JPH04264392A - エレクトロルミネセンス素子 - Google Patents

エレクトロルミネセンス素子

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Publication number
JPH04264392A
JPH04264392A JP3047716A JP4771691A JPH04264392A JP H04264392 A JPH04264392 A JP H04264392A JP 3047716 A JP3047716 A JP 3047716A JP 4771691 A JP4771691 A JP 4771691A JP H04264392 A JPH04264392 A JP H04264392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
ta2o5
insulating film
brightness
srs
Prior art date
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Pending
Application number
JP3047716A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Nakabachi
中鉢 善樹
Kazufumi Aoyama
和史 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
Priority to JP3047716A priority Critical patent/JPH04264392A/ja
Publication of JPH04264392A publication Critical patent/JPH04264392A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレクトロルミネセン
ス素子の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】現今の高度情報化社会において、情報の
端末であるディスプレイ装置は、人間・機械のインター
フェイスの重要な位置を占めている。通常、ディスプレ
イ装置、特に近年普及の著しいパーソナルコンピュータ
用として使用されているのは、CRTすなわち従来のブ
ラウン管である。他方、パーソナルコンピュータにおけ
るラップトップ型の普及にみられるように、近年は可搬
形の端末装置の需要も大きくなっている。この目的には
、重量が大きく更にスペースの大きな従来のCRTは適
切でなく、これに代わるような薄型で軽量、さらに大容
量表示が可能なフラットディスプレイが望まれている。 また、可搬形コンピュータに限らず、家庭用、車載用に
おいても、薄型、軽量化の需要は非常に大きいものがあ
る。
【0003】フラットディスプレイには、プラズマディ
スプレイ(PDP)、液晶(LCD)、蛍光表示管(V
ED)、エレクトロルミネセンス(EL)などの多くの
種類があり、その特徴に合わせて広い分野で実用化され
ている。特に、最近の可搬形コンピュータ用の端末とし
ては、液晶が広く使用されており、また、小型のTV装
置としても実用化されている。しかしながら、液晶には
、受動形の表示装置であること、視角依存性があること
、視認性が悪く表示品位が低いこと、などの多くの欠点
がある。液晶に限らず、他のフラットディスプレイにし
ても、一長一短があり、現今のCRTに匹敵するような
性能を有していないのが現状である。
【0004】上記フラットディスプレイの中で、特に視
認性の上で、CRTに最も近い位置にあるのが、エレク
トロルミネセンス(EL)である。このELには、粉末
で形成する分散形と、薄膜を利用する薄膜形の2種類が
ある。分散形は、実用化の歴史も古く、近年、液晶用の
バックライトとして注目されている。他方、薄膜形は、
研究の歴史が浅いが、高輝度、高寿命の二重絶縁層構造
形の交流電圧ELが開発されて以来、多くの注目を集め
るようになっている。この薄膜形は、電極のパターンを
るきることにより、ドットマトリックス表示が可能であ
り、グラフィックディスプレイとして実用化されている
。これ以後の説明において、EL装置とは、この薄膜形
に限定する。このEL表示装置の特徴を挙げると、以下
のようなものがある。 A)全固体装置であり、堅牢である。 B)視認性が優れている。 C)視角依存性がない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで検討するのは、
特に近年、青色、赤色発光素子として注目されているア
ルカリ土類硫化物蛍光体である。化合物、特にアルカリ
土類金属の硫化物であるSrS、CaSを螢光膜として
用いる薄膜EL素子は、フルカラー薄膜ELパネルを実
現し得るキー材料として注目されている。ことに、従来
のZnS系蛍光膜では実現できなかった高輝度の青色E
Lが実現できる可能性があるため、近年、盛んに検討さ
れつつある。ここで、フルカラー化に必要な三原色(赤
、緑、青)のそれぞれの現在の技術水準をZnS系材料
および硫化アルカリ土類金属材料について、以下に述べ
る。
【0006】1)緑色EL ZnS:Tb、Fは色純度に優れ、かつ高輝度のものが
得られており、すでに実用のレベルに達している。特に
スパッター法で作成したものは、高輝度のものが得られ
ており、約137Cd/m2(60Hz)程度である。 2)赤色EL ZnS:Sm系では、SmをSmF3、SmCl3、S
mPの形で導入する方法がそれぞれ試みられており、S
mCl3のものが最も色純度に優れている。輝度は約1
2Cd/m2(60Hz)程度で、これは実用レベルに
達するには、最低で2倍、望ましくは4倍程度の向上が
更に必要な値である。CaS:Eu系も色純度は優れて
いる。 輝度はEB蒸着法で作成したもので、約10Cd/m2
(60Hz)、スパッター法のものは、実用レベルの最
低線にごく近づいている。 3)青色EL ZnS:Tm系のものは、古くから検討されているが、
色純度はよいものの、輝度は約0.14Cd/m2(6
0Hz)程度と実用には程遠い。SrS:Ce系は色純
度に問題があるものの(青緑色)輝度については、約4
0Cd/m2(60Hz)が実現しており、実用レベル
に達している。ただ、TV映像のような応用には、色フ
ィルタを通すことが必要で、輝度は約10分の1に低下
する。したがって、この場合は、実用レベルに達するに
は、少なくとも2倍、望ましくは5倍程度の輝度の向上
が必要となる。しかし、もしこの輝度向上が実現できれ
ば、一つの蛍光膜で青と緑の2原色を出せる可能性があ
る。したがって、赤および青色ELについては、蛍光体
の検討を中心に一段の輝度向上が必要である。更に、こ
れらの蛍光体の問題点である輝度の不安定性や劣化の問
題に関する有効な解決策を見出す努力も同時に並行して
進める必要がある。
【0007】上記に述べたアルカリ土類硫化物を用いた
エレクトロルミネセンス素子は、青色発光素子として有
望であるが、ZnS:Mnに比較し、劣化の度合が大き
いことが知られている。従来の素子を図2のグラフに示
す。同図において、1はSrS:Ce蛍光体、2,3は
蛍光体両面に形成されたAlN絶縁膜、4はAl電極、
5はITO透明電極、6はガラス基板である。前記Al
N絶縁層2,3は、Alを窒素とアルゴンの混合雰囲気
中にてスパッターで作成している。
【0008】図3は、上記素子の経時変化を示したもの
であって、測定は初期輝度を約200Cd/cm2に設
定し、その後、時間の経過と共に輝度がどの程度変化す
るかを示したものである。この図に示すように、劣化の
度合は非常に大きい。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は、SrS:Ce等のアル
カリ土類硫化物を蛍光体に用いるエレクトロルミネセン
ス素子の劣化の度合を小さくし、安定に動作させること
ができるエレクトロルミネセンス素子を得ることにある
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルカリ土類
硫化物蛍光体を使用するエレクトロルミネセンス素子に
おいて、前記蛍光体の一方面側にAlN膜が、他方面側
に酸化タンタル膜が形成されていることを要旨とする。
【0011】
【作用】上記構成のエレクトロルミネセンス素子におい
ては、蛍光体の一方面側の絶縁膜として形成した酸化タ
ンタル膜は誘電率が大きく、低電圧での駆動が可能であ
ることから、素子の劣化の度合は小さくなる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すものである。 同図において、1はSrS:Ce螢光体であり、その一
方面側にAlN絶縁膜2が、他方面側に酸化タンタル(
Ta2O5)絶縁膜7が形成されている。4はAl電極
、5はITO透明電極、6はガラス基板である。
【0013】上記のように上部絶縁膜7にTa2O5を
使用した素子の経時変化を図3のグラフに示す。このグ
ラフから判るように、上記構成の素子は、図2に示した
従来の素子に比較して大きく改善されたことを示してい
る。なお、Ta2O5膜は、アルゴンと酸素の混合雰囲
気中にてスパッターで作成したものである。
【0014】この改善の原因として、以下の点が挙げら
れる。 1)Ta2O5は誘電率が大きく、低電圧での駆動が可
能である。 2)Ta2O5絶縁膜と螢光体の界面が変化した。これ
は、多分、浅いトラップが増加したために、キャリアの
増加を引き起こしたものと考えられる。
【0015】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の構造によ
れば、従来の素子に比較して安定に動作させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すエレクトロルミネセン
ス素子の側面図である。
【図2】従来のエレクトロルミネセンス素子の側面図で
ある。
【図3】エレクトロルミネセンス素子の輝度の経時変化
を示したグラフである。
【符号の説明】
1  螢光体 2,3  AlN絶縁膜 4  Al電極 5  ITO透明電極 6  ガラス基板 7  Ta2O5絶縁膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アルカリ土類硫化物蛍光体を使用する
    エレクトロルミネセンス素子において、前記蛍光体の一
    方面側にAlN膜が、他方面側に酸化タンタル膜が形成
    されていることを特徴とするエレクトロルミネセンス素
    子。
JP3047716A 1991-02-19 1991-02-19 エレクトロルミネセンス素子 Pending JPH04264392A (ja)

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JP3047716A JPH04264392A (ja) 1991-02-19 1991-02-19 エレクトロルミネセンス素子

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JP3047716A JPH04264392A (ja) 1991-02-19 1991-02-19 エレクトロルミネセンス素子

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004057925A1 (en) * 2002-12-20 2004-07-08 Ifire Technology Corp. Aluminum nitride passivated phosphors for electroluminescent displays

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004057925A1 (en) * 2002-12-20 2004-07-08 Ifire Technology Corp. Aluminum nitride passivated phosphors for electroluminescent displays
US7442446B2 (en) 2002-12-20 2008-10-28 Ifire Ip Corporation Aluminum nitride passivated phosphors for electroluminescent displays

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