JPH04269417A - 静電リレーの製造方法 - Google Patents

静電リレーの製造方法

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JPH04269417A
JPH04269417A JP3017791A JP3017791A JPH04269417A JP H04269417 A JPH04269417 A JP H04269417A JP 3017791 A JP3017791 A JP 3017791A JP 3017791 A JP3017791 A JP 3017791A JP H04269417 A JPH04269417 A JP H04269417A
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JP
Japan
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movable plate
base
movable
contact
electrostatic
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Pending
Application number
JP3017791A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kanekawa
仁士 金川
Koichi Aizawa
浩一 相澤
Keiji Kakinote
柿手 啓治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04269417A publication Critical patent/JPH04269417A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H59/00Electrostatic relays; Electro-adhesion relays
    • H01H59/0009Electrostatic relays; Electro-adhesion relays making use of micromechanics

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電力(クーロン力
)を利用して接点の接離を行う静電リレーの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】静電リレーは、電磁リレーのように電磁
コイルを必要とせず小型化が図れることから、開発が盛
んに進められている。図10および図11は、従来の静
電リレーをあらわす。この静電リレー81では、可動板
82の表面に設けられた可動接点83と基体84表面に
設けられた固定接点85、85とが対向配置されており
、可動板82は可動接点83が固定接点85に対し接離
する変位可能に一側で直に前記基体84により支持され
ている。この静電リレー81では可動板82(の表面の
駆動電極88)と基体84の間への電圧印加により発生
する静電力で可動板82が下側に変位して両接点83、
85が接触し、静電力の消滅に伴い可動板82が元の位
置に戻り接点83、85が離れるようになっている。
【0003】図12および図13は、従来の他の静電リ
レーをあらわす。この静電リレー91では、可動電極ブ
ロックAと固定電極ブロックBがスペーサCを介して接
合された構造を有していて、可動電極ブロックAは可動
板92と支持部93を備えるとともに可動板92の裏面
に可動接点94が設けられており、固定電極ブロックB
は基体96を備えるとともに同基体96の表面に固定接
点97が設けられている。これら可動接点94と固定接
点97は対向配置されていて、可動板92は可動接点9
4が固定接点97に対して接離する変位可能に一側で支
持部93により支持されている。可動板92と基体96
(の駆動電極98)間への電圧印加により発生する静電
力で可動板92が下側に変位して両接点94、97が接
触し、静電力の消滅に伴い可動板92が元の位置に戻り
両接点94、97が離れるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記静
電リレー81は、可動板82の機械的信頼性が低いとい
う問題がある。これは可動板82の厚みおよび材料が限
られるからである。静電リレー81の場合、基体84表
面に可動板用パターン膜を設け、その裏側に堀り込89
を形成することで片持梁構造の可動板82が設けられる
。可動板用パターン膜が、例えば、十分な厚み(例えば
、数十μm)のシリコン単結晶膜であれば問題ないので
あるが、十分な厚みのシリコン単結晶膜を適切な形で基
体84表面に積層形成することは非常に難しい。
【0005】一方、上記静電リレー91の場合には、可
動電極ブロックAと固定電極ブロックBを個別に製造し
た後、スペーサCを挟み接合する工程が必要であり、こ
の工程では小さなブロックを高い位置合わせ精度で接合
しなければならず、そのため、製造は非常に難しい。こ
の発明は、上記事情に鑑み、機械的信頼性の高い可動板
を備えた静電リレーを容易に製造することのできる方法
を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
、請求項1記載の発明にかかる製造方法では、可動板の
裏面に設けられた可動接点と基体表面に設けられた固定
接点とが対向配置され、前記可動板は前記基体表面に設
けられた支持部により可動接点が固定接点に対し接離す
る変位可能に一側で支持され、前記可動板と基体間への
電圧印加により発生する静電力で前記可動板が基体に近
づいて両接点が接触し、静電力の消滅に伴い可動板が基
体から遠ざかり両接点が離れるようになっている静電リ
レーを得るにあたり、前記支持部となる高い凸部と前記
可動板となる低い凸部を有し、この低い凸部表面に可動
接点が設けられているとともに両凸部を有する側の表面
の凹凸が凸部表面の前記可動接点も含めて堆積材で埋め
られて表面が平らとなった基板を準備しておき、この基
板の前記堆積材表面における可動接点と対面する位置に
前記固定接点を形成し、その上に基体となる層を積層形
成してから、前記支持部および可動板となる凸部の底面
が露出するまで前記基板をその裏面側から研磨し、つい
で、前記堆積材を選択的に除去するようにしている。
【0007】請求項2記載の発明にかかる製造方法では
、上に加えて、基板にシリコン単結晶板を用い、堆積材
にノンドープドポリシリコンを用いるようにしている。 請求項3記載の発明にかかる製造方法では、上に加えて
、基体となる層を、先に絶縁層を堆積させてからポリシ
リコン層を堆積させることにより積層形成するようにし
ている。
【0008】
【作用】この発明では、支持部および可動板の裏面側上
に直に固定接点および基体を通常のフォトリソグラフィ
技術を用いて簡単に精度よく積層形成するため、小さい
ブロック同士をスペーサで接合するという困難な工程が
省けるため、製造は容易である。
【0009】可動板材料の制限も少ない。シリコン単結
晶基板でも凸部を容易に形成することができるため何ら
問題ない。可動板の厚みも可動板用の低い凸部の高さを
所定の厚みにするだけであり、数十μmの厚みも可能で
ある。可動板の材料制限が少なく、厚みも十分に確保で
きるため、可動板の機械的信頼性が高まる。基板がシリ
コンである場合、可動板および支持部がシリコン単結晶
からなるため、可動板の信頼性が極めて高い。
【0010】堆積材がノンドープポリシリコンである場
合、堆積材の選択エッチングが容易である。基体となる
層を、先に絶縁層を堆積させてからポリシリコン層を堆
積させることにより積層形成する場合、ポリシリコン層
を静電力発生用の導電部に用いることができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例により静電リレーを
製造するときの様子を図面を参照しながら詳しく説明す
る。この発明では図3に示す基板を準備する。すなわち
、支持部となる高い凸部31と可動板となる低い凸部3
2を有し、この低い凸部32表面に可動接点5が設けら
れているとともに両凸部31、32を有する側の表面の
凹凸が凸部表面の前記可動接点5も含めてノンドープド
ポリシリコンからなる堆積材33で埋められて表面が平
らとなったシリコン単結晶基板30を準備し、この上に
、固定側を直接作り込むのである。この基板30は、以
下のようにして作製することができる。
【0012】図1にみるように、凸部31の表面となる
部分がマスク用二酸化シリコン膜(あるいはシリコン窒
化膜)35となっている(100)シリコン単結晶基板
30に対しKOH水溶液を用い異方性エッチングを施し
未マスク部分を接点ギャップ分だけ削る。そして、凸部
32の表面となる部分をマスク用二酸化シリコン膜(あ
るいはシリコン窒化膜)36にしておいて、再度、KO
H水溶液を用い異方性エッチングを施し、図2にみるよ
うに、凸部31、32を形成してから、二酸化シリコン
膜(絶縁膜)36の表面に高濃度ドープドポリシリコン
膜をCVD法等により形成しパターン化することにより
可動接点5を形成し、ついで、ノンドープドポリシリコ
ンを堆積し表面を平らにすれば、図3に示す基板30が
得られる。ノンドープドポリシリコンを堆積しただけで
表面が平らにならなければ、エッチングや機械的研磨を
施し平らにする。なお、凸部31、32の間には、支持
部に可動板が接点が接離する変位可能となるようにする
ための溝34が形成されている。
【0013】つぎに、図4にみるように、固定接点およ
び出力電極の形成域以外の部分を二酸化シリコン膜39
で覆ってから、可動接点5と同様の方法で高濃度ドープ
ドポリシリコンの固定接点15、15および出力電極1
6、16を形成する。各固定接点15と出力電極16は
電気的に繋がっている。固定接点15を形成した後、図
5にみるように、全面を二酸化シリコン膜(絶縁層)4
0で覆い、固定側の駆動電極形成域に窓を明け金、白金
等の金属膜を真空蒸着あるいはスパッタリングで形成し
パターン化して駆動電極17を設けてから、さらに、数
100μmのノンドープドポリシリコン膜(ポリシリコ
ン層)41をエピタキシャル成長させ、その上を二酸化
シリコン膜42で覆い、基体10用の層形成を行う。
【0014】基体10用の層形成の後、図6にみるよう
に、支持部および可動板用の凸部31、32の底面が露
出するまで前記基板30をその裏面側(単結晶側)から
研磨(機械的研磨やエッチング)し、可動側の駆動電極
形成域を除いて二酸化シリコン膜(あるいはシリコン窒
化膜)45で覆った後、金、白金等の金属膜を真空蒸着
あるいはスパッタリングで形成しパターン化して駆動電
極7を設ける。
【0015】最後に、図7にみるように、堆積材33を
KOH水溶液を用いてエッチングし選択的に除去すれば
、静電リレーが完成する。堆積材33のノンドープドポ
リシリコンは易エッチング性なので素早くエッチングさ
れるが、電極の高濃度ドープドポリシリコンは難エッチ
ング性でエッチングが進まず、シリコン単結晶の露出面
も(111)面であるためエッチングは進まないため、
堆積材の選択除去が容易に行える。
【0016】続いて、完成した静電リレーの説明を行う
。図8は、得られた静電リレーを上からみた状態をあら
わす。図9は、可動板4および支持部3のX−X断面を
あらわす。完成した静電リレーでは、基体10の上にあ
る支持部3に、細い連結部3aのみを介して可動板4の
一側が接点が接離する変位可能に支持されている。連結
部3a以外では支持部3と可動板4の間には空隙6があ
って分離されている(図3の溝34が空隙6となるので
ある)。図9にみるように、可動板4が支持部3に変位
可能とするヒンジ構造を介して一体的に接続されている
のである。これら支持部3および可動板4はシリコン単
結晶からなることは言うまでもない。可動板4の裏面に
は可動接点5が設けられ、基体10表面の可動接点5と
対向する位置には固定接点15が設けられ、両電極5、
15は、凸部31、32の高低差分のギャップを隔てて
対面している。
【0017】駆動用の電圧は、可動板4のシリコン単結
晶部分からなる導電部と基体10のポリシリコン膜41
からなる導電部の間に加えられる。駆動用の電圧は、可
動板4側には駆動電極7を介して、基体10側には駆動
電極17を介してそれぞれ印加される。そして、可動板
4と基体10の間への電圧印加により発生する静電力で
可動板4が基体10近づいて両接点5、15が接触して
出力電極16、16間が電気的に短絡し、(電圧印加の
停止による)静電力の消滅に伴い可動板4が基体10か
ら遠ざかり両接点5、15が離れて出力電極16、16
間が電気的に遮断される。
【0018】この発明は、上記実施例に限らない。上記
実施例の場合、静電力発生用の導電部がシリコン単結晶
やポリシリコン膜であったが、例えば、可動板や基体が
金属膜を備え、これを静電力発生用の導電部とするよう
な構成であってもよい。また、絶縁膜や電極、堆積材の
形成材料も上記例示のものにかぎらない。
【0019】
【発明の効果】以上に述べたように、請求項1〜3の発
明にかかる製造方法では、小さいブロック同士をスペー
サで接合するという困難な工程が省けるため、静電リレ
ーが容易に得られ、しかも、可動板の材料制限が少なく
、厚みも十分に確保できるため、得られた静電リレーの
可動板の機械的信頼性が高い。
【0020】請求項2の発明の製造方法では、加えて、
可動板および支持部がシリコン単結晶からなるため可動
板の信頼性が極めて高く、堆積材の選択エッチングが容
易であるという利点がある。請求項3の発明の製造方法
では、加えて、基体のポリシリコン層を固定側の静電力
発生用の導電部に用いることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で使う基板の作製途中の状態をあらわす
断面図である。
【図2】実施例で使う基板の作製途中の状態をあらわす
断面図である。
【図3】実施例で用いる基板をあらわす断面図である。
【図4】実施例における作製途中段階の静電リレーの状
態をあらわす断面図である。
【図5】実施例における作製途中段階の静電リレーの状
態をあらわす断面図である。
【図6】実施例における作製途中段階の静電リレーの状
態をあらわす断面図である。
【図7】実施例における完成状態の静電リレーをあらわ
す断面図である。
【図8】実施例における完成状態の静電リレーをあらわ
す平面図である。
【図9】図8のX−X断面における支持部および可動板
部分の断面図である。
【図10】従来の静電リレーをあらわす斜視図である。
【図11】従来の静電リレーをあらわす断面図である。
【図12】従来の他の静電リレーをあらわす平面図であ
る。
【図13】従来の他の静電リレーをあらわす断面図であ
る。
【符合の説明】
3  支持部 4  可動板 5  可動接点 10  基体 15  固定接点 30  基板 31  高い凸部 32  低い凸部 33  堆積材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  可動板の裏面に設けられた可動接点と
    基体表面に設けられた固定接点とが対向配置され、前記
    可動板は前記基体表面に設けられた支持部により可動接
    点が固定接点に対し接離する変位可能に一側で支持され
    、前記可動板と基体間への電圧印加により発生する静電
    力で前記可動板が基体に近づいて両接点が接触し、静電
    力の消滅に伴い可動板が基体から遠ざかり両接点が離れ
    るようになっている静電リレーの製造方法において、前
    記支持部となる高い凸部と前記可動板となる低い凸部を
    有し、この低い凸部表面に可動接点が設けられていると
    ともに両凸部を有する側の表面の凹凸が凸部表面の前記
    可動接点も含めて堆積材で埋められて表面が平らとなっ
    た基板を準備しておき、この基板の前記堆積材表面にお
    ける可動接点と対面する位置に前記固定接点を形成し、
    その上に基体となる層を積層形成してから、前記支持部
    および可動板となる凸部の底面が露出するまで前記基板
    をその裏面側から研磨し、ついで、前記堆積材を選択的
    に除去するようにする静電リレーの製造方法。
  2. 【請求項2】  基板がシリコン単結晶板であり、堆積
    材がポリシリコンである請求項1記載の静電リレーの製
    造方法。
  3. 【請求項3】  基体となる層を、先に絶縁膜を堆積さ
    せてからポリシリコン膜を堆積させることにより積層形
    成する請求項1または2記載の静電リレーの製造方法。
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