JPH0425435A - インフレーシヨンフイルム製造機の制御装置 - Google Patents

インフレーシヨンフイルム製造機の制御装置

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JPH0425435A
JPH0425435A JP13156890A JP13156890A JPH0425435A JP H0425435 A JPH0425435 A JP H0425435A JP 13156890 A JP13156890 A JP 13156890A JP 13156890 A JP13156890 A JP 13156890A JP H0425435 A JPH0425435 A JP H0425435A
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film
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JP13156890A
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Jiro Saiki
斎木 二郎
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TOYO DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、インフレーションフィルム製造機の制御装置
に関し、特にフィルム幅や厚さなどの異なる異品種フィ
ルムを連続して自動的に製造するための制御装置に関す
る。
〈従来の技術〉 インフレーションフィルム製造機は、熱可塑性樹脂をイ
ンフレーションダイからスクリュー押出機により筒状フ
ィルムとして連続して押出しながら、筒状フィルム内に
ガス(空気)を供給してバブルをつくり、そのフィルム
を連続して引き取りながら、重ねたチューブ状のフィル
ムを製造する装置であり、従来、この種の製造機におい
ては、押出機の制御、引取速度制御、フロストラインの
制御など各種の制御装置が開発されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 近年、インフレーションフィルム製造機が使用される工
場などでは、設備投資の関係上、1台の製造機で幅や厚
さの異なる多品種のフィルムを生産する場合が多く、そ
のような場合には、生産効率を上げるために、製造機を
長時間自動運転して、他品種フィルムを連続して生産で
きる装置が望ましいが、従来の製造機では、幅や厚さの
異なる多品種のフィルムを連続して自動的に製造できな
い課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので
、幅や厚さの異なる多品種のフィルムを連続して自動的
に製造することができるインフレーションフィルム製造
機の制御装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するために、本発明の制御装置は、第
1図の構成図に示すように、熱可塑性樹脂をインフレー
ションダイからスクリュー押出機により筒状フィルムと
して連続して押出しながら、筒状フィルム内に空気を供
給してバブルをつくり、ピンチロールにより該筒状フィ
ルムを引ぎ取りながら、予め設定された厚さと幅と長さ
のフィルムを製造するインフレーションフィルム製造機
の制御装置において、製造しようとする複数品種のフィ
ルムの厚さ、幅、長さ等のデータを、フィルムの各品種
毎に記憶する設定値記憶手段1と、その設定値記憶手段
1に各品種毎に記憶したフィルムの設定データにおける
製造順を示す順番データを記憶する順番データ記憶手段
2と、製造したフィルムの長さを測定するフィルム長測
定手段3と、フィルム長測定手段3からの測定データに
基づいて、製造されたある品種のフィルムが設定された
生産計画長に達したか否かを判定する生産良判定手段4
と、自動連続運転時に生産良判定手段4が、フィルムの
生産長が設定された生産計画長に達したと判定した際、
順番デ〜り記憶手段2の順番データに基づいて、今回製
造した次の品種のフィルムに関するデータを設定値記憶
手段lから読出し、読出したデータを新たな製造の設定
値としてセットし、新たな品種のフィルムを引き続ぎ連
続して生産するように制御する連続運転制御手段5と、
を備えて構成される。
〈作用〉 製造機の運転に先立ち、先ず、設定値記憶手段1に、製
造しようとする複数品種のフィルムの厚さ、幅、生産計
画長等のデータを、フィルムの各品種毎に記憶する。ま
た、順番データ記憶手段2に、その設定値記憶手段1に
各品種毎に記憶したフィルムの設定データにおける製造
順を示す順番データを記憶する。
そして、製造機を自動連続運転状態とし、材料の押出量
やフィルムの引取速度、及びバブル内への空気供給量や
エアーリングの風量を制御しながら、フィルムの拡幅位
置やフィルム幅を設定値に保持するように制御して、設
定された厚さと幅のフィルムを製造していく。
その後、生産良判定手段4が、フィルムの生産長が設定
された生産計画長に達したと判定したとき、連続運転制
御手段5が、順番データ記憶手段2の順番データに基づ
いて、今回製造した次の品種のフィルムに関するデータ
を設定値記憶手段1から読出し、読出したデータを新た
な製造の設定値としてセットし、新たな品種のフィルム
を引き続き連続して生産するように制御する。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図はインフレーションフィルム製造機の概略構成図
を示している。先ず、この図によりインフレーションフ
ィルム製造機の概略を説明すると31はインフレーショ
ンフィルムの押出機で、スクリューモータ32によって
回転駆動され合成樹脂材料を押出すためのスクリューを
内蔵し、また、そのスクリューの回転速度に応じたパル
ス信号を出力するスクリュー回転センサ33が取付けら
れている。
押出機31の材料供給口の上部には、計量ホッパー6が
ロードセル等の計量センサ7によりその重量を測定可能
に配設され、さらに、その上に材料を供給するためのフ
ィーダー4が設けられ、そのフィーダー34の下部には
材料供給ソレノイド35によって開閉するゲートが設け
られる。
押出機31の押出側には、管8を介してダイスを内蔵し
たブローヘッド9が縦に取付けられ、ブローヘッド9に
は、押出したフィルム内に空気を吹き込んでチューブ状
のバブルをつくるためのポンプ10が電磁式の流量調整
弁29を介して接続され、さらに、エアーリング用つま
りバブルの周囲を空気冷却するためのブロワ11が接続
されるポンプ10はポンプモータ28により駆動され、
ポンプモータ28は、フィルム30の幅を測定する幅測
定器40からの測定信号に応じて、フィルム幅を設定値
に合せるように制御される。またブロワ11を駆動する
ブロワモータ2フは、ブローヘッド9の上方に設置され
フィルム拡幅位置(バブルの下部の拡幅位置)を検出す
る拡幅位置検出器20からの検出信号に基づき、そのフ
ィルム拡幅位置を基準位置に合せるように制御される拡
幅位置検出器20は、多数の受光器、投光器を縦に一定
間隔で対向して配置し、多数の水平光ビームを縦に一定
の小間隔で発生させ、各光ビームの透過、不透過によっ
て、フィルム30の拡幅位置を検出するように構成され
る。この拡幅位置検出器には、昇降可能なセンサヘッド
に反射形充電検出器を上下2段に取付け、反対側にリフ
レクタ−を対向して設置した構造の検出器を使用するこ
ともできる。
ブローヘッド9の上方には、チューブ状のフィルム30
を両側から挟みシート状に折り曲げて弓取るための安定
板12と第1ピンチロール13が配設される。この第1
ピンチロール13は第1ピンチロールモータ14により
駆動され、第1ピンチロール13には、その回転速度に
応じた周波数のパルス信号を発生するピンチロール回転
センサ15が設けられる。
第1ピンチロール13によって引き取られたフィルムは
、ガイドロール16を経て第2ピンチロール17に送ら
れ、巻取機19に巻取られる。第2ピンチロール17は
第2ピンチロールモータ18により上記の第1ピンチロ
ール13の回転速度に補正を加えた速度で回転駆動され
る。
ガイドロール16と第2ピンチロール17間にフィルム
30の幅を測定する幅測定器40が設置される。この幅
測定器40は、第4図に示すように、2台の左測定ヘッ
ド41と右測定ヘッド42がフィルム30の横断方向に
移動可能に配設される。そして、左測定ヘッド41に、
l対の反射型光電センサをフィルムに対向して且つフィ
ルムの幅方向に並設した光電式エツジ検出器43が設け
られ、右測定ヘッド42にも同様な光電式エツジ検出器
44が設置される。
水平移動可能な左測定ヘッド41は、プーリ間に張設さ
れたワイヤの一部に連結され、プーリの1個を左ヘッド
用モータ45により回転駆動させてワイヤを駆動するこ
とにより、ヘッドはフィルムの幅方向に移動する。また
、その移動距離を電気信号(抵抗値)に変換するために
、多回転型の左ポテンショメータ(精密可変抵抗器)4
6がプーリの軸に連結される。
同様の右測定ヘッド42も、別のプーリ間に張設された
ワイヤの一部に連結され、プーリの1個を右ヘッド用モ
ータ4フにより回転駆動させてワイヤを駆動することに
より、ヘッドはフィルムの幅方向に移動する。また、そ
の移動距離を電気信号に変換するために、多回転型の左
ポテンショメータ48がプーリの軸に連結される。
このような幅測定器40は、左右の光電式エツジ検出器
43.44がフィルム30のエツジ位置に追従して動く
ように、ヘッド用モータ45.4フが制御され、検出さ
れるポテンショメータ46.48の抵抗値がフィルムの
エツジ位置(原点からの距離)を示し、その値からフィ
ルム300幅が算出される。
1J3図はインフレーションフィルム製造機における制
御装置のブロック図を示している。この制御装置はマイ
クロコンピュータを主要部として構成され、21はCP
Uで、予めROM22に記憶された制御プログラムデー
タの基づき、後述のような登録モード、編集モード、自
動運転モードにおける各処理を実行し、自動運転モード
においては、後述のようにフィルムの引取り制御、拡幅
位置の制御、フィルム幅の制御等の処理を行なう。
23は随時書き込み読み出し可能なRAMで、各種セン
サから入力した測定データを記憶し、或は予め設定され
る各種の設定値や定数、演算に必要な数値や演算結果等
を記憶する。また、このRAM23には、登録モードに
おいて人力された、製造しようとする製品フィルムの厚
さ、幅、生産計画表、単位巻取長、スクリュー回転数、
フィルム拡幅位置(ブローヘッド上からフィルム拡幅位
置までの距II)等の設定値を、各品種番号毎に記憶す
るエリア、及び、編集モードにおいて人力された品種番
号を自動連続運転の順に記憶するエリアが設けられる。
24は各種センサ類やアクチュエータ等が接続される入
出力回路で、センサ用アンプ、D−Aコンバータ、A−
Dコンバータ、モータ駆動用のサーボアンプ、表示器用
のコントローラ等が含まれる。CPU21、ROM22
、RAM23、入出力回路24は共通バスを介して相互
に接続され、データ、アドレス信号、制御信号が相互に
伝送される。
上記の計量センサ7、スクリュー回転センサ33、ピン
チロール回転センサ15、材料供給ソレノイド35、ス
クリューモータ32、第1ピンチロールモータ14、第
2ピンチロールモータ18、ブロワモータ2フ、ポンプ
モータ28、拡幅位置検出ts20、幅測定器40.流
量調整弁29は、入出力回路24に接続される6 さらに、図示しない操作盤に配設される操作スイッチ群
25及びプラズマデイスプレー等の表示器26が入出力
回路24に接続される。操作スイッチ群25には、第1
ピンチロールを手動と自動に切換る切換スイッチ、スク
リューを手動と自動に切換る切換スイッチ、準備段階に
計量動作のみを行う計量スイッチ、自動運転に入るため
の自動運転スイッチ、生産を開始するための生産開始ス
イッチ、運転を停止するための停止スイッチ、制御中に
スクリューの回転を徐々に変化させるスクリュー可変ス
イッチ、第1ピンチロールの回転を徐々に変化させるピ
ンチロール可変スイッチ、各種設定値を入力するための
テンキーやカーソル移動用等の各種ファンクションキー
等が設けられる次に、上記構成のインフレーションフィ
ルム製造機の制御装置の動作を説明する。この装置のソ
フトウェア構成は、第5図に示すように、設定登録処理
、引取速度制御処理、拡幅位置制御処理、幅利all処
理などから構成される。
先ず、電源の投入と共にCPU21は、初期セットを行
い、各種レジスタ等を初期化し、表示器26に品種設定
画面を表示する。
そこで、オペレータは、その画面において、製造するフ
ィルムの厚さ、幅、長さ等のデータ、設定値を、第6図
のように入力し登録する。
即ち、オペレータは、テンキー、カーソル移動キー等を
操作して、先ず製造しようとするフィルムの品種番号、
注番号等を入力し、続いて、例えば、フィルムの厚さ:
0.02mm、幅:800ma+、生産計画表+ 10
000m、単位巻取長(巻取芯1本当りの巻取長):1
000m、長さ補正値:4%、スクリュー回転数:i3
0rpm、フィルム拡幅位置:400mmなどの値を画
面上の所定位置に入力し、RAM23に記憶させる。な
お、長さ補正値は、単位巻取長を補正するもので、製造
されたフィルムには通常、数%の縮みが生しるため、巻
取長などをプラス側に補正する。
そして、オペレータは、製造しようとするフィルムの品
種つまり厚さや幅が異なる毎に、品種設定態面を更新し
、上記のように、品種番号を付けてそのフィルムの厚さ
、幅、生産計画長、単位巻取長などの値を入力し、登録
していく。
次に、画面を運転順序設定画面に切替え、上記のように
登録した複数品種のフィルムを、自動連続運転で製造す
るために、その連続運転の順序を入力する。つまり、第
7図のように、製造する順に各フィルムの品種番号など
を設定入力する。この設定により、製造機が自動運転さ
れた際、通常運転の場合は、順番1の品種のデータが選
択され、そのフィルムを製造するように運転され、自動
連続運転の場合は、1から順番にその品種のデータがメ
モリから読出され、異品種のフィルムを順に製造するよ
うに自動運転される。
なお、このような品種データの登録は、製造機の運転中
においても可能で、また、上位コンピュータから送られ
る品種データを通信ケーブルを介して入力し、登録する
こともできる。
そして、押出機31を起動し、製造の前準備(段取り)
にはいり、スクリューモータ32、′s1、第2ピンチ
ロールモータ14.18を手動で調整可能な状態としな
がら、押出機31から押出されたチューブ状のフィルム
30を、安定板12から第1ピンチロール13の間に通
し、ガイドロール16を軽で第2ピンチロール17の間
に通し、巻取機19に導く、この間、ポンプ10、ブロ
ワ11から空気をチューブの内外に送り、ブローヘッド
9の上方にバブルをつくる。
このように製造機が準備運転される間、制御装置の計量
スイッチを投入すると、第8図に示すように、CPU2
1は、引取制御処理のステップ100からステップ11
0を実行し、計量センサフから送られるホッパー重量デ
ータに基づ鯉、現在の材料の消費量(フィルム押出量)
を演算する。
即ち、CPU21は、一定時間毎(例えば1秒毎)にホ
ッパー重量のデータを計量センサフから取り込み、その
前回値から今回値を減算して毎秒当りの材料消費量を算
出し、それらをバファーメモリに順に記憶し、例えば1
分当りの平均消費量を毎秒毎に算出し、それを現在消費
量とする。なおフィーダー34からの材料は、計量ホッ
パー6の重量が一定値より軽くなったとき、材料供給ソ
レノイド35の動作により計量ホッパー6内に投入され
るが、このホッパー6への材料の投入時例えば10秒間
は計量動作を行わない、 さらに、ステップ120で、
材料消費量に応じたフィルムの最適引取速度(m/分)
を、単位消費量(g/分)×長さ補正値÷フィルム幅X
フィルム厚×フィルム比重の演算式から算出する。
このような準備運転の段階では、オペレータの手動スイ
ッチ操作により、押出機31のスクリュ、及び第1、第
2ピンチロール14.18の回転速度を徐々に上げてい
くが、そのためのスクリュー可変スイッチ及びピンチロ
ール可変スイッチが操作された場合、調整動作ありとし
てステップ130から140に進み、これらのスイッチ
操作に応じて、押出機31のスクリューと第1、第2ピ
ンチロールの回転速度を実際のフィルム生産運転に近い
状態まで調整(増速)していく。
そして、押出機31のスクリュー回転速度とフィルムの
引取速度が適当な速度に達した状態で、自動スイッチを
オンすると、ステップ150からステップ160.1フ
0に進み、上記と同様に、計量センサフから送られるホ
ッパー重量データに基づいて現在の材料の消費量(フィ
ルム押出量)を演算し、材料消費量に応じたフィルムの
最適引取速度(m/分)を、単位消費量(g/分)×長
さ補正値÷フィルム輻×フィルム厚×フィルム比重の演
算式から算出する。
さらに、ステップ180で、ピンチロール回転センサ1
5から送られるパルス信号に基づ鮒、第1ピンチロール
13の回転速度つまりフィルム30の現在の引取速度を
算出する。即ち、CPU21は、ビンチロール回転セン
サ15から出力されるパルス信号を計数し、そのパルス
数とピンチロールの径からフィルムの引取速度を算出す
る。そして、この現在引取速度とステップ170で算出
した最適引取速度を比較し、現在引取速度を最適引取速
度に合せるように、制御データをつくり、この制御デー
タにより第1ピンチロールモータ14を制御駆動する。
一方、第8図のフローチャートには示されてないが、第
1ピンチロール13より下流側に位置する第2ピンチロ
ール17の回転数もこの制御製蓋により制御される。即
ち、第2ピンチロール17の回転数は、第1ピンチロー
ル13の回転数にある補正係数に加えて算出され、その
回転数になるように第2ピンチロールモータ18が制御
される、その補正係数は、例えば、製造するフィルムの
厚さと幅に応じて予めメモリに記憶された補正係数のテ
ーブルデータより決定される0通常、フィルムの厚さと
幅が大きくなる程、1J1ビンチロール13から第2ピ
ンチロール17の間でフィルムの収縮が発生する。この
ため、そのような場合には、3@2ピンチロール17の
回転数は第1ピンチロール13の回転速度より1〜2%
低く制御され、補正係数は負の値となる。
さらに、上記の引取速度制御と並行して第9図の拡幅位
置制御処理が行われる。
この処理に入ると、CPU21は、先ずステップ300
で、拡幅位置検出器20の投光器、受光器を駆動して得
られたフィルム30の拡幅位If(バブルの下部位置)
データを取り込む。
次に、ステップ330で、検出されたフィルムの拡幅位
置データと予め設定された基準拡幅位置データを比較す
る。
そして、ステップ340で、その拡幅位置データと基準
位蓋データとの差が、予め設定した値(例えば25■)
以上か否かを判定し、その差が設定値より小さい場合、
この回は、フィルム拡幅位置の調整制御は不要として、
この制@処理を抜ける。
一方、検出した拡幅位置データと基準位置データとの差
が、予め設定した値以上になったとき、ステップ340
からステップ350に進み、ブロワモータ27の回転数
を制御して、フィルム30のバブルの周囲に送風するブ
ロワの送風量を調整し、現在のフィルム拡幅位置を設定
した基準位置に合せるように制御する。
即ち、検出したフィルムの拡幅位置が基準位置より大き
い(高い)場合、ブロワそ一夕27の回転数を増速制御
してブロワ11の送風量を増大させ、拡幅位置を下方に
下げるようにし、検出したフィルムの拡幅位置が基準位
置より低い場合、ブロワモータ27の回転数を減速制御
してブロワ11の送風量を減少させ、拡幅位置を上方に
上げるように制御が行われる。
一方、上記の引取速度制御、拡幅位置制御と並行して、
$10図のフィルム幅利a処理、第11図の幅測定処理
も次のように行われる。
フィルム幅の測定は、例えば1001秒毎に入る第11
図のタイマー割り込み処理により、一定時間毎に測定さ
れる。
このフィルム幅測定処理に入ると、先ず、ステップ40
0で、左測定ヘッド41が左ヘッド用モータ45の駆動
により、予め決められた左原点位置から左右に移動し、
この間、充電式エツジ検出器43によるフィルム45の
エツジ検出が行われる。そして、エツジが検出されると
、ステップ410からステップ420に進み、エツジを
検出した時点における左測定ヘッドの位置データ(左ポ
テンショメータ46から出力される)がCPU21に取
り込まれる。
次に、ステップ430で、右測定ヘッド42が右ヘッド
用モータ47の駆動により、予め決められた右原点位置
から左右に移動し、この間、光電式エツジ検出器44に
よるフィルム30のエツジ検出が行われる。そして、エ
ツジが検出されるとステップ440からステップ450
に進み、エツジを検出した時点における右測定ヘット4
2の位置データ(右ポテンショメータ48から出力され
る)がCPU21に取り込まれる。
そして、ステップ460で、左右の原点位置間の距離か
ら、左右の原点位置から左右の測定ヘッドの検出位置ま
での各々の距離を減算することにより、フィルム30の
幅を算出し、その測定幅データを記憶する。
一方、第10図のように行われる幅側aI処理では、先
ず、ステップ500で、フィルム30の測定幅と設定値
との偏差が、予め決められた基準値より大か小かを判定
する。即ち、例えば、フィルム幅の測定値がその設定値
の±2%以内の場合に小偏差、設定値の±2%を越える
場合が大偏差であると予め設定しである場合、フィルム
幅の設定値が8001腸で、例えば、その測定値が81
0■l又は790mmであるとすると、その偏差は小で
あり、測定値が817■■又は883■冒であれば、そ
の偏差は大となる。
そして、フィルム幅の設定値と測定値を比較した結果、
その偏差が小であれば、ステップ510に進み、流量調
整弁29の開度を大きくし、その偏差が大であれば、ス
テップ520に進み、流量調整弁29の開度を小さく調
整する。
次に、ステップ530で、フィルム幅の測定値と設定価
の偏差が正か負かを判定し、例えば、設定値が8001
履で、測定値が815■■であれば、偏差は正と判定し
、測定値が885■諺であれば、偏差は負と判定する。
そして、偏差が負の場合、ステップ540に進み、ポン
プ10を給気運転させるようにポンプモータ28を正転
させ、バブル内に空気を供給するように運転する。一方
、偏差が正の場合、ステップ550に進み、ポンプ10
を排気運転させるようにポンプモータ28を逆転させ、
バルブ内から空気を排気するように運転する。
そして、ステップ560に進み、その時点におけるフィ
ルムの測定幅データから、設定値との偏差が予め設定し
た誤差範囲(制御を必要としない変動許容範囲)内であ
るか否かを判定する。
例えば、誤差範囲が設定値の±1%と予め設定されてい
る場合、フィルム幅の設定値がBoom−で、測定値が
8051■となった際、その偏差が誤差範囲内に入った
ものとして、ステップ580に進み、ポンプ10を停止
する。
一方、例えば、フィルム幅の測定値が809−Iで、偏
差が誤差範囲に入っていない場合、ステップ560から
ステップ5フ0に進み、ポンプ10のオン時間が予め設
定した設定オン時間を経通したか否かを判定する。この
ポンプの設定オン時間は、フィルム幅の設定値に応じて
決定され、例えば、設定値が800■lの場合、ポンプ
のオン時間は8秒に設定されている。このため、ポンプ
lOが今回始動した時からオン時間をカウントするタイ
マーにより、始動してから8秒が経過したか否かを判定
し、その設定オン時間が経過したと幹、ステップ580
に進み、ポンプ10を停止させるそして、ステップ59
0に進み、ポンプ10を停止した時からオフ時間をカウ
ントするタイマーにより、ポンプ10のオフ時間が予め
設定したオフ時間(例えば、20秒間)が経過したか否
かを判定する。そして、そのオフ時間が経過したとき、
再びステップ500に戻って、上記のステップを順に繰
り返し、フィルム幅の測定値の偏差の応じてポンプ10
を運転する。
このような幅制御処理が繰り返されることにより、ポン
プ10がフィルム幅の偏差に応じて正転、逆転及びオン
、オフ制御され、製造するフィルムの幅が設定値となる
ように運転される。
このようにして、インフレーションフィルム製造機の運
転が安定し、フィルムの引取速度が目標値に達し、設定
された幅と厚さのフィルムが安定して得られる状態とな
ると、つまり、フィルムの実際の幅、厚さ、拡幅位置が
各々の設定値の許容範囲内に入る状態となると、CPU
21は′!J8図のステップ220において、生産開始
と判定するそして、インフレーションフィルム製造機は
、実際の生産運転に入り、CPU21は、ステップ23
0で、フィルム30の生産長さの測定を開始する。フィ
ルム30の長さは、ピンチロール回転センサ15から送
られるピンチロールの回転つまりフィルムの引取長さに
応じたパルス信号の数に基づいて算出され、積算されて
いく。
生産運転中は、ステップ160〜ステツプ240が繰り
返し実行され、押出機31の材料消費量に応じて、第1
、第2ピンチロールを最適引取速度で駆動するように、
1J1ピンチロールモータ14と12ピンチロールモー
タ18の回転制御が行われ、ポンプ10とブロワ11に
よってフィルムの拡幅位置と幅が上記のように制御され
ることにより、設定された厚さと幅のフィルムが安定し
て生産される。
そして、フィルムの生産長が、予め設定された単位巻取
長に達した場合、巻取機に巻取芯交換用のターン信号を
出力して巻取芯を交換させる。また、フィルムの長さが
設定されたその品種の生産計画表に達した場合、自動通
続運転が設定され且つ次の順番のフィルム品種の設定が
あるか否かをステップ250で判定する。そして、自動
連続運転が設定されていない場合、ステップ280で運
転を終了する。
一方、自動連続運転が設定され且つ次の順番のフィルム
品種の設定がある場合、次の順番の品種番号のフィルム
に関するデータ、つまりフィルムの厚さ、幅、生産計画
表、単位巻取長、スクリュー回転数、フィルム拡幅位置
などのデータがRAM23から新たに読出され、それら
のデータが新たな設定値としてセットされ、それらの設
定値に基づいて新たな品種のフィルム生産に移行する。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明のインフレーションフィル
ム製造機の制御装置によれば、設定値記憶手段に、製造
しようとする複数品種のフィルムの厚さ、幅、生産計画
表等のデータを、フィルムの各品種毎に記憶し、順番デ
ータ記憶手段に、その設定値記憶手段に各品種毎に記憶
したフィルムの設定データにおける製造類を示す順番デ
ータを記憶し、製造機が自動運転される際、フィルムの
生産長が設定された生産計画表に達したと生産良判定手
段が判定したとき、連続運転制御手段が、順番データ記
憶手段の順番データに基づいて、今回製造した次の品種
のフィルムに関するデータを設定値記憶手段から読出し
、読出したデータを新たな製造の設定値としてセットし
、新たな品種のフィルムを引き続き連続して生産するよ
うに構成したから、幅や厚さの異なる多品種のフィルム
を連続して自動的に製造することができ、無人化された
工場で、インフレーションフィルム製造機を24時間運
転させながら、効率良く多品種フィルムの生産を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
′@1図は本発明の構成図、 第2図〜第11図は本発明の一実施例を示し、第2図は
インフレーションフィルム製造機の概略構成図、 第3図は制御装置のブロック図、 第4図は幅測定器の平面図、 第5図は制御装置の概略ソフトウェア構成図、1J6図
は表示器の品種設定画面の説明図、第7図はその運転順
序設定画面の説明図、第8図は引取速度制御のフローチ
ャート、′!J9図は拡幅位置制御のフローチャート、
第10図は幅制御のフローチャート、 ′!J11図は幅測定処理のフローチャートである1・
・・設定値記憶手段、 2・・・順番データ記憶手段、 3・・・フィルム長測定手段、 4・・・生産良判定手段、 5・・・連続運転制御手段。 特 許 出 願 人 東洋電機株式会社 代 理 人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 熱可塑性樹脂をインフレーションダイからスクリュー押
    出機により筒状フィルムとして連続して押出しながら、
    筒状フィルム内に空気を供給してバブルをつくり、ピン
    チロールにより該筒状フィルムを引き取りながら、予め
    設定された厚さと幅と長さのフィルムを製造するインフ
    レーションフィルム製造機の制御装置において、 製造しようとする複数品種のフィルムの厚さ、幅、長さ
    等のデータを、フィルムの各品種毎に記憶する設定値記
    憶手段と、 該設定値記憶手段に各品種毎に記憶したフィルムの設定
    データにおける製造順を示す順番データを記憶する順番
    データ記憶手段と、 製造したフィルムの長さを測定するフィルム長測定手段
    と、 該フィルム長測定手段からの測定データに基づいて、製
    造されたある品種のフィルムが設定された生産計画長に
    達したか否かを判定する生産長判定手段と、 自動連続運転時に該生産長判定手段が、フィルムの生産
    長が設定された生産計画長に達したと判定した際、前記
    順番データ記憶手段の順番データに基づいて、今回製造
    した次の品種のフィルムに関するデータを前記設定値記
    憶手段から読出し、読出したデータを新たな製造の設定
    値としてセットし、新たな品種のフィルムを引き続き連
    続して生産するように制御する連続運転制御手段と、を
    備えたインフレーションフィルム製造機の制御装置。
JP13156890A 1990-05-22 1990-05-22 インフレーシヨンフイルム製造機の制御装置 Pending JPH0425435A (ja)

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