JPH0426614A - シャンプー組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、洗髪時につるつるして滑りの良い泡感触を与
え、且つすすぎ時の毛髪にサランとしたなめらかな指通
りを与えると共に、仕上がり時には毛髪に良好なつやを
与え、かつさらさらの仕上がり感を与えるシャンプー組
成物に関する。

来の技　　び　　が　決しよ′と　る問題直近も　ヘア
ケアに対する消費者の意識は、高まってきている。具体
的な事柄として、洗髪頻度の増加、髪のロング化　ヘア
スタイルの多様化などがあげられる。このようなヘアケ
アを取り巻く環境の変化に伴って、消費者の洗髪に対す
る意識が変化してきている。第一に、ダメージヘアに対
する意識の向上があげられる。パーマやヘアダイなどの
化学処珠　「朝シャン」等に代表されるように洗髪頻度
の増加、また髪のロング化によってドライヤー及びブラ
ッシング等の物理的刺激により、髪の傷みを感じる人が
確実に増加している。第二【へ　洗髪時の簡便性に対す
る欲求があげられる。

「朝シャン」等で短時間に行ないたいという人が増えて
いる。

以上のような状況から、シャンプーの機能として、単な
る洗浄性や起泡性だけでなく、洗髪中やすすぎ時の毛髪
の指通りを良くし、摩擦によるキューティクルの剥離等
の毛髪の損傷を防止し、毛髪に健康で自然なつやを与え
る効果やさらさらの仕上がり感が求められている。特に
洗髪時の泡に関しては、単にきめ細がいというだけでな
く、っるつるとして滑りが良いことが望ましく、またそ
のすすぎ時には、単に毛髪にきしみがないというだけで
なく、毛髪の指通りが非常になめらかで、かつ重くなく
、サランとした感触を毛髪に付与するシャンプー組成物
が望まれる。

そこで、従来よりシャンプー組成物にカチナール　ＨＣ
−２００（東邦化学工業社製）等のカチオン化セルロー
スを配合してシャンプー組成物のコンディショニング効
果を高めることが行なわれている。

しかしながら、シャンプー組成物にカチオン化セルロー
スを配合した場合、すすぎ時の毛髪のきしみを抑える効
果には優れているものの、残存感が強く、ぬるつきゃ重
い感触を与えてしまう。しかも、洗髪時の泡に対しては
、若干のクリイーミイ感を与えるものの、つるつるした
滑らかさを与える点については全く及ばないものであり
、さらに仕上がり時には毛髪につやを与える効果は有し
ていないという問題がある。

一方、被膜形成性に優れる塩化ステアリルペンタエトキ
シアンモニウム（東邦化学工業社製など）をシャンプー
に配合して、コンディショニング効果を高めることも行
なわれているが、アニオン界面活性剤を主剤とするシャ
ンプー組成物においては、毛髪に対する残存性が低く、
すすぎ時の毛髪のきしみを抑える効果が不十分である。

また、洗髪時の泡に対しては、クリイーミイ感を与える
が、つるつるした滑らかな泡感触を与えるまでには至っ
ていない。

このように、洗髪時からすすぎ時、仕上がり時に至るま
での総合的な意識でのコンディショニング効果を十分に
有するシャンプー組成物は従来得られておらず、このた
め総合的に優れたコンディショニング効果を有する高品
質のシャンプー組成物の開発が望まれている。

本発明は上記事情により作られた物であり、洗髪時につ
るつるして手の滑りの良い泡感触を与え、かつ、すすぎ
時の毛髪にサランとしたなめらかな指通りを与え、しか
も仕上がり時には毛髪につやを与え、かつさらさらの仕
上がり感を与えるシャンプー組成物を提供することを目
的とする。

題　を　　　るための手　　び作用 本発明者らは上記目的を達成するため検討を重ねた結果
、塩化アルキルペンタエトキシアンモニウムとカチオン
化セルロースとを併用すること、特に両成分を重量比で
１／１ｏ〜１０／１となるように併用することにより、
これら両成分が相乗的に作用し、洗髪時につるつるとし
た指通りのなめらかな泡感触を与え、かつすすぎ時の毛
髪にサランとしたなめらかな指通りを与え、しかも仕上
がり時には良好なつやを与え、かつさらさらの仕上がり
感を与える総合的なコンディショニング効果に優れたシ
ャンプー組成物が得られることを見い出し、本発明をな
すに至った。

従って、本発明は塩化アルキルペンタエトキシアンモニ
ウムとカチオン化セルロースとを配合してなることを特
徴とするシャンプー組成物を提供する。

本発明のシャンプー組成物の第一の必須成分は、塩化ア
ルキルペンタエトキシアンモニウムである。

この塩化アルキルペンタエトキシアンモニウムとして具
体的には、下記（Ｉ）式で示される構造式を有するもの
が例示される。

Ｒ４は炭素数１〜２ アルキル基である。

２、 好ましくは１２〜２２の 本発明においては、 特に下記の 式 で示される塩化ステアリルペンタエトキシアンモニウム
、例えば東邦化学工業社製のカナナール５ＰＣ−２０Ａ
等が好適に使用される。

次いで、本発明の第二の必須成分であるカチオン化セル
ロースとしては、特に制限されないが、下記一般式（Ｉ
Ｉ）で示される化合物を制限することが好ましい。

但し、上記（ＩＩ）式中Ｒ２，Ｒ３及びＲ４は同一でも
相異なっていてもよいが、水素原子又は下記−般式（Ｉ
ＩＩ） （（■）式中、Ｒ５，Ｒ６，Ｒ７及びＲ８はそれぞれ同
−又は相異なるもので、　　Ｒ６，Ｒｓ及びＲ７はＨ又
はＣＨ，、Ｒ８はＣＨ３，Ｃ２Ｈ，及びＣ３Ｈｖである
。

Ｘ−はハロゲンイオンである。） で示される置換基である。

本発明においては、特に下記（２）式 で示されるカチオン化セルロース、特にカチナール　Ｈ
Ｃ−２００（東邦化学工業社製）が好適に使用される。

本発明のシャンプー組成物は、上記第一成分の塩化アル
キルペンタエトキシアンモニウムと第二成分のカチオン
化セルロースとを重量比１／１゜〜１０／１となるよう
に配合することが好ましい。

また、両性分の配合量は種々選択されるが、塩化アルキ
ルペンタエトキシアンモニウムは全体の０、　１〜２重
量％、カチオン化セルロースは全体の０．０５〜１重量
％配合することが好ましい。

画性分の配合量が上記範囲より少ないと、洗髪時につる
つるして指通りのなめらかな泡感触が得られない場合が
あり、また、すすぎ時の指通りのなめらかさや仕上がり
時の毛髪に良好なつやとさらさらの感触が十分与えられ
ない場合がある。一方、上記範囲より多いと、泡粘性が
著しく上がり、感触的には重たい泡となり、つるつるし
た滑りの良さが減ぜられる場合があり、残存感が強く、
さらりとした指通りの良さが得られない場合がある。

本発明のシャンプー組成物は、上記必須成分に加え、組
成物の種類や使用目的に応じて適宜な成分を配合し得る
が、特に主剤としてアニオン界面活性剤を配合すること
が好ましい。本発明組成物にアニオン界面活性剤を配合
すると、上記第一成分と第二成分とがそれぞれアニオン
界面活性剤とコンプレックスを形成し、このコンプレッ
クスの相互作用により洗髪時の泡に適度な粘性と弾性を
与え、つるつるとした滑りの良い泡感触を与えることが
でき、またすすぎ時の毛髪への付着性、皮膜形成が改善
されて、重くなくサランとした滑らかな指通りを得るこ
とができ、しかも仕上がり時には毛髪表面に形成したこ
れらコンプレックスの吸着膜によって良好なつやを得る
ことができ、さらにさらさらの感触を得ることができる
。

なお、アニオン界面活性剤としては、種々選択されるが
、中でもポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩や
アルファオレフィン硫酸塩が好適に使用さね　その配合
量は通常組成物全体の１〜３０重量％である。

さらに、その他任意成分として、シャンプー組成物の常
用成分である非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、カ
チオン界面活性剤等の各種界面活性剤、増粘剤、紫外線
吸収剤、防腐剤、殺菌剤、金属封鎖剤、酸化防止剤、乳
濁剤、色素、香料等の１種又は２種以上を配合すること
ができる。

［実施例］ 次に実施例により本発明をさらに説明するが、本発明は
これにより限定されるものではない。処方中の数字は重
量％を示す。

実施例−１透明シャンプー　１ ■ポリオキシエチレンラウリル エーテル硫酸ナトリウム （３Ｅ、○、）　　　　　　　　　　２０，０■Ｎ−ス
テアリルＮ、Ｎ− ジメチルアミノプロピオン酸　　　８．Ｏ■塩化ステア
リルペンタ エトキシアンモニウム　　　　　　０．　２■カチオン
化セルロース　　　　　　１．０■精製水で１００とす
る。

成分■〜■を８０℃で加熱溶解後、あらかじめ８０℃に
加熱溶解した成分■〜■を加えて３０℃まで冷却してシ
ャンプーとした。

実施例−２透明シャンプー　２ ■ラウリル硫酸ナトリウム　　　　２０．０■ポリオキ
シエチレンラウリル エーテル硫酸トリエタノール アミン（３Ｅ、　　Ｏ，）　　　　　　　８．　０■塩
化ミリスチルペンタ エトキシアンモニウム　　　　　　２．　０■カチオン
化セルロース　　　　　　０．　５■精製水で１００と
する。

成分■〜■を８０℃で加熱溶解後、あらかじめ８０℃に
加熱溶解した成分■〜■を加えて３０℃まで冷却してシ
ャンプーとした。

実施例−３透明シャンプー　３ ■ラウリル硫酸アンモニウム　　　１５．Ｏ■ポリオキ
シエチレンラウリル エーテル硫酸ナトリウム （３Ｅ、○、　　）　　　　　　　　　　　８．０■塩
化パルミチルペンタエトキシ アンモニウム　　　　　　　　　　１．　０■カチオン
化セルロース　　　　　　０，０５■精製水で１００と
する。

成分■〜■を８０℃で加熱溶解後、あらかじめ８０℃に
加熱溶解した成分■〜■を加えて３０℃まで冷却してシ
ャンプーとした。

実施例−４パール入りシャンプー　１ ■ポリオキシエチレンアルキル エーテル硫酸ナトリウム （３，Ｅ、　　○）　　　　　　　　　　２０．０■Ｎ
−ステアリルＮ、　　Ｎ ジメチルアミノプロピオン酸　　　８．０■ジステアリ
ン酸エチレン グリコール　　　　　　　　　　　　３．　０■塩化ス
テアリルペンタ エトキシアンモニウム　　　　　　２．０■カチオン化
セルロース　　　　　　０．　２■精製水で１００とす
る。

成分■〜■を８０’Ｃで加熱溶解後、あらかじめ８０℃
加熱溶解した成分■〜■を加えて３０℃まで冷却してシ
ャンプーとした。

実施例−５パール入りシャンプー　２ ■ポリオキシエチレンラウリル エーテル硫酸ナトリウム （３Ｅ、　　Ｏ，）１０．０ ■ポリオキシエチレンアルキル エーテル硫酸ナトリウム （３Ｅ、　　Ｏ，）　　　　　　　　　　　５．０■Ｎ
−ステアリルＮ、Ｎ− ジメチルアミノプロピオン酸　　　８．　０■ジステア
リン酸エチレン グリコール　　　　　　　　　　　　３．　０■塩化ラ
ウリルペンタ エトキシアンモニウム　　　　　　０．１■カチオン化
セルロース　　　　　　１．０■精製水で１００とする
。

成分■〜■を８０℃で加熱溶解後、あらかじめ８０℃で
加熱溶解した成分■〜■を加えて３０℃まで冷却しシャ
ンプーとした。

ｌ旦傅匁Ｊ 以上のように、本発明のシャンプー組成物は、洗髪時に
つるつるして滑りの良い泡感触を与え、かつすすぎ時の
毛髪にサランとしたなめらかな指通りを与え、しかも仕
上がり時には毛髪に良好なつやとさらさらの感触を与え
るものであり、洗髪から仕上がりまでの総合的なコンデ
ィショニング効果を発揮し、消費者が求めているニーズ
に的確に応えている。

以下、本発明の具体的な仕上がり感の評価法としては、
官能評価法及び機器測定評価法を用いた。

これらの評価法に使用した処方は以下の通りである。標
準試料としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル
硫酸ナトリウム（以下、 ＡＥＳ−Ｎａとする。）の２０　ｗ　ｔ％水溶液とし、
試験試料としては、Ａ　Ｅ　Ｓ　−Ｎ　ａの２０　ｗ　
ｔ％水溶液に塩化ステアリルペンタエトキシアンモニウ
ム及びカチオン化セルロースを配合した。

（１）官能評価法 官能評価法としては、実際に試料を人の頭髪に使って評
価する実使用テスト法を用いた。評価方法としては、頭
髪を二分して、同時にふたつの試料を使用して比較する
一対比較法（ハーフヘッド法）を用いた。評価項目とし
ては、　「泡立ち」、「髪へのなじみ」、　「洗髪中の
指通り」、　「泡切れ」、　「すすぎ時の指通り」、　
「すすぎ時のきしみ感」、　［さらさらの仕上がり感」
及び「総合評価」以上の８項目で実施した。また、被験
者に試験試料が判らないようにｒＰ、ＱＪあるいはｒＳ
、ＴＪなど目隠しで行なった。試験項目の官能評価の評
点として５段階評価で次の通りである。

（評価方法） 試験試料の方が良い。　　　　５点 試験試料の方がやや良い。　　４点 差が判らない。　　　　　　　３点 標準試料の方がやや良い。　　２点 標準試料の方が良い。　　　　１点 判定方法は総合平均点が３．７点以上あれば実用上十分
な効果があると判断できる。

試料の量として、髪の毛の長さ及び量によって使用量を
決定した。ロングヘアーの人は６ｇとし、ショートヘア
ーの人で髪の量の多い人は４ｇ、少ない人は３ｇを左右
それぞれに施して洗髪した。

シャンプーの処方を第１表〜第２表に評価結果を第３表
〜第４表に示す。

第 表 第 表 第 表 ＝１９− 第 表 ２〇− 第３表〜第４表の結果より、実施処方例１〜３ではいず
れかの項目で著しく平均点が低いものがあるが、実施処
方例４〜６ではいずれの項目でも平均的に優れた値を示
している。また、実施処方例７〜８では塩化アルキルペ
ンタエトキシアンモニウムとカチオン化セルロースの重
量比かられずかに外れるといずれかの項目で平均点が低
く、さらには総合平均点も多少低いことを示している。

このことは塩化アルキルペンタエトキシアンモニウムと
カチオン化セルロースの２成分の併用系がシャンプー組
成物として非常に優れていることが確認された。

（２）機器測定評価法 すすぎ時のきしみを官能評価法だけでなく、機器測定に
よってすすぎ時の抵抗値を示した。

実験方法として、毛束（１０ｃｍ、３ｇ）をクリップに
て固定し、水洗いした後軽く絞って６ｇとして、くしを
通過する時の抵抗をテンションメーターにて測定した。

　（ブランク時の抵抗）次に、シャンプーを毛束に対し
て３ｇ塗布し、その毛束を水溶液中で３回上下させてす
すぎ、その後くしを通過する時の抵抗をテンションメー
ターにて測定した。　（すすぎ時の抵抗）測定は５〜６
回測定し、上下２つの値をカットした測定結果とした。

測定結果より、下記の式よりシャンプーのすすぎ時の抵
抗を算出した。

シャンプーのすすぎ時の抵抗値 すすぎ時の抵抗　（ｇ） × ブランク時の抵抗（ｇ） 実験結果を第５表に示す。

第 表 第５表の結果から、官能評価法の結果と比較しても塩化
アルキルペンタエトキシアンモニウムとカチオン化セル
ロースの併用系が優れていることが立証された。

以上の結果から、本発明のシャンプー組成物は、優れた
特性を有することが判った。

以上 特許出願人　有限会社　野々用商事 −２４＝

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、塩化アルキルペンタエトキシアンモニウムとカチオ
   ン化セルロースとを配合してなることを特徴とするシャ
   ンプー。 ２、塩化アルキルペンタエトキシアンモニウムとカチオ
   ン化セルロースの重量比が１／１０〜１０／１である特
   許請求の範囲第一項記載のシャンプー組成物。