JPH04264503A - カラーフィルタの製造方法 - Google Patents

カラーフィルタの製造方法

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JPH04264503A
JPH04264503A JP3026521A JP2652191A JPH04264503A JP H04264503 A JPH04264503 A JP H04264503A JP 3026521 A JP3026521 A JP 3026521A JP 2652191 A JP2652191 A JP 2652191A JP H04264503 A JPH04264503 A JP H04264503A
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JP
Japan
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transparent resin
transparent
roller
color filter
resin
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Withdrawn
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JP3026521A
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English (en)
Inventor
Toshinori Urade
浦出 俊則
Kaoru Arai
薫 新井
Giichi Saito
斉藤 義一
Kiyoshi Ozaki
喜義 尾崎
Seiji Mochizuki
望月 盛児
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー液晶表示装置等に
用いるカラーフィルタの製造方法、特に、平坦性を良く
することによって表示品質を向上せしめると同時に、平
坦性の良いものを低コストで効率良く製造する新規製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薄型,軽量,低消費電力等の特徴を有す
ることによって、OA機器,パソコン,携帯用テレビ等
に需要が拡大しつつある液晶表示用カラーフィルタの製
造方法には、染色法,印刷法,顔料分散法等がある。
【0003】図13(イ) 〜(ヘ) は顔料分散法に
よるカラーフィルタに透明電極を形成したカラー液晶表
示装置用パネルの製造工程の説明図、図14(イ) 〜
(ハ) は図13に示す多色画素の製造工程の説明図で
ある。
【0004】図13において、色素を感光性樹脂液に分
散せしめて着色した光硬化性フォトレジストを、フォト
リソグラフィ法でパターニングする工程を繰り返す顔料
分散法のカラーフィルタは、透明基板1の表面に遮光膜
(Cr等の金属膜)2を被着したのち、遮光膜2の上に
光硬化性フォトレジスト膜を被着し、該フォトレジスト
膜の露光,現像処理によってレジストマスク3を形成す
る。
【0005】そこで、レジストマスク3を使用して遮光
膜2の不要部をエッチングすると、透明基板1の表面に
ブラックマトリックスパターン4が形成される。次いで
、レジストマスク3を除去し、3色(赤,緑,青)の画
素7と8と9を色別に順次形成したのち、画素7,8,
9間の隙間に充填し平坦化させるためアクリル樹脂等に
てなる透明樹脂(オーバーコート層)10を被着すると
カラーフィルタが完成し、透明樹脂10の上に透明電極
膜11を形成して、カラー液晶表示装置用パネル12が
完成する。一般に、従来の透明樹脂10はスピンコート
によって塗付し、固形分が20〜30%程度である。
【0006】図14において、例えば赤色顔料を分散し
た光硬化性レジスト膜5を厚さ1.6 μm 程度に被
着し、画素7に対応する光学的透孔13が設けられたマ
スク12を用いて基板1の上方より露光,現像を行うと
、基板1の上に赤色画素7が形成され、図13に示す緑
色画素8,青色画素9は、赤色画素7と同様に、緑色顔
料を分散した光硬化性レジスト膜,青色顔料を分散した
光硬化性レジスト膜より形成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
顔料分散法によるカラーフィルタは、ブラックマトリッ
クスパターン4を形成したのち3色の画素7,8,9を
形成するため、画素7,8,9の間に凹部ができると共
に、画素7,8,9の上面平坦部の高さは画素7,8,
9間で微妙に異なって段差を生じ、かつ、その段差にも
ばらつきができる。さらに、ブラックマトリックスパタ
ーン4との重なり部分で高くなる。このような凹凸を平
坦化する透明樹脂10の塗付方法は、スピンナー法,印
刷法, ロールコースター法, スプレー法, 刷毛塗
り法等が利用されおり、一般に樹脂の塗付工程とその硬
化工程とは使用する装置が異なる。
【0008】そのため、塗付された硬化前の透明樹脂1
0は、画素による凹凸およびそれらの濡れ性, 透明樹
脂自体の表面張力によって、表面に歪曲が発生し易い。 また、透明樹脂10の塗付に使用するローラ, 転写板
, 刷毛, ブレード等は、樹脂層の表面に沿って移動
するとき樹脂層の表層部を引っ張るようになると共に、
樹脂層から離れると同時に該引っ張りが消滅するため、
かかる引っ張りの影響が透明樹脂10の表面に、100
0Å程度の凹凸を作るようになる。
【0009】従って、従来方法では透明樹脂10の表面
を1000Å以下の平坦化することが困難であり、液晶
表示装置に利用したとき表示品質が該非平坦性(液晶の
厚さむら)によって低下 (色むら,濃淡むらが発生)
 する。特に、単純マトリックスであるSTN駆動方式
の液晶表示装置において顕著になるという問題点があっ
た。
【0010】なお、透明樹脂10に光硬化性樹脂の一種
である紫外線硬化性樹脂を使用し、塗付した樹脂をロー
ラまたは押圧用透明基板を使用して平坦化したのち、紫
外線を照射し硬化せしめる方法もある。しかし、その方
法において樹脂の平坦化と硬化は別工程となり同時化で
きないため、所要工数を短縮できない。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明方法の基本
構成の説明図であり、図1(イ) において、平滑な透
明基板1の表面にブラックマトリックスパターン4と複
数(3色)の画素7,8,9とを形成したのち、その上
にガラス等にて作成し平滑円筒面である透光性ローラ2
1を使用して光硬化性の透明樹脂22を平坦に塗付する
と同時に、ローラ21を透過する透過光23を透明樹脂
22の平坦化塗付部分(ローラ21の真下部分)に照射
し、透明基板1を左方向にまたはローラ21を右方向に
移動し、透明樹脂22をローラ21の真下で硬化させる
【0012】図1(ロ) において、ブラックマトリッ
クスパターン4と複数(3色)の画素7,8,9とを形
成した透明基板1の平滑表面に、光硬化性の透明樹脂2
2をその所望値より少し厚く塗付したのち、透光性ロー
ラ21を使用して透明樹脂22を所望厚さに平坦化させ
ると同時に、ローラ21を透過する透過光23を透明樹
脂22の平坦化部分(ローラ21の真下部分)に照射し
、透明基板1を左方向にまたはローラ21を右方向に移
動し、透明樹脂22をローラ21の真下で硬化させる。
【0013】図1(ハ) において、回転する透光性ロ
ーラ21の側方に透明樹脂22の溜まり24を設け、そ
のことによってローラ21の中間部に連続的に光硬化性
透明樹脂22が塗付されるようにし、ローラ21に塗付
された透明樹脂22をブラックマトリックスパターン4
と複数(3色)の画素7,8,9とが形成された透明基
板1の表面に転写すると同時に、ローラ21を透過する
光23を透明樹脂22の転写部分(ローラ21の真下部
分)に照射し、透明基板1を左方向にまたはローラ21
を右方向に移動し、透明樹脂22をローラ21の真下で
硬化させる。
【0014】本発明方法の前記基本構成の応用例の基本
を示したものが、図10に示す第13の実施例であり、
透明樹脂22の平坦化塗布にはローラ52を使用し、そ
の平坦化塗布部分には透明基板1を透過する光23を照
射することで、透明樹脂22をローラ52の真下で硬化
させる。
【0015】
【作用】上記手段によれば、ブラックマトリックスパタ
ーンおよび画素を形成した透明基板に形成する透明樹脂
は、光硬化性のものを使用し平坦化せしめると同時に硬
化処理を行う。従って、熱硬化性の樹脂を使用し,その
塗付工程と硬化工程とに別れる従来方法に比べ、硬化前
に発生する表層部の歪曲および流動をなくし、平坦性に
優れた透明樹脂(オーバーコート層)が確保されると同
時に、所要時間が短縮し生産性が向上する。従って、本
発明方法をカラー液晶表示装置用パネルに適用したとき
、液晶の厚さが均一になることで色むら,濃淡むらをな
くし、表示品質が向上する。
【0016】
【実施例】図2は本発明方法の第1〜第3の実施例の説
明図、図3は本発明方法の第4〜第6の実施例の説明図
、図4は本発明方法に係わる光源装置の他の実施例の説
明図、図5は本発明方法の第7の実施例の説明図、図6
は本発明方法の第8,第9の実施例の説明図、図7は本
発明方法の第10の実施例の説明図、図8は本発明方法
の第11の実施例の説明図、図9は本発明方法の第12
の実施例の説明図、図10は本発明方法の第13の実施
例の説明図、図11は本発明方法の第14の実施例の説
明図、図12は本発明方法の第15の実施例の説明図で
ある。
【0017】本発明方法の第1の実施例を示す図2(イ
) において、表面にブラックマトリックスパターン4
と複数(3色)の画素7,8,9とを形成した透明基板
1の上方に、平滑円筒面である透光性中実ローラ21を
配設し、ローラ21の上方に透過光23を出射する光源
装置25を配設する。図紙の厚さ方向に長いローラ21
と光源装置25とは並行し、光源装置25は通常の可視
光または紫外線光を出射するランプ26に反射板27を
組合せた構成である。 回転するまたは回動自在なローラ21によって押し広げ
られる透明樹脂22は、透明基板1の左端より右端に向
けて塗付される。ローラ21は透明なガラス,石英,樹
脂等にて製造する。ランプ26より出射した透過光23
の一部は、直接,ローラ21を透過して透明樹脂22の
平坦化塗付部分(ローラ21の真下部分)に照射し、ラ
ンプ26より出射した透過光23の他の一部は、反射板
27に反射してからローラ21を透過し透明樹脂22の
塗付部に照射し、該塗付部で透明樹脂22を硬化させる
【0018】本発明方法の第2の実施例を示す図2(ロ
) において、透明基板1の上方に、平滑円筒面である
透光性ローラ21を配設し、ローラ21の上方に透過光
23を出射する光源装置25を配設する。ブラックマト
リックスパターン4と画素7,8,9とを形成した透明
基板1の表面には、適当なローラを使用する等によって
少し厚めに透明樹脂22を塗付したのち、ローラ21を
用いて厚めの透明樹脂22′をその一端 (図は左端)
 から所定厚さに均しながら平坦化せしめると同時に、
その平坦化部分(ローラ21の真下部分)に透過光23
を照射し硬化せしめる。
【0019】本発明方法の第3の実施例を示す図2(ハ
) において、ブラックマトリックスパターン4と画素
7,8,9とを形成した透明基板1の上方に、平滑円筒
面である透光性ローラ21を配設し、ローラ21の上方
に透過光23を出射する光源装置25を配設し、ローラ
21の右側にはドクターロール(またはドクターバーや
ドクターブラシ等)28と、ローラ21とドクターロー
ル28との間に供給する透明樹脂22が入った容器29
を配設する。ローラ21とドクターロール28との間に
供給された透明樹脂22は、ローラ21を右方向に回転
させるとその一部がローラ21に被着したのち、左方向
に移動する透明基板1に転写されるようになる。そこで
、透過光23を透明樹脂22の転写部分(ローラ21の
真下部分)に照射すると、ローラ21に被着した透明樹
脂22はその転写部で透明基板1に転写し硬化する。
【0020】本発明方法の第4の実施例を示す図3(イ
) において、表面にブラックマトリックスパターン4
と画素7,8,9とを形成した透明基板1の上方に、平
滑円筒面である透光性中空ローラ31を配設し、ローラ
31の中に透過光23を出射する光源装置25を配設す
る。透明なガラス,石英,樹脂等にて製造したローラ3
1と、ランプ26に反射板27を組み合わせた光源装置
25とは、図紙の厚さ方向に長くて並行し、ローラ31
によって押し広げられる透明樹脂22は、透明基板1の
左端より右端に向けて塗付されると同時に、その平坦化
塗付部分に照射する透過光23によって透明基板1に被
着し硬化させる。
【0021】本発明方法の第5の実施例を示す図3(ロ
) において、透明基板1の上方に、平滑円筒面である
透光性ローラ31を配設し、ローラ31の中に透過光2
3を出射する光源装置25を配設する。ブラックマトリ
ックスパターン4と画素7,8,9とを形成した透明基
板1の表面には、適当なローラを使用する等によって少
し厚めに透明樹脂22′を塗付したのち、ローラ31を
用いて厚めの透明樹脂22をその一端 (図は左端) 
から所定厚さに均しながら平坦化せしめると同時に、そ
の平坦化部分(ローラ31の真下部分)に透過光23を
照射し硬化せしめる。
【0022】本発明方法の第6の実施例を示す図3(ハ
) において、ブラックマトリックスパターン4と画素
7,8,9とを形成した透明基板1の上方に、平滑円筒
面である透光性ローラ31を配設し、ローラ31の上方
に透過光23を出射する光源装置25を配設し、ローラ
31の右側にはドクターロール(またはドクターバーや
ドクターブラシ等)28と、ローラ31とドクターロー
ル28との間に供給する透明樹脂22が入った容器29
を配設する。ローラ31とドクターロール28との間に
供給された透明樹脂22は、ローラ31を図中の矢印方
向に回転させるとその一部がローラ31に被着したのち
、透明基板1に転写されるようになる。そこで、透過光
23を透明樹脂22の転写部分(ローラ31の真下部分
)に照射すると、透明樹脂22はその転写部で透明基板
1に被着し硬化する。
【0023】図4(イ) において、前出の光源装置2
5と同様に使用する光源装置32は、ランプ26, 反
射板 (集光手段の一部) 27, 集光レンズ (集
光手段の一部) 33, レンズ33を囲うと共に中心
部にスリット34が形成された遮蔽板35, スリット
34を開閉するシャッタ36にて構成し、それらは図紙
の厚さ方向に長い。スリット34は図2および図3を用
いて説明した透明樹脂22の平坦化塗付部分または平坦
化部分または転写部分に対向する。かかる光源装置32
においてスリット34より出射する照射光23は、光源
装置25が出射する照射光23より高照度となり、シャ
ッタ36がスリット34を閉じた状態で光源装置32を
収容した中空ローラ31は、前記第5の実施例において
厚めの透明樹脂22′を硬化させることなく塗付する工
程に利用可能である。
【0024】図4(ロ) において、前出の光源装置2
5および光源装置32と同様に使用する光源装置37は
、ランプ26とそれ囲う形状の遮蔽箱38を組合せた構
成であり、図紙の厚さ方向に長い遮蔽箱38の下面には
スリット34を形成する。かかる光源装置37において
スリット34より出射する透過光23は、光源装置32
の透過光23より低効率になるも光源装置25の照射光
23より高効率であり、遮蔽箱38を回動可能にするこ
とによって、遮蔽箱38にシャッタ機能を具備せしめる
ことができる。
【0025】本発明方法の第7の実施例を示す図5にお
いて、ローラ21 (または31) は透明樹脂22が
接する外筒面に、透明樹脂22に対して剥離性のある離
型層39を被着する。光学的に透明でなければならない
離型層39は、例えば厚さ 500Å〜5μm のテフ
ロンをコーティングまたは貼着して形成する。
【0026】本発明方法の第8の実施例を示す図6(イ
) において、右回転するローラ21 (または31)
 の外筒面に離型膜(離型層)41を形成させる。不活
性油剤等の離型液40を入れたタンク42はパイプ43
を介して多孔質部材 (例えばスポンジ) 44に接続
し、離型液40を含浸した部材44をローラ21に接触
させると、ローラ21に離型膜41が形成されるように
なる。なお、多孔質部材44に替えてブラシ等を用いて
も離型膜41の形成が可能であり、透明樹脂22の表面
に被着した離型膜41は洗浄し除去する。
【0027】本発明方法の第9の実施例を示す図6(ロ
) において、右回転するローラ21 (または31)
 に離型膜41を形成させる。前記第8の実施例におけ
る離型膜41の形成が、液状の離型液40を直接的に塗
付するのに対し、図6(ロ) の方法はローラ21 (
または31) の一側に離型液40の蒸気40′が充満
する雰囲気を作る方法であり、ローラ21に沿って配設
した雰囲気容器45に離型液40を入れ、電源48に接
続したヒーター46で離型液40を加熱する。すると、
容器45内には離型液蒸気40′が充満し、容器45の
開口面を塞ぐ如く接近するローラ21に離型膜41が形
成されるようになる。
【0028】本発明方法の第10の実施例を示す図7に
おいて、透明基板1にブラックマトリックスパターン4
と画素7,8,9とを形成したのち、その上に、透明樹
脂22の塗付厚さを一定化する透明スペーサ47を散布
したのち、前述した本発明方法、例えば図2(イ) に
示す第1の方法で、透明基板1に透明樹脂22を塗付す
ると同時に硬化させる。その結果、透明樹脂22の最小
厚さは予め散布したスペーサ47により一定化される。
【0029】本発明方法の第11の実施例を示す図8に
おいて、透明基板1にブラックマトリックスパターン4
と画素7,8,9とを形成したのち、透明樹脂22の塗
付厚さを一定化する透明スペーサ47が予め混合された
透明樹脂22を、前述した本発明方法、例えば図2(イ
) を用いて説明した方法で透明基板1に形成する。そ
の結果、透明樹脂22の最小厚さは予め透明樹脂22に
混合したスペーサ47により一定化し、かつ、スペーサ
47を別工程で散布する煩わしさが解消する。
【0030】本発明方法の第12の実施例を説明するた
めの図9において、ブラックマトリックスパターン4と
画素7,8,9とを形成した透明基板1は、ゴム板(適
当な反発力で支持する支持体)50に搭載し、前述した
本発明方法、例えば図2(イ) を用いて説明した方法
で透明樹脂22を塗付する。かかる方法において、弾性
板44は透明基板1の変形を吸収可能となり、例えば前
記第10, 第11の実施例に併用したとき、透明基板
1に大きい力が負荷されることを防止する。
【0031】なお、前記第1〜第12の実施例において
、透明樹脂22を固形成分と溶剤成分とに分けたとき、
固形成分の比率が小さいと硬化後の凹凸が生じ易くなる
。その反面、固形成分の比率が大きいと塗付が困難とな
り塗付速度を遅くする必要が生じる。そこで、本発明方
法では固形成分が80%程度のものを使用し、透明樹脂
22の平坦性および作業性の面からよい結果が得られた
【0032】また、前記第1〜第12の実施例において
、特に固形成分が多い透明樹脂22を大気中で塗付また
は転写すると、透明樹脂22の中に空気ボイドのできる
可能性がある。そこで、適当に減圧した雰囲気(例えば
0.2気圧)で透明樹脂22の塗付または転写を行うこ
とは、該ボイドの解消に極めて有効であった。
【0033】本発明方法の第13の実施例を説明するた
めの図10において、表面にブラックマトリックスパタ
ーン4と複数(3色)の画素7,8,9とを形成した透
明基板1の裏面を、複数個の回転自在ローラ51で受承
し、平滑円筒面のローラ52を用いて透明基板1の表面
に透明樹脂22を平坦化せしめながら塗布する。透明基
板1の下方には光源装置25を配設し、光源装置25よ
り出射した光23は、透明基板1を透過して透明樹脂2
2の平坦化塗布部分 (ローラ52の真下部分)に照射
し、該塗布部分で透明樹脂22を硬化させる。ただし、
本発明方法に使用する光源装置25の出射光23は、前
述した本発明方法の第1の実施例に使用したものより高
照度のものを必要とする。
【0034】本発明方法の第14の実施例を説明するた
めの図11において、表面にブラックマトリックスパタ
ーン4と複数(3色)の画素7,8,9とを形成した透
明基板1の裏面を、透明ローラ21と複数個の回転自在
ローラ51で受承し、平滑円筒面のローラ52を用いて
透明基板1の表面に透明樹脂22を平坦化せしめながら
塗布する。透明ローラ21の下方には光源装置25を配
設し、光源装置25より出射した光23は、透明ローラ
21, 透明基板1を透過して透明樹脂22の平坦化塗
布部分 (ローラ52の真下部分)に照射し、該塗布部
分で透明樹脂22を硬化させる。 本発明方法に使用する光源装置25の出射光23は、前
述した本発明方法の第13の実施例と同様に高照度のも
のを必要とする。
【0035】本発明方法の第15の実施例を説明するた
めの図12において、表面にブラックマトリックスパタ
ーン4と複数(3色)の画素7,8,9とを形成した透
明基板1の裏面を、中空の透明ローラ31と複数個の回
転自在ローラ51で受承し、平滑円筒面のローラ52を
用いて透明基板1の表面に透明樹脂22を平坦化せしめ
ながら塗布する。透明ローラ31の中には光源装置25
を配設し、光源装置25より出射した光23は、透明ロ
ーラ31, 透明基板1を透過して透明樹脂22の平坦
化塗布部分 (ローラ52の真下部分)に照射し、該塗
布部分で透明樹脂22を硬化させる。本発明方法に使用
する光源装置25の出射光23は、前述した本発明方法
の第13, 第14の実施例と同様に高照度のものを必
要とする。
【0036】なお、本発明方法の第13〜第15の実施
例において、光源装置25に替えて前述の光源装置32
,37 が使用可能であり、かつ、ローラ52を用いた
透明樹脂22の塗布に替えて前述した第5,第5の実施
例と同一方法が適用できることを付記する。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるカラ
ーフィルタの製造方法は、透明樹脂の平坦化精度を 2
00Å程度にすることが可能となり、本発明方法をカラ
ー液晶表示装置に適用したとき、液晶の厚さがばらつく
ことによる色むらをなくし、その表示品位を改善すると
共に、透明樹脂の平坦化と硬化を同時に行うためその処
理装置の簡易化と所要時間の短縮が可能となり、生産性
の向上を果たし得た効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明方法の基本構成の説明図である。
【図2】  本発明方法の第1〜第3の実施例の説明図
である。
【図3】  本発明方法の第4〜第6の実施例の説明図
である。
【図4】  本発明方法に係わる他の光源装置の実施例
の説明図である。
【図5】  本発明方法の第7の実施例の説明図である
【図6】  本発明方法の第8,第9の実施例の説明図
である。
【図7】  本発明方法の第10の実施例の説明図であ
る。
【図8】  本発明方法の第11の実施例の説明図であ
る。
【図9】  本発明方法の第12の実施例の説明図であ
る。
【図10】  本発明方法の第13の実施例の説明図で
ある。
【図11】  本発明方法の第14の実施例の説明図で
ある。
【図12】  本発明方法の第15の実施例の説明図で
ある。
【図13】  顔料分散法によるカラーフィルタに透明
電極を形成したカラー液晶表示装置用パネルの従来の製
造工程の説明図である。
【図14】  多色画素の製造工程の説明図である。
【符号の説明】
1は透明基板                   
     27は反射板4はブラックマトリックスパタ
ーン    31は透光性中空ローラ 7は赤色画素                   
     33はレンズ8は緑色画素        
                34はスリット9は
青色画素                     
   35は遮蔽板21は透光性中実ローラ     
           38は遮蔽箱22は光硬化性透
明樹脂                39は離型層
23はローラを透過する透過光          4
1は離型膜 (離型層)  25,32,37は光源 (光源装置)       
    47はスペーサ26は光源ランプ      
                50はゴム板(透明
基板支持体) 52はローラ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ブラックマトリックスパターン(4)
     と多色画素(7,8,9) とを形成した透明基板(
    1) の表面に、光硬化性透明樹脂(22)を、透光性
    ローラ(21,31) で平坦化しながら塗付すると同
    時に、該ローラ(21,31) の透過光(23)を該
    透明樹脂(22)の平坦化塗付部分に照射し、該透明樹
    脂(22)を該平坦化塗付部分で硬化させることを特徴
    とするカラーフィルタの製造方法。
  2. 【請求項2】  ブラックマトリックスパターン(4)
     と多色画素(7,8,9) とを形成した透明基板(
    1) の表面に、光硬化性透明樹脂(22)をその所望
    値より厚く塗付し、透光性ローラ(21,31) で該
    透明樹脂(22)を所望厚さに平坦化すると同時に、該
    ローラ(21,31) の透過光(23)を該透明樹脂
    (22)の平坦化部分に照射し、該透明樹脂(22)を
    該平坦化部分で硬化させることを特徴とするカラーフィ
    ルタの製造方法。
  3. 【請求項3】  回転する透光性ローラ(21,31)
     の中間部に連続的に光硬化性透明樹脂(22)を塗付
    し、該ローラ(21,31) に塗付された透明樹脂(
    22)をブラックマトリックスパターン(4) と多色
    画素(7,8,9) とが形成された透明基板(1) 
    の表面に転写すると同時に、該ローラ(21,31) 
    の透過光(23)を該透明樹脂(22)の転写部分に照
    射し、該透明樹脂(22)を該転写部分で硬化させるこ
    とを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  4. 【請求項4】  前記ローラ(21)が中実の透光性で
    あり、前記透過光(23)が該中実ローラ(21)を貫
    通して前記光硬化性樹脂(22)に照射することを特徴
    とする前記請求項1または2または3記載のカラーフィ
    ルタの製造方法。
  5. 【請求項5】  前記ローラ(31)が中空の透光性で
    あり、前記透過光(23)を出射する光源(25,32
    ,37)を該中空ローラ(31)内に収容することを特
    徴とする前記請求項1または2または3記載のカラーフ
    ィルタの製造方法。
  6. 【請求項6】  前記光源(32)に、前記透過光(2
    3)を出射するランプ(26)と、前記透明樹脂(22
    )の平坦化塗付部分または平坦化部分または転写部分に
    対向する透光スリット(34)の形成された遮蔽板(3
    5)と、該透光スリット(34)を開閉するシャッター
    (36)と、該透光スリット(34)に向けて該ランプ
    (26)の出射光を集める集光手段(27,33) と
    を具えせしめることを特徴とする前記請求項5記載のカ
    ラーフィルタの製造方法。
  7. 【請求項7】  前記光源(37)が、前記透明樹脂(
    22)の平坦化塗付部分または平坦化部分または転写部
    分に対向する透光スリット(34)の形成された遮蔽箱
    (38)に、前記透過光(23)を出射するランプ(2
    6)を収容せしめることを特徴とする前記請求項5記載
    のカラーフィルタの製造方法。
  8. 【請求項8】  前記透明樹脂(22)に対し剥離性を
    有する離型層(39,41) で前記ローラ(21,3
    1) の表面を覆うことを特徴とする前記請求項1また
    は2または3記載のカラーフィルタの製造方法。
  9. 【請求項9】  前記透明樹脂(22)の溶剤成分が2
    0%以下であることを特徴とする前記請求項1または2
    または3記載のカラーフィルタの製造方法。
  10. 【請求項10】  前記透明樹脂(22)を塗付または
    転写する前の前記透明基板(1) の表面に、該透明樹
    脂(22)の厚さを一定化する多数の透明スペーサ(4
    7)を散布することを特徴とする前記請求項1または2
    または3記載のカラーフィルタの製造方法。
  11. 【請求項11】  前記透明基板(1) の表面に塗付
    または転写する前の前記透明樹脂(22)に、該透明樹
    脂(22)の厚さを一定化する多数の透明スペーサ(4
    7)を混入させることを特徴とする前記請求項1または
    2または3記載のカラーフィルタの製造方法。
  12. 【請求項12】  前記透明樹脂(22)の塗付または
    転写を減圧雰囲気中で行うことを特徴とする前記請求項
    1または2または3記載のカラーフィルタの製造方法。
  13. 【請求項13】  前記透明樹脂(22)の塗付または
    転写に際し、前記透明基板(1) の裏面を適当な反発
    力で支持する支持体(50)で支持することを特徴とす
    る前記請求項1または2または3記載のカラーフィルタ
    の製造方法。
  14. 【請求項14】  ブラックマトリックスパターン(4
    ) と多色画素(7,8,9) とを形成した透明基板
    (1) の表面に、光硬化性透明樹脂(22)を、ロー
    ラ(52)で平坦化しながら塗付すると同時に、該透明
    基板(1) の裏面より透明基板(1) の透過光(2
    3)を該透明樹脂(22)の平坦化塗付部分に照射し、
    該透明樹脂(22)を該平坦化塗付部分で硬化させるこ
    とを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  15. 【請求項15】  表面にブラックマトリックスパター
    ン(4) と多色画素(7,8,9) とを形成した透
    明基板(1) の裏面を透光性ローラ(21)で受承し
    、該透明基板(1) の表面に光硬化性透明樹脂(22
    )を、ローラ(52)で平坦化しながら塗付すると同時
    に、該透光性ローラ(21)の透過光(23)を該光硬
    化性透明樹脂(22)の平坦化塗布部分に照射し、該透
    明樹脂(22)を該平坦化塗付部分で硬化させることを
    特徴とするカラーフィルタの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5540147A (en) * 1994-12-02 1996-07-30 Corning Incorporated Method for forming a contoured planarizing layer for a color filter
US5752442A (en) * 1993-11-03 1998-05-19 Corning Incorporated Method for printing a color filter
US5887522A (en) * 1993-11-03 1999-03-30 Corning Incorporated Method for printing a color filter with radiation curable inks
US5972545A (en) * 1993-11-03 1999-10-26 Corning Incorporated Method of printing a color filter

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