JPH04267641A - 光伝送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は映像信号を伝送路を介し
て伝送して離れた場所に送るための伝送装置にかかわり
、特に入力信号の種別に応じてより内部回路を自動で切
り替えることができるようにした光伝送装置に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】有線通信の分野において、近年では誘導
雑音を拾い難いと云った特徴を生かして光伝送が広く利
用されるようになっている。一方、例えば、スタジオや
コンベンションホール、あるいはイベントホール、劇場
等において、各所にテレビカメラを設置して、これらテ
レビカメラで捉えたたテレビ映像信号を放送室や放送局
に伝送し、ここで調整や編集等をしたり、録画したり、
また、放送したりすると云ったことを行うシステムがあ
る。

【０００３】このようなシステムにおいて、テレビカメ
ラは催し物の開催や、実施形態等に応じて設置されたり
、撤去されたりし、また、部屋が多数に亙る場合は、使
用する部屋にテレビカメラを設置するなどの利用形態上
、テレビカメラの接続コネクタを随所に設置してここに
テレビカメラを接続すれば放送室や放送局に伝送できる
ようにしてある。そのため、各テレビカメラの接続コネ
クタはそれぞれ独立にケーブル配線してあり、放送室等
ではこれらのケーブルにより伝送されてきた信号を受け
ることになる。

【０００４】図２はこのようなシステムの送信側の従来
例である。図において、４は周波数分割多重回路（ＦＤ
Ｍ回路）、５音声信号、６は電気‐光変換回路（Ｅ／Ｏ
変換回路）、７は映像信号用入力端子、８は手動切り替
えスイッチ、９は周波数分割多重変調（ＦＤＭ化）され
た信号の入力用の入力端子である。

【０００５】映像信号用入力端子７にはテレビカメラあ
るいはビデオレコーダ（ＶＴＲ）あるいはビデオデスク
プレーヤ等からの映像信号が入力され、この映像信号は
ＦＤＭ回路４に入力される。ＦＤＭ回路４には音声信号
５が入力され、音声信号５と映像信号とを周波数分割多
重して出力する。手動切替スイッチ８は切替接点ａと切
替接点ｂとを有しており、切替接点ａは前記ＦＤＭ回路
４の出力が、また、切替接点ｂ　には入力端子９が接続
されている。また、手動切替スイッチ８の固定接点ｃは
電気‐光変換回路６の入力側に接続されている。電気‐
光変換回路６は電気信号を光信号に変換する回路であり
、この回路により変換された光信号は図示しない光ファ
イバケーブルによる伝送路に送り出される。

【０００６】このような構成において、映像信号の状態
のまま入力して伝送する場合には、この伝送する映像信
号を入力端子７に入力する。この入力された映像信号は
ＦＤＭ回路４に送られ、一方、ＦＤＭ回路４には音声信
号５も入力されるので、このＦＤＭ回路４は音声信号５
と映像信号をＦＤＭ化して、手動切替スイッチ８に入力
させる。このとき、手動切替スイッチ８を切替接点ａ側
に切り替えておくことにより、ＦＤＭ回路４によりＦＤ
Ｍ化された信号はＥ／Ｏ変換回路６に入力されて光信号
に変換され、伝送される。このようにして映像信号は別
途与えられる音声信号と共にＦＤＭ化されてから光信号
化され、伝送される。

【０００７】一方、ＦＤＭ化された信号を伝送する場合
は、手動切替スイッチ８を切替接点ｂ　側に切り替え、
ＦＤＭ化信号を入力端子９に入力する。これにより、手
動切替スイッチ８の切替接点ｂ　を介してＦＤＭ化信号
は直接、Ｅ／Ｏ変換回路６に入力され、光信号に変換さ
れて伝送路へと送り出される。

【０００８】このように、従来の光伝送装置は映像信号
のままの状態で入力する場合と、ＦＤＭ化した信号（映
像信号にＦＭ変調（周波数変調）された音声信号を周波
数分割多重（ＦＤＭ）した信号）を入力する場合とでは
、それぞれ別の専用に用意された入力部に入力しなけれ
ばならず、また、使用する入力部に合わせて切替スイッ
チ８を手動で切り替えてＥ／Ｏ回路６に送るようにして
いた。そのため、入力信号を変える毎に、入力部を入れ
替え、スイッチ８を手動で切り替えねばならないと云っ
た煩わしさがあり、また、入力端子の選択とスイッチ切
り替えのいずれか一方の操作を誤ると、伝送不能になっ
てしまう。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】上述の如く、伝送すべ
き信号をＦＤＭ化してから光信号化し、伝送する伝送装
置では、映像信号のまま直接入力して送る場合には、Ｆ
ＤＭ回路によりＦＤＭ化した上で、また、ＦＤＭ化され
た信号を送る場合はそのまま、光信号に変換する。その
ため、ＦＤＭ回路を通す経路と、通さない経路を設けて
あり、入力端子も各経路別に設けると共に、電気信号を
光信号に変換して出力する電気‐光変換回路の前段には
この電気‐光変換回路への上記入力経路を切り替える切
替スイッチが設けてあり、従って、送る信号がＦＤＭ化
した信号であるか、そうでないかにより、どの入力端子
を利用するかを選択して接続しなければならず、また、
切替スイッチを、使用する経路に対応するように切り替
えなければならない。

【００１０】このように、入力信号の種別が変わると入
力端子はその入力信号の種別に合わせて適正なものを選
択し、更に内部回路切替スイッチも合わせて適正な経路
に切り替えなければならないと云う不便があった。

【００１１】そこで、この発明の目的とするところは、
入力信号種別が変わっても一つの入力部を共用でき、面
倒な回路の手動切り替え行わずに済むようにして操作性
の改善を図った光伝送装置を提供することにある。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明は次のように構成する。すなわち、周波数分割
多重（ＦＤＭ）した信号を電気‐光変換手段により光信
号化し、伝送する光伝送装置において、伝送すべき信号
を入力する入力部と、この入力部より入力された信号が
周波数分割多重された信号か否かの種別判定をする判定
手段と、前記入力された信号を周波数分割多重して出力
する周波数分割多重手段と、前記入力された信号を前記
判定手段の判定結果に応じて前記周波数分割多重手段を
迂回させて前記電気光変換手段に送るべく経路を切り替
える切替手段とを具備して構成する。

【００１３】

【作用】上記の構成において、入力部に周波数分割多重
した信号を入力したときは判定手段が周波数分割多重し
た信号であると判定するので、切替手段は周波数分割多
重手段を迂回させて前記電気光変換手段に送るべく経路
を切り替え、光信号に変換して伝送し、周波数分割多重
してない信号を入力部に入力したときは判定手段は周波
数分割多重した信号でない判定とするので、切替手段は
前記迂回経路をとらないように切り替え、入力信号を周
波数分割多重手段を介して前記電気‐光変換手段に送る
ようにするものであるから、入力信号によって入力端子
を替えたり、回路の切り替えを手動で行う必要がなくな
る。

【００１４】このように入力信号の種別を判定する手段
で、映像信号そのものであるのか、周波数分割多重され
た信号であるかを判定し、経路切替手段はこの判定結果
に応じて経路を自動切り替えすることができるようにし
たものであり、従って、この発明によれば、入力信号種
別が変わっても一つの入力部を共用でき、面倒な回路の
手動切り替え行わずに済むようにして操作性の改善を図
った光伝送装置を提供することができる。

【００１５】

【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。

【００１６】図１は本発明の一実施例を示すブロック図
である。図１において、１は入力端子、２は入力信号判
定回路、３Ａ，３Ｂはそれぞれ自動切替スイッチ、４は
ＦＤＭ（周波数分割多重）回路、５は音声信号、６は電
気‐光（Ｅ／Ｏ）変換回路である。

【００１７】入力端子１はＦＤＭ化された信号および映
像信号を入力するための共通の入力端子であり、入力信
号判定回路２はこの入力端子１より入力された信号が映
像信号であるのか、ＦＤＭ化された信号であるのかを判
別して自動切替スイッチ３Ａ，３Ｂの切り替え制御を行
うものである。また、自動切替スイッチ３Ａ，３Ｂはそ
れぞれ切替接点ａ，ｂを有しており、入力信号判定回路
２からの制御信号に応じ、判定結果がＦＤＭ化信号であ
るときは切替接点ｂ側に、また、映像信号であるときは
切替接点ａ側に自動切り替え動作を実施するものである
。自動切替スイッチ３Ａはその固定接点ｃは前記入力端
子１に接続され、切替接点ａはＦＤＭ回路４の入力側に
接続され、ＦＤＭ回路４はこの映像信号と別途与えられ
る音声信号とをＦＤＭ化して出力するようになっている
。

【００１８】また、自動切替スイッチ３Ｂはその切替接
点ｂと前記自動切替スイッチ３Ａの切替接点ｂとが接続
されており、また、自動切替スイッチ３Ｂの切替接点ａ
側は前記ＦＤＭ回路４の出力側が接続されており、自動
切替スイッチ３Ｂの固定接点ｃ側はＥ／Ｏ変換回路６の
入力側に接続されている。従って、入力端子１に入力さ
れた信号は、自動切替スイッチ３Ａ，３Ｂの切替接点が
ａ，ｂいずれの側に切り替えられているかにより、直接
、Ｅ／Ｏ変換回路６に与えられたり、ＦＤＭ回路４を介
してＥ／Ｏ回路６に与えられたりする構成となる。

【００１９】このような構成において、入力端子１に映
像信号のままの状態の信号が入力されると、入力信号判
定回路２で映像信号だけの成分しかないことを検出し、
自動切替スイッチ３Ａに制御信号を送る。自動切替スイ
ッチ３Ａではその信号を受け、切替接点ａ側に切り替え
られる。従って、映像信号はＦＤＭ回路４で音声信号５
と共にＦＤＭ化され、自動切替スイッチ３Ｂを通り、Ｅ
／Ｏ変換回路６に送られて、ここで光信号に変換され、
光伝送路へと送り出される。

【００２０】一方、入力端子１に対し、ＦＤＭ化された
信号が入力されると、入力信号判定回路２ではこの入力
された信号を判定して映像信号以外の成分があることを
検出する。そして、この判定に結果に基づき、自動切替
スイッチ３Ａに切替接点ｂ側に切り替えるための制御信
号を送る。自動切替スイッチ３Ａでは当該制御信号を受
け、切替接点ｂ側に切り替えるので、入力端子１に入力
されたＦＤＭ化信号は直接、Ｅ／Ｏ変換回路６に送られ
、ここで光信号に変換され、光伝送路へと送り出される
。

【００２１】このように、本装置は周波数分割多重（Ｆ
ＤＭ）した信号を電気‐光変換手段により光信号化し、
伝送する光伝送装置において、伝送すべき信号を入力す
る入力部と、この入力部より入力された信号が周波数分
割多重された信号か否かの種別判定をする判定手段と、
前記入力された信号を周波数分割多重して出力する周波
数分割多重手段と、前記入力された信号を前記判定手段
の判定結果に応じて前記周波数分割多重手段を迂回させ
て前記電気‐光変換手段に送るべく経路を切り替える切
替手段とより構成したものであり、入力部に周波数分割
多重した信号を入力したときは判定手段が周波数分割多
重した信号であると判定するので、切替手段は周波数分
割多重手段を迂回させて前記電気‐光変換手段に送るべ
く経路を切り替え、光信号に変換して伝送させ、周波数
分割多重してない信号を入力部に入力したときは、判定
手段は周波数分割多重した信号でない判定とするので、
切替手段は前記迂回経路をとらないように切り替え、入
力信号を周波数分割多重手段を介して前記電気‐光変換
手段に送り光信号に変換して伝送させるようにするもの
であるから、入力信号によって入力端子を替えたり、回
路の切り替えを手動で行う必要がなくなる。

【００２２】従って、２種すなわち、映像信号または周
波数分割多重した信号のいずれを同一の入力端子に入力
しても、入力信号の種類を判別し、自動的に内部回路を
切り替えるので、入力および内部回路を手動で切り替え
る煩わしさがない等、操作性が飛躍的に改善される。 尚、本発明は上記し、且つ、図面に示す実施例に限定す
ることなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜、変形
して実施し得るものである。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
入力信号種別が変わっても一つの入力部を共用でき、面
倒な回路の手動切り替え行わずに済むようにして操作性
の改善を図った光伝送装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　本発明の一実施例を示すブロック図。

【図２】　　従来の構成例を示すブロック図。

【符号の説明】

１…入力端子、２…入力信号判定回路、３Ａ，３Ｂ…自
動切替スイッチ、４…周波数分割多重変調（ＦＤＭ）回
路、５…音声信号、６…電気‐光（Ｅ／Ｏ）変換回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　周波数分割多重した信号を電気‐光変
   換手段により光信号化し、伝送する光伝送装置において
   、伝送すべき信号を入力する入力部と、この入力部より
   入力された信号が周波数分割多重された信号か否かの種
   別判定をする判定手段と、前記入力された信号を周波数
   分割多重して出力する周波数分割多重手段と、前記入力
   された信号を前記判定手段の判定結果に応じて前記周波
   数分割多重手段を迂回させて前記電気光変換手段に送る
   べく経路を切り替える切替手段とを具備して構成するこ
   とを特徴とする光伝送装置。