JPH04259877A - 情報伝達装置 - Google Patents
情報伝達装置Info
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- JPH04259877A JPH04259877A JP3075986A JP7598691A JPH04259877A JP H04259877 A JPH04259877 A JP H04259877A JP 3075986 A JP3075986 A JP 3075986A JP 7598691 A JP7598691 A JP 7598691A JP H04259877 A JPH04259877 A JP H04259877A
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Landscapes
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Emergency Alarm Devices (AREA)
- Alarm Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の乗員等に伝え
るべき情報を音場形成によって伝達する情報伝達装置に
関する。
るべき情報を音場形成によって伝達する情報伝達装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種装置としては、例えば実開昭63
ー16392に示されるような警報装置がある。これは
電磁波あるいは音波の送受信機を用いて障害物の位置を
検出し、車内に配設した複数のスピーカの出力レベルを
制御して、検出した方向位置に音像を定位させることに
より、運転者に障害物の存在を伝達し警報するものであ
る。
ー16392に示されるような警報装置がある。これは
電磁波あるいは音波の送受信機を用いて障害物の位置を
検出し、車内に配設した複数のスピーカの出力レベルを
制御して、検出した方向位置に音像を定位させることに
より、運転者に障害物の存在を伝達し警報するものであ
る。
【0003】しかし、このような従来の情報伝達装置に
あっては、スピーカからの出力は可聴音であり、例えば
運転者にだけ伝達すべき警報であっても他の乗員にも聞
こえてしまう。そのため他の乗員にとってはその警報音
が煩わしいばかりか不快感を覚えることもある。とくに
音像の位置により障害物の位置を報知しようとするとき
に、運転者向けに音像を制御すると他の乗員にはその音
像が異なった位置に知覚されて、違和感あるいはいたず
らに不安感を与える恐れもある。
あっては、スピーカからの出力は可聴音であり、例えば
運転者にだけ伝達すべき警報であっても他の乗員にも聞
こえてしまう。そのため他の乗員にとってはその警報音
が煩わしいばかりか不快感を覚えることもある。とくに
音像の位置により障害物の位置を報知しようとするとき
に、運転者向けに音像を制御すると他の乗員にはその音
像が異なった位置に知覚されて、違和感あるいはいたず
らに不安感を与える恐れもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は従って、情
報を与えるべき特定の対象者にのみ音像が認知でき、周
囲の他の者には知覚できないようにして上記問題を解決
することを目的とする。
報を与えるべき特定の対象者にのみ音像が認知でき、周
囲の他の者には知覚できないようにして上記問題を解決
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は情報
発生手段と、情報発生手段からの信号を受けて情報に対
応した出力レベルの制御信号を発する演算制御手段と、
制御信号の出力レベルに従って互いに異なる2つの超音
波周波数信号を出力する駆動手段と、駆動手段に接続さ
れて前記2つの周波数の超音波を個別に出力する少なく
とも2つのスピーカとを備え、各スピーカはその指向軸
線が特定の伝達対象者の頭部位置で交差するように配置
するとともに、2つの周波数のうなり周波数が可聴域に
属するように設定することにより、情報が特定の対象者
にのみ伝達されるようにした。さらには以上の構成を特
定の伝達対象者の両耳のそれぞれに対応して設定するこ
とにより、より多くの情報を伝達しながらしかも特定の
対象者に限ることができるようにした。
発生手段と、情報発生手段からの信号を受けて情報に対
応した出力レベルの制御信号を発する演算制御手段と、
制御信号の出力レベルに従って互いに異なる2つの超音
波周波数信号を出力する駆動手段と、駆動手段に接続さ
れて前記2つの周波数の超音波を個別に出力する少なく
とも2つのスピーカとを備え、各スピーカはその指向軸
線が特定の伝達対象者の頭部位置で交差するように配置
するとともに、2つの周波数のうなり周波数が可聴域に
属するように設定することにより、情報が特定の対象者
にのみ伝達されるようにした。さらには以上の構成を特
定の伝達対象者の両耳のそれぞれに対応して設定するこ
とにより、より多くの情報を伝達しながらしかも特定の
対象者に限ることができるようにした。
【0006】
【実施例】以下発明の実施例について図面を用いて説明
する。図1は本発明を車両の障害物警報に適用した例を
示し、車両適所に設置され車両周囲の物体を検知するレ
ーダ111と判定回路112が情報発生手段101を構
成する。判定回路112はレーダ111で検知された物
体の位置(方位、距離)から障害物に該当するか否かを
判定し、該当する場合にはその位置情報を出力する。
する。図1は本発明を車両の障害物警報に適用した例を
示し、車両適所に設置され車両周囲の物体を検知するレ
ーダ111と判定回路112が情報発生手段101を構
成する。判定回路112はレーダ111で検知された物
体の位置(方位、距離)から障害物に該当するか否かを
判定し、該当する場合にはその位置情報を出力する。
【0007】レーダ111としては、音波又はレーザ光
を含む電磁波を送受信させてその往復に要した時間を計
測することにより物体までの距離および方向を検出する
もの、あるいはカメラによって取り込んだ画像を処理す
ることによって物体の位置を検出するものなどから監視
する範囲に応じて選択される。
を含む電磁波を送受信させてその往復に要した時間を計
測することにより物体までの距離および方向を検出する
もの、あるいはカメラによって取り込んだ画像を処理す
ることによって物体の位置を検出するものなどから監視
する範囲に応じて選択される。
【0008】情報発生手段101からの信号を受ける演
算制御手段102は障害物の位置情報に対応した出力レ
ベルの制御信号を発する。駆動手段103がこの出力レ
ベルでスピーカSP1及びSP2を互いに異なる超音波
周波数f1、f2で駆動する。
算制御手段102は障害物の位置情報に対応した出力レ
ベルの制御信号を発する。駆動手段103がこの出力レ
ベルでスピーカSP1及びSP2を互いに異なる超音波
周波数f1、f2で駆動する。
【0009】スピーカSP1、SP2は図2に示される
ように車体左右のフロントピラーP1、P2の下部、ド
アミラーM1、M2の取付部に運転者Dの頭部位置へ向
けて設置されている。
ように車体左右のフロントピラーP1、P2の下部、ド
アミラーM1、M2の取付部に運転者Dの頭部位置へ向
けて設置されている。
【0010】以上の回路における処理フローが図3に示
される。ステップ11においてレーダ111が物体を検
知してその位置信号を出力すると、これを受けて判定回
路112がステップ12で障害物か否かを判定し、障害
物に該当する場合には、情報発生手段101の出力とし
て障害物位置情報信号を出力する。次いで、ステップ1
3で演算制御手段102がその障害物までの距離Rに反
比例する出力レベルVを決定する。
される。ステップ11においてレーダ111が物体を検
知してその位置信号を出力すると、これを受けて判定回
路112がステップ12で障害物か否かを判定し、障害
物に該当する場合には、情報発生手段101の出力とし
て障害物位置情報信号を出力する。次いで、ステップ1
3で演算制御手段102がその障害物までの距離Rに反
比例する出力レベルVを決定する。
【0011】ステップ14において駆動手段103は、
ステップ13で決定された出力レベルVで、互いに異な
る2つの超音波周波数f1およびf2の信号を出力し、
周波数f1の超音波信号はスピーカSP1へ、周波数f
2の超音波信号はスピーカSP2へ供給される。
ステップ13で決定された出力レベルVで、互いに異な
る2つの超音波周波数f1およびf2の信号を出力し、
周波数f1の超音波信号はスピーカSP1へ、周波数f
2の超音波信号はスピーカSP2へ供給される。
【0012】左のスピーカSP1から出力された周波数
f1の超音波と、右のスピーカSP2から出力された周
波数f2の超音波は、それぞれ運転者Dの頭部近傍へ向
けて進行し、そこで交差するため互いに干渉して、うな
りを生じる。うなりの周波数はf=f1−f2 で与
えられ、このうなりの周波数が可聴域、例えば1kHz
になるように周波数f1およびf2を設定する。
f1の超音波と、右のスピーカSP2から出力された周
波数f2の超音波は、それぞれ運転者Dの頭部近傍へ向
けて進行し、そこで交差するため互いに干渉して、うな
りを生じる。うなりの周波数はf=f1−f2 で与
えられ、このうなりの周波数が可聴域、例えば1kHz
になるように周波数f1およびf2を設定する。
【0013】これにより、運転者Dには耳元でうなり音
が知覚され、障害物の距離が近ければ近いほど音圧レベ
ルが大きく大きな音、遠くなるにつれ小さい音の警報が
聞こえる。
が知覚され、障害物の距離が近ければ近いほど音圧レベ
ルが大きく大きな音、遠くなるにつれ小さい音の警報が
聞こえる。
【0014】一方、超音波は方向性が良く広がりも小さ
いので、運転者Dの頭部位置近傍以外の領域では重なり
合わない。このため運転者以外の乗員の耳付近では、超
音波が届いても片方だけなのでうなりが生じることなく
、片方だけの超音波は乗員の耳には知覚されない。また
必要な場合には図4に示すように、スピーカSP1、S
P2の前部に筒状ガイドGDを設けることでさらに指向
特性を鋭くすることができる。従って、伝達される情報
としての警報音は運転者Dだけに聞こえ、他の乗員には
警報音は聞こえない。
いので、運転者Dの頭部位置近傍以外の領域では重なり
合わない。このため運転者以外の乗員の耳付近では、超
音波が届いても片方だけなのでうなりが生じることなく
、片方だけの超音波は乗員の耳には知覚されない。また
必要な場合には図4に示すように、スピーカSP1、S
P2の前部に筒状ガイドGDを設けることでさらに指向
特性を鋭くすることができる。従って、伝達される情報
としての警報音は運転者Dだけに聞こえ、他の乗員には
警報音は聞こえない。
【0015】以上、障害物警報の場合を例に説明したが
、情報の対象はこれのみでなく、交通情報や速度超過時
の警告情報でもよく、とくに限定されない。また、情報
を伝達される乗員も運転者に限られることなく、その内
容目的に応じて選択すればよい。
、情報の対象はこれのみでなく、交通情報や速度超過時
の警告情報でもよく、とくに限定されない。また、情報
を伝達される乗員も運転者に限られることなく、その内
容目的に応じて選択すればよい。
【0016】図5は他の実施例を示し、特定乗員の左右
の耳別に夫々制御された超音波を指向させたものである
。
の耳別に夫々制御された超音波を指向させたものである
。
【0017】情報発生手段201は第1の実施例と同じ
く、車両周囲の物体を検知するレーダと判定回路からな
り障害物位置情報信号を発する。
く、車両周囲の物体を検知するレーダと判定回路からな
り障害物位置情報信号を発する。
【0018】情報発生手段201からの信号を受ける演
算制御手段202は、障害物の位置情報に対応した出力
レベルの2つの制御信号WLおよびWRを発する。駆動
手段203が制御信号WLの出力レベルで第1のスピー
カ組SPL1及びSPL2を互いに異なる超音波周波数
で駆動し、駆動手段204が制御信号WRの出力レベル
で第2のスピーカ組SPR1及びSPR2を互いに異な
る超音波周波数で駆動する。
算制御手段202は、障害物の位置情報に対応した出力
レベルの2つの制御信号WLおよびWRを発する。駆動
手段203が制御信号WLの出力レベルで第1のスピー
カ組SPL1及びSPL2を互いに異なる超音波周波数
で駆動し、駆動手段204が制御信号WRの出力レベル
で第2のスピーカ組SPR1及びSPR2を互いに異な
る超音波周波数で駆動する。
【0019】スピーカSPL1、SPR1は図6に示さ
れるように車体左右のフロントピラーP1、P2の下部
、ドアミラーM1、M2の取付部に設置され、スピーカ
SPL2は天井前縁のスポットランプ部に、スピーカS
PR2は右フロントピラーP2上部に設置されている。 そして第1のスピーカ組SPL1とSPL2は運転者D
の左耳位置に向け、第2のスピーカ組SPR1とSPR
2は右耳位置へ向けられている。
れるように車体左右のフロントピラーP1、P2の下部
、ドアミラーM1、M2の取付部に設置され、スピーカ
SPL2は天井前縁のスポットランプ部に、スピーカS
PR2は右フロントピラーP2上部に設置されている。 そして第1のスピーカ組SPL1とSPL2は運転者D
の左耳位置に向け、第2のスピーカ組SPR1とSPR
2は右耳位置へ向けられている。
【0020】この実施例においては、図7の処理フロー
に示すように、情報発生手段201内においてステップ
21でレーダが検知した物体の位置信号を出力し、判定
回路がステップ22で障害物か否かの判定を行ない、障
害物に該当する場合にその位置情報信号を発するのは前
実施例と同様である。演算制御手段202は、障害物位
置情報信号を受けて、ステップ23で障害物の距離に応
じた全体のスピーカ出力のレベルVを算出する。
に示すように、情報発生手段201内においてステップ
21でレーダが検知した物体の位置信号を出力し、判定
回路がステップ22で障害物か否かの判定を行ない、障
害物に該当する場合にその位置情報信号を発するのは前
実施例と同様である。演算制御手段202は、障害物位
置情報信号を受けて、ステップ23で障害物の距離に応
じた全体のスピーカ出力のレベルVを算出する。
【0021】演算制御手段202はその上で、ステップ
24において障害物の方位に応じた各スピーカ組の出力
レベルWLおよびWRを決定する。
24において障害物の方位に応じた各スピーカ組の出力
レベルWLおよびWRを決定する。
【0022】上記の出力レベルVは、障害物までの距離
に反比例するように算出され、出力レベルWLおよびW
Rは、障害物の方位が左方向であればその角度に応じて
WLがWRより大きくなり、右方向であればWRがWL
より大きくなるよう決定される。
に反比例するように算出され、出力レベルWLおよびW
Rは、障害物の方位が左方向であればその角度に応じて
WLがWRより大きくなり、右方向であればWRがWL
より大きくなるよう決定される。
【0023】ステップ25において、駆動手段203は
ステップ24で決定された出力レベルWLで、互いに異
なる2つの超音波周波数fL1およびfL2の信号を出
力し、周波数fL1の超音波信号はスピーカSPL1へ
、周波数fL2の超音波信号はスピーカSPL2へ供給
される。駆動手段204は出力レベルWRで、互いに異
なる2つの超音波周波数fR1およびfR2の信号を出
力し、周波数fR1の超音波信号はスピーカSPR1へ
、周波数fR2の超音波信号はスピーカSPR2へ供給
される。
ステップ24で決定された出力レベルWLで、互いに異
なる2つの超音波周波数fL1およびfL2の信号を出
力し、周波数fL1の超音波信号はスピーカSPL1へ
、周波数fL2の超音波信号はスピーカSPL2へ供給
される。駆動手段204は出力レベルWRで、互いに異
なる2つの超音波周波数fR1およびfR2の信号を出
力し、周波数fR1の超音波信号はスピーカSPR1へ
、周波数fR2の超音波信号はスピーカSPR2へ供給
される。
【0024】左のスピーカSPL1から出力された周波
数fL1の超音波と、スピーカSPL2から出力された
周波数fL2の超音波は、それぞれ運転者Dの左耳へ向
けて進行し、そこで交差して互いに干渉しうなりを生じ
る。
数fL1の超音波と、スピーカSPL2から出力された
周波数fL2の超音波は、それぞれ運転者Dの左耳へ向
けて進行し、そこで交差して互いに干渉しうなりを生じ
る。
【0025】右のスピーカSPR1から出力された周波
数fR1の超音波と、スピーカSPR2から出力された
周波数fR2の超音波は、それぞれ運転者Dの右耳へ向
けて進行し、そこで交差してうなりを生じる。
数fR1の超音波と、スピーカSPR2から出力された
周波数fR2の超音波は、それぞれ運転者Dの右耳へ向
けて進行し、そこで交差してうなりを生じる。
【0026】そして各超音波周波数は、両耳の近傍にそ
れぞれ生じるうなりの周波数fL=fL1−fL2とf
R=fR1−fR2が可聴域で、同一例えば1kHz
になるように設定される。fL1=fR1、fL2=f
R2とすればより単純化される。
れぞれ生じるうなりの周波数fL=fL1−fL2とf
R=fR1−fR2が可聴域で、同一例えば1kHz
になるように設定される。fL1=fR1、fL2=f
R2とすればより単純化される。
【0027】これにより、運転者には障害物が近いほど
うなりの音量が大きくなるに加え、その左右の耳への音
圧レベルが制御されるので、あたかも障害物の方向から
警報音が聞こえるような音像が定位でき、障害物の方向
と距離を瞬時に認識することができる。
うなりの音量が大きくなるに加え、その左右の耳への音
圧レベルが制御されるので、あたかも障害物の方向から
警報音が聞こえるような音像が定位でき、障害物の方向
と距離を瞬時に認識することができる。
【0028】しかも、このうなりは運転者の耳近傍にし
か生じないので、他の乗員には聞こえない。
か生じないので、他の乗員には聞こえない。
【0029】なお、この実施例では、音像の位置を制御
するため左右の音圧レベルを変化させたが、このほか左
右の位相をずらしたり、両者を組み合わせて制御しても
よい。
するため左右の音圧レベルを変化させたが、このほか左
右の位相をずらしたり、両者を組み合わせて制御しても
よい。
【0030】さらにまた、車両内での情報伝達に限らず
、多人数の大会議場での情報伝達にも用いることができ
ることは言うまでもない。
、多人数の大会議場での情報伝達にも用いることができ
ることは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上のとおり、この発明は情報発生手段
からの信号を受けて、干渉したとき可聴域周波数のうな
りを生じる互いに異なる2つの超音波を出力し、その超
音波を特定の対象者の頭部位置で交差させるようにした
ので、情報は音像により特定の対象者のみに伝達される
。
からの信号を受けて、干渉したとき可聴域周波数のうな
りを生じる互いに異なる2つの超音波を出力し、その超
音波を特定の対象者の頭部位置で交差させるようにした
ので、情報は音像により特定の対象者のみに伝達される
。
【0032】従って、例えば走行中の不意の障害物に関
して運転者に警報を与える場合でも運転者の視覚の負担
を減らしつつ音像により確実に注意を喚起でき安全に寄
与するに加え、その情報は必要な運転者だけに与えられ
、他の乗員には警報音が聞こえないから煩わしさも覚え
ず、いたずらに不安感を与える恐れもない。とくに大型
バスなど運転者以外に多数の乗客があるような場合に極
めて有用である。
して運転者に警報を与える場合でも運転者の視覚の負担
を減らしつつ音像により確実に注意を喚起でき安全に寄
与するに加え、その情報は必要な運転者だけに与えられ
、他の乗員には警報音が聞こえないから煩わしさも覚え
ず、いたずらに不安感を与える恐れもない。とくに大型
バスなど運転者以外に多数の乗客があるような場合に極
めて有用である。
【0033】また超音波自体は乗員の耳に知覚されない
ので、スピーカを情報の伝達対象でない他の乗員の近く
に置いてはならないという制約がなく、また超音波用の
スピーカは比較的小型にできるから、狭い車両内の情報
伝達に用いる場合にスピーカ配置の自由度も大きい。同
じくイヤホンやヘッドホンのような、乗員の動きを制約
するような音響装置を使用することなく、必要な情報を
特定の乗員にのみ伝達できる利点がある。
ので、スピーカを情報の伝達対象でない他の乗員の近く
に置いてはならないという制約がなく、また超音波用の
スピーカは比較的小型にできるから、狭い車両内の情報
伝達に用いる場合にスピーカ配置の自由度も大きい。同
じくイヤホンやヘッドホンのような、乗員の動きを制約
するような音響装置を使用することなく、必要な情報を
特定の乗員にのみ伝達できる利点がある。
【0034】さらに、特定乗員の左右の耳位置夫々で交
差する超音波2組を用いて左右の出力レベルを制御した
ときには、障害物警報に適用して障害物の距離に加え方
向の情報までも伝達することができ、車両の走行安全に
大きな効果がある。
差する超音波2組を用いて左右の出力レベルを制御した
ときには、障害物警報に適用して障害物の距離に加え方
向の情報までも伝達することができ、車両の走行安全に
大きな効果がある。
【図1】本発明実施例の回路結線を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明におけるスピーカの配置例を示す図であ
る。
る。
【図3】本発明の実施例における処理フロー図である。
【図4】スピーカの構造例を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例の回路結線を示すブロック
図である。
図である。
【図6】他の実施例におけるスピーカの配置図である。
【図7】他の実施例における処理フロー図である。
101、201 情報発生手段
111 レーダ
112 判定回路
102、202 演算制御手段
103、203、204 駆動手段
SP1、SP2 スピーカ
SPL1、SPL2、SPR1、SPR2 スピーカ
D 運転者
D 運転者
Claims (5)
- 【請求項1】情報発生手段と、該情報発生手段からの信
号を受けて情報に対応した出力レベルの制御信号を発す
る演算制御手段と、前記制御信号の出力レベルに従って
互いに異なる2つの超音波周波数信号を出力する駆動手
段と、該駆動手段に接続されて前記2つの周波数の超音
波を個別に出力する少なくとも2つのスピーカとを備え
、各スピーカはその指向軸線が特定の伝達対象者の頭部
位置で交差するように配置するとともに、前記2つの周
波数のうなり周波数が可聴域に属するように設定したこ
とを特徴とする情報伝達装置。 - 【請求項2】前記情報発生手段の出力が車両の障害物位
置情報であり、前記制御信号の出力レベルが障害物まで
の距離に対応させてあることを特徴とする請求項1記載
の情報伝達装置。 - 【請求項3】情報発生手段と、該情報発生手段からの信
号を受けて夫々情報に対応した出力レベルを持つ2つの
制御信号を発する演算制御手段と、前記2つの制御信号
の各1毎にその出力レベルに従って互いに異なる2つの
超音波周波数信号を出力する駆動手段と、該駆動手段に
接続されて各組前記2つの周波数の超音波を個別に出力
する2個のスピーカからなるスピーカ組を2組備え、1
のスピーカ組はその2個のスピーカの指向軸線が特定の
伝達対象者の左耳位置で交差し、他のスピーカ組はその
2個のスピーカの指向軸線が前記伝達対象者の右耳位置
で交差するように配置するとともに、前記各組の2つの
周波数のうなり周波数がそれぞれ可聴域に属するように
設定したことを特徴とする情報伝達装置。 - 【請求項4】前記各組のうなり周波数が同一であること
を特徴とする請求項3記載の情報伝達装置。 - 【請求項5】前記情報発生手段の出力が車両の障害物位
置情報であり、前記2つの制御信号の出力レベルが障害
物の方位に対応して制御されるとともに全体の出力レベ
ルが障害物までの距離に対応させてあることを特徴とす
る請求項4記載の情報伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3075986A JP2743603B2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 情報伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3075986A JP2743603B2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 情報伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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