JP2006166683A - 電圧変動を抑制する方法および電圧変動抑制システム - Google Patents

電圧変動を抑制する方法および電圧変動抑制システム Download PDF

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Abstract

【課題】 低コスト化を実現しつつ、さまざまな電圧変動に対応できる電圧変動を抑制する方法および電圧変動抑制システムを提供する。
【解決手段】 大型の電動機が起動すると無効電力が消費され、交流母線において瞬時的な電圧降下が生じる。SVCは、交流母線における電圧降下を検出して、無効電力を発生させると、交流母線における電圧は規定電圧近くまで上昇する。そして、SVCは、無効電力の補償量を減じていく。それに伴い、交流母線における電圧も低下していく。一方、LRTは、交流母線の電圧と規定電圧との偏差が動作値以上となると、偏差の積算を開始し、その積算した値が所定の値を超えると、タップ上げ動作を行い、交流母線の電圧を上昇させる。最終的に、SVCは、無効電力の補償量をゼロまで減じて、次の電圧変動が発生するまで待機する。
【選択図】 図7

Description

この発明は電圧変動を抑制する方法および電圧変動抑制システムに関し、特に異なる特性をもつ2つの電圧調整手段を協調動作させて電圧を調整する電圧変動を抑制する方法および電圧変動抑制システムに関するものである。
発電所で発電された電力は、送配電系統を介して各負荷へ供給される。
ところで、電力の品質を評価する指標の1つに電圧値がある。交流電力は、供給経路に存在する送電線や変圧器などのリアクタンス分により無効電力が消費され電圧が変動しやすい。特に、送電線が長い場合や電圧階級が低い場合などには、電圧の変動が大きくなる。そのため、無効電力を調整して電圧を調整する調相設備が変電所に設けられることが多い。
調相設備には、電力用コンデンサ、分路リアクトルおよび無効電力調整装置などがある。電力用コンデンサおよび分路リアクトルが段階的に無効電力を補償するのに対して、無効電力調整装置は、連続的に無効電力を補償できるため、優れた電圧調整能力を備える。さらに、無効電力調整装置は、半導体素子を制御して無効電力の補償量を調整するので電圧調整動作が早く、急激な電圧変動を抑制できる。
なお、無効電力調整装置には、サイリスタなどの他励式半導体素子を用いた無効電力補償装置(SVC:Static Var Compensator;以下、SVCと称す)やGTO(Gate Turn Off Thyristor)などの自己消弧能力を有する半導体素子を用いた自励式SVCなどがある。
特許文献1には、SVCの無効電力補償により電圧変動の発振が生じないように、制御パラメータを変更するSVCの制御装置が開示されている。
特許文献2には、予め電圧変動を予測し無効電力を補償するフィードフォワード型のSVCの制御装置が開示されている。
一方、無効電力にかかわらず、負荷への供給電力に応じて変圧比を変更することにより、段階的に電圧を調整する負荷時電圧調整装置も変電所に設けられる。
なお、負荷時電圧調整装置は、変圧器に組み込まれる場合が多く、そのような変圧器は、負荷時タップ切換変圧器(LRT:on-Load Ratio control Transformer;以下、LRTと称す)と呼ばれている。LRTは、一般の変圧器と比較してコスト的な差が少ないので、多くの変電所で用いられている。
特許文献3には、大型負荷の起動時において不用なタップ切換え動作を回避するLRTの制御装置が開示されている。
特開2000−92713号公報 特開2000−14011号公報 特開2004−235587号公報
無効電力を調整して電圧変動を抑制するためには、電源容量および電圧変動量に応じた無効電力の補償能力が必要である。そのため、電源容量が大きい変電所や電圧変動が大きい変電所では、大容量の無効電力調整装置が必要となるため、高コストになるという問題があった。
一方、負荷時電圧調整装置は、タップと呼ばれる機構を機械的に切替えることにより、電圧を段階的に調整するので、フリッカなどの瞬時的な電圧変動を抑制することができず、電力品質の低下が避けられなかった。
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、低コスト化を実現しつつ、さまざまな電圧変動に対応できる電圧変動を抑制する方法および電圧変動抑制システムを提供することである。
この発明によれば、電源側から送電された電力を負荷に供給する交流母線に接続された第1および第2の電圧調整手段を用いて交流母線に生じる電圧変動を抑制する方法であって、交流母線の電圧と規定電圧との偏差が第1の動作値以上となると、第1の電圧調整手段が交流母線の電圧を調整する第1のステップと、第1の電圧調整手段による電圧調整が完了するまでの間に偏差が第2の動作値以上となると、偏差が第1の動作値程度となるように第2の電圧調整手段が交流母線の電圧を調整する第2のステップとを含む。
好ましくは、第1の電圧調整手段は、交流母線と電源側との間に配置され、変圧比を切換えることにより交流母線の電圧を段階的に調整する負荷時電圧調整装置であり、第2の電圧調整手段は、交流母線の無効電力を補償することにより交流母線の電圧を調整する無効電力調整装置である。
好ましくは、第2のステップは、偏差が第2の動作値以上となると、偏差に比例した無効電力を補償するステップと、補償した無効電力を所定の速度で減ずるステップとを含む。
また、この発明によれば、電源側から送電された電力を負荷に供給する交流母線と、交流母線に接続された第1および第2の電圧調整手段とを備える電圧変動抑制システムである。第1の電圧調整手段は、交流母線の電圧と規定電圧との偏差が第1の動作値以上となると、交流母線の電圧を調整する手段を含み、第2の電圧調整手段は、第1の電圧調整手段による電圧調整が完了するまでの間に偏差が第2の動作値以上となると、偏差が第1の動作値程度となるように交流母線の電圧を調整する手段を含む。
好ましくは、第1の電圧調整手段は、交流母線と電源側との間に配置され、変圧比を切換えることにより交流母線の電圧を段階的に調整する負荷時電圧調整装置であり、第2の電圧調整手段は、交流母線の無効電力を補償することにより交流母線の電圧を調整する無効電力調整装置である。
好ましくは、第2の電圧調整手段は、偏差が第2の動作値以上となると、偏差に比例した無効電力を補償する手段と、補償した無効電力を所定の速度で減ずる手段とをさらに含む。
この発明によれば、電圧変動が生じると第1の電圧調整手段が電圧調整を行うが、電圧変動の速度に対してその電圧調整動作が遅く、電圧変動を抑制できない場合には、第2の電圧調整手段がそれを補うように電圧調整を行う。そのため、第2の電圧調整手段は、第1の電圧調整手段の動作電圧程度まで電圧調整を行う能力を有すればよく、規定電圧まで電圧調整を行う能力を有する場合に比較して、低コストとなる。さらに、第2の電圧調整手段における動作速度で電圧変動を抑制できるので、第1の電圧調整手段のみで電圧変動を抑制する場合に比較して、より変動速度の速い電圧変動を抑制できる。よって、低コスト化を実現しつつ、さまざまな電圧変動に対応できる電圧変動を抑制する方法および電圧変動抑制システムを実現できる。
この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態に従う電圧変動抑制システム2の概略構成図である。
図1を参照して、電圧変動抑制システム2は、負荷時タップ切換変圧器(LRT)6と、交流母線8と、無効電力補償装置(SVC)10とからなる。
この発明の実施の形態においては、LRT6が第1の電圧調整手段を実現し、SVC10が第2の電圧調整手段を実現する。
LRT6は、電源側から受電した電力を所定の電圧に変換して交流母線8へ供給する。
交流母線8は、LRT6を介して電源側から受電した電力を負荷へ供給する。
SVC10は、交流母線8と接続され、交流母線8に対して無効電力を補償する。
図2は、LRT6の概略構成図である。
図2を参照して、LRT6は、巻線部30と、変成器28と、制御部26と、タップ切換部24とからなる。
巻線部30は、互いに電磁的に結合され、電源側および交流母線8の定格電圧の比に応じた巻数比が選定される。
変成器28は、交流母線8と電磁的に結合され、交流母線8の電圧に応じた信号を制御部26へ出力する。
制御部26は、変成器28から受けた信号により交流母線8の電圧を検出し、その検出した交流母線8の電圧と規定電圧との偏差に応じて、タップ上げ(電圧上昇)またはタップ下げ(電圧下降)の指令をタップ切換部24へ与える。
タップ切換部24は、制御部26からの指令を受けて、巻線部30から段階的に引き出された接続点のうちいずれか1つを選択する。すると、巻線部30の巻線比、すなわち変圧比が変更され、電源側から受電した電力がその変更された変圧比に応じた電圧に変換されて交流母線8へ供給される。
なお、上述の説明では、電源側にタップ切換部24を備えるLRT6について説明したが、タップ切換部24を交流母線8側に設けてもよい。一般的に、タップ切換部24は、電流容量の小さい高圧側に設けられる。
図3は、LRT6の電圧調整の動作特性を示す図である。
図3を参照して、LRT6の制御部26は、反限時特性に従い、タップ上げ(電圧上昇)またはタップ下げ(電圧下降)の動作(以下では、両方の動作を一括してタップ切換動作と称す)を行う。
制御部26は、交流母線8の電圧と規定電圧との偏差ΔVを算出し、偏差ΔVが動作値以上となれば、積算を開始する。そして、偏差ΔVの積算値(ΔV×t)が所定の値以上となった場合には、タップ切換動作を行う。また、制御部26は、偏差ΔVが動作値未満となると、積算値をリセットする。このように、偏差ΔVが動作値未満となる領域を不感帯と称す。
なお、LRT6が、偏差ΔVを検出してからタップ切換動作を行うまでの最小の時間は、約5秒である。
図4は、SVC10の概略構成図である。
図4を参照して、SVC10は、高インピーダンス変圧器14と、サイリスタ18と、コンデンサ20と、リアクトル22と、変成器16と、制御部12とからなる。
SVC10では、高インピーダンス変圧器14において無効電力が消費され、コンデンサ20において無効電力が発生される。そして、これらの合計が交流母線8に対する無効電力の補償量となる。
交流母線8における電圧低下は、無効電力の過剰消費、すなわち遅れ側への力率低下によるものであり、SVC10が無効電力を供給することで、電圧の低下を抑制できる。このような無効電力の過剰消費は、大型電動機の運転による無効電力の消費や発電所の運転停止に伴う無効電力の供給停止などにより生じる。
一方、交流母線8における電圧上昇は、無効電力の過剰供給、すなわち進み側への力率低下によるものであり、SVC10が無効電力を消費することで、電圧の上昇を抑制できる。このような無効電力の過剰供給は、深夜帯における負荷電流の減少などにより生じる。
すなわち、「無効電力の補償」とは、交流母線8へ無効電力を供給することおよび交流母線8の無効電力を消費することを含む概念である。
SVC10は、サイリスタ18の点弧角を制御して、高インピーダンス変圧器14を流れるリアクトル電流を調整することにより、高インピーダンス変圧器14において消費される無効電力を調整する。すなわち、SVC10内において消費される無効電力を制御することにより、SVC10が交流母線8に対して補償する無効電力を調整する。
上述のように、リアクトル電流を制御することにより、無効電力の補償量を調整するものは、TCR(Thyristor Controlled Reactor)方式と称される。
なお、上述のTCR方式以外にも、コンデンサの開閉制御により無効電力の補償量を調整するTSC(Thyristor Switched Capacitor)方式およびTCR方式とTSC方式とを組合せた方式などを用いてもよい。
高インピーダンス変圧器14は、無効電力を消費するための誘導性リアクタンス分の役割を果たす。また、高インピーダンス変圧器14は、交流母線8の電圧をサイリスタ18の動作電圧に適した電圧に変換する機能も有する。
サイリスタ18は、高インピーダンス変圧器14と接続され、制御部12からの指令に応じて点弧角を変化させることで、消費される無効電力を調整する。
コンデンサ20は、無効電力を発生させるための容量性リアクタンス分の役割を果たす。また、コンデンサ20の容量は、高インピーダンス変圧器14の容量の半分程度となるように選定するのが望ましい。
リアクトル22は、コンデンサ20で生じる高調波を抑制するために設けられ、コンデンサ20の容量の7〜13%程度に相当するように選定するのが望ましい。
変成器16は、交流母線8と電磁的に結合され、交流母線8の電圧に応じた信号を制御部12へ出力する。
制御部12は、変成器16から受けた信号により交流母線8の電圧を検出し、その検出した交流母線8の電圧と規定電圧との差に応じて、必要とする無効電力の補償量を算出する。そして、制御部12は、その算出した無効電力の補償量に応じて、サイリスタ18へ指令を与える。
図5は、SVC10の電圧調整の動作特性を示す図である。
図5を参照して、SVC10の制御部12は、交流母線8の電圧と規定電圧との偏差ΔVを算出し、偏差ΔVが動作値以上となれば、偏差ΔVに比例した無効電力Qを補償する。なお、上述のLRT6の動作特性と同様に、偏差ΔVが動作値未満となる領域を不感帯と称す。
通常、電力の供給経路に存在する送電線や変圧器のインピーダンスに応じて電圧変動が生じるが、送電線や変圧器のインピーダンスでは、抵抗分に比較してリアクタンス分が十分大きい。そのため、電圧変動は、無効電流とリアクタンス分との積に比例するとみなすことができる。したがって、無効電流は、無効電力と比例するものであるから、SVC10は、交流母線8の電圧と規定電圧との偏差ΔVに比例した無効電力Qを補償することにより、交流母線8の電圧変動を抑制できる。
なお、SVC10が偏差を検出してから無効電力を補償開始するまでの時間は、数サイクル(0.03〜0.05秒程度)である。
(電圧変動抑制方法)
図6は、LRT6とSVC10とにおける電圧変動抑制の動作特性を示す図である。
図6を参照して、大型の電動機の起動などによるフリッカ等の瞬時的な電圧変動は、LRT6のタップ切換動作における特性曲線より下側の領域において生じる。そのため、LRT6は、フリッカなどの瞬時的な電圧変動を抑制することはできない。
一方、同一の電圧変動量がより長い時間をかけて生じる場合には、LRT6はタップ切換動作により電圧変動を抑制できる。
そこで、SVC10は、LRT6のタップ切換動作における特性曲線より下側の領域において生じる電圧変動の変動速度を緩和することにより、LRT6がタップ切換動作を行えるようにする。
図7は、LRT6とSVC10とにおける電圧変動抑制動作の概略を示す図である。
図7(a)は、交流母線8における電圧変動を示す。
図7(b)は、SVC10における無効電力発生量を示す。
図7(a)を参照して、電源側の系統において大型の電動機が起動すると無効電力が消費され、交流母線8において瞬時的な電圧降下が生じる。
図7(b)を参照して、SVC10は、交流母線8における電圧降下を検出して、無効電力を補償する。すると、図7(a)に示すように、交流母線8における電圧は、規定電圧近くまで上昇する。
その後、図7(b)に示すように、SVC10は、所定の割合で無効電力の補償量を減じていく。補償量の減少に伴い、図7(a)に示すように、交流母線8における電圧も低下していく。そのため、交流母線8の電圧と規定電圧との偏差が増大する。
そして、LRT6は、交流母線8の電圧と規定電圧との偏差が動作値以上となると、偏差の積算を開始する。さらに、LRT6は、その積算値が所定の値を超えると、図7(a)に示すように、タップ上げ動作を行い、交流母線8の電圧を上昇させる。
最終的に、SVC10は、無効電力の補償量をゼロまで減じて、次の電圧変動が発生するまで待機する。
上述のように、SVC10とLRT6とが協調を取りながら、交流母線8における電圧変動を抑制する。
ところで、SVC10は、交流母線8の電圧変動の変動速度を緩和する機能を備えればよく、電圧変動を完全に抑制できる能力は必ずしも必要ではない。すなわち、SVC10は、想定される交流母線8の瞬時的な電圧変動に対して、その変動量および継続時間が許容値に収まるように容量を選定すればよい。
なお、上述では、交流母線8における電圧が低下した場合の動作について説明したが、電圧が上昇した場合には、SVC10が無効電力を消費し、LRT6がタップ下げ動作を行うことで同様に電圧変動を抑制できることは言うまでもない。
図8は、SVC10の制御部12における電圧調整動作を示すフローチャートである。
図8を参照して、制御部12は、交流母線8の電圧と規定電圧との偏差を算出する(ステップS100)。そして、制御部12は、算出した偏差が動作値以上であるか否かを判断する(ステップS102)。
算出した偏差が動作値以上でない場合(ステップS102においてNOの場合)には、制御部12は、再度、交流母線8の電圧と規定電圧との偏差を算出する(ステップS100)。
算出した偏差が動作値以上である場合(ステップS102においてYESの場合)には、制御部12は、算出した偏差に比例した無効電力補償量を算出する(ステップS104)。そして、制御部12は、算出した無効電力を補償するようにサイリスタ18へ指令を与える(ステップS106)。
無効電力を補償した後、制御部12は、無効電力補償量の減少速度を算出(ステップS108)し、その算出した減少速度に応じて、無効電力の補償量を減少させるようにサイリスタ18へ指令を与える(ステップS110)。そして、制御部12は、無効電力の補償量がゼロとなると処理を終了する。
図9は、LRT6の制御部26における電圧調整動作を示すフローチャートである。
図9を参照して、制御部26は、交流母線8の電圧と規定電圧との偏差を算出する(ステップS200)。そして、制御部26は、算出した偏差が動作値以上であるか否かを判断する(ステップS202)。
算出した偏差が動作値以上でない場合(ステップS202においてNOの場合)には、制御部26は、偏差の積算値をリセット(ステップS208)した後、再度、交流母線8の電圧と規定電圧との偏差を算出する(ステップS200)。
算出した偏差が動作値以上である場合(ステップS202においてYESの場合)には、制御部26は、算出した偏差を積算する(ステップS204)。そして、制御部26は、偏差の積算値が所定値以上か否かを判断する(ステップS206)。
偏差の積算値が所定値以上でない場合(ステップS206においてNOの場合)には、制御部26は、再度、交流母線8の電圧と規定電圧との偏差を算出する(ステップS200)。
偏差の積算値が所定値以上である場合(ステップS206においてYESの場合)には、制御部26は、タップ切換動作を行うようにタップ切換部24へ指令を与える(ステップS208)。そして、制御部26は、処理を終了する。
(適用例1)
本発明を実際の電力系統に適用した場合の効果の一例を以下に示す。
図10は、本発明を適用した電力系統100の系統図である。
図10を参照して、電力系統100は、無限大母線50と、変圧器52,54,60,62,68,70,76と、交流母線78,80,82,8,86と、発電電動機56と、発電機58,64,66,72と、LRT6と、遮断器88と、SVC10とからなる。
無限大母線50は、電力系統100に比較して系統容量が十分に大きく、電力系統100の状態にかかわらず電圧は一定であり、電力系統100との電力授受についても無制限とみなすことができる。
交流母線78は、無限大母線50と接続される。
変圧器52および54は、交流母線78および80との間に配置され、電圧を相互に変換する。
発電電動機56は、変圧器54の3次巻線に接続され、機械的に接続される負荷または動力源に応じて、電動機または発電機として機能する。たとえば、発電電動機56は、揚水発電所におけるポンプ水車に接続される。そして、深夜など軽負荷時には、発電電動機56は、電動機として機能し、上流のダムに水をくみ上げ、昼間などの重負荷時には、上流のダムからの放流を動力源として発電機として機能する。
発電機58,64,66および72は、それぞれ指令に従い所定の電力を発電し、その発電した電力をそれぞれ変圧器60,62,68および70を介して、交流母線80および82へ供給する。
交流母線8および86は、それぞれLRT6および変圧器76を介して交流母線82と接続され、受電した電力を負荷へ供給する。
遮断器88は、変圧器68と交流母線82とを接続する経路を開閉する。
SVC10は、交流母線8と接続され、交流母線8の無効電力を補償する。
交流母線78の定格電圧は、275kVであり、交流母線80および82の定格電圧は154kVであり、交流母線8の定格電圧は77kVであり、交流母線86の定格電圧は33kVである。
発電電動機56の定格容量は、78MWであり、発電機58,64,66および72の定格容量は、それぞれ82MW,75MW,30WMおよび58WMである。
SVC10の定格容量は、20MVarである。
また、LRT6の動作値は、規定電圧に対して±1.1%とし、SVC10の動作値は、規定電圧に対して±1.2%とする。
なお、図中の矢印は、電力系統100内の潮流分布を表しており、jを虚数単位として、実数部が有効電力(MW)を意味し、虚数部が無効電力(MVar)を意味する。
適用例1においては、発電電動機56の起動に伴う交流母線8における電圧変動の抑制効果について説明する。
本発明を適用しない場合には、発電電動機56の起動に伴い交流母線8において、約5%の電圧低下が約1秒間にわたり生じていた。そのため、電圧低下により負荷に含まれるサイリスタ装置などが停止するなどの影響が生じていた。
図11は、発電電動機56の起動直後の潮流分布を示す図である。
図11を参照して、発電電動機56が接続されている変圧器54に対して、交流母線80から多くの無効電力が流入しているのがわかる。つまり、発電電動機56の起動および運転により多くの無効電力が消費される。
図12は、発電電動機56の起動に伴う交流母線8の電圧変動とSVC10の補償量とを示す図である。
図12を参照して、発電電動機56が起動した直後には、交流母線8の電圧が瞬時的に低下する。SVC10は、この瞬時的な電圧低下を検出して、電圧低下が1.2%以上となると無効電力を発生する。その結果、交流母線8の電圧低下は、約5%から約2.79%へ低減され、さらに、その継続時間は、約1秒から約0.1秒へ短縮される。
そのため、発電電動機56の起動から約0.1秒後には、交流母線8の電圧は起動前の電圧値にほぼ回復する。
さらに、SVC10は、無効電力の発生量が10分間でゼロとなるように、発生量を減じていく。その過程において、電圧低下が1.1%以上となると、LRT6がタップ上げ動作を行う。したがって、発電電動機56の起動および運転に伴い、LRT6は、SVC10が無効電力の発生量を減じていく間に、1または2回のタップ上げ動作を行う。
上述のように、本発明を適用することにより、発電電動機56の起動に伴う交流母線8の電圧変動を抑制することができた。
(適用例2)
再び、図10を参照して、適用例2においては、遮断器88の開放に伴う潮流分布の変化による交流母線8における電圧変動の抑制効果について説明する。
無限大母線50と、変圧器52,54,60,62,68,70,76と、交流母線78,80,82,84,86と、発電電動機56と、発電機58,64,66,72と、LRT6と、SVC10とについては適用例1と同様であるので詳細な説明は省略する。
また、発電電動機56は運転を休止している。
本発明を適用しない場合には、遮断器88の開放に伴い交流母線8において、約4%の電圧低下が継続して生じていた。
図13は、遮断器88の開放に伴う交流母線8の電圧変動とSVC10の補償量とを示す図である。
図13を参照して、遮断器88が経路を開放した直後には、交流母線8の電圧が低下する。SVC10は、この電圧低下を検出して、電圧低下が1.2%以上となると無効電力を発生する。その結果、交流母線8の電圧低下は、約4%から約1.34%へ低減され、さらに、その継続時間は、約0.1秒に抑制される。
そのため、遮断器88の開放から約0.09秒後には、交流母線8の電圧は開放前の電圧値にほぼ回復する。
さらに、上述の適用例1と同様に、SVC10は、無効電力の発生量が10分間でゼロとなるように、発生量を減じていく。その過程において、電圧低下が1.1%以上となると、LRT6がタップ上げ動作を行う。
上述のように、本発明を適用することにより、遮断器88の開放に伴う交流母線8の電圧変動を抑制することができた。
なお、上述の説明では、第1の電圧調整手段をLRTで実現する場合について説明したが、LRT以外にも、負荷時タップ切換装置を用いてもよい。
また、第2の電圧調整手段をSVCで実現する場合について説明したが、SVC以外にも、自励式SVCや同期調相機などを用いてもよい。
実施の形態によれば、SVCは、LRTの不感帯の値程度まで母線電圧を調整できる能力を有すればよいので、規定電圧まで調整する能力を有する場合に比較して、無効電力補償能力が小さくて済むため低コスト化が実現できる。また、SVCは、母線電圧の電圧と規定電圧との偏差を検出した後、数サイクルで電圧調整動作を行うので、フリッカ等の瞬時的な電圧変動を抑制できる。よって、低コスト化を実現しつつ、交流母線に生じるさまざまな電圧変動を抑制できる。
また、実施の形態によれば、瞬時的な電圧変動を抑制するために予め隣接する発電機から無効電力を過剰に供給するなどの運用制約を受けるような電力系統においては、そのような運用制約を解消できる。よって、運用制約がなくなることにより、最も経済的な運転パターンで発電機を運転できるようになるため、発電コストを低減できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態に従う電圧変動抑制システムの概略構成図である。 LRTの概略構成図である。 LRTの電圧調整の動作特性を示す図である。 SVCの概略構成図である。 SVCの電圧調整の動作特性を示す図である。 LRTとSVCとにおける電圧変動抑制の動作特性を示す図である。 LRTとSVCとにおける電圧変動抑制動作の概略を示す図である。 SVCの制御部における電圧調整動作を示すフローチャートである。 LRTの制御部における電圧調整動作を示すフローチャートである。 本発明を適用した電力系統の系統図である。 発電電動機の起動直後の潮流分布を示す図である。 発電電動機の起動に伴う交流母線の電圧変動とSVCの補償量とを示す図である。 遮断器の開放に伴う交流母線の電圧変動とSVCの補償量とを示す図である。
符号の説明
2 電圧変動抑制システム、6 負荷時タップ切換変圧器(LRT)、8,78,80,82,86 交流母線、10 無効電力補償装置(SVC)、12,26 制御部、14 高インピーダンス変圧器、16,28 変成器、18 サイリスタ、20 コンデンサ、22 リアクトル、24 タップ切換部、30 巻線部、50 無限大母線、52,54,60,62,68,70,76 変圧器、56 発電電動機、58,64,66,72 発電機、88 遮断器、100 電力系統、Q 無効電力、ΔV 偏差。

Claims (6)

  1. 電源側から送電された電力を負荷に供給する交流母線に接続された第1および第2の電圧調整手段を用いて前記交流母線に生じる電圧変動を抑制する方法であって、
    前記交流母線の電圧と規定電圧との偏差が第1の動作値以上となると、前記第1の電圧調整手段が前記交流母線の電圧を調整する第1のステップと、
    前記第1の電圧調整手段による電圧調整が完了するまでの間に前記偏差が第2の動作値以上となると、前記偏差が前記第1の動作値程度となるように前記第2の電圧調整手段が前記交流母線の電圧を調整する第2のステップとを含む、電圧変動を抑制する方法。
  2. 前記第1の電圧調整手段は、前記交流母線と前記電源側との間に配置され、変圧比を切換えることにより前記交流母線の電圧を段階的に調整する負荷時電圧調整装置であり、
    前記第2の電圧調整手段は、前記交流母線の無効電力を補償することにより前記交流母線の電圧を調整する無効電力調整装置である、請求項1に記載の電圧変動を抑制する方法。
  3. 前記第2のステップは、
    前記偏差が第2の動作値以上となると、前記偏差に比例した無効電力を補償するステップと、
    前記補償した無効電力を所定の速度で減ずるステップとを含む、請求項2に記載の電圧変動を抑制する方法。
  4. 電源側から送電された電力を負荷に供給する交流母線と、
    前記交流母線に接続された第1および第2の電圧調整手段とを備え、
    前記第1の電圧調整手段は、前記交流母線の電圧と規定電圧との偏差が第1の動作値以上となると、前記交流母線の電圧を調整する手段を含み、
    前記第2の電圧調整手段は、前記第1の電圧調整手段による電圧調整が完了するまでの間に前記偏差が第2の動作値以上となると、前記偏差が前記第1の動作値程度となるように前記交流母線の電圧を調整する手段を含む、電圧変動抑制システム。
  5. 前記第1の電圧調整手段は、前記交流母線と前記電源側との間に配置され、変圧比を切換えることにより前記交流母線の電圧を段階的に調整する負荷時電圧調整装置であり、
    前記第2の電圧調整手段は、前記交流母線の無効電力を補償することにより前記交流母線の電圧を調整する無効電力調整装置である、請求項4に記載の電圧変動抑制システム。
  6. 前記第2の電圧調整手段は、
    前記偏差が第2の動作値以上となると、前記偏差に比例した無効電力を補償する手段と、
    前記補償した無効電力を所定の速度で減ずる手段とをさらに含む、請求項5に記載の電圧変動抑制システム。
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