JPH04266600A - 宇宙服用体熱除去装置 - Google Patents
宇宙服用体熱除去装置Info
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- JPH04266600A JPH04266600A JP3026275A JP2627591A JPH04266600A JP H04266600 A JPH04266600 A JP H04266600A JP 3026275 A JP3026275 A JP 3026275A JP 2627591 A JP2627591 A JP 2627591A JP H04266600 A JPH04266600 A JP H04266600A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/14—Thermal energy storage
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】本発明は宇宙服を着用した生体が発生する
体熱を取り去る宇宙服用体熱除去装置に関する。この体
熱除去装置は船外用宇宙服に利用できる。
体熱を取り去る宇宙服用体熱除去装置に関する。この体
熱除去装置は船外用宇宙服に利用できる。
【0002】
【従来の技術】宇宙服用体熱除去装置として、図2に示
す様に、水路10が巡らされた冷却下着1と、冷却下着
1の水路10に水を循環させる循環システム2とからな
るものが知られている(A.S.Barer著、Ext
ravehicular Activity Me
dical Support)、8th IAA
Symposium Man in Spac
e、JAA−T−71、1989年)。ここで、循環シ
ステム2は、冷却下着1の水路10につながる循環路2
0と、冷却下着1の水路10に水を送る水ポンプ21と
、水タンク22と、熱交換器23と、弁24と、船内シ
ステムへのインターフェイス25とをもつ。弁24は、
熱交換器23につながる通路20aへ流れる流量と、水
タンク22につながる通路20bへ流す流量とを調節し
、冷却下着1の温度を調製するものである。
す様に、水路10が巡らされた冷却下着1と、冷却下着
1の水路10に水を循環させる循環システム2とからな
るものが知られている(A.S.Barer著、Ext
ravehicular Activity Me
dical Support)、8th IAA
Symposium Man in Spac
e、JAA−T−71、1989年)。ここで、循環シ
ステム2は、冷却下着1の水路10につながる循環路2
0と、冷却下着1の水路10に水を送る水ポンプ21と
、水タンク22と、熱交換器23と、弁24と、船内シ
ステムへのインターフェイス25とをもつ。弁24は、
熱交換器23につながる通路20aへ流れる流量と、水
タンク22につながる通路20bへ流す流量とを調節し
、冷却下着1の温度を調製するものである。
【0003】熱交換器23は、図3に示す様に、小孔2
3aを持つ放熱部23bと、冷却下着1からの水が流れ
る水通路23cと、宇宙服内の空気が通る空気通路23
eと、小孔23aにつながる通路23fとからなる。こ
こで、熱交換器23の小孔23aから宇宙空間Pに排出
される水は宇宙空間Pが低温のため小孔23a付近で氷
Iになるが、宇宙空間9は真空なので、氷Iが昇華して
希薄な水蒸気として宇宙空間Pに拡散していく。このと
き昇華熱を吸収するので、水通路23cを流れる水、空
気通路23eを流れる空気が冷却される。これにより冷
却下着1に戻る水、宇宙服に戻る空気は冷却され、宇宙
服を着た生体の温度上昇は抑えられる。
3aを持つ放熱部23bと、冷却下着1からの水が流れ
る水通路23cと、宇宙服内の空気が通る空気通路23
eと、小孔23aにつながる通路23fとからなる。こ
こで、熱交換器23の小孔23aから宇宙空間Pに排出
される水は宇宙空間Pが低温のため小孔23a付近で氷
Iになるが、宇宙空間9は真空なので、氷Iが昇華して
希薄な水蒸気として宇宙空間Pに拡散していく。このと
き昇華熱を吸収するので、水通路23cを流れる水、空
気通路23eを流れる空気が冷却される。これにより冷
却下着1に戻る水、宇宙服に戻る空気は冷却され、宇宙
服を着た生体の温度上昇は抑えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した方式
とは異なる方式、つまり、熱コンデンサとして水素吸蔵
合金を用いた宇宙服用体熱除去装置を提供することを目
的とする。
とは異なる方式、つまり、熱コンデンサとして水素吸蔵
合金を用いた宇宙服用体熱除去装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の宇宙服用体熱除
去装置は、宇宙服または宇宙服に装備される基部に配設
されるものであり、体熱を放出する放熱部と、体熱で水
素を解離する水素吸蔵合金と、水素吸蔵合金を密閉した
アキュムレータと、で構成されていることを特徴とする
ものである。
去装置は、宇宙服または宇宙服に装備される基部に配設
されるものであり、体熱を放出する放熱部と、体熱で水
素を解離する水素吸蔵合金と、水素吸蔵合金を密閉した
アキュムレータと、で構成されていることを特徴とする
ものである。
【0006】放熱部は、体熱を放出するものであり、プ
レート状にでき、水素吸蔵合金は可逆的に多量の水素を
吸蔵し、しかも水素の解離つまり放出が容易な合金であ
る。水素吸蔵合金では、水素を吸蔵するときには発熱反
応が生じ、水素を解離するときには吸熱反応が生じる。 このため、水素吸蔵合金が水素を解離したときには蓄熱
したことになる。
レート状にでき、水素吸蔵合金は可逆的に多量の水素を
吸蔵し、しかも水素の解離つまり放出が容易な合金であ
る。水素吸蔵合金では、水素を吸蔵するときには発熱反
応が生じ、水素を解離するときには吸熱反応が生じる。 このため、水素吸蔵合金が水素を解離したときには蓄熱
したことになる。
【0007】水素吸蔵合金はランタン・ニッケル系など
の希土類系、チタン・鉄系、マグネシウム・ニッケルの
マグネシウム系、チタン・マンガン系、ジルコニウム・
バナジウム系を採用できる。具体的には水素吸蔵合金は
LaNi5 、LaNi4.7 Al0.5 、TiF
e、TiFe0.9 Mo0.1 、TiMn1.5
、Mg2Ni、CeMg12、MmNi4.5 Al0
.5 、MmNi4.15Fe0.85、Zr0.8
Ti0.2 (Fe0.75V0.15Cr0.1 )
2 などを採用できる。ここでMmは混合希土類金属を
示す。
の希土類系、チタン・鉄系、マグネシウム・ニッケルの
マグネシウム系、チタン・マンガン系、ジルコニウム・
バナジウム系を採用できる。具体的には水素吸蔵合金は
LaNi5 、LaNi4.7 Al0.5 、TiF
e、TiFe0.9 Mo0.1 、TiMn1.5
、Mg2Ni、CeMg12、MmNi4.5 Al0
.5 、MmNi4.15Fe0.85、Zr0.8
Ti0.2 (Fe0.75V0.15Cr0.1 )
2 などを採用できる。ここでMmは混合希土類金属を
示す。
【0008】本発明では、水素吸蔵合金には体熱が間接
的に又は直接的に伝達され、伝達された体熱で水素吸蔵
合金は水素を解離する。アキュムレータは水素吸蔵合金
を密閉している。アキュムレータは解離した水素ガス圧
に耐え得る構造である必要がある。なおアキュムレータ
の内部の圧が異常に高圧となったときにアキュムレータ
内の水素を逃がす安全弁を設けることもできる。
的に又は直接的に伝達され、伝達された体熱で水素吸蔵
合金は水素を解離する。アキュムレータは水素吸蔵合金
を密閉している。アキュムレータは解離した水素ガス圧
に耐え得る構造である必要がある。なおアキュムレータ
の内部の圧が異常に高圧となったときにアキュムレータ
内の水素を逃がす安全弁を設けることもできる。
【0009】本発明の宇宙服用体熱除去装置は、宇宙服
自体に装備されたり、あるいは、宇宙服に装備される基
部に配設されるものである。基部は宇宙服を着た生体が
背負う可搬方式とすることもできる。また、本発明の宇
宙服用体熱除去装置は、従来装置と同様に冷却下着に水
を循環する循環システムに組込まれ、体熱で加熱された
冷却水と水素吸蔵合金とがアキュムレータを介して接触
する方式でもよく、あるいは、循環システムの水を介す
ることなく、体熱を直接に水素吸蔵合金のアキュムレー
タに伝える方式でもよい。
自体に装備されたり、あるいは、宇宙服に装備される基
部に配設されるものである。基部は宇宙服を着た生体が
背負う可搬方式とすることもできる。また、本発明の宇
宙服用体熱除去装置は、従来装置と同様に冷却下着に水
を循環する循環システムに組込まれ、体熱で加熱された
冷却水と水素吸蔵合金とがアキュムレータを介して接触
する方式でもよく、あるいは、循環システムの水を介す
ることなく、体熱を直接に水素吸蔵合金のアキュムレー
タに伝える方式でもよい。
【0010】
【作用】本発明では、放熱部から余剰の体熱は放出され
る。また、生体の体熱は水素吸蔵合金に伝達され、水素
吸蔵合金は水素を解離し、蓄熱作用を奏する。
る。また、生体の体熱は水素吸蔵合金に伝達され、水素
吸蔵合金は水素を解離し、蓄熱作用を奏する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。この宇宙服用体熱除去装置は、船外用宇宙服に適用
したものであり、図2に示す構造と同様に、水路10が
巡らされた冷却下着1と、冷却下着1の水路10に水を
循環させる循環システム2とからなる。ここで、循環シ
ステム2は、前述同様に、冷却下着1の水路10につな
がる循環路20と、冷却下着1の水路10に水を送る水
ポンプ21と、水タンク22と、弁24と、船内システ
ムへのインターフェイス25とをもつ。
る。この宇宙服用体熱除去装置は、船外用宇宙服に適用
したものであり、図2に示す構造と同様に、水路10が
巡らされた冷却下着1と、冷却下着1の水路10に水を
循環させる循環システム2とからなる。ここで、循環シ
ステム2は、前述同様に、冷却下着1の水路10につな
がる循環路20と、冷却下着1の水路10に水を送る水
ポンプ21と、水タンク22と、弁24と、船内システ
ムへのインターフェイス25とをもつ。
【0012】ただし、本実施例の宇宙服用体熱除去装置
にかかる熱交換器4はその構造が図3に示す従来装置と
は異なる。この熱交換器4は、図1に示す様に、水素吸
蔵合金5と、水素吸蔵合金5を収納する収納室60をも
つ密閉容器状のアキュムレータ6と、体熱を放出するた
めの放熱部7と、凝縮室82をもつ凝縮部8とで構成さ
れている。前記した循環システム2の循環路20は、放
熱部7にろう付けされたパイプ部20mの水通路20a
と、アキュムレータ6の外周面に巻回され且つろう付け
されたパイプ部20nの水通路20bと、凝縮部8にろ
う付けされたパイプ部20rの水通路20cとをもつ。
にかかる熱交換器4はその構造が図3に示す従来装置と
は異なる。この熱交換器4は、図1に示す様に、水素吸
蔵合金5と、水素吸蔵合金5を収納する収納室60をも
つ密閉容器状のアキュムレータ6と、体熱を放出するた
めの放熱部7と、凝縮室82をもつ凝縮部8とで構成さ
れている。前記した循環システム2の循環路20は、放
熱部7にろう付けされたパイプ部20mの水通路20a
と、アキュムレータ6の外周面に巻回され且つろう付け
されたパイプ部20nの水通路20bと、凝縮部8にろ
う付けされたパイプ部20rの水通路20cとをもつ。
【0013】水素吸蔵合金5はランタンーニッケル系か
らなり、粉粒状である。なお水素吸蔵合金5の総重量は
約30kg程度である。アキュムレータ6は高圧に耐え
得る様に鋼で形成されている。アキュムレータ6には導
管6aを介して安全弁60が装備されている。放熱部7
は熱伝導性を考慮してアルミニウム系合金で形成され、
板状であり、宇宙空間Pに対面している。凝縮部8は耐
腐食性を考慮してステンレス鋼で形成されている。
らなり、粉粒状である。なお水素吸蔵合金5の総重量は
約30kg程度である。アキュムレータ6は高圧に耐え
得る様に鋼で形成されている。アキュムレータ6には導
管6aを介して安全弁60が装備されている。放熱部7
は熱伝導性を考慮してアルミニウム系合金で形成され、
板状であり、宇宙空間Pに対面している。凝縮部8は耐
腐食性を考慮してステンレス鋼で形成されている。
【0014】さて宇宙服を着た生体が宇宙船外で活動す
ると、熱は図2に示す冷却下着1の水路10を流れる水
に吸収され、その水は暖まる。そしてその暖まった水(
通常30度C程度)は循環システム2の水ポンプ21に
より図1に示す矢印X1方向に循環システム2の一部で
ある水通路20a内を流れ、放熱部7に熱を伝達する。 そして、放熱部7は宇宙空間Pに熱を放出する。なお本
実施例では除熱量の半分以上は放熱部7で除熱される。 この様にして水通路20a内の水は冷却されて矢印X2
方向に流れ、アキュムレータ6に至る。更に、水は水通
路20b内をアキュムレータ6の回りを回りつつ流れ更
に、水は水通路20c内を流れ、循環システム2の水路
10に戻る。
ると、熱は図2に示す冷却下着1の水路10を流れる水
に吸収され、その水は暖まる。そしてその暖まった水(
通常30度C程度)は循環システム2の水ポンプ21に
より図1に示す矢印X1方向に循環システム2の一部で
ある水通路20a内を流れ、放熱部7に熱を伝達する。 そして、放熱部7は宇宙空間Pに熱を放出する。なお本
実施例では除熱量の半分以上は放熱部7で除熱される。 この様にして水通路20a内の水は冷却されて矢印X2
方向に流れ、アキュムレータ6に至る。更に、水は水通
路20b内をアキュムレータ6の回りを回りつつ流れ更
に、水は水通路20c内を流れ、循環システム2の水路
10に戻る。
【0015】ところで水素吸蔵合金5から水素が解離さ
れるときには、吸熱するので、水通路20b内の水は1
0〜20度C程度に冷却される。これにより水素吸蔵合
金5は蓄熱する。このようにして宇宙服を着た生体は適
切な温度に維持される。なお、水素吸蔵合金5から水素
の解離が進行して、アキュムレータ6内の圧力ガ安全弁
60のリリーフ圧まで上昇すると、安全弁60は自動的
に開放し、過剰の水素を放出するので、アキュムレータ
6の破裂を防止でき、安全ならしめ得る。また、宇宙服
内の空気はファンによって矢印X5方向に空気通路81
内を流れ、凝縮室82に流入し、冷却されて矢印X6方
向に空気通路81内を流れ、宇宙服に戻る。このとき凝
縮室82内で水が凝縮される。
れるときには、吸熱するので、水通路20b内の水は1
0〜20度C程度に冷却される。これにより水素吸蔵合
金5は蓄熱する。このようにして宇宙服を着た生体は適
切な温度に維持される。なお、水素吸蔵合金5から水素
の解離が進行して、アキュムレータ6内の圧力ガ安全弁
60のリリーフ圧まで上昇すると、安全弁60は自動的
に開放し、過剰の水素を放出するので、アキュムレータ
6の破裂を防止でき、安全ならしめ得る。また、宇宙服
内の空気はファンによって矢印X5方向に空気通路81
内を流れ、凝縮室82に流入し、冷却されて矢印X6方
向に空気通路81内を流れ、宇宙服に戻る。このとき凝
縮室82内で水が凝縮される。
【0016】また船外活動が終了したら、アキュムレー
タ6内の圧力は高くなっているので、宇宙船内にて水通
路20に冷たい水を流し、アキュムレータ6内の水素を
水素吸蔵合金5に吸蔵させて水素吸蔵合金5を再生する
。以上説明した様に本実施例では、水素吸蔵合金5の蓄
熱作用を利用して、冷却下着1を循環する水を冷却する
ことができ、宇宙服の冷却下着1を着た生体の温度上昇
を抑えることができる。また図3に示す従来とは異なり
、汚染物質である水、水蒸気が放熱部7から放出される
こともないので、宇宙空間の汚染を防止でき、また、水
、水蒸気を消費しないので、月面基地や宇宙ステーショ
ンでの長期滞在中における船外活動にも適する。
タ6内の圧力は高くなっているので、宇宙船内にて水通
路20に冷たい水を流し、アキュムレータ6内の水素を
水素吸蔵合金5に吸蔵させて水素吸蔵合金5を再生する
。以上説明した様に本実施例では、水素吸蔵合金5の蓄
熱作用を利用して、冷却下着1を循環する水を冷却する
ことができ、宇宙服の冷却下着1を着た生体の温度上昇
を抑えることができる。また図3に示す従来とは異なり
、汚染物質である水、水蒸気が放熱部7から放出される
こともないので、宇宙空間の汚染を防止でき、また、水
、水蒸気を消費しないので、月面基地や宇宙ステーショ
ンでの長期滞在中における船外活動にも適する。
【0017】更に本実施例では放熱部7からの熱輻射作
用と水素吸蔵合金5による蓄熱作用の双方を利用してい
るので、水素吸蔵合金5の重量、容積の増加を防止でき
る利点、更にまた、宇宙船内で水素吸蔵合金5を再生す
る時間を短縮できる利点、放熱部7の放熱面積の小型化
を図り得る利点が得られる。ところで、放熱部7からの
熱輻射だけで、水通路20aの水を冷やすことも考えら
れるが、この場合には、体熱発散の最大量約600W(
生体が激しい活動をしている時の体熱発散量)を放出す
るには放熱部7の表面積を極めて大きくせねばならず、
宇宙服を着た生体(通常、宇宙飛行士)が背中に背負な
くなる問題がある。また放熱部7の表面積が小さいと、
生体が活動できる温度(10〜30度C)まで冷却でき
ない問題がある。この点本実施例では前述した様に放熱
部7を小形化できるので、生体の背中に充分に背負うこ
とができる。
用と水素吸蔵合金5による蓄熱作用の双方を利用してい
るので、水素吸蔵合金5の重量、容積の増加を防止でき
る利点、更にまた、宇宙船内で水素吸蔵合金5を再生す
る時間を短縮できる利点、放熱部7の放熱面積の小型化
を図り得る利点が得られる。ところで、放熱部7からの
熱輻射だけで、水通路20aの水を冷やすことも考えら
れるが、この場合には、体熱発散の最大量約600W(
生体が激しい活動をしている時の体熱発散量)を放出す
るには放熱部7の表面積を極めて大きくせねばならず、
宇宙服を着た生体(通常、宇宙飛行士)が背中に背負な
くなる問題がある。また放熱部7の表面積が小さいと、
生体が活動できる温度(10〜30度C)まで冷却でき
ない問題がある。この点本実施例では前述した様に放熱
部7を小形化できるので、生体の背中に充分に背負うこ
とができる。
【0018】また生体の活動場所の如何によっては、太
陽光線を放熱部7が受け、放熱部7か受熱することもあ
る。この点本実施例では、放熱部7が受けた熱により水
通路20a内の水の温度が上昇しても、水素吸蔵合金5
の水素解離により水は吸熱されるので、冷却下着1に戻
る水温の上昇を抑えることができる。
陽光線を放熱部7が受け、放熱部7か受熱することもあ
る。この点本実施例では、放熱部7が受けた熱により水
通路20a内の水の温度が上昇しても、水素吸蔵合金5
の水素解離により水は吸熱されるので、冷却下着1に戻
る水温の上昇を抑えることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明の宇宙服用体熱除去装置では、水
素吸蔵合金の蓄熱作用を利用して、宇宙服内の生体の温
度上昇を抑えることができる。更に本発明の宇宙服用体
熱除去装置では、放熱部からの熱輻射作用と水素吸蔵合
金の蓄熱作用の双方を利用しているので、水素吸蔵合金
の重量、容積の増大、放熱部の放熱面積の増大を防止で
きる。
素吸蔵合金の蓄熱作用を利用して、宇宙服内の生体の温
度上昇を抑えることができる。更に本発明の宇宙服用体
熱除去装置では、放熱部からの熱輻射作用と水素吸蔵合
金の蓄熱作用の双方を利用しているので、水素吸蔵合金
の重量、容積の増大、放熱部の放熱面積の増大を防止で
きる。
【図1】熱交換器の断面図である。
【図2】冷却下着の冷却構造を示す構成図である。
【図3】従来の熱交換器の断面図である。
図中、1は冷却下着、4は熱交換器、5は水素吸蔵合金
、6はアキュムレータ、7は放熱部を示す。
、6はアキュムレータ、7は放熱部を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 宇宙服または宇宙服に装備される基部
に配設されるものであり、体熱を放出する放熱部と、体
熱で水素を解離する水素吸蔵合金と、水素吸蔵合金を密
閉したアキュムレータと、で構成されていることを特徴
とする宇宙服用体熱除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3026275A JPH04266600A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 宇宙服用体熱除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3026275A JPH04266600A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 宇宙服用体熱除去装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04266600A true JPH04266600A (ja) | 1992-09-22 |
Family
ID=12188736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3026275A Pending JPH04266600A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 宇宙服用体熱除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04266600A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102935899A (zh) * | 2012-09-11 | 2013-02-20 | 中国航天员科研训练中心 | 基于燃料电池及其储氢装置的舱外航天服冷热电一体化系统 |
-
1991
- 1991-02-20 JP JP3026275A patent/JPH04266600A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102935899A (zh) * | 2012-09-11 | 2013-02-20 | 中国航天员科研训练中心 | 基于燃料电池及其储氢装置的舱外航天服冷热电一体化系统 |
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