JPH04253007A - 高密度光ファイバケーブル - Google Patents

高密度光ファイバケーブル

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Publication number
JPH04253007A
JPH04253007A JP3009724A JP972491A JPH04253007A JP H04253007 A JPH04253007 A JP H04253007A JP 3009724 A JP3009724 A JP 3009724A JP 972491 A JP972491 A JP 972491A JP H04253007 A JPH04253007 A JP H04253007A
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JP
Japan
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optical fiber
tape
density
fiber cable
cable
Prior art date
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Pending
Application number
JP3009724A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Hattori
知之 服部
Nobuhiro Akasaka
伸宏 赤坂
Toru Yamanishi
徹 山西
Shigeru Tomita
茂 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信などに使用される
光ファイバケーブルに関し、特に特性の安定した高信頼
性の高密度光ファイバケーブルの構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5はいずれも従来のテープ心
線集合型の光ファイバケーブルの構造例の横断面図であ
る。又図6は上記ケーブルに用いる光ファイバテープ心
線の一例の横断面図である。
【0003】図4はスロット型光ファイバケーブルで、
外周に複数のスロット(102a)を形成し、中心に高
張力体(103) を具えたスロットロッド(102)
 の上記スロット(102a)内に、光ファイバテープ
心線(101) の複数枚を積層した積層体が収納され
ている。
【0004】上記スロットロッド(102) はプラス
チック材料で形成されており、スロット(102a)は
光ファイバテープ心線(101)の積層体を配列乱れな
く、高密度に収納するため断面方形をなしており、又、
長さ方向にらせん状あるいはSZ状に延びている。
【0005】前記スロットロッド(102) の外周上
には押え巻きテープ(104) が施され、さらにその
外側にはポリエチレン等のプラスチック材料の押出し成
形による外部被覆層(105) を設けて構成されてい
る。
【0006】図5はアルミニウムとポリエチレンを積層
一体化して形成した複合パイプ(LAPパイプ)(10
6) 内に、複数の光ファイバテープ心線(101) 
を収納したLAPパイプユニット(110) の複数を
、高張力体(107a)上にプラスチック層(107b
)を設けたテンションメンバ(107) の周上に撚り
合せ、その上に押え巻き層(104)及び外部被覆層(
105) を施して構成されている。
【0007】これらのケーブルに使用されている光ファ
イバテープ心線(図6)は、外径125μm の光ファ
イバ上にソフトな内層とハードな外層を形成した光ファ
イバ被覆心線の複数本を並列に配置し、その外側を一括
被覆してテープ状に一体化している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】最近、光ファイバケー
ブルの多心化、高密度化の要望が高まっており、これを
実現するためには、光ファイバ心線および光ファイバユ
ニットの細径化が極めて重要な課題である。しかし、前
述した従来の光ファイバケーブルでは細径化が困難であ
った。
【0009】すなわち、テープ心線集合型の光ファイバ
ケーブルは、光ファイバテープ心線が直接スロット又は
LAPパイプ内に収納されているが、光ファイバテープ
心線とスロット内壁又はLAPパイプの内壁が直接接触
すると光ファイバテープ心線に力が加わるため、使用す
る光ファイバ心線に耐側圧特性が要求されて、比較的厚
肉の被覆を有する光ファイバテープ心線を使用する必要
があり、又、光ファイバテープ心線と各々の内壁面との
間隔を十分にとる必要があるため、光ファイバユニット
の細径化が困難であった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の問題点を
解消した高密度光ファイバケーブルを提供するもので、
その特徴は、光ファイバ心線の複数本を並列にならべて
一括外被をほどこして一体化した光ファイバテープ心線
の複数枚を積層し、その外側に、中空球を含有するシリ
コンゲルによる緩衝層と熱可塑性樹脂による保護層を設
けた高密度光ファイバテープ心線ユニットをケーブルの
構成要素としたことにある。
【0011】
【作用】光ファイバ心線を並列にならべた光ファイバテ
ープ心線は、側圧等の外力に弱いため、収容するスロッ
トの空間あるいはLAPパイプの内径を積層された光フ
ァイバテープ心線の断面積に比較して十分に大きくとり
、側圧等を受けにくくする必要があり、そのため光ファ
イバユニットあるいは光ファイバケーブルの細径化が困
難であった。
【0012】本発明はこの問題に対して、光ファイバテ
ープ心線の積層体の外側にクッション効果のある中空球
を含有したシリコンゲルの緩衝層と熱可塑性樹脂による
保護層を設けて、高密度テープ心線ユニットを構成する
ことで、光ファイバケーブルの高密度化を実現するもの
である。
【0013】本発明の場合、光ファイバユニッを図1の
ように、中心のテンションメンバのまわりに集合する場
合でも、光ファイバユニットの緩衝層21が光ファイバ
テープ心線と保護層22との間の接触による側圧を緩和
し、マイクロベンディングによる光ファイバの伝送ロス
の増加を生じない。
【0014】又、前記ユニットは光ファイバテープ心線
の積層体が一体化されているために、配列乱れが発生せ
ず、光ファイバテープ心線が動くためのクリアランスも
不要である。
【0015】高密度光ファイバテープ心線ユニットは、
光ファイバテープ心線の積層体が一体化されているため
、テープ心線を取り出し難いという問題がありそうに思
われるが、テープ心線の表面にシリコンオイル等の剥離
剤を塗布したり、図2(ロ)に示すように、保護層(2
2)に直線状又はスパイラル状にノッチ(23)を入れ
るか、又は切り裂き紐(24)を1本又は複数本入れる
等の対策をとることで容易に解決できる。
【0016】又、ユニットの保護層表面に着色するかま
たは、保護層そのものを着色する等で、ユニットの識別
を容易とすることも出来る。
【0017】
【実施例】図1は本発明の高密度光ファイバケーブルの
実施例の横断面図、図2(イ)はそれに用いる光ファイ
バテープ心線の一例の横断面図、同図(ロ)は高密度テ
ープ心線ユニットの一例の横断面図である。
【0018】本実施例においては、図2(イ)に示すよ
うに、 125μm のGe−SM光ファイバ(12)
にヤング率 0.2kg/mm2 のソフトな内層(1
3)及びヤング率50kg/mm2 のハードな外層(
14)を薄く施した外径(d)0.18mmφの細径光
ファイバ心線(11)を8本並列に配置し、薄いテープ
材(15)で一体化した厚さ(t)=約0.18mm、
幅(w)=1.4mm の細径テープ光ファイバ心線(
1)を用いた。この細径光ファイバテープ心線(1)を
8枚積層し、その外側に中空球を含有したシリコンゲル
による比較的柔らかい緩衝層(21)と、更にその外側
に比較的硬い熱可塑性樹脂による保護層(22)を施し
て図2に示すような高密度テープ心線ユニット(2)を
構成した。この際、細径光ファイバテープ心線(1)の
積層体には撚りを与えたもの、与えないもの両方を作成
した。
【0019】又、中空球としては塩化ビニリデン−アク
リロニトリル共重合体の殻を有し、イソブタンを内包す
るものを用いてこれを紫外線硬化型アクリレート樹脂に
混合したものを細径光ファイバテープ心線を積層した外
側に被覆して内部保護層とした。
【0020】中空球としては本実施例に限らず、気体ま
たは液体、例えば空気、窒素、アルゴン、イソブタン等
を内包する球体で、外殻部分には、塩化ビニリデンとア
クリルとの共重合体、ポリエチレン、フッ素樹脂等の熱
可塑性樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂
等の熱硬化性樹脂等を用いて形成したものが使用出来る
【0021】しかし、中空球自体の柔軟性、被覆層の軽
量化等の点からみると、熱可塑性樹脂、特に本実施例で
用いた塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体を殻
とするものが好ましい。
【0022】又、被覆層の平滑さを失わないためには、
球径は、1〜50μm 、殻厚は、 0.5μm 以下
が好ましい。
【0023】本発明のシリコンゲルとしてはJIS K
 2220で規定される針入度(1/10mm)で50
〜400 程度のものであれば特に制限はないが、加工
性等から白金等の触媒の存在下−SiCH=CH2 と
Si−Hの反応によりゲル化する付加反応タイプが望ま
しい。
【0024】本発明における熱可塑性樹脂の保護層とし
てはナイロン、PBT、ポリカーボネート等を用いるこ
とができる。その他押出機によってパイプ上に溶融押出
成形できるものであれば特に制限はない。
【0025】本発明の中空球を含有したシリコンゲルに
よる緩衝層と熱可塑性樹脂による保護層は各々独立した
製造工程で形成することができるが、緩衝層が非常に柔
らかく破壊されやすいため連続な工程で形成することが
望ましい。例えば一般にルースチューブ押出と称される
方法を用いて、積層された光ファイバテープ心線の回り
に熱可塑性樹脂のパイプ状被覆を形成し、押出機クロス
ヘッドを介してテープ心線の積層体とパイプ状被覆の間
に中空球を混合した硬化前のシリコンゲルを注入し、熱
可塑性樹脂の融点/硬化点以下の温度に加熱してゲル化
させる等の手段を用いることができる。
【0026】前記高密度心線ユニット(2)の複数本を
図1に示すように、高張力体である鋼線(31)の外周
上にポリエチレン層(32)を設けたテンションメンバ
(3)のまわりに撚合せ、その上に押え巻きテープ(4
)を施し、さらにその外側にポリエチレン等のプラスチ
ック材料の押出し成形による外部被覆層(5)を設けた
【0027】なお、前記高密度テープ心線ユニット(2
)の撚合せは、同一方向撚りでもよく、SZ撚りでもよ
い。又、テンションメンバは鋼線に限らず高張力体にプ
ラスチックを被覆したものを用いることができる。
【0028】図3は、本発明の高密度ファイバケーブル
の他の実施例の横断面図である。図に示すように、中心
に高張力体(7)を有し、外周に複数の断面形状が扇形
のスロット(6a)を有する例えばプラスチック製のス
ロットロッド(6)の前記スロット(6a)内に、図2
(ロ)に示した高密度テープ心線ユニット(2)の複数
本をそれぞれ収納してある。スロットロッド(6)の外
周上には押え巻テープ(4)を施し、さらにその上には
外部被覆層(5)を設けて構成してある。
【0029】
【発明の効果】図1のケーブルを試作するにあたり、細
径光ファイバ心線を用いたので、線引き後のボビン巻状
態及び、テープ化後のボビン巻状態では、側圧のため光
ファイバの損失値が高かったが、サンプルを把取りして
、側圧のない状態にすれば通常の光ファイバの損失値に
なることを確認してユニット化の工程へ進めた。
【0030】ユニット化後の光ファイバの損失値は良好
であり、本発明の構造が細径光ファイバテープ心線の側
圧特性を改善させる効果のあることが確認できた。
【0031】更に、工程を進めて、高密度テープ心線ユ
ニットをポリエチレン被覆鋼線の外周上に撚合せ、その
上に押え巻テープを施し、さらに外部被覆層を施したが
、これらの工程間に於ても、損失値の変化は全くなく、
製造上の取扱いも良好であることが確認できた。
【0032】又、試作ケーブルの機械特性及び温度特性
を測定したが、−40℃に於て、若干損失値が増大した
以外は良好な特性を示し、実用上問題ないことが確認で
きた。以上の如く、本発明の高密度テープ心線ユニット
を用いることにより、特性の安定した高信頼性の高密度
光ファイバケーブルで細線化を達成することが出来た。
【0033】例えば、従来のケーブルについて、図4の
構造の場合、200 心で19mmφ、図5の構造の場
合、200 心で21mmφが限度であったのに対して
、本発明の図1の構造の場合、400 心で17mmφ
の外径におさめることが出来た。
【0034】従来の構造に比して、高密度化、細線化の
効果が顕著に認められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高密度光ファイバケーブルの実施例の
断面図である。
【図2】(イ)は、細径光ファイバテープ心線の横断面
図、(ロ)は、高密度テープ心線ユニットの横断面図で
ある。
【図3】本発明の高密度光ファイバケーブルの他の実施
例の横断面図である。
【図4】従来の光ファイバテープ心線集合型光ファイバ
ケーブルの構造例の横断面図で、スロット型を示す。
【図5】従来の光ファイバテープ心線集合型光ファイバ
ケーブルの構造例の横断面図で、複合パイプ型を示す。
【図6】従来のケーブルに用いる光ファイバテープ心線
の一例の横断面図である。
【符号の説明】
1  細径光ファイバテープ心線 11  細径光ファイバ心線 12  光ファイバ 13  1次被覆層 14  2次被覆層 2  高密度テープ心線ユニット 21  緩衝層 22  保護層 23  ノッチ 24  切り裂き紐 3  テンションメンバ 31  高抗張力体 32  プラスチック被覆 4  押え巻きテープ 5  外部被覆層 6  スロットロッド 7  高抗張力体 101   光ファイバテープ心線 101a  UV樹脂被覆光ファイバ心線101b  
一括被覆層 102   スロットロッド 102a  スロット 103   高抗張力体 104   押え巻きテープ 105   外部被覆層 106   複合パイプ 107   テンションメンバ 107a  高抗張力体 107b  プラスチック被覆層 110   LAPパイプユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の光ファイバ心線で構成した光フ
    ァイバテープ心線の複数枚を積層し、その外側に、中空
    球を含有するシリコンゲルによる緩衝層と熱可塑性樹脂
    による保護層を設けた高密度テープ心線ユニットを構成
    要素とすることを特徴とする高密度光ファイバケーブル
JP3009724A 1991-01-30 1991-01-30 高密度光ファイバケーブル Pending JPH04253007A (ja)

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JP3009724A JPH04253007A (ja) 1991-01-30 1991-01-30 高密度光ファイバケーブル

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JPH04253007A true JPH04253007A (ja) 1992-09-08

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