JPH04261746A - 加工液の濾過制御方法及び装置 - Google Patents

加工液の濾過制御方法及び装置

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JPH04261746A
JPH04261746A JP4117191A JP4117191A JPH04261746A JP H04261746 A JPH04261746 A JP H04261746A JP 4117191 A JP4117191 A JP 4117191A JP 4117191 A JP4117191 A JP 4117191A JP H04261746 A JPH04261746 A JP H04261746A
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filter
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filtration
pump
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Hiroo Kaneko
弘生 金子
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Makino Milling Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、放電加工機、研削盤
、マシニングセンタなどの工作機械における加工液ん濾
過制御方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放電加工機等の工作機械においては、加
工液を連続して供給し、使用済みの加工チップを含む回
収液は逐次回収タンクに戻し、これを濾過ポンプにより
フィルタ管路を通し清浄液として清浄液タンクに循環さ
せている。特に、ワイヤ放電加工機等においてはノズル
とワークとの距離の大小によって加工液の供給量に変動
が起こる。
【0003】従来は供給量が大きいときは、循環のバラ
ンスをとるために、濾過ポンプの回転数を上げ、逆に供
給量が小さいときは濾過ポンプを停止しオンオフ動作を
繰り返していた。又、加工液濾過ポンプが電源周波数に
より一定回転のときは、濾材の目詰まりが無いうちは、
流量が大となり、濾材の目詰まりが大きくなると流量が
小さくなり、このように流量の変動が著しかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように濾過ポン
プの回転数を上げたり、濾過ポンプの回転を一定にした
まま新しい濾材を通すときは、目詰まりが無いうちは流
速が大となり、濾過精度が悪く、細かいチップが補捉さ
れないため、次工程のイオン交換樹脂に目詰まりを起こ
す。これを阻止するため濾材の目を細かくすると、濾材
交換時間が早期化し、ランニングコストが高くなる。こ
のように濾過精度とフィルタの寿命とは両立させる事が
困難であった。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、濾過精度の向上と濾材交換時期の延長という相
反する事実を濾過ポンプの制御によりバランス良く両立
させる方法及び装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における加工液の濾過制御方法は、工作機械
の加工部に清浄液タンクから加工液供給ポンプを用いて
加工液を供給し、加工チップ等を含む回収液を回収タン
クに送り、回収タンク内の回収液を濾過ポンプを用いて
フィルタを通し清浄液タンク内に移行させる加工液の循
環系において、前記加工液供給ポンプより供給される加
工液の供給流量を検出し、前記フィルタの連結された管
路の加工液の濾過流量を検出し、前記濾過ポンプの吐出
出力を調節するものであり、
【0007】本発明における加工液の濾過制御装置は、
工作機械の加工部に清浄液タンクから加工液供給ポンプ
を用いて加工液を供給し、加工チップ等を含む加工液を
回収タンク内に送り、該回収タンク内の回収液を濾過ポ
ンプを用いてフィルタを通し清浄液タンクん内に移行さ
せる加工液の循環系において、前記加工液供給ポンプよ
り供給される加工液の供給流量を検出する供給流量検出
手段と、前記フィルタの連結された管路の加工液の濾過
流量を検出せる濾過流量検出手段と、前記濾過ポンプに
よる回収液の送給量を加減調節する濾過ポンプ駆動手段
と、前記濾過流量検出手段の検出値を前記供給流量検出
手段の検出値以上の値となるように前記濾過ポンプ駆動
手段の出力を調節する制御手段と、を具備して構成にし
てある。
【0008】
【作用】本発明の加工液の濾過制御方法及び装置によれ
ば、加工液供給ポンプの吐出流量を検出して、この流量
以上の流量になるように、望ましくは、と同等若しくは
僅かに大きい流量となるように回収液の濾過ポンプの吐
出流量が制御される。このことにより、フィイルタを通
過する流量をいたずらに大きくする必要がなくなる。
【0009】
【実施例】図1は本発明に係る加工液の濾過制御方法及
び装置をワイヤ放電加工機に流量をパラメータとして実
施する装置の基本的構成を示すブロック図、図2は、同
じく圧力をパラメータとして実施する装置の基本的構成
を示すブロック図である。
【0010】図1を先ず参照すると、ワイヤ放電加工機
は、上ヘッド12と下ヘッド14とを具備し、この上下
のヘッド12、14間をワイヤ電極16が縦方向に走行
するように構成されている。上下のヘッド12、14の
間には被加工ワークWが配置され、この被加工ワークW
にワイヤ電極16による放電加工が遂行される。上記の
上下ヘッド12、14には加工液供給用のノズル12a
、14aが具備され、この加工液供給ノズル12a、1
4aに供給される加工液は清浄液タンク18aから加工
液供給ポンプ20によって汲み上げられ、該ポンプ20
の前後の配管路22a、22bを経由して供給され、加
工液ノズル12a、14aから噴出流として放電加工部
へ供給される構成になっている。
【0011】そして、加工液は常時、ワーク、電極間の
放電加工作用部において安定した量が供給されるように
、ポンプ20による加工液供給作用を制御する機構が構
成されており、加工液の清浄液タンク18aから該加工
液供給用ポンプ20により汲み上げられた加工液が放電
加工作用部へ圧力下で噴出さる。次いで、冷却や加工チ
ップ除去等の所定の加工液作用が終了した加工液は、ワ
イヤ放電加工機の加工槽24に回収され、回収配管路2
2Cを経由して加工液の回収タンク18bへ戻され、こ
こから濾過ポンプ26、フィルタ28を介して清浄液タ
ンク18aに送出されて再使用される。ポンプ20と濾
過ポンプ26との間の流量の関係を調節し回収液が回収
液タンク18bから溢出したり、清浄液が清浄液タンク
18aから溢出したりしないように両ポンプ20、26
の作用をON、OFFしながら調整する制御は行われて
いたが、濾過精度の向上と濾材使用時間の延長という見
地からは改善策が採られていなかった。
【0012】さて、加工液供給ポンプ20による吐出量
を制御する機構が備えられ、放電加工を効率良く行うた
めに吐出量はタイムリーに変更されるが、その説明は公
知なのでここでは省略する。本実施例では、前記加工液
供給ポンプ20の作動と連動して濾過ポンプ26を自動
制御する基本的構成を中心に説明する。加工液の配管路
22bにおける流量を検出する流量検出器30が設けら
れ、この流量検出器30により検出された加工液の流量
は電気信号に変換され、増幅器32を有した制御回路3
4を介して流量指令部36へフィードバックされる。
【0013】一方、濾過ポンプ26とフィルタ28との
間の管路29に流量検出器27が設けられ、この流量検
出器27より検出した濾過流量は、流量指令値差動入力
部36へフィードバックされる。ここで指令部33は前
記流量検出器30により検出され入力された値と同等若
しくは僅かに大きい値を指令値とし、この指令値と濾過
流量の検出値との差異に応じた指令信号を作成してポン
プ駆動回路38の制御部40に送出する。このとき、同
制御部40は指令信号をポンプ駆動信号に変換し、イン
バータ42により交流駆動信号に転換して交流駆動型の
濾過ポンプ26のポンプ作用を制御して吐出液量を加減
調節し、以て配管路29の流量を制御しているものであ
る。
【0014】前述のように流量検出器30により検出さ
れた値と同等若しくは僅かに大きい値を指令値とした理
由は、多少の余裕を見込んで回収タンク18bの液面よ
りも清浄液タンク18aの液面を高くし、調整管19を
経て清浄液を少しづつ回収タンクに戻し、長時間運転し
ても循環作用に支障を来さないためである。フィルタ2
8が新しいときは、従来の方式であれば濾過ポンプ26
が電源周波数により一定回転数であるので、フィルタ内
の流速が過大となり、細かいチップが素通りして清浄液
中に多くの不純物が含まれることになり、これがひいて
は加工精度を低下させ、イオン交換樹脂の目詰まりを生
ずる。しかし、本発明のようにON−OFFを行う事な
く常に循環バランスを崩さない事を条件として、常に加
工液の供給量と同等若しくは僅かに大きい流量になるよ
うに濾過液の流量を制御するので、フィルタ濾材に対す
る回収液の流速を極力最小限に押さえることになり、濾
過精度が向上するばかりでなく、目ずまりの速度が遅く
なり濾材の交換時期を延長することになる。
【0015】図2は流量検出器30、27の代わりに圧
力検出器30′、27′を備えた例を示すものである。 圧力が測定出来れば、圧力/流量変換部31、37を通
してポンプの特性図から流量に変換することができるの
で、制御を行うことが出来る。なお、加工液供給側に圧
力検出器を設け、濾過ポンプとフィルタの間に流量検出
器を用いることも可能である。図2においては更に、圧
力スイッチ25を設けフィルタ28の交換時期を報知す
る。又、清浄液タンクにイオン交換樹脂23を備えた回
路を設けている。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、常に加
工液供給ポンプの吐出量を検出し、この値と同等若しく
は僅かに大きい値に濾過ポンプとフィルタとの間の管路
の流量が収まる様に濾過ポンプの吐出流量を制御するの
で、仮に新しいフィルタを用いても流速を抑ええて細か
いチップの流出を防止し、濾過精度を向上でき、仮に目
詰まりの多いフィルタであっても流量を必要最小限に押
さえるので圧力が低く保持され、濾材交換時期の延長を
図ることができ、本発明はこれ等の改良により加工性能
を高め、ランニングコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の係る加工液の濾過制御方法を実施する
装置の基本的構成を示す略図機構図である。
【図2】本発明の他の実施例装置の基本的構成を示す略
図機構図である。
【符号の説明】
18a    清浄液タンク 18b    回収タンク 20      加工液供給ポンプ 22a    加工液供給配管路 22b    加工液供給配管路 26      濾過ポンプ 27      流量検出器 30      流量検出器 27      圧力検出器 30′    圧力検出器 34      制御回路 36      入力部 38      ポンプ駆動回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械の加工部に清浄液タンクから加工
    液供給ポンプを用いて加工液を供給し、加工チップ等を
    含む回収液を回収タンクに送り、回収タンク内の回収液
    を濾過ポンプを用いてフィルタを通し清浄液タンク内に
    移行させる加工液の循環系において、前記加工液供給ポ
    ンプより供給される加工液の供給流量を検出し、前記フ
    ィルタの連結された管路の加工液の濾過流量を検出し、
    前記濾過ポンプの吐出出力を調節することを特徴とする
    加工液の濾過制御方法。
  2. 【請求項2】工作機械の加工部に清浄液タンクから加工
    液供給ポンプを用いて加工液を供給し、加工チップ等を
    含む加工液を回収タンク内に送り、該回収タンク内の回
    収液を濾過ポンプを用いてフィルタを通し清浄液タンク
    ん内に移行させる加工液の循環系において、前記加工液
    供給ポンプより供給される加工液の供給流量を検出する
    供給流量検出手段と、前記フィルタの連結された管路の
    加工液の濾過流量を検出せる濾過流量検出手段と、前記
    濾過ポンプによる回収液の送給量を加減調節する濾過ポ
    ンプ駆動手段と、前記濾過流量検出手段の検出値を前記
    供給流量検出手段の検出値以上の値となるように前記濾
    過ポンプ駆動手段の出力を調節する制御手段と、を具備
    して構成されたことを特徴とする加工液の濾過制御装置
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