JPH04265080A - 焦電型固体撮像装置の駆動方法 - Google Patents
焦電型固体撮像装置の駆動方法Info
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- JPH04265080A JPH04265080A JP3026203A JP2620391A JPH04265080A JP H04265080 A JPH04265080 A JP H04265080A JP 3026203 A JP3026203 A JP 3026203A JP 2620391 A JP2620391 A JP 2620391A JP H04265080 A JPH04265080 A JP H04265080A
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Links
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Landscapes
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固体撮像装置に係り、特
に赤外線画像を撮像する固体撮像装置に関するものであ
る。
に赤外線画像を撮像する固体撮像装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】焦電型赤外線センサーでは可視光センサ
ーとは異なりGeなどの赤外線光学材料を使用した光学
レンズを用いて赤外線画像を結像する。赤外線は熱とし
てセンサ主表面上の焦電膜に吸収され、膜面には赤外線
画像に対応した温度変化分布が生じる。焦電膜の分極は
温度上昇によって減少するため、その焦電効果によって
温度変化分布が膜の表面電荷分布に変換される。焦電効
果は誘電体の時間的温度変化によるものであるから、静
止物体の撮像には固体撮像素子の前面に赤外光を時間的
に断続するチョッパを設ける必要がある。赤外光の時間
的断続によって焦電膜の温度が△Tだけ変化した時、焦
電係数をPtとすると膜面に誘起する電荷量△QはPt
・△Tとなる。△Qは分極の増減によるものであるから
、焦電膜の両側に誘起する電荷量の絶対値は等しく、符
号は逆となる。
ーとは異なりGeなどの赤外線光学材料を使用した光学
レンズを用いて赤外線画像を結像する。赤外線は熱とし
てセンサ主表面上の焦電膜に吸収され、膜面には赤外線
画像に対応した温度変化分布が生じる。焦電膜の分極は
温度上昇によって減少するため、その焦電効果によって
温度変化分布が膜の表面電荷分布に変換される。焦電効
果は誘電体の時間的温度変化によるものであるから、静
止物体の撮像には固体撮像素子の前面に赤外光を時間的
に断続するチョッパを設ける必要がある。赤外光の時間
的断続によって焦電膜の温度が△Tだけ変化した時、焦
電係数をPtとすると膜面に誘起する電荷量△QはPt
・△Tとなる。△Qは分極の増減によるものであるから
、焦電膜の両側に誘起する電荷量の絶対値は等しく、符
号は逆となる。
【0003】図4は赤外線画像を撮像する従来の焦電型
固体撮像装置の画素部を等価的に示した図である。同図
において、焦電素子はコンデンサCと電流源Isにより
表現されている。焦電素子の両端を短絡させて初期電圧
Vinitにするために、リセット・トランジスタMR
1,MR2が接続されている。容量素子として信号の積
分を行うダイオードD1,D2に蓄積された電荷は読み
出しトランジスタMY1,MY2のゲートYG1,YG
2を制御して結合部を経てCCDに転送される。ここで
、20−1,20−2はCCDの転送単位を示している
。
固体撮像装置の画素部を等価的に示した図である。同図
において、焦電素子はコンデンサCと電流源Isにより
表現されている。焦電素子の両端を短絡させて初期電圧
Vinitにするために、リセット・トランジスタMR
1,MR2が接続されている。容量素子として信号の積
分を行うダイオードD1,D2に蓄積された電荷は読み
出しトランジスタMY1,MY2のゲートYG1,YG
2を制御して結合部を経てCCDに転送される。ここで
、20−1,20−2はCCDの転送単位を示している
。
【0004】図5(a)は焦電素子の一端に接続された
リセット・トランジスタMR1,ダイオードD1,読み
出しトランジスタMY1,結合部MC,CCDに沿った
断面図である。図5(b)は焦電素子の他の一端につい
ての同様な構造についての断面図である。このように従
来例では焦電素子から信号を読み出すために各画素ごと
に2系統の信号転送機構を有したものとなっている。3
−1は配線も兼ねたリセット・ドレインRD用n+形拡
散層,3−3は焦電膜12の下面と接続する信号積分ダ
イオードD1形成用のn+形拡散層,3−4は焦電膜1
2の上面と接続する信号積分ダイオードD1形成用のn
+形拡散層である。4−1,4−2はそれぞれ焦電膜1
2の下面および上面を初期電圧Vinitに設定するた
めのリセット・トランジスタMR1,MR2のチャネル
用P形拡散層,9−1,9−2はそれぞれMR1,MR
2のゲート電極である。8−1,8−2はそれぞれD1
,D2を読み出し電圧Vreadに設定するための読み
出しゲートYG1,YG2、21はダイオードD1,D
2からの2つの信号の流れを一本にまとめてCCDチャ
ネル2に転送するための結合ゲートCGであり、YG1
,YG2およびCCDゲート7と若干重なりを持ったY
字形のゲート電極である。11−4,11−5はそれぞ
れYG1,YG2と接続する第一層目のAl層である。
リセット・トランジスタMR1,ダイオードD1,読み
出しトランジスタMY1,結合部MC,CCDに沿った
断面図である。図5(b)は焦電素子の他の一端につい
ての同様な構造についての断面図である。このように従
来例では焦電素子から信号を読み出すために各画素ごと
に2系統の信号転送機構を有したものとなっている。3
−1は配線も兼ねたリセット・ドレインRD用n+形拡
散層,3−3は焦電膜12の下面と接続する信号積分ダ
イオードD1形成用のn+形拡散層,3−4は焦電膜1
2の上面と接続する信号積分ダイオードD1形成用のn
+形拡散層である。4−1,4−2はそれぞれ焦電膜1
2の下面および上面を初期電圧Vinitに設定するた
めのリセット・トランジスタMR1,MR2のチャネル
用P形拡散層,9−1,9−2はそれぞれMR1,MR
2のゲート電極である。8−1,8−2はそれぞれD1
,D2を読み出し電圧Vreadに設定するための読み
出しゲートYG1,YG2、21はダイオードD1,D
2からの2つの信号の流れを一本にまとめてCCDチャ
ネル2に転送するための結合ゲートCGであり、YG1
,YG2およびCCDゲート7と若干重なりを持ったY
字形のゲート電極である。11−4,11−5はそれぞ
れYG1,YG2と接続する第一層目のAl層である。
【0005】図6は従来例の動作を説明するパルスタイ
ミング図、7図(a)および(b)は図6の時刻t1〜
t5における図5(a)および(b)に対応した表面ポ
テンシャルである。以下、チョッパを開いて素子面に入
射赤外光を当て焦電膜の温度が上昇した時、焦電効果に
よって焦電膜12の下面に負電荷が誘起するように分極
処理をした場合についての動作を説明する。
ミング図、7図(a)および(b)は図6の時刻t1〜
t5における図5(a)および(b)に対応した表面ポ
テンシャルである。以下、チョッパを開いて素子面に入
射赤外光を当て焦電膜の温度が上昇した時、焦電効果に
よって焦電膜12の下面に負電荷が誘起するように分極
処理をした場合についての動作を説明する。
【0006】図6の時刻t1で示したように、垂直帰線
期間(V−BLK)においてチョッパが開いた状態に変
わる間、リセットゲート(RG)に電圧VGHを印加し
てMR1,MR2をON状態とし、焦電膜12の両面を
短絡して電圧をVinitにセットする。次にRGに電
圧VGLを印加してMR1,MR2をOFF状態にする
と、ゲート下のチャネルがOFF状態になっているため
、フローティング状態になった信号積分用ダイオードD
1,D2では信号積分を開始する。温度上昇により焦電
膜の下面に負電荷,上面に正電荷が誘起するため、図6
の時刻t2で示したようにD1の電位は低下し、D2の
電位は上昇する。時刻t3ではD1からCCD20−1
へ電荷を転送するためYG1,CGにそれぞれVYH,
VCHを印加し、ゲートのチャネルを開く。この時の電
荷量QreadはVinitとVreadによって決ま
るバイアス電荷量Qbiasと焦電膜12の下面に誘起
した電荷量QsigとによってQbias+Qsigと
なる。Vreadはゲート印加電圧VYHとYG1のし
きい値電圧で決まる。D1からの電荷転送が終了する(
ダイオードの電圧がVreadになる)と、YG1,C
GにそれぞれVYL,VCLを印加し、ゲート下のチャ
ネルを閉じる。この時、電荷Qreadは図4のCCD
20−1に蓄積されているが、CCDを駆動して1ビッ
ト分シフトさせ、次のCCDの転送単位20−2に移動
させる。時刻t4ではYG2,CGのチャネルを開きダ
イオードD2からCCD20−1へ電荷を転送する。こ
の時の電荷量Qread’は焦電膜の上面に誘起した電
荷量Qsig’によりQbias−Qsig’となる。 YG2,CGのチャネルを閉じた後、時刻t5では時刻
t1と同様にMR1,MR2をON状態にしてダイオー
ドD1,D2の電圧をVinitに再設定する。チョッ
パを閉じて赤外光を遮断すると焦電膜の温度が低下する
ため、これまでとは逆の符号の電荷が誘起する。この信
号電荷積分中に、先にCCDへ転送していた電荷を順次
走査し撮像素子から取り出す。
期間(V−BLK)においてチョッパが開いた状態に変
わる間、リセットゲート(RG)に電圧VGHを印加し
てMR1,MR2をON状態とし、焦電膜12の両面を
短絡して電圧をVinitにセットする。次にRGに電
圧VGLを印加してMR1,MR2をOFF状態にする
と、ゲート下のチャネルがOFF状態になっているため
、フローティング状態になった信号積分用ダイオードD
1,D2では信号積分を開始する。温度上昇により焦電
膜の下面に負電荷,上面に正電荷が誘起するため、図6
の時刻t2で示したようにD1の電位は低下し、D2の
電位は上昇する。時刻t3ではD1からCCD20−1
へ電荷を転送するためYG1,CGにそれぞれVYH,
VCHを印加し、ゲートのチャネルを開く。この時の電
荷量QreadはVinitとVreadによって決ま
るバイアス電荷量Qbiasと焦電膜12の下面に誘起
した電荷量QsigとによってQbias+Qsigと
なる。Vreadはゲート印加電圧VYHとYG1のし
きい値電圧で決まる。D1からの電荷転送が終了する(
ダイオードの電圧がVreadになる)と、YG1,C
GにそれぞれVYL,VCLを印加し、ゲート下のチャ
ネルを閉じる。この時、電荷Qreadは図4のCCD
20−1に蓄積されているが、CCDを駆動して1ビッ
ト分シフトさせ、次のCCDの転送単位20−2に移動
させる。時刻t4ではYG2,CGのチャネルを開きダ
イオードD2からCCD20−1へ電荷を転送する。こ
の時の電荷量Qread’は焦電膜の上面に誘起した電
荷量Qsig’によりQbias−Qsig’となる。 YG2,CGのチャネルを閉じた後、時刻t5では時刻
t1と同様にMR1,MR2をON状態にしてダイオー
ドD1,D2の電圧をVinitに再設定する。チョッ
パを閉じて赤外光を遮断すると焦電膜の温度が低下する
ため、これまでとは逆の符号の電荷が誘起する。この信
号電荷積分中に、先にCCDへ転送していた電荷を順次
走査し撮像素子から取り出す。
【0007】時刻t3ではYG1,CGのチャネルを開
いていたが、時刻t6ではYG2,CGのチャネルを開
く。この時の電荷量Vread”はチョッパを閉じてい
るので焦電膜の下面に正の電荷量Qsig”が誘起する
ため、Qbias+Qsig”となる。CCDを1ビッ
トシフトさせ、時刻t7でYG1,CGのチャネルを開
く。この時の電荷量Qread”’は負の電荷量Qsi
g”’によりQbias−Qsig”’となる。
いていたが、時刻t6ではYG2,CGのチャネルを開
く。この時の電荷量Vread”はチョッパを閉じてい
るので焦電膜の下面に正の電荷量Qsig”が誘起する
ため、Qbias+Qsig”となる。CCDを1ビッ
トシフトさせ、時刻t7でYG1,CGのチャネルを開
く。この時の電荷量Qread”’は負の電荷量Qsi
g”’によりQbias−Qsig”’となる。
【0008】このように信号読み出し時にYG1のチャ
ネルを先に開くフィールドとYG2のチャネルを先に開
くフィールドをチョッパの周期に対応させて設けてゆけ
ば、撮像素子からはQbias+Qsig又はQbia
s+Qsig”の次にそれぞれQbias−Qsig’
又はQbias−Qsig”’に相当する信号列が出力
される。そこで先に出力されたQread又はQrea
d’から、その後に出力されるQread”又はQre
ad”’を引けばQsig+Qsig’又はQsig”
+Qsig”’が得られ、バイアス電荷Qbiasを各
画素単位に除去できる。
ネルを先に開くフィールドとYG2のチャネルを先に開
くフィールドをチョッパの周期に対応させて設けてゆけ
ば、撮像素子からはQbias+Qsig又はQbia
s+Qsig”の次にそれぞれQbias−Qsig’
又はQbias−Qsig”’に相当する信号列が出力
される。そこで先に出力されたQread又はQrea
d’から、その後に出力されるQread”又はQre
ad”’を引けばQsig+Qsig’又はQsig”
+Qsig”’が得られ、バイアス電荷Qbiasを各
画素単位に除去できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように構
成された従来の焦電型固体撮像装置の駆動方法にあって
は、単位画素ごとにバイアス電荷をキャンセルし、チョ
ッパの開閉期間によらず、先に出力された信号からその
後に出力される信号で引けば良いという利点を持つ反面
、YG1,YG2に加えるパルスの順序が一定していな
いため、素子内部での容量結合に起因する素子出力基準
レベルの変動量が、チョッパの周期に対応したフィール
ドごとに若干異なり、これが原因で画面にちらつきが出
てしまうという問題が生じていた。
成された従来の焦電型固体撮像装置の駆動方法にあって
は、単位画素ごとにバイアス電荷をキャンセルし、チョ
ッパの開閉期間によらず、先に出力された信号からその
後に出力される信号で引けば良いという利点を持つ反面
、YG1,YG2に加えるパルスの順序が一定していな
いため、素子内部での容量結合に起因する素子出力基準
レベルの変動量が、チョッパの周期に対応したフィール
ドごとに若干異なり、これが原因で画面にちらつきが出
てしまうという問題が生じていた。
【0010】したがって、本発明は、このような事情に
基づいてなされたものであり、その目的とするところの
ものは、撮像素子の駆動パルスを各フィールドで同じに
してもバイアス電荷の除去を簡単な処理回路により実現
できる焦電型固体撮像装置の駆動方法を提供することに
ある。
基づいてなされたものであり、その目的とするところの
ものは、撮像素子の駆動パルスを各フィールドで同じに
してもバイアス電荷の除去を簡単な処理回路により実現
できる焦電型固体撮像装置の駆動方法を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明は、基本的には、第一導電型の半導体基
板の主表面に焦電気性を示す誘電体によって形成された
焦電素子,前記焦電膜の上面および下面に誘起する電荷
を別々に蓄積するための容量素子,前記容量素子の初期
電圧設定素子,前記容量素子に蓄積された信号電荷を順
次転送する信号電荷転送素子をそれぞれアレー状に形成
した固体撮像素子と、前記固体撮像素子の前面に入射光
の断続を行うチョッパを設け、前記焦電膜の上面に誘起
した電荷に対応する第1の信号と前記第1の信号に対応
した前記焦電膜の下面に誘起する電荷に対応する第2の
信号との間で減算処理をするための減算回路とを設けて
なる焦電型固体撮像装置において、固体撮像素子と前記
減算回路の間に設けた分離回路もしくは切り替え回路に
よって減算回路の正入力および負入力の2つの入力のい
ずれかに前記第1の信号および第2の信号を振り分ける
順序が、前記チョッパによる入射光の遮断期間と通過期
間とで逆になるように駆動することを特徴とするもので
ある。
るため、本発明は、基本的には、第一導電型の半導体基
板の主表面に焦電気性を示す誘電体によって形成された
焦電素子,前記焦電膜の上面および下面に誘起する電荷
を別々に蓄積するための容量素子,前記容量素子の初期
電圧設定素子,前記容量素子に蓄積された信号電荷を順
次転送する信号電荷転送素子をそれぞれアレー状に形成
した固体撮像素子と、前記固体撮像素子の前面に入射光
の断続を行うチョッパを設け、前記焦電膜の上面に誘起
した電荷に対応する第1の信号と前記第1の信号に対応
した前記焦電膜の下面に誘起する電荷に対応する第2の
信号との間で減算処理をするための減算回路とを設けて
なる焦電型固体撮像装置において、固体撮像素子と前記
減算回路の間に設けた分離回路もしくは切り替え回路に
よって減算回路の正入力および負入力の2つの入力のい
ずれかに前記第1の信号および第2の信号を振り分ける
順序が、前記チョッパによる入射光の遮断期間と通過期
間とで逆になるように駆動することを特徴とするもので
ある。
【0012】
【作用】このように構成した焦電型固体撮像装置の駆動
方法によれば、固体撮像素子と前記減算回路の間に設け
た分離回路もしくは切り替え回路によって減算回路の正
入力および負入力の2つの入力のいずれかに前記第1の
信号および第2の信号を振り分ける順序が、前記チョッ
パによる入射光の遮断期間と通過期間とで逆になるよう
に駆動するようになっている。
方法によれば、固体撮像素子と前記減算回路の間に設け
た分離回路もしくは切り替え回路によって減算回路の正
入力および負入力の2つの入力のいずれかに前記第1の
信号および第2の信号を振り分ける順序が、前記チョッ
パによる入射光の遮断期間と通過期間とで逆になるよう
に駆動するようになっている。
【0013】ここで、前記第1の信号は、焦電膜の上面
に誘起する電荷に対応する信号であり、また、第2の信
号は、焦電膜の下面に誘起する電荷に対応する信号であ
る。
に誘起する電荷に対応する信号であり、また、第2の信
号は、焦電膜の下面に誘起する電荷に対応する信号であ
る。
【0014】そして、これら第1の信号および第2の信
号との間で減算処理をすることにより、バイアス電荷の
除去ができるようになる。
号との間で減算処理をすることにより、バイアス電荷の
除去ができるようになる。
【0015】このことは、撮像素子の駆動パルスが各フ
ィールドで同じであることから、簡単な処理回路でバイ
アス電荷の除去を実現できることになる。
ィールドで同じであることから、簡単な処理回路でバイ
アス電荷の除去を実現できることになる。
【0016】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を説明する。
【0017】図1は本発明の焦電型固体撮像装置の駆動
方法を説明するためのブロック図、図2は図4および図
5(a)(b)で示した構造の焦電型固体撮像素子を用
いて図1のように構成した撮像装置の動作および本発明
の駆動方法を説明するためのパルス・タイミング図であ
る。101は焦電型固体撮像素子、103はプリアンプ
、104,105はアナログ・スイッチ等による分離回
路、102は撮像素子101の駆動回路、106は時間
合せをするための遅延回路、107は遅延回路106の
出力Qと分離回路105の出力Rとの差分を出力する減
算回路、108はGe等の赤外光用レンズ、109は赤
外光を時間的に断続するチョッパ、110はチョッパの
開閉動作の制御回路である。
方法を説明するためのブロック図、図2は図4および図
5(a)(b)で示した構造の焦電型固体撮像素子を用
いて図1のように構成した撮像装置の動作および本発明
の駆動方法を説明するためのパルス・タイミング図であ
る。101は焦電型固体撮像素子、103はプリアンプ
、104,105はアナログ・スイッチ等による分離回
路、102は撮像素子101の駆動回路、106は時間
合せをするための遅延回路、107は遅延回路106の
出力Qと分離回路105の出力Rとの差分を出力する減
算回路、108はGe等の赤外光用レンズ、109は赤
外光を時間的に断続するチョッパ、110はチョッパの
開閉動作の制御回路である。
【0018】チョッパ109の開閉動作は、撮像素子1
01の動作上、駆動回路102と同期をとるため駆動回
路102からの信号F1により行なう。111は分離回
路104、105の制御パルスSEP1、SEP2を発
生させる分離信号発生回路であり、チョッパの開閉や撮
像素子の動作と同期をとるため駆動回路102からの信
号F2を受けてSEP1、SEP2の波形を変えている
。
01の動作上、駆動回路102と同期をとるため駆動回
路102からの信号F1により行なう。111は分離回
路104、105の制御パルスSEP1、SEP2を発
生させる分離信号発生回路であり、チョッパの開閉や撮
像素子の動作と同期をとるため駆動回路102からの信
号F2を受けてSEP1、SEP2の波形を変えている
。
【0019】焦電型固体撮像素子101の素子面に赤外
光を当てた時、焦電効果によって素子主表面の焦電膜1
2の下面に負電荷が誘起するように分極処理をした場合
についての動作を説明する。図2の時刻taで示したよ
うにYG1,CGにそれぞれVYH,VCHを印加して
ゲート下のチャネルを開き、図4のダイオードD1から
CCD20−1へ電荷を転送する。この時の電荷量Qr
eadはバイアス電荷量Qbiasと焦電膜の下面に誘
起した電荷量QsigとによってQbias+Qsig
となる。YG1,CGのゲート下のチャネルを閉じた後
CCDを駆動して1ビット分シフトさせ、Qreadを
次の転送単位20−2に転送する。時刻tbではYG2
,CGのチャネルを開き、ダイオードD2からCCD2
0−1へ電荷を転送する。この時の電荷量Qread’
は焦電膜の上面に誘起した電荷量Qsig’によりQb
ias−Qsig’となる。YG2,CGのチャネルを
閉じた後ダイオードD1,D2の電位をVinitに再
設定し、チョッパを閉じて赤外光を遮断する。焦電膜の
温度は低下し、膜の表面にはこれまでと逆の電荷が誘起
する。このような信号積分を行っている間に先にCCD
へ転送していた電荷を順次走査し、撮像素子から出力す
る。時刻tcおよびtdでも時刻taおよびtbと同様
の動作を行う。ただし電荷の極性は逆になり、時刻tc
の時にCCDに転送する電荷Qread”はQbias
−Qsig”、時刻tdでの転送電荷Qread”’は
Qbias+Qsig”’となる。
光を当てた時、焦電効果によって素子主表面の焦電膜1
2の下面に負電荷が誘起するように分極処理をした場合
についての動作を説明する。図2の時刻taで示したよ
うにYG1,CGにそれぞれVYH,VCHを印加して
ゲート下のチャネルを開き、図4のダイオードD1から
CCD20−1へ電荷を転送する。この時の電荷量Qr
eadはバイアス電荷量Qbiasと焦電膜の下面に誘
起した電荷量QsigとによってQbias+Qsig
となる。YG1,CGのゲート下のチャネルを閉じた後
CCDを駆動して1ビット分シフトさせ、Qreadを
次の転送単位20−2に転送する。時刻tbではYG2
,CGのチャネルを開き、ダイオードD2からCCD2
0−1へ電荷を転送する。この時の電荷量Qread’
は焦電膜の上面に誘起した電荷量Qsig’によりQb
ias−Qsig’となる。YG2,CGのチャネルを
閉じた後ダイオードD1,D2の電位をVinitに再
設定し、チョッパを閉じて赤外光を遮断する。焦電膜の
温度は低下し、膜の表面にはこれまでと逆の電荷が誘起
する。このような信号積分を行っている間に先にCCD
へ転送していた電荷を順次走査し、撮像素子から出力す
る。時刻tcおよびtdでも時刻taおよびtbと同様
の動作を行う。ただし電荷の極性は逆になり、時刻tc
の時にCCDに転送する電荷Qread”はQbias
−Qsig”、時刻tdでの転送電荷Qread”’は
Qbias+Qsig”’となる。
【0020】図3は図1のP,Q,R,S各点での撮像
素子における読み出し電荷量に対応した波形であり、チ
ョッパの開期間、閉期間それぞれについて2画素分を示
した。P点での波形は上記Qread,Qread’等
と対応している。チョッパの開期間に蓄積された電荷は
図のようにチョッパの閉期間に撮像素子から出力される
。バイアス電荷を除去するため、図1の分離信号発生回
路111から図2のように出力されるSEP1,SEP
2により信号を2つの経路に分離する。Qread,Q
read”’に相当する信号は分離回路104を通過し
、遅延回路106で△tだけ時間合わせをし、分離回路
105を通過したQread’,Qread”と位相を
合わせる。減算回路107の入力Q,R点での波形が図
3のようになるため、S点ではバイアス電荷分が除去さ
れた信号出力が得られる。 さらにローパス・フィルタを通して同期信号を付加する
などの処理を行えばビデオ信号として扱える。
素子における読み出し電荷量に対応した波形であり、チ
ョッパの開期間、閉期間それぞれについて2画素分を示
した。P点での波形は上記Qread,Qread’等
と対応している。チョッパの開期間に蓄積された電荷は
図のようにチョッパの閉期間に撮像素子から出力される
。バイアス電荷を除去するため、図1の分離信号発生回
路111から図2のように出力されるSEP1,SEP
2により信号を2つの経路に分離する。Qread,Q
read”’に相当する信号は分離回路104を通過し
、遅延回路106で△tだけ時間合わせをし、分離回路
105を通過したQread’,Qread”と位相を
合わせる。減算回路107の入力Q,R点での波形が図
3のようになるため、S点ではバイアス電荷分が除去さ
れた信号出力が得られる。 さらにローパス・フィルタを通して同期信号を付加する
などの処理を行えばビデオ信号として扱える。
【0021】以上説明したように、本実施例によれば、
固体撮像素子と前記減算回路の間に設けた分離回路10
4、105(もしくは切り替え回路)によって減算回路
107の正入力および負入力の2つの入力のいずれかに
前記第1の信号および第2の信号を振り分ける順序が、
前記チョッパによる入射光の遮断期間と通過期間とで逆
になるように駆動するようになっている。
固体撮像素子と前記減算回路の間に設けた分離回路10
4、105(もしくは切り替え回路)によって減算回路
107の正入力および負入力の2つの入力のいずれかに
前記第1の信号および第2の信号を振り分ける順序が、
前記チョッパによる入射光の遮断期間と通過期間とで逆
になるように駆動するようになっている。
【0022】ここで、前記第1の信号は、焦電膜の上面
に誘起する電荷に対応する信号であり、また、第2の信
号は、焦電膜の下面に誘起する電荷に対応する信号であ
る。
に誘起する電荷に対応する信号であり、また、第2の信
号は、焦電膜の下面に誘起する電荷に対応する信号であ
る。
【0023】そして、これら第1の信号および第2の信
号との間で減算回路107による減算処理をすることに
より、バイアス電荷の除去ができるようになる。
号との間で減算回路107による減算処理をすることに
より、バイアス電荷の除去ができるようになる。
【0024】このことは、撮像素子の駆動パルスが各フ
ィールドで同じであることから、簡単な処理回路でバイ
アス電荷の除去を実現できることになる。
ィールドで同じであることから、簡単な処理回路でバイ
アス電荷の除去を実現できることになる。
【0025】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲におい
て変形可能であることはいうまでもない。例えば、図2
ではチョッパ開閉の周期が2フィールドの周期と同じで
あるが、チョッパ開閉の周期はフィールド周期の整数倍
であってよいことはもちろんである。また、チョッパの
開期間と閉期間の長さが異なってもよいことはもちろん
である。
明したが、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲におい
て変形可能であることはいうまでもない。例えば、図2
ではチョッパ開閉の周期が2フィールドの周期と同じで
あるが、チョッパ開閉の周期はフィールド周期の整数倍
であってよいことはもちろんである。また、チョッパの
開期間と閉期間の長さが異なってもよいことはもちろん
である。
【0026】
【発明の効果】以上、説明したように本発明による焦電
型固体撮像装置の駆動方法によれば、撮像素子の駆動パ
ルスのタイミングをチョッパの開閉によらず各フィール
ドで同じにすることによりバイアス電荷分のキャンセル
を簡単な処理回路により実現できるようになる。また、
固体撮像素子の駆動パルスが同じなため、素子内部での
容量結合に起因する素子出力基準レベルの変動も同じに
なり、このことから画面のちらつきもなくなる。
型固体撮像装置の駆動方法によれば、撮像素子の駆動パ
ルスのタイミングをチョッパの開閉によらず各フィール
ドで同じにすることによりバイアス電荷分のキャンセル
を簡単な処理回路により実現できるようになる。また、
固体撮像素子の駆動パルスが同じなため、素子内部での
容量結合に起因する素子出力基準レベルの変動も同じに
なり、このことから画面のちらつきもなくなる。
【図1】本発明による焦電型固体撮像装置の駆動方法を
適用させる焦電型固体撮像装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
適用させる焦電型固体撮像装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明による焦電型固体撮像装置の駆動方法の
一実施例を説明するためのパルスタイミング図である。
一実施例を説明するためのパルスタイミング図である。
【図3】図1に示す焦電型固体撮像装置の各部における
動作を示す信号波形図である。
動作を示す信号波形図である。
【図4】本発明による焦電型固体撮像装置の駆動方法が
適用される焦電型固体撮像素子の一実施例を示す等価回
路図である。
適用される焦電型固体撮像素子の一実施例を示す等価回
路図である。
【図5】(a)および(b)は、それぞれ図4に示す等
価回路が組み込まれた素子の断面図である。
価回路が組み込まれた素子の断面図である。
【図6】従来の固体撮像装置の駆動方法の動作の一例を
説明するためのパルスタイミング図である。
説明するためのパルスタイミング図である。
【図7】図5,図6のパルスタイミング図の時間に対応
させた素子内の表面ポテンシャルを示す説明図である。
させた素子内の表面ポテンシャルを示す説明図である。
101 焦電型固体撮像素子
102 駆動回路
103 プリアンプ
104 分離回路
105 分離回路
106 遅延回路
107 減算回路
108 赤外光用レンズ
109 チョッパ
Claims (1)
- 【請求項1】 第一導電型の半導体基板の主表面に焦
電気性を示す誘電体によって形成された焦電膜,前記焦
電膜の上面および下面に誘起する電荷を別々に蓄積する
ための容量素子,前記容量素子の初期電圧設定素子,前
記容量素子に蓄積された信号電荷を順次転送する信号電
荷転送素子をそれぞれアレー状に形成した固体撮像素子
と、前記固体撮像素子の前面に入射光の断続を行うチョ
ッパを設け、前記焦電膜の上面に誘起した電荷に対応す
る第1の信号と前記第1の信号に対応した前記焦電膜の
下面に誘起する電荷に対応する第2の信号との間で減算
処理をするための減算回路とを設けてなる焦電型固体撮
像装置において、固体撮像素子と前記減算回路の間に設
けた分離回路もしくは切り替え回路によって減算回路の
正入力および負入力の2つの入力のいずれかに前記第1
の信号および第2の信号を振り分ける順序が、前記チョ
ッパによる入射光の遮断期間と通過期間とで逆になるよ
うに駆動することを特徴とした焦電固体撮像装置の駆動
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3026203A JPH04265080A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 焦電型固体撮像装置の駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3026203A JPH04265080A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 焦電型固体撮像装置の駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04265080A true JPH04265080A (ja) | 1992-09-21 |
Family
ID=12186911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3026203A Pending JPH04265080A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 焦電型固体撮像装置の駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04265080A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015515608A (ja) * | 2012-03-05 | 2015-05-28 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh | 加速度センサを備えた赤外線センサ及び該赤外線センサの動作方法 |
-
1991
- 1991-02-20 JP JP3026203A patent/JPH04265080A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015515608A (ja) * | 2012-03-05 | 2015-05-28 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh | 加速度センサを備えた赤外線センサ及び該赤外線センサの動作方法 |
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