JPH04254297A - 宇宙用温度制御方法 - Google Patents

宇宙用温度制御方法

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Publication number
JPH04254297A
JPH04254297A JP3556791A JP3556791A JPH04254297A JP H04254297 A JPH04254297 A JP H04254297A JP 3556791 A JP3556791 A JP 3556791A JP 3556791 A JP3556791 A JP 3556791A JP H04254297 A JPH04254297 A JP H04254297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
evaporator
temperature control
heat
control method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3556791A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Akiyoshi
亮 秋吉
Toshikazu Yano
歳和 矢野
Shigefumi Nishio
茂文 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばスペースシャト
ル等の宇宙往還機に適用される宇宙用温度制御方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、スペースシャトル等の宇宙往還機
に関する研究開発が進んでいる。
【0003】宇宙往還機には人間やコンピュータ等の電
子機器が載せられるため、内部の温度を高い精度で制御
する必要がある。
【0004】このような宇宙往還機に従来から提供され
ている温度制御方法の一例を図2に示す温度制御系を用
いて説明すると、1はフロン(熱媒体)Fが循環するフ
ロン主ループであってポンプ2を備えており、電子機器
等の発熱源3、熱交換器4、ラジエータ5、蒸発器6を
通る循環路になっている。そして熱交換器4は、補助流
体ループ7を介して燃料電池等の発熱源8に接続されて
いる。
【0005】上記のラジエータ5は軌道上でのみ広げる
ことのできるパネル状のものであり、燃料電池等の発熱
源8で発生した水9は水タンク10に補給され、水タン
ク10の水9は冷却媒体としてパルブ11、配管12を
通り、蒸発器6に送られるようになっている。
【0006】蒸発器6は図3に示すように、配管12を
通ってきた冷却媒体である水9をノズル13から噴霧さ
せて蒸発させる蒸発室14を備えている。蒸発室14は
宇宙往還機外部の気圧と等しい圧力になっていて、蒸発
室14の一端には上述したノズル13が設けられており
、蒸発室14の他端には、宇宙往還機の外部に開放して
いる排出口15が設けられ、蒸発室14内部の排出口1
5に近接した箇所には邪魔板16が配設され、該邪魔板
16にはフロン主ループ1のフロンFが導かれるように
なっている。蒸発室14の外周を取り巻くジャケット1
7が設けてあって、フロン主ループ1を循環するフロン
Fはフロン入口18からジャケット17の内部に入り、
ジャケット17を通ったフロンFはフロン出口19から
フロン主ループ1に戻るようになっている。
【0007】次に、上述した従来の温度制御系の温度制
御方法について説明する。
【0008】ポンプ2を作動してフロン主ループ1のフ
ロンFを循環させることにより、発熱源3は直接に、発
熱源8は補助流体ループ7、熱交換器4を介して間接に
、フロンFで冷却される。発熱源3,8を冷却したフロ
ンFは温度が上昇するので、ラジエータ5、蒸発器6の
いずれかを用いて排熱が行われ、宇宙往還機が温度制御
される。
【0009】先ず、宇宙往還機の打ち上げからしばらく
の間に通過する区間(大気圏)はフロン主ループ1自体
の熱容量により発熱源3,8から発熱した熱をフロン主
ループ1で吸収させ、そののち宇宙往還機が大気圏外へ
出てから軌道に乗るまでの区間は蒸発器6を使用し、水
タンク10内の水9を大気圏外の気圧と等しい極低い圧
力の蒸発室14内へ供給噴霧することにより発泡させて
分散状態で蒸発させ、蒸発の潜熱としてフロン主ループ
1の熱を奪う。軌道上の区間ではラジエータ5を開くこ
とができるので、ラジエータ5からフロン主ループ1の
熱を宇宙空間へ排出する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに蒸発器6で使用される冷却媒体として、従来は単な
る水9を使用しているが、該水9だけでは蒸発室14内
へ噴射した際に水滴化して蒸発しにくいため、蒸発室1
4の容量を増加して蒸発の促進を行なうことが考えられ
るが、これでは蒸発器6しいては温度制御系全体が大型
化してしまい、打ち上げ時の負担を極力少なくするため
に宇宙往還機に常に要求される機体の小型軽量化に反す
ることになるとともに、このように水滴の状態のままで
排出されることでキャリーオーバーが発生して該水滴が
図示しない排気用のダクト内で凍結してしまう恐れがあ
った。
【0011】また、このようなキャリーオーバーの発生
等で効率の良い蒸発ができないために使用される水量も
増加し、これにより水タンク10も大容量のものを使用
せざるを得なかった。
【0012】本発明は、上記実情に鑑みなされたもので
、水の蒸発器での蒸発の促進ができ、これにより温度制
御装置の小型軽量化、キャリーオーバーの減少およびこ
れに伴うダクト内での水滴の凍結低減、水タンクの小型
化を図ることができる宇宙用温度制御方法を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、低圧化した蒸
発器の蒸発室内へ水より低沸点の水溶性溶剤を5〜50
重量%含有する水溶液を噴霧し該水溶液を蒸発させるこ
とにより発熱源の熱を吸熱した熱媒体の冷却を行うもの
である。
【0014】
【作用】本発明は、低圧化した蒸発器の蒸発室内へ供給
された水溶液は、先ず低沸点の水溶性溶剤が蒸発して水
の発泡を促し、引き続いて発泡が促された水が良好に分
散・蒸発して発熱源の熱を吸熱した熱媒体の冷却を行う
。このように、水の蒸発器での蒸発が促進されることで
、温度制御装置の小型軽量化、キャリーオーバーの減少
およびこれに伴うダクト内での水滴の凍結低減、水タン
クの小型化を図ることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0016】図中図2、3に示すものと同一物には同じ
符号を付する。
【0017】本発明の実施例の宇宙用温度制御方法に使
用される温度制御系は、図1に示すように、バルブ11
と蒸発器6との間の配管12に、沸点−12℃(蒸発器
内圧力5mmHgのとき)のエチルアルコール(水溶性
溶剤)20を収納した小型のエチルアルコールタンク2
1より流量調節バルブ22を経てエチルアルコール20
を配管12へ送る管23を連設している。
【0018】次に本発明の実施例の宇宙用温度制御方法
を説明すると、バルブ22を適量開けて配管12中を流
れる水9にエチルアルコールタンク21から、20重量
%のエチルアルコール20を混入し、これにより前記水
9をエチルアルコール水溶液24となしたのちに該水溶
液24を蒸発器6の蒸発室14内へ噴霧する。
【0019】噴霧されたエチルアルコール水溶液24は
、前記蒸発室14内で先に水9より低沸点のエチルアル
コール20が蒸発して水9の発泡が促され、そののち発
泡した水9が良好に分散して蒸発する。
【0020】このように、エチルアルコール20の混入
により水9の蒸発が促進されることで、比較的小型の蒸
発室14を有する蒸発器6であってもフロン主ループ1
中のフロンFの良好な冷却ができて温度制御系の小型軽
量化が図れる一方、蒸発しきれずに残る水滴の量が少な
くなってキャリーオーバーを減少でき、よって水滴が図
示しない排気用のダクト内で凍結する凍結量を低減でき
るとともに、水9の使用量も少なくなることで水タンク
10の小型化を図ることができる。
【0021】なお水溶性溶剤の含有量は、5重量%未満
では良好な水溶液の蒸発が得られず、一方50重量%を
超えると有機溶剤の収納タンクが大型化するなどの不都
合が生じるので、5〜50重量%の範囲が好ましい。
【0022】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はこの実施例に限定されるものではなく、要旨を逸脱
しない範囲での構成および作用の変更などがあっても本
発明に含まれ、例えば、実施例では、水に混入される水
溶性溶剤としてエチルアルコールを示したが、必ずしも
これに限定しなくとも例えばアセトン、メチルアルコー
ル、アンモニアなど、水より低沸点の水溶性の溶剤であ
ればどのようなものでもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明は、このように低圧化した蒸発器
の蒸発室内へ、水より低沸点の水溶性溶剤を5〜50重
量%含有する水溶液を供給噴霧し該水溶液を蒸発させる
ことで発熱源の熱を吸熱した熱媒体の冷却を行うため、
水の蒸発器での蒸発が促進され、これにより温度制御装
置の小型軽量化、キャリーオーバーの減少および水タン
クの小型化を図ることができ、また前記キャリーオーバ
ーの減少によるダクト内の凍結低減ができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の宇宙用温度制御方法に使用さ
れる蒸発器の拡大概略図である。
【図2】従来の宇宙用温度制御方法に使用される温度制
御系の全体概略図である。
【図3】従来の宇宙用温度制御方法に使用される蒸発器
の拡大概略図である。
【符号の説明】
F    フロン(熱媒体) 3,8    発熱源 6    蒸発器 9    水 14    蒸発室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  低圧化した蒸発器の蒸発室内へ水より
    低沸点の水溶性溶剤を5〜50重量%含有する水溶液を
    噴霧し該水溶液を蒸発させることにより発熱源の熱を吸
    熱した熱媒体の冷却を行うことを特徴とする宇宙用温度
    制御方法。
JP3556791A 1991-02-05 1991-02-05 宇宙用温度制御方法 Pending JPH04254297A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3556791A JPH04254297A (ja) 1991-02-05 1991-02-05 宇宙用温度制御方法

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JP3556791A JPH04254297A (ja) 1991-02-05 1991-02-05 宇宙用温度制御方法

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JPH04254297A true JPH04254297A (ja) 1992-09-09

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ID=12445334

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JP3556791A Pending JPH04254297A (ja) 1991-02-05 1991-02-05 宇宙用温度制御方法

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