JPH04255954A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、テープカセットを取付
け基体上の取出位置と収納位置とに案内するカセット案
内部材を備えた磁気記録再生装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、一般に、ＶＴＲ（特にカメラ一体
型ＶＴＲ）等の磁気記録再生装置は、図３（ａ）（ｂ）
および図４（ａ）（ｂ）に示すように、回転ヘッドドラ
ム２等の構成部材を搭載した取付け基体としてのメイン
シャーシ３と、記録媒体であるテープカセット１を装填
して、テープカセット１を図３に示す取出位置と、図４
に示す収納位置とに案内するカセット案内部材としての
スライドシャーシ４とを備えている。上記のスライドシ
ャーシ４には、テープカセット１の装填の有無を判別す
るカセット判別手段としてのカセット判別スイッチ５・
６がスライドシャーシ４の下面に突設された状態で設け
られており、スライドシャーシ４上にテープカセット１
が装填されているときには、この情報を検出して、装置
の使用者にテープカセット１の装填状態を知らせるよう
になっている。

【０００３】また、上記のような磁気記録再生装置の厚
みＡ′は、テープカセット１の厚みＢ′と、スライドシ
ャーシ４の上端部からメインシャーシ３の下端面までの
高さＣ′とにより、 Ａ′＝Ｂ′＋Ｃ′ として、決定されるようになっている。尚、上記のテー
プカセット１の厚みＢ′は、規格によりその値が決定さ
れているため、装置の厚みＡ′を薄型化するためには、
スライドシャーシ４の上端部からメインシャーシ３の下
端面までの高さＣ′を短縮させなければならない。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、メインシャーシ３は、略長方形状をなすと共
に、その外周端部に外周突起部３ａが形成され、テープ
カセット１の収納状態において、スライドシャーシ４の
下部側を全体的に覆うような外形寸法に形成されている
。このため、スライドシャーシ４の上端部からメインシ
ャーシ３の下端面までの高さＣ′は、スライドシャーシ
４の上端部からカセット判別スイッチ５・６の下端部ま
での高さＣ１　′と、メインシャーシ３の外周突起部３
ａの高さＣ２　′とを加えた値と略同程度となり、高さ
Ｃ′を短縮すると、カセット判別スイッチ５・６とメイ
ンシャーシ３とが干渉してしまうため、これ以上、装置
を薄型化するができないという問題を有している。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録再生装
置は、上記の課題を解決するために、記録媒体であるテ
ープカセットの磁気テープに対して記録信号の記録／再
生を行う回転ヘッドドラムを上面に搭載した取付け基体
と、この取付け基体上を相対的に進退移動すると共に、
テープカセットを装填して、このテープカセットを取出
位置と収納位置とに案内するカセット案内部材と、カセ
ット案内部材上でのテープカセットの装填の有無を判別
するカセット判別手段とを備え、上記のカセット判別手
段が、カセット案内部材の下面に突設された磁気記録再
生装置において、以下の手段を講じている。

【０００６】即ち、上記取付け基体は、テープカセット
が収納位置に配された状態で、カセット案内部材におけ
るカセット判別手段の占有部位に当たる部位が削除され
、その高さ位置がカセット判別手段の下端部と略同程度
の位置に配されている。

【０００７】

【作用】上記の構成によれば、カセット判別手段の占有
部位に当たる取付け基体の同部位を削除すると共に、取
付け基体の高さ位置をカセット判別手段の下端部と略同
程度の位置に配することにより、カセット案内部材の上
端部から取付け基体の下端面までの高さを、カセット案
内部材の上端部からカセット判別手段の下端部までの高
さと略同程度に形成して、装置全体の厚みを薄型化する
。

【０００８】

【実施例】本発明の一実施例について図１（ａ）（ｂ）
および図２（ａ）（ｂ）に基づいて説明すれば、以下の
通りである。尚、本実施例では、説明の便宜上、前記従
来例と同様の機能を有する部材については、同一の符号
を付記すると共に、前述の図４を再度使用するものであ
る。

【０００９】本実施例に係る磁気記録再生装置は、図１
（ａ）（ｂ）に示すように、各種の構成部材の取付け基
体であるメインシャーシ３と、このメインシャーシ３上
を相対的に進退移動するカセット案内部材としてのスラ
イドシャーシ４とを有している。

【００１０】上記メインシャーシ３は、略長方形状をな
すと共に、その外周端部には、上方に突起した外周突起
部３ａが連続形状で形成されている。また、メインシャ
ーシ３の幅方向における一端側の上面には、記録媒体で
あるテープカセット１の磁気テープ１０に対して記録信
号の記録／再生を行う回転ヘッドドラム２が搭載されて
いる。

【００１１】上記スライドシャーシ４は、メインシャー
シ３の幅方向における他端側の上面に配されると共に、
メインシャーシ３に対してＤ１　−Ｄ２　方向に進退可
能に設けられ、上面にテープカセット１を装填すること
により、テープカセット１を、図１に示す取出位置と、
図２に示す収納位置とに案内するようになっている。ま
た、上記スライドシャーシ４は、その幅方向におけるメ
インシャーシ３側とは反対側の両隅に、それぞれカセッ
ト判別手段としてのカセット判別スイッチ５・６が下面
に突設した状態で設けられている。尚、上記のカセット
判別スイッチ５・６は、各々、スライドシャーシ４上で
のテープカセット１の有無を判別するものであり、各ス
イッチ５・６の下端部の高さ位置は、略同程度の位置に
配されているものである。

【００１２】さらに、本実施例のメインシャーシ３は、
図２に示すテープカセット１の収納状態において、スラ
イドシャーシ４におけるカセット判別スイッチ５・６の
各占有部位に当たる部位が削除され、その高さ位置がカ
セット判別スイッチ５・６の下端部と略同程度の位置に
配されている。

【００１３】上記の構成において、本磁気記録再生装置
は、図１に示すようなスライドシャーシ４のＤ２　方向
への退行移動状態で、スライドシャーシ４上にテープカ
セット１が装填される。また、このとき、スライドシャ
ーシ４に設けられた各カセット判別スイッチ５・６は、
スライドシャーシ４上でのテープカセット１の装填を検
出して、装置の使用者にテープカセット１の装填状態を
知らせるようになっている。

【００１４】次に、上記のようなテープカセット１は、
図２に示すようなスライドシャーシ４のＤ１　方向への
進出移動に伴い、所定の収納位置に配され、その後、テ
ープカセット１内の磁気テープ１０が引き出されて、回
転ヘッドドラム２に所定量巻き付けられることにより、
ローディングが完了される。

【００１５】ところで、上記のようなＤ１　−Ｄ２　方
向への進退移動に伴いテープカセット１を取出位置と収
納位置とに案内するスライドシャーシ４は、図２に示す
テープカセット１の収納状態において、その下面に突設
されたカセット判別スイッチ５・６がメインシャーシ３
と干渉することなく、メインシャーシ３の外周突起部３
ａの近傍に配されるようになっている。また、装置全体
の厚みＡは、テープカセット１の厚みＢと、スライドシ
ャーシ４の上端部からメインシャーシの下端面までの高
さＣとにより、 Ａ＝Ｂ＋Ｃ　　…（１） と表される。そして、上記の（１）式において、メイン
シャーシ３の高さ位置が、カセット判別スイッチ５・６
の下端部と略同程度の位置に配されることで、スライド
シャーシ４の上端部からメインシャーシ３の下端面まで
の高さＣは、図４に示す従来例の装置でのスライドシャ
ーシ４の上端部からメインシャーシ３の下端面までの高
さＣ′に比べて、高さＣ２　′だけ短縮されたことにな
る。尚、テープカセット１の厚みＢは、テープカセット
１の規格により、従来例の装置におけるテープカセット
１の厚みＢ′と同等の値を採るものである。

【００１６】以上のことより、本実施例に係る磁気記録
再生装置は、スライドシャーシ４の上端部からメインシ
ャーシ３の下端面までの高さＣが、従来の高さＣ′に比
べて高さＣ２　′だけ短縮されたことになり、ひいては
、装置全体の厚みＡが、従来例の装置全体の厚みＡ′に
比べて高さＣ２　′だけ薄型化されたことになる。

【００１７】

【発明の効果】本発明の磁気記録再生装置は、以上のよ
うに、取付け基体は、テープカセットが収納位置に配さ
れた状態で、カセット案内部材におけるカセット判別手
段の占有部位に当たる部位が削除され、その高さ位置が
カセット判別手段の下端部と略同程度の位置に配されて
いる構成である。

【００１８】これにより、装置全体の薄型化に対して、
その規制要因であったカセット案内部材の上端部から取
付け基体の下端面までの高さを、カセット案内部材の上
端部からカセット判別手段の下端部までの高さと略同程
度に短縮することができ、結果として、従来の装置と同
等の機能を有する磁気記録再生装置を、従来の装置に比
べて薄型化して提供することができるという効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】同図（ａ）は本発明の磁気記録再生装置におい
てテープカセットを取出位置に配した状態を示す平面図
であり、同図（ｂ）は上記の磁気記録再生装置を示す側
面図である。

【図２】同図（ａ）は本発明の磁気記録再生装置におい
てテープカセットを収納位置に配した状態を示す平面図
であり、同図（ｂ）は上記の磁気記録再生装置を示す側
面図である。

【図３】同図（ａ）は従来例の磁気記録再生装置におい
てテープカセットを取出位置に配した状態を示す平面図
であり、同図（ｂ）は上記の磁気記録再生装置を示す側
面図である。

【図４】同図（ａ）は従来例の磁気記録再生装置におい
てテープカセットを収納位置に配した状態を示す平面図
であり、同図（ｂ）は上記の磁気記録再生装置を示す側
面図である。

【符号の説明】

１　　　　　　テープカセット ２　　　　　　回転ヘッドドラム ３　　　　　　メインシャーシ（取付け基体）４　　　
　　　スライドシャーシ（カセット案内部材）５・６　
　カセット判別スイッチ（カセット判別手段）１０　　
　　　　磁気テープ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】記録媒体であるテープカセットの磁気テー
   プに対して記録信号の記録／再生を行う回転ヘッドドラ
   ムを上面に搭載した取付け基体と、この取付け基体上を
   相対的に進退移動すると共に、テープカセットを装填し
   て、このテープカセットを取出位置と収納位置とに案内
   するカセット案内部材と、カセット案内部材上でのテー
   プカセットの装填の有無を判別するカセット判別手段と
   を備え、上記のカセット判別手段が、カセット案内部材
   の下面に突設された磁気記録再生装置において、上記取
   付け基体は、テープカセットが収納位置に配された状態
   で、カセット案内部材におけるカセット判別手段の占有
   部位に当たる部位が削除され、その高さ位置がカセット
   判別手段の下端部と略同程度の位置に配されていること
   を特徴とする磁気記録再生装置。