JPH04255695A - 照明器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、照明の明るさを自然に
変化させることができる照明器具に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、各種音響ホールや劇場、或いは
ディスコ等において、音響や空間設計等とともに、照明
が、快適空間の形成に重要な役割を果たしている。同様
に、浴室等の家庭内空間においても、快適性の向上に照
明が密接に係わっている。

【０００３】かかる照明の役割に着目して、従来におい
ても、照明器具をオン・オフ制御することによって明る
さを変化し、音響ホール等や家庭内空間の雰囲気改善、
即ち、快適空間の形成を図っている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の照明器
具におけるオン・オフ制御では、明るさの変化が単調で
あり、観客や入浴者等はすぐに明るさの変化に慣れ、快
適空間の形成には余り効果的ではなかった。

【０００５】また、かかるオン・オフ制御は、人体の快
適性と密接な関係を有するとされる人体の生体リズムに
ついては何ら配慮しておらず、使用者や入浴者等によっ
ては、明るさの変化は、むしろ、不快感をもたらす場合
もあった。

【０００６】本発明は、上記した課題を解決することが
できる照明器具を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、照明器具のイ
ンバータ駆動回路やトランスに、パワースペクトルが周
波数の逆数に比例するデータ系列に基づき駆動信号を出
力可能な制御装置を具備することを特徴とする照明器具
に係るものである。

【０００８】

【実施例】以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発
明を具体的に説明する。

【０００９】図１に本発明に係る照明器具Ａを、ユニッ
ト式浴室Ｂの照明に用いた場合を示す。

【００１０】図中、１０は浴室本体、１１は浴室本体１
０内に設置した気泡発生浴槽、１２は浴室本体の一側側
壁に取付けたシャワー装置である。

【００１１】本発明の要旨をなす照明器具Ａは、上記浴
室本体１０の一側側壁に取付けられ、後述するように、
その明るさを自在に変化することができる。

【００１２】また、図示するように、気泡発生浴槽１１
は、浴槽本体１１ａ　と、同浴槽本体１１ａと循環ポン
プＰとの間に介設した浴湯吸引流路１１ｂ　及び浴湯強
送流路１１ｃ　と、浴湯強送流路１１ｃ　の先端に取付
けた噴出ノズル１１ｄ　と、噴出ノズル１１ｄ　へ空気
を送り、空気混じりの浴湯を噴出ノズル１１ｄ　から噴
出可能とする空気吸引部１１ｅ　とから構成されている
。

【００１３】図２に、上記ユニット式浴室Ｂの照明器具
Ａ及び循環ポンプＰの駆動を制御するための制御回路の
全体構成を示す。

【００１４】図示するように、制御装置Ｃの入力インタ
ーフェース側には、図示しない操作盤上に設けた照明器
具作動スイッチ１４、明度調整スイッチ１５、ポンプ駆
動スイッチ１６、ポンプ吐出量調整スイッチ１７、及び
、少なくとも、照明器具Ａの電圧のパワースペクトルが
周波数に反比例するゆらぎ信号を発生する不規則信号発
生装置１８とを接続している。そして、この不規則信号
発生装置１８に基づいて、制御装置Ｃは、パワースペク
トルが周波数の逆数に比例するデータ系列を作成でき、
同データ系列を、同制御装置Ｃに接続した記憶装置１９
　（図２参照）　に保持することができる。

【００１５】一方、制御装置Ｃの出力インターフェース
側には、照明器具Ａのインバータ駆動回路２０と、循環
ポンプＰの駆動モータＭを駆動するためのモータ駆動回
路２１とが接続されている。そして、制御装置Ｃは、上
記した記憶装置１９からデータ系列を読出し、インバー
タ駆動回路２０を通して照明器具Ａをゆらぎ制御するこ
とができる。

【００１６】また、図示しないが、不規則信号発生装置
１８に代えて、自然現象である風の流れ、波の流れ、水
の流れを測定する風速計、波浪エネルギ測定装置、流速
計等からなる自然現象測定装置を接続し、同制御装置Ｃ
は、自然現象測定装置によって得られた測定値より、デ
ータ系列を作成し、同データ系列を記憶装置１９に記憶
・保持させることができる。

【００１７】次に、図２を参照して、上記ユニット式浴
室Ｂにおける照明制御について説明する。

【００１８】照明器具作動スイッチ１４を操作するとと
もに、明度調整スイッチ１５を操作することによって、
浴室Ｂ内の明るさを調節する。一方、ポンプ駆動スイッ
チ１６を操作するとともに、ポンプ吐出量調整スイッチ
１７を作動して、浴槽本体１１ａ　内に吐出される気泡
混じり流量を調整する。

【００１９】かかる照明及び気泡発生動作において、本
実施例では、制御装置Ｃには照明器具Ａのパワースペク
トルが周波数に反比例するゆらぎ信号を発生する不規則
信号発生装置１８が接続されているので、図２に示すよ
うに、インバータ駆動回路２０を介して、照明器具Ａの
明度をゆらぎ制御することができる。

【００２０】なお、インバータ駆動回路２０に代えてト
ランスをゆらぎ制御することができる。

【００２１】このように、ゆらぎ制御によって、照明器
具Ａを人体の生体リズム等の自然界のリズムに合わせて
駆動して、浴室空間の明るさを不規則に変化することが
でき、入浴者の入浴感を高めることができる。

【００２２】また、上記した実施例では、照明器具Ａを
不規則信号発生装置１８によってゆらぎ制御したが、循
環ポンプＰの駆動モータＭも不規則信号発生装置１８に
よってゆらぎ制御することもできる。この場合、同一の
データ系列を用いてもよく、異なったデータ系列を用い
ることもできる。このように、浴室空間の明るさのみな
らず気泡混じり浴湯の噴出量もゆらぎ制御することによ
って、さらに入浴者の入浴感を向上することができる。

【００２３】なお、上記実施例においては、照明器具は
ユニット式浴室Ｂ内に用いた場合について説明したが、
その他の家庭内空間、各種音響ホールや劇場、或いはデ
ィスコ等の、音響や空間設計等とともに、照明が、快適
空間の形成に重要な役割を果たす個所において有効に用
いることができる。

【００２４】

【効果】以上説明してきたように、本発明では、照明器
具を駆動するインバータ駆動回路又はトランス等に、パ
ワースペクトルが周波数の逆数に比例するデータ系列に
基づき駆動信号を出力する。従って、照明器具を人体の
生体リズム等の自然界のリズムに合わせて駆動して、環
境空間の明るさを不規則に変化することができ、家庭内
空間、各種音響ホールや劇場、或いはディスコ等の快適
性を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る照明器具を具備するユニット式浴
室の斜視図である。

【図２】同照明器具の制御ブロック図である。

【図３】同照明器具の明るさの変化を示すグラフである
。

【符号の説明】

Ａ　　照明器具 Ｂ　　ユニット式浴室 Ｃ　　制御装置 ２０　　インバータ駆動回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　照明器具のインバータ駆動回路やトラ
   ンスに、パワースペクトルが周波数の逆数に比例するデ
   ータ系列に基づき駆動信号を出力可能な制御装置を具備
   することを特徴とする照明器具。