JPH04267216A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH04267216A
JPH04267216A JP3049263A JP4926391A JPH04267216A JP H04267216 A JPH04267216 A JP H04267216A JP 3049263 A JP3049263 A JP 3049263A JP 4926391 A JP4926391 A JP 4926391A JP H04267216 A JPH04267216 A JP H04267216A
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electrode
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cathode
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棚町 正一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマを利用して電
気光学材料層を駆動し画素選択を行う画像表示装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、液晶ディスプレイを高解像度化
,高コントラスト化するための手段としては、各表示画
素毎にトランジスタ等の能動素子を設け、これを駆動す
る方法(いわゆるアクティブマトリクスアドレス方式)
が一般に行われている。しかしながら、この場合、薄膜
トランジスタの如き半導体素子を多数設ける必要がある
ことから、特に大面積化したときに歩留りの問題が懸念
され、どうしてもコスト高になるという大きな問題が生
ずる。
【0003】そこで、これを解決する手段として、ブザ
ク等は、特開平1−217396号公報において、能動
素子としてMOSトランジスタや薄膜トランジスタ等の
半導体素子ではなく放電プラズマを利用する方法を提案
している。以下、放電プラズマを利用して液晶を駆動す
る画像表示装置の構成を簡単に説明する。
【0004】この画像表示装置は、図10に示すように
、電気光学材料層である液晶層101と、プラズマ室1
02とが、ガラス等からなる薄い誘電体のシート103
を介して隣接配置されてなるものである。プラズマ室1
02は、ガラス基板104に互いに平行な複数の溝10
5を形成することにより構成されるもので、この中には
イオン化可能なガスが封入されている。また、各溝10
5には、互いに平行な一対の電極106,107が設け
られており、これら電極106,107がプラズマ室1
02内のガスをイオン化して放電プラズマを発生するた
めのアノード及びカソードとして機能する。例えば、電
極106はアノードとして機能し、共通に配線され接地
される。また、電極107は、カソードとして機能し、
電流制限抵抗を介してトランジスタに接続される。 一方、液晶層101は、前記誘電体のシート103と透
明基板108とによって挟持されており、透明基板10
8の液晶層101側の表面には、透明電極109が形成
されている。この透明電極109は、前記溝105によ
って構成されるプラズマ室102と直交しており、これ
ら透明電極109とプラズマ室102の交差部分が各画
素に対応している。
【0005】上記画像表示装置においては、トランジス
タのオン・オフによってカソードである電極107に順
次パルス電圧が印加され、各プラズマ室102で電極1
06と電極107間の放電によって時系列的に放電プラ
ズマが発生する。そして、前記トランジスタのオン・オ
フでプラズマ放電が行われるプラズマ室102を順次切
り換え走査するとともに、液晶層101側の透明電極1
09にこれと同期して信号電圧を印加することにより、
該信号電圧が各画素に保持され、液晶層101が駆動さ
れる。したがって、各溝105,すなわち各プラズマ室
102がそれぞれ1走査ラインに相当し、走査単位毎に
アノードとカソードの2種の電極が必要である。
【0006】ところで、この種の画像表示装置は、これ
ら電極106,107をも表示領域に含んだ状態で光シ
ャッタとして動作を行わせ画像表示を行うものであるた
め、例えば金属等の不透明な材料で電極106,107
が形成された場合、この部分の光は吸収あるいは反射さ
れ、光シャッタとしての有効な動作の妨げとなる。具体
的には、これら電極106,107の存在が、透過率の
低下をもたらし、画像表示装置の明るさを劣化させると
いう、大きな問題を抱えている。したがって、これら電
極106,107を透明な材料で形成するか、ストライ
プ幅を細くする等の方法によって、前記透過率の低下を
できるだけ抑えることが望ましい。
【0007】しかしながら、実際にはプラズマ放電に伴
うスパッタ現象の発生等があり、電極材料としてはNi
等の金属膜を用いざるを得ない。また、電極106,1
07のストライプ幅を細くする方法については、製造時
あるいは動作時の断線による欠陥の発生を避けるために
、特に高解像度、高密度のパターンを形成しようとする
と自ずと限界がある。
【0008】このように、従来の画像表示装置において
は、透過率の向上と高解像度化の要求は、相反するもの
となっている。そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑
みて提案されたものであって、電極の材料やストライプ
幅を変更することなく透過率の向上や高解像度化を図る
ことが可能な画像表示装置を提供することを目的とする
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の画像表示装置は、互いに略平行な複数の
帯状電極を有する第1の基板と、前記帯状電極と略直交
するアノード電極とカソード電極が交互に配列されてな
る第2の基板を有するとともに、前記第1の基板の帯状
電極と接するように電気光学材料層が間挿され、前記電
気光学材料層と第2の基板間の空間にイオン化可能なガ
スが封入されて放電領域とされてなり、上記アノード電
極とカソード電極に、それぞれ時分割されたパルス電圧
が隣接するアノード電極とカソード電極のパルス電圧印
加期間が略半分の期間ずつ重なるように順次印加され、
これら隣接するアノード電極とカソード電極間の放電に
より前記放電領域にプラズマが順次発生するようにされ
たことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明の画像表示装置においては、放電領域内
にアノード電極とカソード電極が交互に配列され、これ
らアノード電極とカソード電極にそれぞれ時分割された
パルス電圧が順次印加される。このとき、例えばアノー
ド電極に印加される時分割パルス電圧の印加タイミング
は、時分割パルス電圧の印加期間の半分だけカソード電
極に印加される時分割パルス電圧の印加タイミングより
ずれた(遅れた)状態とされる。すなわち、例えばある
アノード電極に時分割パルス電圧が印加される期間は、
両側に隣接するカソード電極に時分割パルス電圧が印加
される期間と半分ずつ重なることになる。したがって、
隣接する2つの電極間で次々に放電が行われ放電プラズ
マが発生する。
【0011】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施例で
採用した画像表示装置の構造は、全ての放電領域が連続
空間として形成された、いわゆるオープンセル構造であ
る。したがって、放電領域を分割する隔壁は存在しない
。以下、本実施例の画像表示装置の構成を説明すると、
本実施例の画像表示装置は、図1及び図2に示すように
、平坦で光学的に十分に透明な第1の基板1と、やはり
平坦で透明な第2の基板2との間に、電気光学材料層で
ある液晶層3を間挿するとともに、前記液晶層3と第2
の基板2との間の空間を放電領域4としてなるものであ
る。これら基板1,2は、ここでは非導電性で光学的に
透明な材料により形成されるが、これは透過型表示装置
を考慮してのことで、直視型あるいは反射型表示装置と
する場合には、いずれか一方の基板が透明であればよい
【0012】上記第1の基板1には、その1主面1aに
帯状電極5が形成されるとともに、この帯状電極5に接
してネマチック液晶等からなる液晶層3が配置されてい
る。この液晶層3は、ガラス、雲母、プラスチック等か
らなる薄い誘電体膜6によって第1の基板1との間に挟
持されており、これら第1の基板1、液晶層3及び誘電
体膜6によって、いわゆる液晶セルが構成された形にな
っている。上記誘電体膜6は、液晶層3と放電領域4の
絶縁遮断層として機能するものであり、この誘電体膜6
が無いと液晶材料が放電領域4に流れ込んだり、放電領
域4内のガスにより液晶材料が汚染される虞れがある。 ただし、液晶材料の代わりに固体あるいはカプセル化さ
れた電気光学材料等を使用する場合には、必要ないこと
もある。また、上記誘電体膜6は、誘電体材料により形
成されることからそれ自身もキャパシタとして機能し、
したがって放電領域4と液晶層3との電気的結合を十分
に確保し、且つ電荷の2次元的な拡散を抑制するために
は、なるべく薄い方がよい。
【0013】一方、第2の基板2にも放電用電極7が帯
状電極として等間隔に形成されるとともに、周囲を枠体
状のスペーサ8によって支持することにより、上記誘電
体膜6から所定の間隔をもって配置され、この第2の基
板2と誘電体膜6の間の空間が放電プラズマを発生する
放電領域4とされている。したがって、この放電領域4
は、画面全域で連続した空間となっている。この放電領
域4には、イオン化可能なガスが封入されているが、イ
オン化可能なガスとしてはヘリウム、ネオン、アルゴン
、あるいはこれらの混合ガス等が用いられる。
【0014】以上が本実施例の画像表示装置の概略構成
であるが、各基板1,2にはそれぞれ前記液晶層3を駆
動するための電極が形成されている。そこで、次にこれ
ら電極構成及び表示動作について説明する。
【0015】先ず、上記第1の基板1のうち上記第2の
基板2と対向する主面1a上には、所定の幅をもった帯
状電極5が複数形成されている。これら帯状電極5は、
例えばインジウム錫オキサイド(ITO)等の透明導電
材料により形成されており、光学的に透明である。また
、各帯状電極5は互いに平行に配列され、例えば画面に
垂直に配列されている。一方、第2の基板2のうち上記
第1の基板と対向する主面2a上にも、やはり放電用電
極7が形成されている。これら放電用電極7も、平行な
線状電極であるが、その配列方向は先の第1の基板1上
に形成された電極5と直交する方向である。
【0016】また、上記放電用電極7は、図3に示すよ
うに、カソード電極C1 ,C2 ・・・Cn−2 ,
Cn−1 ,Cn ,Cn+1 ,Cn+2 ・・・C
L と、アノード電極A1 ,A2 ・・・An−2 
,An−1 ,An ,An+1 ,An+2 ・・・
AL とからなり、これらが交互に等間隔で配列されて
いる。そして、これら電極間の放電領域4が、それぞれ
プラズマ発生空間P1 ,P2 ・・・P2n−2,P
2n−1,P2n,P2n+1,P2n+2・・・P2
Lとされている。 さらに、各カソード電極C1 ,C2 ・・・Cn−2
 ,Cn−1 ,Cn ,Cn+1 ,Cn+2 ・・
・CL と、アノード電極A1 ,A2 ・・・An−
2 ,An−1 ,An ,An+1 ,An+2 ・
・・AL には、図4に示すように、それぞれスイッチ
ング回路SC 及びスイッチング回路SA が個々に接
続されている。
【0017】上述の構成の放電用電極7においては、カ
ソード電極及びアノード電極にそれぞれ図5に示すよう
な時分割パルス電圧がスイッチング回路SC及びスイッ
チング回路SA によって時系列的に印加される。すな
わち、上記カソード電極C1 ,C2 ・・・Cn−2
 ,Cn−1 ,Cn ,Cn+1 ,Cn+2 ・・
・CL 及びアノード電極A1 ,A2 ・・・An−
2 ,An−1 ,An ,An+1 ,An+2 ・
・・AL への印加電圧の波形は、プラズマを発生させ
るために必要な電圧をオン電圧と呼ぶと、n番目(nは
任意の整数。)のカソード電極Cn のオン電圧印加期
間が、n−1番目及びn番目のアノードAn−1 ,A
n のオン電圧印加期間と、それぞれ半分の期間で重な
るようになっている。同様に、n番目のアノード電極A
n のオン電圧印加期間は、n番目及びn+1番目のカ
ソードCn ,Cn+1 のオン電圧印加期間と、それ
ぞれ半分の期間で重なるようになっている。換言すれば
、カソード電極C1 ,C2 ・・・Cn−2 ,Cn
−1 ,Cn ,Cn+1 ,Cn+2 ・・・CL 
への印加電圧の波形と、アノード電極A1 ,A2 ・
・・An−2 ,An−1 ,An ,An+1 ,A
n+2 ・・・AL への印加電圧の波形は、パルス電
圧印加期間が隣接するカソード電極とアノード電極間で
半分ずれている。
【0018】このようにオン電圧を両側に隣接するカソ
ード電極とアノード電極で半分の期間ずつ重なるように
印加すると、プラズマ発生空間P1 ,P2 ・・・P
2n−2,P2n−1,P2n,P2n+1,P2n+
2・・・P2Lに次々に放電プラズマが発生する。例え
ば、任意の期間t2nでは、カソード電極Cn へのオ
ン電圧印加期間の後半とアノード電極An へのオン電
圧印加期間の前半が重なり、カソード電極Cn とアノ
ード電極An の間で放電が行われ、プラズマ発生空間
P2nに放電プラズマが発生する。これに対して、次の
タイミングでは、アノード電極Anへのオン電圧印加期
間の後半とカソード電極Cn+1 へのオン電圧印加期
間の前半が重なり、カソード電極Cn+1 とアノード
電極An の間で放電が行われ、プラズマ発生空間P2
n+1に放電プラズマが発生する。したがって、各期間
t1 ・・・t2n−2,t2n−1,t2n,t2n
+1,t2n+2・・・t2L−1,t2Lで見ると、
プラズマ発生空間P1 ,P2 ・・・P2n−2,P
2n−1,P2n,P2n+1,P2n+2・・・P2
Lにおいて次々に放電プラズマが発生することになる。
【0019】上述の構成を有する画像表示装置において
は、液晶層3が第1の基板1に形成された電極5に印加
されるアナログ電圧のサンプリング・キャパシタとして
機能し、放電領域4で順次発生する放電プラズマ領域が
サンプリング・スイッチとして機能することを基本原理
として画像表示が行われる。この画像表示動作を説明す
ると、各画素に対応する液晶層3は、キャパシタ・モデ
ルとして捉えることができ、電極5と放電プラズマ領域
が重なった部分に形成される容量性液晶セルを表してい
る。
【0020】いま、各電極5にデータドライバ回路より
アナログ電圧が印加されているとする。ここで、第2の
基板2の放電用電極7近傍で放電プラズマが発生してい
ないとすると、プラズマ・スイッチはオフの状態となっ
て、電極5に如何なるアナログ電圧が印加されても各キ
ャパシタ・モデルにかかる電位差に変化はない。
【0021】一方、第2の基板2の放電用電極7近傍で
放電プラズマが発生すると、いわゆるプラズマ・スイッ
チング動作によって電極5とアノードとなる放電用電極
7が電気的に接続された状態となり、回路的に見たとき
にはプラズマ・スイッチがオンされたのと等価な状態と
なる。その結果、キャパシタ・モデルには、電極5に供
給されるアナログ電圧がストアされる。そして、放電プ
ラズマが消失した後も、次のストローブが行われるまで
の間(少なくともその画像のフィールド期間中)はこの
アナログ電圧がキャパシタ・モデルにそれぞれストアさ
れたままの状態となり、電極5に印加されるアナログ電
圧のその後の変化の影響を受けない。
【0022】したがって、各スイッチング回路SC 及
びSA によりカソード電極C1 ,C2 ・・・Cn
−2 ,Cn−1 ,Cn ,Cn+1 ,Cn+2・
・・CL 及びアノード電極A1 ,A2 ・・・An
−2 ,An−1 ,An ,An+1,An+2 ・
・・AL へ時系列的にオン・オフ信号を与えると同時
に、各電極5にこれに同期して液晶駆動信号をアナログ
電圧として印加することで、プラズマ・スイッチが薄膜
トランジスタ等の半導体素子と同様に能動素子として働
き、アクティブマトリクスアドレシング方式と同様に液
晶層3が駆動される。このとき、1本のプラズマ発生領
域を得るのに必要な電極数は、各カソード電極及びアノ
ード電極が両側のプラズマ発生に寄与することから、1
/2+1/2=1本で済むことになり、電極共通化の効
果によって半減することができる。
【0023】ところで、本実施例の画像表示装置は、カ
ソード電極とアノード電極を交互に配した構造を有し、
n+1個の電極でn本のプラズマ発生領域を走査しよう
とするものであるから、基本的にはアノード電極とカソ
ード電極のそれぞれにスイッチング回路を設けてプラズ
マ発生領域を指定することが必要である。しかしながら
、プラズマ発生電圧は、封入された気体の圧力、電極間
の距離に依存して変化する。いわゆるペンニング効果で
ある。したがって、電極間距離に応じて印加電圧を選択
することで、プラズマ発生領域を制御することができ、
スイッチング回路を低減することも可能である。
【0024】例えば、先の図3に示すように、等間隔で
電極が複数本配列され、交互にアノード電極とカソード
電極としてスイッチング回路に接続されているとする。 いま、アノード電極An とカソード電極Cn がオン
状態にあり、これらAn −Cn 間にプラズマが発生
しているとする。このとき、アノード電極An に対し
て前記カソード電極Cn とは反対側に位置するカソー
ド電極Cn+1 がオン状態であると、An −Cn+
1 間の電極間距離がAn −Cn 間の電極間距離が
同じであるから、当然An −Cn+1 間にもプラズ
マが発生する。
【0025】ところが、カソード電極Cn+1 がオフ
状態で、次のカソード電極Cn+2 がオン状態である
と、An −Cn+2 間の電極間距離ががAn −C
n 間の電極間距離の3倍となり、印加電圧を選べばペ
ンニング効果によって放電が起きない。このことから、
例えばカソード電極C1 ,C2 ・・・Cn−2 ,
Cn−1 ,Cn ,Cn+1 ,Cn+2 ・・・C
L を、いくつかにまとめて同時に駆動することが可能
となり、カソード側のスイッチング回路数を低減するこ
とができる。具体的には、カソード電極の電極数をLC
 、アノード電極の電極数をLA 、カソードのスイッ
チング回路の数をKとすると、jを任意の整数として次
の関係式が成り立つ。 1+K・j≧LC (K≧2) プラズマ発生領域の数:LA +LC −1全スイッチ
ング回路数:LA +K したがって、カソード電極の電極数LC =101、ア
ノード電極の電極数LA =100として、100本の
プラズマ発生領域を形成しようとすると、スイッチング
回路数は101+K(K≧2)となり、個々にスイッチ
ング回路を接続した場合(201)に比べて、スイッチ
ング回路数を52%に減ずることが可能となる。
【0026】図6は、カソード電極C1 ,C2 ・・
・Cn−2 ,Cn−1 ,Cn ,Cn+1 ,Cn
+2 ・・・CL を2系統にまとめた例である。すな
わち、本例においては、カソード電極C1 ,C2 ・
・・Cn−2 ,Cn−1 ,Cn ,Cn+1 ,C
n+2 ・・・CL が1本おきにスイッチング回路S
C1あるいはスイッチング回路SC2に接続されている
。 この場合、図7に示すように、アノード電極A1 ,A
2 ・・・An−2 ,An−1 ,An ,An+1
 ,An+2 ・・・AL には、個々のスイッチング
回路SA よりオン電圧を時系列的が印加されるととも
に、カソード電極C1 ,C2 ・・・Cn−2 ,C
n−1 ,Cn ,Cn+1 ,Cn+2 ・・・CL
 には、スイッチング回路SC1及びスイッチング回路
SC2より交互に半期間ずれたオン電圧が印加される。 これによって、先の実施例と全く同様の動作が可能であ
る。 例えば、期間T1 ではAn−1 −Cn 間で、T2
 ではAn −Cn 間で、というように順次プラズマ
発生領域が走査される。
【0027】以上、本発明を適用した実施例について説
明したが、本発明がこの実施例に限定されるものでない
ことは言うまでもない。例えば、先の実施例の画像表示
装置は、オープンセル構造としたが、同じオープンセル
構造であっても、例えば図8に示すように、放電用電極
7上に散布される微粒子11によって放電領域4のギャ
ップ間隔を高精度に維持すると同時に、機械的強度を高
めた構造としたものであってもよい。あるいは、図9に
示すように、放電用電極7上に印刷法により隔壁12を
形成し、放電領域4を走査単位毎に分割したものであっ
てもよい。
【0028】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明を画像表示装置においては、放電のために必要な電極
の数を半減することができ、透過率を向上することかで
きるばかりでなく、電極の取り出しも簡便化することが
できる。また、同じ電極本数で考えた場合には、従来の
ものに比べて2倍の走査線数を実現することができ、解
像度を著しく向上することかできる。さらに、同じクロ
ックのICを使用した場合に、2倍の高速駆動が可能と
なるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像表示装置の一実施例を一
部破断して示す要部概略斜視図である。
【図2】本発明を適用した画像表示装置の一実施例の要
部概略断面図である。
【図3】放電用電極の配列状態を示す模式図である。
【図4】放電用電極へのスイッチング回路の接続状態を
示す模式図である。
【図5】放電用電極へ印加される時分割パルス電圧の波
形図である。
【図6】スイッチング回路の接続状態の他の例を示す模
式図である。
【図7】放電用電極へ印加される時分割パルス電圧の他
の例を示す波形図である。
【図8】本発明を適用した画像表示装置の他の例を示す
概略断面図である。
【図9】本発明を適用した画像表示装置のさらに他の例
を示す概略断面図である。
【図10】従来の画像表示装置の一例を一部破断して示
す要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1・・・第1の基板 2・・・第2の基板 3・・・液晶層(電気光学材料層) 4・・・放電領域 5・・・電極 7・・・放電用電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  互いに略平行な複数の帯状電極を有す
    る第1の基板と、前記帯状電極と略直交するアノード電
    極とカソード電極が交互に配列されてなる第2の基板を
    有するとともに、前記第1の基板の帯状電極と接するよ
    うに電気光学材料層が間挿され、前記電気光学材料層と
    第2の基板間の空間にイオン化可能なガスが封入されて
    放電領域とされてなり、上記アノード電極とカソード電
    極に、それぞれ時分割されたパルス電圧が隣接するアノ
    ード電極とカソード電極のパルス電圧印加期間が略半分
    の期間ずつ重なるように順次印加され、これら隣接する
    アノード電極とカソード電極間の放電により前記放電領
    域にプラズマが順次発生するようにされたことを特徴と
    する画像表示装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100691682B1 (ko) * 2000-10-04 2007-03-09 후지츠 히다찌 플라즈마 디스플레이 리미티드 플라즈마 디스플레이 패널의 구동 방법 및 표시 장치

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KR100691682B1 (ko) * 2000-10-04 2007-03-09 후지츠 히다찌 플라즈마 디스플레이 리미티드 플라즈마 디스플레이 패널의 구동 방법 및 표시 장치

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