JPH04254044A - 粘性継手 - Google Patents

粘性継手

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JPH04254044A
JPH04254044A JP3268393A JP26839391A JPH04254044A JP H04254044 A JPH04254044 A JP H04254044A JP 3268393 A JP3268393 A JP 3268393A JP 26839391 A JP26839391 A JP 26839391A JP H04254044 A JPH04254044 A JP H04254044A
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JP
Japan
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clutch
viscous
hub portion
annular
chamber
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Pending
Application number
JP3268393A
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English (en)
Inventor
Edward J Bojas
エドワード ジョゼフ ボージャス
Jr Lester R Campbell
レスター レイ キャンベル,ジュニア
Charles Allen Mains
チャールズ アレン メインズ
Lawrence H Williams Jr
ローレンス エッチ.ウィリアムズ,ジュニア.
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eaton Corp
Original Assignee
Eaton Corp
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Publication date
Application filed by Eaton Corp filed Critical Eaton Corp
Publication of JPH04254044A publication Critical patent/JPH04254044A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0221Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means
    • F16H2045/0242Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means with viscous dampers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0273Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
    • F16H2045/0294Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粘性継手に関し、特に、
自動変速機のトルクコンバータに使用され、トルクコン
バータをバイパスするバイパス手段として使用される粘
性継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トルクコンバータ型自動変速機は
自動車に広く使用されている。このトルクコンバータ型
自動変速機は、一般的に言って満足なものであるが、本
質的に或る量のすべりを生じるので、自動車の燃料上の
経済性に損失を生じる。従って、従来、そのようなすべ
りを最小限にし、燃料の経済性を向上させるために、一
般的には、自動車が一段と高い歯車比で、しかも所定の
速度以上で運転される時に駆動される或る種の直接駆動
によりトルクコンバータをバイパスする努力が行われて
きた。
【0003】これらの従来の直接駆動によるバイパス手
段は燃料の経済性は向上したけれども、或る種のバイパ
ス手段は或る運転条件のもとでは、自動車の客室へ種々
の駆動ラインの振動を伝えるので、自動車の乗り心地を
悪くした。
【0004】そこで、車室へ駆動ラインの振動を伝達し
ないようなバイパス手段を提供するために、当業者は、
バイパス手段として粘性継手を使用してきた。この粘性
継手をバイパス手段として使用すると、車室への駆動ラ
インの振動の伝達は最小限に抑えられるけれども、重要
なことは、この継手に最大の効率と最大の持久力をもた
せるように設計することである。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】自動変速機のトルクコンバータのバイパス
手段として粘性継手を使用することに関する関心事の1
つは、自動変速機の流体が粘性継手の粘性流体内へ漏れ
たり、或いはその逆の漏れ可能性である。その結果、使
用される粘性継手は非常に複雑で高価なシール手段を使
用するしかなかった。本発明の譲受人が商業上使用して
きたシール手段は米国特許第 4,462,492号に
示されており、この特許は本発明の譲受人に譲渡され、
ここにも引用されている。従来のシール手段は高価な二
重舌片シールを使用しており、そのシールでシールされ
る構造体にも、複雑で高価な機械加工操作が要求された
【0006】そこで、本発明の目的は、粘性継手が安価
で複雑でもなく、しかし、自動変速機用流体を粘性流体
からシールするのに十分なシール能力を提供するような
、トルクコンバータ自動変速機のバイパス手段として使
用される粘性継手を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】および
【作用】本発明の前述の目的及びその他の目的はトルク
コンバータハウジングと出力軸とを有するトルクコンバ
ータ組立体のバイパス手段として使用される改良型粘性
継手を提供することによって達成される。粘性継手はト
ルクコンバータハウジング内に配置され、しかも、粘性
流体を容れる環状粘性流体室を両部材間に形成する軸方
向に間隔をおいて半径方向へ伸長する環状側壁(本体と
カバー)部材を有する環状ハウジング組立体を含む型の
ものである。この環状ハウジング組立体は、トルクコン
バータハウジングの対向面とクラッチで協働作用する半
径方向へ伸長した環状クラッチ面を有する。環状クラッ
チ組立体は粘性流体室内に配置され、側壁部材の片方と
粘着的なクラッチ協働作用をする環状の半径方向へ伸長
するクラッチ部分と、トルクコンバータ組立体の出力軸
と駆動接続する軸方向へ伸長するハブ部分とを有する。 両側壁部材はそれらの側壁の半径方向の内側部分に形成
された環状の軸方向へ伸長するハブ部分を有する。その
側壁のハブ部分はクラッチハブ部分の外周面に支承され
る内周面を有する。この粘性継手はトルクコンバータの
ハウジングと協働して、トルクコンバータ組立体内の流
体の流れに対して上流高圧室を形成する。
【0008】この改良型粘性継手は、側壁ハブ部分の内
周面とクラッチハブ部分の外周面とがともに協働して一
対のシール室を形成することを特徴とする。シール室に
はシール部材が配置され、それらのシール部材は、クラ
ッチハブ部分に沿って、トルクコンバータ組立体の上流
室と粘性継手の環状粘性流体室との間の流体シールで成
る。
【0009】
【実施例】図1に概略的に示す自動車用駆動列は内燃機
関10と、自動変速機11と、差動装置14を介して車
輪(前輪又は後輪)13を駆動する推進軸12とを有す
る。自動変速機11は出力軸16と歯車比箱18とを有
するトルクコンバータ15を有し、歯車比箱18はトル
クコンバータの出力軸16によって駆動される。トルク
コンバータ15は自動変速機流体(“ATF”)で満た
され、この技術分野でよく知られた方法で、トルクコン
バータハウジング22を介してエンジン10により駆動
されるポンプ手段20を有する。 トルクコンバータ15はまた、固定子24と、ポンプ2
0により流体動力学的に駆動されるタービン26を有す
る。
【0010】トルクコンバータ15はさらに、全体を符
号27で示すバイパス手段を有し、このバイパス手段2
7は駆動時において、トルクコンバータハウジング22
から粘性継手29を介してトルクコンバータ出力軸16
へ直接駆動を行い、かくしてポンプ20及びタービン2
6を介して高すべり駆動通路をバイパスさせる。
【0011】ここで主として図2を参照すれば、タービ
ン26は適切な手段により環状装着部材33に固定され
る。 装着部材33の構造に関する説明が米国特許第 4,4
96,034号公報に詳しくなされ、この特許は本発明
の譲受人に譲渡されており、これはここに参考として引
用されている。本発明の目的のために、タービン26の
回転によって装着部材33が回転し、そして、その装着
部材33にスプライン結合されたトルクコンバータ出力
軸16が回転することに十分留意する。
【0012】さらに主に図2を参照すれば、本発明に関
連する型の粘性継手はほぼ環状でしかもほぼ平面であっ
て、“サンドイッチ”構造になっている。粘性継手は環
状ハウジング組立体を有し、これはトルクコンバータハ
ウジング22内に配置され、軸方向へ間隔をおいて位置
する環状側壁部材を有し、それらの両側壁部材間に環状
クラッチ室を形成し、そのクラッチ室内には、環状クラ
ッチ組立体が配置されている。
【0013】ここで主に図3を参照して、本発明の粘性
継手29を詳しく説明する。環状ハウジングの片方の側
壁が本体部材35により構成され、環状ハウジングの他
方の側壁はカバー部材37により構成される。本体部材
35とカバー部材37は協働して環状クラッチ室39を
形成する。全体を符号41で示すクラッチ組立体はクラ
ッチ室39内に配置される。カバー部材37は鋼打抜き
として形成されるのが好ましく、本体部材35とクラッ
チ組立体41はアルミニウム鋳物として形成されるのが
好ましい。
【0014】この本体部材35は半径方向外周部分43
と、中間側壁部分45と、軸方向への伸長ハブ部分47
の所で終わっている内側部分とを有する。中間側壁部分
45はその内面を機械加工することにより一連の環状ラ
ンド49を形成し、それらの間に一連の環状溝を形成す
る。
【0015】カバー部材37は半径方向外周部分51を
有し、この部分51は本体部材35の外周部分43にか
ぶせられるか、或いは他の適切な手段によりその外周部
分に取付られる。環状クラッチライニング53はトルク
コンバータハウジング22の対向内面55とクラッチで
協働作用するためカバー部材37の前面に接着固定され
る。カバー部材37はさらに、中間側壁部分57と、軸
方向へ伸長するハブ部分59の位置で終わっている半径
方向内側部分とを有する。
【0016】クラッチ組立体41は一連の環状溝によっ
て分離される一連の環状ランド63を形成するように機
械加工されるクラッチ部分61を有する。本体部分35
の環状ランド49とクラッチ部分61の環状ランド63
は相互に挿入されてそれらの間に蛇行形粘着力せん断空
間が形成され、そのせん断空間に粘性流体が存在すると
、それに応じて本体部材35からクラッチ組立体41へ
トルクが伝達される。
【0017】クラッチ組立体41はさらに、複数の鋲6
9によりクラッチ部分61に取付られる半径方向への伸
長装着部分67を含む、軸方向への伸長環状ハブ部分6
5を有する。装着部分67は、複数の流体開口71を形
成し、その機能はクラッチ部分61とカバー部材37と
の間の部分と、せん断空間との間で継手29内において
粘性流体を循環させることである。
【0018】ここで図4を参照すれば、クラッチハブ部
分65は比較的うすい上流環状部分73と、比較的肉厚
の下流環状部分75とを有する。上流部分73は、環状
外周面77を有し、さらにトルクコンバータタービン2
6の環状装着部材33によって形成された一組の噛み合
い外側スプラインとスプライン結合する一組の内側スプ
ライン79を形成する。比較的肉厚の下流部分75は、
外周面81と、環状装着部材33の隣接周囲面と係合し
て配置される内周面83とを有する。
【0019】本体部材35のハブ部分47はハブ部分4
7に押圧される一対の環状ブッシング85,87を有し
、これらのブッシング85,87は青銅又は他の適切な
材料で形成されるのが好ましい。同様に、カバー部材3
7のハブ部分59はそのハブ部分59に押圧される環状
ブッシング89を有し、このブッシング89は、ブッシ
ング85,87と同じ材料で形成されるのが好ましい。 ブッシング85,87,89はそれぞれ、内周面91,
93,95を有し、ブッシングはハブ部分47,59に
対して非回転的であるので、本体部材35とカバーの側
壁部材37とによって形成される内周面の実質的部分は
ブッシング85,87,89の内周面91,93,95
で実際的にそれぞれ形成される。
【0020】本体部材35とカバー部材37の組立体と
クラッチ組立体41との間で相対的な回転を可能にする
ために、内周面91,93は外周面77と協働し、それ
らの間に作動クリアランスを形成し、同様に、内周面9
5は外周面81と協働してそれらの間に作動クリアラン
スを形成する。 この実施例によれば、内周面91,93,95と外周面
71,81との間に形成される作動クリアランスは通常
、約 0.001〜約0.0015インチの範囲にある
【0021】粘性クラッチ室39は、例えば粘性シリコ
ン流体のような適切な粘性流体で満たされ、その流体の
1つの例がジメチルポリシロキサンである。この粘性流
体は本体部材35の周囲部分43によって形成される溝
に受入れられる四角にカットされたエラストマーのシー
ルリング97(図3参照)によって半径方向の外方への
漏出が防止される。粘性流体はOリング等のシール部材
の新規な配置によって粘性継手29の半径方向内周面か
らの漏れが防止される。前記米国特許第 4,496,
034号や図2に示す従来技術では、そのような流体シ
ールはかなり複雑で高価な二重舌片シールの装置によっ
て行われていた。そのような装置のために、本体部材3
5、カバー部材37及びクラッチ組立体41の機械加工
費と複雑さが事実上増した。
【0022】従来のシール装置の欠点は本発明により克
服できる。クラッチハブ部分65の上流環状部分73は
環状シール室101 を形成し、クラッチハブ部分65
の下流環状部分75は環状シール室103 を形成する
。シール室101 内にはOリング105 が配置され
、シール室103 内には、Oリング107 が配置さ
れる。Oリング105 は内周面93とシール結合状態
に配置され、Oリング107 は内周面95とシール結
合状態に配置される。Oリング105 と107 の使
用は容認可能である。その理由のひとつはそれらのOリ
ングは毎分回転数が数百回をこえるような相対速度にな
らない表面間に配置され、そのような相対速度は次に説
明するように、継手29が結合位置にある時にだけ生じ
るからである。
【0023】当業者には容易に理解されるように、Oリ
ング105, 107の目的は2つある。即ち、1つは
粘性継手29から粘性流体が漏れるのを防ぐことであり
、第2はATFが粘性継手29へ漏れるのを防止するこ
とである。これもまた、当業者によく理解されているよ
うに、ATFが粘性継手へ漏れるのを防ぐことは特に重
要である。その理由のひとつは、ATFが粘性シリコン
流体と混合すると、混合物の全体的な粘性が事実上低下
し、このため、粘性継手のトルク容量は事実上低下する
ことである。
【0024】トルクコンバータ15の操作時、ATFは
普通、カバー部材37とトルクコンバータハウジング2
2との間に形成された環状下流室109 (図2、図4
参照)へ流入する。下流室109 に流体があると、粘
性継手29全体は、図2において左側へ、クラッチライ
ニング53が対向内面55との接触から外れているよう
な非係合位置(図1に概略的に示されるように)へ移動
する。ATFはかくして、下流室109 を通りクラッ
チライニング53を通ってトルクコンバータ15の主上
流室111 へ半径方向外方へ流動する。
【0025】バイパス手段27と結合する時、例えば自
動車が所定速度以上の速度でかつ一段と高い歯車比で運
転する時、トルクコンバータ内のATFの流動方向は適
切なソレノイド弁(図示せず)の作動により逆になる。 ATFはここでトルクコンバータの上流室111 へ流
入し、そこで、そのATFは本体部材35に押圧力をか
け、粘性継手を図2で右方へ移動させ、クラッチライニ
ング53を対向面55に摩擦結合させる。
【0026】ここで動力伝動は、粘性継手29を介して
出力軸16に直接なされ、それによって、トルクコンバ
ータ15をバイパスさせる。本体部材35とクラッチ組
立体41との間で生じる粘性継手のすべり量は制限され
ているけれども、そのようなすべりはトルクコンバータ
15のすべりより著しく小さいので、そのトランスミッ
ションの総効率は著しく上昇し、バイパス手段27が結
合位置(図2に示すように)にある時には、自動車の燃
料の経済性もそれに応じて改善される。さらに、粘性継
手29は、トルクコンバータハウジング22と出力軸1
6との間の確実な機械的連結のバイパス手段により、客
室へ伝達される駆動ラインの振動をなくす効果を有する
【0028】バイパス手段27がその結合状態にある時
、上流室111 の流体圧は比較的高くなるので、その
上流室111 もまた、「高圧」室と呼ばれる。バイパ
ス手段27がその非結合状態にある時、下流室109の
流体圧は比較的低いので、下流室109 もまた、「低
圧」室と呼ばれる。 バイパス手段27がその結合位置にある時、上流室11
1 の圧力は通常、約80〜100psiとなり、一方
、バイパス手段の結合時には、下流室109 の圧力は
基本的には0psi となる。かくして、バイパス手段
27が結合する時、上流室111 から下流室109 
へと流体が自然に流れることがわかる。この結果、内周
面91及び93とクラッチハブ部分65の外周面77と
の間の作動クリアランスに流体圧が生じる。
【0029】従って、本発明のもうひとつの側面によれ
ば、クラッチハブ部分65の上流環状部分73には、好
ましくは、Oリングシール部材105のすぐ上流に配置
された環状リーク溝113 が形成される。クラッチハ
ブ部分65には軸方向の通路115 が形成され、この
軸方向の通路115 はリーク溝113 と下流室10
9 との間で開放して連通しており、Oリング105 
の上流側で生じる流体圧を緩和する。Oリング105 
にかかる圧力を緩和する他に、溝113 と通路115
 はハブ部分65を通ってATFの連続流を生じさせる
。そのような流れの1つの効果は、上流室111 から
下流室109 へ流れるATFへ粘性継手29から熱を
伝達することである。継手を通る他の冷却流路がさらに
必要とされるが、溝113 と流路115 を通って流
れる流れは継手の回転軸の近くで十分に冷却するのに適
した量が流される。
【0030】これまで本発明を前述の明細書に詳述して
きたが、当業者にとって本発明の種々の変形が可能であ
り、そのようなすべての変形や修正は上記の請求項の範
囲内にあるかぎり、本発明に含まれるものとする。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
により、安価で構造簡単な粘性継手を得ることができ、
また、この粘性継手をトルクコンバータ自動変速機のバ
イパス手段として使用することにより、このバイパス手
段のシール能力を改善し、自動変速機用流体と粘性継手
の粘性流体との混入することを防止して、この混入によ
る両者の操作能力の低下を防止することができる。さら
に、トルクコンバータハウジンクと出力軸をこのバイパ
ス手段により確実に機械的連結を行うことができるので
、駆動ラインの振動の車室への伝達を抑制することがで
き、自動車の乗り心地を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトルクコンバータバイパス手段を使用
したトルクコンバータ型自動変速機を含む自動車の駆動
列の概略図である。
【図2】従来の粘性継手バイパス手段を含む、図1に概
略的に示すトルクコンバータ組立体の軸方向部分断面図
である。
【図3】本発明による粘性継手バイパス手段を示す図2
に類似した軸方向拡大断面図である。
【図4】図3の粘性継手バイパス手段のハブ部分を示す
、さらに拡大した軸方向部分断面図である。
【符号の説明】
11…自動変速機 15…トルクコンバータ 16…出力軸 22…トルクコンバータハウジング 27…バイパス手段 29…粘性継手 35…本体部材 37…カバー部材 39…環状粘性流体室 41…環状クラッチ組立体 47…ハブ部分 59…ハブ部分 61…クラッチ部分 65…ハブ部分 77…外周面 81…外周面 85…ブッシング 87…ブッシング 89…ブッシング 101 …環状シール室 103 …環状シール室 105 …シール部材 107 …シール部材 109 …下流室 111 …上流室 113 …流路 115 …流路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  トルクコンバータハウジング(22)
    内に配置され、軸方向に間隔をおいて半径方向へ伸長す
    る環状側壁部材(35,37) を有し、該両部材はそ
    の間に粘性流体を容れる環状粘性流体室(39)を形成
    する環状ハウジング組立体を含む型であって;前記環状
    ハウジング組立体はトルクコンバータハウジング(22
    )の対向面(55)と,クラッチとして協働する半径方
    向へ伸長する環状クラッチ面(53)を形成し;前記粘
    性流体室(39)内に配置され、前記側壁部材(35)
    の一方と粘性クラッチとして協働する環状の半径方向に
    伸長するクラッチ部分(61)と、トルクコンバータ組
    立体(15)の出力軸(16)と駆動状に接続される軸
    方向へ伸長するクラッチハブ部分(65)とを有する環
    状クラッチ組立体(41)と;前記側壁部材(35,3
    7)はその側壁部材の半径方向で内側部分に形成された
    環状の軸方向へ伸長するハブ部分(47,59)を形成
    し;前記側壁ハブ部分(47,59)は前記クラッチハ
    ブ部分(65)の外周面(77,81)に支承される内
    周面(91,93,95)を有し;前記トルクコンバー
    タハウジング(22)と協働し、トルクコンバータ組立
    体内の流体の流れに関して、上流高圧室(111) と
    下流低圧室(109) とを形成する、トルクコンバー
    タハウジング(22)と出力軸(16)とを有するトル
    クコンバータ組立体(15)のバイパス手段(27)と
    して使用される粘性継手(29)であって、(a)  
     前記側壁ハブ部分の前記内周面(93,95)と、前
    記クラッチハブ部分(65)の前記外周面(77,81
    )とが協働して一対のシール室(101,103)を形
    成し、かつ、(b)   前記シール室(101,10
    3)にシール部材(105,107)が配置され、該シ
    ール部材は、前記クラッチハブ部分(65)に沿って、
    トルクコンバータ組立体(15)の上流室(111) 
    と、前記粘性継手(29)の前記環状粘性流体室(39
    )との間に流体シールを含むことを特徴とする粘性継手
  2. 【請求項2】  前記クラッチハブ部分(65)の前記
    外周面(77)と、前記側壁ハブ部分(47)の前記内
    周面(91,93)は互いに協働して、前記シール部材
    のうちの上流シール部材(105) の上流側に作動ク
    リアランスを形成することを特徴とする請求項1の粘性
    継手。
  3. 【請求項3】  前記クラッチハブ部分(65)は、前
    記上流シール部材(105) から流体圧を除去するた
    めに、前記作動クリアランスと前記下流室(109) 
    との間を連通する流路手段(113,115)を形成す
    ることを特徴とする請求項2の粘性継手。
  4. 【請求項4】  前記側壁ハブ部分(47,59)は、
    前記クラッチハブ部分(65)の前記外周面(77,8
    1)にジャーナル接続する前記内周面(91,93,9
    5)を形成するブッシング手段(85,87,89)を
    有することを特徴とする請求項1の粘性継手。
  5. 【請求項5】  トルクコンバータハウジング内に配置
    され、半径方向へ伸長する本体部材(35)と、軸方向
    へ間隔をおいて半径方向へ伸長するカバー部材(37)
    とで成る環状ハウジング組立体の型であって、前記本体
    部材と前記カバー部材は協働してそれらの間に粘性流体
    を容れる環状粘性流体室(39)を形成し;前記環状ハ
    ウジング組立体はトルクコンバータハウジング(22)
    の対向面(55)とクラッチ協働作用する半径方向へ伸
    長する環状クラッチ面(53)を形成し;前記粘性流体
    室(39)内に配置され、前記本体部材(35)と粘性
    クラッチ協働作用する環状の半径方向へ伸長するクラッ
    チ部分(61)とトルクコンバータ組立体(15)の出
    力軸(16)に駆動的に接続される半径方向に伸長する
    クラッチハブ部分(65)とを有する環状クラッチ組立
    体(41)を有し;前記本体部材(35)と前記カバー
    部材(37)はそれら両部材の半径方向で内側部分に軸
    方向へ伸長する環状ハブ部分(47,59)を形成し、
    前記本体部材とカバー部材の前記ハブ部分は前記クラッ
    チハブ部分(65)の外周面(77,81)に支承され
    る内周面(91,93,95)を有し;トルクコンバー
    タハウジング(22)と協働して、前記本体部材(35
    )に近接して上流高圧室(111) を形成し、さらに
    前記カバー部材(37)に近接して下流低圧室(109
    ) を形成する、トルクコンバータハウジング(22)
    と出力軸(16)を有するトルクコンバータ組立体(1
    5)のバイパス手段(27)として使用される粘性継手
    (29)であって、(a)   前記本体部材のハブ部
    分(47)の前記内周面(93)と前記クラッチハブ部
    分(65)の前記外周面(77)とは協働して上流シー
    ル室(101) を形成し、(b)   前記カバー部
    材のハブ部分(59)の前記内周面(95)と、前記ク
    ラッチハブ部分(65)の前記外周面(81)とは協働
    して、下流シール室(109)を形成し、(c)   
    前記シール室(101,103)にシール部材(105
    ,107)が配置され、該シール部材は、前記本体部材
    クラッチハブ(47)と前記カバー部材クラッチハブ(
    59)とに沿って、上流室(111) と前記粘性継手
    の前記環状粘性流体室(39)との間に流体シールを含
    むことを特徴とする粘性継手。
  6. 【請求項6】  前記クラッチハブ部分(65)の前記
    外周面(77)と前記本体部材ハブ部分(47)の前記
    内周面(91,93)とは協働して前記上流シール室(
    101) の上流側に作動クリアランスを形成すること
    を特徴とする請求項5の粘性継手。
  7. 【請求項7】  前記クラッチハブ部分(65)は、前
    記上流シール室(101) の上流から流体圧を除去す
    るため前記作動クリアランスと前記下流室(109) 
    との間を連絡する流路手段(113,115)を形成す
    ることを特徴とする請求項6の粘性継手。
  8. 【請求項8】  前記本体部材(35)と前記クラッチ
    部材(61)は複数の相互に挿入されるランド(49,
    63)と溝を有し、これらは協働してそれらの間に粘性
    せん断空間を形成し、前記せん断空間に粘性流体が存在
    するのに応じて前記本体部材から前記組立体(41)へ
    トルクを伝達することを特徴とする請求項6の粘性継手
JP3268393A 1990-09-19 1991-09-19 粘性継手 Pending JPH04254044A (ja)

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EP0476433B1 (en) 1994-05-25
EP0476433A1 (en) 1992-03-25
DE69102112T2 (de) 1994-09-22
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