JPH04256858A - 試料調整装置 - Google Patents

試料調整装置

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JPH04256858A
JPH04256858A JP3017888A JP1788891A JPH04256858A JP H04256858 A JPH04256858 A JP H04256858A JP 3017888 A JP3017888 A JP 3017888A JP 1788891 A JP1788891 A JP 1788891A JP H04256858 A JPH04256858 A JP H04256858A
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JP
Japan
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beaker
sample
turntable
pipette
tray
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3017888A
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English (en)
Inventor
Masuhiko Fujiwara
藤原 増彦
Toshio Funakoshi
船越 俊夫
Masao Akimoto
秋本 昌尾
〆野 利昭
Toshiaki Shimeno
Shinji Yoshikawa
吉川 眞二
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学分析あるいは各種
実験の際に、試料の採取および試薬の添加など、測定前
の前処理操作を自動化するための試料調整装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、化学分析装置や各種実験装置は自
動化に向けて目ざましく改良され、手間のかかる単位操
作や危険性を伴う手作業が次第に減少しつつある。図8
および図9を参照して従来の試料調整装置の一例を述べ
ると、8はオートチエンジヤで、本体8cとその上方に
駆動軸8bを介して回動自在に接続するターンテーブル
8aよりなる。
【0003】このターンテーブル8aは複数の開口を有
する上板と上板と平行な下板とで円形枠体を形成し、処
理する試料数に応じてビーカ1を前記上板の開口より挿
入載置する。ターンテーブル8a上のビーカ1内に試料
Sを採取する際は、ターンテーブル8aを回動させてビ
ーカ1を適所に移動させ、ピペッタ3により所定量の試
料Sをビーカ1内に採取する。ピペッタ3には種々のも
のがあるが、その一例として図10に示すように、筒体
3a上部の目盛3cを見ながらプツシュボタン3bを回
して容量を設定し、試料の吸引、吐出およびチップ3d
の廃棄の全てをノツク式で行い得るものがある。
【0004】次に前記試料採取したターンテーブル8a
上のビーカ1内に試薬Rを添加する際に、さらにターン
テーブル8aを回動させてビーカ1を次の位置(前のビ
ーカ位置に次のビーカが来る位置)に移動させ、分注器
4により所定量の試薬Rをビーカ1内に注入する。分注
器4は図8中の点線内に概略を示すように駆動装置Mを
有する計量ビユレツトと三方切換弁の組合わせによって
試薬Rの吸引、吐出を行うものなどがある。同様にして
さらに必要のある場合は他の試薬の吸引、吐出を行い、
ターンテーブル8aが一巡したところで所要操作が終了
する。
【0005】なおターンテーブル8a上での操作は、主
として試料S、試薬Rの連続注入および攪拌混合などの
操作に用いられているが、濾過や抽出などの分離操作お
よび加熱処理などを伴う場合は一旦ターンテーブル8a
の外部へ移送して処理する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記した図8ないし図
10に示す従来の装置には次のような問題点があった。 すなわち、試料採取時およびターンテーブル外で行う混
合操作や測定操作などの操作への移行時には依然として
手作業を介在させなければならず、例えばターンテーブ
ル上へのビーカの載置とピペツタによる試料の採取、あ
るいは試薬添加後のビーカの移動などは全て手作業に頼
らなければならないから、相当の手間を要するほか、試
料、試薬の毒性が高い場合や高レベル放射性物質の場合
、あるいは悪性病原菌を取扱う場合は甚だ危険性を伴う
おそれがある。
【0007】なお、この手作業の全てを多軸ロボットや
多関節ロボツトを用いて操作することも可能ではあるが
、ロボツトのアームやアタツチメント(把持手段)の動
きが極めて複雑となり、このようなハード技術の他にソ
フト技術を含めた製作費が非常に高価になるばかりでな
く、このロボツトを隔離された場所で使用することにな
れば保守、故障時の修理などが厄介なものとなる。従っ
て現状は人手の介在し得ない隔離された場所で化学分析
や各種実験の単位操作を複合的に組合わせ、自動処理す
ることは実用化の段階に到っていない。
【0008】本発明は、前記の問題点に鑑み提案するも
のであって、その目的とするところは、人体に対する危
険性のため隔離された場所において、試料の採取、複数
の試薬の添加、さらには滴定などの測定操作などの各操
作を複合的に多段処理することを可能とし、しかも比較
的単純な構成の試料調整装置を提供しようとする点にあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の試料調整装置は、試料容器2と、ビーカ
1およびピペツタ3などからなる試験器具を保持するト
レイ5およびトレイ5を載置する1台もしくは分割した
複数台の搬送用台車などからなる搬送装置6と搬送装置
6の往復する軌道上の適所に、ビーカ1およびピペツタ
3などの試験器具などを配置するための把持具7cを備
えた昇降装置7と、把持具7cの下方の軌道上へはみ出
すように欠円形平面部を有する回動自在のターンテーブ
ル8aを搭載し載置してなるオートチエンジヤ8を具備
したものである。
【0010】
【作用】本発明の試料調整装置は、前記のような構成を
有するから、昇降装置7の把持具7cによりビーカ1を
把持する際は、把持しようとするビーカ1を搬送装置6
により把持具7cの真下に移動させ把持具7cを開閉さ
せて行う。また、このビーカ1をターンテーブル8a上
に載置させるには、搬送装置6を待機位置に戻し代って
ターンテーブル8aを回転させ、その円弧部分を搬送装
置6の軌道上に張り出させた後、把持具7cを下降させ
て行う。さらに、把持具7cによってピペツタ3を把持
する際は、前記ビーカ1を把持した際と同様の操作によ
り行うのである。
【0011】次に試料を採取する際は、採取しようとす
る試料容器2の開口が前記ピペツタ3の直下となるよう
に搬送装置6により移動させ、ピペツタ3の下端が試料
中に浸漬したところで吸引する。次いで搬送装置6を後
退させた後、ターンテーブル8aを回動させて採取しよ
うとするビーカ1がピペツタ3の直下となったところで
ピペツタ内の試料をビーカ1に移すのである。
【0012】
【実施例】次に本発明に係る試料調整装置を図1ないし
図7に示す一実施例により説明すると、図1および図2
において、Sは試料、Rは試薬で1はそれらを受容する
ビーカである。2は試料Sを保持移送する試料容器、3
は試料Sを計量した後ビーカ1に採取するピペツタであ
る。ピペツタ3は図10に示すように、下部に脱着自在
のチツプ3dを装着する筒体3aと、その上部に容量を
表示する目盛3cを見ながら容量設定をするダイヤルを
兼ねて試料の吸入、吐出、チツプ3dの破棄の機能を有
するプツシユボタン3dにより形成されている。
【0013】また、4は試薬Rを計量した後ビーカ1に
注入する従来技術の項で述べたと同様の分注器で、計量
ビユレツトと三方切換弁が一体的に組込まれ、試薬供給
管4aを介して試薬容器およびビーカ1上の注入口4d
へ連通させている。本実施例では後述するように、試薬
供給管4aを通じ図8に図示した分注器4を経て図1お
よび図2に示すようにオートチエンジヤ8上へ、もしく
は昇降装置7の把持具7c上に設けた注入口4bにより
試薬を添加する。特に把持具7cの上方に注入口4bを
設けた場合は試薬供給管4aの動きを円滑にするための
案内部材4c(図6参照)を必要に応じて付設する。5
はトレイであって、操作する位置の近傍へビーカ1を載
せて移動するビーカトレイ5a、ピペツタ3の筒体3a
を載せて移動するピペツタトレイ5b、ピペツタ3用の
チツプ3dおよび試料容器2を載せて移動する試料容器
トレイ5cよりなる。
【0014】なお本実施例では、チツプ3dと試料容器
2とを交互に配置した試料容器トレイ5cを示したが、
チツプ3dのみを集結しチツプトレイとして分離させて
もよい。また前記トレイ5上のビーカ1、ピペツタ3、
チツプ3dおよび試料容器2を図示以外の並び順に変更
してもよく、さらに全トレイ5を一体化することもまた
各所で適宜分割することも差支えはないが、トレイ5上
に載せられたビーカ1、ピペツタ3、チツプ3dおよび
試料容器2の全てを進行方向に1列に連らねて配置させ
ておく必要がある。
【0015】6aは前記トレイ5を載せて移送する搬送
用台車で、本実施例では所定領域へ敷設した軌道6bと
該軌道6b上を往復するものを示す。台車6aの駆動手
段としては台車6aに電動機を搭載することは勿論、車
外より牽引するものであってもよい。それ以外の手段と
してはコンベア上にトレイ5を載せて移送することもで
きる。7は前記ビーカ1、ピペツタ3、さらには分注器
4の注入口4bを挟んで昇降する昇降装置で、本実施例
ではシリンダ駆動式の昇降柱7aと昇降柱上方より前記
軌道上に突出したアーム7b先端の把持具7cよりなり
、該把持具7cは水平方向に作動する1対の把持片と垂
直方向に作動する押え片が具備されている。
【0016】なお、昇降装置7の構成は図示した以外に
関節式のものでもよいが、機構上や所要面積などを考慮
すれば伸縮式の方が有利とみられ、その駆動源としては
流体圧を利用する他、電動機を用いてもよい。そして前
記把持具の駆動源についても同様に流体圧、電動の何れ
をも適用し得るが、把持する際の作動状態の柔軟性と把
持圧力の調整など、操作性からみて例えばビーカ1を把
持する際にはビーカ1へ無理な圧力が加わるのを避ける
ためには空気圧を利用するのだ好ましいと考えられるが
、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0017】8はオートチエンジヤであって、その上方
のターンテーブル8aの平面形状は欠円形を呈する。ま
たその下方には本体8cがあり、本体8cの駆動装置よ
り上方に突き出た駆動軸端部は、欠円形のターンテーブ
ル8aのその元の円の中心に相当する部位に連結固定す
る。なお、本体8cの平面形状は、欠円形のターンテー
ブル8aが1周する間、ターンテーブル8aの欠円部の
外方よりはみ出ない形状にするのが好ましい。このオー
トチエンジヤ8は所望高さが得られるように架台8dに
載置する。図中9は試料S、試薬Rなどを含む測定済み
の廃液およびビーカ1、ピペツタ3用のチツプ3dなど
の使い捨て器具、さらには攪拌後に回収するマグネツト
などを一時貯留する廃液貯槽であり、軌道6bの下方か
つ昇降装置7の把持具7cの直下に設置される。
【0018】図に示す本発明の一実施例の操作手順を説
明する。図1は試料処理前の待機状態を示す平面図であ
り、図2はそのA−A断面図である。準備位置(図1の
左方の位置、図示しない)で攪拌用マグネツト回転子を
入れたビーカ1、試料容器2およびピペツタ本体3a、
チツプ3dを手作業あるいはマニユピレータなどを使用
し台車6a上のトレイ5に載せる。台車6aは前進し、
図1に示す隔離領域内の待機位置に到達して停止する。
【0019】このとき、オートチエンジャ8上のターン
テーブル8a欠円部を軌道6bと平行に軌道6b上を回
避した状態とし、また同位置の軌道6b上のアーム7b
および把持具7cを上昇した状態として台車6aなどの
進行方向前方に障害がないよう配置しておく。台車6a
を再び前進させ、1番目のビーカ1が昇降装置7の近傍
の把持具7c直下に到達したとき台車6aは停止する。
【0020】ここで昇降装置7が作動して降下し始める
。このとき把持具7cの先端の把持片は開いた状態でビ
ーカ1周辺に近接する。こうして図3に示すように把持
片がビーカ1を挟み得る位置まで来たとき、昇降装置7
の作動が停止すると共に把持片が徐々に閉じてビーカ1
を把持する。そして昇降装置7を再び作動させ把持具7
cを上昇させトレイ5より取り出した後に昇降装置7を
停止する。次に他のビーカなどを載せた台車6aを前記
待機位置まで後退させる。
【0021】なお、待機位置はターンテーブル8aが如
何なる方向に回動する際も台車6aに衝突し得ない位置
として予め設定しておくものである。この状態でターン
テーブル8aを図4に示すように回動させると、その円
弧形周縁部が軌道6b上に張り出し始め、ターンテーブ
ル8aの予定開口位置がビーカ1の直下に来たときター
ンテーブル8aの回転を停止し、昇降装置7を作動させ
、該ビーカ1を下降させ把持具7cの把持片を開いてビ
ーカ1をターンテーブル8aの開口内に収める。こうし
て昇降装置7を再び上昇させ、ターンテーブル8aを回
動し、図1に示す待機状態に戻る。以下同様にして台車
6a上の他のビーカ1を順次ターンテーブル8a上に載
せることができる。
【0022】台車6a上のピペツタ3を前記昇降装置7
の把持具7cで把持する際は、図1に示す待機状態から
ピペツタ3が昇降装置7の把持具7cの直下となる位置
まで台車6aを前進させ、ビーカ1を把持する際と同様
の操作により行う。このとき把持具7c上部の押え具は
ピペツタ上部を押さえ付けない程度に上昇させておくの
である。このようにして把持したピペツタ本体3aにチ
ツプ3dを装着するには、ピペツタ3の下端が台車6a
上の器物に触れない高さにまで昇降装置7の昇降柱7a
を上昇させた後、チツプ3dがピペツタ本体3aの下端
の直下となる位置まで台車6aを前進させ、次いで前記
昇降柱7aを下降させピペツタ3の本体3a下部をチツ
プ3d上部開孔に挿入して行う。
【0023】これらピペツタ3により試料Sを採取する
には、チツプ3dの下端が台車6a上の器物に触れない
高さにまで昇降柱7aを上昇させた後、採取しようとす
る試料Sの試料容器2をチツプ3dの直下となる位置ま
で台車6aを前進させ、昇降柱7aを下降させて該チツ
プ3dの下端を試料容器2の開口を経て試料S中に浸漬
し、把持具7cの把持片が把持するピペツタ3上方の押
え片を上下動させてピペツタ3上部のプツシユボタン3
bを押し、ピペツタ本体3a中に試料Sを定量的に吸引
する(図10参照)。
【0024】試料Sを吸引したピペツタ3は昇降装置7
を介して上昇させ、この間に台車6aは図1に示す待機
位置まで後退する。次いでターンテーブル8aを回動さ
せ、採取した試料Sを投入しようとするビーカ1が前記
ピペツタ3の直下に来たとき、ターンテーブル8aを停
止し、昇降装置7を介してピペツタ3を下降させ、把持
具7cの押え片を再度上下動させてピペツタ3上部のプ
ツシュボタン3bを押し、ピペツタ本体3a中の試料S
をターンテーブル8a中のビーカ1内に排出する。
【0025】試料Sを排出したピペツタ3は昇降装置7
を介して上昇させ、ターンテーブル8aを再び図1に示
す待機位置へ回動させて戻し昇降装置7を介してピペツ
タ3を軌道6b下方の廃棄物貯槽9の上方近傍に下降さ
せた後、把持具7cの押え片を上下動させてピペツタ3
上部のプツシユボタン3bを押し、その下部に装着して
いるチツプ3dを離脱し廃棄物貯槽9内に廃棄する。以
下、他の試料Sを採取する場合は前述と同様にチツプ3
dの装着、試料の採取を行う。すなわち、ビーカ1、ピ
ペツタ本体3aの把持、チツプ3dの装着、試料Sの吸
引は図3に示す操作に準じて、台車6aの移動と昇降装
置7の作動によって行い、ターンテーブル8a上へのビ
ーカ1の載置と、ビーカ1への試料Sの投入れは図4に
示す操作に準じてターンテーブル8aの回動と、昇降装
置7の作動によって行われる。
【0026】また、ターンテーブル8a上の試料Sに試
薬を添加する場合は、図5に示すように、例えばターン
テーブル8aを図中反時計回りに回動させ、先端のビー
カ1より順次、把持具7cで把持されたピペツタ3を用
いて試料Sを投入していくと共に、試料Sを投入中のビ
ーカ1より前方の既に試料Sの入ったビーカ1には、オ
ートチエンジヤ8に内蔵されているマグネチツクスター
ラで攪拌しながら、その真下に設置されている試薬供給
管4aの注入口4bより試薬Rを滴下して行うのである
【0027】なお、複数の試薬Sを投入する場合は、前
記と同一場所に複数の試薬供給管4aおよび注入口4b
を束ねて設置してもよいが、ビーカ1の一時停止時間と
反応速度との兼合いをみてその近傍のビーカ1停止位置
真下に別の試薬供給管4a′および注入口4b′を設置
してもよい。また試料Sの投入前に予め試薬Rを投入し
ておく場合にはターンテーブル8aの回動方向に対して
試薬供給管4aおよびその注入口4bの配置を前記と逆
にすればよい。
【0028】図6に示すものは、ターンテーブル8a上
のビーカ1に試薬Rを添加する場合の別の実施例であっ
て、ターンテーブル8aの円弧形周縁部を軌道6b上に
張り出させ、試薬Rを添加しようとするビーカ1を把持
具7cの真下に位置させると共に、押え片を上方に開い
た状態にして把持具7cを上昇させ、試薬供給管4aの
先端の注入口4bの保持具を把持する。
【0029】なお、この実施例では図示した注入口4b
は複数本束ねて保持した形状を有し、複数種の試薬添加
が可能なようになっている。そして試薬Rの入った容器
から注入口4bに到る経路はそれぞれ従来技術の項で述
べたものと同様である。注入口4bの保持具を把持した
把持具7cを次に下降させて試薬Rを添加しようとする
ビーカ1上に注入口4bを誘導する。このようにしてビ
ーカ1内に所定の試薬をオートチエンジヤ8内に内蔵さ
れたマグネチツクスターラで攪拌しながら順次添加し、
分析試料調整操作を終了する。
【0030】この前処理に引続いて測定を行う場合、例
えば滴定を行う場合には、ターンテーブル8aの周辺に
従来公知の滴定装置を設置すれば自動的に操作すること
ができ、また、その他の機器分析、例えば分光光度計で
の測定などもターンテーブル8a上のビーカ1内の試料
の受光部への移送手段を選定することによって自動化が
容易となる。ターンテーブル8a上で用済み後のビーカ
1は昇降装置7の把持具7cの真下に来るようにターン
テーブル8aを回動させた後、前記と同様にして把持具
7cで把持し、ターンテーブル8aを再び回動させて待
機位置に戻してから昇降装置7を介して廃棄物貯槽9の
上方付近まで下降させ、把持具7cの把持片を開放し廃
棄する。
【0031】この場合、ビーカ1は廃棄物貯槽9内の網
体もしくは多孔体に受け止められて止まり、内容物であ
る試料Sなどの液体は槽の下方に貯留し、さらに攪拌用
マグネツト回転子は磁性体に引付けて回収する。なお、
本実施例では、ビーカ1とチツプ3dは各試料Sごとに
使い捨てられるが、ピペツタ3は新たなチツプ3dを装
着して繰り返し使用される。従って該ピペツタ3はオー
トチエンジヤ8上の全てのビーカ1に試料Sを採取した
時点で、ピペツタトレイ5bをピペツタ3bの直下とな
るよう台車6aで搬送して該ピペツタトレイ5bに収納
される。
【0032】これら一連の操作が終了するとき、各トレ
イ5を載せた台車6aは既に初期準備位置に戻り、新た
なビーカ1、チツプ3d、試料容器2を載せて次の分析
操作に備える。台車6aの走行する軌道は、トレイ5、
および台車6aを複数に分割し連結することによって、
必らずしも直線である必要はなく、周辺に設置されてい
る装置を回避するように曲線であってもよいことは勿論
であるが、軌道を用いた本実施例のものは他の搬送手段
と比べて精度のよい軌跡を得ることができ、操作性が極
めて容易となるなどの利点がある。
【0033】また、台車6aおよびターンテーブル8a
の停止位置は、赤外線、レーザ光線、バーコード、エン
コーダなどの光学的手段を応用することによって容易に
位置決めをすることができる。また、前述したこれらの
操作は、人の近寄れない隔離された場所への外部からの
遠隔操作も可能であるが、コンピユータプログラムを組
合わせることによって一層威力を発揮し全自動運転も可
能となる。
【0034】
【発明の効果】本発明の試料調整装置は、前記のように
、試料容器と試験器具とを保持するトレイの搬送装置の
往復する軌道上の適所に、把持具を備えた昇降装置と、
把持具下方の軌道上へはみ出すように欠円形平面部を有
する回転自在のターンテーブルを設けたオートチエンジ
ヤを具備しているから、原子力施設や、ある種の医療施
設など人の近付けない隔離された場所において、試料の
採取、複数の試薬の添加さらには滴定などの測定操作に
到るまで複合的に多段処理をすることができ、手間を省
けるほか、危険性、毒性を回避して処理することができ
る。
【0035】また、本発明の試料調整装置は、遠隔より
監視しながら操作し得ることは勿論のこと、コンピユー
タとの結合によるプログラム運転も可能であり、それに
よって全自動運転をすることができる。この場合、複雑
な機構のロボツトを必要としないから、コンピユータと
組合わせるときのプログラムを簡素化することができる
ばかりでなく、比較的に単純な構成であることから保守
が極めて容易となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る試料調整装置の平面図で
ある。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】試験器具類を昇降装置によって把持する際の作
動説明図である。
【図4】試験器具類をオートチエンジヤ上に載置する際
の作動説明図である。
【図5】オートチエンジヤ上へ試験器具を載置し試料注
入終了時の状態説明図である。
【図6】オートチエンジヤ上のビーカ内の試料に試薬添
加する際の作動説明図である。
【図7】図6と同様の作動説明図で別の実施例である。
【図8】従来の試料調整装置を示す平面図である。
【図9】従来の試料調整装置を示す側断面図である。
【図10】従来のピペツタの外形図である。
【符号の説明】
1  ビーカ 2  試料容器 3  ピペツタ 5  トレイ 6  搬送装置 7  昇降装置 7c  把持具 8  オートチエンジヤ 8a  ターンテーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  試料容器と試験器具とを保持するトレ
    イおよびこのトレイを載置する1台もしくは分割した複
    数台の搬送装置と、この搬送装置の往復する軌道上の適
    所に、試験器具などを配置するための把持具を備えた昇
    降装置と、把持具下方の軌道上へはみ出すように欠円形
    平面部を有する回転自在のターンテーブルを搭載し設置
    してなるオートチエンジヤとを具備してなることを特徴
    とする試料調整装置。
JP3017888A 1991-02-08 1991-02-08 試料調整装置 Withdrawn JPH04256858A (ja)

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JP3017888A JPH04256858A (ja) 1991-02-08 1991-02-08 試料調整装置

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JP3017888A JPH04256858A (ja) 1991-02-08 1991-02-08 試料調整装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102074828B1 (ko) * 2018-11-29 2020-02-07 한국원자력연구원 방사성핵종 분리 장치

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KR102074828B1 (ko) * 2018-11-29 2020-02-07 한국원자력연구원 방사성핵종 분리 장치

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