
染している患者についての解剖も増えている。そのため
、剖検担当者が剖検の際にAIDSやウィルス性肝炎や
ATLなどに感染する危険があり、感染防止のため、解
剖台の改善も望まれている。特に、空気感染しやすい結
核菌については感染防止対策を十分に行わねばならない
【0003】剖検の際の感染について、主たる感染経路
は患者、その血液、体液、汚物等との直接接触であると
考えられる。この直接接触による感染を防止するため、
出願人は既に新規有用な解剖台を提供している(例えば
実願平1−036342)。しかしながら、感染防止に
万全を期すためには、被剖検体から発生するエアロゾル
による空気感染をも予防する必要がある。特に、結核菌
については重要である。
【0004】本発明の目的は、遺体から発生するエアロ
ゾルの拡散を防ぐことのできる解剖台を提供するにある
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1に
記載の解剖台、すなわち、周辺に貫通孔を設けた平板状
の簀の子と、吸気管と、吸気管カバーと、を備えた解剖
台であって、上記簀の子をして解剖台テーブルの上面と
なし、上記吸気管をテーブル底面を貫通して設け、吸気
管上縁をテーブル底面より上に突き出し、吸気管下縁が
解剖台底面に至るように配置し、上記吸気管カバーを上
記吸気管の上方に離して配置し、吸気管の開口を上方か
ら覆うようになした解剖台によって、達成される。
【0006】本発明の好ましい実施態様においては、請
求項2に記載のように、簀の子に設けた貫通孔の開口面
積を調節する手段を更に有する。本発明の他の1つの好
ましい実施態様においては、請求項3に記載のように、
解剖台の側面に室内・吸気口を設け、室内・吸気口と吸
気管とを連通させている。そして、本発明の別の好まし
い実施態様においては、請求項4に記載のように、解剖
台が上部と下部とに分割され、解剖台の上部を上下に移
動させ、解剖台の高さを調節する機構を備え、吸気管が
主吸気管と外被管とパッキングとからなり、主吸気管が
外被管の中に挿入され、パッキングによって互いに気密
を保ちつつ摺動可能となっている。
【0007】
【作用】簀の子は、解剖台テーブルの上面をなし、その
中央に被剖検体を載置する。そして、解剖室のエアーは
、簀の子の周辺に設けた貫通孔から吸い込まれ、吸気管
を通って、解剖室外に排気される。したがって、被剖検
体を取り囲むように、上から下へ貫通孔に吸い込まれる
エアーの流れが生じ、いわゆるエアー・カーテンが形成
される。また、被剖検体から生ずる血液、体液、汚物等
が簀の子から落ちてくるが、吸気管の上方に配置した吸
気管カバーによって遮られ、吸気管開口から内部に混入
することが防がれる。そして、被剖検体から生ずる血液
、体液、汚物等が簀の子から落ち、テーブル底面に沿っ
て排水口に向かって流れ、また、これらを洗い流すため
に洗浄水が流されるが、吸気管上縁がテーブル底面より
上に突き出ているため、血液、体液、汚物等や洗浄水が
吸気管上縁から流れ込むことはない。
【0008】
【実施例】本発明の1つの実施例である解剖台について
、添付図面を用いて詳細に説明する。
【0009】図1は、解剖室とともに、本発明の実施例
に係る解剖台の一部断面を含む側面図を表わす。図1中
の直線A−Aより左下側は断面を示している。図2は、
本発明の実施例に係る解剖台を用いた解剖室システムを
表わす概略図である。
【0010】本実施例の解剖台は、解剖台上部1と解剖
台下部2とに分割されている。解剖台下部2は解剖室床
24に据え付けられて、解剖室床24の中に設けた排気
管25が解剖台の外被管10および主吸気管6と整合す
るように配置されている。
【0011】解剖台下部2の一部である外被管10の中
に、解剖台上部1の一部である主吸気管6が挿入されて
おり、外被管10の内側と主吸気管6の外側との間はパ
ッキング11、12が配置されており、外被管10と主
吸気管6とは、互いに気密を保ちつつ摺動可能となって
いる。また、本実施例の解剖台は、図示していないが、
解剖台の高さを調節する機構を備えており、解剖台上部
1を上下に移動させることができる。これらがあいまっ
て、外被管10と主吸気管6との気密を保ちつつ解剖台
の高さを自由に調整できる。したがって、外被管10、
主吸気管6、パッキング11、12は気密を保ち吸気機
能を持つ1つの導管と等価であるから、外被管10、主
吸気管6、パッキング11、12をもって吸気管をなす
と考えることとする。
【0012】解剖台下部2の側壁は、解剖台上部1の側
壁の中に隙間をもって挿入されており、解剖台上部1の
側壁と解剖台下部2の側壁との隙間が室内換気・吸気口
9となっている。この室内換気・吸気口9は、外被管1
0の下部に設けた隙間を通じて主吸気管6、排気管25
とつながっており、解剖室内のエアーは室内換気・吸気
口9から吸い込まれ、排気管25を通って排気される。
【0013】解剖台上部1には解剖台テーブルが設けら
れている。解剖台テーブルは、上方に開放した凹部をな
し、その上に簀の子3が取り外し可能かつ移動可能に載
せている。簀の子3は周辺に貫通孔4が設けられた平板
状である。簀の子3は、1枚の長い平板状であっても、
短い平板状のもの、複数枚を横に並べたものでもよい。 また、簀の子を2層に重ね、相互の位置をずらすことに
よって、簀の子に設けた貫通孔4の開口面積を実質的に
調整してもよい。このように簀の子に設けた貫通孔4の
開口面積を実質的に調整することにより、貫通孔4から
の吸気量や吸気速度を簡単に制御することができ便利で
ある。簀の子3の上、中央には、被剖検体30を載置す
る。したがって、エアーは貫通孔4に向かって吸い込ま
れ、被剖検体30の周囲を取り囲むようにエアー・カー
テンが形成される。解剖台の簀の子3に設けた貫通孔4
に対応して、上方の解剖室天井20に給気管21の開口
を配置すると、解剖室天井20から解剖台までの間にエ
アー・カーテンを連続的に形成することができ、剖検者
31と被剖検体30とを連続したエアー・カーテンでも
って十分に遮断でき好ましい。
【0014】主吸気管6の上縁はテーブル底面 7より
上に突き出して配置されている。また、吸気管カバー5
を主吸気管6の上方に離して配置し、主吸気管6の開口
を上方から覆うようになしている。本実施例では吸気管
カバー5の上部が平になっているが、血液等が吸気管カ
バー5の上部に堆積するのを防止するため、中央から周
囲に向かって低くなる傾斜を設けるのが望ましい。さて
、被剖検体30から生ずる血液、体液、汚物等は簀の子
3を通り抜けて落下するが、吸気管カバー5によって主
吸気管6の開口を上方から覆っているので、血液、体液
、汚物等が主吸気管6に混入することがない。また、落
下した後、血液、体液、汚物等はテーブル底面7に沿っ
て排水口に向かって流れるが、主吸気管6の上縁はテー
ブル底面 7より上に突き出して配置されているので、
血液、体液、汚物等や洗浄水が主吸気管6の中に流れ込
むことがない。
【0015】解剖室天井20には給気管21が埋設され
ており、解剖台の貫通孔4の上方の対応位置には給気管
21の開口が配置されている。解剖台の真上には、無影
灯などの照明具22が設けられている。給気管21の開
口を取り囲んで、透明なエアー・フード23が解剖室天
井20から下へ伸びている。
【0016】解剖室床24には排気管25が埋設されて
おり、図2に示すように排気管25はヘパ・フィルター
26を経由して殺菌設備27に接続されている。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る解剖台の簀の子周辺に設け
た貫通孔に向かって空気が吸い込まれ、エアー・カーテ
ンが形成される。そして、感染症に感染しているおそれ
のある被剖検体を簀の子の中央に載置し、解剖医など剖
検者は解剖台の近くで作業を行う。したがって、被剖検
体を取り囲むようにエアー・カーテンが配置され、被剖
検体と剖検者との間には常にこのエアー・カーテンが介
在するため、被剖検体から発生するエアロゾルによる空
気感染を有効に予防することができる。
【0018】また、本発明においては、吸気管の上方に
離して吸気管カバーを配置しているため、被剖検体から
滴下する体液、血液等が吸気管内に混入することなく、
吸気管から吸気することができる。そのため、吸気管内
を清潔に保つことができる。さらに、本発明においては
、吸気管の上縁を解剖台のテーブル面より上に突き出し
ているため、体液、血液等や洗浄水がテーブル面上を伝
って流れるが、これらが吸気管の中に流入することがな
い。したがって、清潔を保ちつつ、体液、血液等の洗浄
除去と空気感染防止とを同時に行うことができ、感染防
止の完全を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】解剖室および本発明の実施例に係る解剖台の一
部断面を含む側面図である。
【図2】本発明の実施例に係る解剖台を用いた解剖室シ
ステムを表わす概略図である。
【符号の説明】
1  解剖台上部 2  解剖台下部 3  簀の子 4  貫通孔 5  吸気管カバー 6  主吸気管 7  テーブル底面 8  排水口 9  室内換気・吸気口 10  外被管 11  パッキング 12  パッキング 20  解剖室天井 21  給気管 22  照明具 23  透明なエアー・フード 24  解剖室床 25  排気管 26  ヘパ・フィルター 27  殺菌設備 30  被剖検体 31  剖検者

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  周辺に貫通孔を設けた平板状の簀の子
    と、吸気管と、吸気管カバーと、を備えた解剖台であっ
    て、上記簀の子をもって解剖台テーブルの上面となし、
    上記吸気管をテーブル底面を貫通して設け、吸気管上縁
    をテーブル面より上に突き出し、吸気管下縁が解剖台底
    面に至るように配置し、上記吸気管カバーを上記吸気管
    の上方に離して配置し、吸気管の開口を上方から覆うよ
    うになした解剖台。
  2. 【請求項2】  簀の子に設けた貫通孔の開口面積を調
    節する手段を有する請求項1に記載の解剖台。
  3. 【請求項3】  解剖台の側面に室内・吸気口を設け、
    室内・吸気口と吸気管とを連通させた請求項1または2
    に記載の解剖台。
  4. 【請求項4】  解剖台が上部と下部とに分割され、解
    剖台の上部を上下に移動させ、解剖台の高さを調節する
    機構を備え、吸気管が主吸気管と外被管とパッキングと
    からなり、主吸気管が外被管の中に挿入され、パッキン
    グによって互いに気密を保ちつつ摺動可能となした請求
    項1、2または3のいずれか1つに記載の解剖台。
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Cited By (5)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009226222A (ja) * 2009-05-06 2009-10-08 Yoshihisa Hayakawa 処置台上で発生する有害物の捕集・除去装置
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CN102895006A (zh) * 2012-10-29 2013-01-30 河南博斐科技有限公司 具有控制系统的移动式法医工作站
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JPH01150911U (ja) * 1988-04-06 1989-10-18

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