JPH0426510Y2 - - Google Patents

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JPH0426510Y2
JPH0426510Y2 JP12773387U JP12773387U JPH0426510Y2 JP H0426510 Y2 JPH0426510 Y2 JP H0426510Y2 JP 12773387 U JP12773387 U JP 12773387U JP 12773387 U JP12773387 U JP 12773387U JP H0426510 Y2 JPH0426510 Y2 JP H0426510Y2
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water
door body
nozzle
pipe
door
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、河川、水路等に設置される水門扉
たとえばローラーゲート、スルースゲートなどに
おける下部戸当り部に堆積した土砂を排除するた
めの装置に関する。
(従来の技術) 一般に、河川等において、勾配の小さな下流で
は、上流から流されてきた土砂、あるいは潮の干
満により海(下流)側から移動してきた土砂、ヘ
ドロ等が河床に堆積する。このため、かかる河川
等に設置された水門扉においては、水門扉を閉塞
してある場合には、下部戸当り部に土砂が堆積す
ることはないが、水門扉を上昇させた開放時に
は、戸溝部及び下部戸当り面に土砂が堆積する。
したがつて、水門扉の下部に水中ポンプを設け
て、戸溝部の堆砂を吸引除去する技術が提案され
ている。しかし、下部戸当り部には設けられてい
ない。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、水門扉の長さすなわち水路等の幅方
向に多数のポンプを配設して下部戸当り部の排砂
を行なうことが考えられるが非常に多くの費用を
要するうえ、能率が悪いという問題がある。一
方、下部戸当り部の堆砂は、水門扉を徐々に下降
させると水流によつて押し流されると考えられて
いるため、積極的な堆砂排除手段が設けられてい
ない。しかし、実際は、河川勾配の小さな下流で
は、水流が極めて緩やかであるため、下部戸当り
部の堆砂を水流によつて排除するには相当多くの
時間を要し、緊急を要する場合に速く水門扉を閉
塞することができないという問題がある。
本考案は、上述のような実状に着して案出され
たもので、水門扉下部戸当り部に堆積した土砂を
積極的に排除しうる装置を得ることを目的として
いる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記問題点を解決するために次の技
術的手段を講じた。
すなわち、本考案は、扉体の下端部に、扉体全
幅にわたつて自己旋回可能なノズルヘツドを多数
列設し、各ノズルヘツドに接続した各給水枝管を
集合管に接続し、集合管に接続しかつ扉体に固定
した排砂水供給主管の基端を、フレキシブルチユ
ーブを介して堰堤上に配設された排砂水供給管に
接続し、さらに前記各ノズルヘツドに固着された
各ノズルはその噴射水が下部戸当り面に対して斜
めに衝当するように傾斜状に備えたことを特徴と
するものである。
(作用) 水門扉の下降に伴なつて、各ノズルから高圧水
が戸当り面に対して斜めに噴射されるので、この
水の衝突反力によつて各ノズルヘツドが旋回し、
噴射水が旋回流となつて、下部戸当り面及び戸溝
内の堆積土砂を掘削排除する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図面において、1は水門扉の扉体、2は堰
堤、3はピラー、4はピラー3の対向側壁3Aに
設けられた戸溝、5はピラー3間の底部に設けら
れた下部戸当り面であり、扉体1は幅方向両端が
戸溝4内に位置し、側部ローラ6を介して昇降可
能に設置され、図外の巻上装置により開閉される
ようになつている。
7はポンプ室で、堰堤2内に設けられ、その下
部には底面が下部戸当り面5と略同一レベルとせ
られた排砂水槽8が形成されており、前記側壁3
Aを貫通する導水管9が設けられると共に該導水
管9の排砂水槽8内端に仕切弁10が設けられ、
河川水を導入するようにしてある。また、導水管
9の河川側端には、除塵スクリーン11が設けら
れている。
12は排砂水供給主管で、扉体1の背面すなわ
ち内水側に配設され、その基端12Aは扉体1の
幅方向の一端部(ポンプ室7側)に、上下方向中
央部に位置して固定され、水平方向に延びて扉体
1の幅方向中央部から下方に屈曲されて扉体1の
下端部に導びかれて再び幅方向左右に分岐されて
いる。そして、排砂水供給主管12の各分岐端1
2A,12Bは、分岐ヘツダー13A,13Bに
接続されている。この分岐ヘツダー13A,13
Bは、扉体1の下端部に、中央から両端にわたつ
て延設され、流水方向前後にかつ交互に多数の給
水枝管14が所定の間隔で接続されている。この
各給水枝管14の下端には、ノズルヘツド15が
回転自在にそれぞれ装着され、各ノズルヘツド1
5には2つのノズル16がそれぞれ垂直線に対し
て鋭角の傾斜角度をもつて傾斜状に取付けられて
おり、ノズル16からの噴射水が、下部戸当り面
5に対して斜めに衝当するようにせられている。
したがつて、各ノズル16からの噴射水の反力に
よつて、各ノズルヘツド15が旋回し、噴射水も
旋回して、堆積土砂を掘削排除するようになつて
いる。
前記分岐ヘツダー13A,13Bは、第6〜7
図に示しているように、扉体1の下端桁1Aの下
面に固着したブラケツト17に、U字形金具18
及びナツト19により取付けられている。また、
給水枝管14は、吊金具20により前記扉体下端
桁1Aに取付けられている。
21は排砂水供給ポンプで、前記ポンプ室7内
に設置され、その吸込管22は、直下の排砂水槽
8内に導びかれている。なお、この吸込管22の
下端には、スクリーン(図示省略)を設けてもよ
い。23は呼び水用の真空ポンプ、24はモータ
ー、25は前記仕切弁10の操作ロツド、26は
仕切弁操作ハンドル、27はチエツク弁、28は
電動仕切弁、29はストレーナー、30は排砂水
供給管で、チエツク弁27は前記ポンプ21の吐
出口に接続されている。ストレーナー29に続く
供給管30は、水門扉の扉体1背面側上部の堰堤
2上等に導びかれ、フレキシブルチユーブ31の
上端が接続されている。このフレキシブルチユー
ブ31の下端は、前記排砂水供給主管12の基端
に接続されており、扉体1の昇降によつても排砂
水の供給が行ないうるようにせられている。
32はタラツプ、33はマンホールカバーであ
る。
本考案の実施例によれば、河川水が排砂水槽8
内に導びかれ、排砂水としてポンプ21により汲
み上げられ、高圧水となつて供給管30からフレ
キシブルチユーブ31を経て排砂水供給主管に導
びかれ、各給水枝管14からノズルヘツド15に
至り各ノズル16から噴射される。
したがつて、扉体1の下降時に、扉体1が下部
戸当り面5に近接した所定の位置から排砂水を前
記ノズル16から噴射する。この噴射水は、ノズ
ルヘツド15を回転させるため旋回流となつて、
下部戸当り面5上の堆積土砂に衝当し、堆積土砂
を掘削して流出排除せしめ、扉体1が下部戸当り
面5に着床する。
扉体1の幅方向両端下部には、戸溝4内に向う
ノズル16が設けられており、戸溝4内の堆積土
砂も排除される。
(考案の効果) 本考案にかかる水門扉下部の堆砂排除装置は、
上述のように扉体下端部に全幅にわたつて自己旋
回可能なノズルヘツドを多数列設し、噴射水の旋
回流による掘削を可能ならしめたので、下部戸当
り部は勿論のこと戸溝内の堆積土砂も確実に掘削
流出せしめることができ、堆積土砂を確実に排除
して扉体を完全に閉塞することができ、ノズルヘ
ツドの旋回も噴射水の反力によつて行なわれるた
め別個に旋回手段を設ける必要がなく、構造が簡
単で安価に得られ、水門扉の操作、維持管理が容
易で、水門扉の機能を十分に発揮せしめ、信頼性
の向上を図ることができる。そして、河川勾配の
小さい下流域に設置される水門扉に特に顕著な効
果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
一部破断背面図、第2図は中央縦断側面図、第3
図は平面図、第4図はポンプ室の拡大平面図、第
5図は第4図のA−A線に沿う断面図、第6図は
ノズルヘツドの配設状態を示す部分背面図、第7
図は第6図のB−B線に沿う断面図である。 1……扉体、2……堰堤、5……下部戸当り
面、12……排砂水供給主管、13A,13B…
…分岐ヘツダー、14……給水枝管、15……ノ
ズルヘツド、16……ノズル、30……排砂水供
給管、31……フレキシブルチユーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扉体1の下端部に、扉体全幅にわたつて自己旋
    回可能なノズルヘツド15を多数列設し、各ノズ
    ルヘツド15に接続した各給水枝管14を分岐ヘ
    ツダー13A,13Bに接続し、分岐ヘツダー1
    3A,13Bに接続し、かつ扉体1に固定した排
    砂水供給主管12の基端を、フレキシブルチユー
    ブ31を介して堰堤2上等に配設された排砂水供
    給管30に接続し、さらに前記各ノズルヘツド1
    5に固着された各ノズル16はその噴射水が下部
    戸当り面5に対して斜めに衝当するように傾斜状
    に備えたことを特徴とする水門扉下部の堆砂排除
    装置。
JP12773387U 1987-08-21 1987-08-21 Expired JPH0426510Y2 (ja)

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JP12773387U JPH0426510Y2 (ja) 1987-08-21 1987-08-21

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JP12773387U JPH0426510Y2 (ja) 1987-08-21 1987-08-21

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JPS6431127U JPS6431127U (ja) 1989-02-27
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JP12773387U Expired JPH0426510Y2 (ja) 1987-08-21 1987-08-21

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JP4007338B2 (ja) 2004-05-06 2007-11-14 セイコーエプソン株式会社 液晶表示装置、及び電子機器

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