JPH04265631A - 無効電力補償装置 - Google Patents
無効電力補償装置Info
- Publication number
- JPH04265631A JPH04265631A JP3077373A JP7737391A JPH04265631A JP H04265631 A JPH04265631 A JP H04265631A JP 3077373 A JP3077373 A JP 3077373A JP 7737391 A JP7737391 A JP 7737391A JP H04265631 A JPH04265631 A JP H04265631A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reactive power
- overvoltage
- avr
- maximum
- firing angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000010304 firing Methods 0.000 claims abstract description 20
- 241000036569 Carp sprivivirus Species 0.000 description 29
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 7
- 230000008859 change Effects 0.000 description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000004146 energy storage Methods 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 239000003607 modifier Substances 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 1
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/10—Flexible AC transmission systems [FACTS]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/30—Reactive power compensation
Landscapes
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静止形無効電力補償制御
装置に係り、特に補償回路に使用される変圧器やリアク
トルの偏磁を防止するのに好適な静止形無効電力補償制
御装置(以下、SVC 制御装置と称する)に関する。
装置に係り、特に補償回路に使用される変圧器やリアク
トルの偏磁を防止するのに好適な静止形無効電力補償制
御装置(以下、SVC 制御装置と称する)に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の無効電力補償装置(以下、
SVC と称する)の概略構成図であり、特にサイリス
タの逆並列接続からなるサイリスタ装置により、リアク
トルに流れる電流を制御する構成例を示す。同図に示す
ように、SVC は母線に接続される変圧器8と、変圧
器8に直列接続されるリアクトル9を介してサイリスタ
装置10に接続される。11はサイリスタ装置の電圧を
検出する電圧検出回路、12は母線電圧を検出する計器
用変圧器、13,14はSVCの出力電流を検出する変
流器である。
SVC と称する)の概略構成図であり、特にサイリス
タの逆並列接続からなるサイリスタ装置により、リアク
トルに流れる電流を制御する構成例を示す。同図に示す
ように、SVC は母線に接続される変圧器8と、変圧
器8に直列接続されるリアクトル9を介してサイリスタ
装置10に接続される。11はサイリスタ装置の電圧を
検出する電圧検出回路、12は母線電圧を検出する計器
用変圧器、13,14はSVCの出力電流を検出する変
流器である。
【0003】サイリスタ装置10は順方向サイリスタU
と逆方向サイリスタXとからなり、IU ,IX は夫
々順,逆方向サイリスタU,Xに流れる正,負電流、F
VU ,FVX は電圧検出回路11にて検出されたサ
イリスタ装置10の夫々正,負電圧検出信号である。正
,負電圧検出信号FVU ,FVX は順方向サイリス
タUに電圧が印加されているときはFVU が“1”、
逆方向サイリスタXに電圧が印加されているときは
FVX が“1”、それ以外のときはともに“0”とな
るように設定されている。また、VはSVC が接続さ
れる交流系統母線15の交流検出電圧であって、計器用
変圧器12によって検出され、IはSVC の出力交流
検出電流であって、変流器13によって検出される。
と逆方向サイリスタXとからなり、IU ,IX は夫
々順,逆方向サイリスタU,Xに流れる正,負電流、F
VU ,FVX は電圧検出回路11にて検出されたサ
イリスタ装置10の夫々正,負電圧検出信号である。正
,負電圧検出信号FVU ,FVX は順方向サイリス
タUに電圧が印加されているときはFVU が“1”、
逆方向サイリスタXに電圧が印加されているときは
FVX が“1”、それ以外のときはともに“0”とな
るように設定されている。また、VはSVC が接続さ
れる交流系統母線15の交流検出電圧であって、計器用
変圧器12によって検出され、IはSVC の出力交流
検出電流であって、変流器13によって検出される。
【0004】図4は、同図(A) が図3のサイリスタ
装置10の電極間電圧VAK、同図(B),(C) が
夫々正,負電圧検出信号FVU ,FVX 、同図(D
) ,(E) が夫々正,負電流IU ,IX の各波
形を示す。図4に示すように、サイリスタ装置10の点
弧角αU ,αX の大きさにより、サイリスタU,X
の通電電流IU ,IX の大きさが制御される。 従ってリアクトル9に流れる電流が制御され、無効電力
Qが変化することによって、SVC はその接続点にお
ける交流電圧の調整を行なう。
装置10の電極間電圧VAK、同図(B),(C) が
夫々正,負電圧検出信号FVU ,FVX 、同図(D
) ,(E) が夫々正,負電流IU ,IX の各波
形を示す。図4に示すように、サイリスタ装置10の点
弧角αU ,αX の大きさにより、サイリスタU,X
の通電電流IU ,IX の大きさが制御される。 従ってリアクトル9に流れる電流が制御され、無効電力
Qが変化することによって、SVC はその接続点にお
ける交流電圧の調整を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したようにSVC
はサイリスタ装置の点弧角を制御することにより交流
系統電圧の制御が行なえるが、この点弧角の制御は非常
に高速度に行なわれる。一般にこの制御速度は数十ms
ec 程度と言われている。この高速制御性を生かして
近年SVC を交流系統に発生する過電圧制御装置とし
て使用することがある。過電圧発生の原因としては、い
くつかの例が挙げられるが、以下に典型的な過電圧発生
メカニズムを説明する。
はサイリスタ装置の点弧角を制御することにより交流
系統電圧の制御が行なえるが、この点弧角の制御は非常
に高速度に行なわれる。一般にこの制御速度は数十ms
ec 程度と言われている。この高速制御性を生かして
近年SVC を交流系統に発生する過電圧制御装置とし
て使用することがある。過電圧発生の原因としては、い
くつかの例が挙げられるが、以下に典型的な過電圧発生
メカニズムを説明する。
【0006】近年、電力系統の広域化,大容量化に伴な
い、電力の安定供給が重要な課題となりつつある。これ
を実現するために、主に、電圧安定化を目的として、各
変電所にはコンデンサを始めとする力率改善用の調相設
備が多数設置されている。また、周波数変換装置も含め
た直流送電では、変換装置から発生する高調波を吸収す
るため、コンデンサで構成される高調波フィルタが設置
されている。このようなコンデンサにおいては、安定し
た状態で電力が送られている場合には、系統の電圧維持
に役立つが、大容量の負荷のしゃ断を伴なうような系統
事故が発生した場合には、系統電圧を不必要に高め、過
電圧を発生する原因となる。この現象について、図5に
示した直流送電を例にして説明する。即ち、直流送電に
使用される交直変換装置16は、その性質上、運転時に
無効電力を消費し、等価的にインダクタンスと見なすこ
とができる。
い、電力の安定供給が重要な課題となりつつある。これ
を実現するために、主に、電圧安定化を目的として、各
変電所にはコンデンサを始めとする力率改善用の調相設
備が多数設置されている。また、周波数変換装置も含め
た直流送電では、変換装置から発生する高調波を吸収す
るため、コンデンサで構成される高調波フィルタが設置
されている。このようなコンデンサにおいては、安定し
た状態で電力が送られている場合には、系統の電圧維持
に役立つが、大容量の負荷のしゃ断を伴なうような系統
事故が発生した場合には、系統電圧を不必要に高め、過
電圧を発生する原因となる。この現象について、図5に
示した直流送電を例にして説明する。即ち、直流送電に
使用される交直変換装置16は、その性質上、運転時に
無効電力を消費し、等価的にインダクタンスと見なすこ
とができる。
【0007】従って、コンデンサから構成されるフィル
タ17は、変換器からの高調波を吸収するだけでなく、
この変換器の等価インダクタンスをキャンセルし、系統
電圧を維持する作用も果す。ここで、変換器16が最大
出力、即ち、変換器が等価的に最大のインダクタンスと
なっている場合には、このインダクタンスによって系統
電圧が下がることを防止するために、フィルタ17は系
統に接続され、更に必要によりシャントキャパシタ18
も接続されることもある。
タ17は、変換器からの高調波を吸収するだけでなく、
この変換器の等価インダクタンスをキャンセルし、系統
電圧を維持する作用も果す。ここで、変換器16が最大
出力、即ち、変換器が等価的に最大のインダクタンスと
なっている場合には、このインダクタンスによって系統
電圧が下がることを防止するために、フィルタ17は系
統に接続され、更に必要によりシャントキャパシタ18
も接続されることもある。
【0008】このような状況で何らかの原因で変換装置
が停止すると、フィルタ17やシャントキャパシタ18
が系統に接続されたまま、変換器の等価インダクタンス
が切り離されたことになり、結果的にこれらのコンデン
サによって系統に過電圧が発生することになる。この過
電圧は系統条件によっても異なるが、常時電圧の約1.
5 〜2倍程度発生することもある。
が停止すると、フィルタ17やシャントキャパシタ18
が系統に接続されたまま、変換器の等価インダクタンス
が切り離されたことになり、結果的にこれらのコンデン
サによって系統に過電圧が発生することになる。この過
電圧は系統条件によっても異なるが、常時電圧の約1.
5 〜2倍程度発生することもある。
【0009】このような過電圧の発生メカニズムは、直
流送電だけでなく一般の変電所においても同様であり、
調相設備であるコンデンサが系統に接続されたまま、系
統のインダクタンス負荷が大量に切り離された場合には
、過電圧が発生することになる。このような過電圧は系
統に接続された機器において絶縁破壊を引き起こす原因
になるため、その絶縁耐力以下に過電圧を抑制する必要
がある。このために、高速制御性能をもつSVC をこ
の過電圧抑制のために設置する場合がある。
流送電だけでなく一般の変電所においても同様であり、
調相設備であるコンデンサが系統に接続されたまま、系
統のインダクタンス負荷が大量に切り離された場合には
、過電圧が発生することになる。このような過電圧は系
統に接続された機器において絶縁破壊を引き起こす原因
になるため、その絶縁耐力以下に過電圧を抑制する必要
がある。このために、高速制御性能をもつSVC をこ
の過電圧抑制のために設置する場合がある。
【0010】しかし、一般のSVC では仮に点弧角が
最大、即ち、SVC 用リアクトル9の効果が最小の状
態で運転している時に系統に過電圧が発生し、点弧角が
最小、即ち、SVC 用リアクトル9の効果が最大にな
り、過電圧が抑制されるまで数十msec 必要である
。これはSVC の制御装置内の自動電圧調整装置(A
VR )のゲインや時定数の値によるもので、AVR
の応答性能を速くするにはゲインを大きくすることや、
時定数を小さくすることなどの方法がある。しかし、或
る一定値を越えてこれを行なうと、定常特性が不安定に
なり、SVC は安定した運転ができなくなる。AVR
のゲインや時定数は系統の条件、主に短絡容量とSV
C のAVR との協調によって決まる。
最大、即ち、SVC 用リアクトル9の効果が最小の状
態で運転している時に系統に過電圧が発生し、点弧角が
最小、即ち、SVC 用リアクトル9の効果が最大にな
り、過電圧が抑制されるまで数十msec 必要である
。これはSVC の制御装置内の自動電圧調整装置(A
VR )のゲインや時定数の値によるもので、AVR
の応答性能を速くするにはゲインを大きくすることや、
時定数を小さくすることなどの方法がある。しかし、或
る一定値を越えてこれを行なうと、定常特性が不安定に
なり、SVC は安定した運転ができなくなる。AVR
のゲインや時定数は系統の条件、主に短絡容量とSV
C のAVR との協調によって決まる。
【0011】即ち、系統条件によってSVC が安定に
運転できるためのAVR 定数は決定され、結果的にこ
のAVR 定数では、前述のように点弧角が最大値から
最小値まで変化するのに数十msec 必要なことにな
る。従って、SVC によって過電圧が抑制されるまで
の数十msec 間は系統に過電圧が発生し、系統に接
続されている機器はこの過電圧に耐える必要がある。本
発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、この過電
圧を極力高速に抑制することを可能とする無効電力補償
装置を提供することを目的とする。
運転できるためのAVR 定数は決定され、結果的にこ
のAVR 定数では、前述のように点弧角が最大値から
最小値まで変化するのに数十msec 必要なことにな
る。従って、SVC によって過電圧が抑制されるまで
の数十msec 間は系統に過電圧が発生し、系統に接
続されている機器はこの過電圧に耐える必要がある。本
発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、この過電
圧を極力高速に抑制することを可能とする無効電力補償
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】SVC の制御
装置において、定常時の電圧制御はAVR で行ない、
過電圧発生時にはAVR に無関係に最大の無効電力出
力に切換える。これにより、AVR 定数の値に無関係
に高速度に過電圧を抑制することができる。
装置において、定常時の電圧制御はAVR で行ない、
過電圧発生時にはAVR に無関係に最大の無効電力出
力に切換える。これにより、AVR 定数の値に無関係
に高速度に過電圧を抑制することができる。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。図1
は本発明による無効電力補償装置の一実施例の機能ブロ
ック図である。図1において、1はSVC の接続され
た系統電圧、2は制御装置内の基準電圧、3はAVR
であり系統電圧と基準電圧との差電圧ΔVが入力される
。AVR 3中では入力されたΔVを補償して系統電圧
1が基準電圧2と同一、即ち、ΔVが零になるために必
要な無効電力量Qを算出して、これを無効電力点弧角変
換器4に入力する。そしてSVC のサイリスタ装置に
最適な点弧角αを出力する。
は本発明による無効電力補償装置の一実施例の機能ブロ
ック図である。図1において、1はSVC の接続され
た系統電圧、2は制御装置内の基準電圧、3はAVR
であり系統電圧と基準電圧との差電圧ΔVが入力される
。AVR 3中では入力されたΔVを補償して系統電圧
1が基準電圧2と同一、即ち、ΔVが零になるために必
要な無効電力量Qを算出して、これを無効電力点弧角変
換器4に入力する。そしてSVC のサイリスタ装置に
最適な点弧角αを出力する。
【0014】ここで切換スイッチ5は常時図中aの位置
に接続されており、AVR 3の出力Qは常時、無効電
力点弧角変換器4に入力される。6は最大無効電力量で
接点bに接続され、7は過電圧検出器である。今、系統
に過電圧が発生すると、この過電圧は過電圧検出器7に
よって検出され、この出力によって切換スイッチ5はb
に切換えられる。この動作によって、最大無効電力量6
が強制的に無効電力点弧角変換器4の入力となる。
に接続されており、AVR 3の出力Qは常時、無効電
力点弧角変換器4に入力される。6は最大無効電力量で
接点bに接続され、7は過電圧検出器である。今、系統
に過電圧が発生すると、この過電圧は過電圧検出器7に
よって検出され、この出力によって切換スイッチ5はb
に切換えられる。この動作によって、最大無効電力量6
が強制的に無効電力点弧角変換器4の入力となる。
【0015】最大無効電力量6はSVC の最大出力で
あるため、この値が無効電力点弧角変換器4に入力され
ると、AVR 3の算出値とは無関係に点弧角は瞬時に
最小値となり、過電圧は抑制されることになる。切換ス
イッチ5はAVR 3の出力が最大無効電力量となる数
十msec 後にaの位置に戻すことにより、SVC
は通常運転を行なうことになる。
あるため、この値が無効電力点弧角変換器4に入力され
ると、AVR 3の算出値とは無関係に点弧角は瞬時に
最小値となり、過電圧は抑制されることになる。切換ス
イッチ5はAVR 3の出力が最大無効電力量となる数
十msec 後にaの位置に戻すことにより、SVC
は通常運転を行なうことになる。
【0016】上記実施例によれば過電圧時に強制的にS
VC の出力を瞬時に最大値にすることにより、遅れな
しに過電圧を抑制することができる。
VC の出力を瞬時に最大値にすることにより、遅れな
しに過電圧を抑制することができる。
【0017】図2は他の実施例の機能ブロック図であり
、図2において図1と同一部分については同一符号を付
して説明を省略する。21は短絡容量算出器であり、系
統電圧とAVR 3の出力が入力される。22は短絡容
量無効電力変換器で前記短絡容量算出器にて算出された
短絡容量値が入力され、短絡容量に対応した適当な無効
電力量に変換される。23は無効電力量記憶装置であり
、接点cに接続される。その他の構成は図1と同様であ
る。
、図2において図1と同一部分については同一符号を付
して説明を省略する。21は短絡容量算出器であり、系
統電圧とAVR 3の出力が入力される。22は短絡容
量無効電力変換器で前記短絡容量算出器にて算出された
短絡容量値が入力され、短絡容量に対応した適当な無効
電力量に変換される。23は無効電力量記憶装置であり
、接点cに接続される。その他の構成は図1と同様であ
る。
【0018】なお、一般にSVC によって制御される
系統電圧は(1)式によって表わされる。 SVC による電圧変化率= SVC 容量
(MVAR) …
…(1)
系統の短絡容量(MVA )従って、系統
の短絡容量が小さい場合には常に過電圧発生と同時に、
SVC を最大容量とするとSVC による電圧変化率
が大きくなり、系統電圧を下げすぎる可能性がある。
系統電圧は(1)式によって表わされる。 SVC による電圧変化率= SVC 容量
(MVAR) …
…(1)
系統の短絡容量(MVA )従って、系統
の短絡容量が小さい場合には常に過電圧発生と同時に、
SVC を最大容量とするとSVC による電圧変化率
が大きくなり、系統電圧を下げすぎる可能性がある。
【0019】今、系統電圧の変化によって基準電圧2と
の間にΔVが発生すると、AVR 3によってこのΔV
を極力零にするべく適当な無効電力量が算出されるが、
この算出された無効電力量と、この算出以前のAVR
3の出力の無効電力量との差をΔQとする。そして、Δ
Qの無効電力量だけSVC が無効電力量を変化させた
時に発生した系統電圧の変化量をΔV2 とすると、(
1) 式を変形した下記の(2) 式によって、系統の
短絡容量が求められる。 短絡容量= ΔQ
………(2)
ΔV2 これらの演算を短絡容量算出器21中で行ない、短絡容
量を算出する。
の間にΔVが発生すると、AVR 3によってこのΔV
を極力零にするべく適当な無効電力量が算出されるが、
この算出された無効電力量と、この算出以前のAVR
3の出力の無効電力量との差をΔQとする。そして、Δ
Qの無効電力量だけSVC が無効電力量を変化させた
時に発生した系統電圧の変化量をΔV2 とすると、(
1) 式を変形した下記の(2) 式によって、系統の
短絡容量が求められる。 短絡容量= ΔQ
………(2)
ΔV2 これらの演算を短絡容量算出器21中で行ない、短絡容
量を算出する。
【0020】ここで系統に過電圧が発生すると、過電圧
検出器7がこれを検出し、切換スイッチ5はa位置から
c位置に切換えられる。そしてAVR 3の出力とは無
関係に無効電力量記憶装置23にセットされていた無効
電力量に瞬時に、かつ強制的に切替わり、これが無効電
力量点弧角変換器4に入力される。これにより点弧角に
変化されて、サイリスタ装置に送られる。
検出器7がこれを検出し、切換スイッチ5はa位置から
c位置に切換えられる。そしてAVR 3の出力とは無
関係に無効電力量記憶装置23にセットされていた無効
電力量に瞬時に、かつ強制的に切替わり、これが無効電
力量点弧角変換器4に入力される。これにより点弧角に
変化されて、サイリスタ装置に送られる。
【0021】短絡容量を算出するに当り、前述のように
常時のΔQとΔV2とから演算する方法以外に、定期的
に強制的にΔQだけSVC の無効電力量を変化させ、
その時の系統の電圧変化量ΔV2 を測定し、これらの
値から系統の短絡容量を算出しても、同様の効果が得ら
れる。
常時のΔQとΔV2とから演算する方法以外に、定期的
に強制的にΔQだけSVC の無効電力量を変化させ、
その時の系統の電圧変化量ΔV2 を測定し、これらの
値から系統の短絡容量を算出しても、同様の効果が得ら
れる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば定
常時の電圧制御はAVR で行ない、過電圧発生時は最
大の無効電力出力に切換える構成としたので、高速に過
電圧の抑制が可能となる。
常時の電圧制御はAVR で行ない、過電圧発生時は最
大の無効電力出力に切換える構成としたので、高速に過
電圧の抑制が可能となる。
【図1】本発明による無効電力補償装置の一実施例の機
能ブロック図。
能ブロック図。
【図2】他の実施例の機能ブロック図。
【図3】従来の無効電力補償の概略図。
【図4】サイリスタ装置の各部の波形図。
【図5】直流送電の概念図。
1 系統電圧
2 基準電圧
3 AVR (自動電圧調整装置)
4 無効電力点弧角変換器
5 切換スイッチ
6 最大無効電力
7 過電圧検出器
21 短絡容量演算器
22 短絡容量無効電力変換器
23 無効電力量記憶装置
Claims (2)
- 【請求項1】 逆並列接続されたサイリスタ装置とリ
アクトルとを直列に接続し、これを変圧器を介して交流
系統母線に接続し、前記サイリスタの点弧角を制御する
ことにより無効電力を変化させ、母線の接続点における
交流電圧を調整する無効電力補償装置において、電力系
統に過電圧が発生すると同時に自動電圧調整装置の出力
を、瞬時にかつ強制的に最大の無効電力出力に切換える
手段を備えたことを特徴とする無効電力補償装置。 - 【請求項2】 電力系統に過電圧が発生したとき、瞬
時に最大の無効電力出力とせず、系統の短絡容量に対応
した所定値とすることを特徴とする請求項1項記載の無
効電力補償装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3077373A JPH04265631A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 無効電力補償装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3077373A JPH04265631A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 無効電力補償装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04265631A true JPH04265631A (ja) | 1992-09-21 |
Family
ID=13632100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3077373A Pending JPH04265631A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 無効電力補償装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04265631A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013151154A1 (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-10 | 株式会社 東芝 | 電力系統の短絡容量監視方法およびそのシステム |
-
1991
- 1991-02-20 JP JP3077373A patent/JPH04265631A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013151154A1 (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-10 | 株式会社 東芝 | 電力系統の短絡容量監視方法およびそのシステム |
JP2013219901A (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-24 | Toshiba Corp | 電力系統の短絡容量監視方法およびそのシステム |
CN104205546A (zh) * | 2012-04-06 | 2014-12-10 | 株式会社东芝 | 电力系统的短路容量监视方法以及其系统 |
CN104205546B (zh) * | 2012-04-06 | 2017-04-19 | 株式会社东芝 | 电力系统的短路容量监视方法以及其系统 |
US10175304B2 (en) | 2012-04-06 | 2019-01-08 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Power-system short-circuit capacity monitoring method and system thereof |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7091703B2 (en) | Dynamic reactive compensation system and method | |
CA2323659C (en) | Method and system for suppressing a voltage fluctuation in a power system | |
US6107784A (en) | System interconnection protective device for non-utility generation equipment | |
US4689733A (en) | Method for reducing dynamic overvoltages in an alternating-current system to which a direct-current system is connected | |
JP5367252B2 (ja) | 交流電圧制御方法 | |
US8907637B2 (en) | Reactive power compensator having a booster transformer | |
CA1101932A (en) | Method and apparatus for controlling the real and reactive power behavior of a high voltage d. c. transmission (hdt) system | |
JP7275839B2 (ja) | 無効電力補償装置の制御方法及び制御回路 | |
CN105552927A (zh) | 一种抑制直流输电系统换相失败的并联补偿系统及方法 | |
JPH04265631A (ja) | 無効電力補償装置 | |
JP4875547B2 (ja) | 無効電力補償装置及びその制御方法 | |
JP6981260B2 (ja) | 無効電力補償装置及びその制御回路 | |
CN113765128A (zh) | 一种高压直挂式储能变流器 | |
JP2006166683A (ja) | 電圧変動を抑制する方法および電圧変動抑制システム | |
JPH0715875A (ja) | 無効電力補償装置の制御装置 | |
JP3744831B2 (ja) | 電力貯蔵システム | |
JP3328039B2 (ja) | 静止形無効電力補償装置 | |
Thakur et al. | Analysis of Various Topologies for Voltage Sag Compensation of Dynamic Voltage Restorer | |
JP7013096B2 (ja) | 無効電力補償装置 | |
de Toledo et al. | Aspects on infeed of multiple HVDC into one ac network | |
Yang et al. | Influence of HVDC control on HVDC reactive power overshoot after large disturbance | |
JPH07123727A (ja) | 系統連系インバータの制御装置 | |
JPH04313108A (ja) | 無効電力補償装置 | |
JPS6120217B2 (ja) | ||
JPH04372008A (ja) | 無効電力補償装置の制御方式 |