JPH04261066A - 赤外線イメージセンサ装置 - Google Patents

赤外線イメージセンサ装置

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JPH04261066A
JPH04261066A JP3010417A JP1041791A JPH04261066A JP H04261066 A JPH04261066 A JP H04261066A JP 3010417 A JP3010417 A JP 3010417A JP 1041791 A JP1041791 A JP 1041791A JP H04261066 A JPH04261066 A JP H04261066A
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JP
Japan
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dewar
infrared
image sensor
infrared ray
cooling
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JP3010417A
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Naoko Iwasaki
直子 岩崎
Katsuhiro Ono
克弘 大野
Yasusuke Sugiura
杉浦 庸介
Akifumi Wada
和田 明文
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は物体から放射される赤
外線を画像情報として検出する赤外線イメージセンサ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体シリコンのショットキー接合を利
用する赤外線の検出器はその接合バリアが低く、室温動
作は困難であり温度外乱を除去するため極低温(約80
K の液体窒素温度)に冷却された状態で動作されなけ
ればならない。そのため赤外線を透過する窓を備え、検
出素子の極低温冷却が可能な特別な構造のデュワと呼ば
れる容器に素子本体を搭載して駆動される。図3は従来
の赤外線イメージセンサ装置の構成図であり、入射赤外
線1を透過する窓材2を気密接合2aしたデュワ外筒3
と、これにつながる一体化されたデュワ内筒4で構成さ
れ、内部が封止切りの真空に保持されたデュワと呼ばれ
る冷却容器の内筒先端部4aに赤外線素子10をフレー
ム状パッケージ11、パッケージ底板9で構成されるサ
ブパッケージを介して搭載し、その上部にコールドシー
ルド12と呼ばれる入射赤外線の迷光遮蔽壁を設けてお
り、検出素子からの電気信号はサブパッケージのターミ
ナルを経由して内筒4の側壁に沿った内部配線8を通り
外筒3部に設けられたガラスハーメチック6の端子5に
よりデュワ外部に取り出される。
【0003】次にこのような赤外線イメージセンサ装置
の動作について説明する。赤外線透過窓2を通してデュ
ワ内に入射した赤外線は赤外線検出素子10の裏面側表
面に結像し、ここで赤外線の強弱に応じてキャリア電荷
を生じ、この電荷を同一素子内に集積化された電荷転送
部で読み出され、パッケージ配線、デュワ内部配線8、
外部端子5を通って外部信号処理回路で画像情報として
表示されるが、この検出動作時にはデュワの冷却器挿入
空間14にジュール・トムソン型、クローズドサイクル
型等の冷却器を挿入し、デュワ内筒の先端部4aを通し
て検出素子10が80k レベルに冷却されなければな
らない。以上のような赤外線イメージセンサ装置の構成
および動作から、デュワの内筒4は主として極低温で熱
伝導の小さいガラス、セラミック材または金属材で構成
されるが、内筒先端部4aは素子サブパッケージ系9、
10、11との熱伝達を良くするため必ず金属材で構成
され、かつ素子の動作温度が極低温であることからデュ
ワ内筒4、その先端部4a、底板9、パッケージ11、
素子10、コールドシールド12のそれぞれが室温から
冷却温度の範囲で熱膨張のマッチングが考慮されていな
ければならない。なお、従来例として別に特開平2−2
14158号公報に示されたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の赤外線イメージ
センサ装置では同部分の構成に対して、素子本体10が
シリコンであることから、内筒4はホウケイ酸ガラス、
コージェライトセラミック、金属チタン、内筒先端部4
aはコバール、パッケージ底板9は窒化アルミニウム、
または炭化ケイ素、パッケージ11はアルミナ、または
ムライト、コールドシールド12はコバールで構成され
ていた。 これらの材料は室温近傍で熱膨張係数が比較的近似して
いるが、80k の極低温では室温からの冷却収縮差が
大きく、繰り返し冷却で素子本体10の熱応力破損をひ
き起こす原因となっていた。
【0005】この発明は上記のような室温から極低温の
繰り返し冷却サイクルに基づく素子破損を解消するため
になされたものであり、動作時の冷却に伴う素子本体の
熱応力を低減し、長期間の繰り返し動作に耐え得る赤外
線イメージセンサ装置を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の赤外線イメー
ジセンサ装置は、極低温に冷却されて駆動する赤外線検
出素子を内部に搭載し、素子の極低温状態を保持するデ
ュワおよび上記素子の発熱を、このデュワ壁を経た熱伝
導により取り出し放散する冷却機構を備えたものにおい
て、上記デュワ壁の少なくとも上記熱伝導部分をインバ
ー合金(36%Ni−64%Fe)で構成したことをを
特徴とするものである。
【0007】
【作用】この発明においてはインバー合金を採用するこ
とにより、動作冷却時における赤外線検出素子に発生す
る熱応力を低減でき、繰り返し冷却動作を行うことによ
る素子破損を防止して、長寿命化を達成せんとするもの
である。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の赤外線イメージ
センサ装置の構成図であり、図において1は入射赤外線
、2は赤外線を有効に透過する窓で、例えばゲルマニウ
ム、セレン化亜鉛等が利用される。3は検出素子搭載デ
ュワの外筒であり、2aは窓と外筒の気密接合部である
。5 は外筒に設けられた電気信号取り出しのための外
部端子、6は端子の気密シール部であり、外筒が金属の
場合にはガラス、またはセラミックが利用される。4は
デュワの内筒であり、7は赤外線検出素子およびそのサ
ブパッケージを搭載する、インバータ合金より成るデュ
ワ壁の熱伝導部となる内筒底板である。4bは内筒とそ
の先端部の気密接合部である。8は内筒壁面に沿って形
成された内部配線であり、素子からの電気信号を外部端
子へ導くよう設けられている。10は赤外線検出素子で
あり、フレーム状パッケージ11に保持されている。1
2は入射赤外線の入射角を制限し、デュワ内の散乱光を
カットするコールドシールドであり、デュワは断熱のた
め真空13に保持されている。14は素子10を動作状
態で冷却するための冷却器を挿入する挿入空間で、デュ
ワ壁の熱伝導部と共に冷却機構となる。この構造で従来
の赤外線イメージセンサ装置とこの発明の違いは内筒先
端部の構造と構成材料にあり、この発明では従来のパッ
ケージ底板9を省き、同底板と内筒先端部4aを一体化
して形成したインバー合金より成る熱伝導部となる内筒
底板を採用した点にある。
【0009】この構造と構成材料の採用は図4のこの発
明と従来例を比較する応力計算構造モデル図に示すごと
く、従来の赤外線イメージセンサ装置{図4(b)}お
よびこの発明の装置{図4(a)}のデュワ内筒4、そ
の先端部4a7パッケージ底板9、パッケージ11、素
子10を含む赤外線イメージセンサ装置冷却部の室温 
(300K) から極低温 (80K)の冷却における
冷却収縮応力を有限要素法による数値計算解析を行い、
特に赤外線素子表面 (図4(a)、(b)中のA1、
B1、A2、B2は各々表面を示す。) の応力を種々
の形状、構成材料について評価して求めた。この発明の
一実施例に係る応力計算結果の一例を、赤外線検出素子
表面の冷却時応力分布図の図5(a)、(b)に示して
いるが、図5(a)は図4(a)、(b)のA1、A2
表面、図5(b)は図4のB1、B2表面それぞれの冷
却時応力分布曲線を示しており、A1、B1曲線はこの
発明の構造および構造材料の場合、A1、B2曲線は従
来の装置の構造および構成材料の場合に対応している。 図中の応力は正が素子破損に係る引張応力、負は圧縮応
力を表す。横軸の距離は中心対称構造で表した素子半分
の中心からの距離(mm)を縦軸は赤外線検出素子表面
応力(Kg/ mm2 )を示している。図5(a)の
A1、A2表面の冷却応力分布から明らかなごとく、従
来の構造では赤外線検出素子の上側表面で大きな引張応
力状態になるのに対して、この発明による構造と材料を
採用することにより大幅な素子表面応力低減を図ること
が可能となる
【0010】なお、上記実施例では内筒先端部4aとパ
ッケージ底板9を一体化して熱伝導部となる内筒底板7
とし、かつその材質としてインバー合金を採用し、パッ
ケージ11に赤外線検出素子10を搭載する構造が冷却
応力低減に有効であることを示したがこの発明の他の実
施例の赤外線イメージセンサ装置の構成図の図2に示す
ごとく、表面受光型の赤外線検出素子ではインバー合金
製の内筒底板7上に赤外線検出素子10を直接搭載する
搭載構造を採用しても、冷却応力の低減と同時に冷却効
率の改善も計り得る。
【0011】
【発明の効果】この発明は、極低温に冷却されて駆動す
る赤外線検出素子を内部に搭載し、素子の極低温状態を
保持するデュアおよび上記素子の発熱を、このデュア壁
を経た熱伝導により取り出し放散する冷却機構を備えた
ものにおいて、上記デュワ壁の少なくとも上記熱伝導部
分をインバー合金で構成することにより、長期間の繰り
返し動作に耐え得る赤外線イメージセンサ装置を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の赤外線イメージセンサ装
置の構成図である。
【図2】この発明の他の実施例の赤外線イメージセンサ
装置の構成図である。
【図3】従来の赤外線イメージセンサ装置の構成図であ
る。
【図4】この発明と従来例を比較する応力計算構造モデ
ル図である。
【図5】この発明と従来例を比較する赤外線検出素子表
面の冷却時応力分布図である。
【符号の説明】
3  デュワ外筒 4  デュワ内筒 7  デュワ熱伝導部 10  赤外線検出素子 14  冷却器挿入部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  極低温に冷却されて駆動する赤外線検
    出素子を内部に搭載し、素子の極低温状態を保持するデ
    ュワおよび上記素子の発熱を、このデュワ壁を経た熱伝
    導により取り出し放散する冷却機構を備えたものにおい
    て、上記デュワ壁の少なくとも上記熱伝導部分をインバ
    ー合金(36%Ni−64%Fe)で構成したことを特
    徴とする赤外線イメージセンサ装置。
JP3010417A 1991-01-31 1991-01-31 赤外線イメージセンサ装置 Expired - Lifetime JP2817744B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005207869A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Mitsubishi Electric Corp 赤外線検出器
US7127906B2 (en) * 2003-06-20 2006-10-31 Sagem, Sa Cooled photosensitive cell

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JPS62226110A (ja) * 1986-03-28 1987-10-05 Omron Tateisi Electronics Co 光ビ−ム発生装置
JPS63211772A (ja) * 1987-02-27 1988-09-02 Mitsubishi Electric Corp 赤外線検知器

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