JPH0425745B2 - - Google Patents

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JPH0425745B2
JPH0425745B2 JP58153329A JP15332983A JPH0425745B2 JP H0425745 B2 JPH0425745 B2 JP H0425745B2 JP 58153329 A JP58153329 A JP 58153329A JP 15332983 A JP15332983 A JP 15332983A JP H0425745 B2 JPH0425745 B2 JP H0425745B2
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JP
Japan
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circuit
line
amplifier
amplifiers
voltage
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JP58153329A
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Nebiru Baagen Keniisu
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
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Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
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Publication of JPH0425745B2 publication Critical patent/JPH0425745B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/60Substation equipment, e.g. for use by subscribers including speech amplifiers
    • H04M1/6025Substation equipment, e.g. for use by subscribers including speech amplifiers implemented as integrated speech networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/738Interface circuits for coupling substations to external telephone lines
    • H04M1/76Compensating for differences in line impedance

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  • Signal Processing (AREA)
  • Devices For Supply Of Signal Current (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、加入者線路を経て交換機の蓄電池に
より給電され、送話器用増幅器および受話器用増
幅器を具えている電話機通話回路であつて、該回
路が接続される加入者線路の長さに応じて前記送
話器用および受話器用増幅器の利得が自動利得制
御回路により制御され、該自動利得制御回路が、
基準電圧を発生する手段と、該基準電圧を加入者
線路を経る電流に比例する電圧と比較すると共に
これらの電圧の差に応じた制御信号を発生する比
較手段と、該制御信号を前記送話器用および受話
器用増幅器の制御入力端子に供給して、これらの
増幅器の利得が、加入者線路の長さが長くなると
増大するように前記両増幅器の利得を制御せしめ
る制御信号供給手段とを具えている電話機通話回
路に関するものである。
斯種の電話機通話回路は特開昭53−56903号公
報に対応する米国特許第4143247号から既知であ
る。
電話方式では、加入者線路を経て受信される通
話信号の振幅が加入者線路の長さに応じて変化
し、長い加入者線路は短い加入者線路に比べて大
きな減衰度を呈する。従つて、交換機から長距離
の所に位置する加入者は、彼に接続される相手の
加入者からの声を聴き難くなり、またその逆に彼
が相手に話す声も相手にとつては聴き難くなる。
このよう問題は受信信号および送信すべき信号を
増幅する各増幅器を加入者に備えさせることによ
り克服することかできる。しかし、斯様な増幅
は、増幅器が短い加入者線路に接続される場合に
は不所望なので、斯様な増幅器を含むものは標準
機器にはならない。このような欠点は手動で音量
制御することにより克服し得るが、斯様な装置は
コストが割高になる。
前記米国特許第4143247号の第8及び第13図
には送話増幅器57および受話増幅器105をそ
れぞれ含む電話機通話回路が記載されており、又
これらの回路は利得制御回路20も含み、これら
の利得制御回路20は基準電圧、即ち制御回路2
0のスイツチングトランジスタ25のベース−エ
ミツタしきい値電圧を発生する手段を具えてい
る。加入者線路電流は抵抗24を経て流れ、従つ
てこの抵抗には加入者線路を経る電流に比例する
電圧が発生する。この比例電圧が前記スイツチン
グトランジスタのベース−エミツタしきい値電圧
以上となると、利得制御回路20は制御出力端子
32に制御信号を発生し、この制御信号が抵抗性
負荷(送話信号用付加損失)55および抵抗性負
荷(受話信号用付加損失)59を送話及び受話増
幅器に接続し、前記比例電圧が前記しきい値以下
となると、前記抵抗性負荷を増幅器から外して、
これら増幅器の利得を、加入者線路の長さが長く
てると利得が大きくなるように制御する。
斯かる従来の通話回路には幾つかの欠点があ
る。第1の欠点は、この回路は線路電流しか適用
できないため、限られた範囲の加入者線路長でし
か送話及び受話信号のレベルを理想的なレベルと
することができない。従つて、複数の信号レベル
調整回路を設け、増幅器に対して抵抗値の異なる
負荷抵抗を切り換えることのできるようにすれば
よいと考えられる。しかし、これにはかなり複雑
な回路が必要となる。前記従来の通話回路の第2
の欠点は、その通話回路の加入者線路の端子にお
ける送信信号の振幅(ピーク対ピーク)をそれら
加入者端子における直流電圧にほぼ等しくするこ
とができないと云うことにあり、この従来例の場
合、交流信号の期間中に制御回路が負荷をスイツ
チ・オンおよびスイツチ・オフするようにしてお
り、この切り換え作用により通話信号はかなり歪
むことになる。
本発明の目的は、長い加入者線路と短い加入者
線路との間の音声レベルの差を最小とし、且つ通
話信号のピークピーク振幅値を加入者線路の直流
レベルに殆ど等しくし得る共通の電話機通話回路
を提供することにある。
本発明は、冒頭にて述べた電話機通話回路にお
いて前記基準電圧と加入者線路わ経る電流に比例
する電圧とを比較する比較手段を、該比較手段が
加入者の線路電流に応じて連続的に変化する制御
信号を発生して、前記両増幅器の利得が前記線路
電流に応じて連続的に変化するように構成したこ
とを特徴とする。
線路電流から取出され、線路長に依存する連続
的な電圧を検出し、且つこの電圧を用いて送話器
用および受話器用増幅器の利得を連続的に変える
ことによつて、受信される通話信号の音量を相対
的に一定に維持することができ、且つ送信される
信号の振幅を加入者線路の長さに調和させること
ができる。
本発明による電話機通話回路には側音消去回路
を設け、この側音消去回路が、加算回路と、送話
器用増幅器の出力を前記加算回路の第1入力端子
に供給する手段と、前記送話器用増幅器の出力を
位相反転させて前記加算回路の第2入力端子に供
給する手段と、前記加算回路の出力を前記受話器
用増幅器の入力端子に供給する手段とを具えるよ
うにする。
図面につき本発明を説明する。
第1図は本発明による電話機用通話兼信号(シ
グナリング)回路を示し、この回路は2個の端子
1および2を経て加入者線路に接続すべく配置さ
れており、かつ4個のダイオードD1〜D4から
成るブリツジ整流器を具えていて、回路をいずれ
の極性の加入者線にも接続し得るように構成され
ている。加入者線間には加入者線路に誘起され得
る高い過渡電圧から回路を保護するためにツエナ
ーダイオードD5を接続する。端子1はダイオー
ドD1を経て抵抗R1とpnpトランジスタT1の
エミツタとの接続点に接続する。トランジスタT
1のコレクタは抵抗R3およびコンデンサC1と
共に直列回路を成す抵抗R2の一端部に接続し、
斯かる直列回路の他端はライン3およびダイオー
ドD2を経て端子2に接続する。抵抗R1の他端
は集積回路5の端子4に接続する。この集積回路
5は第1図に示す周辺素子とで電話機の通話兼信
号(通話/信号)回路を形成する。集積回路5の
端子6はコンデンサC2を経て抵抗R2とR3と
の接続点に接続し、端子7は抵抗R3とコンデン
サC1との接続点と、抵抗R4の一端とに接続す
る。抵抗R4の他端はダイオードD6を経てライ
ン3に接続すると共に集積回路5の端子8に接続
する。トランジスタT1のベースはnpnトランジ
スタT2のコレクタに接続し、このトランジスタ
T2のベースは集積回路5の端子9に接続し、エ
ミツタは負荷インピーダンスZeの一端に接続す
る。負荷インピーダンスZeの他端はライン3に
接続する。
集積回路5にはハイウエイ11を経てキーボー
ド10を接続し、これにより加入者は通話を望む
相手の加入者番号をキーイング(ダイヤル)する
ことができる。ライン3と集積回路5の端子13
との間には受話器12とコンデンサC3を直列に
接続する。ライン3と集積回路5の端子14との
間には2個のコンデンサC4およびC5を直列に
接続し、コンデンサC4とC5の接続点とライン
3との間には送話器15を接続する。ライン3は
集積回路5の端子16にも接続する。
第2図は第1図における集積回路5のブロツク
線図である。端子4は始動回路20の第1入力端
子とラインブレーク検出器21の第1入力端子と
に接続する。ラインブレーク検出器21の第2入
力端子は端子7に接続し、その出力端子は論理回
路22の第1入力端子とORゲート23の第1入
力端子に接続する。端子6は加算回路24の第1
入力端子に接続し、その回路の出力端子し受話器
用増幅器25の入力端子に接続する。この増幅器
の出力端子は端子13に接続する。端子14は送
話器用増幅器26の入力端子に接続し、この増幅
器の第1出力端子は端子9に、第2出力端子は直
流レベルシフト回路27の第1出力端子を経て加
算回路24の第2入力端子に接続する。直流レベ
ルシフト回路27の第2出力端子は端子9に接続
し、またその第3出力端子は増幅器28の入力端
子に接続する。集積回路5の端子8は増幅器29
に接続する。増幅器28および29の出力は比較
器30の第1および第2入力端子に供給する。比
較器30の出力端子は受話器用増幅器25、送話
器用増幅器26および増幅器28に接続して、そ
れらの利得を制御せしめる。論理回路22の出力
はORゲート23の第2入力端子に供給し、論理
回路22の第2入力端子にはハイウエイ11を接
続する。
図示の通話/信号回路の動作原理はつぎの通り
である。
トランジスタT1は単なるスイツチであり、こ
れは通話およびダイヤルメーク期間中には飽和状
態にあり、インパルスおよびラインブレークの期
間中だけスイツチ・オフする。トランジスタT2
は通話およびダイヤルメーク期間中は増幅作用を
するが、インパルスおよびラインブレーク中はス
イツチオフする。殆どの線路電流はトランジスタ
T1のベースを通り、トランジスタT2を経て流
れる。集積回路5に供給する電流は抵抗R2およ
びR3を経て流れる。トランジスタT2は高イン
ピーダンスの電流源と見なせるため、上記抵抗R
2およびR3は電話機のインピーダンスを決定す
る。コンデンサC1は線路電圧Vddを平滑化し、
かつインパルスおよびラインブレークの期間中集
積回路を動作状態に保持する。抵抗R1により供
給される小電流はトランジスタT2、従つてトラ
ンジスタT1に少量のベース電流を供給して回路
を始動させるのに用いる。抵抗R4およびダイオ
ードD6は基準電圧を発生し、ダイオードD5は
150ボルトツエナーダイオードとし、これにより
加入者線に誘起される過渡電圧から回路を保護す
る。
送話器15からの信号は送話器用増幅器26に
て増幅して、トランジスタT2のベースに供給す
る。送話器用増幅器の出力はトランジスタT2,
T1、抵抗R2,R3およびコンデンサC2を経
て帰還信号も供給すると共に直流レベルシフト回
路27を経て側音消去信号も供給する。
加入者線路からの信号は抵抗R2およびR3か
ら成る減衰器を経て得られ、この信号は加算回路
24にて送話器用増幅器26からの側音消去信号
と加算して、側音消去した後に受話器用増幅器2
5に供給する。
送話器用および受話器用の増幅器26および2
5は双方共A.G.C.回路によつて制御される線路
依存性の利得を呈する。このA.G.C.回路は端子
7の電圧Vddに依存する電圧を取出し、この電圧
を抵抗R4とダイオードD6とから成る電圧基準
回路からの電圧と比較する。この手段により上記
両増幅器の利得は線路電流の関数として調整され
る。
フツクスイツチを作動させると、交換機の蓄電
池が端子1および2を経て接続され、電流が抵抗
R1に流れ始め、始動回路20が端子9からトラ
ンジスタT2のベースに電流を供給する。これに
よりトランジスタT1が導通し、従つて抵抗R
2,R3とコンデンサC1との直列回路が加入者
線路間に接続されるためにコンデンサC1が充電
される。回路の電源は加入者線路を経て交換機電
池から与えられ、コンデンサC1はこの電圧を平
滑化する。集積回路5の端子7と16との間に接
続される上記コンデンサC1の電荷は、交換機の
切換動作により生ずるラインブレークの期間中お
よび論理回路22により発生されるループ切断パ
ルスの発生期間中回路5の電源として作用する。
論理回路22はキーボード10でのキー押圧動
作を検出し、押圧されたキーを記憶し、それらを
適当な線路切断パルスに変換してORゲート23
の第2入力端子に供給する。斯種の論理回路は周
知であり、例えば英国特許第1195141号明細書に
記載されている。切断パルスが発生すると、トラ
ンジスタT2のベースへの駆動電流が低下して、
このトランジスタがスイツチ・オフし、従つてト
ランジスタT1もスイツチ・オフし、集積回路5
への給電はコンデンサC1の電荷により維持され
る。
通話モードでは送話器15からの信号を増幅器
26の入力端子に供給し、ついで通話信号を更に
増幅するトランジスタT2を経て線路に供給す
る。
トランジスタT2はそのエミツタインピーダン
スZeと共に増幅器を構成し、この増幅器の利得
は (R2+R3)Zo/(R2+R3+Zo)Ze にほぼ等しくなり、ここにZoは加入者線路のイ
ンピーダンスである。このトランジスタT2で形
成される増幅器は通話信号の位相反転も行なう。
トランジスタT1を経て線路に供給される通話出
力信号は抵抗R2およびコンデンサC2を経て集
積回路5の入力端子6にも帰還させ、この入力端
子6から加算回路24の第1入力端子に供給す
る。送話器用増幅器26の出力は直流レベルシフ
ト回路27を経て加算回路24の第2入力端子に
も供給する。トランジスタT2では180°の移相が
生ずるので、加算回路の両入力端子に与えられる
信号は互いに逆極性となり、従つて互いに相殺さ
れるため、受話器用増幅器25への入力レベルは
低下する。発生される側音信号のレベルは線路イ
ンピーダンス、従つて線路長およびトランジスタ
T2のエミツタ回路におけるインピーダンスZe
の値に依存する。インピーダンスZeは回路を中
位の長さの線路に接続する場合に側音が最小とな
り、短い線路または長い線路に接続する場合には
側音が大きくなるように選択する。インピーダン
スZeは、例えばコンデンサと抵抗との直列回路
に別の抵抗を並列に接続して構成することができ
る。加入者線路を経て受信される通話信号はトラ
ンジスタT1を通り、抵抗R2およびコンデンサ
C2を経て集積回路5の入力端子6に供給され、
ついで加算回路24を経て受話器用増幅器25の
入力端子に供給される。これらの受信信号は送話
器用増幅器26には流れないため、加算回路24
の他方の入力端子には対応する信号が何も供給さ
れず、従つてこれらの受信信号は受話器用増幅器
25に供給される前に減衰されることはない。送
話器用増幅器および受話器用増幅器の信号もトラ
ンジスタT1を通るため、このトランジスタT1
は通話信号の送−受信通路の双方に共通となり、
必要な側音消去を行なう。
送話器用増幅器26および受話器用増幅器25
の利得は自動的に制御されて回路が接続される加
入者線路の長さを補償する。この自動利得制御回
路はつぎのように作動する。一定の基準電圧が抵
抗R4を経てダイオードD6に流れる電流によつ
て発生され、この基準電圧が集積回路5の端子8
に供給される。この基準電圧はバツフア増幅器2
9を経て比較器30の第1入力端子に供給され
る。上記バツフア増幅器は電圧増倍器を含むもの
とすることができる。集積回路5の端子7に供給
される供給電圧Vddに比例する別の電圧、従つて
加入者線路の長さに比例する電圧が直流レベルシ
フト回路27にて発生され、この電圧が増幅器2
8の入力端子に供給される。この増幅器の出力は
比較器30の第2入力端子に供給される。比較器
30は増幅器28および29の出力に応じた出力
を発生し、その出力を増幅器28の制御入力端子
に供給して、その利得を比較器30の両入力が等
しくなるように変化させる。比較器30により発
生される利得制御信号は送話器用および受話器用
増幅器26および25の制御入力端子にも供給さ
れ、それらの利得を加入者線路の長さに応じて調
整する。従つて、加入者線路が長い場合には送話
器用増幅器から線路に高レベルの信号が供給さ
れ、受話器用増幅器の利得が増大して低レベルの
受信信号が補償される。
信号モード(シグナリング)の期間中回路は交
換機により生ぜしめられるラインブレークを受け
るが、これらのラインブレークは信号動作を防げ
てはならない。従つて、回路はこれらのラインブ
レークを検出し、交換機からの電力が複旧される
までコンデンサC1に蓄えられている電力を保持
し得るようにする必要がある。このようにするた
めに、ラインブレーク検出器21によつて線路電
圧とコンデンサC1の蓄積電圧とを比較する。線
路電圧は端子4における電圧を検知して検出す
る。抵抗R1間の電圧降下は始動回路20が動作
した後には最小となる。線路の電圧がコンデンサ
C1の電圧以下に低下すると、ラインブレーク検
出器21は出力を発生し、この出力はORゲート
23を経て送話器用増幅器26に供給され、この
増幅器の動作を停止させるため、トランジスタT
2の駆動力が低下する。従つて、トランジスタT
1を流れる電流は、線路電圧を放電させるのには
充分であるが、コンデンサC1を目立つ程度に放
電させる程ではないレベルにまで減少する。トラ
ンジスタT1を流れる電流は数μA程度である。
トランジスタT1が完全にカツトオフされると、
コンデンサC1間の電圧は集積回路により取出さ
れる電流により低下するため、ラインブレーク検
出器は線路が再び接続されたものとしてトランジ
スタT1を再びスイツチ・オンしてしまい、この
スイツチ・オン期間は線路電圧がトランジスタT
1およびT2を経て放電されて再びコンデンサC
1の電圧より低くなるまでの短時間である。従つ
て、線路電圧はコンデンサC1の電圧レベルにま
でしか放電されない。これと同時に、信号が論理
回路22に供給され、ラインブレークの長さを計
時するタイマを始動し、このタイマは、ラインブ
レーク期間がプリセツト限界値を越える場合に、
ラインブレークがフツクスイツチブレーク作動に
より生じたものとして回路を通話モードにリセツ
トし、ラインブレーク期間がプリセツト値より短
い場合には交換機からの給電に復帰させてインパ
ルス動作を再開させる。従つて、線路電圧は定常
的に放電させて、ラインブレーク検出器が各ライ
ンブレーク期間の開始時に1度だけ動作するよう
にするのが好適である。
第3図は送話器用増幅器26、直流レベルシフ
ト回路27および始動回路20の一実施例の詳細
回路図である。集積回路5の端子4は電界効果ト
ランジスタ(FET)T10のゲートおよびソー
ス電極に接続し、そのドレイン電極は抵抗R10
とR11との直列回路の一端に接続し、この直列
回路の他端は集積回路5の端子9に接続する。第
2FET T11はそのゲートおよびソース電極を
正の線路給電電圧Vdd(端子7)に接続し、その
ドレイン電極は抵抗R10とFET T10のドレ
イン電極との接続点に接続する。FET T10お
よびT11は、FET T11の利得がFET T1
0のそれよりも極めて大きくなるように構成す
る。従つて、始動回路20はつぎのように作動す
る。フツクスイツチがメークされると、交換機の
蓄電池から電流が加入者線路に沿つて流れ、抵抗
R1、端子4,FET T10、抵抗R10,R1
1および端子9を経てトランジスタT2のベース
に流れる。この電流はトランジスタT2をター
ン・オンし、このトランジスタがトランジスタT
1にベース電流を供給して、これをターン・オン
させ、電流をトランジスタT1および抵抗R2,
R3を経て端子7に流し、かつコンデンサC1を
充電し得るようにする。端子7の電圧が増大する
と、電流がFET T11および抵抗R10,R1
1を経てトランジスタT1のベースに流れて、こ
のトランジスタを導通状態に維持する。FET T
11の利得はFET T10の利得よりも著しく大
きいため、FET T10、従つて、抵抗R1を経
て流れる電流は極めて小さい。これがため、始動
回路20は一旦その所期動作を終了すると、抵抗
R1を経て流れる電流は、この抵抗間における電
圧降下を無視し得るような極めて小さい値に低下
する。従つて、集積回路5の端子4の電圧はライ
ンブレーク検出器21により線路電圧を監視する
のに用いることができる。
送話器用増幅器26は増幅器A1を具えてお
り、その入力端子は抵抗R12を経て集積回路5
の端子14に接続し、上記増幅器A1の入力端子
と出力端子との間には直列接続した2個の抵抗R
13とR14を接続する。抵抗R13は可変抵抗
とし、これにより送話器用増幅器26の利得を決
定する。実際上、抵抗R13はトランジスタ形式
のものとし、その導通度は比較器30からの出力
信号によつて制御する。増幅器26の第2入力端
子はFET T12のゲートに接続し、このFETの
ソースは集積回路5の端子9に、そのドレインは
負の給電・電圧Vss(端子16)に接続する。増幅
器26の入力端子31はORゲート23の出力端
子に接続し、このORゲートの出力端子は始動回
路20のFET T13のゲート電極にも接続す
る。FET T13のソース電極は抵抗R10とR
11との接続点に接続し、そのドレイン電極は負
の給電電圧Vssに接続する。
直流レベルシフト回路27は正および負の給電
電圧VddとVssとの間に接続した分圧器を具えて
おり、この分圧器は2個の抵抗R15とR16と
で構成する。電圧源32と、抵抗R17と、電流
源33との直列回路を抵抗R15とR16との接
続点と負の給電電圧Vssとの間に接続する。送話
器用増幅器26における抵抗R13とR14との
接続点と、負の給電電圧Vssとの間には別の電流
源34を接続する。電流源33と34は互いに結
合させて、等しい電流を供給するようにする。こ
れらの電流源は電流ミラー回路として形成するこ
とができる。電圧源32と抵抗R17との接続点
は増幅器28の入力端子に結合されるライン35
に接続する。正の給電電圧Vddは線路長に依存す
るため、ライン35における電圧も線路長に依存
するので、この電圧を線路長の目安として用い
て、抵抗R4とダイオードD6とによつて形成さ
れる基準電圧源、増幅器28,29および比較器
30を具える自動利得制御回路によつて送話器用
および受話器用増幅器26および25の利得を整
定することができる。抵抗R14と電流源34と
の接続点はライン36を経て加算回路24の第2
入力端子に接続する。端子9に接続した増幅器2
6の出力の直流レベルシフトはライン36には反
射されないため、加算回路24の入力端子には線
路長が異なることによる直流レベルシフトは起生
しない。端子9における直流電位は線路電流、従
つて線路長に応じトランジスタT2のエミツタイ
ンピーダンスZe間にて電圧降下が生ずるために
変化する。
ラインブレークが検出されると、ORゲート2
3の出力端子からの信号がFET T12を一層強
度に導通させるため、端子9の電位は負の給電電
圧の方へと引き下げられる。これと同時にFET
T13がターン・オンして、抵抗R10とR11
との接続点を負の給電電圧Vssに接続するために、
始動回路20には電流が流れなくなる。これがた
め、トランジスタT2、従つてトランジスタT1
を経て流れる電流が減少し、このためにラインブ
レーク期間中にコンデンサC1が上記2個のトラ
ンジスタを経て放電する放電速度が低下する。ラ
インブレーク検出器21の出力はアナグロ電圧で
あり、かつFET T12のゲート信号はこのFET
を確実にはスイツチ・オンしない点に留意すべき
である。従つて、依然として少量の電流がトラン
ジスタT2のベースに流れ、線路電圧は放電し得
るが、この電流は数μA程度の極めて小さな値に
減少されるため、コンデンサC1はトランジスタ
T1およびT2を経て著しくは放電しなくなる。
ラインブレークの検出時にトランジスタT1を
確実にスイツチ・オフさせ、かつ線路電圧に対す
る別の放電路を設定するようにすることもでき
る。例えば、線路間にトランジスタスイツチを接
続し、このスイツチをラインブレークの開始時に
所定の短期間動作させるようにすることができ
る。この動作は斯かるトランジスタをラインブレ
ーク検出器の出力によりトリガされる単安定回路
により駆動させることにより達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による回路の一例を示す回路
図;第2図は第1図に示す集積回路の一例を示す
ブロツク線図;第3図は第2図に示す集積回路の
一部を詳細に示す回路図である。 1,2……加入者線路接続端子、5……集積回
路、4,6,7,8,9,13,14,16……
集積回路の接続端子、10……キーボード、11
……ハイウエイ、12……受話器、13……送話
器、20……始動回路、21……ラインブレーク
検出器、22……論理回路、23……ORゲー
ト、24……加算回路、25……受話器用増幅
器、26……送話器用増幅器、27……直流レベ
ルシフト回路、28,29……バツフア増幅器、
30……比較器、T1……pnpトランジスタ、T
2……npnトランジスタ、C1……給電用コンデ
ンサ、Ze……負荷インピーダンス、D6,R4
……基準電圧回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 加入者線路を経て交換機の蓄電池により給電
    され、送話器用増幅器および受話器用増幅器を具
    えている電話機通話回路であつて、該回路が接続
    される加入者線路の長さに応じて前記送話器用お
    よび受話器用増幅器の利得が自動利得制御回路に
    より制御され、該自動利得制御回路が、基準電圧
    を発生する手段と、該基準電圧を加入者線路を経
    る電流に比例する電圧と比較すると共にこれらの
    電圧の差に応じた制御信号を発生する比較手段
    と、該制御信号を前記送話器用および受話器用増
    幅器の制御入力端子に供給して、これらの増幅器
    の利得が、加入者線路の長さが長くなると増大す
    るように前記両増幅器の利得を制御せしめる制御
    信号供給手段とを具えている電話機通話回路にお
    いて、前記基準電圧と加入者線路を経る電流に比
    例する電圧とを比較する比較手段を、該比較手段
    が加入者の線路電流に応じて連続的に変化する制
    御信号を発生して、前記両増幅器の利得が前記線
    路電流に応じて連続的に変化するように構成した
    ことを特徴とする電話機通話回路。 2 特許請求の範囲第1項に記載の電話機通話回
    路において、当該回路が側音消去回路を含み、該
    消去回路が加算回路と、送話器用増幅器の出力を
    前記加算回路の第1入力端子に供給する手段と、
    前記送話器用増幅器の出力を位相反転させて前記
    加算回路の第2入力端子に供給する手段と、前記
    加算回路の出力を前記受話器用増幅器の入力端子
    に供給する手段とを具えるようにしたことを特徴
    とする電話機通話回路。
JP58153329A 1982-08-25 1983-08-24 電話機通話回路 Granted JPS5957554A (ja)

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GB08224346A GB2126046A (en) 1982-08-25 1982-08-25 Telephone circuit
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JPS5957554A JPS5957554A (ja) 1984-04-03
JPH0425745B2 true JPH0425745B2 (ja) 1992-05-01

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DE3379859D1 (en) 1989-06-15
EP0102660B1 (en) 1989-05-10
GB2126046A (en) 1984-03-14
US4515996A (en) 1985-05-07
EP0102660A2 (en) 1984-03-14
JPS5957554A (ja) 1984-04-03

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