JPH04252247A - 安定化ポリマー及びその製造方法 - Google Patents

安定化ポリマー及びその製造方法

Info

Publication number
JPH04252247A
JPH04252247A JP3019404A JP1940491A JPH04252247A JP H04252247 A JPH04252247 A JP H04252247A JP 3019404 A JP3019404 A JP 3019404A JP 1940491 A JP1940491 A JP 1940491A JP H04252247 A JPH04252247 A JP H04252247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
antioxidant
composition
organotin
oxidatively stabilized
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3019404A
Other languages
English (en)
Inventor
Neil S Davidson
ネイル シャラー ディビッドスン
Hilda A Leiper
ヒルダ アダムズ リーパー
Murro Colette A A Di
コリット アスンタ アーカンジラ ディ マロ
Kenneth Wilkinson
ケネス ウィルキンスン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BP Chemicals Ltd
Original Assignee
BP Chemicals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BP Chemicals Ltd filed Critical BP Chemicals Ltd
Publication of JPH04252247A publication Critical patent/JPH04252247A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/04Homopolymers or copolymers of ethene
    • C08L23/08Copolymers of ethene
    • C08L23/0807Copolymers of ethene with unsaturated hydrocarbons only containing more than three carbon atoms
    • C08L23/0815Copolymers of ethene with aliphatic 1-olefins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2201/00Properties
    • C08L2201/08Stabilised against heat, light or radiation or oxydation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L51/00Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L51/06Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to homopolymers or copolymers of aliphatic hydrocarbons containing only one carbon-to-carbon double bond

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、安定化ポリマーとその
製造方法と用途とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリマーの安定化における低分子量酸化
防止剤の有効性は、これらが表面に移行し易いこと及び
ポリマーから抽出され易いことにより、使用中にしばし
ば削減される。移行と抽出の容易性の問題は、各種の高
分子量酸化防止剤の使用により削減出来るけれども、こ
れらの分子量が増大するにつれて、ベースポリマーとの
相溶性が減少し、その為に安定化効果が削減される。米
国特許第4213892号公報には、遊離ラジカル発生
剤の存在下に、酸化防止剤又はUV安定剤、特にエチレ
ン性不飽和又はチオール基を有するグラフトポリマーを
記載しており、低密度ポリエチレンに関して、遊離ラジ
カルは、熔融においてよりむしろ、空気又は高剪断作用
により作られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】遊離ラジカル発生剤無
しで、ポリマー中にフェノール類酸化防止剤の熔融グラ
フト化は低いので、添加物の抽出が高い傾向があるが、
一方、遊離ラジカル発生剤を使用すると、ポリエチレン
は架橋される傾向があることが突き止められるに至った
【0004】ジシクロペンタジエンとフェノール類化合
物から得た酸化防止剤とポリオレフィンとの、例えば、
ラジカル開始剤の存在下に熔融方法による組み込みが、
今や、向上した安定化ポリマーを与える方法として突き
止められるに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、オレフ
ィンポリマーと酸化防止剤とからなる酸化的に安定化ポ
リマー組成物において、酸化防止剤がジシクロペンタジ
エンとフェノール類化合物とのポリマーからなり、酸化
防止剤の少なくとも幾らかはシクロヘキサンで抽出出来
ない形態にあることを特徴とする酸化的に安定化ポリマ
ー組成物が提供される。好適には、酸化的に安定化ポリ
マー組成物は、ラジカル開始剤の存在下に、かつ熔融相
において、前記ポリオレフィンと前記酸化防止剤ポリマ
ーとを反応させることにより得られる。本発明はまた、
ラジカル開始剤の存在下に、かつ熔融相において、ポリ
オレフィンと酸化防止剤とを反応させることにより前記
ポリマーを得る為の方法を提供するものである。
【0006】オレフィンポリマーを酸化防止剤ポリマー
と反応させることにより、酸化防止剤は、相溶性のオレ
フィンポリマーとなるばかりでなく、可成の割合がまた
、非抽出性となり、かつこのことは、ポリマーに対して
、例えば、ポリエチレンの場合架橋の、又はポリプロピ
レンの場合劣化の逆効果を削減されて獲得される。
【0007】普通一つ又はそれ以上の脂肪族モノマーか
ら得られるオレフィンポリマーは、ホモポリマー、又は
2つ又はそれ以上の異なるモノマーから得られる共重合
体であって良い。適切なホモポリマーは、ポリエチレン
、ポリプロピレン及びポリブチレン、好適にはポリエチ
レンである。オレフィン共重合体は、適切には、2つ又
はその以上のモノマーの共重合体であり、このモノマー
は、適切にはC2−C10オレフィン(例えば、エチレ
ン、プロピレン、ブチレン、4−メチルペンテン−1及
びオクテン−1)の専らモノオレフィンであるか、又は
少なくとも一つのオレフィンと、他のエチレン性不飽和
モノマー、例えば、ビニルアルコール、酢酸ビニル及び
アクリル酸、メタクリル酸及びこれらのアルキルエステ
ル類との混合物であって良い。特に好適なものは、エチ
レンのホモポリマー、及びエチレンと、高級α−オレフ
ィン、例えば、3−8炭素原子のオレフィンとの、特に
915−970kg/m3、例えば945−970kg
/m3の密度の線状オレフィンとの、特にチーグラー触
媒又は好適にはフィリプス触媒の使用により得られる様
な高密度ポリエチレンとの共重合体である。オレフィン
ポリマー、特にエチレンホモポリマー及びエチレンの共
重合体における残留不飽和のレベルは、普通ビニル指数
(ビニル基に基づく910cm−1の赤外線吸収の20
20cm−1の赤外線吸収に対する比)として表した0
.1−5例えば0.5−2である。エチレン共重合体に
おいて、有枝度は、好適には、1000炭素鎖当たり2
5未満、例えば、0.01−10又は0.03−3かつ
最も好適には0.1−1の様な0.01−25有枝であ
る。 ポリマー100部当たり例えば10−100部(pph
)の酸化防止剤の高割合で特に使用する為のポリエチレ
ンの場合、高メルトインデックスの線状ポリマー、例え
ばメルトフローインデックス(MFR)20−50又は
25−45g/10分(下記定義の通りに測定)の線状
ポリマーを使用するのが好適である。
【0008】酸化防止剤ポリマーは、ジシクロペンタジ
エンとフェノール類化合物とのポリマーからなる。フェ
ノール類化合物は、普通2,4及び6位の空いている少
なくとも1個かつ恐らく少なくとも2個のフェノール基
を有する。フェノール類化合物は、フェノール自体、又
は各々がメチル、エチル、イソプロピル及び第三級ブチ
ルの様な炭素原子1−6個のアルキル基1−3個のもの
である。一方、フェノール類化合物は、メチル又は第三
級ブチルの様な2−アルキル置換のアルキルフェノール
、例えば2−第三級ブチルフェノールと2−第三級ブチ
ル4−メチルフェノール、好適にはフェノール自体の様
に2と6位の両方の空いたもの及び4−アルキルフェノ
ール、これは好適には特に4−第一又は第二アルキルフ
ェノールであるものであるものが良い。フェノール化合
物は、最も好適にはフェノール、メタ/パラクレゾール
混合物のパラクレゾール(又は市販のオルソ/パラ混合
物)、又はパラエチルフェノール、特にパラクレゾール
である。フェノール類化合物は、普通硫黄含有基の無い
ものである。ポリマーは、普通フェノール類化合物より
1モル過剰のユニットを含み、フェノール類ユニットの
ジシクロペンタジエン(DCPD)ユニットに対するモ
ル比は、普通1.1−2:1特に1.15−  1.3
5:1である。追加ポリマーであるポリマーは、普通フ
ェノールユニット末端であり、かつフェノール基を含む
。このポリマーは、フリーデル  クラフト触媒の存在
下に150℃未満で、ジシクロペンタジエンによりフェ
ノール類化合物の核置換により作られる。このポリマー
は、普通ジシクロペンタジエン分子から誘導されるエチ
レン含むを実質的に有せず、かつ芳香族不飽和を実質的
に有しない。このポリマーは、普通実質的に線状であり
、かつ2個以上のフェノール基の存在の故に多官能であ
る。このポリマーは、好適には、少なくとも3個のフェ
ノールユニット、例えば3−10個のフェノールユニッ
ト及び/又は少なくとも2個特に2−10個のDCPD
ユニットを有する可成の割合の分子を有する可成の割合
の分子を含む。このポリマーは、好適には、少なくとも
10%、普通少なくとも20%の高級ポリマー、この各
々は、20−80%特に50−70%の様に、分子当た
り3個又はこれ以上のフェノールユニットを有するポリ
マーと、20−80%特に30−50%の様に、分子当
たり2個のフェノールユニットを有する多くても90%
、普通多くても80%のポリマーとの混合物である。 この高級ポリマーは、総てのDCPDフェノール類ポリ
マーの全重量において、各々20−40重量%,10−
30重量%,及び5−20重量%の3個のフェノール(
及び2個のジシクロペンタジエン)ユニットと4個のフ
ェノール(及び3個のジシクロペンタジエン)ユニット
及び4個のフェノール(及び3個のジシクロペンタジエ
ン)及び5個のりフェノール(及び4個のジシクロペン
タジエン)ユニットを有する分子の混合物からなる。
【0009】フェノール類化合物が2及び6の両方の位
置が未置換であり、かつポリマー分子がフェノールユニ
ットで末端化されている時に、末端化フェノール類ユニ
ットを、例えば、核アルキル化又はシクロアルキル化に
より、フェノール類OHに対してオルソ位置に妨害基で
末端被覆するのが好適であり、この様な妨害基の例は、
第三級ブチル、第三級アミル、イソプロピル、α−メチ
ルシクロヘキシル、好適には第三級ブチルである。この
様なポリマー酸化防止剤は英国特許第1068995号
公報に記載されており、この開示は、この明細書に組み
込まれている。この様な酸化防止剤は、商品名ウイング
ステェイ(WINGSTAY)[グッドイヤ社(Goo
dyear)から販売]の下に市場で入手出来る。
【0010】DCPDポリマーの第三級ブチル化誘導体
は、特にフェノールがp−クレゾールであるもの、好適
には少なくとも80℃のピーク融点、特に80−110
℃又は特に95−102℃の様な特に90−103℃の
様な少なくとも90℃のピーク融点を有し、少なくとも
70℃例えば70−95℃、しかし特に85−95℃の
様な少なくとも85℃の初期融点を有し、かつ75−1
15℃特に85−115℃の範囲の大凡の温度で熔融し
、かつ特に105℃で完全に熔融しない。オレフィンポ
リマーと酸化防止剤の間の反応は、ラジカル開始剤の存
在下に実施されて、酸化防止剤のポリオレフィン中への
組み込みを促進する。ラジカル開始は、普通のラジカル
開始剤、特に120℃以上で可成の割合で遊離ラジカル
を形成するのみのもの、例えば、有機過酸化物又は有機
ハイドロ過酸化物、又はアゾビスイソブチロニトリルの
様な有機アゾ化合物、及び紫外線又はガンマー放射線の
様な放射、好適には、最も好適な1,3−ビス(第三級
ブチル過酸化イソプロピルベンゼン)であるジクミル過
酸化物の様な有機過酸化物、又は第三級ブチルハイドロ
過酸化物の様なハイドロ過酸化物である。有機過酸化物
のレベルは、好適には酸化防止剤と共に:特に過酸化物
がクジクミル過酸化物である時に4:1−14:1特に
6:1−12:1、かつ他の過酸化物と及びポリマーの
2.5−10又は3.5−6.5pphの様な0.5−
10pph、しかし特に0.5−4.5pphの過酸化
物の量と等値に比例している。
【0011】反応は、熔融相で典型的に熔融混合物で又
は押出機中で実施され、この実施においてポリオレフィ
ンと酸化防止剤は、熔融相で最初混合され、その期間中
に酸化防止剤のポリオレフィン中への組み込みが起こる
。この熔融反応において、ポリマーと混合される酸化防
止剤の15−50%の様な約10−60%、例えば30
−50%が、ソックスレー装置で、酸化防止剤に対する
溶剤であるがしかしポリマーに対する溶剤でない、特に
シクロヘキサンで抽出されない形態でポリマー中に組み
込まれることが出来る。保持される形態は、ポリマーに
グラフト化された酸化防止剤、又はポリマー化された酸
化防止剤であるが、しかし普通両方の混合物であり、特
に各々のタイプの30−70%を伴う混合物である。
【0012】この反応が実施される温度は、ポリマーの
溶剤温度に左右されるが、しかし普通150−300℃
、例えば160℃と300℃の間、特に160−220
℃、特に押出機及びバンブリ混合機に対して200−2
60℃又は200−250℃特に230−235℃であ
る。溶剤反応は、普通不活性雰囲気中で例えば窒素雰囲
気下に実施される。
【0013】溶剤混合反応において、適切な回転速度と
反応時間は、かつ押出機反応において適切なスクリュー
速度は、使用される装置に左右されるだろうが、しかし
実質的に完全な混合を達成する為の適切な条件(例えば
回転速度と反応時間)は、この技術分野の練達者により
容易に決定されるだろう。この場合のこれらの条件は、
実質的に完全でないにしても、普通、反応の可成の割合
の発生に一致する。1−30例えば1−5又は5−30
分の反応時間と10−300rpmの回転速度が使用さ
れて良い。酸化防止剤をポリエチレン中に組み込む為に
使用される条件下で、ポリエチレンの架橋は、競合反応
である。
【0014】前記した通りに、ジシクロペンタジエンフ
ェノール酸化防止剤をポリエチレンと共に使用すること
により、ポリエチレンの架橋が、許容出来るレベルまで
削減され、この際、ポリエチレンが、例えば押出しによ
る様に熔融操作されて更に操作可能とされるのが本発明
の特別な特徴である。架橋の程度は、混合反応の後に、
ポリエチレンのメルトフローインデックスの変化により
、かつゲル形成の程度により示される。ポリエチレンの
メルトフローインデックスが最初高ければ高い程、架橋
の程度は低くなり、このことは、非線状ポリエチレンよ
りも線状に関して見い出される。
【0015】それ故、本発明の他の見解によると、所望
されるならば、例えば遊離ラジカルにより続いて架橋さ
れることが出来、かつラジカル抑制剤の存在下に、かつ
熔融相下で、大部分がポリエチレン、特に線状ポリエチ
レンからなるポリオレフィンと、ジシクロペンタジエン
とフェノール類化合物との前記ポリマーからなる酸化防
止剤とを反応させることにより得ることが出来る酸化的
に安定化ポリマーを提供するものである。
【0016】酸化防止剤は、少なくとも有効量を付与す
る量で、例えばポリマーの重量に基づいて100(pp
h)当たり0.01と100部の間のレベル(即ち、1
00pphは、ポリマープラス酸化防止剤の総重量の5
0%である)、好適には0.1−100pphで組み込
まれ得るが、しかしこのレベルは、マスターバッチを作
る為には、特に3と60pphの間である。このマスタ
ーバッチは、引き続き一つ又はそれ以上のオレフィンポ
リマーの追加量と混合されるか又は希釈されて良く、こ
のオレフィンポリマーは、マスターバッチに使用される
オレフィンポリマーと同じ又は異なつて良いが、しかし
好適には所望の酸化防止剤濃度を与える為に、前記のオ
レフィンポリマーの広い定義内のものである。最終ポリ
マー組成物中の酸化防止剤濃度は、これ以上の希釈が意
図されない、例えばパイプ、フィルム、又は成形品又は
ワイヤ又はケーブル又は繊維用の被覆物を製造する為の
最終付形に直ぐ使用出来る場合に、適切には0.01−
5pph、好適には0.03−3pphの範囲にある。
【0017】ジシクロペンタジエンフェノール化合物と
組み込まれたオレフィンポリマーとからなるポリマー組
成物は、従来の添加物、例えば他の酸化防止剤、粘着防
止剤及びスリップ剤、UV安定剤及び発泡剤と配合され
て又は配合の後使用されて良い。酸化防止剤の様な他の
フェノール類化合物及び/又は金属不活性化剤に関して
、これらは、DCPD/フェノール類化合物ポリマーを
オレフィンポリマーへ組み込む前に又は後にオレフィン
ポリマーに添加されて良い。
【0018】それ故、望むならば、ジシクロペンタジエ
ンフェノール生成物とオレフィンポリマーとの反応は、
少なくとも一つの他のフェノール類化合物、特に酸化防
止剤及び/又は金属不活性化剤である妨害性フェノール
類化合物の存在下に実施されるのが良い。この様な妨害
性フェノール類は、普通少なくとも一つ及び好適には二
つのアルキル基を、フェノール基に対してオルソ位置に
有し、このアルキル基は、特にメチル、エチル及び第三
級ブチルの様な1−8個の炭素、特に4−8個の炭素を
有するアルキル基である。フェノール類化合物は、他の
非炭化水素官能基を含まないが、好都合的にフェノール
類化合物はまた、少なくとも一つのオギザルアミド基又
はヒドラジド基を含み、かつまた任意的に少なくとも一
つのカルボン酸基、特に2個のフェノール環を有する化
合物を含んで良い。このタイプの好適なフェノール類は
、ビス(妨害フェノール)ヒドラジド、例えばフェノー
ル環が、ヒドラジドのNH基へ直接に結合するか又は置
換されたプロピオンヒドラジドにおける様に炭素原子1
−4個の、例えばメチレン又はエチレンのアルキレン基
を介して結合する。好適なフェノールは、N,N’−ビ
ス[3−(3,5−ジ−第三級ブチル−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオン]ヒドラジド、例えばチバガイギー社
(Ciba Geigy)による商標イルガノックスM
D1024(IRGANOX MD1024)で販売さ
れる様なものである。フェノール類化合物は、ジシクロ
ペンタジエンフェノール類ポリマーの150重量%まで
、例えば50−120%の量で使用されて良い。特別の
妨害フェノール類は、ポリマーの全酸化防止剤容量を増
加し、しかし特にヒドラジド又はオギザルアミド基で置
換されたフェノール類化合物は、金属、例えば遷移金属
触媒残留物の、又はワイヤ又はケーブルからの銅の様な
金属類の不活性化剤として作用することによりポリマー
の酸素に対して総合的安定性を増加する。しかし好適に
は反応がジシクロペンタジエンフェノールポリマー(こ
のアルキル又はシクロアルキル誘導体を包含する)で実
施される様に、特別のフェノール類化合物は、使用され
ない。
【0019】マスターバッチを追加ポリマーで希釈する
場合、色レベルは、多くの使用に対して全く許容出来る
けれども、オレフィンポリマー中にDCPD/フェノー
ル類ポリマーの組み込みは、無着色製品、特に10−1
00pphのDCPD/フェノールポリマーを使用する
マスターバッチにおいて無着色製品を与える傾向がある
ことも突き止められている。しかし、組み込まれたオレ
フィンポリマー、例えば熔融反応製品、特にマスターバ
ッチに、有機錫カルボン酸エステル類、有機錫硫化物類
、有機錫酸化物類又は有機錫チオエーテル類の添加は、
著しく着色を削減することが発見されている。
【0020】本発明はまた、着色を削減されたポリマー
組成物を提供するもので、これは、(a)  本発明の
酸化的に安定化ポリマー組成物、特に遊離ラジカル開始
剤の存在下に熔融反応により得られる物、(b)  有
機錫カルボン酸エステル類、有機錫硫化物類、有機錫酸
化物類又は有機錫チオエーテル類である少なくとも一つ
の有機錫化合物、とからなるものである。
【0021】有機錫化合物は、普通、式R1R2Sn(
OOCR3)2又はR1R2Sn(OOCR4COOR
5)2又はR1R2Sn(OOCR4COO)、R1R
2SnS,R1R2SnO,R1R2Sn(SR6)2
又はR1R2Sn(SR7COOR8)2(式中、R1
とR2の各々は、同じ又は異なり、アルキル基、例えば
炭素原子1−10個、例えばメチル、ブチル、ヘキシル
又はオクチル、又は芳香族基、例えばフェニル、トリル
又はキシリルの様な炭素原子6−19個の一つの様な芳
香族ヒドロカルビル基、又はベンジル又は2−フェニル
エチルの様なアラルキルヒドロカルビル基の様な炭素原
子7−20個のアラルキル基、又はシクロヘキシルの様
な炭素原子5−7個のシクロ脂肪族基を表し、R3は、
R1とR2により定義される基内の基を表し、又は脂肪
族エチレン性不飽和ヒドロカルビル基を表すがしかし好
適にはn−オクチル、2−エチルヘキシル及びウンデシ
ルの様な炭素原子6−20個のアルキル基、又はOOC
R3がステアレート又はパルミテート又はオレート基で
ある様な基であり、R4は、アルキレン基、例えばメチ
レン、1,2−エチレン、1,3−プロピレン、1,4
−ブチレン又は1,6−ヘキシレンの様な炭素原子1−
10個のアルキレン基又は式−CH=CH−の一つの様
な炭素原子2−8個の脂肪族エチレン性不飽和ヒドロカ
ルビル基の様な2価有機基であり、R5は、R3に定義
した通りのものであり、R6は、R1に定義した基内の
基であり、かつ同じ同じであるが好適にはこれらと異な
り、好適にはドデシル又はステアリル又はベンジルの様
なアラルキル基の様な炭素原子6−20個、例えば10
−20個のアルキル基であり、R7は、2価基、好適に
はR4に定義した様なアルキレン基であり、かつR8は
、R5に定義した通りのものである)。上記式において
、錫に対して2個の酸素又は硫黄を含む基が示され、か
つこれらの場合、2個の基は、同じ(ジブチル錫ジラウ
レートにおける様に)又は異なる(ジブチルモノラウレ
ートモノステアレートにおける様に)ものである。
【0022】ジ有機錫化合物の例は、ジブチル及びジオ
クチル錫ジラウレート、ジアルキル錫ビス(モノ2−エ
チルヘキシルマレート)、ジブチル及びジオクチル錫マ
レート、ジブチル及びジオクチル錫ビス(ドデシルメル
カプチド)及び特にジブチル及びジオクチル錫ビス(2
−エチルヘキシルチオグリコレート)の様なジアルキル
錫ジカルボン酸エステル、及びこれらの対応するジメチ
ル錫誘導体である。好適には、ジ有機錫化合物は、対応
するモノ有機錫トリス化合物及び/又はトリス有機錫化
合物の小割合で混合、例えばモノ有機錫トリス(チオグ
リコレートエステル)及び/又はトリス有機錫モノチオ
グリコレートエステルと混合したジ有機錫ビス(チオグ
リコレートエステル)で、ジ有機錫化合物の量は、全有
機錫化合物の50−100%、例えば他の化合物の全体
において2−20%又は20−40%の様な他の有機錫
化合物の全体において50%までで60−80%又は8
0−98%であって良い。トリス及び/又はモノ有機錫
化合物との混合物は、式  R1R2Sn(SR7CO
OR8)2のジ有機錫化合物に関して特に重要である。 好都合的に、DCPD/フェノール類ポリマーの全有機
錫化合物に対する重量比は、1:0.1−1の様な1:
0.05−5、特に1:0.15−0.5である。
【0023】着色の削減されたポリマー組成物中の前記
有機錫化合物の全量は、普通50−5000ppm、例
えば10−1000ppmかつ特に150−500pp
mの様な10−10000pmである(オレフィンポリ
マーの全重量に基づいて)。有機錫化合物は、本発明の
酸化的に安定化された組成物に、好適には10−100
pphDCPD/フェノールポリマーと共に添加され、
好都合的には組成物が、マスターバッチから最終用途に
直ぐ使用される組成物へ希釈されようとする時に、これ
らと熔融配合される。熔融配合は、それ自体公知の方法
で、例えば熔融混合機又はバンブリ混合機の様な押出機
、又はモノ又はツインスクリュー押出機で、例えば15
0−250℃の温度、例えば160−210℃の温度に
て実施出来る。
【0024】着色の削減されたポリマー組成物は、普通
熔融加工出来るし、かつ成形又は押出により変形されて
パイプ、フィルム、成形物又はワイヤ又はケーブル又は
繊維用、特に透明又は半透明製品の被覆物に形成出来る
。普通、着色の削減された熔融加工性ポリマー組成物は
、水と接触した後に熔融加工可能のままである物であり
、従って加水分解可能なシリコン側鎖を有する水分硬化
性ポリマーは、普通実質的に含まれ無い。
【0025】
【実施例】本発明を次の実施例に関して説明するが、こ
の実施例において、オレフィンポリマー、ラジカル開始
剤[ジクミル過酸化物(DCP)(BDH社製造)(実
施例11を除いて)]及び各種酸化防止剤が混合され、
かつ加熱されてポリマー性生成物が与えられ、これらは
、非抽出性酸化防止剤含有量とメルトフローインデック
ス(架橋の測定として)及び或る場合に、ゲル含有量(
架橋の測定として)及び酸素誘導時間(酸素に対する安
定性の測定として)が試験された。
【0026】材料酸化防止剤とDCPとは、更に精製さ
れること無く供給者から受けたまま使用された。供給者
と使用された酸化防止剤の化学名は、第A表に示される
。ポリオレフィンは、BP  ケミカルズ社により供給
される商標リギデックス(RIGIDEX)HD550
2とHD6007で販売される物であった。リギデック
スHD5502ポリオレフィンは、密度953kg/m
3の高密度ポリエチレンで、これは、炭素原子1000
当たり1.3有枝のエチレンとブテン−1の共重合体で
あり、かつ27.0g/10分のメルトフローインデッ
クス(下記定義の通りに測定された)かつメルトフロー
インデックスは2.16kg負荷下測定した時に0.2
g/10分を有する粉末状であった。リギデックスHD
6007ポリオレフィンは、密度960kg/m3の高
密度ポリエチレンで、これは、炭素原子1000当たり
0.5有枝のエチレンとブテン−1の共重合体であり、
かつ39g/10分のメルトフローインデックス(下記
定義の通りに測定された)かつメルトフローインデック
スは2.16kg負荷下測定した時に0.7g/10分
を有する粉末状であった。両方のエチレン共重合体は、
フィリップス触媒を使用して製造され、かつポリマー鎖
当たり約一つのビニル基を含んでいた。ビニル指数(ビ
ニル特性の910cm−1における赤外線吸収の202
0cm−1における吸収に対する比)は、リギデックス
HD5502とHD6007の各々に対して1.31と
1.37であった。
【0027】                          
        第A表商品名           
       供給者               
         化学名シアノックス  1790 
 アメリカン      1,3,5−トリス(4’−
第三級(Cyanox 1790)         
  シアナミド      ブチル1,5’−ヒドロキ
シ−                       
     (American       2’,6
’−ジメチルベンジル)              
             Cyanamid)   
   イソシアヌレートエタノックス  330   
 エチル          1.3,5−トリス(3
’,5’−(Ethanox 330)       
    (Ethyl)         −ジ第三級
ブチル−4’−ヒドロキ              
                         
 シベンジル)−2,4,6−トリ         
                         
        メチルベンゼングッドライト 311
4   ビーエフ        1.3,5−トリス
(3’,5’−(Goodrite 3114)   
      グットゼリッチ  第三級ブチル−4’−
ヒドロキシ                    
    (BF Goodrich)   ベンジル)
−イソシアヌレートグッドライト  3125    
 同上         トリス[(3−(3’,5’
−ジ(Goodrite 3125)        
                 第三級ブチル−4
’−ヒドロキシ                  
                      ベンジ
ル)−2”−アセトキシ−             
                         
  エチル)]イソシアヌレートホスタノックス 03
    ヘキスト         エチレングリコー
ル  ビス[(3,(Hostanox 03)   
       (Hoechst)        3
−ビス(3’−第三級ブチル−           
                         
    4’−ヒドロキシフェニル)ブチレ     
                         
          ート)]イルガノックス1010
  チバ−ガイギー  ペンタエリスリチルテトラキス
(Irganox 1010)          (
Ciba−Geigy)    [3−(3’,5’ジ
第三級ブチル                   
                     −4−ヒ
ドロキシフェニル)                
                        プ
ロピオネート]イルガノックス1035  チバ−ガイ
ギー  ベンゼンプロピオン酸,3,5−(Irgan
ox 1035)          (Ciba−G
eigy)    ビス(1,1−ジメチルエチル)−
                         
               4−ヒドロキシ−チオ
ジ−2,1−                   
                     エタネジ
イルエステルロビノックス22M46  ケミシェ  
      2,2’−メチレンビス(4−(Lowi
nox 22M46)         ベルケ  ロ
ビイ  メチル1,6−第三級ブチル−       
                 (Chemisc
he      フェノール)           
              Werke Lowi)
トパノール  CA      アイシーアイ    
  1,1,3−トリス(2’−メチル(Topano
l CA)            (ICI)   
        −4’−ヒドロキシ−5’−第三級 
                         
              ブチル−フェニル)ブタ
ンイルガノックス1076  チバ−ガイギー  ステ
アリル  ベータ−(3,5−(Irganox 10
76)          (Ciba−Geigy)
    ジ第三級ブチル−4−ヒドロキシ      
                         
         フェニル)−プロピオネートウィン
グステェイ  L    グッドイヤー    p−ク
レゾールとジシクロペンタ−(Wingstay L)
            (Goodyear)   
   ジエンのブチル化反応生成物プルカノックス  
SKF  バイエル        p−クレゾールと
ジシクロペンタ−(Vulkanox SKF)   
       (Bayer)         ジエ
ンのブチル化反応生成物サントホワイト  ML   
 モンサント      p−クレゾールとジシクロペ
ンタ−(Santowhite ML)       
 (Monsanto)      ジエンのブチル化
反応生成物  ウィングステェイ  Lとプルカノック
ス製品は、  2フェノールと1DCPDユニットを有
するポリマー約37−41%、4フェノールと3DCP
Dユニットを有するポリマー約27−31%、4フェノ
ールと3DCPDユニットを有するポリマー約17−2
1%、及び5フェノールと4DCPDユニットを有する
ポリマー10−14%及び残部の更に高級なポリマーの
混合物であった。 このパーセンテージは、UV応答を有するサイズ排斥ク
ロマトグラフィーによる分析に続いてピーク面積から概
算された。ウィングステェイ製品は、平均分子量600
−700を有した。ウィングステェイ、ブルカノックス
及びサントホワイト製品の熔融割合は、差動走査熱量計
により後に測定された。結果は次の通りであった。                          
 初期熔融      ピーク熔融      熔融範
囲                        
    Pt℃        Pt℃       
     ℃サントホワイト  HL      75
.6      83.6    75.6−93.9
ウィングステェイ  L      88.3    
  99.5    88.3−111ブルカノックス
            90.4      96.
6    90.4−101.8熔融加工 実施例1−7及びA−Nの熔融混合反応は、ハーケ  
レオコード  トルク(Haake Rheocord
 Torque)  レオメーター中で、窒素雰囲気下
に実施され、一方実施例8の押出反応は、ライシュトリ
ッツ(Leistritz)  ツイン  スクリュー
押出機中で実施された。
【0028】非抽出性酸化防止剤の測定熔融反応中にポ
リエチレン中に組み込まれた非抽出性酸化防止剤のレベ
ルは、ソックスレー抽出により重量測定的に測定され、
かつpphユニットで引用されている。 約10gの製品を、酸化防止剤を溶解するがポリマーを
溶解しない適切な環流溶剤で抽出し、(例えば、実施例
1−3において酸化防止剤の場合、シクロヘキサンが使
用された)。抽出期間は、溶剤により抽出性酸化防止剤
の除去の容易さに左右され、かつ抽出は、抽出を受ける
物質の重量が一定となり、総ての抽出性物質が除去され
るまで継続された。普通12時間の抽出で充分であった
。架橋の程度が高ければ高い程、酸化防止剤の抽出の困
難性が大きくなる。
【0029】ポリマーのメルトフローインデックス(M
FR)の測定熔融反応の生成物のメルトフローインデッ
クスは、ベースの架橋程度の指標とされ、ベースポリマ
ーに関してMFRが低ければ低い程、架橋が起つた程度
が大きい。MFRは、BS3412:1976,Iso
1133−1981:条件7により、適用負荷21.6
kgでダーベンポート(Davenport)メルトイ
ンデックス測定機を使用して190℃にて測定され、別
に述べられない限り、この明細書の総てのMFR値は、
この条件で引用されている。
【0030】実施例  1 商標ウィングステェイ  Lで販売される酸化防止剤と
HDPEリギデックスHD5502ポリエチレンを、ハ
ーケ  レオコード熔融混合機中で熔融混合した。ウィ
ングステェイ  L製品の30pph(100部のポリ
マーに基づいて)をさらに装填されるジクミル過酸化物
(DCP)5pphと共に装填した。装填      
=46g設定温度              =25
0℃反応時間              =10分ロ
ーター速度          =55rpmポリマー
性生成物を、12時間シクロヘキサンで抽出し、非抽出
性酸化防止剤は、12pphであると測定され、即ち(
ポリマーと最初に混合された酸化防止剤に関して40%
残留)。 抽出されたポリマー生成物のMFR  =17.0g/
10分 実施例  2と3及び比較実施例A−P実施例1の酸化
防止剤ウィングステェイ  Lを、酸化防止剤サントホ
ワイトMLとブルカノックス  SKFの各々により交
換され、かつ混合物を、実施例1と全く同じに違って加
工された。結果を第I表に示される。
【0031】次いで、加工は同じ又は異なる量の開始剤
を使用して他の酸化防止剤と比較する目的で繰り返され
、得られた組成物を、実施例1に示された方法により試
験した。比較の為に、粉末の熔融の後ポリオレフィンの
MFRも測定した。結果を第I表に一覧表とされ;使用
された過酸化物の量のレベルのどんな差異も第I表に示
される。
【0032】
【0033】実施例  4−6 実施例1の方法が、実施例4と5に対して繰り返された
が、しかし混合の為の設定温度を160℃と200℃に
各々使用された。実施例6に対して、実施例1の熔融混
合生成物が250℃で再熔融され、かつ更にリギデック
スHD5502ポリエチレンと共に熔融されて酸化防止
剤1000ppmの総レベルを有するポリマー生成物を
与えた。
【0034】ゲル含有量を、実施例1と実施例4−6の
生成物に対して試験し、結果を第II表に一覧表として
示す。ゲル含有量分析は、BS5468:1977に基
づいた。 実施例  7 実施例6の方法の変更において、実施例1の方法が、6
pphの混合機(30pphの代わりに)及び0.95
pphDCPにおける反応酸化防止剤の初期レベルで(
実施例7を付与する為に)繰り返えされた。実施例1と
実施例7の熔融反応生成物を、各々2つの試料に分割し
、その一つの対は抽出され、かつ他の対は抽出されず;
引き続き非抽出生成物試料は、その重量の221倍のリ
ギデックスHD5502ポリマーを使用して1000p
pmの酸化防止剤のレベルまで希釈された。抽出生成物
試料は、221部の同じ試料により希釈された。希釈生
成物の酸素誘導時間OITを、TG/DGC装置と同時
にスタントン  レッドクロフトSTA(Stanto
n Redcroft STA 785)中で200℃
で測定した。結果は、実施例6の生成物のものと同じに
第III表に示され、かつリギデックスHD5502ポ
リマー単独のものに対して比較され、かつ抽出前と及び
後に、ポリオレフィンと1000ppmのイルガノック
ス1010との配合組成物(DCP無しに作られた)を
使用したものに対して比較された。                          
      第III表              
                酸素誘導時間   
        実施例          抽出しな
いOIT        抽出したOIT      
  化合物(Q)            27.5分
              1.2分  イルガノッ
クス1010             1            
      22分                
  5分            7        
          16分            
      4.6分  リギデックスHD5502 
   1.2分実施例  8 実施例1の方法が、180−210℃の設定温度分布で
ライシュトリッツ  ツイン  スクリュー押出機中で
反応された6pphのウィングステェイ  L酸化防止
剤とリギデックスHD6007ポリエチレンと0.67
pphのDCPを使用して繰り返された。生成物をシク
ロヘキサンで12時間抽出し、かつ非抽出性酸化防止剤
のレベルが、1.4pphであると測定された。 抽出物質のMFR  =  7.3g/10分実施例 
 9 実施例1の方法が、設定温度230℃で、かつヘキスト
社により商標ホスタレンPPN1060F3(HOST
ALEN PPN 1060F3)で販売されるMFR
(230℃で2.16kg負荷)2.35g/10分を
有するホモポリエチレンを使用して繰り返された。非抽
出性酸化防止剤のレベルは、7pphであると測定され
、かつ抽出ポリマー生成物のMFR(210℃で2.1
6kg負荷)3.7g/10分であると測定された。
【0035】実施例  10 実施例1の方法が、設定温度200℃で、リギデックス
HD6007ポリエチレンと30pphのウィングステ
ェイL酸化防止剤と比較の為に分離して30pphのイ
ルガノックス1076酸化防止剤を使用して繰り返され
た。非抽出性酸化防止剤のレベルは、両方とも9である
と測定され、かつポリマー生成物のMFR値は、各々1
8.2g/10分と1.78g/10分であった。
【0036】実施例  11 実施例1の方法が、設定温度180℃で、かつDCPの
代わりに1,3−ビス(第三級ブチル過酸化イソプロピ
ル)ベンゼンを使用して繰り返された。非抽出性酸化防
止剤のレベルは、7.3pphであると測定され、かつ
抽出ポリマー生成物のMFRは18g/10分であった
【0037】比較実施例  R 実施例6の方法が、ウィングステェイLの代わりにロビ
ノックス22M46酸化防止剤(実施例Nと同じ)を使
用して繰り返され、抽出しない熔融生成物を実施例7と
同じに221倍に希釈して生成物を得た。200℃のそ
のOITは、4.3分であると測定された。
【0038】実施例  12 実施例1の方法が、設定温度160℃で繰り返されて、
非抽出性酸化防止剤9pphのレベルを有するマスター
バッチを得、かつ抽出生成物のMFR18g/10分で
あった。マスターバッチを、180℃にて、更にリギデ
ックスHD5502ポリエチレンと共に熔融混合して1
000ppmのウィングステェイL酸化防止剤を含む最
終ポリマー組成物を得た。  ポリマー組成物を、黄色
度指数に対して、ASTMD1925の方法により、反
射率を測定しかつUVの無い400−700nmの波長
の模造日光に設定したインターナショナル  カラー 
 システムのミクロマッチ(MICROMATCH)装
置により試験した。
【0039】実施例 13と14 実施例12の方法が、最終ポリマー組成物の有機錫化合
物の全体において300ppm又は200ppmを付与
する量でマスターバッチ希釈工程において添加されたチ
バ  ガイギーにより販売されるイルガシュタブ17 
MOK−A(IRGASTAB 17 MOK−A)製
品[ジブチル錫ビス(イソオクチルチオグリコレー  
ト)を主とし、モノブチル錫トリス(イソオクチルチオ
グリコレート)とトリブチル錫イソオクチルチオグリコ
レートとの少量(総計で総製品の2−20%の範囲)と
の混合物)]を使用して繰り返えされた。黄色度指数が
測定された。黄色度指数の結果は下記に示される。            実施例           
   試料                  黄色
度指数                      
HD  5502無添加            −0
.68                      
希釈したマスターバッチ              
  59            13      イ
ルガシュタブ17MOK−A            
          で希釈したマスターバッチ   
           15            
14      実施例13と同じだけれども    
                  200ppmの
イルガシュタブ          17実施例  1
5 実施例1の方法が、2.5kgのリギデックスHD60
07ポリエチレン、30pphのウィングステェイL酸
化防止剤、及び開始剤としての3.75pphのDCP
の全重量の装填で、窒素下に、200℃の設定温度にて
、かつ200rpmのロータ回転速度で、2−3分、バ
ンブリ混合機中で繰り返された。非抽出性酸化防止剤の
レベルは、10.4pphであり、かつ抽出されたポリ
マー生成物のMFRは、7.4g/10分であった。
【0040】
【発明の効果】従来のポリマーの安定化は、酸化防止剤
が表面移行と抽出の容易性の問題があり、各種の高分子
量酸化防止剤の使用により削減を図っているけれども、
これらの分子量が増大するにつれて、ベースポリマーと
の相溶性が減少し、その為に安定化効果が削減される。 米国特許第4213892号公報には、遊離ラジカル発
生剤の存在下に、グラフトポリマーを記載しており、低
密度ポリエチレンに関して、遊離ラジカルは、熔融にお
いてよりむしろ、空気又は高剪断作用により作られるも
のである。しかるに、本発明は、遊離ラジカル発生剤を
使用しないと、ポリマー中にフェノール類酸化防止剤の
熔融グラフト化度は低いので、溶剤による抽出が高い傾
向があり、一方、遊離ラジカル発生剤を使用すると、ポ
リエチレンは架橋される傾向があることに鑑み、ジシク
ロペンタジエンとフェノール類化合物から得た酸化防止
剤とポリオレフィンとを、ラジカル開始剤の存在下に熔
融方法により組み込むことにより、酸化防止剤オレフィ
ンポリマーが相溶性で、酸化防止剤が非抽出性の向上し
た、酸化的に安定化ポリマーを提供するものである。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  オレフィンポリマーと酸化防止剤とか
    らなる酸化的に安定化ポリマー組成物において、酸化防
    止剤がジシクロペンタジエンとフェノール類化合物との
    ポリマーからなり、酸化防止剤の少なくとも幾らかはシ
    クロヘキサンで抽出出来ない形態にあることを特徴とす
    る酸化的に安定化ポリマー組成物。
  2. 【請求項2】  ラジカル開始剤の存在下に、かつ熔融
    相で、前記オレフィンポリマーと前記酸化防止剤とを反
    応させることにより得られることを特徴とする請求項1
    記載の酸化的に安定化ポリマー組成物。
  3. 【請求項3】  組成物が架橋可能で、かつオレフィン
    ポリマーが大部分エチレンのポリエチレンであることを
    特徴とする請求項1又は2記載の酸化的に安定化ポリマ
    ー組成物。
  4. 【請求項4】  ポリエチレンが、高密度ポリエチレン
    であることを特徴とする請求項3記載の酸化的に安定化
    ポリマー組成物。
  5. 【請求項5】  フェノール類化合物が、フェノール又
    はモノメチル又はエチルフェノールであることを特徴と
    する請求項1−4のいずれか1項に記載の酸化的に安定
    化ポリマー組成物。
  6. 【請求項6】  酸化防止剤が、末端フェノール基を有
    し、かつフェノールヒドロキシ基に対してオルソ位の第
    三級ブチル妨害性基で末端被覆されていることを特徴と
    する請求項1−5のいずれか1項に記載の酸化的に安定
    化ポリマー組成物。
  7. 【請求項7】  酸化防止剤が、オレフィンポリマーの
    100部当たり0.1−100部の量で存在することを
    特徴とする請求項1−6のいずれか1項に記載の酸化的
    に安定化ポリマー組成物。
  8. 【請求項8】  酸化防止剤が、オレフィンポリマーの
    100部当たり3−60部の量で存在することを特徴と
    する請求項7記載のマスターバッチ組成物。
  9. 【請求項9】  更にオレフィンポリマーを含むことを
    特徴とする請求項1−8のいずれか1項に記載の組成物
    の配合物からなるポリマー組成物。
  10. 【請求項10】  組成物が、有機錫カルボン酸塩、チ
    オエーテル有機錫、有機錫酸化物又は硫化物である少な
    くとも一つの有機錫化合物を含むことを特徴とする請求
    項1−9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】  有機錫化合物が、ジアルキル錫・ビ
    ス(メルカプトアルキレンカルボン酸エステル)からな
    ることを特徴とする請求項10記載の組成物。
  12. 【請求項12】  ジシクロペンタジエンフェノール類
    ポリマーの有機錫化合物に対する重量割合が、1:0.
    1−1であることを特徴とする請求項10又は11記載
    の組成物。
  13. 【請求項13】  オレフィンポリマーの総重量に基づ
    いて有機錫化合物の総重量において100−1000p
    pm含むことを特徴とする請求項10−12のいずれか
    1項に記載の組成物。
  14. 【請求項14】  ラジカル開始剤の存在下に、かつ熔
    融相において、前記オレフィンポリマーを、ジシクロペ
    ンタジエンとフェノール類化合物とのポリマーである酸
    化防止剤と反応させることからなることを特徴とするオ
    レフィンポリマーと酸化防止剤からなる酸化的に安定化
    ポリマー組成物の製造方法。
JP3019404A 1990-01-20 1991-01-19 安定化ポリマー及びその製造方法 Pending JPH04252247A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9001367 1990-01-20
GB909001367A GB9001367D0 (en) 1990-01-20 1990-01-20 Oxidatively stable polymers and processes for preparing said polymers

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04252247A true JPH04252247A (ja) 1992-09-08

Family

ID=10669659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3019404A Pending JPH04252247A (ja) 1990-01-20 1991-01-19 安定化ポリマー及びその製造方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5304589A (ja)
EP (1) EP0442614A3 (ja)
JP (1) JPH04252247A (ja)
KR (1) KR100215536B1 (ja)
AU (1) AU641207B2 (ja)
CA (1) CA2034515A1 (ja)
GB (1) GB9001367D0 (ja)
IN (1) IN180368B (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1318478B1 (it) 2000-04-20 2003-08-25 Great Lakes Chemical Europ Miscele stabilizzanti liquide per polimeri organici.
US20060041094A1 (en) * 2004-07-23 2006-02-23 Cholli Ashok L Anti-oxidant macromonomers and polymers and methods of making and using the same
WO2006060802A1 (en) * 2004-12-03 2006-06-08 Polnox Corporation Synthesis of sterically hindered phenol based macromolecular antioxidants
WO2006060800A1 (en) 2004-12-03 2006-06-08 Polnox Corporation Synthesis of aniline and phenol-based antioxidant macromonomers and corresponding polymers
CA2598703A1 (en) 2005-02-22 2006-08-31 Polnox Corporation Nitrogen and hindered phenol containing dual functional macromolecular antioxidants: synthesis , performances and applications
EP1866279A2 (en) * 2005-03-25 2007-12-19 Polnox Corporation Alkylated and polymeric macromolecular antioxidants and methods of making and using the same
EP1966293A1 (en) * 2005-10-27 2008-09-10 Polnox Corporation Stabilized polyolefin compositions
US20070106059A1 (en) * 2005-10-27 2007-05-10 Cholli Ashok L Macromolecular antioxidants and polymeric macromolecular antioxidants
WO2007050985A2 (en) * 2005-10-27 2007-05-03 Polnox Corporation Macromolecular antioxidants based on stξrically hindered phenolic phosphites
WO2007064843A1 (en) 2005-12-02 2007-06-07 Polnox Corporation Lubricant oil compositions
WO2008005358A2 (en) 2006-07-06 2008-01-10 Polnox Corporation Novel macromolecular antioxidants comprising differing antioxidant moieties: structures, methods of making and using the same
US7767853B2 (en) 2006-10-20 2010-08-03 Polnox Corporation Antioxidants and methods of making and using the same
CN101711260B (zh) * 2007-05-16 2012-07-18 Lg化学株式会社 长链支化的乙烯-α烯烃共聚物
US8110532B2 (en) 2008-11-24 2012-02-07 Chemtura Corporation Antioxidant compositions
MX354341B (es) * 2011-10-14 2018-02-27 Galata Chemicals Llc Plastificantes derivados de materias primas renovables.
WO2015077635A2 (en) 2013-11-22 2015-05-28 Polnox Corporation Macromolecular antioxidants based on dual type moiety per molecule: structures methods of making and using the same
JP6336622B2 (ja) * 2014-02-03 2018-06-06 アランセオ・ドイチュランド・ゲーエムベーハー 安定化ゴム
WO2018160879A2 (en) 2017-03-01 2018-09-07 Polnox Corporation Macromolecular corrosion (mcin) inhibitors: structures, methods of making and using the same
CN111454403A (zh) * 2020-04-17 2020-07-28 安徽世倾环保科技有限公司 耐腐蚀氧化滤袋的滤料制备方法
FR3113664B1 (fr) 2020-08-27 2022-08-05 Asidium Dispositif de machine industrielle de pelliculage à plat selon un principe de multiplication de modules de pelliculage

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1229757A (fr) * 1959-02-02 1960-09-09 Cfmc Nouveaux antioxygènes et leur procédé de préparation
BE611592A (ja) * 1960-12-16
US3310509A (en) * 1963-06-07 1967-03-21 Toyo Rayon Co Ltd Reformed dyeable polyolefin composition containing (1) a polyolefin containing transition metal, (2) organic tin compounds and (3) optionally an alkylphenol type antioxidant
US3305522A (en) * 1963-06-21 1967-02-21 Goodyear Tire & Rubber Rubber antioxidant
US3357948A (en) * 1964-07-15 1967-12-12 Fmc Corp Phenolic compound having antioxidant properties
FR1572579A (ja) * 1967-06-02 1969-06-27
JPS6039684B2 (ja) * 1974-03-06 1985-09-07 スコツト ジエラルド 酸化安定性重合体の製造方法
US3983091A (en) * 1975-07-25 1976-09-28 The Goodyear Tire & Rubber Company Phenolic antioxidants prepared from tricyclopentadiene and stabilized compositions
JPS5459225A (en) * 1977-10-17 1979-05-12 Adeka Argus Chem Co Ltd Preparation of alkyllthiopropionates
US4238575A (en) * 1979-02-12 1980-12-09 Ciba-Geigy Corporation Stabilized compositions containing polymeric thiosynergists
US4743657A (en) * 1986-03-17 1988-05-10 Milliken Research Corporation Method for preparing polymer bound stabilizers made from non-homopolymerizable stabilizers
CA1318059C (en) * 1986-12-11 1993-05-18 Thomas Max Chucta Polyolefins stabilized against oxidative degradation with mixtures of aralkyl-substituted diarylamines and sterically hindered phenols
GB2202226A (en) * 1987-03-19 1988-09-21 Gerald Scott Bound antioxidant masterbatches
JPS6447625A (en) * 1987-08-14 1989-02-22 Iseki Agricult Mach Travelling controller for tractor
JPS6447626A (en) * 1987-08-17 1989-02-22 Mazda Motor Electromagnetic controller for fluid type actuator
DK156903C (da) * 1987-09-18 1990-02-26 Rasmussen Kann Ind As Vindues- og doerarrangement ved en i et skraatag indbygget altan
GB8818880D0 (en) * 1988-08-09 1988-09-14 Research Corp Ltd Modified polymers

Also Published As

Publication number Publication date
AU641207B2 (en) 1993-09-16
GB9001367D0 (en) 1990-03-21
CA2034515A1 (en) 1991-07-21
KR910014444A (ko) 1991-08-31
AU6981991A (en) 1991-07-25
US5304589A (en) 1994-04-19
IN180368B (ja) 1998-01-24
EP0442614A2 (en) 1991-08-21
EP0442614A3 (en) 1992-07-01
KR100215536B1 (ko) 1999-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04252247A (ja) 安定化ポリマー及びその製造方法
US6525158B1 (en) Process for the stabilization of a stabilizer mixtures for recycled plastic mixtures
CA1190692A (en) Polyethylene compositions for rotational moulding processes
CA2574515A1 (en) Moisture-curable, silane crosslinkable composition
US4835194A (en) Film-forming compositions and fog resistant film produced therefrom
US5401787A (en) Flame retardant insulation compositions
US4587039A (en) Electrically-conductive resin composition
US5238978A (en) Peroxide masterbatches using polycaprolactone as the carrier
EP0194382B1 (en) Pigmented thermoplastic polymer master batch composition
CA2022349C (en) Peroxide masterbatches using polycaprolactone as the carrier
AU654361B2 (en) Cross linkable polymeric composition
US3060149A (en) Stabilized polymer compositions
EP0501671A2 (en) Crosslinkable polymeric composition
US3708457A (en) Pigmented polyolefin compositions containing phthalocyanine compounds
US3542725A (en) Plastic compositions containing sulfite and thiol stabilizers
EP0567556A1 (en) Stabilized polyethylene resins and method of stabilization
AU625411B2 (en) Process for stabilizing mixtures based on halogenated polymers
AU671809B2 (en) Crosslinkable polymeric composition
GB1560896A (en) Selectively hydrogenated diene block copolymer compositions
JPH03273061A (ja) 安定化樹脂組成物
JPS6042441A (ja) ポリエチレン組成物
CA1068040A (en) Low pressure ethylene polymer based compositions
CN111410832B (zh) 一种抗老化油漆附着性能高的组合物及其制备方法
JPS6067549A (ja) 有機アンチモン化合物およびオルトメルカプトフエノ−ル化合物によって安定化されたハロゲン含有ポリマ−
US3282890A (en) Poly-alpha-olefins containing a diester of 3, 3'-thiodipropionic acid and 3-hydroxy-2, 2, 4-trimethylpentyl isobutyrate and optionally a sterically hindered phenol as stabilizers