JPH0425198Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0425198Y2 JPH0425198Y2 JP1985192495U JP19249585U JPH0425198Y2 JP H0425198 Y2 JPH0425198 Y2 JP H0425198Y2 JP 1985192495 U JP1985192495 U JP 1985192495U JP 19249585 U JP19249585 U JP 19249585U JP H0425198 Y2 JPH0425198 Y2 JP H0425198Y2
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- JP
- Japan
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- shape
- toy
- shape memory
- memory alloy
- animal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Toys (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は科学的な創造力を育むのに好適な玩
具に関し、更に詳細には、形状記憶合金を材質と
する線状材料を使用して変形並びに原形回復可能
に構成した興味に富む玩具に関するものである。
具に関し、更に詳細には、形状記憶合金を材質と
する線状材料を使用して変形並びに原形回復可能
に構成した興味に富む玩具に関するものである。
従来技術
比較的最近にその存在が確かめられ、コスト的
に量産化が可能なまで製造方法も確立された新た
な機能性素材として、形状記憶合金が知られてい
る。この形状記憶合金は、例えばニツケルとチタ
ンとの合金からなり、該合金に所要の形状を付与
した後に、オーステナイト変態終了温度(Af温
度)以上に加熱する形状記憶処理を施すことによ
り、その熱処理前に与えられた形状を金属組織的
に記憶する特異な性質を有する金属材料である。
このため該合金に外的応力が加えられて大きく変
形しても、その変形時の温度より僅かに高い温度
に加熱するだけで、元の形状に瞬時に回復するも
のである。
に量産化が可能なまで製造方法も確立された新た
な機能性素材として、形状記憶合金が知られてい
る。この形状記憶合金は、例えばニツケルとチタ
ンとの合金からなり、該合金に所要の形状を付与
した後に、オーステナイト変態終了温度(Af温
度)以上に加熱する形状記憶処理を施すことによ
り、その熱処理前に与えられた形状を金属組織的
に記憶する特異な性質を有する金属材料である。
このため該合金に外的応力が加えられて大きく変
形しても、その変形時の温度より僅かに高い温度
に加熱するだけで、元の形状に瞬時に回復するも
のである。
この形状記憶合金の特異な性質に鑑み、これを
産業上の各種分野に応用する試みがなされてい
る。例えば前記の形状記憶合金を材質として、室
温でパイプ径より僅かに小さい継手を製作し、こ
の継手の直径を零度以下で拡開した後、結合すべ
きパイプに嵌挿し、次いで室温に放置して元の形
状の記憶を回復させることにより、極めて緊密な
パイプ接続がなされる。また温度変化に応答して
形状が変わることから、クーラー等の冷気吹出し
口のダンパの開閉付勢用の駆動源として使用する
等の応用例もある。
産業上の各種分野に応用する試みがなされてい
る。例えば前記の形状記憶合金を材質として、室
温でパイプ径より僅かに小さい継手を製作し、こ
の継手の直径を零度以下で拡開した後、結合すべ
きパイプに嵌挿し、次いで室温に放置して元の形
状の記憶を回復させることにより、極めて緊密な
パイプ接続がなされる。また温度変化に応答して
形状が変わることから、クーラー等の冷気吹出し
口のダンパの開閉付勢用の駆動源として使用する
等の応用例もある。
考案が解決すべき課題
しかし形状記憶合金は、主として産業上の分野
その他医療分野での応用に限られていて、玩具の
分野での有効な使用は殆どなされていないのが実
状である。
その他医療分野での応用に限られていて、玩具の
分野での有効な使用は殆どなされていないのが実
状である。
考案の目的
本考案は、このように主として産業・医療分野
での応用に限られている形状記憶合金を、前述し
た特異な性質に着目して、科学玩具への使用に応
用することを企図したものであつて、形状記憶合
金を材質とする材料を使用して、容易に変形し、
しかも加温による原形回復可能な興趣に富む玩具
を提供することを特徴とする。
での応用に限られている形状記憶合金を、前述し
た特異な性質に着目して、科学玩具への使用に応
用することを企図したものであつて、形状記憶合
金を材質とする材料を使用して、容易に変形し、
しかも加温による原形回復可能な興趣に富む玩具
を提供することを特徴とする。
課題を克服するための手段
前記課題に鑑み、これを解決するため本考案に
係る玩具は、形状記憶合金を材質とする線状材料
を一筆書き状に湾曲させて所要の動物の輪郭形状
を形成し、この形状を予め記憶保持させるように
した玩具において、この線状材料の端部または中
間部分に、当該動物の身体の一部となる部材を設
けたことを特徴とする。
係る玩具は、形状記憶合金を材質とする線状材料
を一筆書き状に湾曲させて所要の動物の輪郭形状
を形成し、この形状を予め記憶保持させるように
した玩具において、この線状材料の端部または中
間部分に、当該動物の身体の一部となる部材を設
けたことを特徴とする。
実施例
次に本考案に係る玩具につき、好適な実施例を
挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
添附図面は本考案の好適な一実施例を示すもので
あつて、形状記憶合金を素材とする一本の材料、
例えば針金状の線材を一筆書き状に連続的に湾曲
させて所定形状を付与した後、この形状を記憶さ
せる処理を施し、これに後述の別部材を付帯させ
るよう構成したものである。そしてこの玩具に外
部より応力を与えて変形させ、次いで例えば温湯
中に浸漬して加温することにより、記憶済みの元
の形状を回復させることを内容としている。
挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
添附図面は本考案の好適な一実施例を示すもので
あつて、形状記憶合金を素材とする一本の材料、
例えば針金状の線材を一筆書き状に連続的に湾曲
させて所定形状を付与した後、この形状を記憶さ
せる処理を施し、これに後述の別部材を付帯させ
るよう構成したものである。そしてこの玩具に外
部より応力を与えて変形させ、次いで例えば温湯
中に浸漬して加温することにより、記憶済みの元
の形状を回復させることを内容としている。
第1図および第2図は、本考案の好適な実施例
を示すものであつて、ニワトリをキヤラクターと
した玩具である。本実施例では、形状記憶合金の
線材10を一筆書き状に湾曲させることにより、
立つた状態でのニワトリの輪郭形状を加工し、こ
れの形状を記憶させるようにしてある。そしてプ
ラスチツク等の板材により成形した足24,24
(後肢および趾からなる)を、前記線材10の両
端部に夫々固定することより、ニワトリが足2
4,24をもつて自立し得るようになつている。
を示すものであつて、ニワトリをキヤラクターと
した玩具である。本実施例では、形状記憶合金の
線材10を一筆書き状に湾曲させることにより、
立つた状態でのニワトリの輪郭形状を加工し、こ
れの形状を記憶させるようにしてある。そしてプ
ラスチツク等の板材により成形した足24,24
(後肢および趾からなる)を、前記線材10の両
端部に夫々固定することより、ニワトリが足2
4,24をもつて自立し得るようになつている。
第3図および第4図は、本考案の更に別の実施
例を示すものであつて、形状記憶合金の線材10
により、ウサギのキヤラクターを一筆書き状に成
形してある。この場合において、例えば赤色のビ
ーズ玉26に前記線材10を挿通し、ウサギの眼
になる部分に前記ビーズ玉26を固定してある。
すなわち赤色のビーズ玉26が、ウサギの眼玉と
して擬制されている。
例を示すものであつて、形状記憶合金の線材10
により、ウサギのキヤラクターを一筆書き状に成
形してある。この場合において、例えば赤色のビ
ーズ玉26に前記線材10を挿通し、ウサギの眼
になる部分に前記ビーズ玉26を固定してある。
すなわち赤色のビーズ玉26が、ウサギの眼玉と
して擬制されている。
実施例の作用
このように構成した本考案に係る形状記憶合金
を使用した玩具の遊び方の一例を説明する。第1
図に示すニワトリは、その両足24,24をもつ
て左右に引張れば、第2図に示すように略直線状
に延伸させられて、その形状を保持する。しかる
にこれを温湯に漬けることによつて、再び第1図
に示す自立したニワトリの形状を回復するに至
る。
を使用した玩具の遊び方の一例を説明する。第1
図に示すニワトリは、その両足24,24をもつ
て左右に引張れば、第2図に示すように略直線状
に延伸させられて、その形状を保持する。しかる
にこれを温湯に漬けることによつて、再び第1図
に示す自立したニワトリの形状を回復するに至
る。
更に、第3図に示すウサギの場合も同様であ
る。この場合は、線材10を円形に360度湾曲さ
せるのでなく、ビーズ玉26を使用して眼玉とし
て擬制させることにより、興趣に富む外観が得ら
れる。しかも線材10を変形させた場合に、湾曲
部に絡んでほどけなくなる等の事態を防止し得
る。なお加熱手段としては、温湯に浸漬させる以
外に、ドライヤーの熱風に当てたり、ストーブ等
の加熱源にかざしたりすることが考えられる。
る。この場合は、線材10を円形に360度湾曲さ
せるのでなく、ビーズ玉26を使用して眼玉とし
て擬制させることにより、興趣に富む外観が得ら
れる。しかも線材10を変形させた場合に、湾曲
部に絡んでほどけなくなる等の事態を防止し得
る。なお加熱手段としては、温湯に浸漬させる以
外に、ドライヤーの熱風に当てたり、ストーブ等
の加熱源にかざしたりすることが考えられる。
考案の効果
このように本考案に係る形状記憶合金を使用し
た玩具によれば、動物その他各種キヤラクターの
輪郭形状をなす玩具に引張り等の外力を加えてこ
れを変形させ、次いで温湯に浸漬して加熱するこ
とによつて、原形状に直ちに復帰させることがで
き、科学的な興味をそそると共に、科学的創造力
を育む教育玩具として好適である。すなわち形状
記憶合金の線状材料を、連続的に一筆書き状に湾
曲させるだけで、任意の動物の輪郭形状が得られ
るので、構成が極めて簡単であると共に製作も容
易となる。また形状記憶した線材を変形させた後
に、温湯に浸漬する等の加熱を行なうことによ
り、瞬時に元の動物の形状を回復するので、大き
な科学的な興味が得られるものである。
た玩具によれば、動物その他各種キヤラクターの
輪郭形状をなす玩具に引張り等の外力を加えてこ
れを変形させ、次いで温湯に浸漬して加熱するこ
とによつて、原形状に直ちに復帰させることがで
き、科学的な興味をそそると共に、科学的創造力
を育む教育玩具として好適である。すなわち形状
記憶合金の線状材料を、連続的に一筆書き状に湾
曲させるだけで、任意の動物の輪郭形状が得られ
るので、構成が極めて簡単であると共に製作も容
易となる。また形状記憶した線材を変形させた後
に、温湯に浸漬する等の加熱を行なうことによ
り、瞬時に元の動物の形状を回復するので、大き
な科学的な興味が得られるものである。
第1図は、本考案に係る玩具の好適な実施例を
示す概略説明図、第2図は、第1図に示す玩具の
変形状態を示す説明図、第3図は、本考案に係る
玩具の別の実施例を示す概略説明図、第4図は、
第3図に示す玩具の変形状態を示す説明図であ
る。 10……形状記憶合金の線状材料、12……カ
バー。
示す概略説明図、第2図は、第1図に示す玩具の
変形状態を示す説明図、第3図は、本考案に係る
玩具の別の実施例を示す概略説明図、第4図は、
第3図に示す玩具の変形状態を示す説明図であ
る。 10……形状記憶合金の線状材料、12……カ
バー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 形状記憶合金を材質とする線状材料を一筆書き
状に湾曲させて所要の動物の輪郭形状を形成し、
この形状を予め記憶保持させるようにした玩具に
おいて、 この線状材料の端部または中間部分に、当該動
物の身体の一部となる部材を設けた ことを特徴とする玩具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985192495U JPH0425198Y2 (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985192495U JPH0425198Y2 (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6299290U JPS6299290U (ja) | 1987-06-24 |
JPH0425198Y2 true JPH0425198Y2 (ja) | 1992-06-16 |
Family
ID=31147627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985192495U Expired JPH0425198Y2 (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0425198Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5873297U (ja) * | 1981-11-13 | 1983-05-18 | 株式会社タカラ | 形状変化針金玩具 |
JPS5874992U (ja) * | 1981-11-14 | 1983-05-20 | 株式会社タカラ | 跳躍玩具 |
JPS5880295U (ja) * | 1981-11-27 | 1983-05-31 | 株式会社タカラ | 形状変化車両玩具 |
JPS5884198U (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-07 | 株式会社タカラ | 形態変化玩具 |
-
1985
- 1985-12-13 JP JP1985192495U patent/JPH0425198Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6299290U (ja) | 1987-06-24 |
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