JPH04251479A - 磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置 - Google Patents
磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置Info
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- JPH04251479A JPH04251479A JP41726990A JP41726990A JPH04251479A JP H04251479 A JPH04251479 A JP H04251479A JP 41726990 A JP41726990 A JP 41726990A JP 41726990 A JP41726990 A JP 41726990A JP H04251479 A JPH04251479 A JP H04251479A
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Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浮上型磁気ヘッドに関
し、空気ベアリング面の面内に、空気流入方向に沿って
直線状に延びる凹溝を設け、この凹溝の幅を、両側に形
成される空気ベアリング面の幅よりも小幅とすることに
より、スライダ全体の寸法から独立して、空気ベアリン
グ面の面積を縮小し、低浮上量及び低スペーシングロス
で、高密度記録に適した磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置
を提供できるようにしたものである。
し、空気ベアリング面の面内に、空気流入方向に沿って
直線状に延びる凹溝を設け、この凹溝の幅を、両側に形
成される空気ベアリング面の幅よりも小幅とすることに
より、スライダ全体の寸法から独立して、空気ベアリン
グ面の面積を縮小し、低浮上量及び低スペーシングロス
で、高密度記録に適した磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置
を提供できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気ディスク装置には、磁気
記録媒体の回転によって生じる動圧を利用して、磁気記
録媒体との間に微小な空気ベアリングによる間隙を保っ
て浮上する磁気ヘッドが用いられている。従来、この種
の磁気ヘッドは、セラミック構造体でなるスライダの磁
気記録媒体と対向する媒体対向面側に、2本のレール部
を間隔を隔てて設け、このレール部の表面を空気ベアリ
ング面として作用させると共に、磁気記録媒体の回転に
よって生じる空気流の流入端となるレール部の一端部側
に、テーパ部を設けた構造となっていた。レール部間の
凹部は浮上安定性を向上させるために設けられており、
空気ベアリング面の幅よりも大きくなっていた。磁気変
換素子は、テーパ部とは反対側の空気流出端部側に備え
られていた。
記録媒体の回転によって生じる動圧を利用して、磁気記
録媒体との間に微小な空気ベアリングによる間隙を保っ
て浮上する磁気ヘッドが用いられている。従来、この種
の磁気ヘッドは、セラミック構造体でなるスライダの磁
気記録媒体と対向する媒体対向面側に、2本のレール部
を間隔を隔てて設け、このレール部の表面を空気ベアリ
ング面として作用させると共に、磁気記録媒体の回転に
よって生じる空気流の流入端となるレール部の一端部側
に、テーパ部を設けた構造となっていた。レール部間の
凹部は浮上安定性を向上させるために設けられており、
空気ベアリング面の幅よりも大きくなっていた。磁気変
換素子は、テーパ部とは反対側の空気流出端部側に備え
られていた。
【0003】この種の磁気ヘッドは、磁気記録の高密度
化及び高速化に対応するため、ますます、小型化される
傾向にある。小型化は、高密度記録を達成するのに必要
な浮上量低下及びスペーシングロス減少に有効である上
に、ヘッド.サスペンションとの組合せにおいて、共振
周波数を高め、クラッシュ防止及び耐久性向上に効果が
あり、しかも、動圧と支持バネ圧との間の適正なバラン
スを保ち、姿勢を良好に保ち、安定な浮上特性が得られ
るからである。更に、小型化によるヘッドの質量減少は
、ヘッド.サスペンションを支持するアームのアクセス
運動の高速化をもたらす。
化及び高速化に対応するため、ますます、小型化される
傾向にある。小型化は、高密度記録を達成するのに必要
な浮上量低下及びスペーシングロス減少に有効である上
に、ヘッド.サスペンションとの組合せにおいて、共振
周波数を高め、クラッシュ防止及び耐久性向上に効果が
あり、しかも、動圧と支持バネ圧との間の適正なバラン
スを保ち、姿勢を良好に保ち、安定な浮上特性が得られ
るからである。更に、小型化によるヘッドの質量減少は
、ヘッド.サスペンションを支持するアームのアクセス
運動の高速化をもたらす。
【0004】しかし、従来の浮上型磁気ヘッドは、媒体
対向面側にレール部及びテーパ部を有する複雑な構造と
なっており、小型化には限界がある。これを解決する手
段として特開昭64ー21713号公報のように、スラ
イダの媒体対向面を、レール部のない平面状とした磁気
ヘッドが提案されている。図18はかかる磁気ヘッドの
一例の斜視図であり、1はスライダ、2は磁気変換素子
、3、4は取出電極を示す。
対向面側にレール部及びテーパ部を有する複雑な構造と
なっており、小型化には限界がある。これを解決する手
段として特開昭64ー21713号公報のように、スラ
イダの媒体対向面を、レール部のない平面状とした磁気
ヘッドが提案されている。図18はかかる磁気ヘッドの
一例の斜視図であり、1はスライダ、2は磁気変換素子
、3、4は取出電極を示す。
【0005】スライダ1は、媒体対向面11にレール部
及びテーパ面を持たない平面状の空気ベアリング面11
1を有している。
及びテーパ面を持たない平面状の空気ベアリング面11
1を有している。
【0006】磁気変換素子2は、磁気記録媒体の回転に
よって生じる空気流の流出端部側となる端面に備えられ
ている。磁気変換素子2は例えば幅方向の略中間部に配
置されている。
よって生じる空気流の流出端部側となる端面に備えられ
ている。磁気変換素子2は例えば幅方向の略中間部に配
置されている。
【0007】磁気ディスク装置として使用する場合は、
媒体対向面11と対向する面12を、図示しないヘッド
.サスペンションに接着し、媒体対向面11を磁気ディ
スクの表面にバネ接触させ、この状態で起動及び停止を
行なう、いわゆる、コンタクト.スタート.ストップ(
以下CSSと称する)方式によって駆動される。磁気デ
ィスクが静止しているときは、ヘッド支持装置のバネ圧
により空気ベアリング面111が磁気ディスクの表面に
押付けられているが、磁気ディスクが回転すると、スラ
イダ1の空気ベアリング面111に揚力動圧が発生し、
この動圧とヘッド支持装置のバネ圧と釣り合う浮上量で
動作する。
媒体対向面11と対向する面12を、図示しないヘッド
.サスペンションに接着し、媒体対向面11を磁気ディ
スクの表面にバネ接触させ、この状態で起動及び停止を
行なう、いわゆる、コンタクト.スタート.ストップ(
以下CSSと称する)方式によって駆動される。磁気デ
ィスクが静止しているときは、ヘッド支持装置のバネ圧
により空気ベアリング面111が磁気ディスクの表面に
押付けられているが、磁気ディスクが回転すると、スラ
イダ1の空気ベアリング面111に揚力動圧が発生し、
この動圧とヘッド支持装置のバネ圧と釣り合う浮上量で
動作する。
【0008】図18に示す磁気ヘッドは、スライダ1の
空気ベアリング面111がレール部のない単純な平面状
となっているため、小型化が容易であり、小型化による
上記利点を確保できる。
空気ベアリング面111がレール部のない単純な平面状
となっているため、小型化が容易であり、小型化による
上記利点を確保できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、特開
昭64ー21713号公報等に開示された磁気ヘッドは
、浮上量低下とスペーシングロス減少による高密度記録
、共振周波数の高域化及びアクセス運動の高速化等を図
るのに、きわめて有用である。そして、小型化はスライ
ダ1の全幅W1 、長さL1 及び厚みd1 を小さく
することによって容易に達成できる。しかしながら、ス
ライダ1の全幅W1 、長さL1 及び厚みd1 の縮
小化による小型化には、次のような限界を生じることが
分った。 (A)スライダ1において、磁気変換素子2及び取出電
極3、4の占める面積を確保しなければならない。この
面積は加工時の安全性を考慮した広さに設定される。こ
のため、各ディメンションW1 、L1 及びd1 の
縮小化に、磁気変換素子2及び取出電極3、4の占有面
積による制限が加わり、小型化に限界を生じる。 (B)全体形状が立方体状であるため、空気ベアリング
面111のある媒体対向面11の面積縮小により、媒体
対向面とは反対側の面積も縮小されてしまう。面12は
ヘッド支持装置が取付けられる部分であるので、面12
の面積縮小によりヘッド支持装置の取付け面積が小さく
なる。このため、小型化するほど、ヘッド支持装置を取
付けるのに必要な面積が小さくなり、取付けが困難にな
る。
昭64ー21713号公報等に開示された磁気ヘッドは
、浮上量低下とスペーシングロス減少による高密度記録
、共振周波数の高域化及びアクセス運動の高速化等を図
るのに、きわめて有用である。そして、小型化はスライ
ダ1の全幅W1 、長さL1 及び厚みd1 を小さく
することによって容易に達成できる。しかしながら、ス
ライダ1の全幅W1 、長さL1 及び厚みd1 の縮
小化による小型化には、次のような限界を生じることが
分った。 (A)スライダ1において、磁気変換素子2及び取出電
極3、4の占める面積を確保しなければならない。この
面積は加工時の安全性を考慮した広さに設定される。こ
のため、各ディメンションW1 、L1 及びd1 の
縮小化に、磁気変換素子2及び取出電極3、4の占有面
積による制限が加わり、小型化に限界を生じる。 (B)全体形状が立方体状であるため、空気ベアリング
面111のある媒体対向面11の面積縮小により、媒体
対向面とは反対側の面積も縮小されてしまう。面12は
ヘッド支持装置が取付けられる部分であるので、面12
の面積縮小によりヘッド支持装置の取付け面積が小さく
なる。このため、小型化するほど、ヘッド支持装置を取
付けるのに必要な面積が小さくなり、取付けが困難にな
る。
【0010】このため、従来の磁気ヘッドは、各ディメ
ンションの縮小化による全体形状の小型化に限界があり
、空気ベアリング面111の面積も、これらの各ディメ
ンションによって定まる値以下に設定することができな
かった。
ンションの縮小化による全体形状の小型化に限界があり
、空気ベアリング面111の面積も、これらの各ディメ
ンションによって定まる値以下に設定することができな
かった。
【0011】そこで、本発明の課題は、上述した従来の
問題点を解決し、スライダ全体の寸法から独立して、空
気ベアリング面の面積を縮小し、低浮上量及び低スペー
シングロスで、高密度記録に適した磁気ヘッド及び磁気
ヘッド装置を提供することである。
問題点を解決し、スライダ全体の寸法から独立して、空
気ベアリング面の面積を縮小し、低浮上量及び低スペー
シングロスで、高密度記録に適した磁気ヘッド及び磁気
ヘッド装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のため
、本発明に係る磁気ヘッドは、スライダと、磁気変換素
子とを有する磁気ヘッドであって、前記磁気変換素子は
、前記スライダの空気流出端側に備えられており、前記
スライダは、媒体対向面側に形成された空気ベアリング
面の面内に、空気流入方向に沿って直線状に延びる凹溝
を有しており、前記凹溝は、前記空気流入方向と直交す
る方向で見た幅が、両側に形成される前記空気ベアリン
グ面の幅よりも小さいことを特徴とする。
、本発明に係る磁気ヘッドは、スライダと、磁気変換素
子とを有する磁気ヘッドであって、前記磁気変換素子は
、前記スライダの空気流出端側に備えられており、前記
スライダは、媒体対向面側に形成された空気ベアリング
面の面内に、空気流入方向に沿って直線状に延びる凹溝
を有しており、前記凹溝は、前記空気流入方向と直交す
る方向で見た幅が、両側に形成される前記空気ベアリン
グ面の幅よりも小さいことを特徴とする。
【0013】また、本発明に係る磁気ヘッド装置は、上
記構造の磁気ヘッドを、ヘッド支持装置と組合せたこと
を特徴とする。
記構造の磁気ヘッドを、ヘッド支持装置と組合せたこと
を特徴とする。
【0014】
【作用】スライダは、媒体対向面側に備えられた空気ベ
アリング面の面内に凹溝を有しているので、凹溝の面積
の分だけ、空気ベアリング面の面積が縮小される。浮上
量は凹溝の面積を減じた空気ベアリング面の面積に対応
した値まで低下する。このため、低浮上量でスペーシン
グロスが少なく、高密度記録に適した磁気ヘッド及び磁
気ヘッド装置が得られる。
アリング面の面内に凹溝を有しているので、凹溝の面積
の分だけ、空気ベアリング面の面積が縮小される。浮上
量は凹溝の面積を減じた空気ベアリング面の面積に対応
した値まで低下する。このため、低浮上量でスペーシン
グロスが少なく、高密度記録に適した磁気ヘッド及び磁
気ヘッド装置が得られる。
【0015】スライダの媒体対向面と反対側の面は、空
気ベアリング面の面積縮小化による影響を受けない。こ
のため、ヘッド支持装置との間に充分な取付け面積を確
保できる。
気ベアリング面の面積縮小化による影響を受けない。こ
のため、ヘッド支持装置との間に充分な取付け面積を確
保できる。
【0016】磁気変換素子を備える空気流出端側の端面
も、凹溝による空気ベアリング面の面積縮小の影響を、
実質的に受けない。このため、磁気変換素子及び取出電
極に必要な面積を確保したままで、空気ベアリング面を
縮小できる。
も、凹溝による空気ベアリング面の面積縮小の影響を、
実質的に受けない。このため、磁気変換素子及び取出電
極に必要な面積を確保したままで、空気ベアリング面を
縮小できる。
【0017】凹溝は、空気流入方向に沿って直線状に延
びているので、空気流入に対する悪影響を与えることが
ない。このため、安定した浮上特性を確保できる。
びているので、空気流入に対する悪影響を与えることが
ない。このため、安定した浮上特性を確保できる。
【0018】凹溝の空気流入方向と直交する方向で見た
幅が、両側に形成される空気ベアリング面の幅よりも小
さいことにより、スライダの全体形状の限界内での小型
化を図りつつ、必要な空気ベアリング面積を確保できる
。この凹溝は、その幅が両側に形成される空気ベアリン
グ面の幅よりも小さくなっている点で、従来の2レール
タイプの磁気ヘッドにおいて、レール部間に生じる凹部
とは異なる。従来の磁気ヘッドにおいてレール部間の凹
部は、レール部の表面に形成される空気ベアリング面の
幅よりも広くなっていた。このため、スライダの全体形
状の小型化を図りつつ、必要な空気ベアリング面積を確
保することができなかった。
幅が、両側に形成される空気ベアリング面の幅よりも小
さいことにより、スライダの全体形状の限界内での小型
化を図りつつ、必要な空気ベアリング面積を確保できる
。この凹溝は、その幅が両側に形成される空気ベアリン
グ面の幅よりも小さくなっている点で、従来の2レール
タイプの磁気ヘッドにおいて、レール部間に生じる凹部
とは異なる。従来の磁気ヘッドにおいてレール部間の凹
部は、レール部の表面に形成される空気ベアリング面の
幅よりも広くなっていた。このため、スライダの全体形
状の小型化を図りつつ、必要な空気ベアリング面積を確
保することができなかった。
【0019】
【実施例】図1は本発明に係る磁気ヘッドの斜視図であ
る。図において、図18と同一の参照符号は同一性ある
構成部分を示している。aは磁気ディスクの回転によっ
て生じる空気流の流入方向を示す。スライダ1は、媒体
対向面11に形成される空気ベアリング面111、11
2の面内に、空気流入方向aに沿って、長さL2 、幅
W2 及び深さd2 で、直線状に延びる凹溝13が設
けられている。凹溝13は、幅W2 が0.1〜0.3
mm程度、深さd2 が0.05mm程度である。
る。図において、図18と同一の参照符号は同一性ある
構成部分を示している。aは磁気ディスクの回転によっ
て生じる空気流の流入方向を示す。スライダ1は、媒体
対向面11に形成される空気ベアリング面111、11
2の面内に、空気流入方向aに沿って、長さL2 、幅
W2 及び深さd2 で、直線状に延びる凹溝13が設
けられている。凹溝13は、幅W2 が0.1〜0.3
mm程度、深さd2 が0.05mm程度である。
【0020】従って、凹溝13の面積の分だけ、空気ベ
アリング面積が縮小される。浮上量は凹溝13の面積を
減じた空気ベアリング面111、112の面積に対応し
た値まで低下する。このため、低浮上量でスペーシング
ロスが少なく、高密度記録に適した磁気ヘッド及び磁気
ヘッド装置が得られる。図3は凹溝13の幅W2 と浮
上量との関係を示す図である。浮上量は、凹溝13の幅
W2が増大すると低下し、減少すると大きくなる。
アリング面積が縮小される。浮上量は凹溝13の面積を
減じた空気ベアリング面111、112の面積に対応し
た値まで低下する。このため、低浮上量でスペーシング
ロスが少なく、高密度記録に適した磁気ヘッド及び磁気
ヘッド装置が得られる。図3は凹溝13の幅W2 と浮
上量との関係を示す図である。浮上量は、凹溝13の幅
W2が増大すると低下し、減少すると大きくなる。
【0021】スライダ1の媒体対向面11と面12は、
空気ベアリング面111、112の面積縮小化による影
響を受けない。このため、ヘッド支持装置との間に充分
な取付け面積を確保できる。
空気ベアリング面111、112の面積縮小化による影
響を受けない。このため、ヘッド支持装置との間に充分
な取付け面積を確保できる。
【0022】磁気変換素子2を備える空気流出端側の端
面も、凹溝13による空気ベアリング面111の面積縮
小の影響を、実質的に受けない。このため、磁気変換素
子2及び取出電極3、4に必要な面積を確保したままで
、空気ベアリング面111、112の面積を縮小できる
。凹溝13は、空気流入方向aに沿って直線状に延びて
いるので、空気流入に対する悪影響を与えることがない
。このため、安定した浮上特性を確保できる。
面も、凹溝13による空気ベアリング面111の面積縮
小の影響を、実質的に受けない。このため、磁気変換素
子2及び取出電極3、4に必要な面積を確保したままで
、空気ベアリング面111、112の面積を縮小できる
。凹溝13は、空気流入方向aに沿って直線状に延びて
いるので、空気流入に対する悪影響を与えることがない
。このため、安定した浮上特性を確保できる。
【0023】凹溝13は、空気流入方向aと直交する方
向で見た幅W2 が、両側に形成される空気ベアリング
面111、112の幅W31、W32よりも小さい。こ
れにより、スライダ1の全体形状の限界内での小型化を
図りつつ、必要な空気ベアリング面積を確保できる。
向で見た幅W2 が、両側に形成される空気ベアリング
面111、112の幅W31、W32よりも小さい。こ
れにより、スライダ1の全体形状の限界内での小型化を
図りつつ、必要な空気ベアリング面積を確保できる。
【0024】次に、図1実施例において付加されている
他の構成部分について述べる。空気流入端側において空
気ベアリング面111、112と側端面14とが形成す
る稜角部は、面取された傾斜面15となっている。この
ためCSS動作において、容易にスタートできるように
なり、ヘッドクラッシュ、媒体損傷等を生じにくくなる
。図示の傾斜面15は空気ベアリング面111、112
の全周に設けられているので、全方向においてヘッドク
ラッシュ、媒体損傷の防止作用が得られる。
他の構成部分について述べる。空気流入端側において空
気ベアリング面111、112と側端面14とが形成す
る稜角部は、面取された傾斜面15となっている。この
ためCSS動作において、容易にスタートできるように
なり、ヘッドクラッシュ、媒体損傷等を生じにくくなる
。図示の傾斜面15は空気ベアリング面111、112
の全周に設けられているので、全方向においてヘッドク
ラッシュ、媒体損傷の防止作用が得られる。
【0025】図4は空気流入端側の拡大図で、傾斜面1
5は、空気ベアリング面111、112とのなす外角θ
が60分以下の角度となるように選定されている。傾斜
面の角度を前述したような値に選定すると、CSS方式
で駆動する場合において、数m/s以下の低い安定した
相対速度で浮上を開始し、または浮上を停止するように
なる。
5は、空気ベアリング面111、112とのなす外角θ
が60分以下の角度となるように選定されている。傾斜
面の角度を前述したような値に選定すると、CSS方式
で駆動する場合において、数m/s以下の低い安定した
相対速度で浮上を開始し、または浮上を停止するように
なる。
【0026】外角θは次にように定義する。空気ベアリ
ング面111、112と傾斜面15との境界をP1 と
し、側端面14と傾斜面15との境界をP2 とし、空
気ベアリング面111、112の延長線と側端面14の
延長線との交点をP0 とする。点P0 から点P1
、P2 までの各距離をd1 、d2 とし、外角θは
、θ=tan−1(h2/h1) と定義する。そして、角度θを60分以下となるように
選定する。
ング面111、112と傾斜面15との境界をP1 と
し、側端面14と傾斜面15との境界をP2 とし、空
気ベアリング面111、112の延長線と側端面14の
延長線との交点をP0 とする。点P0 から点P1
、P2 までの各距離をd1 、d2 とし、外角θは
、θ=tan−1(h2/h1) と定義する。そして、角度θを60分以下となるように
選定する。
【0027】傾斜面15は、図4の平面状の他に、図5
に示すように、弧状に形成してもよい。この場合も、外
角θ=tan−1(h2/h1)の関係を満たし、60
分以下の角度となるように設定する。外角θは60分以
下の微小角度であるから、傾斜面15が弧状であっても
、実質的に平面と見なして取扱うことができる。
に示すように、弧状に形成してもよい。この場合も、外
角θ=tan−1(h2/h1)の関係を満たし、60
分以下の角度となるように設定する。外角θは60分以
下の微小角度であるから、傾斜面15が弧状であっても
、実質的に平面と見なして取扱うことができる。
【0028】図6はCSS方式で駆動した場合の傾斜面
15のなす角度θ(分)と着地速度(m/s)との関係
を示すデータである。着地速度(m/s)は浮上開始と
浮上停止とでほぼ同じと見ることができる。図6のデー
タから、外角θが60分よりも小さい間は数m/sのほ
ぼ安定した着地速度に保たれているが、60分を超える
と、着地速度が急激に上昇している。従って、外角θ=
60分の付近に臨界点があることは明らかである。着地
速度が大きくなる程、磁気ヘッドと磁気ディスクとの間
に働く衝撃が大きくなるから、外角が60分を超える範
囲では、耐久性が低くなる。これに対して外角が60分
以下の範囲では、数m/sのほぼ一定した着地速度に保
たれているから、耐久性が向上すると共に、ある範囲の
耐久性保証が可能である。
15のなす角度θ(分)と着地速度(m/s)との関係
を示すデータである。着地速度(m/s)は浮上開始と
浮上停止とでほぼ同じと見ることができる。図6のデー
タから、外角θが60分よりも小さい間は数m/sのほ
ぼ安定した着地速度に保たれているが、60分を超える
と、着地速度が急激に上昇している。従って、外角θ=
60分の付近に臨界点があることは明らかである。着地
速度が大きくなる程、磁気ヘッドと磁気ディスクとの間
に働く衝撃が大きくなるから、外角が60分を超える範
囲では、耐久性が低くなる。これに対して外角が60分
以下の範囲では、数m/sのほぼ一定した着地速度に保
たれているから、耐久性が向上すると共に、ある範囲の
耐久性保証が可能である。
【0029】更に、空気流入方向aと直交する幅方向の
両端縁に、空気流入方向に沿う凹部16、17を有して
いる。凹部16、17の深さd3 及び幅W41、W4
2は、スライダ1の全幅W1 を1.2mm、全長L1
を1.1mm、厚み1 dを0.55mmに選定した
場合、0.1mm程度が適当である。
両端縁に、空気流入方向に沿う凹部16、17を有して
いる。凹部16、17の深さd3 及び幅W41、W4
2は、スライダ1の全幅W1 を1.2mm、全長L1
を1.1mm、厚み1 dを0.55mmに選定した
場合、0.1mm程度が適当である。
【0030】磁気変換素子2は、長さ方向の一端側にお
いて空気ベアリング面111にギャップが位置するよう
に配置されている。
いて空気ベアリング面111にギャップが位置するよう
に配置されている。
【0031】上述の凹部16、17により、空気ベアリ
ング面111、112の面積が縮小される。このため、
低浮上量化が一層促進され、スペーシングロスが少なく
、高密度記録に適した磁気ヘッドが得られる。
ング面111、112の面積が縮小される。このため、
低浮上量化が一層促進され、スペーシングロスが少なく
、高密度記録に適した磁気ヘッドが得られる。
【0032】また、加工歪の残り易い幅方向の両端縁に
、長さ方向に沿って凹部16、17が設けられていて、
加工歪部分が除去されるため、ヘッドクラッシュ等を生
じにくい耐久性の高い磁気ヘッドが得られる。
、長さ方向に沿って凹部16、17が設けられていて、
加工歪部分が除去されるため、ヘッドクラッシュ等を生
じにくい耐久性の高い磁気ヘッドが得られる。
【0033】図7は本発明に係る磁気ヘッドの更に別の
実施例を示す斜視図である。この実施例では、2本の凹
溝131、132を有し、凹溝131ー132間の空気
ベアリング面132に磁気変換素子2を位置させてある
。凹溝131、132の各幅W21、W22は、その両
側の空気ベアリング面111、112、113の各幅W
31、W32、W33よりも狭くなっている。
実施例を示す斜視図である。この実施例では、2本の凹
溝131、132を有し、凹溝131ー132間の空気
ベアリング面132に磁気変換素子2を位置させてある
。凹溝131、132の各幅W21、W22は、その両
側の空気ベアリング面111、112、113の各幅W
31、W32、W33よりも狭くなっている。
【0034】上記各実施例(図1及び図7)における磁
気変換素子2は、モノリシック型、コンポジット型また
は薄膜素子の何れでもよい。本実施例では薄膜素子を使
用した薄膜磁気ヘッドの例を図8に示す。図において、
21は下部磁性膜、22はアルミナ等でなるギャップ膜
、23は上部磁性膜、24は導体コイル膜、25はノボ
ラック樹脂等の有機樹脂で構成された絶縁膜、26、2
7はリード電極、28は保護膜である。
気変換素子2は、モノリシック型、コンポジット型また
は薄膜素子の何れでもよい。本実施例では薄膜素子を使
用した薄膜磁気ヘッドの例を図8に示す。図において、
21は下部磁性膜、22はアルミナ等でなるギャップ膜
、23は上部磁性膜、24は導体コイル膜、25はノボ
ラック樹脂等の有機樹脂で構成された絶縁膜、26、2
7はリード電極、28は保護膜である。
【0035】下部磁性膜21及び上部磁性膜23の先端
部は微小厚みのギャップ膜22を隔てて対向するポール
部211、231となっており、ポール部211、23
1において読み書きを行なう。212、232はヨーク
部であり、ポール部211、231とは反対側にあるバ
ックギャップ部において、磁気回路を完成するように互
いに結合されている。
部は微小厚みのギャップ膜22を隔てて対向するポール
部211、231となっており、ポール部211、23
1において読み書きを行なう。212、232はヨーク
部であり、ポール部211、231とは反対側にあるバ
ックギャップ部において、磁気回路を完成するように互
いに結合されている。
【0036】絶縁膜25は複数層の絶縁膜251〜25
3から構成されていて、絶縁膜251、252の上に、
ヨーク部212、232の結合部のまわりを渦巻状にま
わるように、導体コイル膜24を形成してある。リード
電極26、27は、一端側が導体コイル膜24の両端に
それぞれ導通接続されており、他端側に取出電極3、4
が形成されている。
3から構成されていて、絶縁膜251、252の上に、
ヨーク部212、232の結合部のまわりを渦巻状にま
わるように、導体コイル膜24を形成してある。リード
電極26、27は、一端側が導体コイル膜24の両端に
それぞれ導通接続されており、他端側に取出電極3、4
が形成されている。
【0037】実施例では、面内記録再生用の磁気ヘッド
を示したが、垂直磁気記録再生用の磁気ヘッドにも、本
発明は適用できるし、実施例に示す2端子型の磁気ヘッ
ドに限らず、センタータップを有する3端子型の磁気ヘ
ッド、モノリシック型磁気ヘッドまたはコンポジット型
磁気ヘッドにも適用できる。また、磁気変換素子の個数
、位置または取出電極の導出方向または位置等は、任意
に選定でき、図示の状態に限定されない。
を示したが、垂直磁気記録再生用の磁気ヘッドにも、本
発明は適用できるし、実施例に示す2端子型の磁気ヘッ
ドに限らず、センタータップを有する3端子型の磁気ヘ
ッド、モノリシック型磁気ヘッドまたはコンポジット型
磁気ヘッドにも適用できる。また、磁気変換素子の個数
、位置または取出電極の導出方向または位置等は、任意
に選定でき、図示の状態に限定されない。
【0038】図9は本発明に係る磁気ヘッドを使用した
磁気録再生装置の要部における正面図、図10は同じく
平面図である。図において、5はヘッド支持装置、6は
位置決め装置、7は磁気ヘッド、8は磁気ディスクであ
る。磁気ディスク8は図示しない回転駆動装置により、
矢印aの方向に回転駆動される。磁気ヘッド7は、ヘッ
ド支持装置5により荷重を加えてピッチ運動及びロール
運動を許容するように支持する。
磁気録再生装置の要部における正面図、図10は同じく
平面図である。図において、5はヘッド支持装置、6は
位置決め装置、7は磁気ヘッド、8は磁気ディスクであ
る。磁気ディスク8は図示しない回転駆動装置により、
矢印aの方向に回転駆動される。磁気ヘッド7は、ヘッ
ド支持装置5により荷重を加えてピッチ運動及びロール
運動を許容するように支持する。
【0039】ヘッド支持装置5は位置決め装置6に取付
けられる剛性アーム部51に、弾性金属薄板でなる支持
体52の一端を、結合具511、512によって取付け
固定すると共に、支持体52の長手方向の一端にある自
由端に可撓体53を取付け、この可撓体53の下面に、
磁気ヘッド7を取付けた構造となっている。支持体52
は剛性アーム部51に取付けられる部分が弾性バネ部5
21となっていて、弾性バネ部521に連続して剛性ビ
ーム部522を形成してある。ヘッド支持装置5は位置
決め装置6により、回転直径O1 上で、矢印b1 ま
たはb2 の方向に駆動されて位置決めされ、それによ
っ所定のトラッにおいて、磁気ディスク8と磁気ヘッド
7との間で磁気記録.再生が行なわれる。
けられる剛性アーム部51に、弾性金属薄板でなる支持
体52の一端を、結合具511、512によって取付け
固定すると共に、支持体52の長手方向の一端にある自
由端に可撓体53を取付け、この可撓体53の下面に、
磁気ヘッド7を取付けた構造となっている。支持体52
は剛性アーム部51に取付けられる部分が弾性バネ部5
21となっていて、弾性バネ部521に連続して剛性ビ
ーム部522を形成してある。ヘッド支持装置5は位置
決め装置6により、回転直径O1 上で、矢印b1 ま
たはb2 の方向に駆動されて位置決めされ、それによ
っ所定のトラッにおいて、磁気ディスク8と磁気ヘッド
7との間で磁気記録.再生が行なわれる。
【0040】磁気ヘッド7はヘッド支持装置5により荷
重を加えてピッチ運動及びロール運動を許容するように
支持する。
重を加えてピッチ運動及びロール運動を許容するように
支持する。
【0041】磁気ディスク8は図示しない回転駆動装置
により、矢印aの方向に回転駆動される。磁気ディスク
8としては、従来より知られているもの、またはこれか
ら提案されることのあるものを広く用いることができる
。例として、表面粗さRmax が10nm以下、例え
ば5nm以下の表面性の良好な媒体が、本発明に係る磁
気ヘッドとの組合せから望ましい。このような磁気ディ
スク8は剛性基体の表面に真空成膜法によって磁気記録
層を形成することによって得られる。磁気記録層はr−
Fe2O3 またはCo−Ni、Co−Cr等の磁性薄
膜として形成する。真空成膜法によって形成される磁気
記録層の膜厚は0.5μm 程度以下であるので、剛性
基体の表面性がそのまま記録層の表面性として反映され
る。従って、剛性基体としては、表面粗さRmax が
10nm以下のものを使用する。そのような剛性基体の
具体例としては、ガラス、化学強化されたソーダアルミ
ノ珪酸ガラスまたはセラミックを主成分とする剛性基体
が適している。表面粗さRmax が10nm以下、特
に5nm以下の範囲では、準接触の動作の場合でも、磁
気ディスク8と磁気ヘッド7との衝突を回避し、耐久性
を向上させることができる。
により、矢印aの方向に回転駆動される。磁気ディスク
8としては、従来より知られているもの、またはこれか
ら提案されることのあるものを広く用いることができる
。例として、表面粗さRmax が10nm以下、例え
ば5nm以下の表面性の良好な媒体が、本発明に係る磁
気ヘッドとの組合せから望ましい。このような磁気ディ
スク8は剛性基体の表面に真空成膜法によって磁気記録
層を形成することによって得られる。磁気記録層はr−
Fe2O3 またはCo−Ni、Co−Cr等の磁性薄
膜として形成する。真空成膜法によって形成される磁気
記録層の膜厚は0.5μm 程度以下であるので、剛性
基体の表面性がそのまま記録層の表面性として反映され
る。従って、剛性基体としては、表面粗さRmax が
10nm以下のものを使用する。そのような剛性基体の
具体例としては、ガラス、化学強化されたソーダアルミ
ノ珪酸ガラスまたはセラミックを主成分とする剛性基体
が適している。表面粗さRmax が10nm以下、特
に5nm以下の範囲では、準接触の動作の場合でも、磁
気ディスク8と磁気ヘッド7との衝突を回避し、耐久性
を向上させることができる。
【0042】磁気記録層は、γ−Fe2O3 等の磁性
酸化鉄や磁性窒化物で構成することができる。また、磁
性層が金属や合金等の場合には、表面に酸化物層、窒化
物層を設けるか、または表面を酸化皮膜とするのが望ま
しい。 こうすることにより、磁気記録層の耐久性が向上し、磁
気ディスク8の損傷を防止できる。酸化物層及び窒化物
層は、反応性スパッタ、反応性蒸着等によって形成でき
る。また、表面の酸化皮膜は、Co−CrまたはCo−
Ni等のように、鉄、コバルト、ニッケルのうち、少な
くとも一種を含む金属または合金でなる磁気記録層の表
面を、反応性プラズマ処理等により、意図的に酸化して
形成できる。磁気ディスク8は、磁気記録層の記録残留
磁化が膜面に対して垂直方向の成分を主成分とする垂直
記録、膜面内成分を主成分とする面内記録のいずれであ
ってもよい。図示は省略したが、磁気記録層の表面に潤
滑剤を塗布してもよい。
酸化鉄や磁性窒化物で構成することができる。また、磁
性層が金属や合金等の場合には、表面に酸化物層、窒化
物層を設けるか、または表面を酸化皮膜とするのが望ま
しい。 こうすることにより、磁気記録層の耐久性が向上し、磁
気ディスク8の損傷を防止できる。酸化物層及び窒化物
層は、反応性スパッタ、反応性蒸着等によって形成でき
る。また、表面の酸化皮膜は、Co−CrまたはCo−
Ni等のように、鉄、コバルト、ニッケルのうち、少な
くとも一種を含む金属または合金でなる磁気記録層の表
面を、反応性プラズマ処理等により、意図的に酸化して
形成できる。磁気ディスク8は、磁気記録層の記録残留
磁化が膜面に対して垂直方向の成分を主成分とする垂直
記録、膜面内成分を主成分とする面内記録のいずれであ
ってもよい。図示は省略したが、磁気記録層の表面に潤
滑剤を塗布してもよい。
【0043】図11及び図12は磁気ヘッド7とヘッド
支持装置5の組立構造を示す図で、支持体52の自由端
に設けられた可撓体53の下面に、磁気ヘッド7を取付
けた構造となっている。支持体52の剛性ビーム部52
2は両側に折曲げ形成したフランジ522a、522b
を有している。
支持装置5の組立構造を示す図で、支持体52の自由端
に設けられた可撓体53の下面に、磁気ヘッド7を取付
けた構造となっている。支持体52の剛性ビーム部52
2は両側に折曲げ形成したフランジ522a、522b
を有している。
【0044】可撓体53は支持体52の長手方向軸線と
略平行して伸びる2つの外側可撓性枠部531、532
と、支持体52から離れた端において外側可撓性枠部5
31、532を連結する横枠533と、横枠533の略
中央部から外側可撓性枠部531、532に略平行する
ように伸びていて先端を自由端とした中央舌状部534
とを有して構成され、横枠533のある方向とは反対側
の一端を、支持体52の自由端付近に溶接等の手段によ
って取付けてある。
略平行して伸びる2つの外側可撓性枠部531、532
と、支持体52から離れた端において外側可撓性枠部5
31、532を連結する横枠533と、横枠533の略
中央部から外側可撓性枠部531、532に略平行する
ように伸びていて先端を自由端とした中央舌状部534
とを有して構成され、横枠533のある方向とは反対側
の一端を、支持体52の自由端付近に溶接等の手段によ
って取付けてある。
【0045】可撓体53の中央舌状部534の上面には
、例えば半球状等の荷重用突起535が設けられていて
、この荷重用突起535により、支持体52の自由端か
ら中央舌状部534へ荷重を伝えるようにしてある。 中央舌状部534の下面には磁気ヘッド7を接着等の手
段によって固着してある。
、例えば半球状等の荷重用突起535が設けられていて
、この荷重用突起535により、支持体52の自由端か
ら中央舌状部534へ荷重を伝えるようにしてある。 中央舌状部534の下面には磁気ヘッド7を接着等の手
段によって固着してある。
【0046】磁気ヘッド7のヘッド支持装置5に取付け
る場合、空気流入方向aで見た荷重点Pf に対し、磁
気ヘッド7の位置を選定することにより、ピッチ角を制
御することができる。ピッチ角は、図13に示すように
、空気流入方向aで見た磁気ディスク8に対する磁気ヘ
ッド7の傾き角βである。
る場合、空気流入方向aで見た荷重点Pf に対し、磁
気ヘッド7の位置を選定することにより、ピッチ角を制
御することができる。ピッチ角は、図13に示すように
、空気流入方向aで見た磁気ディスク8に対する磁気ヘ
ッド7の傾き角βである。
【0047】図14は荷重点Pf に対する磁気ヘッド
の取付け位置とピッチとの関係を示すデータである。横
軸にとられたx方向位置(μm ) は、図12におい
て、磁気ヘッド7の空気流入方向における中心点が荷重
点Pfに一致している場合を基準値=0とし、磁気ヘッ
ド7の中心点がx軸に付された矢印方向に移動した場合
を(+)、逆方向に移動した場合を(−)として示して
ある。縦軸にとられたピッチ(μm ) は、図13に
おいて、空気ベアリング面111、112の最低部と最
高部との高低差H1 であり、間接的にピッチ角βを表
示している。
の取付け位置とピッチとの関係を示すデータである。横
軸にとられたx方向位置(μm ) は、図12におい
て、磁気ヘッド7の空気流入方向における中心点が荷重
点Pfに一致している場合を基準値=0とし、磁気ヘッ
ド7の中心点がx軸に付された矢印方向に移動した場合
を(+)、逆方向に移動した場合を(−)として示して
ある。縦軸にとられたピッチ(μm ) は、図13に
おいて、空気ベアリング面111、112の最低部と最
高部との高低差H1 であり、間接的にピッチ角βを表
示している。
【0048】図14に示すように、荷重点Pf に対す
る磁気ヘッド7の取付け位置を選定することにより、そ
の位置に応じたピッチ角βまたはピッチH1 を得るこ
とができる。ピッチ角βの選定は、スペーシングロス減
少、それによる高記録密度化、ヘッドクラッシュ防止、
浮上特性の安定化等に関して、極めて重要な事項である
。
る磁気ヘッド7の取付け位置を選定することにより、そ
の位置に応じたピッチ角βまたはピッチH1 を得るこ
とができる。ピッチ角βの選定は、スペーシングロス減
少、それによる高記録密度化、ヘッドクラッシュ防止、
浮上特性の安定化等に関して、極めて重要な事項である
。
【0049】図15及び図16は図1及び図7に示した
磁気ヘッドの製造方法を示す図である。図において、7
は磁気ヘッド、91は弾性シート、92は研磨シート、
93は加工台、94は治具である。
磁気ヘッドの製造方法を示す図である。図において、7
は磁気ヘッド、91は弾性シート、92は研磨シート、
93は加工台、94は治具である。
【0050】磁気ヘッド7は、その複数個を接着等の手
段によって治具94に取付けてある。そして、図17に
拡大して示すように、治具94に荷重F1 を加えなが
ら、スライダ1の媒体対向面11側を、弾性シート91
によって支持された研磨シート92の面上に接触させ、
スライダ1を研磨シート92に対して、矢印C1 、C
2 のように相対的に移動させる。これにより、空気ベ
アリング面111、112と側端面とが形成する稜角部
が面取され、所定の傾斜面が形成される。荷重F1 、
弾性シート91の弾力性等によって、傾斜面の角度を制
御できる。
段によって治具94に取付けてある。そして、図17に
拡大して示すように、治具94に荷重F1 を加えなが
ら、スライダ1の媒体対向面11側を、弾性シート91
によって支持された研磨シート92の面上に接触させ、
スライダ1を研磨シート92に対して、矢印C1 、C
2 のように相対的に移動させる。これにより、空気ベ
アリング面111、112と側端面とが形成する稜角部
が面取され、所定の傾斜面が形成される。荷重F1 、
弾性シート91の弾力性等によって、傾斜面の角度を制
御できる。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果が得られる。 (a)スライダは、媒体対向面側に備えられた空気ベア
リング面の面内に凹溝を有しているので、低浮上量でス
ペーシングロスが少なく、高密度記録に適し、共振周波
数を高め、クラッシュを防止し、耐久性を向上させ、ア
クセス運動の高速化を図った磁気ヘッド及び磁気ヘッド
装置を提供できる。 (b)スライダの媒体対向面と反対側の面は、空気ベア
リング面にの面積縮小化による影響を受けないから、ヘ
ッド支持装置との間に充分な取付け面積を確保し得る組
立の容易な磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置を提供できる
。 (c)磁気変換素子及び取出電極に必要な面積を確保し
たままで、空気ベアリング面を縮小化し、低浮上量化を
図った磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置を提供できる。 (d)凹溝は、空気流入方向に沿って直線状に延びてい
るので、安定した浮上特性を確保し得る磁気ヘッド及び
磁気ヘッド装置を提供できる。 (e)凹溝は空気流入方向と直交する方向で見た幅が、
両側に形成される空気ベアリング面の幅よりも小さいの
で、スライダの全体形状の限界内での小型化を図りつつ
、必要な空気ベアリング面積を確保し得る磁気ヘッド及
び磁気ヘッド装置を提供できる。
のような効果が得られる。 (a)スライダは、媒体対向面側に備えられた空気ベア
リング面の面内に凹溝を有しているので、低浮上量でス
ペーシングロスが少なく、高密度記録に適し、共振周波
数を高め、クラッシュを防止し、耐久性を向上させ、ア
クセス運動の高速化を図った磁気ヘッド及び磁気ヘッド
装置を提供できる。 (b)スライダの媒体対向面と反対側の面は、空気ベア
リング面にの面積縮小化による影響を受けないから、ヘ
ッド支持装置との間に充分な取付け面積を確保し得る組
立の容易な磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置を提供できる
。 (c)磁気変換素子及び取出電極に必要な面積を確保し
たままで、空気ベアリング面を縮小化し、低浮上量化を
図った磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置を提供できる。 (d)凹溝は、空気流入方向に沿って直線状に延びてい
るので、安定した浮上特性を確保し得る磁気ヘッド及び
磁気ヘッド装置を提供できる。 (e)凹溝は空気流入方向と直交する方向で見た幅が、
両側に形成される空気ベアリング面の幅よりも小さいの
で、スライダの全体形状の限界内での小型化を図りつつ
、必要な空気ベアリング面積を確保し得る磁気ヘッド及
び磁気ヘッド装置を提供できる。
【図1】本発明に係る磁気ヘッドの斜視図である。
【図2】本発明に係る磁気ヘッドの拡大正面図である。
【図3】本発明に係る磁気ヘッドの凹溝幅と浮上量との
関係を示す図である。
関係を示す図である。
【図4】本発明に係る磁気ヘッドの空気流入端側の拡大
図である。
図である。
【図5】本発明に係る磁気ヘッドの別の実施例における
空気流入端側の拡大図である。
空気流入端側の拡大図である。
【図6】CSS方式で駆動した場合の傾斜面の角度θ(
分)と着地速度(m/s)との関係を示すデータである
。
分)と着地速度(m/s)との関係を示すデータである
。
【図7】本発明に係る磁気ヘッドの別の例を示す斜視図
である。
である。
【図8】発明に係る磁気ヘッドを構成し得る磁気変換素
子の構成を示す拡大断面図である。
子の構成を示す拡大断面図である。
【図9】本発明に係る磁気ヘッドを使用した磁気録再生
装置の要部における正面図である。
装置の要部における正面図である。
【図10】本発明に係る磁気ヘッドを使用した磁気録再
生装置の要部における平面図である。
生装置の要部における平面図である。
【図11】図9及び図10に示した磁気記録再生装置に
おける磁気ヘッドとヘッド支持装置の組立構造を示す正
面拡大図である。
おける磁気ヘッドとヘッド支持装置の組立構造を示す正
面拡大図である。
【図12】図9及び図10に示した磁気記録再生装置に
おける磁気ヘッドとヘッド支持装置の組立構造を示す底
面図である。
おける磁気ヘッドとヘッド支持装置の組立構造を示す底
面図である。
【図13】ピッチ角の説明をする図である。
【図14】荷重点に対する磁気ヘッドの取付け位置とピ
ッチとの関係を示すグラフである。
ッチとの関係を示すグラフである。
【図15】図1または図7に示した磁気ヘッドの製造方
法を示す正面図である。
法を示す正面図である。
【図16】図1または図7に示した磁気ヘッドの製造方
法を示す平面図である。
法を示す平面図である。
【図17】図1または図7に示した磁気ヘッドの製造方
法において磁気ヘッドに対する研磨作用を説明する図で
ある。
法において磁気ヘッドに対する研磨作用を説明する図で
ある。
【図18】従来の磁気ヘッドの斜視図である。
1 スライダ
2 磁気変換素子
11 媒体対向面
Claims (7)
- 【請求項1】 スライダと、磁気変換素子とを有する
磁気ヘッドであって、前記磁気変換素子は、前記スライ
ダの空気流出端側に備えられており、前記スライダは、
媒体対向面側に形成される空気ベアリング面の面内に空
気流入方向に沿って直線状に延びる凹溝を有しており、
前記凹溝は、前記空気流入方向と直交する方向で見た幅
が、両側に形成される空気ベアリング面の幅よりも小さ
いことを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項2】 前記凹溝は、1本であることを特徴と
する請求項1に記載の磁気ヘッド。 - 【請求項3】 前記凹溝は、複数本であることを特徴
とする請求項1に記載の磁気ヘッド。 - 【請求項4】 前記スライダは、少なくとも空気流入
端側において前記空気ベアリング面と側端面とが形成す
る稜角部が面取された傾斜面となっており、前記傾斜面
は、前記空気ベアリング面とのなす外角が60分以下の
角度となるように選定されていることを特徴とする請求
項1、2または3に記載の磁気ヘッド。 - 【請求項5】 前記スライダは、媒体対向面の空気流
入方向と直交する幅方向の両端縁に空気流入方向に沿う
凹部を有していることを特徴とする請求項1、2、3ま
たは4に記載の磁気ヘッド。 - 【請求項6】 磁気ヘッドと、ヘッド支持装置とを含
む磁気ヘッド装置であって、前記磁気ヘッドは、スライ
ダと、磁気変換素子とを有しており、前記磁気変換素子
は、前記スライダの空気流出端側に備えられており、前
記スライダは、媒体対向面側に形成される空気ベアリン
グ面の面内に空気流入方向に沿って直線状に延びる凹溝
を有しており、前記凹溝は、前記空気流入方向と直交す
る方向で見た幅が、両側に形成される空気ベアリング面
の幅よりも小さいことを特徴とする磁気ヘッド装置。 - 【請求項7】 前記ヘッド支持装置は、前記磁気ヘッ
ドに対しロール運動及びピッチ運動を許容するように前
記磁気ヘッドを支持し、前記スライダの媒体対向面側と
は反対側の面から前記磁気ヘッドに対して荷重を加えて
おり、空気流入方向で見た荷重点の位置に応じてピッチ
角を制御することを特徴とする請求項6に記載の磁気ヘ
ッド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41726990A JPH04251479A (ja) | 1990-12-29 | 1990-12-29 | 磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41726990A JPH04251479A (ja) | 1990-12-29 | 1990-12-29 | 磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04251479A true JPH04251479A (ja) | 1992-09-07 |
Family
ID=18525393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41726990A Withdrawn JPH04251479A (ja) | 1990-12-29 | 1990-12-29 | 磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04251479A (ja) |
-
1990
- 1990-12-29 JP JP41726990A patent/JPH04251479A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980312 |