JPH04251992A - スラブ型固体レーザ素子 - Google Patents
スラブ型固体レーザ素子Info
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- JPH04251992A JPH04251992A JP41849490A JP41849490A JPH04251992A JP H04251992 A JPH04251992 A JP H04251992A JP 41849490 A JP41849490 A JP 41849490A JP 41849490 A JP41849490 A JP 41849490A JP H04251992 A JPH04251992 A JP H04251992A
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- laser element
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- Pending
Links
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- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims abstract description 27
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims abstract description 16
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- 239000000463 material Substances 0.000 abstract 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 5
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Landscapes
- Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スラブ型固体レーザ発
振器に使用するスラブ型レーザ素子と断熱材との接着に
関する。
振器に使用するスラブ型レーザ素子と断熱材との接着に
関する。
【０００２】
【従来の技術】スラブ型固体レーザ発振器は高出力、高
品質のレーザビームが得られる利点があり、従来から注
目されてきている。
品質のレーザビームが得られる利点があり、従来から注
目されてきている。
【０００３】図２は、従来のスラブ型固体レーザ発振器
内のスラブ型固体レーザ素子周辺の構成を示す断面図で
ある。図において、当該レーザ発振器は、レーザ活性媒
質を含み、２つの互いに平行な光学的平面を有すると共
にレーザビーム入出射断面が矩形をなすスラブ型固体レ
ーザ素子１と、レーザ活性媒質を光学的に励起する励起
用ランプ２と、スラブ型固体レーザ素子１の両幅方向断
面に接着され、励起時のスラブ幅方向の熱流を遮断する
ための断熱材３と、スラブ型固体レーザ素子１および励
起用ランプ２を被い、励起用ランプ２からの励起光をレ
ーザ活性媒質に集光させる励起光反射鏡４とを有し、ス
ラブ型固体レーザ素子１と断熱材３とは接着剤塗布部分
５で接続されている。
内のスラブ型固体レーザ素子周辺の構成を示す断面図で
ある。図において、当該レーザ発振器は、レーザ活性媒
質を含み、２つの互いに平行な光学的平面を有すると共
にレーザビーム入出射断面が矩形をなすスラブ型固体レ
ーザ素子１と、レーザ活性媒質を光学的に励起する励起
用ランプ２と、スラブ型固体レーザ素子１の両幅方向断
面に接着され、励起時のスラブ幅方向の熱流を遮断する
ための断熱材３と、スラブ型固体レーザ素子１および励
起用ランプ２を被い、励起用ランプ２からの励起光をレ
ーザ活性媒質に集光させる励起光反射鏡４とを有し、ス
ラブ型固体レーザ素子１と断熱材３とは接着剤塗布部分
５で接続されている。
【０００４】このような構成のスラブ型固体レーザ発振
器の動作は、励起用ランプ２を点灯してスラブ型固体レ
ーザ素子１のレーザ活性媒質を励起することにより、レ
ーザ活性媒質中のＮｄ３＋イオンが高いエネルギー準位
に励起される。この高いエネルギー準位から低いエネル
ギー準位に遷移するとき、自然放出としての光が発生し
、この光をさらに刺激光として蛍光の誘導放出がもたら
され、スラブ型固体レーザ素子１の平行な光学的平面間
を多数回往復することにより増幅されてレーザ発振がビ
ルドアップする。
器の動作は、励起用ランプ２を点灯してスラブ型固体レ
ーザ素子１のレーザ活性媒質を励起することにより、レ
ーザ活性媒質中のＮｄ３＋イオンが高いエネルギー準位
に励起される。この高いエネルギー準位から低いエネル
ギー準位に遷移するとき、自然放出としての光が発生し
、この光をさらに刺激光として蛍光の誘導放出がもたら
され、スラブ型固体レーザ素子１の平行な光学的平面間
を多数回往復することにより増幅されてレーザ発振がビ
ルドアップする。
【０００５】このようなスラブ型固体レーザ素子１では
、励起中にスラブ幅方向に熱流が発生する。この熱流を
を遮断するため、スラブ型固体レーザ素子１のスラブ幅
方向の両端面には断熱材３が接着されている。この断熱
材３によりスラブ型固体レーザ素子１の幅方向熱分布が
均一にされ、従って、高出力高品質のレーザビームが得
られる。その際、スラブ型固体レーザ素子１と断熱材３
との接着には例えばシリコンシーラントのような接着剤
が従来使用されていた。
、励起中にスラブ幅方向に熱流が発生する。この熱流を
を遮断するため、スラブ型固体レーザ素子１のスラブ幅
方向の両端面には断熱材３が接着されている。この断熱
材３によりスラブ型固体レーザ素子１の幅方向熱分布が
均一にされ、従って、高出力高品質のレーザビームが得
られる。その際、スラブ型固体レーザ素子１と断熱材３
との接着には例えばシリコンシーラントのような接着剤
が従来使用されていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スラブ
型固体レーザ素子１は、レーザ光入出射端面や全反射面
をクリーニングするため、スラブ型固体レーザ発振器か
ら定期的に取り出され、さらに断熱材３もスラブ型固体
レーザ素子１から取り外さなければならない。しかし、
上記のような接着方式ではスラブ型固体レーザ素子１と
断熱材３との接着乾燥時間が長く、しかもスラブ型固体
レーザ素子１と断熱材３との剥離は非常に困難であった
。例えば、トリクロロエチレンのような有機溶剤に浸し
ても剥離に数日を必要とし、また剥離時に無理な力を加
えるとスラブの端部を破損し易いという問題があった。
型固体レーザ素子１は、レーザ光入出射端面や全反射面
をクリーニングするため、スラブ型固体レーザ発振器か
ら定期的に取り出され、さらに断熱材３もスラブ型固体
レーザ素子１から取り外さなければならない。しかし、
上記のような接着方式ではスラブ型固体レーザ素子１と
断熱材３との接着乾燥時間が長く、しかもスラブ型固体
レーザ素子１と断熱材３との剥離は非常に困難であった
。例えば、トリクロロエチレンのような有機溶剤に浸し
ても剥離に数日を必要とし、また剥離時に無理な力を加
えるとスラブの端部を破損し易いという問題があった。
【０００７】本発明の目的は、スラブ型固体レーザ素子
と断熱材との接着並びに剥離に要する時間を大幅に短縮
できるスラブ型レーザ素子と断熱材との接着を改良した
スラブ型固体レーザ素子を提供することにある。
と断熱材との接着並びに剥離に要する時間を大幅に短縮
できるスラブ型レーザ素子と断熱材との接着を改良した
スラブ型固体レーザ素子を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明によるスラブ型固
体レーザ素子は、レーザビーム入出射断面と２つの互い
に平行な光学的平面とを有するレーザ活性媒質を含み、
この光学的平面間をレーザビームが１回以上の内部全反
射を行うことにより、励起用ランプにより励起されたレ
ーザ媒質からエネルギーが得られ、外部にレーザビーム
が放出されるが、上記目的を達成するために、光励起に
より、前記スラブ型固体レーザ素子を通してスラブ幅方
向に発生する熱流を遮断する断熱材を両面接着テープを
用いて当該レーザ素子に接着したものである。
体レーザ素子は、レーザビーム入出射断面と２つの互い
に平行な光学的平面とを有するレーザ活性媒質を含み、
この光学的平面間をレーザビームが１回以上の内部全反
射を行うことにより、励起用ランプにより励起されたレ
ーザ媒質からエネルギーが得られ、外部にレーザビーム
が放出されるが、上記目的を達成するために、光励起に
より、前記スラブ型固体レーザ素子を通してスラブ幅方
向に発生する熱流を遮断する断熱材を両面接着テープを
用いて当該レーザ素子に接着したものである。
【０００９】
【作用】スラブ型固体レーザ素子と断熱材との接着に、
接着剤ではなく、両面接着テープを使用することにより
、スラブ型固体レーザ素子と断熱材との接着並びに剥離
に要する時間を大幅に短縮し、従って作業性を大幅に向
上させることができる。
接着剤ではなく、両面接着テープを使用することにより
、スラブ型固体レーザ素子と断熱材との接着並びに剥離
に要する時間を大幅に短縮し、従って作業性を大幅に向
上させることができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明によるスラブ型固体レーザ素子
と断熱材の接着の一実施例を図面に基づき説明する。
と断熱材の接着の一実施例を図面に基づき説明する。
【００１１】図１は本発明のスラブ型固体レーザ発振器
におけるスラブ型固体レーザ素子周辺の構成を示す断面
図である。従来例と同一部位には同じ参照番号を付すこ
とにし、その説明は適宜省略する。
におけるスラブ型固体レーザ素子周辺の構成を示す断面
図である。従来例と同一部位には同じ参照番号を付すこ
とにし、その説明は適宜省略する。
【００１２】図において、スラブ型固体レーザ素子（ス
ラブ結晶とも云う。）１、励起用ランプ２、断熱材３、
励起光反射鏡４は従来例と同じである。本実施例では、
スラブ型固体レーザ素子１と断熱材３との間を両面接着
テープにより接着する接着テープ張付け部分６が設けら
れている。本実施例においては、スラブ型固体レーザ素
子１には、厚さ６ｍｍ、幅３４ｍｍ、全長１３２ｍｍの
ＹＡＧ結晶を使用し、断熱材３には、パイレックスガラ
スを使用した。また、両面接着テープとして、厚さ約０
．２ｍｍの市販品（例えば、テラオカテープ）を使用し
た。
ラブ結晶とも云う。）１、励起用ランプ２、断熱材３、
励起光反射鏡４は従来例と同じである。本実施例では、
スラブ型固体レーザ素子１と断熱材３との間を両面接着
テープにより接着する接着テープ張付け部分６が設けら
れている。本実施例においては、スラブ型固体レーザ素
子１には、厚さ６ｍｍ、幅３４ｍｍ、全長１３２ｍｍの
ＹＡＧ結晶を使用し、断熱材３には、パイレックスガラ
スを使用した。また、両面接着テープとして、厚さ約０
．２ｍｍの市販品（例えば、テラオカテープ）を使用し
た。
【００１３】上記構成の実施例の動作は次のようになる
。
。
【００１４】レーザ出力は、連続発振で７０Ｗ、パルス
発振で２００Ｗであり、ビーム拡がり角は、スラブ型固
体レーザ素子１の幅方向で１０ｍｒａｄ、厚さ方向で５
ｍｒａｄであった。この結果は、従来の厚さ約０．１ｍ
ｍのシリコンシーラント接着の場合に対して実質的な変
化がないことを示し、従って本実施例による接着方式を
用いることによる支障は一切認められなかった。また、
スラブ型固体レーザ素子１と断熱材３との剥離に要した
時間は５分程度であった。
発振で２００Ｗであり、ビーム拡がり角は、スラブ型固
体レーザ素子１の幅方向で１０ｍｒａｄ、厚さ方向で５
ｍｒａｄであった。この結果は、従来の厚さ約０．１ｍ
ｍのシリコンシーラント接着の場合に対して実質的な変
化がないことを示し、従って本実施例による接着方式を
用いることによる支障は一切認められなかった。また、
スラブ型固体レーザ素子１と断熱材３との剥離に要した
時間は５分程度であった。
【００１５】図３は、両面接着テープの厚さが、スラブ
型固体レーザ素子のスラブ幅方向温度分布に及ぼす影響
を示すために測定したスラブ素子幅方向の光学的波面歪
みのグラフである。図からわかるように、両面接着テー
プの厚さが０．３ｍｍより大きくなると、励起光による
テープ自体の発熱のため、スラブ型固体レーザ素子１の
幅方向温度分布には不均一が生じた。しかし、両面接着
テープの厚さが３ｍｍ以下では、本実施例の接着方式は
効果的であった。
型固体レーザ素子のスラブ幅方向温度分布に及ぼす影響
を示すために測定したスラブ素子幅方向の光学的波面歪
みのグラフである。図からわかるように、両面接着テー
プの厚さが０．３ｍｍより大きくなると、励起光による
テープ自体の発熱のため、スラブ型固体レーザ素子１の
幅方向温度分布には不均一が生じた。しかし、両面接着
テープの厚さが３ｍｍ以下では、本実施例の接着方式は
効果的であった。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果が得られ
る。
る。
【００１７】スラブ型固体レーザ素子と断熱材との接着
および剥離に要する時間を大幅に短縮し、従って作業性
を大幅に向上させることができる。
および剥離に要する時間を大幅に短縮し、従って作業性
を大幅に向上させることができる。
【図１】本発明により断熱材を接着したスラブ型固体レ
ーザ発振器におけるスラブ型固体レーザ素子周囲の構成
を示す概略断面図である。
ーザ発振器におけるスラブ型固体レーザ素子周囲の構成
を示す概略断面図である。
【図２】従来の断熱材接着方式によるスラブ型固体レー
ザ発振器のスラブ型固体レーザ素子周辺の構成を示す概
略断面図である。
ザ発振器のスラブ型固体レーザ素子周辺の構成を示す概
略断面図である。
【図３】本発明のスラブ型固体レーザ素子における温度
によるスラブ幅方向の光学的波面歪みを示すグラフであ
る。
によるスラブ幅方向の光学的波面歪みを示すグラフであ
る。
１ スラブ型固体レーザ素子
２ 励起用ランプ
３ 断熱材
４ 励起光反射鏡
５ 接着剤塗布部分
６ 両面接着テープ張付け部分
Claims (2)
- 【請求項１】 レーザビーム入出射端面と２つの互い
に平行な光学的平面とを有するレーザ活性媒質を含み、
該光学的平面間をレーザビームが１回以上の内部全反射
を繰り返して往復することにより、励起用ランプにより
励起されたレーザ活性媒質からエネルギーが得られ、外
部にレーザビームが放出されるスラブ型固体レーザ素子
において、光励起により、前記スラブ型固体レーザ素子
を通してスラブ幅方向に発生する熱流を遮断する断熱材
を両面接着テープを用いて前記スラブ型固体レーザ素子
に接着したことを特徴とするスラブ型固体レーザ素子。 - 【請求項２】 前記両面接着テープの厚さが０．３ｍ
ｍ以下であることを特徴とする請求項１記載のスラブ型
固体レーザ素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41849490A JPH04251992A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | スラブ型固体レーザ素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41849490A JPH04251992A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | スラブ型固体レーザ素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04251992A true JPH04251992A (ja) | 1992-09-08 |
Family
ID=18526327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP41849490A Pending JPH04251992A (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | スラブ型固体レーザ素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04251992A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8261990B2 (en) | 2008-12-26 | 2012-09-11 | Datalogic ADC, Inc. | Data reader having compact arrangement for acquisition of multiple views of an object |
| US8322621B2 (en) | 2008-12-26 | 2012-12-04 | Datalogic ADC, Inc. | Image-based code reader for acquisition of multiple views of an object and methods for employing same |
| US8353457B2 (en) | 2008-02-12 | 2013-01-15 | Datalogic ADC, Inc. | Systems and methods for forming a composite image of multiple portions of an object from multiple perspectives |
| US8488210B2 (en) | 2006-06-20 | 2013-07-16 | Datalogic ADC, Inc. | Imaging scanner with multiple image fields |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP41849490A patent/JPH04251992A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8488210B2 (en) | 2006-06-20 | 2013-07-16 | Datalogic ADC, Inc. | Imaging scanner with multiple image fields |
| US8724188B2 (en) | 2006-06-20 | 2014-05-13 | Datalogic ADC, Inc. | Imaging scanner with multiple image fields |
| US8353457B2 (en) | 2008-02-12 | 2013-01-15 | Datalogic ADC, Inc. | Systems and methods for forming a composite image of multiple portions of an object from multiple perspectives |
| US8261990B2 (en) | 2008-12-26 | 2012-09-11 | Datalogic ADC, Inc. | Data reader having compact arrangement for acquisition of multiple views of an object |
| US8322621B2 (en) | 2008-12-26 | 2012-12-04 | Datalogic ADC, Inc. | Image-based code reader for acquisition of multiple views of an object and methods for employing same |
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