JPH04251804A - 光導波路の形成方法 - Google Patents

光導波路の形成方法

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Publication number
JPH04251804A
JPH04251804A JP3026674A JP2667491A JPH04251804A JP H04251804 A JPH04251804 A JP H04251804A JP 3026674 A JP3026674 A JP 3026674A JP 2667491 A JP2667491 A JP 2667491A JP H04251804 A JPH04251804 A JP H04251804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical waveguide
diffusion
substrate
species
region
Prior art date
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Pending
Application number
JP3026674A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Obuchi
武志 大渕
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LiNbO3等の光導
波路用の基板に3次元光導波路を形成する方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】導波形光デバイスの基礎となる光導波路
用基板は、種々の材料で作られている。このうち、高性
能光制御素子用として、ニオブ酸リチウム単結晶 Li
NbO3 がよく使われている。また、導波路を形成す
るには、チタン内拡散法、リチウム外拡散法、プロント
交換法などの方法があり、チタン内拡散法が最も普及し
ている。
【0003】こうした基板に3次元光導波路を形成する
には、例えば、図4に示すように基板1の表面に拡散種
4を接触させ、一定時間基板1を加熱し、図5に示すよ
うに拡散種を基板1内へと拡散させ、周囲よりも高屈折
率の領域である光導波路6を形成する。この際、光導波
路6の深さと幅とは、基板1の加熱温度、加熱時間を変
えることによって調整する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、拡散現象の一
般法則により、拡散種4は、いわゆるガウス分布に従っ
て基板1内へと拡散していく。このため、光導波路6の
深さと幅との比率は一定の範囲に限定され、光導波路6
の深さと幅とを別々に制御することはできない。また、
現実の製造工程において、拡散種の拡散に要する温度、
時間を変更しても、光導波路6の深さ、幅それぞれにμ
m オーダーのバラツキが発生した。更に、拡散種の拡
散領域の境界付近では、周囲との屈折率差が顕著ではな
く、境界がはっきりしない傾向があり、光の伝送損失の
原因となっている。
【0005】本発明の課題は、3次元光導波路を拡散に
よって形成するに際し、光導波路の深さと幅とをそれぞ
れ単独に制御でき、また光導波路の深さ、幅のバラツキ
をなくし、光導波路とその周囲との境界を明瞭にして光
の伝搬特性を向上させうるような、光導波路の形成方法
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板に3次元
光導波路を形成する方法において、前記基板の表面に所
定パターンに沿って粒子注入を行うことによって前記所
定パターンに従った改質領域を形成し、次いでこの改質
領域の表面から拡散種を前記基板内部へと拡散させて3
次元光導波路を形成する、光導波路の形成方法に係るも
のである。粒子注入としては、イオン注入が好ましいが
、イオン交換等も含む。
【0007】
【実施例】まず、図1〜図3を参照しながら順を追って
本発明の実施例を説明する。まず、光導波路用の基板1
を準備する。そして、イオンビーム3を基板1の表面に
照射し、イオン注入を行う。このイオン注入の際には、
形成すべき光導波路の所定パターンに沿ってイオンビー
ム3を照射し、この所定パターンの改質領域2を形成す
る。
【0008】ここでイオン注入とは、イオンを静電的に
もしくは、高周波誘導的に加速して必要なエネルギーを
持たせ、基板1の表面へと注入することである。そして
、イオンの添加量と基板表面からの深さ方向の濃度分布
は、注入イオン電流、注入時間、加速電圧等の電気量で
制御できるため、極めて精度が高く、再現性が良い。 しかも、イオンビーム4は原理的に微小径に絞れ、また
偏向可能であるからマスクなしに所定パターンに従って
選択的にドーピングできる。
【0009】上記のようにして改質領域2を形成した後
、改質領域2の表面2aに拡散種4を接触させる。そし
て、後は通常の拡散手順に従い、拡散種4を改質領域2
の表面2aから基板1の内部へと向って拡散させる。こ
の際、改質領域2内では、注入イオンのドーピング及び
イオン打ち込みの際に発生する格子欠陥により、拡散種
4の拡散速度が周囲にくらべて非常に大きくなっている
。 このため、図3に示すように、拡散種の拡散領域5はほ
ぼ改質領域2に沿った断面形状か、あるいは改質領域2
よりも若干外側へと拡がった断面形状となる。そして、
拡散種の拡散領域5に周囲の基板よりも大きな屈折率を
与えることで、この拡散領域5が3次元光導波路を形成
することになる。
【0010】以上述べた例によれば、前記したイオン注
入の特性により、改質領域2の深さと幅とを極めて精度
良く制御することができ、またこの後に3次元光導波路
を形成する際に拡散種4の拡散領域5の形状が改質領域
2に近似するので、これらの結果、3次元光導波路5の
深さと幅との精度を従来よりも遥かに高めることができ
る。また、上記したように、イオンビーム3を電気的に
制御することで改質領域2の幅と深さとをそれぞれ自由
に変えることが可能であり、また拡散種4が改質領域2
内を高速で拡散することから、結果として拡散領域5の
深さと幅とを従来のような制約なしに自由に変更するこ
とができる。言い換えると、拡散領域5の深さと幅とを
、拡散時のガウス分布に伴う制約から離れて設定するこ
とができる。
【0011】しかも、イオン注入により形成した改質領
域2は、周囲との境界が図5に示す光導波路6の場合よ
りも明瞭であり、光の閉じ込め効果が高い。従って、光
の伝送損失を少なくすることができる。
【0012】改質領域2の表面2aから拡散種を拡散さ
せるには、表面2a以外をマスクで覆い、拡散種の溶融
塩を表面2aに接触させ、プロトン交換を行ってもよい
【0013 】イオン注入に用いるイオンとしては、 
C+ ,  N+ ,  B+ ,  P+ ,  P
2+, O+ ,He+ 等が好ましい。表面2aから
拡散させる拡散種としては、Ti等が好ましい。基板1
の材質としては、ガラス、強誘電体結晶(LiNbO3
等) 、強磁性体結晶(GGG等) 、半導体結晶 (
Ga, As, InP, Si 等) 、樹脂を例示
できる。
【0014】現在、このうち、LiNbO3基板が種々
の点で好ましい。本発明者は、LiNbO3基板を準備
し、この表面に He + を0〜1MeV で打ち込
み、深さ3mmの改質領域を形成した。そして、この改
質領域の表面からチタンを熱によって拡散させ、3次元
光導波路を形成した。また、プロトン交換法によっても
改質領域を形成し、チタンを拡散させることができた。 また、LiNbO3基板の表面に Li + イオンを
注入し、周囲より屈折率の高い改質領域を形成した。次
いで、この改質領域2にチタンを接触させ、基板を加熱
してチタンを拡散させた。これにより、Li−Ti系酸
化物のドーピングされた拡散領域を形成し、光導波路と
した。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、基板の表面に所定パタ
ーンに沿って粒子注入を行うことによって所定パターン
に従った改質領域を形成し、この改質領域の表面から拡
散種を基板内部へと拡散させる。そして、改質領域内で
は、注入イオンのドーピング及び格子欠陥により、拡散
種の拡散速度が周囲にくらべて大きくなっている。この
ため、拡散種の拡散領域は、ほぼ拡散速度に沿った形状
となり、この拡散領域が3次元光導波路を形成する。
【0016】そして、粒子の注入パワーと注入量は極め
て精度良く制御することができるので、粒子注入による
改質領域の深さと幅とは精度良く制御できる。この結果
、3次元光導波路の深さと幅とを極めて精度よく加工し
、制御することができる。また、粒子ビームを電気的に
制御することで改質領域の幅と深さとを自由に変えるこ
とが可能であり、この結果、光導波路の深さと幅とを従
来のような制約なしに自由に変更することができる。 しかも、粒子ビームにより形成した改質領域は、周囲と
の境界が明瞭であり、光の閉じ込め効果が高く、従って
光の伝送損失を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板にイオンビームを照射している状態を示す
概略断面図である。
【図2】改質領域の表面に拡散種を接触させた状態を示
す概略断面図である。
【図3】改質領域の表面から拡散種を基板内部へと拡散
させた状態を示す概略断面図である。
【図4】基板の表面に拡散種を接触させた状態を示す概
略断面図である。
【図5】基板内部へと拡散種を拡散させた状態を示す概
略断面図である。
【符号の説明】
1  基板 2  改質領域 2a  改質領域の表面 3  イオンビーム 4  拡散種 5  本発明の方法により形成した光導波路(拡散種の
拡散領域) 6  従来の方法により形成した光導波路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基板に3次元光導波路を形成する方法
    において、前記基板の表面に所定パターンに沿って粒子
    注入を行うことによって前記所定パターンに従った改質
    領域を形成し、次いでこの改質領域の表面から拡散種を
    前記基板内部へと拡散させて3次元光導波路を形成する
    、光導波路の形成方法。
JP3026674A 1991-01-29 1991-01-29 光導波路の形成方法 Pending JPH04251804A (ja)

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JP3026674A JPH04251804A (ja) 1991-01-29 1991-01-29 光導波路の形成方法

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Publications (1)

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JPH04251804A true JPH04251804A (ja) 1992-09-08

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ID=12199945

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JP3026674A Pending JPH04251804A (ja) 1991-01-29 1991-01-29 光導波路の形成方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007241048A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 光導波路およびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007241048A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 光導波路およびその製造方法

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