JPH04263899A - 洗濯機 - Google Patents
洗濯機Info
- Publication number
- JPH04263899A JPH04263899A JP3026377A JP2637791A JPH04263899A JP H04263899 A JPH04263899 A JP H04263899A JP 3026377 A JP3026377 A JP 3026377A JP 2637791 A JP2637791 A JP 2637791A JP H04263899 A JPH04263899 A JP H04263899A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- washing
- signal
- side electrode
- electrode
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000005406 washing Methods 0.000 title claims abstract description 100
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 92
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 63
- 230000018044 dehydration Effects 0.000 claims description 19
- 238000006297 dehydration reaction Methods 0.000 claims description 19
- 230000008878 coupling Effects 0.000 abstract description 9
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 abstract description 9
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 abstract description 9
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 abstract description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 23
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 12
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 235000014676 Phragmites communis Nutrition 0.000 description 3
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000003599 detergent Substances 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000344 soap Substances 0.000 description 1
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類などの汚れを水或
いは湯と洗剤とを用いて落すために、一般家庭において
使用される洗濯機に関し、特に洗濯槽内の水位検出に関
するものである。
いは湯と洗剤とを用いて落すために、一般家庭において
使用される洗濯機に関し、特に洗濯槽内の水位検出に関
するものである。
【0003】
【従来の技術】現在、一般家庭において広く使用されて
いる洗濯機は、周壁に多数の孔があり脱水時に回転する
脱水槽と、脱水槽の周囲を覆って洗濯時及びすすぎ時に
水受けの役割を果たす固定の水槽(外槽)で構成された
2タブ構造のものが多い。これに対し、少なくとも上端
部を除く周壁を無孔壁とした絶縁性の材料からなる洗濯
兼脱水槽を備え、水槽を無くした1タブ構造の洗濯機が
ある。1タブ構造の洗濯機は、使用水量が少なく、洗濯
機の体積が小さくでき、また、溶解しにくい粉石鹸も使
用できるというような有利性を有している。
いる洗濯機は、周壁に多数の孔があり脱水時に回転する
脱水槽と、脱水槽の周囲を覆って洗濯時及びすすぎ時に
水受けの役割を果たす固定の水槽(外槽)で構成された
2タブ構造のものが多い。これに対し、少なくとも上端
部を除く周壁を無孔壁とした絶縁性の材料からなる洗濯
兼脱水槽を備え、水槽を無くした1タブ構造の洗濯機が
ある。1タブ構造の洗濯機は、使用水量が少なく、洗濯
機の体積が小さくでき、また、溶解しにくい粉石鹸も使
用できるというような有利性を有している。
【0004】上記何れの洗濯機においても、その動作は
、洗い、すすぎ、脱水の3行程に大きく分けられる。 この3行程の動作の間に給水、排水等の水位制御が行わ
れる。この水位制御に不可欠な洗濯槽内の水位の情報を
取出すことに関して、2タブ構造のものでは、水槽が固
定されているので、その水槽の外部で水槽に連通した空
気を介して水位による水の圧力を導出する管を設け、そ
の管をダイヤフラム式の圧力センサに接続することによ
り、水の圧力から水位を判断する方式が主流となってい
る。
、洗い、すすぎ、脱水の3行程に大きく分けられる。 この3行程の動作の間に給水、排水等の水位制御が行わ
れる。この水位制御に不可欠な洗濯槽内の水位の情報を
取出すことに関して、2タブ構造のものでは、水槽が固
定されているので、その水槽の外部で水槽に連通した空
気を介して水位による水の圧力を導出する管を設け、そ
の管をダイヤフラム式の圧力センサに接続することによ
り、水の圧力から水位を判断する方式が主流となってい
る。
【0005】これに対し、1タブ構造の洗濯機は、水位
の情報を取出す対象となる洗濯兼脱水槽が回転するため
圧力の導出が困難であり、2タブ構造のものと同様の方
式を用いることができない。
の情報を取出す対象となる洗濯兼脱水槽が回転するため
圧力の導出が困難であり、2タブ構造のものと同様の方
式を用いることができない。
【0006】これに対処して、図17ないし図19に示
すように、1タブ構造の洗濯機において、洗濯兼脱水槽
と固定された外槽との間を電極を用いて静電容量結合さ
せ、洗濯兼脱水槽から水位に関する信号を取出すように
した方式が考えられている。図17は、電極群の配置関
係を示している。固定された外槽における外槽カバー4
には固定側電極13が設けられ、交流信号検出回路18
に接続されている。外槽カバー4と対向する洗濯兼脱水
槽3の上部には回転側電極15が設けられ、この回転側
電極15に電気的に接続された水位検知用電極片17が
洗濯兼脱水槽3の内部側壁の所定高さ位置に取付けられ
ている。7はパルセータ、8は金属製のパルセータシャ
フトであり、シャフト8は機構部11を介して交流信号
源19に接続されている。シャフト8及び機構部11は
、使用者により本体を介してアースされている。
すように、1タブ構造の洗濯機において、洗濯兼脱水槽
と固定された外槽との間を電極を用いて静電容量結合さ
せ、洗濯兼脱水槽から水位に関する信号を取出すように
した方式が考えられている。図17は、電極群の配置関
係を示している。固定された外槽における外槽カバー4
には固定側電極13が設けられ、交流信号検出回路18
に接続されている。外槽カバー4と対向する洗濯兼脱水
槽3の上部には回転側電極15が設けられ、この回転側
電極15に電気的に接続された水位検知用電極片17が
洗濯兼脱水槽3の内部側壁の所定高さ位置に取付けられ
ている。7はパルセータ、8は金属製のパルセータシャ
フトであり、シャフト8は機構部11を介して交流信号
源19に接続されている。シャフト8及び機構部11は
、使用者により本体を介してアースされている。
【0007】図18は、交流信号の伝播経路を示してい
る。交流信号源19の交流信号は、機構部11を介して
シャフト8に入力される。給水により洗濯兼脱水槽3内
の水位が上昇し、水が水位検知用電極片17に接触する
と交流信号が水及び水位検知用電極片17を通り回転側
電極15に到達する。固定側電極13と回転側電極15
とは、洗濯兼脱水槽3の静止時に位置合わせ手段により
対向して静電結合し、空気コンデンサC1 を形成する
ので、交流信号は空気コンデンサC1 を通り交流信号
検出回路18に入力される。図19に示すように、交流
信号検出回路18では、入力した交流信号は、バッファ
26を通った後に、交流信号源19の信号周波数以外の
信号(例えば商用電源の周波数)を減衰させるためにハ
イパスフィルタ27及びローパスフィルタ28(バンド
パスフィルタでもよい)に入力する。各フィルタ27,
28の出力はアンプ31で増幅された後に整流回路32
で整流、平滑されるようになっている。洗濯兼脱水槽3
内の水位検知用電極片17に水が接していない状態から
水が接する状態に変る時に出力Vout が大きくなり
、水位が所定高さまで達したことが検出される。
る。交流信号源19の交流信号は、機構部11を介して
シャフト8に入力される。給水により洗濯兼脱水槽3内
の水位が上昇し、水が水位検知用電極片17に接触する
と交流信号が水及び水位検知用電極片17を通り回転側
電極15に到達する。固定側電極13と回転側電極15
とは、洗濯兼脱水槽3の静止時に位置合わせ手段により
対向して静電結合し、空気コンデンサC1 を形成する
ので、交流信号は空気コンデンサC1 を通り交流信号
検出回路18に入力される。図19に示すように、交流
信号検出回路18では、入力した交流信号は、バッファ
26を通った後に、交流信号源19の信号周波数以外の
信号(例えば商用電源の周波数)を減衰させるためにハ
イパスフィルタ27及びローパスフィルタ28(バンド
パスフィルタでもよい)に入力する。各フィルタ27,
28の出力はアンプ31で増幅された後に整流回路32
で整流、平滑されるようになっている。洗濯兼脱水槽3
内の水位検知用電極片17に水が接していない状態から
水が接する状態に変る時に出力Vout が大きくなり
、水位が所定高さまで達したことが検出される。
【0008】ところで、洗濯兼脱水槽3は、脱水時に高
速で回転するため、洗濯兼脱水槽3の上部と外槽カバー
4との間隔は、数mm程度までしか狭くできない。この
ため、空気コンデンサC1 のインピーダンス低減の目
的で、その静電容量を数pFにしようとすると、固定側
電極13及び回転側電極15の面積は数10cm2 必
要となる。一方、シャフト8は、前述のようにアースさ
れているので、固定側電極13及び回転側電極15と大
地間には各々浮遊容量24a,24bが形成される。こ
のため、交流信号源19の交流信号は大地及び浮遊容量
24a,24bを通って交流信号検出回路18に入力さ
れ、この経路を通る信号のために水位検出時のSN比が
十分とれない。なお、固定側電極13と大地間との浮遊
容量24aによる影響の方が回転側電極15と大地間の
浮遊容量24bによる影響よりも大きい。
速で回転するため、洗濯兼脱水槽3の上部と外槽カバー
4との間隔は、数mm程度までしか狭くできない。この
ため、空気コンデンサC1 のインピーダンス低減の目
的で、その静電容量を数pFにしようとすると、固定側
電極13及び回転側電極15の面積は数10cm2 必
要となる。一方、シャフト8は、前述のようにアースさ
れているので、固定側電極13及び回転側電極15と大
地間には各々浮遊容量24a,24bが形成される。こ
のため、交流信号源19の交流信号は大地及び浮遊容量
24a,24bを通って交流信号検出回路18に入力さ
れ、この経路を通る信号のために水位検出時のSN比が
十分とれない。なお、固定側電極13と大地間との浮遊
容量24aによる影響の方が回転側電極15と大地間の
浮遊容量24bによる影響よりも大きい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】洗濯兼脱水槽の少なく
とも上端部を除く周壁を無孔壁とし、水槽を無くした1
タブ構造の洗濯機では、洗濯兼脱水槽が回転するため、
圧力の導出が困難となり、2タブ構造のものと同様の圧
力センサ方式のものは適用できないという不具合があっ
た。また、1タブ構造の洗濯機において、洗濯兼脱水槽
と固定された外槽との間を電極を用いて静電容量結合さ
せ、パルセータシャフトに入力させた水位に関する交流
信号を取出して水位を検出するようにした方式のもので
は、電極と大地間に生じる浮遊容量のため、交流信号検
出回路における水位検出時のSN比が十分とれず、十分
な検出精度を得ることが難かしいという問題があった。
とも上端部を除く周壁を無孔壁とし、水槽を無くした1
タブ構造の洗濯機では、洗濯兼脱水槽が回転するため、
圧力の導出が困難となり、2タブ構造のものと同様の圧
力センサ方式のものは適用できないという不具合があっ
た。また、1タブ構造の洗濯機において、洗濯兼脱水槽
と固定された外槽との間を電極を用いて静電容量結合さ
せ、パルセータシャフトに入力させた水位に関する交流
信号を取出して水位を検出するようにした方式のもので
は、電極と大地間に生じる浮遊容量のため、交流信号検
出回路における水位検出時のSN比が十分とれず、十分
な検出精度を得ることが難かしいという問題があった。
【0010】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、安価かつ簡単な構造で洗濯兼
脱水槽内の水位を精度よく検出することができる1タブ
構造の洗濯機を提供することにある。
その目的とするところは、安価かつ簡単な構造で洗濯兼
脱水槽内の水位を精度よく検出することができる1タブ
構造の洗濯機を提供することにある。
【0011】[発明の構成]
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、第1に、固定された外槽と、該外槽内に
回転可能に設置された洗濯兼脱水槽と、該洗濯兼脱水槽
に設けられた回転側電極と、前記洗濯兼脱水槽内の所定
高さ位置に設けられ前記回転側電極に接続された水位検
知用電極と、前記洗濯兼脱水槽の所定高さ位置まで入れ
られた水を介して前記水位検知用電極に交流信号を伝え
る交流信号源と、前記外槽を含む固定部側に複数個設け
られ前記洗濯兼脱水槽の静止時に該複数個のうちの何れ
かが前記回転側電極と対向して静電結合される固定側電
極と、該複数個の固定側電極に接続され前記交流信号源
からの交流信号を検出する信号検出回路とを有すること
を要旨とする。
に、本発明は、第1に、固定された外槽と、該外槽内に
回転可能に設置された洗濯兼脱水槽と、該洗濯兼脱水槽
に設けられた回転側電極と、前記洗濯兼脱水槽内の所定
高さ位置に設けられ前記回転側電極に接続された水位検
知用電極と、前記洗濯兼脱水槽の所定高さ位置まで入れ
られた水を介して前記水位検知用電極に交流信号を伝え
る交流信号源と、前記外槽を含む固定部側に複数個設け
られ前記洗濯兼脱水槽の静止時に該複数個のうちの何れ
かが前記回転側電極と対向して静電結合される固定側電
極と、該複数個の固定側電極に接続され前記交流信号源
からの交流信号を検出する信号検出回路とを有すること
を要旨とする。
【0013】第2に、固定された外槽と、該外槽内に回
転可能に設置された洗濯兼脱水槽と、該洗濯兼脱水槽に
設けられた回転側電極と、前記洗濯兼脱水槽内の所定高
さ位置に設けられ前記回転側電極に接続された水位検知
用電極と、前記洗濯兼脱水槽の所定高さ位置まで入れら
れた水を介して前記水位検知用電極に交流信号を伝える
交流信号源と、前記外槽を含む固定部側に複数個設けら
れ前記洗濯兼脱水槽の静止時に該複数個のうちの何れか
が前記回転側電極と対向して静電結合される固定側電極
と、該複数個の固定側電極に接続され該複数個のうち前
記回転側電極と対向した固定側電極からの交流信号と浮
遊容量を介して前記回転側電極と非対向の固定側電極か
ら伝わる交流信号との差信号を検出する信号検出回路と
を有することを要旨とする。
転可能に設置された洗濯兼脱水槽と、該洗濯兼脱水槽に
設けられた回転側電極と、前記洗濯兼脱水槽内の所定高
さ位置に設けられ前記回転側電極に接続された水位検知
用電極と、前記洗濯兼脱水槽の所定高さ位置まで入れら
れた水を介して前記水位検知用電極に交流信号を伝える
交流信号源と、前記外槽を含む固定部側に複数個設けら
れ前記洗濯兼脱水槽の静止時に該複数個のうちの何れか
が前記回転側電極と対向して静電結合される固定側電極
と、該複数個の固定側電極に接続され該複数個のうち前
記回転側電極と対向した固定側電極からの交流信号と浮
遊容量を介して前記回転側電極と非対向の固定側電極か
ら伝わる交流信号との差信号を検出する信号検出回路と
を有することを要旨とする。
【0014】
【作用】上記構成により、第1の発明では、洗濯兼脱水
槽の静止時に、複数個の固定側電極の何れかが回転側電
極と対向して静電結合部が形成される。洗濯兼脱水槽に
給水が行われ、水が所定高さ位置に設けられた水位検知
用電極に達すると交流信号源からの交流信号が水及び上
記の静電結合部を介して伝播し、信号検出回路に入力し
て検出される。このとき、静電結合部を形成する対向し
た固定側電極及び回転側電極と大地間の各浮遊容量を通
った交流信号により信号検出回路の検出信号にノイズが
入る。一方、回転側電極と非対向の固定側電極と大地間
にも浮遊容量が形成され、この浮遊容量を通った交流信
号も信号検出回路に入力される。したがって、この非対
向固定側電極の浮遊容量を通った交流信号により、上記
検出信号中のノイズを打消してSN比を上げることが可
能となり、洗濯兼脱水槽内の水位を精度よく検出するこ
とが可能となる。
槽の静止時に、複数個の固定側電極の何れかが回転側電
極と対向して静電結合部が形成される。洗濯兼脱水槽に
給水が行われ、水が所定高さ位置に設けられた水位検知
用電極に達すると交流信号源からの交流信号が水及び上
記の静電結合部を介して伝播し、信号検出回路に入力し
て検出される。このとき、静電結合部を形成する対向し
た固定側電極及び回転側電極と大地間の各浮遊容量を通
った交流信号により信号検出回路の検出信号にノイズが
入る。一方、回転側電極と非対向の固定側電極と大地間
にも浮遊容量が形成され、この浮遊容量を通った交流信
号も信号検出回路に入力される。したがって、この非対
向固定側電極の浮遊容量を通った交流信号により、上記
検出信号中のノイズを打消してSN比を上げることが可
能となり、洗濯兼脱水槽内の水位を精度よく検出するこ
とが可能となる。
【0015】また、第2の発明では、信号検出回路にお
いて、上記の静電結合部を通った交流信号と、非対向固
定側電極の浮遊容量を通った交流信号との差信号を検出
することにより、検出信号中のノイズが確実に打消され
てSN比が向上し、洗濯兼脱水槽内の水位が精度よく検
出される。
いて、上記の静電結合部を通った交流信号と、非対向固
定側電極の浮遊容量を通った交流信号との差信号を検出
することにより、検出信号中のノイズが確実に打消され
てSN比が向上し、洗濯兼脱水槽内の水位が精度よく検
出される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0017】図1ないし図4は、本発明の第1実施例を
示す図である。
示す図である。
【0018】なお、図1ないし図4において、前記図1
7ないし図19における部材及び機器等と同一ないし均
等のものは、前記と同一符号を以って示す。
7ないし図19における部材及び機器等と同一ないし均
等のものは、前記と同一符号を以って示す。
【0019】まず、図1を用いて洗濯機の全体構造を説
明する。同図において、1は外箱であり、外箱1内には
絶縁性材料からなる外槽2が固定されて収納され、さら
に外槽2の内部には、洗濯する衣類と水をいれる絶縁性
材料からなる洗濯兼脱水槽3が回転可能に設置されてい
る。外槽2の上部には外槽カバー4が取付けられている
。また、洗濯兼脱水槽3の上部には、回転時のバランス
を安定に保つためのバランスリング5及び水を排出する
ための複数個の脱水孔6が穿設され、洗濯兼脱水槽3の
底部中央部には、洗い行程時に衣類及び水を撹拌するた
めのパルセータ7が設けられている。パルセータ7は金
属製のシャフト8に固定され、モータ9により、ベルト
、及びクラッチ等が内蔵された機構部11を介して回転
されるようになっている。機構部11はシャフト8を介
して洗濯兼脱水槽3内に入れられた水に電気的に接続さ
れる構造になっている。シャフト8及び機構部11は、
使用者により本体を介してアースされる。そして、外槽
2、洗濯兼脱水槽3、モータ9及び機構部11等は防振
バネ12で外箱1に連結されている。
明する。同図において、1は外箱であり、外箱1内には
絶縁性材料からなる外槽2が固定されて収納され、さら
に外槽2の内部には、洗濯する衣類と水をいれる絶縁性
材料からなる洗濯兼脱水槽3が回転可能に設置されてい
る。外槽2の上部には外槽カバー4が取付けられている
。また、洗濯兼脱水槽3の上部には、回転時のバランス
を安定に保つためのバランスリング5及び水を排出する
ための複数個の脱水孔6が穿設され、洗濯兼脱水槽3の
底部中央部には、洗い行程時に衣類及び水を撹拌するた
めのパルセータ7が設けられている。パルセータ7は金
属製のシャフト8に固定され、モータ9により、ベルト
、及びクラッチ等が内蔵された機構部11を介して回転
されるようになっている。機構部11はシャフト8を介
して洗濯兼脱水槽3内に入れられた水に電気的に接続さ
れる構造になっている。シャフト8及び機構部11は、
使用者により本体を介してアースされる。そして、外槽
2、洗濯兼脱水槽3、モータ9及び機構部11等は防振
バネ12で外箱1に連結されている。
【0020】図2は、洗濯兼脱水槽3内の水位検出手段
を構成する電極群等の配置関係を示している。この実施
例では、外槽カバー4に複数個の固定側電極13,14
が設けられ、これらの固定側電極13,14がそれぞれ
信号検出回路21に接続されている。
を構成する電極群等の配置関係を示している。この実施
例では、外槽カバー4に複数個の固定側電極13,14
が設けられ、これらの固定側電極13,14がそれぞれ
信号検出回路21に接続されている。
【0021】図3は、交流信号の伝播経路を示している
。交流信号源19の交流信号は、機構部11を介してシ
ャフト8に入力される。給水により洗濯兼脱水槽3内の
水位が上昇し、水が水位検知用電極片17に接触すると
交流信号が水及び水位検知用電極片17を通り回転側電
極15に到達する。洗濯兼脱水槽3の静止時に、後述す
る位置合わせ手段により、複数個の固定側電極のうち1
個の固定側電極13が回転側電極15と対向して静電結
合し、空気コンデンサC1 が形成される。交流信号は
、この空気コンデンサC1 を通り交流信号検出回路1
8に入力される。このとき、対向した固定側電極13及
び回転側電極15と大地間の各浮遊容量24a,24b
を通った交流信号もノイズとして信号検出回路21に入
力される。一方、回転側電極15と非対向の固定側電極
14と大地間にも浮遊容量25aが形成される。浮遊容
量25aの大きさは、両固定側電極13と14の面積を
同一とした場合に、固定側電極13と大地間との浮遊容
量24aとほぼ等しくなる。浮遊容量25aの大きさと
浮遊容量24aの大きさの差は、各々の電極13,14
、或いは外箱1周辺の電気的環境により異なる。交流信
号源19の交流信号はシャフト8及び機構部11さらに
本体を介して大地に入り、大地から浮遊容量25aを通
して交流信号検出回路21に入力される。
。交流信号源19の交流信号は、機構部11を介してシ
ャフト8に入力される。給水により洗濯兼脱水槽3内の
水位が上昇し、水が水位検知用電極片17に接触すると
交流信号が水及び水位検知用電極片17を通り回転側電
極15に到達する。洗濯兼脱水槽3の静止時に、後述す
る位置合わせ手段により、複数個の固定側電極のうち1
個の固定側電極13が回転側電極15と対向して静電結
合し、空気コンデンサC1 が形成される。交流信号は
、この空気コンデンサC1 を通り交流信号検出回路1
8に入力される。このとき、対向した固定側電極13及
び回転側電極15と大地間の各浮遊容量24a,24b
を通った交流信号もノイズとして信号検出回路21に入
力される。一方、回転側電極15と非対向の固定側電極
14と大地間にも浮遊容量25aが形成される。浮遊容
量25aの大きさは、両固定側電極13と14の面積を
同一とした場合に、固定側電極13と大地間との浮遊容
量24aとほぼ等しくなる。浮遊容量25aの大きさと
浮遊容量24aの大きさの差は、各々の電極13,14
、或いは外箱1周辺の電気的環境により異なる。交流信
号源19の交流信号はシャフト8及び機構部11さらに
本体を介して大地に入り、大地から浮遊容量25aを通
して交流信号検出回路21に入力される。
【0022】図4は、交流信号検出回路21の回路図で
ある。固定側電極14から入力した交流信号Vc をバ
ッファ26bを通した後に、交流信号源19の信号周波
数以外の信号(例えば商用電源の周波数)を減衰させる
ためにハイパスフィルタ27b及びローパスフィルタ2
8b(バンドパスフィルタでもよい)に入力し、信号V
fcを得る。固定側電極13から入力した交流信号Vi
nに対してもバッファ26a、ハイパスフィルタ27a
及びローパスフィルタ28aにより交流信号Vc と同
様の信号処理を行い、信号Vfiを得る。さらに、差動
増幅器29で信号Vfiと信号Vfcとの差分を増幅し
た後に整流回路32で整流、平滑する。即ち、固定側電
極13と大地間との浮遊容量24aによるノイズを、回
転側電極15と非対向の固定側電極14の浮遊容量25
aを通る交流信号により打消してSN比を高め、洗濯兼
脱水槽3内の水位を精度よく検出できるようになってい
る。
ある。固定側電極14から入力した交流信号Vc をバ
ッファ26bを通した後に、交流信号源19の信号周波
数以外の信号(例えば商用電源の周波数)を減衰させる
ためにハイパスフィルタ27b及びローパスフィルタ2
8b(バンドパスフィルタでもよい)に入力し、信号V
fcを得る。固定側電極13から入力した交流信号Vi
nに対してもバッファ26a、ハイパスフィルタ27a
及びローパスフィルタ28aにより交流信号Vc と同
様の信号処理を行い、信号Vfiを得る。さらに、差動
増幅器29で信号Vfiと信号Vfcとの差分を増幅し
た後に整流回路32で整流、平滑する。即ち、固定側電
極13と大地間との浮遊容量24aによるノイズを、回
転側電極15と非対向の固定側電極14の浮遊容量25
aを通る交流信号により打消してSN比を高め、洗濯兼
脱水槽3内の水位を精度よく検出できるようになってい
る。
【0023】図5及び図6は、本発明の第2実施例を示
す図である。
す図である。
【0024】図5は、電極群の配置関係を示している。
この実施例では、前記図2の構成に加えて、浮遊容量補
償用の回転側電極16が洗濯兼脱水槽3の上部に設けら
れている。洗濯兼脱水槽3の静止時に、固定側電極13
と回転側電極15とが対向するときに、浮遊容量補償用
の回転側電極16と固定側電極14とが対向するように
配置されている。
償用の回転側電極16が洗濯兼脱水槽3の上部に設けら
れている。洗濯兼脱水槽3の静止時に、固定側電極13
と回転側電極15とが対向するときに、浮遊容量補償用
の回転側電極16と固定側電極14とが対向するように
配置されている。
【0025】図6は、交流信号の伝播経路を示している
。回転側電極16と大地間には浮遊容量25bが形成さ
れる。浮遊容量25bの大きさは、両回転側電極15,
16の面積を同一とした場合に、回転側電極15と大地
間との浮遊容量24bとほぼ等しくなる。浮遊容量25
bの大きさと浮遊容量24bの大きさの差は、各々の電
極15,16或いは外箱1周辺の電気的環境により異な
る。交流信号源19の交流信号はシャフト8及び機構部
11さらに本体を介して大地に入り、大地から浮遊容量
25bを通して交流信号検出回路21に入力される。交
流信号検出回路21の回路構成は、前記図4のものと同
一でよい。浮遊容量補償用の回転側電極16及び固定側
電極14により、固定側電極13及び回転側電極15、
即ち空気コンデンサC1 部に係る浮遊容量24a,2
4bの影響が除去、軽減されるSN比が高められ、洗濯
兼脱水槽3内の水位が精度よく検出できるようになって
いる。
。回転側電極16と大地間には浮遊容量25bが形成さ
れる。浮遊容量25bの大きさは、両回転側電極15,
16の面積を同一とした場合に、回転側電極15と大地
間との浮遊容量24bとほぼ等しくなる。浮遊容量25
bの大きさと浮遊容量24bの大きさの差は、各々の電
極15,16或いは外箱1周辺の電気的環境により異な
る。交流信号源19の交流信号はシャフト8及び機構部
11さらに本体を介して大地に入り、大地から浮遊容量
25bを通して交流信号検出回路21に入力される。交
流信号検出回路21の回路構成は、前記図4のものと同
一でよい。浮遊容量補償用の回転側電極16及び固定側
電極14により、固定側電極13及び回転側電極15、
即ち空気コンデンサC1 部に係る浮遊容量24a,2
4bの影響が除去、軽減されるSN比が高められ、洗濯
兼脱水槽3内の水位が精度よく検出できるようになって
いる。
【0026】図7及び図8は、本発明の第3実施例を示
す図である。
す図である。
【0027】図7は、電極群の配置関係を示している。
この実施例では、浮遊容量補償用として設けられている
固定側電極14bの面積が、固定側電極13の面積に対
して1:N(Nは実数)にしてある。固定側電極14a
と大地間との浮遊容量の大きさは固定側電極12と大地
間との浮遊容量の大きさのほぼ1/Nとなる。
固定側電極14bの面積が、固定側電極13の面積に対
して1:N(Nは実数)にしてある。固定側電極14a
と大地間との浮遊容量の大きさは固定側電極12と大地
間との浮遊容量の大きさのほぼ1/Nとなる。
【0028】図8は、交流信号検出回路22の回路図で
ある。固定側電極14aから入力した交流信号Vc を
バッファ26bを通した後に、交流信号源19の信号周
波数以外の信号(例えば商用電源の周波数)を減衰させ
るためにハイパスフィルタ27b及びローパスフィルタ
28b(バンドパスフィルタでもよい)に入力し、信号
Vfcを得る。固定側電極13から入力した交流信号V
inに対してもVc と同様の信号処理を行い、信号V
fiを得る。このとき、固定側電極14aと大地間との
浮遊容量の大きさが、固定側電極13と大地間との浮遊
容量の大きさのほぼ1/Nであるために、固定側電極1
4aからの入力Vc の振幅は固定側電極13からの入
力Vinの振幅のほぼ1/Nとなる。そこで、信号Vf
cの振幅をアンプ30でN倍に増幅した後、差動増幅器
29で信号Vfiとの差分を増幅し、さらに整流回路3
2で整流、平滑するようになっている。即ち、固定側電
極13と大地間との浮遊容量によるノイズを固定側電極
14aと大地間との浮遊容量によるノイズを利用して除
去し、SN比を高めて洗濯兼脱水槽3内の水位を精度よ
く検出できるようになっている。
ある。固定側電極14aから入力した交流信号Vc を
バッファ26bを通した後に、交流信号源19の信号周
波数以外の信号(例えば商用電源の周波数)を減衰させ
るためにハイパスフィルタ27b及びローパスフィルタ
28b(バンドパスフィルタでもよい)に入力し、信号
Vfcを得る。固定側電極13から入力した交流信号V
inに対してもVc と同様の信号処理を行い、信号V
fiを得る。このとき、固定側電極14aと大地間との
浮遊容量の大きさが、固定側電極13と大地間との浮遊
容量の大きさのほぼ1/Nであるために、固定側電極1
4aからの入力Vc の振幅は固定側電極13からの入
力Vinの振幅のほぼ1/Nとなる。そこで、信号Vf
cの振幅をアンプ30でN倍に増幅した後、差動増幅器
29で信号Vfiとの差分を増幅し、さらに整流回路3
2で整流、平滑するようになっている。即ち、固定側電
極13と大地間との浮遊容量によるノイズを固定側電極
14aと大地間との浮遊容量によるノイズを利用して除
去し、SN比を高めて洗濯兼脱水槽3内の水位を精度よ
く検出できるようになっている。
【0029】図9は、本発明の第4実施例に係る交流信
号検出回路の回路図である。
号検出回路の回路図である。
【0030】全自動洗濯機において、水位は多段階に検
出できることが望ましい。上記各実施例では、検出すべ
き水位1点に対して、形成される空気コンデンサは1個
必要である。検出する水位と同数の空気コンデンサを形
成するようにしてもよいが、経済性の面から効率的とは
云い難い。そこで、例えば水位検知用電極片の高さを最
低水位及び最高水位の2段階とし、形成される空気コン
デンサの数は2個として、最低水位と最高水位との間の
中間水位は、最低水位までの給水時間からタイマー方式
で割出すような構成が考えられる。図9は、その場合の
回路構成を示している。33aは最低水位の信号入力端
子、33bは最高水位の信号入力端子、34は水位選択
信号入力端子、35a,35bはスイッチング素子、3
6はインバータである。水位選択信号による最低水位と
最高水位の何れを検出するかの選択及びタイマー等の時
間管理は、マイコンで処理させればよい。
出できることが望ましい。上記各実施例では、検出すべ
き水位1点に対して、形成される空気コンデンサは1個
必要である。検出する水位と同数の空気コンデンサを形
成するようにしてもよいが、経済性の面から効率的とは
云い難い。そこで、例えば水位検知用電極片の高さを最
低水位及び最高水位の2段階とし、形成される空気コン
デンサの数は2個として、最低水位と最高水位との間の
中間水位は、最低水位までの給水時間からタイマー方式
で割出すような構成が考えられる。図9は、その場合の
回路構成を示している。33aは最低水位の信号入力端
子、33bは最高水位の信号入力端子、34は水位選択
信号入力端子、35a,35bはスイッチング素子、3
6はインバータである。水位選択信号による最低水位と
最高水位の何れを検出するかの選択及びタイマー等の時
間管理は、マイコンで処理させればよい。
【0031】次に、上述の各実施例に共通に使用する交
流信号源等の構成を、図10以下の各図を用いて説明す
る。
流信号源等の構成を、図10以下の各図を用いて説明す
る。
【0032】図10は、交流信号源の一例を示した回路
図である。インバータ37a〜37eを用いたRC積分
型の発振回路で方形波出力が比較的安価に得られる。電
源電圧等の外部変動要因に対して必要な安定度が得られ
れば回路形式は特に限定されない。交流信号の波形とし
ては、方形波、正弦波、三角波の何れでもよいが、精度
的には正弦波を用いた方が有利である。また、交流信号
の周波数は商用電源に比較して高い方が良く、数百Hz
以上が好ましい。
図である。インバータ37a〜37eを用いたRC積分
型の発振回路で方形波出力が比較的安価に得られる。電
源電圧等の外部変動要因に対して必要な安定度が得られ
れば回路形式は特に限定されない。交流信号の波形とし
ては、方形波、正弦波、三角波の何れでもよいが、精度
的には正弦波を用いた方が有利である。また、交流信号
の周波数は商用電源に比較して高い方が良く、数百Hz
以上が好ましい。
【0033】図11は、洗濯機の電源回路の一例を示し
た回路図である。商用電源のAC100Vをトランス3
8で降圧した後整流回路39で整流し、トランジスタ4
0を用いて定電圧化している。ここで、トランス38の
1次側と定電圧化した後の出力端子とを短絡してあるが
、これはマイコンの出力でモータ駆動用のトライアック
等を直接制御するためである。但し、マイコンの出力と
トライアックのゲートとを光結合素子等で絶縁する場合
には、1次側と定電圧化した後の出力端子とを短絡する
必要はない。
た回路図である。商用電源のAC100Vをトランス3
8で降圧した後整流回路39で整流し、トランジスタ4
0を用いて定電圧化している。ここで、トランス38の
1次側と定電圧化した後の出力端子とを短絡してあるが
、これはマイコンの出力でモータ駆動用のトライアック
等を直接制御するためである。但し、マイコンの出力と
トライアックのゲートとを光結合素子等で絶縁する場合
には、1次側と定電圧化した後の出力端子とを短絡する
必要はない。
【0034】図12は、図11の電源回路を用いて、マ
イコン41の出力でモータ駆動用のトライアック42,
43等を直接制御する場合の一例を示した回路図である
。
イコン41の出力でモータ駆動用のトライアック42,
43等を直接制御する場合の一例を示した回路図である
。
【0035】図13は、図11の電源回路を用いた洗濯
機で、図4、図8、図9で説明した交流信号検出回路或
いは図10で説明した交流信号源の電源電圧を供給する
電源回路の一例を示した回路図である。定電圧化するの
に3端子レギュレータ44を用いている。図中のトラン
ス45はマイコン用電源トランスと別個に設けてもよい
が、経済性の面でマイコン用電源トランスに巻線を追加
するのが有利である。図14は、図13の電源回路を用
いた場合に、図4、図8、図9で説明した交流信号検出
回路とマイコン41とを接続するための回路の一例を示
した回路図である。直流化された電圧を光結合素子46
で絶縁したマイコン41のADコンバータの入力端子に
接続した構成としている。
機で、図4、図8、図9で説明した交流信号検出回路或
いは図10で説明した交流信号源の電源電圧を供給する
電源回路の一例を示した回路図である。定電圧化するの
に3端子レギュレータ44を用いている。図中のトラン
ス45はマイコン用電源トランスと別個に設けてもよい
が、経済性の面でマイコン用電源トランスに巻線を追加
するのが有利である。図14は、図13の電源回路を用
いた場合に、図4、図8、図9で説明した交流信号検出
回路とマイコン41とを接続するための回路の一例を示
した回路図である。直流化された電圧を光結合素子46
で絶縁したマイコン41のADコンバータの入力端子に
接続した構成としている。
【0036】図15は、外槽カバー4と洗濯兼脱水槽3
の対向部への各電極の取付け態様例を示している。外槽
カバー4側に固定側電極13が設けられ、洗濯兼脱水槽
3の上部に回転側電極15が設けられている。固定側電
極13及び回転側電極15は、導電性の塗料でも金属板
でも導電性部材であればよい。固定側電極13は、リー
ド線47を介して交流信号検出回路に接続されている。 回転側電極15は、リード線48を介して洗濯兼脱水槽
3内壁の水位検知用電極片に接続されている。
の対向部への各電極の取付け態様例を示している。外槽
カバー4側に固定側電極13が設けられ、洗濯兼脱水槽
3の上部に回転側電極15が設けられている。固定側電
極13及び回転側電極15は、導電性の塗料でも金属板
でも導電性部材であればよい。固定側電極13は、リー
ド線47を介して交流信号検出回路に接続されている。 回転側電極15は、リード線48を介して洗濯兼脱水槽
3内壁の水位検知用電極片に接続されている。
【0037】図16は、外槽カバー4側の固定側電極1
3と洗濯兼脱水槽3側の回転側電極15との位置合わせ
手段を示している。外槽カバー4側の固定側電極13と
洗濯兼脱水槽3側の回転側電極15とは、1対1に対応
させる。即ち、外槽カバー4と洗濯兼脱水槽3の位置関
係を1点で合わせれば、固定側電極13と回転側電極1
5とが1対1に対向するようにしておく。この位置合わ
せを行うために、この実施例では洗濯兼脱水槽3上に永
久磁石49を固定し、外槽カバー4にはリードスイッチ
50が設けてある。リードスイッチ50の出力はリード
線51を介してマイコンに接続されている。ここでは、
永久磁石49とリードスイッチ50とは樹脂52で封止
した構成としたが、他の適当な取付け部材を用いてもよ
い。
3と洗濯兼脱水槽3側の回転側電極15との位置合わせ
手段を示している。外槽カバー4側の固定側電極13と
洗濯兼脱水槽3側の回転側電極15とは、1対1に対応
させる。即ち、外槽カバー4と洗濯兼脱水槽3の位置関
係を1点で合わせれば、固定側電極13と回転側電極1
5とが1対1に対向するようにしておく。この位置合わ
せを行うために、この実施例では洗濯兼脱水槽3上に永
久磁石49を固定し、外槽カバー4にはリードスイッチ
50が設けてある。リードスイッチ50の出力はリード
線51を介してマイコンに接続されている。ここでは、
永久磁石49とリードスイッチ50とは樹脂52で封止
した構成としたが、他の適当な取付け部材を用いてもよ
い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、洗濯兼脱水槽に設けられた回転側電極と、洗濯兼脱
水槽内の所定高さ位置に設けられ回転側電極に接続され
た水位検知用電極と、洗濯兼脱水槽の所定高さ位置まで
入れられた水を介して水位検知用電極に交流信号を伝え
る交流信号源と、外槽を含む固定部側に複数個設けられ
洗濯兼脱水槽の静止時に該複数個のうちの何れかが回転
側電極と対向して静電結合される固定側電極と、複数個
の固定側電極に接続され交流信号源からの交流信号を検
出する信号検出回路とを具備させたため、静電結合部を
形成する固定側電極及び回転側電極と大地間の各浮遊容
量を通って検出信号中に入るノイズを、回転側電極と非
対向の固定側電極と大地間の浮遊容量を通って信号検出
回路に入る交流信号により打消してSN比を上げること
ができ、安価かつ簡単な構造で洗濯兼脱水槽内の水位を
精度よく検出することができる。
ば、洗濯兼脱水槽に設けられた回転側電極と、洗濯兼脱
水槽内の所定高さ位置に設けられ回転側電極に接続され
た水位検知用電極と、洗濯兼脱水槽の所定高さ位置まで
入れられた水を介して水位検知用電極に交流信号を伝え
る交流信号源と、外槽を含む固定部側に複数個設けられ
洗濯兼脱水槽の静止時に該複数個のうちの何れかが回転
側電極と対向して静電結合される固定側電極と、複数個
の固定側電極に接続され交流信号源からの交流信号を検
出する信号検出回路とを具備させたため、静電結合部を
形成する固定側電極及び回転側電極と大地間の各浮遊容
量を通って検出信号中に入るノイズを、回転側電極と非
対向の固定側電極と大地間の浮遊容量を通って信号検出
回路に入る交流信号により打消してSN比を上げること
ができ、安価かつ簡単な構造で洗濯兼脱水槽内の水位を
精度よく検出することができる。
【0039】また、第2の発明によれば、信号検出回路
において、静電結合部を通って入力した交流信号と、非
対向固定側電極の浮遊容量を通って入力した交流信号と
の差信号を検出するようにしたため、検出信号中のノイ
ズを確実に打消すことができて洗濯兼脱水槽内の水位を
一層精度よく検出することができる。
において、静電結合部を通って入力した交流信号と、非
対向固定側電極の浮遊容量を通って入力した交流信号と
の差信号を検出するようにしたため、検出信号中のノイ
ズを確実に打消すことができて洗濯兼脱水槽内の水位を
一層精度よく検出することができる。
【図1】本発明に係る洗濯機の第1実施例の内部構造を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施例における電極群の配置関係
等を示す斜視図である。
等を示す斜視図である。
【図3】図2における交流信号の伝播経路を示す図であ
る。
る。
【図4】図2における交流信号検出回路の回路図である
。
。
【図5】本発明の第2実施例における電極群の配置関係
等を示す斜視図である。
等を示す斜視図である。
【図6】図5における交流信号の伝播経路を示す図であ
る。
る。
【図7】本発明の第3実施例における電極群の配置関係
等を示す斜視図である。
等を示す斜視図である。
【図8】図7における交流信号検出回路の回路図である
。
。
【図9】本発明の第4実施例に係る交流信号検出回路の
回路図である。
回路図である。
【図10】本発明の各実施例に適用する交流信号源の一
例を示す回路図である。
例を示す回路図である。
【図11】本発明の実施例に係る洗濯機の電源回路の一
例を示す回路図である。
例を示す回路図である。
【図12】図11の電源回路を用いてマイコンの出力で
モータ駆動用のトライアック等を直接制御する場合の一
例を示す回路図である。
モータ駆動用のトライアック等を直接制御する場合の一
例を示す回路図である。
【図13】図11の電源回路を用いた洗濯機において図
4、図8、図9の交流信号検出回路及び図10の交流信
号源に電源電圧を供給する電源回路の一例を示す回路図
である。
4、図8、図9の交流信号検出回路及び図10の交流信
号源に電源電圧を供給する電源回路の一例を示す回路図
である。
【図14】図13の電源回路を用いた場合に図4、図8
及び図9に示す交流信号検出回路とマイコンとを接続す
るための回路の一例を示す回路図である。
及び図9に示す交流信号検出回路とマイコンとを接続す
るための回路の一例を示す回路図である。
【図15】本発明の各実施例における各電極の取付け構
造を示す要部断面図である。
造を示す要部断面図である。
【図16】本発明の各実施例に適用する位置合わせ手段
を示す要部断面図である。
を示す要部断面図である。
【図17】従来の洗濯機における電極群の配置関係等を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図18】図17における交流信号の伝播経路を示す図
である。
である。
【図19】図17における交流信号検出回路の回路図で
ある。
ある。
2 外槽
3 洗濯兼脱水槽
4 外槽カバー
8 パルセータのシャフト
13,14,14a 固定側電極
15,16, 回転側電極
17 水位検知用電極片
19 交流信号源
21,22 交流信号検出回路
Claims (2)
- 【請求項1】 固定された外槽と、該外槽内に回転可
能に設置された洗濯兼脱水槽と、該洗濯兼脱水槽に設け
られた回転側電極と、前記洗濯兼脱水槽内の所定高さ位
置に設けられ前記回転側電極に接続された水位検知用電
極と、前記洗濯兼脱水槽の所定高さ位置まで入れられた
水を介して前記水位検知用電極に交流信号を伝える交流
信号源と、前記外槽を含む固定部側に複数個設けられ前
記洗濯兼脱水槽の静止時に該複数個のうちの何れかが前
記回転側電極と対向して静電結合される固定側電極と、
該複数個の固定側電極に接続され前記交流信号源からの
交流信号を検出する信号検出回路とを有することを特徴
とする洗濯機。 - 【請求項2】 固定された外槽と、該外槽内に回転可
能に設置された洗濯兼脱水槽と、該洗濯兼脱水槽に設け
られた回転側電極と、前記洗濯兼脱水槽内の所定高さ位
置に設けられ前記回転側電極に接続された水位検知用電
極と、前記洗濯兼脱水槽の所定高さ位置まで入れられた
水を介して前記水位検知用電極に交流信号を伝える交流
信号源と、前記外槽を含む固定部側に複数個設けられ前
記洗濯兼脱水槽の静止時に該複数個のうちの何れかが前
記回転側電極と対向して静電結合される固定側電極と、
該複数個の固定側電極に接続され該複数個のうち前記回
転側電極と対向した固定側電極からの交流信号と浮遊容
量を介して前記回転側電極と非対向の固定側電極から伝
わる交流信号との差信号を検出する信号検出回路とを有
することを特徴とする洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3026377A JPH04263899A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3026377A JPH04263899A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04263899A true JPH04263899A (ja) | 1992-09-18 |
Family
ID=12191830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3026377A Pending JPH04263899A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04263899A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016154641A (ja) * | 2015-02-24 | 2016-09-01 | 日立アプライアンス株式会社 | 洗濯乾燥機 |
WO2016208678A1 (ja) * | 2015-06-24 | 2016-12-29 | バンドー化学株式会社 | 静電容量検出装置、検出装置、及びセンサシステム |
-
1991
- 1991-02-20 JP JP3026377A patent/JPH04263899A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016154641A (ja) * | 2015-02-24 | 2016-09-01 | 日立アプライアンス株式会社 | 洗濯乾燥機 |
WO2016208678A1 (ja) * | 2015-06-24 | 2016-12-29 | バンドー化学株式会社 | 静電容量検出装置、検出装置、及びセンサシステム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100314179B1 (ko) | 세탁기의 불균형 감지장치 및 그 방법 | |
JPH04263899A (ja) | 洗濯機 | |
WO2012114740A1 (ja) | 洗濯機 | |
KR100815663B1 (ko) | 세탁기 | |
US5159823A (en) | Washing machine | |
CN203890737U (zh) | 波轮洗衣机 | |
CN203890741U (zh) | 洗衣机 | |
EP0885993B1 (en) | Washing machine with improved control of the dynamic trim of the suspended washing assembly | |
CN105088609A (zh) | 洗衣机 | |
JPS6422297A (en) | Sensor apparatus of washing machine | |
JP2011206136A (ja) | 洗濯機 | |
JPH03280996A (ja) | 洗濯機 | |
JPH0412798A (ja) | 洗濯機 | |
CN113089260B (zh) | 一种洗衣机 | |
JPH0412797A (ja) | 洗濯機 | |
CN112161673A (zh) | 一种精准电容式液位检测电路及调整方式 | |
JP3117270B2 (ja) | 洗濯機 | |
JP5321242B2 (ja) | 洗濯液センサ | |
JP3131457B2 (ja) | 洗濯機導電度センサ付洗濯機 | |
JPH0898988A (ja) | 全自動洗濯機 | |
JPH05184777A (ja) | 洗濯機用水位検知装置 | |
US20040099021A1 (en) | Washing machine | |
JPH04300591A (ja) | 電導度センサ | |
JPS58116396A (ja) | 全自動洗濯機 | |
JPS6089719A (ja) | 水位検知装置 |