JPH0426299B2 - - Google Patents

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JPH0426299B2
JPH0426299B2 JP61183098A JP18309886A JPH0426299B2 JP H0426299 B2 JPH0426299 B2 JP H0426299B2 JP 61183098 A JP61183098 A JP 61183098A JP 18309886 A JP18309886 A JP 18309886A JP H0426299 B2 JPH0426299 B2 JP H0426299B2
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JP
Japan
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press
sheet
platen
workpiece
plate
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JP61183098A
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Toshio Yamauchi
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Meiki Seisakusho KK
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Meiki Seisakusho KK
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Publication date
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明はステツプ式連続プレス装置に係り、詳
しくは所定のシート状被加工物を、その移送方向
に直列に位置した複数の領域において互いに異な
るプレス条件で同時にプレス操作し得るようにし
たステツプ式連続プレス装置に関するものであ
る。
(従来技術) シート状の積層材料が重ね合わされて成るシー
ト状被加工物に対して所定のプレス操作を施し、
それらシート状被加工物を構成するシート状積層
材料を一体的に接着することによつて製造される
シート状プレス成形品の一種に、テープ状のシー
ト状積層材料が連続的に供給されることによつて
テープ状のシート状被加工物が連続的に形成され
る一方、その連続的に形成されたテープ状のシー
ト状被加工物に対して所定のプレス操作が連続的
に施されることにより、製造される種類のものが
ある。
例えば、プリント配線が施されたフレキシブル
なベースフイルムに対して、そのプリント配線面
にカバーフイルムが接着せしめられることによつ
て製造されるフレキシブルプリント配線板では、
通常、テープ状を成すベースフイルムとカバーフ
イルムとが連続的に重ね合わされることによつて
テープ状のシート状被加工物が連続的に形成せし
められる一方、その連続的に形成されたテープ状
のシート状被加工物に対して所定のプレス操作が
連続的に施されるようになつており、これによつ
てそれらベースフイルムとカバーフイルムとが一
体的に接着されて成るフレキシブルプリント配線
板が連続的に製造せしめられるようになつてい
る。
ところで、かかるフレキシブルプリント配線板
のように、シート状被加工物の形成並びにそれに
対するプレス操作が連続的に行なわれるシート状
プレス成形品の製造に際しては、従来、そのプレ
ス操作をローラによつて行なうローラプレス手法
が採用されている。
(問題点) しかし、このようなローラプレス手法では、シ
ート状被加工物に対するプレス力が小さく、充分
なプレス力が得られないといつた問題があり、ま
たプレス面積が小さいことから、プレス時間や接
着剤の硬化時間、あるいは接着後の冷却時間等を
充分に確保できないといつた不具合があつた。さ
らに、ローラによる加圧プレス時において、シー
ト状被加工物を構成する各シート状積層材料にズ
レや皺が生じ易く、プレス成形品に傷、気泡等の
欠陥や接着不良が生じ易いといつた問題があつ
た。
このような欠点を解消するためには、平板状の
プレス板を備えた通常のプレス装置を採用し、シ
ート状被加工物を間欠的に移送させるように為す
と共に、その間欠的に移送されるシート状被加工
物に対してかかる平板状のプレス板によつてプレ
ス操作をステツプ式に連続して行なうようにすれ
ばよいのであるが、このようなシート状プレス成
形品の製造に際しては、通常、主プレス操作の前
後において、予備加圧や予備加熱、あるいは事後
加圧や事後冷却等の種々の補助的なプレス操作を
連続的に行なう必要があるところから、通常のプ
レス装置を単独で用いるだけでは、シート状プレ
ス成形品の製造効率が著しく低下することとな
り、望ましくないのである。
また、これに対し、間欠的に移送せしめられる
シート状被加工物に対してその移送方向に直列的
に複数のプレス装置を配設し、シート状被加工物
の移送方向に直列に位置する複数の領域に対し
て、それぞれ所定のプレス操作を同時に行なうよ
うにすることが考えられる。しかし、このような
場合には、シート状プレス成形品を良好な製造効
率をもつて製造することが可能にはなるものの、
それら複数のプレス装置を同時に作動させること
が難しいといつた問題があるのであり、またそれ
ら複数のプレス装置のプレス面を一致させること
が極めて難しいことから、プレス操作時におい
て、シート状被加工物が各プレス装置の境界部に
おいて切断されたり、あるいは段差を生じたりす
るといつた重大な支障を来す恐れがあるのであ
る。そしてそれ故、従来では、かかる通常のプレ
ス装置を用いるプレス手法が採用し難かつたので
あり、前述の如き種々の問題を内在したローラプ
レス手法が専ら採用されていたのである。
(解決手段) 本発明は、このような事情を背景として、所定
のシート状被加工物を、その移送方向に直列に位
置した複数の領域において互いに異なるプレス条
件で同時にプレス操作し得るようにしたプレス装
置であつて、シート状被加工物をその領域に対応
した送り量をもつて間欠的に移送しつつプレス操
作せしめることにより、そのシート状被加工物の
複数の領域を互いに異なるプレス条件をもつて連
続的にプレス操作し得るようにした、シート状被
加工物の切断や段差の発生の恐れのないステツプ
式連続プレス装置を提供するために為されたもの
であり、その要旨とするところは、(a)前記シート
状被加工物の複数の領域に対応した複数のプレス
領域を備えた固定盤と、(b)該固定盤と同様の複数
のプレス領域を備え、該固定盤と上下方向で対向
するように配設された可動盤と、(c)前記シート状
被加工物に対して主プレス操作を施すべき主プレ
ス領域に対応して該可動盤に取り付けられ、該可
動盤を前記固定盤に対して押圧せしめる主シリン
ダと、(d)該主シリンダが取り付けられた前記主プ
レス領域以外の補助プレス領域に対応して、前記
固定盤と前記可動盤とを連結する状態でそれぞれ
配設された、各対応する補助プレス領域において
所望のプレス力を与えるための補助シリンダと、
(e)前記固定盤および前記可動盤の相対向する面に
対してそれぞれ前記プレス領域に対応して配設さ
れた、該固定盤または可動盤側の一方においてプ
レス面が面一に設定されたプレス板と、(f)該固定
盤または可動盤の他方において、その補助プレス
領域に配設された該プレス板と該固定盤または可
動盤との間に介装され、プレス操作時における該
プレス板のプレス面位置を主プレス領域のプレス
面位置に対して微調節する、内部に所定の圧力流
体が給排、保持せしめられる所定の圧力袋体と
を、含むように構成したことにある。
なお、ここにおいて、前記プレス板には、必要
に応じて加熱機能や冷却機能が付与されることと
なり、それら加熱機能や冷却機能に基づいて各プ
レス領域の温度条件が設定せしめられることとな
る。
(作用・効果) かかるステツプ式連続プレス装置によれば、シ
ート状被加工物が平板状のプレス板間でプレス操
作せしめられるため、ローラプレス手法を採用す
る場合のように、シート状被加工物に対するプレ
ス力が不足したり、プレス時間や接着剤の硬化時
間、あるいは接着後の冷却時間が不足するといつ
た問題は良好に解消できるのである。しかも、シ
ート状被加工物のプレス操作時において、そのシ
ート状被加工物を構成する各シート状積層材料に
ズレや皺が生ずることが良好に回避できるのであ
り、従つてそのプレス成形品に対して傷、気泡等
の欠陥や接着不良が生じることが著しく低減する
のである。
また、本発明に従うプレス装置では、各プレス
領域に対して共通の固定盤および可動盤が用いら
れることから、前記通常のプレス装置を単に並設
する場合に比べて、複数のプレス操作を同時に行
なうことが極めて簡単に実現できるのであり、し
かも固定盤または可動盤側の一方においては、そ
こに配設されたプレス板のプレス面が一致せしめ
られていることから、プレス操作時においてシー
ト状被加工物がプレス領域の境界部において切断
されたり、段差を生じたりするといつた不具合が
ないのである。そしてそれ故、連続的に形成され
るテープ状のシート状被加工物を、重大な支障を
招くことなく、効率的にプレス成形できるのであ
る。
さらに、本発明に従うプレス装置では、主プレ
ス領域を除く補助プレス領域において、上記プレ
ス面が一致せしめられる側とは反対側に配設され
たプレス板の背面にそれぞれ圧力袋体が配設さ
れ、該圧力袋体によつて各補助プレス領域のプレ
ス面位置が主プレス領域のそれに対して微調節し
得るようにされていることから、主シリンダおよ
び各補助シリンダの作動に基づいて、可動盤や固
定盤に対して無理な(大きな)応力を惹起するこ
となく、各プレス領域において所望のプレス力を
得ることができるといつた利点があるのであり、
それ故プレス装置の保守管理が容易で、被加工物
を高い精度でプレス成形できるといつた利点があ
るのである。
固定盤と可動盤との相対向する面にプレス板を
共に固定的に配設し、且つそれら固定盤および可
動盤側の双方においてプレス板のプレス面を一致
させるようにした場合には、プレス操作時のプレ
ス力の差に基づく被加工物の厚さの違いに起因し
て、固定盤および/または可動盤の各プレス領域
の境界部に大きな応力が発生することが避け得
ず、従つてその応力による固定盤および/または
可動盤の変形に起因してプレス精度が低下するこ
とを避け得ないのであるが、本発明のように、固
定盤または可動盤とプレス板との間に圧力袋体を
設け、各補助プレス領域におけるプレス板のプレ
ス面位置を主プレス領域のそれに対して微調節し
得るようにすれば、各プレス領域においてそれぞ
れ所望のプレス力を加えつつ、被加工物の厚さの
違いをその圧力袋体によるプレス面位置の調節に
よつて吸収することができるのであり、その被加
工物の厚さの違いに起因して固定盤および/また
は可動盤の各プレス領域の境界部に発生する応
力、ひいてはその応力による固定盤および/また
は可動盤の変形を良好に抑制することができるの
である。そしてそれ故、それら固定盤および/ま
たは可動盤、ひいてはプレス装置の保守管理が容
易になると共に、被加工物を高い精度でプレス成
形することが可能になるのである。
なお、本発明に係るステツプ式連続プレス装置
は、前記フレキシブルプリント配線板のように、
テープ状のシート状被加工物が連続的に供給され
る形式のシート状プレス成形品の製造に際して特
に好適に用いることができるものであるが、必ず
しもこれに限定されるものではなく、シート状被
加工物が所定の領域毎に予め分断された形状で形
成される形式のシート状プレス成形品の製造に際
しても、用いることが可能である。このような形
式のシート状プレス成形品の製造に用いた場合に
あつても、前記通常のプレス装置を単独で用いる
場合や並設して用いる場合に比べて、良品質の製
品を簡単に且つ効率良く生産できるといつた利点
があるのである。
(実施例) 以下、本発明をより一層具体的に明らかにする
ために、その一実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
なお、ここでは、主プレス操作の前後において
各1段の補助プレス操作(予備プレス操作および
事後プレス操作)を同時に行なうことが可能なプ
レス装置につき、テープ状に連続して供給される
シート状被加工物をステツプ式に連続してプレス
成形する例について説明することとする。
先ず、第1図乃至第3図において、10は、位
置固定の固定盤であつて、平面形態が長手矩形状
を成しており、その幅方向の中央部に位置して、
所定幅のプレス領域がその長手方向の全長にわた
つて形成されている。そして、本実施例では、そ
のプレス領域が長手方向に3等分された各領域
が、第1図中左側から、それぞれ予備プレス領
域、主プレス領域および事後プレス領域とされて
いる。なお、第1図に示されているように、テー
プ状に連続して供給されるシート状被加工物13
は、かかる固定盤10のプレス領域上に配設さ
れ、予備プレス領域側から事後プレス領域側に向
かつて供給、移送せしめられるようになつてい
る。また、かかるシート状被加工物13は、通
常、プレス装置の前段階において連続的に形成さ
れつつ、供給されることとなる。
固定盤10には、その長手方向中央部の主プレ
ス領域を幅方向において挟むように、各一対のコ
ラム14が立設されており、これらコラム14に
よつて上下方向に案内される状態で可動盤16が
配設されている。この可動盤16は、前記固定盤
10のプレス領域に対応した長手矩形状を成して
おり、その下面が固定盤10のプレス領域に対面
するプレス領域とされている。そして、そのプレ
ス領域が長手方向において3等分された各領域
が、それぞれ前記固定盤10の各対応する領域と
対向する予備プレス領域、主プレス領域および事
後プレス領域とされている。なお、かかる可動盤
16は、その側方に突出形成されたブラケツト1
8において、各コラム14に摺動可能に嵌合せし
められている。
また、各コラム14の上端部には作動力の大き
な単動式の主シリンダ20が取り付けられてお
り、この主シリンダ20のラム22が可動盤16
の中央部上面、すなわち主プレス領域の中央部上
面に取り付けられている。
一方、前記固定盤10の補助プレス領域である
予備プレス領域および事後プレス領域を幅方向に
おいて挟んで対向する部位には、それぞれの領域
の長手方向の略中央部に位置して、各一対の復動
式補助シリンダ24が位置固定に取り付けられて
いる。そして、それら補助シリンダ24のピスト
ンロツド26が、それぞれ、可動盤16の側方に
突出形成されたブラケツト28に連結されてい
る。
また、固定盤10と可動盤16との各分割され
たプレス領域(予備プレス領域、主プレス領域、
事後プレス領域)には、それぞれ断熱板30を介
して、各領域に対応した加熱機能または冷却機能
を備えたプレス板としての熱板32および冷却板
34が配設されている。
ここにおいて、熱板32は、それぞれ固定盤1
0および可動盤16の予備プレス領域および主プ
レス領域に配設されており、冷却板34は、事後
プレス領域に配設されている。
また、可動盤16側に配設された2枚の熱板3
2,32および1枚の冷却板34は、可動盤16
に対し、それぞれ下面のプレス面が面一となる状
態で固定的に配設されている。
さらに、固定盤10側では、主プレス領域に対
して熱板32が直接配設され、位置固定に保持さ
れているが、予備プレス領域および事後プレス領
域の各補助プレス領域においては、熱板32およ
び冷却板34がそれぞれ耐熱性ゴムから成る偏平
な圧力袋体36を介して配設されており、その圧
力袋体36内に給排、保持せしめられる空気等の
所定の圧力流体の圧力に応じて、それら熱板32
および冷却板34のプレス面位置がそれぞれ上下
方向に所定距離移動し得るようにされている。
なお、第1図に示されているように、固定盤1
0の各補助プレス領域は、主プレス領域に比べて
その上面高さが所定寸法低くされており、この主
プレス領域よりも上面高さが低くされた各補助プ
レス領域に対して上記圧力袋体36が配設されて
いる。そしてこれによつて、主プレス領域の熱板
32と補助プレス領域の熱板32、冷却板34と
のプレス面(上面)が略一致せしめられるように
なつており、また各圧力袋体36内の流体圧力を
調節することにより、それら補助プレス領域にお
ける熱板32、冷却板34のプレス面位置(高
さ)を主プレス領域における熱板32のプレス面
位置に対してそれぞれ微調節し得るようになつて
いる。
次に、本実施例装置の作動を説明する。
先ず、第1図乃至第3図に示す状態、すなわち
各補助シリンダ24によつて可動盤16をその上
昇位置に保持させた状態からプレス操作を行なう
には、シート状被加工物13の移送作動を停止さ
せた状態で、各補助シリンダ24の押上油圧を解
消し、可動盤16をその自重によつて降下させ
る。そして、その可動盤16の下降作動の完了
後、主シリンダ20を作動させ、可動盤16を固
定盤10に対して所定の主プレス力をもつて押圧
せしめる一方、各補助シリンダ24にそれぞれの
プレス条件に応じた伸長油圧(押上油圧)を作用
させ、それら補助シリンダ24の作動に基づい
て、予備プレス領域および事後プレス領域の各補
助プレス領域におけるプレス力を所望の大きさに
設定する。また、各圧力袋体36内の流体圧力を
各対応するプレス領域のプレス条件に応じて設定
し、固定盤10側に配設された各補助プレス領域
の熱板32および冷却板34のプレス面位置を調
節する。そして、かかる操作条件下において、各
熱板32および冷却板34の温度を各プレス領域
のプレス条件に応じて設定し、それらプレス領域
の各対向する熱板32および冷却板34間におい
て、それらの間に位置するシート状被加工物13
の対応する領域を加熱・冷却せしめつつ、それら
シート状被加工物13の各領域に対してプレス操
作を施す。
次いで、かかるプレス操作が終了した後、主シ
リンダ20の作動油圧を解消させて各補助シリン
ダ24を伸長作動させ、可動盤16を前記上昇位
置まで上昇せしめる。そして、この状態で、シー
ト状被加工物13を第1図中右方向へ前記分割さ
れたプレス領域に対応した距離だけ移送せしめ、
この移送後において、前述と同様のプレス操作を
行なう。そして、以下、上述と同様の作動を繰り
返す。
このようにすれば、シート状被加工物13の移
送方向に直列に位置する、前記各プレス領域に対
応する領域に対し、所定の予備プレス操作、主プ
レス操作および事後プレス操作を連続して施すこ
とができるのであり、フレキシブルプリント配線
板の如き、テープ状のシート状被加工物13が連
続的に形成されつつ供給されるシート状プレス配
線成形品を、ステツプ式に連続して成形できるの
である。なお、前述の説明から明らかなように、
ここでは、予備プレス領域において予備加圧、予
備加熱操作が行なわれると共に、事後プレス領域
において事後加圧、冷却操作が行なわれることと
なる。
このように、本実施例装置によれば、テープ状
を成すシート状被加工物13の移送方向に直列に
位置する複数の領域に対し、従来のローラプレス
手法と同様、予備プレス操作、主プレス操作およ
び事後プレス操作を連続的に行なうことができる
のであり、しかもそれら3種のプレス操作を1成
形サイクルで同時に行なうことができるうえ、各
プレス領域において常に同様の温度条件でプレス
操作を行なうことができることから、通常のプレ
ス装置を単独で用いる場合に比べて、シート状プ
レス成形品を効率良く製造できるのである。
また、本実施例装置では、シート状被加工物1
3の各領域を平板状のプレス板(熱板32、冷却
板34)間でプレス操作するようになつているた
め、シート状被加工物13に対して充分なプレス
力を与えることができるのであり、また充分なプ
レス時間を確保することができるのである。そし
てそれ故、ローラプレス手法のように、シート状
被加工物13に対する加圧力が不足したり、プレ
ス時間や接着剤の硬化時間、あるいは接着後の冷
却時間が不足するといつた問題を、良好に解消で
きるのである。
さらに、本実施例装置によれば、そのようにシ
ート状被加工物13が平板状のプレス板間でプレ
ス操作されるようになつていることから、シート
状被加工物13を構成する各シート状積層材料に
ズレや皺等が生ずることを良好に回避できるので
あり、従つて傷、気泡等の欠陥や接着不良の少な
い、品質の優れたプレス成形品を得ることができ
るのである。
また、本実施例装置では、可動盤16側におい
て各プレス板(熱板32,32および冷却板3
4)のプレス面が一致せしめられていることか
ら、プレス操作時において、シート被加工物13
が各プレス領域の境界部において切断されたり、
段差を生じたりするといつた不具合がないのであ
り、またプレス操作時において生じるシート状被
加工物13の厚さの相違が各補助プレス領域に配
設された圧力袋体36によつて吸収されるように
なつていることから、その厚さの相違に起因して
固定盤10および/または可動盤16の各プレス
領域の境界部に大きな応力が生ずることがないの
であり、それ故プレス装置の保守管理が容易にな
ると共に、高いプレス精度が得られるといつた利
点があるのである。
以上、本発明の一実施例を説明したが、これは
文字通りの例示であり、本発明がかかる具体例に
限定して解釈されるべきでないことは勿論であ
る。
例えば、前記実施例では、主プレス領域の前後
においてそれぞれ1段の予備プレス領域および事
後プレス領域が設けられていたが、それら予備プ
レス領域および事後プレス領域は少なくとも一方
だけ設けるようにすることも可能であり、またそ
れら予備プレス領域および事後プレス領域をそれ
ぞれ複数段設けるようにすることも可能である。
また、前記実施例では、可動盤16側に配設さ
れたプレス板のプレス面が一致せしめられている
一方、固定板10側に圧力袋体36が配設されて
いたが、固定盤10に配設されるプレス板のプレ
ス面を一致させると共に、圧力袋体36を可動盤
16側に配設するようにすることも可能である。
さらに、前記実施例では、テープ状に連続して
供給されるシート状被加工物13をプレス成形対
象とした例について述べたが、本実施例装置によ
つてプレス成形せしめられるシート状被加工物は
必ずしもテープ状に連続的に供給されるものであ
る必要はなく、各プレス領域に対応して予め切断
された形状のものであつてもよい。このような形
状のシート状被加工物をプレス成形する場合にあ
つても、通常のプレス装置を単独で用いる場合や
並設して用いる場合に比べて、良品質の製品を簡
単に且つ効率良く生産することができるのであ
る。
その他、一々列挙はしないが、本発明がその趣
旨を逸脱しない範囲内において種々なる変更、修
正、改良等を施した態様で実施できることは、言
うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す一部切欠正面
図であり、第2図および第3図は、それぞれその
−断面図および−断面図である。 10……固定盤、13……シート状被加工物、
16……可動盤、20……主シリンダ、24……
補助シリンダ、32……熱板、34……冷却盤、
36……圧力袋体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定のシート状被加工物を、その移送方向に
    直列に位置した複数の領域において互いに異なる
    プレス条件で同時にプレス操作し得るようにした
    ステツプ式連続プレス装置であつて、 前記シート状被加工物の複数の領域に対応した
    複数のプレス領域を備えた固定盤と、 該固定盤と同様の複数のプレス領域を備え、該
    固定盤と上下方向で対向するように配設された可
    動盤と、 前記シート状被加工物に対して主プレス操作を
    施すべき主プレス領域に対応して該可動盤に取り
    付けられ、該可動盤を前記固定盤に対して押圧せ
    しめる主シリンダと、 該主シリンダが取り付けられた前記主プレス領
    域以外の補助プレス領域に対応して、前記固定盤
    と前記可動盤とを連結する状態でそれぞれ配設さ
    れた、各対応する補助プレス領域において所望の
    プレス力を与えるための補助シリンダと、 前記固定盤および前記可動盤の相対向する面に
    対してそれぞれ前記プレス領域に対応して配設さ
    れた、該固定盤または可動盤側の一方においてプ
    レス面が面一に設定されたプレス板と、 該固定盤または可動盤の他方において、その補
    助プレス領域に配設された該プレス板と該固定盤
    または可動盤との間にそれぞれ介装され、プレス
    操作時において各対応するプレス板のプレス面位
    置を主プレス領域のプレス面位置に対して微調節
    する、内部に所定の圧力流体が給排、保持せしめ
    られる所定の圧力袋体とを、 含み、前記シート状被加工物を前記領域に対応し
    た送り量をもつて間欠的に移送しつつプレス操作
    せしめることにより、該シート状被加工物の複数
    の領域を互いに異なるプレス条件をもつて連続的
    にプレス操作し得るようにしたことを特徴とする
    ステツプ式連続プレス装置。
JP61183098A 1986-08-04 1986-08-04 ステツプ式連続プレス装置 Granted JPS6339322A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61183098A JPS6339322A (ja) 1986-08-04 1986-08-04 ステツプ式連続プレス装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61183098A JPS6339322A (ja) 1986-08-04 1986-08-04 ステツプ式連続プレス装置

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Publication Number Publication Date
JPS6339322A JPS6339322A (ja) 1988-02-19
JPH0426299B2 true JPH0426299B2 (ja) 1992-05-07

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ID=16129730

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JP61183098A Granted JPS6339322A (ja) 1986-08-04 1986-08-04 ステツプ式連続プレス装置

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