JPH04252199A - 色原体基質と非色原体、淡色原体、深色原体 または浅色原体基質とを持つ検出検定 - Google Patents

色原体基質と非色原体、淡色原体、深色原体 または浅色原体基質とを持つ検出検定

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JPH04252199A
JPH04252199A JP3242901A JP24290191A JPH04252199A JP H04252199 A JPH04252199 A JP H04252199A JP 3242901 A JP3242901 A JP 3242901A JP 24290191 A JP24290191 A JP 24290191A JP H04252199 A JPH04252199 A JP H04252199A
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JP
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chromogen
composition
substrate
chromogenic
buffer
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JP3242901A
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Robert P Hatch
ラバト、ピー、ハッチ
Daniel L Vlastelica
ダニユアル、エル、ヴラステリカ
Shyon-Long Yun
シユー,ロン、ユン
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Original Assignee
Technicon Instruments Corp
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/34Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving hydrolase
    • C12Q1/44Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving hydrolase involving esterase
    • C12Q1/46Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving hydrolase involving esterase involving cholinesterase
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q2334/00O-linked chromogens for determinations of hydrolase enzymes, e.g. glycosidases, phosphatases, esterases

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の分野】本発明は競争的な基質を用いて酵素活
性を調節する方法、特に、色原体基質(chromog
enic  substrate)と非色原体(non
chromogenic  substrate)、淡
色原体(hypochromogenic  subs
trate)、深色原体(bathochromoge
nicsubstrate)または浅色原体基質(hy
psochromogenicsubstrate)と
を持ち、あるいは使用する酵素検出検定組成物と方法と
に関する。
【0002】
【本発明の背景】本発明は競争的な基質を用いて酵素活
性を調節する化学的システムに対し広い応用を持ってい
る。この発明は特に、色原体基質と非色原体、淡色原体
、深色原体または浅色原体基質との双方を用いる、新規
の検出検定に対して適用できる。
【0003】色原体基質は可視領域で光を強く吸収する
基質である。非色原体基質は可視領域で光を吸収しない
基質である。淡色原体基質は可視領域でほんの弱くしか
光を吸収しない(即ち、色原体基質に比較して、可視領
域で10%以下の光を吸収する)基質である。深色原体
基質はもう1つの基質(即ち色原体基質)に比較してよ
り高い波長の可視領域で光を吸収する基質である。最後
に、浅色原体基質はもう1つの基質(即ち、色原体基質
)に比較して、より低い波長の可視領域で光を吸収する
基質である。
【0004】このようなシステムは、それには限定され
ないが、検定の感度を調節し、それ故に試料の前希釈の
必要性を除くために色原体基質と非色原体基質とを用い
るコリンエステラーゼの検定によって説明できる。血清
コリンエステラーゼ活性の評価は工業的または農業的毒
物学と生化学的遺伝学とにおいて、そしてスクシニルジ
コリンに対し異常に敏感な患者の選別とにおいて証明さ
れた価値がある。
【0005】コリンエステラーゼはコリンのエステルを
加水分解する酵素である。この酵素は肝臓で形成される
ようであり、或る時血漿に現れるコリンエステラーゼの
濃度は肝臓による酵素形成速度の反映である。既知の阻
害剤が存在しない場合血清中における活性の低下は肝臓
による酵素の合成が損われていることの反映である。コ
リンエステラーゼ水準の30〜50%の低下は急性肝炎
および長期間の慢性肝炎中に見られる。コリンエステラ
ーゼ水準の50〜70%の低下は進行した硬変および肝
臓への転移を伴った癌でおこる。それ故その酵素の測定
は肝臓機能の感能性試験と考えてもよい。
【0006】その上、血清コリンエステラーゼは高度に
有毒な有機リン酸塩とカルバミン酸塩により不可逆的に
抑制される。有機リン酸塩は殺虫剤として農業ならびに
園芸実務で広く用いられている。例えばParathi
onとMalathionとは有機リン酸塩を含有する
。殺虫剤で汚染された食物の摂取は有機リン酸塩中毒の
ありふれた原因である。稲作保護のため殺虫剤が広く用
いられ、余儀なく行う作物の噴霧パイロットが低水準の
噴霧を行っている国国、例えば日本では、濃厚量の殺虫
剤吸入の著しい危険性が存在する。
【0007】急性中毒の全身的な影響は1または2時間
に現れ、その量と吸収系路即ち皮膚、呼吸器系統、結膜
または消化器系統の系路とに左右され、数日続くかもし
れない。一般に受入れられている意味での慢性中毒は起
らないが、亜毒性量の連続的吸収は農業労働者に起り得
て、最終的には急性中毒の特徴をもつ蓄積、そして死さ
えも起り得る。
【0008】確しかに、亜毒性量の有機リン酸塩への連
続的曝露は血清コリンエステラーゼの活性を減少させる
。曝露が止めば、コリンエステラーゼ活性は、その酵素
が肝臓で再合成されるにつれて5〜6週間に亘り元に戻
る。この理由で、血清コリンエステラーゼの検定はそれ
がよく定義できる故に、農業および工業労働者の審査と
監視とに好ましい。
【0009】血清コリンエステラーゼはまた、英国でS
colineとして市販されているサクサメトニウムに
対し感応を示す患者においても検定される。これは初め
1951年臨床的麻酔法中に導入された、広く使用され
ている、短期急性弛緩剤である。
【0010】血清コリンエステラーゼの評価には多くの
方法が利用できる。その比較的簡単さと感度との故に、
チオコリンエステルの加水分解に基く検定が好ましい。 手働または自働の方法の何れかで酵素活性を測定するに
はその活性を前以て調整した直線範囲にすることが必要
である。このことは機器能力または反応混合物中の基質
濃度によって限定される。若し、試料活性が前以て調整
された範囲を越えていれば、より少量の試料を用いなけ
ればならず、そして(または)前以って希釈されなけれ
ばならない。毎日数100の試料を検定する多くの臨床
検査室において前希釈は退屈で時間をくうものであり、
検定の不正確さの1因である。更にそれは生体に危険な
材料に曝される危険性を増加させる。その上、試料対試
薬の定った比を用いる自働分析器に対しては、試料体積
を調節することが常には実行可能ではない。
【0011】血清中のコリンエステラーゼ検定開発中は
、検定をTECHNICON  CHた。前希釈するこ
となく、この問題を克服する方法が必要であった。
【0012】検定の極端な鋭敏性により、前希釈の必要
なく、検査をより鋭敏でなくする方法が最初捜し求めら
れた。緩衝剤の変を含めた在来の方法は不成功であった
。加うるに他の基質の使用は唯方法を複雑にする様にみ
えた。
【0013】本発明に従うと、検定の鋭敏性を制御する
システムが、試料の前希釈を必要とすることなく、発見
された。
【0014】
【本発明の要約】本発明の目的は競争的基質を用いて酵
素活性を調節する方法を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は色原体基質と非色原体
、淡色原体、深色原体または浅色原体基質との両方を用
いることにより酵素検出検定を制御する方法を提供する
ことにある。
【0016】更に他の本発明の目的はコリンエステラー
ゼ活性測定のための試料の前希釈を必要としない新規の
組成物と方法とを提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は高い感度を持ち、正確
で簡単な測定を与える一方、試料の前希釈の必要をなく
した酵素検定方法を提供するにある。
【0018】本発明に従って、1つは色原体で、少くと
も1つは非色原体、淡色原体、深色原体または浅色原体
である少くとも2つの基質を用いることにより、試料の
前希釈を必要としない、高い正確さと感度とをもつ酵素
検定法を提供することができることを発見した。
【0019】本発明を、これに限定はされないが、2元
基質としてブチリルコリンとブチリルチオコリンとを用
いるコリンエステラーゼの測定により説明する。コリン
エステラーゼはブチリルコリンとブチリルチオコリンと
の両方を加水分解する。しかし、反応混合物は1つが色
原体であり、他の1つが非色原体である2つの基質を含
有する故に、検定から生ずる信号は単一色原体基質だけ
を含有する反応混合物に比較して小さい。それ故コリン
エステラーゼの場合両基質が加水分解されるが、チオコ
リンだけが検出される。ブチリルコリン対ブチリルチオ
コリン比を調節することにより、応答出力を制御できる
。2つまたはそれ以上の基質を用いることにより、非色
原体基質の濃度を、信号を増大させることなく直線部分
を拡げるために増加し得る。
【0020】こうして、前希釈の必要性を回避した酵素
検出検定を提供することができる。本発明は前希釈を要
する在来の方法の代替として役立ち、高い試料希釈によ
り変性され易い酵素を検定する方法を提供する。
【0021】
【好ましい態様の説明】在来的に血清コリンエステラー
ゼの測定検定は、血清コリンエステラーゼ接触反応にお
いてチオコリンに変換する単一基質(例えばブチリルチ
オコリン、アセチルチオコリン等)を用いている。そう
して生成されたチオコリンはそれから色原体即ち試薬(
例えば5,5−ジチオ−ビス−2−ニトロ安息香酸、D
TNB)と反応し、測定のため発色する。しかし正常の
人血清中の高い血清コリンエステラーゼ活性は試料対試
薬比1〜14で商業的装置において極端に高い吸光度を
生ずる。問題は試料の前希釈をすることなく、定った試
料対試薬比で直接試料血清を用いる方法を達成すること
であった。
【0022】この問題の解決は2つの基質ブチリルチオ
コリンとブチリルコリンとの使用を伴う。両基質はコリ
ンエステラーゼにより加水分解され得るが、酵素反応生
成物の唯一つ、即ちチオコリンのみがDTNBと反応で
き、405nmに測定できる吸収を持つ生成物を形成す
る。このことは何等の試料希釈段階を実施することなく
、試料対試薬比1〜14で人血清コリンエステラーゼの
検定を行うことを、商業的装置に可能にさせる。
【0023】次の材料において、幾つかの略語または名
称を用いる。これらの略語または名称の意味は次の如く
である。
【0024】この方法の原理は次の式で説明される。
【0025】405nmにおける吸光度の変化率(ra
te  of  change)は、BCとBTCとが
共に存在する場合、直接的にCHE活性に比例する。光
路1.5mmセルで読み取った場合、感度は0.000
136  Abs/min/U/L(対照法単位:re
ference  method  unit)である
【0026】本発明の検定において、必須の材料は色原
体基質と非色原体、浅色原体、深色原体または淡色原体
基質と色原体と緩衝剤とである。これらの材料は試料が
添加される組成物を構成する。
【0027】コリンエステラーゼ測定のための接触反応
においてチオコリンに変換するどんな基質でも色原体基
質として用いることができる。そのような基質には前記
して列挙したものならびにプロピオニルチオコリンとア
セチルチオジジンとが含まれる。好ましい色原体基質は
ブチリルチオコリンである。
【0028】好ましい非色原体基質はブチリルコリンで
ある。他の適当な非色原体基質にはアセチルコリンとプ
ロピオニルチオコリンとが包含される。前記の如く、1
つ以上の非色原体基質が存在できる。しかし多くの検定
では、コリンエステラーゼの測定検定も含めて、1つ以
上の非色原体基質を用いることによって真の有利さは得
られない。
【0029】コリンエステラーゼ測定のための、記載さ
れた検定中の本質的な考慮は、色原体基質と非色原体基
質とが存在することと、色原体基質がコリンエステラー
ゼとの反応でチオコリンに変換されることである。好ま
しい基質材料は比較的安価で、容易に自働化に受入れら
れるものである。また基質はかなり安定であるべきであ
り、総括的反応を阻害してはならない。2つの基質の比
は決定的なものではなく、総括的システムの要求に合う
よう変化し得る。
【0030】色原体は好ましい水準約1mMを用いて最
終反応混合物において0.2〜0.7mM(ミリモル)
に変えることができる。好ましい色原体はDTNBであ
る。過剰のDTNBはCHE活性を抑制するが不足量の
DTNBは直線範囲を制限する。使用できる、CHE反
応のための他の適当な色原体にはDTBP[2,2′−
ジチオビス−ピリジン]、DTNP[2,2′−ジチオ
ビス−(5−ニトロピリジン)]、DTNA[6,6′
−ジチオビス(ニコチン酸)]、DSNB[6,6′−
ジセレノビス−(3−ニトロ安息香酸)]、2,2′−
ジチオジ安息香酸ならびに4,4′−ジチオジピリジン
などが含まれる。
【0031】代りの色原体を用いる場合(そして特にコ
リンエステラーゼとは異る材料の測定に向けられたシス
テムには)、そのシステムに関して感度と溶解度とpH
と最適波長とが変ってもよい。例えばDTNBに関して
は〜410nmの波長と7〜8のpHを用いる。DSN
Sに関しては〜430nmの波長と8〜12のpHとが
用いられ、DTNPに関しては〜385nmの波長と5
〜9のpHとが用いられ、DTNAに関しては〜355
nmの波長が用いられ、2,2′ジチオジピリジンに関
しては〜340nmの波長と4〜5のpHとが用いられ
、そして4,4′−ジチオジピリジンに関しては〜32
5nmの波長が用いられることになる。
【0032】適当なpHが維持され、緩衝剤が総括的反
応を妨害しなければ、適当な、どんな緩衝剤もその反応
に用いることができる。適当な緩衝剤にはトリスアミン
とリン酸塩と2つのGood緩衝剤とHEPES[N−
2−ヒドロキシエチルピペラジン−N′−2−エタンス
ルホン酸]とMOPS[2−(N−モルホリノ)−プロ
パンスルホン酸とTES[N−トリス(ヒドロキシメチ
ル)メチル−2−アミノエタンスルホン酸]とが包含さ
れる。緩衝剤の濃度は、pHさえ維持されるならば重大
なことではない。緩衝剤の濃度は通常では約50〜20
0mMの範囲である。
【0033】pHは検定システム中に存在する他の材料
で左右されることになる。血清コリンエステル活性の評
価に向けられている検定には、pHは通常約4〜11の
範囲であり、特に好ましくはpH約7〜8.5である。 血清コリンエステラーゼに関しての最適pH範囲は約8
〜8.5である。或る基質に関しては、約8以上のpH
値はその基質の早過ぎる加水分解をおこさせ得る。
【0034】試験される試料は体液例えば全血、血清ま
たは血漿であることができる。本発明の試薬システムを
用いる場合、通常の臨床的反応に用いる反応温度が好ま
しいが、どんな適当な反応温度でも用いることができる
。例えば、標準温度例えば25℃、30℃または37℃
が用いられ、好ましくは検定の温度は37℃以上に維持
する。吸光度測定は通常405または412nmで読み
とられるが、これは用いられた特別な色原体や機器に左
右される。
【0035】前記に列挙した本質的成分に加えて、随意
の成分を用いることができる。例えばキレート化剤例え
ばEDTAを、長期間の安定性の改善のためと種種な化
学分析器で発見される様な全蛋白質ビュレット試薬のC
HE中への繰越しによる銅の干渉を防ぐために添加でき
る。EDTAの濃度は重金属のキレート化には約0.2
〜2mMの範囲にできる。使用できる他の適当なキレー
ト化剤にはHEDTA(ヒドロキシエチルエチレンジア
ミントリ酢酸)とCDTA(シクロヘキサン−1,2−
ジアミン四酢酸)とが包含される。
【0036】キレート化剤に加えて、所望ならば、防腐
剤、界面活性剤などを、それらの材料に関して正常の濃
度水準で添加できる。
【0037】それらの成分の処方と使用との中に、典型
的には試料を導入し、色原体と緩衝剤と混合する。それ
から色原体基質と非色原体基質とをその反応混合物に添
加する。得られる混合物の吸光度を読む。
【0038】コリンエステラーゼ活性の測定検定を参照
して本発明を説明したが、本発明は色原体基質と非色原
体、淡色原体、深色原体または浅色原体基質とを持つ、
酵素検出検定組成物および方法とを広く指向する。酵素
検出検定システムの例には、アルカリホスファターゼ(
EC  3.1.3.1)とγ−グルタミルトランスフ
ェラーゼ(EC  2.3.22)とが包含される。基
本的には、非色原体、淡色原体、深色原体または浅色原
体競争基質が存在すれば、どんな酵素でも本発明を用い
て検出できる。
【0039】より深色原体基質の吸光係数減少のため、
基質を用いる他の例は次のものがある。着色減少効果は
、その酵素に関する基質のKmとνmaxとにおける差
に従って変わることになる。例えば加水分解酵素例えば
キモトリプシンとエラスターゼとはペプチドの4−ニト
ロフェニルエステルまたはアニリド誘導体の混合物を開
裂して黄色に着色した生成物(λmax=400−40
5nm)を与える。これらの基質は競争剤として、より
深色原体色生成システムと共に用いることができる。 例えば4−ニトロフェニルN−カルボベンジルオキシ−
フエニルアラニンアミドとキモトリプシンならびに4−
ニトロフェニルN−トシルアラニナートとエラスターゼ
は、酵素に、ジアゾニウム塩例えば4−ジアゾ−2−ナ
フトール−4−スルホン酸と塩化2−メトキシ−4−モ
ルホリノベンゼンジアゾニウム(塩化亜鉛)複塩と結合
しない開裂生成物を与える。しかし、これらのペプチド
のインドキシルならびに2−ヒドロキシ−5−フェニル
ピロリルエステルと3−アミノインドキシルアミド誘導
体はジアゾニウム塩と結合し、深色原体色(普通赤紫色
、λmax=520nm)を与える。検定のその着色率
は非色原体または淡色原体基質の存在の下では低められ
る。
【0040】他の加水分解酵素例えばγ−グルタミルト
ランスフェラーゼの基質も同様に挙動することになる。
【0041】本発明は、本発明を限定しない次の実施例
により更に説明される。
【0042】
【実施例I】
【0043】検体集団は次の試料、正常の無作為血清5
0個、脂肪血症血清5個、黄疸血清5個、溶血を起して
いる血清5個、尿毒血清5個および人血清CHEを加え
た他の血清8個よりなる。
【0044】本発明に従って行った検査のための処方に
は次のものを包含する。
【0045】最終的反応液濃度は次の通りであった。
【0046】p−ヒドロキシ安息香酸とゲンタマイシン
硫酸塩とは微生物増殖抑制に用いられている。Dext
ran  T40は賦形薬である。
【0047】30℃と37℃との両方での実感度は0.
15cm光路長で0.000136Abs/min/U
/Lであった。測定は405nmで行った。組成物は4
℃で少くとも30日間は安定であった。
【0048】作業中ならびに総体での精度を次に示す。
【0049】結果として得られた方法(“CHEM  
I”法)の、標準ACB法と比較した相関を図1で説明
している。線型回帰分析中に包含される凡ての試料を用
いて次の相関結果が得られた。 Y=0.0825X−8.81 図1で見られる如く、本発明のCHEM  I法はAC
B法に対し一次である。
【0049】前記の如く、本発明はコリンエステラーゼ
以外の酵素に就いての、色原体基質と非色原体、淡色原
体、深色原体または浅色原体基質との両者を用いる検出
検定に適用できる。この代表例は次の実施例である。
【0050】
【実施例II】グルタチオンとリポアミドとはそれぞれ
の脱水素酵素により還元され、色原体指示薬例えばDT
NBまたはIBTZ[3−N−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)−5−ニトロイソベンゾチアゾール−3−オン
]を用いて検出できるチオールを与える。この実施例は
非色原体指示薬、黄色生成指示薬の添加がチオールと深
色原体チオールと深色原体チオール指示薬との反応から
期待される色の量を減少することを示す。これらの指示
薬(基質)は還元されたアデニンジヌクレオチド(NA
DH)と前記の酵素とにより薄くなる。若しNADH濃
度を一定に保つと、色形成率は酵素濃度に比例すること
になる。
【0051】加うるに、NADHは脱水素酵素例えばグ
ルコースまたはコレステロール脱水素酵素のグルコース
またはコレステロールへの作用により形成される。従っ
て、このことはNAD濃度とリポアミドまたはグルタチ
オン脱水素酵素と基質(例えばグルコースまたはコレス
テロール)を一定に保ち、色形成率を検出することによ
り、これらの脱水素酵素を検出する方法を提供する。
【0052】色原体チオール指示薬N−メチル−5−(
1−ヒドロキシ−3,6−ジスルホ−2−ナフチルアゾ
)ベンゾイソチアゾロン85ナノモル(n  mol)
と非色原体または浅色原体指示薬A,BまたはC(以下
に示す)85n  molとの、0.1Mリン酸塩、p
H6.5、2.9ml中混合物を含むセルに、0.6M
ジチオトレイトールを次次に量を増加させて加える。そ
の内容物を反転させて混合し、2分後に610nmでの
吸光度を次の表の如く測定する。 評価した非色原体材料 A  N−(3−ジメチルアミノプロピル)−5−アセ
タミドベンゾイソチアゾロン B  N−(3−ジメチルアミノプロピル)−5−アミ
ノベンゾイソチアゾロン C  N−(3−ジメチルアミノプロピル)−5−ニト
ロベンゾイソチアゾロン
【0053】この結果は明らかに、非色原体または浅色
原体指示薬がより深色原体指示薬により生じた色を減少
することを示している。
【0054】(次の材料中に述べられているような緩衝
液とは0.1M、pH6.9、N−(2−アセタミド)
−2−アミノエタンスルホン酸を云う)組成物 1.緩衝液中N−(3−ジメチルアミノプロピル)−5
−(1−ヒドロキシ−3,    6−ジスルホ−2−
ナフチル)アゾイソベンゾチアゾール−3−オン(IB
    TZ  1、色原体指示薬)0.0209m 
 mol/l2.緩衝液中IBTZ  1  0.20
9m  mol/l、5−アミノイソベンゾチアゾール
−3−オン(IBTZ  2、非色原体指示薬)0.2
19m  mol/l3.水中グルコース1.5M 4.緩衝液中NAD6m  mol/l5.メタノール
中リポアミド15.7m  mol/l6.緩衝液中、
0.5%アルブミン中のリポアミド脱水素酵素20U/
ml 7.新に調製された、緩衝液中における、0.5%アル
ブミン中グルコース脱水素酵素23.8U/ml
【00
55】組成物1(0.105μ  mol)または組成
物2(IBTZ  10.105μ  mol、IBT
Z  2  0.110μ  mol)何れかの0.5
mlの混合物を緩衝液2.05mlで希釈する。組成物
3(0.2ml、0.3m  mol)と4(0.1m
l、0.6μ  mol)と5(0.1ml、1.57
μ  mol)と6(0.050m1、1.0U)とを
加える。 組成物7の0.010mlと0.020mlと0.03
0mlと0.040mlと0.050mlとを個別の実
験において加え、45秒後に614nmで吸光度を読む
【0056】このデータは、IBTZは酵素を検出でき
ることを確証している。データの第1欄はIBTZによ
るグルコース脱水素酵素の検出を説明しており、第2欄
は非色原体IBTZの添加が光学的信号をどれ程抑制す
るかを示している。
【0057】
【実施例III】β−ガラクトシダーゼ色原体基質例え
ば7−β−ガラクトピラノシルオキシ−9,9−ジメチ
ル−9H−アクリジン(λmax=632nm)の信号
はβ−フェニルガラクトシドまたはβ−2−(ニトロフ
ェニル)ガラクトシド(λmax=405nm)の添加
により減少できる。色形成率は酵素量に比例する。
【0058】UVセル中にある検定原液(以下を見よ)
800μlに、50mMの非色原体、淡色原体または浅
色原体指示薬100μl(最終濃度5mM)あるいは空
試験値決定のため検定原液100μlを加える。それか
ら5μg/mlの西洋ワサビペルオキシダーゼ溶液20
μlを加え、時間計測を始め、そしてふたをしたセルを
反転して振盪する。630nmにおける吸光度を5秒か
ら300秒まで監視する。
【0059】捕捉剤用の指示薬には次のものが包含され
る。
【0060】同様の結果が各指示薬に関して得られた。 以下に示すのはAcidRed#1に関する結果である
【0061】色形成率は初めの試料中に存在する酵素量
に比例する。
【0062】前記のことから、本発明は明らかで、固有
の他の有利さと共に、前記した凡ての結果と目的とを達
成するのによく適合することが判るであろう。本発明は
前希釈の必要性を除くのみならず酵素活性の正確で簡単
な測定を提供する。この方法は高い感度をもっている。 他の有利さに加えて、本発明はピペット採取の精度をあ
げるため、試料サイズを増大することを可能にし、高い
希釈による酵素の変性を防ぎ、直線範囲を拡げることを
可能にする。
【0063】明らかに、前記の如き本発明の多くの変更
態様と変形とを、その精神と範囲とから逸脱することな
く作ることができ、それ故に、そのような限定は、添付
の請求事項によって示される如く課すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの態様と標準法との相関を示す図
である。

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  色原体基質と非色原体、淡色原体、深
    色原体または浅色原体基質と緩衝剤と色原体とを含む、
    試料中の酵素活性測定のための組成物。
  2. 【請求項2】  試料が体液である、請求項1に記載の
    組成物。
  3. 【請求項3】  試料が全血と血清と血漿とからなる群
    より選ばれる体液である、請求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】  色原体基質と非色原体基質と緩衝剤と
    色原体とを含む、体液中のコリンエステラーゼ測定のた
    めの組成物。
  5. 【請求項5】  色原体基質がプロピオニルチオコリン
    である、請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】  ブチリルコリンとブチリルチオコリン
    とが基質として存在する、請求項4に記載の組成物。
  7. 【請求項7】  色原体が5,5−ジチオ−ビス−2−
    ニトロ安息香酸である、請求項4に記載の組成物。
  8. 【請求項8】  色原体が2,2′−ジチオビス−ピリ
    ジンである、請求項4に記載の組成物。
  9. 【請求項9】  色原体が2,2′−ジチオビス−(5
    −ニトロピリジン)である、請求項4に記載の組成物。
  10. 【請求項10】  色原体が6,6′−ジチオビス(ニ
    コチン酸)である、請求項4に記載の組成物。
  11. 【請求項11】  色原体が6,6′−ジセレノビス(
    3−ニトロ安息香酸)である、請求項4に記載の組成物
  12. 【請求項12】  色原体が2,2′−ジチオジ安息香
    酸である、請求項4に記載の組成物。
  13. 【請求項13】  色原体が4,4′−ジチオジピリジ
    ンである、請求項4に記載の組成物。
  14. 【請求項14】  色原体が濃度約0.2〜0.7m 
     molで存在する、請求項4に記載の組成物。
  15. 【請求項15】  緩衝剤がトリス(ヒドロキシメチル
    )アミノメタンである、請求項4に記載の組成物。
  16. 【請求項16】  緩衝剤がリン酸塩緩衝剤である、請
    求項4に記載の組成物。
  17. 【請求項17】  緩衝剤が濃度約50〜200m  
    molで存在する、請求項4に記載の組成物。
  18. 【請求項18】  pHを約7〜8.5の範囲に維持す
    る、請求項4に記載の組成物。
  19. 【請求項19】  pHを約7〜8の範囲に維持する、
    請求項18に記載の組成物。
  20. 【請求項20】  防腐剤も含まれる、請求項4に記載
    の組成物。
  21. 【請求項21】  またp−ヒドロキシ安息香酸も含む
    、請求項4に記載の組成物。
  22. 【請求項22】  コリンエステラーゼを含有する溶液
    を、色原体基質と非色原体基質と緩衝剤と色原体と混合
    し、その後で、コリンエステラーゼ活性測定のために、
    得られた混合物の光学的吸収度を測定することを包含す
    る、コリンエステラーゼ活性の測定方法。
  23. 【請求項23】  ブチリルコリンとブチリルチオコリ
    ンとが基質として存在する、請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】  チオコリンの光学的吸収度を検出す
    る、請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】  基質の比を、光学的吸収度制御のた
    めに調節する、請求項23に記載の方法。
  26. 【請求項26】  光学的吸収度を405nmで測定す
    る、請求項23に記載の方法。
  27. 【請求項27】  光学的吸収度を412nmで測定す
    る、請求項23に記載の方法。
  28. 【請求項28】  測定を実施する温度が約25〜37
    ℃である、請求項23に記載の方法。
  29. 【請求項29】  本質的に、試料を、色原体基質と非
    色原体、淡色原体、深色原体または浅色原体基質と緩衝
    剤と色原体と混合し、その後、酵素活性測定のために、
    得られた材料の光学的吸収度を測定することからなる、
    試料の前希釈を要しない、酵素活性の測定法。
  30. 【請求項30】  基質の比を、光学的吸収度の制御の
    ために調節する、請求項29に記載の方法。
JP3242901A 1990-06-18 1991-06-18 色原体基質と非色原体、淡色原体、深色原体 または浅色原体基質とを持つ検出検定 Pending JPH04252199A (ja)

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