JPH04258Y2 - - Google Patents

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JPH04258Y2
JPH04258Y2 JP1981121593U JP12159381U JPH04258Y2 JP H04258 Y2 JPH04258 Y2 JP H04258Y2 JP 1981121593 U JP1981121593 U JP 1981121593U JP 12159381 U JP12159381 U JP 12159381U JP H04258 Y2 JPH04258 Y2 JP H04258Y2
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  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、秤、時計、速度計等の指針回動型
計器において、指針によつて指示された情報をデ
イジタル情報形式に変換する装置に関する。
現在、指針回転型計器は様々な分野で用いられ
ており、その計測原理(指針駆動原理)も様々で
ある。この指針回動型計器の指示形式は一般にア
ナログ表示といわれるものであり、それはそれで
人間の感覚に適したものとなつている。しかし、
最近では、各種の指針回転型計器類に対して次の
ようなデイジタル化の要求が生じてきている。そ
の一つは、計測結果をデイジタル可視表示にて行
なうことであり、もう一つは、計測結果に対応す
る電気的デイジタル情報を出力し得るようにする
ことにより人間に対する指示機能のみならず電子
回路制御系に対する情報入力端末としても機能し
得るようにすることである。このような要求に応
え得るようにするには、従来は計器の計測原理そ
のものを変えねばならず、中には計測原理変更不
可能なものもあるので、極く限られた計器しかデ
イジタル化することができなかつた。また、計測
原理を変更できるものにしても、そのためには大
幅な装置の改造が必要となるので面倒であると共
にコスト高でもあつた。また、計測原理を変更し
た場合はアナログ表示の良さが損われることが多
かつた。例えば、バネ秤をストレインゲージ等を
用いた電子秤に変更した場合、デイジタル情報を
得ることができるにしてもアナログ表示は不可能
になつてしまう。
この考案は上述の点に鑑みてなされたもので、
指針回動型計器の計測原理を全く変更せずに、極
めて簡単な構成を付加するだけで、指針による指
示情報を電気的デイジタル情報に変換するように
した装置を提供しようとするものである。この考
案では、ステータ側に巻線を含み、ロータ鉄心に
は巻線を含まず、ステータに対するロータ鉄心の
回転偏位に応じて位相ずれの生じた出力信号を生
じる可変磁気抵抗型位相シフト式回転検出器を利
用し、このロータ鉄心を指針回動型計器の指針の
回転軸に取付け、この指針の回転角度を前記回転
検出器によつて検出し、この検出にもとづき指針
の指示情報を電気的デイジタル情報にて求めるよ
うにしたことを特徴とする。
以下添付図面を参照してこの考案の実施例を詳
細に説明しよう。
第1図はブルドン管型圧力計にこの考案を適用
した例を示すもので、従来から知られているブル
ドン管型圧力計10に、ロータ1及びステータ2
及び検出動作制御用のプリント回路基板3を含む
可変磁気抵抗型位相シフト式回転検出器4と、デ
イジタル可視表示器5とを追加したものである。
ブルドン管型圧力計10は、周知のように、計測
対象である圧力Pの大きさに応じてブルドン管1
0aが歪み、この歪みに応じてギヤ部10bが回
動し、この回動に応じて指針10cの回転軸10
dが回動し、指針10cを回動して圧力pをアナ
ログ的に指示する。
回転検出器4のロータ鉄心1は指針10cの回
転軸10dに取付けられており、該回転軸10d
と共に回動する。ステータ2は所定の位置に固定
されており、その内部空間にロータ鉄心1が収容
されている。回転検出器4におけるロータ1とス
テータ2の一例を拡大して第2図に示す。
第2図において、ステータ2は4つの励磁極
A,B,C,Dを円周方向に90度の間隔で配して
成るもので、半径方向で対向する2つの励磁極A
及びCが1つの対を成し、励磁極B及びDがもう
1つの対を成している。励磁極対A及びC(また
はB及びD)には1次巻線6A及び6C(または
6B及び6D)が差動的に巻回されている。すな
わち、各磁極A,B,C,Dにおいて端部に向う
磁束の方向を正相とすると、各巻線A及びC(ま
たはB及びD)によつて生じる磁束が互いに逆相
となるように巻回されている。
各励磁極A〜Dの端部に対して適宜のギヤツプ
を介在させて対峙するロータ1は、各ステータ励
磁極A,B,C,Dを通る磁路のパーミアンスを
回転軸10dの回転角度θに応じて変化させる形
状を成している。この例では、ロータ1は回転軸
10dの中心に対して偏心して取付けられた円筒
形状を成している。この偏心した円筒形状によつ
て、ロータ1の円筒側面と各ステータ極A,B,
C,Dの端部との間に介在するギヤツプの距離が
回転角度θに応じて変化する。このギヤツプの変
化によつて、ロータ1の1回転につき1周期分の
三角関数に相当するパーミアンス変化が各極A,
B,C,Dにもたらされる。
A及びCから成る励磁極対とB及びDから成る
励磁極対は、90度位相のずれた交流信号によつて
別々に励磁される。極AとCの1次巻線6A及び
6Cが直列接続され、プリント回路基板3(第1
図)から正弦波信号Isinωtが印加される。また、
極BとDの1次巻線6B及び6Dが直列接続さ
れ、プリント回路基板3(第1図)から余弦波信
号Icosωtが印加される。
上記の構成において、各励磁極A,B,C,D
によつて夫々誘起される電圧を取り出すために2
次巻線7がステータ2に巻回される。第2図の例
では、励磁極A及びCに2次巻線7A及び7Cが
夫々同相で巻回され、励磁極B及びDに2次巻線
7B及び7Dが夫々同相で巻回されており、7A
及び7Cと7B及び7Dは互いに逆相である。こ
れらの2次巻線7A〜7Dが直列接続されて、各
励磁極A,B,C,Dにおいて夫々誘起された電
圧の合成信号Eが取り出されるようになつてい
る。正弦波信号Isinωtによつて励磁される磁極対
A,Cにおけるパーミアンス変化をcosθを用いて
示すとすると、余弦波信号Icosωtによつて励磁
される磁極対B,Dにおけるパーミアンス変化は
それよりも90度ずれているのでsinθを用いて表わ
すことができる。従つて、各磁極A〜Dの出力の
合成信号Eは下記第1式のように回転角度θに応
じて位相ずれを生じた交流信号となる。Kは振幅
係数である。
E=Ksin(ωt+θ) …(1) 第3図はプリント回路基板3における回路構成
例をブロツク図で示すものである。クロツク発生
器18からの高速クロツクパルスCPをN進カウ
ンタ11(Nは設計上任意に選ぶ整数)でカウン
トし、該カウンタ11の途中の出力段から4/N分 周出力を正弦波・余弦波形成回路12に与える。
この回路12では、クロツクパルスCPの4/N分周 信号にもとづき、該クロツクパルスCPの1/N分周 信号と同周波数の正弦波信号sinωt及び余弦波信
号cosωtを形成する。これらの信号はアンプ1
3,14で増幅されて、ステータ2の1次巻線6
A,6C及び6B,6Dに夫々印加される。
ステータ2の2次巻線7から出力された検出信
号Eはアンプ15で増幅されて、ゼロクロス検出
回路16に与えられる。ゼロクロス検出回路16
は信号Eが負のレベルから正のレベルに切換わる
とき、すなわち信号Eがゼロ位相のときを検出
し、パルスを出力する。このゼロクロス検出パル
スがラツチ回路17のロード制御パルスとなる。
ラツチ回路17にはN進カウンタ11の出力が入
力される。励磁用信号Isinωt,Icosωtの周波数と
カウンタ11における最大分周出力1/Nの周波数 とは一致しており、従つて、正弦波信号Isinωtが
ゼロ位相(ωt=0)のときカウンタ11の全ビ
ツトが“0”となるように設計できる。従つて、
回路16のゼロクロス検出パルス(ωt+θ=0
のタイミングで発生するパルス)によつてカウン
タ11のカウント出力をラツチ回路17にラツチ
するようにすれば、検出信号Eの位相ずれθに相
当するデイジタルデータをラツチ回路17にラツ
チすることができる。こうして、指針10cの回
転角度θ(指示位置を示す情報)を電気的デイジ
タル情報に変換することができる。ラツチ回路1
7にラツチされたデイジタルデータはデイジタル
可視表示器5(第1図)に与えられ、例えば10進
数形式で可視表示される。
尚、試作によれば、指針10cの回転軸10d
に取付けるロータ1の外径は直径1乃至3mm程度
まで超小型化できることが確められている。従つ
て、回転軸10dにロータ1を取付けたことによ
る慣性力の影響は殆んど無視することができる。
このロータ1の小型化に伴ない、ステータ2も超
小型化できることはいうまでもない。また、最近
の研究によれば、ステータ2の2次巻線7を除去
して1次巻線6A乃至6Dのみとし、この各1次
巻線6A乃至6Dのインダクタンス変化を検出す
ることにより前記第(1)式と同様に回転角度θに応
じた位相ずれを含む検出信号Eが得られることが
分かつているので、そのようにすればステータ2
はより一層小型化できる。
ロータ1の形状は上述のような円筒偏心ロータ
に限らず、第4図乃至第6図に示すように種々の
形状がある。
第4図は、ステータ2の構造は第1図と同一で
あり、ロータ1Aの形状を第1図のロータ1とは
異らせた実施例を示す。このロータ1Aは円筒を
斜めに切断した形状を成しており、この円筒の中
心と回転軸10dの中心が一致する。ステータ2
の各磁極端部とロータ1Aの円筒側面とが対向す
るが、そのギヤツプ距離は変化せず、対向面積が
指針10cの回転角度θに応じて変化する。
第5図及び第6図の実施例は、ステータ2Aの
構造を第1図及び第4図のステータ2とは若干異
らせたものである。ステータ2Aは、円周方向に
90度の間隔で配された4つの励磁極と、回転軸1
0dの延長線上に位置する出力用磁極Eとを具え
る。4つの励磁極には1次巻線を巻回し、出力用
磁極Eには2次巻線を巻回する。ステータ2Aの
各磁極端部は軸方向を向いている。第5図のロー
タ1Bは回転軸10dに偏心して取付けられた円
板形状を成しており、各励磁極端部とのギヤツプ
距離は変化しないが、対向面積が変化する。第6
図のロータ1Cは斜板であり、各励磁極端部との
ギヤツプ距離が指針10cの回転角度θに応じて
変化する。
第1図ではブルドン管型圧力計の指針回転軸1
0dにロータ1を取付けているが、指針回動型計
器でありさえすれば、時計、秤、自動車等の速度
計、温度計等如何なる計器にもこの考案を適用で
きるのは勿論である。そして、指針の回転角度θ
を検出したデイジタルデータを利用して、計器計
測値を指針にてアナログ表示する一方で同じ計測
値をデイジタル表示することができるのは勿論の
こと、制御系に対する電気的デイジタル入力情報
としても用いることができる。
針式(アナログ式)時計にこの考案を適用すれ
ば、長針及び短針によつて示された時刻をデイジ
タル表示することができる。その場合、回転検出
器3のロータ1は短針の回転軸に取付るのがよ
い。そして、この考案によれば、時刻のデイジタ
ル表示は特別のデータ変換回路を用いることな
く、カウンタ11(第3図)の構成を変えること
により容易に実施できる。第7図はその一例を示
す図で、第3図と同一符号は同一回路を示す。2
進化10進数(BCD)を出力する60進カウンタ1
9と、同じくBCD60進カウンタ20と、BCD12
進カウンタ21とがカスケード接続されており、
クロツクパルスCPを順次分周する。60進カウン
タ20のキヤリイアウト信号が3進カウンタ22
にも入力されており、この3進カウンタ22のキ
ヤリイアウト信号が正弦波・余弦波形成回路12
に与えられる。この形成回路12は前述のように
入力パルスの周期の4倍の周期をもつ正弦波信号
及び余弦波信号を形成する。12進カウンタ21が
1サイクル進む(12カウントする)毎に3進カウ
ンタ22は4サイクル進む(3カウントを4回繰
返す)ので、回路12から出力される正弦波信号
Isinωt、余弦波信号Icosωtの1周期と12進カウン
タ21の1サイクルが一致する。従つて、励磁信
号Isinωt,Icosωtの1周期分の位相ずれ、すなわ
ち短針の1回転2πが12進カウンタ21の1サイ
クル(12カウント)に相当する。従つて、
BCD12進カウンタ21のカウント内容は「時」
表示にそのまま対応する。また、その下位の
BCD60進カウンタ20のカウント内容は「分」
表示にそのまま対応する。更にその下位の
BCD60進カウンタ19のカウント内容は「秒」
表示にそのまま対応する。従つて、回路16から
出力されるゼロクロス検出パルスによつて各カウ
ンタ19,20,21のBCDカウント出力をラ
ツチ回路23,24,25に夫々ラツチすれば、
各ラツチ回路23,24,25には短針の現在位
置(すなわち現在の時刻)を「時」、「分」、「秒」
で示すデイジタル情報が得られる。尚、ステータ
2の巻線に常に励磁信号を与えていると消費電力
が大きくなることを考慮するならば、第7図の装
置は必要なときにスイツチ操作等により短時間だ
け稼動して、時刻のデイジタル情報を得るように
するとよい。
第7図に示す例に限らず、カウンタ11(第1
図),19,20,21(第7図)の構成を計測
対象の計量単位に合わせれば、簡単に所望形式の
デイジタル情報が得られる。例えば、指針の1回
転が4Kgに相当する秤にこの考案を適用する場合
は、BCD出力を生じる1000進カウンタの上位に
4進カウンタをカスケード接続してクロツクパル
スCPを分周するようにすれば、1000進カウンタ
からは「g」部分のデイジタル情報が得られ、4
進カウンタからは「Kg」部分のデイジタル情報が
得られる。また、指針の1回転が8lb(ポンド)に
相当する秤にこの考案を適用する場合は、BCD
出力を生じる160進カウンタの上位に8進カウン
タをカスケード接続してクロツクパルスCPを分
周するようにすれば160進カウンタからは「OZ
(オンス)」部分のデイジタル情報が得られ、8進
カウンタからは「lb」部分のデイジタル情報が得
られる。
また、秤など、同一計測対象に対する計量単位
が複数種有る計器にこの考案を適用すれば、1台
の計器で複数計量単位間の換算が容易に行なえる
ようになる。第8図はその一例を示す図で、第3
図と同一符号は同一回路を示す。
第8図は指針の1回転が1Kgに相当する秤にポ
ンド換算機能を付加したものである。BCD出力
を生じる10000000進カウンタ26は「Kg」に相当
するデイジタル情報を出力するもので、BCD出
力を生じる2204580進カウンタ27は「lb」(ポン
ド)」に相当するデイジタル情報を出力するもの
である。これは1Kg=2.20458lbであるためであ
る。カウンタ26の2500000進目の出力ステージ
からセレクタ28のA入力に分周出力が与えら
れ、カウンタ27の551145進目の出力ステージか
らセレクタ28のB入力に分周出力が与えられ
る。また、カウンタ26のカウント出力はセレク
タ29のA入力に与えられ、カウンタ27のカウ
ント出力はセレクタ29のB入力に与えられる。
換算スイツチ30が「Kg」の位置に有るとき、セ
レクタ28、29のA入力を選択し、該スイツチ
30が「lb」位置に切換えられたときセレクタ2
8,29のB入力を選択する。セレクタ28で選
択された分周パルスは正弦波・余弦波形成回路1
2に入力され、これにもとづき励磁信号Isinωt,
Icosωtが夫々形成される。セレクタ29で選択
されたカウント出力はラツチ回路31に入力され
る。従つて、スイツチ30で「Kg」表示を選択し
た場合は、秤の指針の位置を「Kg」単位で表わし
たデイジタル情報がラツチ回路31にラツチされ
る。尚、1回転が1Kgなので、BCDカウンタ2
6の最上位桁が小数第1位である。また、スイツ
チ30で「lb」表示を選択すれば、秤の指針の位
置を「lb」表示に換算したデイジタル情報がラツ
チ回路31にラツチされる。尚、1回転が
2.20458lbなので、BCDカウンタ27の最上位桁
が整数第1位である。
尚、クロツクパルスCPを分周するためのカウ
ンタ(26または27)を分周比可変のプログラ
マブルカウンタとすれば、1台のカウンタを用い
るだけで第8図と同等の換算機能をもたせること
ができる。また、換算は計量単位同士の換算に限
らず、計量単位から金額への換算も容易に行なえ
る。例えば、指針の1回転が1Kgに相当する秤に
おいて、100gにつき250円の金額換算を行なう場
合、クロツクパルスCPを分周するためのカウン
タを、重さ表示用として1000進カウンタとし、金
額表示用として2500進カウンタとする。これらの
カウンタは1台の分周比可変カウンタを用いても
よいし、別々に設けてもよい。商店等で用いる金
額表示機能付き計量秤とする場合は、重さ表示用
と金額表示用のカウンタを別々に設け、金額表示
用の分周比可変カウンタとするのがよい。その場
合、表示器も重さ表示用と金額表示用とで別々に
設けるとよい。このようにすれば、高価な電子秤
を用いずに、従来から有るバネ秤等にデイジタル
表示機能及び金額換算機能を簡単に付加すること
ができる。
上述のような換算機能を車輛の速度計に応用す
れば、Km表示をマイル表示等に換算するのも極め
て容易に行なえるようになる。
また、この考案を適用する指針回転型計器の機
械系に正確な直線性がなくても、正確な計測デー
タを得ることもできる。すなわちラツチ回路1
7,23,24,25,31の出力を直接、指針
のデイジタル情報として用いるのではなく、半導
体メモリ等のアドレス情報として用い、このメモ
リに正確な計測データを予じめ記憶しておけばよ
い。例えば、バネ式秤においては、標準の錘りを
各種用いて、該錘りを計量したときの指針回転角
度情報をアドレス情報として該錘りの重さを示す
デイジタルデータをデータ書込みスイツチ等を用
いて上記メモリに夫々予じめ書き込んでおく。そ
して通常の計測時は、指針回転角度情報をアドレ
ス情報として該メモリから重さを示すデイジタル
データを読み出すのである。このようにすれば、
計器機械系の直線性が悪くても再現性がありさえ
すれば、正確な計測データを得ることができる。
また、この方法は、上記とは逆に、リニアな特性
を示す計器機械系の指示情報をノンリニアな特性
のデイジタル情報に変換する場合にも利用でき
る。
以上説明したようにこの考案によれば、可変磁
気抵抗型位相シフト式回転検出器を用いて指針回
動型計器の指針の回動角を検出し、これにもとづ
き指針位置に対応するデイジタル情報を得るよう
にしたので、如何なる計器においてもその計測原
理を変更することなく極めて簡単にデイジタル情
報を作成することができるという優れた効果を奏
する。また、分周用カウンタの構成を変更するこ
とにより極めて簡便に、データ形式の変更及び計
量単位の換算を行なうことができるという効果も
ある。しかも、このカウンタの分周率を上げるこ
とによりデイジタル計測値の高分解能化が容易で
ある。また、回転検出器は無接点であるため防爆
仕様にし易く、危険な環境に設置された計器にも
安全に適用することができる。また、無接触によ
り摩擦トルクが少なく、かつロータ寸法は超小型
化が可能であるため慣性も少なくなり、指針の動
きに悪影響を及ぼすおそれはない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案をブルドン管型圧力計に適用
した一実施例を示す斜視図、第2図は同実施例で
用いる可変磁気抵抗型位相シフト式回転検出器の
ロータとステータの一例を示す一部断面平面図、
第3図は同回転検出器のプリント回路基板に搭載
される検出制御用回路の一例を示すブロツク図、
第4図は第2図におけるロータの変更例を示す斜
視図、第5図は第2図におけるロータ及びステー
タの変更例を示す図で、aは側面図、bは平面
図、第6図は第2図におけるロータ及びステータ
の別の変更例を示す図で、aは側面図、bは平面
図、第7図はこの考案を時計に適用した場合にお
ける第3図回路の変更例を示すブロツク図、第8
図はこの考案を秤に適用したかつ計量単位換算機
能をもたせた場合における第3図回路の変更例を
示すブロツク図、である。 10……指針回動型計器、10c……指針、1
0d……指針の回転軸、4……可変磁気抵抗型位
相シフト式回転検出器、1……ロータ、2……ス
テータ、3……プリント回路基板、5……デイジ
タル可視表示器、6A〜6D……1次巻線、7…
…2次巻線、A,B,C,D……ステータの励磁
極、18……クロツクパルス発生器、11……N
進カウンタ、12……正弦波・余弦波形成回路、
16……ゼロクロス検出回路、17……ラツチ回
路、19,20,21,26,27……種々の分
周比(モジユロ進)のBCDカウンタ、30……
換算スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 指針を回動させて計測値を指示する形式の指
    針回動型計器において、 巻線が巻回された複数の励磁極を円周方向に
    所定の角度間隔で具えたステータと、 各ステータ励磁極を通る磁路のリラクタンス
    を回転角度に応じて変化させるロータと、 前記ステータの各励磁極を互いに位相がずれ
    た複数の交流信号によつて励磁し、この励磁に
    応じて前記ロータの回転角度に対応する電気的
    位相ずれの生じた出力交流信号を前記ステータ
    の巻線から取り出す第1の回路と、 前記励磁用交流信号に対する前記出力交流信
    号の位相ずれを示すデータをデイジタル的に算
    出する第2の回路とを具備し、 前記ロータを前記指針の回転軸に取付け、該
    指針の回動位置に対応するデイジタル情報を得
    るようにしたことを特徴とする指針回動型計器
    における指示情報変換装置。 2 前記第1の回路は、クロツクパルス発生回路
    と、このクロツクパルスをカウントするカウン
    タと、このカウンタの所定の分周出力にもとづ
    き位相のずれた複数の交流信号を形成する回路
    とを含み、 前記第2の回路は、前記出力交流信号の所定
    位相毎に前記カウンタのカウント値をラツチす
    る回路を含む実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の指針回動型計器における指示情報変換装
    置。 3 前記カウンタは分周比可変カウンタであり、
    この分周比を所望の値に設定することにより前
    記指針の指示情報を所望スケールのデイジタル
    情報に変換することを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第2項記載の指針回動型計器におけ
    る指示情報変換装置。 4 前記カウンタは分周比の異なる複数のカウン
    タの1つであり、所望の計量単位に対応してこ
    れらのカウンタを選択的に利用し、計量単位の
    換算を可能にしたことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第2項記載の指針回動型計器にお
    ける指示情報変換装置。
JP12159381U 1981-08-17 1981-08-17 指針回動型計器における指示情報変換装置 Granted JPS5827714U (ja)

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JP12159381U JPS5827714U (ja) 1981-08-17 1981-08-17 指針回動型計器における指示情報変換装置

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JP12159381U JPS5827714U (ja) 1981-08-17 1981-08-17 指針回動型計器における指示情報変換装置

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JPS5827714U JPS5827714U (ja) 1983-02-22
JPH04258Y2 true JPH04258Y2 (ja) 1992-01-07

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JP12159381U Granted JPS5827714U (ja) 1981-08-17 1981-08-17 指針回動型計器における指示情報変換装置

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