JPH04258087A - 映像信号処理回路 - Google Patents

映像信号処理回路

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Publication number
JPH04258087A
JPH04258087A JP3041034A JP4103491A JPH04258087A JP H04258087 A JPH04258087 A JP H04258087A JP 3041034 A JP3041034 A JP 3041034A JP 4103491 A JP4103491 A JP 4103491A JP H04258087 A JPH04258087 A JP H04258087A
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JP
Japan
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transistor
video signal
level
resistor
circuit
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Pending
Application number
JP3041034A
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English (en)
Inventor
Masayasu Kaneko
金子 雅保
Takashi Shiono
塩野 隆史
Go Otsubo
大坪 郷
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、映像信号中の高輝度
部分を圧縮し、映像信号のダイナミックレンジを実質的
に広げ、白とびの発生を防止するようにした映像信号処
理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラには、白とびを防ぎ、高輝
度部分の再現性を向上させるために、映像信号の高輝度
部分を圧縮し、実質的にダイナミックレンジの拡大を図
るようにしたニー回路が設けられている。
【0003】つまり、AGC回路から出力される撮像信
号のダイナミックレンジは、例えば標準入力(0IRE
〜100IRE)の300パーセントとされる。したが
って、CCD撮像素子から出力される映像信号のうち、
ダイナミックレンジを超える高輝度の部分が飽和し、映
像信号の高輝度の情報は失われる。そこで、映像信号の
高輝度部分を圧縮するニー回路が設けられる。このニー
回路により、映像信号中の高輝度部分が圧縮される。映
像信号中の高輝度部分が圧縮されると、映像信号中の高
輝度部分がダイナミックレンジ内に収まり、高輝度部分
の情報が保たれる。このため、映像信号の高輝度部分の
再現性が向上される。
【0004】図6は、このように、映像信号の高輝度部
分を圧縮する従来のニー回路の一例を示すものである。 図6において、レンズ150、アイリス151を介され
た光情報がCCD撮像素子152の受光面に結像される
。CCD撮像素子152で、光情報が光電変換される。 CCD撮像素子152の出力がAGC回路153を介し
て、クランプ回路154に供給される。
【0005】クランプ回路154の出力端がPNP型ト
ランジスタ155のベースに接続される。トランジスタ
155のコレクタが接地される。トランジスタ155の
エミッタが抵抗156を介して電源端子157に接続さ
れる。これと共に、トランジスタ155のエミッタが抵
抗158の一端及びトランジスタ159のベースに接続
される。抵抗158の他端から出力端子160が導出さ
れると共に、抵抗158の他端が抵抗161を介してP
NP型トランジスタ162のエミッタに接続される。ト
ランジスタ162のコレクタが接地される。トランジス
タ162のベースが抵抗163及び164の直列接続の
接続点に接続される。
【0006】トランジスタ159のコレクタが電源端子
157に接続される。トランジスタ159のエミッタと
接地間に抵抗165及びコンデンサ166が接続される
。これと共に、トランジスタ159のエミッタがトラン
ジスタ167のベースに接続される。トランジスタ16
7のエミッタが抵抗168を介して接地される。トラン
ジスタ167のコレクタが抵抗169を介して電源端子
157に接続されると共に、トランジスタ167のコレ
クタと接地間に、抵抗163及び164の直列接続が接
続される。
【0007】CCD撮像素子152からの映像信号は、
AGC回路153、クランプ回路154を介され、トラ
ンジスタ155のベースに供給される。この映像信号の
高輝度部分は、抵抗158及び161、トランジスタ1
62からなるニー回路により圧縮される。このニー特性
の圧縮開始点(ニーポイント)は、トランジスタ162
のベースのレベルVk10 により設定される。
【0008】つまり、トランジスタ155を介された映
像信号がトランジスタ162のベースのレベルVk10
 より低い時には、トランジスタ162はオフしている
。このため、トランジスタ155を介された映像信号は
、抵抗158を介して、出力端子160から出力される
【0009】トランジスタ155を介された映像信号が
トランジスタ162のベースのレベルVk10 より高
い時には、トランジスタ162がオンする。トランジス
タ162がオンすると、トランジスタ155のエミッタ
が抵抗158、抵抗161、トランジスタ162を介し
て接地される。このため、ゲインが下げられる。したが
って、映像信号のうち、トランジスタ162のベースの
レベルVk10 より高くなる部分は圧縮される。そし
て、このトランジスタ162のベースのレベルVk10
 が圧縮開始点を決めるレベルとなる。
【0010】トランジスタ162のベースのレベルVk
10 は、映像信号のピークレベルに応じて設定される
。 つまり、トランジスタ155を介された映像信号は、出
力端子160から出力されると共に、トランジスタ15
9でピーク検波される。このピーク検波レベルがトラン
ジスタ167を介して、抵抗163及び164の接続点
から出力され、トランジスタ162のベースに供給され
る。
【0011】トランジスタ155を介された映像信号の
ピークレベルが高い時には、トランジスタ159のエミ
ッタのレベルが高くなり、トランジスタ167のコレク
タのレベルが低くなる。このため、トランジスタ162
のベースに与えられるレベルVk10 が下がる。トラ
ンジスタ162のベースのレベルVk10 が下がると
、ニー特性の圧縮開始点が下がる。すなわち、映像信号
のピークレベルが高い時には、映像信号の高輝度部分に
対して、強く圧縮が行われるようになる。
【0012】トランジスタ155を介された映像信号の
ピークレベルが低い時には、トランジスタ159のエミ
ッタのレベルが低くなり、トランジスタ167のコレク
タのレベルが高くなる。このため、トランジスタ162
のベースに与えられるレベルVk10 が上がる。トラ
ンジスタ162のベースのレベルVk10 が上がると
、ニー特性の圧縮開始点が上がる。すなわち、映像信号
のピークレベルが低い時には、映像信号の高輝度部分に
対する圧縮が弱くなる。
【0013】この図6に示すニー回路では、このように
、映像信号のピークレベルに応じて圧縮開始点が設定さ
れる。すなわち、映像信号のピークレベルが大きい時に
は、ニー特性の圧縮開始点が下げられ、レベルの大きい
高輝度部分がダイナミックレンジ内に十分圧縮できるよ
うにされる。このように、ニー特性の圧縮開始点を映像
信号のピークレベルに応じて変化させることにより、ダ
イナミックレンジが有効に利用され、画質の向上が図れ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6に示す
従来のニー回路では、映像信号のピークレベルで圧縮開
始点が設定されるので、画面全体中に面積の小さい高輝
度部分がある場合(例えば、ワイド画面で撮影する時の
遠くにある蛍光灯等)、中輝度部分の画質が劣化すると
いう問題が生じる。
【0015】つまり、オートアイリスやAGC回路では
、映像信号の平均レベルが所定のレベルとなるように制
御がなされる。したがって、画面全体が暗く小面積の高
輝度部分がある場合には、映像信号の平均レベルは小さ
くなり、アイリスの開度が大きくなり、AGC回路のゲ
インが上げられる。このため、この画面中の小面積の高
輝度部分は、かなり高いレベルまで持ち上げられる。 この画面中の小面積の高輝度部分は、CCD撮像素子1
52のダイナミックレンジを越えており、ニー回路では
補正できないことが殆どである。
【0016】図6に示す従来のニー回路では、映像信号
のピークレベルが高くなると、ニー特性の圧縮開始点が
下げられ、圧縮が強く行われるようになる。圧縮が強く
行われると、映像信号の高輝度部分ばかりでなく、映像
信号の中輝度部分が圧縮される。このように、映像信号
の中輝度部分が圧縮されてしまうと、中輝度部分の画質
が劣化する。
【0017】また、図6に示す従来のニー回路では、映
像信号の高輝度部分が圧縮されることにより、高輝度部
分の高域周波数成分が不足し、高輝度部分の解像度が劣
化するという問題がある。
【0018】したがって、この発明の目的は、画面全体
中に面積の小さい高輝度部分がある場合でも、ニー特性
の圧縮開始点が適宜に設定できる映像信号処理回路を提
供することにある。
【0019】この発明の他の目的は、圧縮された高輝度
部分の高域周波数成分が補われ、高輝度部分の解像度が
向上される映像信号処理回路を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は、映像信号中
の高輝度部分を圧縮するニー回路を設け、映像信号をニ
ー回路を介して取り出すと共に、映像信号レベルと所定
レベルとを比較するコンパレータを設け、コンパレータ
の出力に応じて、ニー回路の圧縮開始点を可変させるよ
うにしたことを特徴とする映像信号処理回路である。
【0021】この発明は、映像信号中の高輝度部分を圧
縮するニー回路を設け、映像信号をニー回路を介して取
り出すと共に、映像信号中の高輝度部分の高域周波数成
分を抽出するハイパスフィルタを設け、ニー回路により
圧縮された映像信号中の高輝度成分に、ハイパスフィル
タで抽出された映像信号中の高輝度部分の高域周波数成
分を付加するようにしたことを特徴とする映像信号処理
回路である。
【0022】
【作用】映像信号レベルと所定の基準レベルとがコンパ
レータで比較される。このコンパレータの出力を積分し
て、ニー回路の圧縮開始点が設定される。このようにす
ると、画面中の所定の基準レベル以上の輝度レベルの部
分の面積に応じてニー回路の圧縮開始点が設定されるこ
とになる。このため、画面全体中に面積の小さい高輝度
部分がある場合には、圧縮開始点は大きく下がらないこ
とになり、中輝度の画質が劣化しない。
【0023】また、映像信号中の高域周波数成分がハイ
パスフィルタで抽出され、ニー回路により圧縮された映
像信号中の高輝度成分にこの抽出された映像信号中の高
域周波数成分が付加される。このため、高輝度部分の解
像度が向上される。
【0024】
【実施例】この発明の実施例について、以下の順序で説
明する。 a.第1の実施例 b.第2の実施例 c.第3の実施例
【0025】a.第1の実施例 図1は、この発明の第1の実施例を示すものである。図
1において、レンズ1、アイリス2を介された光情報が
CCD撮像素子3の受光面に供給される。CCD撮像素
子3で、この光情報が光電変換される。CCD撮像素子
3の出力がAGC回路4に供給される。AGC回路4の
出力が破線で囲んで示すクランプ回路5に供給される。
【0026】クランプ回路5は、クランプコンデンサ6
、トランジスタ7及び8から構成される。クランプコン
デンサ6の一端がAGC回路4の出力端に接続される。 クランプコンデンサ6の他端がトランジスタ7のコレク
タに接続される。トランジスタ7及び8の互いのエミッ
タが共通接続され、この接続点が抵抗9を介して接地さ
れる。トランジスタ8のコレクタが電源端子12に接続
される。トランジスタ7のベースから、クランプパルス
の入力端子13が導出される。電源端子12と接地間に
、抵抗14、15、16の直列接続が設けられ、トラン
ジスタ8のベースが抵抗15と抵抗16との接続点に接
続される。
【0027】抵抗15及び16の接続点から、所定のク
ランプレベルが得られる。このクランプレベルがトラン
ジスタ8のベースに供給される。ペデスタルレベル期間
で、入力端子13にクランプパルスが供給される。入力
端子13にクランプパルスが供給されると、トランジス
タ7がオンし、クランプコンデンサ6の他端とトランジ
スタ10のベースとの接続点にクランプレベルが印加さ
れる。これにより、AGC回路4から出力される映像信
号のペデスタルレベルが所定のクランプレベルにクラン
プされる。
【0028】クランプコンデンサ6の他端がNPN型ト
ランジスタ10のベースに接続される。トランジスタ1
0のコレクタが電源端子12に接続される。トランジス
タ10のエミッタが抵抗17を介して接地されると共に
、PNP型トランジスタ18のベースに接続される。 トランジスタ18のコレクタが接地される。トランジス
タ18のエミッタが抵抗19を介して電源端子12に接
続されると共に、抵抗20の一端に接続される。抵抗2
0の他端がトランジスタ21のベースに接続されると共
に、抵抗22の一端に接続される。抵抗22の他端がP
NP型トランジスタ23のエミッタに接続される。トラ
ンジスタ23のコレクタが接地される。トランジスタ2
3のベースがトランジスタ24のエミッタに接続される
と共に、トランジスタ23のベースと接地間に、コンデ
ンサ25及び抵抗26が接続される。
【0029】トランジスタ21のコレクタが電源端子1
2に接続される。トランジスタ21のエミッタが抵抗2
7を介して接地されると共に、トランジスタ21のエミ
ッタから出力端子28が導出される。
【0030】クランプ回路5から出力される映像信号は
、トランジスタ10、トランジスタ18を介される。 そして、この映像信号中の高輝度部分は、抵抗20及び
22、トランジスタ23から構成されるニー回路により
圧縮される。このニー特性の圧縮開始点は、トランジス
タ23のベースに与えられるレベルVk1に応じて設定
される。
【0031】すなわち、入力映像信号レベルがトランジ
スタ23のベースのレベルVk1より低い時には、トラ
ンジスタ23はオフしている。このため、クランプ回路
5から出力される映像信号は、トランジスタ10、18
を介して、トランジスタ21のベースに供給される。
【0032】入力映像信号レベルがトランジスタ23の
ベースのレベルVk1より高い時には、トランジスタ2
3はオンする。トランジスタ23がオンすると、トラン
ジスタ18のエミッタが抵抗20、22、トランジスタ
23を介して接地されるため、ゲインが下げられる。し
たがって、トランジスタ21のベースには、高輝度部分
が圧縮された映像信号が供給される。
【0033】トランジスタ21のベースに供給された信
号は、トランジスタ21のエミッタから取り出される。 この信号は、出力端子28から出力され、ガンマ補正回
路(図示せず)に供給される。
【0034】図2は、トランジスタ18のベースに入力
される信号レベルと、トランジスタ21のエミッタから
出力される信号レベルとの関係を示すものである。図2
において、横軸はトランジスタ18のベースに入力され
る信号レベルを示し、縦軸はトランジスタ21のエミッ
タから出力される信号レベルを示している。トランジス
タ23のベースのレベルVk1を変化させると、図2に
おいて特性P0 、P1 、P2 、P3 で示すよう
に、ニー特性の圧縮開始点が変化される。
【0035】このトランジスタ23のベースのレベルV
k1は、入力映像信号レベルと所定レベルとを比較して
形成されたパルス信号により設定される。
【0036】つまり、クランプコンデンサ6の他端がコ
ンパレータ11の反転入力端に接続される。コンパレー
タ11の非反転入力端がトランジスタ29のエミッタに
接続される。トランジスタ29のエミッタと接地間には
、抵抗30が接続される。トランジスタ29のコレクタ
が電源端子12に接続される。トランジスタ29のベー
スが抵抗14と抵抗15との接続点に接続される。
【0037】コンパレータ11の出力端が抵抗31を介
して電源端子12に接続されると共に、抵抗32の一端
に接続される。抵抗32の他端と接地間に、コンデンサ
33が接続される。抵抗32の他端とコンデンサ33と
の接続点がトランジスタ24のベースに接続される。
【0038】クランプ回路5からの映像信号は、コンパ
レータ11の反転入力端に供給される。コンパレータ1
1の非反転入力端には、基準レベルVr1が供給される
。 この基準レベルVr1は、抵抗14と抵抗15との接続
点から形成され、トランジスタ29を介してコンパレー
タ11の非反転入力端に与えられる。コンパレータ11
の出力は、抵抗32及びコンデンサ33からなる積分回
路を介して積分され、トランジスタ24を介して、トラ
ンジスタ23のベースに供給される。
【0039】クランプ回路5からコンパレータ11に、
図3Aに示すような映像信号が供給されると、コンパレ
ータ11からは、図3Bに示すように、映像信号が基準
レベルVr1より大きい時にローレベルとなるようなパ
ルス信号が出力される。このパルス信号が抵抗32及び
コンデンサ33からなる積分回路で積分される。この積
分出力がトランジスタ24を介して、トランジスタ23
のベースに供給される。
【0040】画面中にある高輝度部分の面積が広い場合
には、映像信号レベルが基準レベルVr1より大きくな
る期間が長くなる。このため、コンパレータ11の出力
がローレベルになる期間が長くなる。コンパレータ11
の出力がローレベルになる期間が長くなると、その積分
出力は小さくなり、トランジスタ23のベースのレベル
Vk1が小さくなる。したがって、ニー特性の圧縮開始
点が下がり、映像信号の高輝度部分に対して、強い圧縮
が行われるようになる。
【0041】画面中にある高輝度部分の面積が小さい場
合には、映像信号レベルが基準レベルVr1より大きく
なる期間が短くなる。このため、コンパレータ11の出
力がローレベルになる期間が短くなり、コンパレータ1
1の出力がハイレベルになる期間が長くなる。コンパレ
ータ11の出力がハイレベルになる期間が長くなる時に
は、その積分出力は大きくなり、トランジスタ23のベ
ースのレベルVk1が大きくなる。したがって、ニー特
性の圧縮開始点が上がり、映像信号の高輝度部分に対す
る圧縮が弱くなる。
【0042】このように、この発明の第1の実施例では
、画面中にある高輝度部分の面積が広い場合には、ニー
特性の圧縮開始点が下げられる。画面中にある高輝度部
分の面積が狭い場合には、ニー特性の圧縮開始点が上げ
られる。このように、画面中にある高輝度部分の面積に
応じてニー特性の圧縮開始点が設定されるので、画面全
体中に面積の小さい高輝度部分がある場合(例えば、ワ
イド画面で撮影する時の遠くにある蛍光灯等)には、圧
縮開始点が大きく下げられず、中輝度部分が圧縮されて
画質の劣化が生じることが回避できる。
【0043】なお、この場合、高輝度部分の圧縮は十分
でないので、高輝度部分は飽和することになる。しかし
ながら、小面積の高輝度部分は点光源のような非常に高
い輝度の場合が多く、CCD撮像素子3のダイナミック
レンジを超えていることが殆どである。CCD撮像素子
3で飽和している信号は、ニー回路では補償できない。
【0044】b.第2の実施例 図4は、この発明の第2の実施例を示すものである。前
述の第1の実施例では、コンパレータ11で、入力映像
信号レベルVr1を所定の基準レベルと比較し、この比
較出力を用いてニー特性の圧縮開始点を設定するように
している。これに対して、この第2の実施例では、ニー
補正後の映像信号レベルを所定の基準レベルと比較し、
この比較出力を用いてニー特性の圧縮開始点を設定する
ようにしている。
【0045】図4において、レンズ41、アイリス42
を介された光情報がCCD撮像素子43の受光面に結像
される。CCD撮像素子43で、この光情報が光電変換
される。CCD撮像素子43の出力がAGC回路44に
供給される。AGC回路44の出力がクランプ回路45
に供給される。
【0046】クランプ回路45の出力端がNPN型トラ
ンジスタ46のベースに接続される。トランジスタ46
のコレクタが電源端子47に接続される。トランジスタ
47のエミッタが抵抗48を介して接地されると共に、
PNP型トランジスタ49のベースに接続される。トラ
ンジスタ49のコレクタが接地される。トランジスタ4
9のエミッタが抵抗50を介して電源端子47に接続さ
れると共に、抵抗51の一端に接続される。抵抗51の
他端がトランジスタ52のベースに接続されると共に、
抵抗53の一端に接続される。抵抗53の他端がPNP
型トランジスタ54のエミッタに接続される。トランジ
スタ54のコレクタが接地される。
【0047】トランジスタ52のコレクタが電源端子4
7に接続される。トランジスタ52のエミッタが抵抗6
6を介して接地されると共に、トランジスタ52のエミ
ッタから、出力端子67が導出される。
【0048】また、トランジスタ52のエミッタの出力
がクランプ回路55を介してコンパレータ56の反転入
力端に供給される。コンパレータ56の非反転入力端に
は、基準レベルVr2の基準電圧源65が接続される。 コンパレータ56の出力端が抵抗57を介して電源端子
47に接続されると共に、抵抗58の一端に接続される
。 抵抗58の他端と接地間にコンデンサ59が接続される
。抵抗58の他端とコンデンサ59との接続点が抵抗6
0を介してトランジスタ61のベースに接続される。 電源端子47と接地間に抵抗62及び63の直列接続が
設けられ、抵抗62及び63の接続点がトランジスタ6
1のベースに接続される。トランジスタ61のコレクタ
が電源端子47に接続される。トランジスタ61のエミ
ッタがトランジスタ54のベースに接続されると共に、
トランジスタ61のエミッタと接地間に抵抗64が接続
される。
【0049】クランプ回路45からの映像信号は、トラ
ンジスタ46、トランジスタ49を介される。このトラ
ンジスタ46、トランジスタ49を介された映像信号の
高輝度部分は、トランジスタ54、抵抗51及び53か
らなるニー回路により、圧縮される。そして、トランジ
スタ52を介して取り出される。トランジスタ54、抵
抗51及び53からなるニー回路の圧縮開始点は、トラ
ンジスタ54のベースのレベルVk2により設定される
【0050】このトランジスタ61のベースのレベルV
k2は、出力される映像信号レベルに応じて設定される
。 つまり、トランジスタ52から出力される映像信号は、
出力端子67から出力されると共に、クランプ回路55
を介して、コンパレータ56の反転入力端に供給される
。このコンパレータ56に入力される映像信号レベルが
所定の基準レベルVr2と比較される。コンパレータ5
6からは、映像信号レベルが所定の基準レベルVr2よ
り高い時にローレベルとなるパルス信号が出力される。 このパルス信号が抵抗58、コンデンサ59からなる積
分回路を介され、トランジスタ61を介して、トランジ
スタ54のベースに供給される。
【0051】この第2の実施例では、このように、トラ
ンジスタ52から出力される映像信号レベルがフィード
バックされ、ニー特性の圧縮開始点が設定される。この
ような制御により、出力される映像信号の画面中の所定
の基準レベルVr2より大きい部分の面積が常に一定と
なるように、映像信号の高輝度部分が圧縮される。
【0052】なお、この実施例では、トランジスタ52
のエミッタから出力映像信号を取り出し、所定の基準レ
ベルVr2と比較しているが、抵抗52と抵抗53との
接続点から出力映像信号を取り出し、所定の基準レベル
Vr2と比較するようにしても良い。また、γ補正やア
パーチャ補正後の出力映像信号を取り出し、所定の基準
レベルVr2と比較するようにしても良い。
【0053】c.第3の実施例 上述のように、映像信号レベルと所定の基準レベルとを
コンパレータで比較し、この比較出力を用いることによ
り、画面中の所定レベル以上の輝度レベルの部分の面積
に応じてニー回路の圧縮開始点が設定できる。
【0054】このように映像信号の高輝度部分を圧縮す
ると、高輝度部分の高域周波数成分が圧縮されてしまい
、高輝度部分の解像度が劣化する。この第3の実施例は
、このような高輝度部分の解像度の劣化を防ぐようにし
たものである
【0055】図5において、レンズ71、アイリス72
を介された光情報がCCD撮像素子73の受光面に結像
される。CCD撮像素子73で、この光情報が光電変換
される。CCD撮像素子73の出力がAGC回路74に
供給される。AGC回路74の出力がクランプ回路75
に供給される。
【0056】クランプ回路75の出力端がPNP型トラ
ンジスタ78のベースに接続される。トランジスタ78
のコレクタが接地される。トランジスタ78のエミッタ
が抵抗79を介して電源端子76に接続されると共に、
トランジスタ78のエミッタが抵抗80の一端に接続さ
れる。抵抗80の他端が抵抗81を介してPNP型トラ
ンジスタ82のエミッタに接続されると共に、抵抗83
を介してトランジスタ84のエミッタに接続される。
【0057】トランジスタ82のベースが、電源端子7
6と接地間に設けられた抵抗85及び86の直列接続の
接続点に接続される。また、この抵抗85及び86の直
列接続の接続点と接地間に、コンデンサ87が接続され
る。トランジスタ82のコレクタが抵抗88を介して接
地されると共に、コンデンサ89の一端に接続される。
【0058】コンデンサ89の他端と接地間に、コイル
90、抵抗91、コンデンサ92が接続されると共に、
コンデンサ89の他端がコンデンサ93の一端に接続さ
れる。コンデンサ93の他端が可変抵抗94を介してト
ランジスタ84のエミッタに接続される。これら、コン
デンサ89、92、93、コイル90、抵抗91により
、例えばカットオフ周波数が1MHzのハイパスフィル
タ103が構成される。
【0059】トランジスタ84のエミッタが抵抗95を
介して接地される。トランジスタ84のコレクタが抵抗
96を介して電源端子76に接続されると共に、トラン
ジスタ97のベースに接続される。トランジスタ84の
ベースが、電源端子76と接地間に設けられた抵抗98
及び99の直列接続の接続点に接続される。抵抗98及
び99の直列接続の接続点がコンデンサ100を介して
接地される。
【0060】トランジスタ97のコレクタが電源端子7
6に接続される。トランジスタ97のエミッタが抵抗1
01を介して接地されると共に、トランジスタ97のエ
ミッタから出力端子102が導出される。
【0061】トランジスタ78を介された映像信号の高
輝度部分は、トランジスタ82、抵抗80、81からな
るニー回路により圧縮される。この高輝度部分が圧縮さ
れた映像信号は、トランジスタ84のエミッタに供給さ
れる。また、圧縮される映像信号の高輝度部分中の高域
周波数成分は、コンデンサ89、92、93、コイル9
0、抵抗91によりなるハイパスフィルタ103を介し
て抽出され、トランジスタ84のエミッタに供給される
。これにより、圧縮された映像信号の高輝度部分に、高
域周波数成分が付加される。
【0062】つまり、トランジスタ82のベースには、
抵抗85及び86の接続点からレベルVk3が印加され
る。トランジスタ78を介された映像信号レベルがトラ
ンジスタ82のベースのレベルVk3より低い時には、
トランジスタ82はオフしている。トランジスタ78を
介して、トランジスタ82のベースのレベルVk3より
高いい映像信号部分が供給されると、トランジスタ82
がオンし、トランジスタ78のエミッタが抵抗80、8
1、トランジスタ82、抵抗88を介して接地される。 これにより、ゲインが下げられ、映像信号の高輝度部分
が圧縮される。これと共に、トランジスタ82がオンす
ると、抵抗88の両端に圧縮された高輝度部分の信号が
現れる。この圧縮された高輝度部分の信号中に含まれる
高域周波数成分がハイパスフィルタ103で抽出される
【0063】トランジスタ84のエミッタには、抵抗8
3を介して、高輝度部分が圧縮された映像信号が供給さ
れると共に、可変抵抗94を介して、圧縮された高輝度
部分の信号中に含まれる高域周波数成分が供給される。 トランジスタ84のコレクタからは、この高輝度部分が
圧縮された映像信号に、圧縮された高輝度部分の信号中
に含まれる高域周波数成分が付加された信号が取り出さ
れる。なお、高域周波数成分の付加量は、可変抵抗94
で調整できる。この信号がトランジスタ97を介して、
出力端子102から取り出される。
【0064】なお、この例では、トランジスタ82のベ
ースのレベルVk3が固定とされているが、勿論、前述
のように、映像信号レベルと所定の基準レベルとをコン
パレータで比較し、この比較出力を用いてトランジスタ
82のベースのレベルVk3を制御し、画面中の所定の
基準レベル以上の輝度レベルの部分の面積に応じてニー
特性の圧縮開始点を設定するようにしても良い。
【0065】なお、この第3の実施例では、映像信号の
高輝度部分の高域周波数成分を本線信号に付加した後に
、γ補正やアパーチャ補正を行うようにしている。高輝
度部分を圧縮した後に、γ補正やアパーチャ補正を行う
ので、高域周波数成分の画面が自然になる。抽出された
高輝度部分の高域周波数成分を、アパーチャ補正後の本
線信号に付加することも考えられるが、このようにする
と、高輝度の高域周波数成分がアパーチャ補正されない
ので、高域周波数成分の再生画面が不自然になる。また
、この場合には、アパーチャ補正の遅延量に対応して、
遅延合わせようの遅延回路が必要になる。
【0066】
【発明の効果】この発明によれば、映像信号レベルと所
定レベルとがコンパレータで比較される。このコンパレ
ータの出力を積分して、ニー特性の圧縮開始点が設定さ
れる。このようにすると、画面中の所定の基準レベル以
上の輝度レベルの部分の面積に応じてニー回路の圧縮開
始点が設定されることになる。このため、画面全体中に
面積の小さい高輝度部分がある場合には、圧縮開始点が
大きく下がらないことになり、中輝度部分の画質が劣化
しない。
【0067】つまり、従来のニー回路では、例えば逆光
の時には、高輝度圧縮が強くかかり、遠くにある中輝度
レベルの被写体が再現できない。これに対して、この発
明が適用されたニー回路では、画面全体中に面積の小さ
い高輝度部分があっても圧縮が強くかからないので、遠
くにある中輝度レベルの被写体がはっきり再生されるよ
うになる。
【0068】また、この発明によれば、映像信号中の高
域周波数成分がハイパスフィルタで抽出され、ニー回路
により圧縮された映像信号中の高輝度成分にこの抽出さ
れた映像信号中の高域周波数成分が付加される。このた
め、高輝度部分の解像度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の接続図である。
【図2】この発明の第1の実施例の説明に用いるグラフ
である。
【図3】この発明の第1の実施例の説明に用いる波形図
である。
【図4】この発明の第2の実施例の接続図である。
【図5】この発明の第3の実施例の接続図である。
【図6】従来のニー回路の説明に用いる接続図である。
【符号の説明】
1、41、71  レンズ 11、56  コンパレータ 103  ハイパスフィルタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  映像信号中の高輝度部分を圧縮するニ
    ー回路を設け、上記映像信号を上記ニー回路を介して取
    り出すと共に、上記映像信号レベルと所定レベルとを比
    較するコンパレータを設け、上記コンパレータの出力に
    応じて、上記ニー回路の圧縮開始点を変化させるように
    したことを特徴とする映像信号処理回路。
  2. 【請求項2】  映像信号中の高輝度部分を圧縮するニ
    ー回路を設け、上記映像信号を上記ニー回路を介して取
    り出すと共に、上記映像信号中の高輝度部分の高域周波
    数成分を抽出するハイパスフィルタを設け、上記ニー回
    路により圧縮された映像信号中の高輝度部分に、上記ハ
    イパスフィルタで抽出された映像信号中の上記高輝度部
    分の高域周波数成分を付加するようにしたことを特徴と
    する映像信号処理回路。
JP3041034A 1991-02-12 1991-02-12 映像信号処理回路 Pending JPH04258087A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010161563A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法
US9813603B2 (en) 2016-02-02 2017-11-07 Sony Corporation Lens unit, imaging device, and control method

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US11221462B2 (en) 2016-02-02 2022-01-11 Sony Corporation Lens unit, imaging device, and control method

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