JPH04134771A - 磁気ヘッド、磁気ヘッド装置及び磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
磁気ヘッド、磁気ヘッド装置及び磁気ヘッドの製造方法Info
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- JPH04134771A JPH04134771A JP26023190A JP26023190A JPH04134771A JP H04134771 A JPH04134771 A JP H04134771A JP 26023190 A JP26023190 A JP 26023190A JP 26023190 A JP26023190 A JP 26023190A JP H04134771 A JPH04134771 A JP H04134771A
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Landscapes
- Magnetic Heads (AREA)
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、浮上型磁気ヘッドに間し、スライダが媒体対
向面側に一つの連続する平面状の空気ベアリング面を有
するタイプの磁気ヘッドにおいて、空気流入端側におい
て空気ベアリング面と側端面とが形成する稜角部を、空
気ベアリング面とのなす外角が60分以下の角度の面取
された傾斜面とすることにより、磁気ディスクとの組合
せにおいて、ヘッド吸着、ヘッドクラッシュを生じにく
く、しかも、特定された低い相対速度で浮上を開始し、
または浮上を停止する耐久性に優れた磁気ヘッド、磁気
ヘッド装置を提供すること、及び、この磁気ヘッドを得
るのに好適な製造方法を提供できるようにしたものであ
る。
向面側に一つの連続する平面状の空気ベアリング面を有
するタイプの磁気ヘッドにおいて、空気流入端側におい
て空気ベアリング面と側端面とが形成する稜角部を、空
気ベアリング面とのなす外角が60分以下の角度の面取
された傾斜面とすることにより、磁気ディスクとの組合
せにおいて、ヘッド吸着、ヘッドクラッシュを生じにく
く、しかも、特定された低い相対速度で浮上を開始し、
または浮上を停止する耐久性に優れた磁気ヘッド、磁気
ヘッド装置を提供すること、及び、この磁気ヘッドを得
るのに好適な製造方法を提供できるようにしたものであ
る。
〈従来の技術〉
従来より、磁気ディスク装置には、磁気記録媒体の走行
によって生じる動圧を利用して、磁気記録媒体との間に
微小な空気ベアリングによる間隙を保って浮上する磁気
ヘッドが用いられている。
によって生じる動圧を利用して、磁気記録媒体との間に
微小な空気ベアリングによる間隙を保って浮上する磁気
ヘッドが用いられている。
従来、この種の磁気ヘッドは、セラミック構造体でなる
スライダの磁気記録媒体と対向する媒体対向面側に、2
本のレール部を間隔を隔てて設け、このレール部の表面
を空気ベアリング面として作用させると共に、磁気記録
媒体との組合せにおいて、空気流入端となるレール部の
一端部側に、テーバ部を設けた構造となりてぃた。磁気
変換素子は、テーバ部とは反対側の空気流出端部側に備
えられていた。
スライダの磁気記録媒体と対向する媒体対向面側に、2
本のレール部を間隔を隔てて設け、このレール部の表面
を空気ベアリング面として作用させると共に、磁気記録
媒体との組合せにおいて、空気流入端となるレール部の
一端部側に、テーバ部を設けた構造となりてぃた。磁気
変換素子は、テーバ部とは反対側の空気流出端部側に備
えられていた。
この種の磁気ヘッドは、磁気記録の高密度化及び高速化
に対応するため、ますます、小型化される傾向にある。
に対応するため、ますます、小型化される傾向にある。
小型化は、高密度記録を達成するのに必要な浮上量低下
及びスペーシングロス減少に有効である上に、ジンバル
との組合せにおいて、共振周波数を高め、クラッシュ防
止及び耐久性向上に効果があり、しかも、動圧と支持バ
ネ圧との間の適正なバランスを保ち、フライト姿勢を良
好に保ち、安定な浮上特性が得られるからである。更に
、小型化によるヘッドの買置減少は、ジンバルを支持す
るアームのアクセス運動の高速化をもたらす。
及びスペーシングロス減少に有効である上に、ジンバル
との組合せにおいて、共振周波数を高め、クラッシュ防
止及び耐久性向上に効果があり、しかも、動圧と支持バ
ネ圧との間の適正なバランスを保ち、フライト姿勢を良
好に保ち、安定な浮上特性が得られるからである。更に
、小型化によるヘッドの買置減少は、ジンバルを支持す
るアームのアクセス運動の高速化をもたらす。
しかし、従来の浮上型磁気ヘッドは、媒体対向面側にレ
ール部及びテーバ部を有する複雑な構造となっており、
小型化には限界がある。これを解決する手段として特開
昭64−21713号公報のように、スライダの媒体対
向面を、レール部のない平面状とした磁気ヘッドが提案
されている。
ール部及びテーバ部を有する複雑な構造となっており、
小型化には限界がある。これを解決する手段として特開
昭64−21713号公報のように、スライダの媒体対
向面を、レール部のない平面状とした磁気ヘッドが提案
されている。
第16図はかかる磁気ヘッドの一例の斜視図であり、1
はスライダ、2は磁気変換素子、3.4は取出電極を示
す。
はスライダ、2は磁気変換素子、3.4は取出電極を示
す。
スライダ1は、媒体対向面11にレール部及びテーパ面
を持たない平面状の空気ベアリング面111を有してい
る。
を持たない平面状の空気ベアリング面111を有してい
る。
磁気変換素子2は、磁気記録媒体との組合せにおいて、
空気流出端部側となる端面に付着させである。磁気変換
素子2は例えば幅方向の略中間部に配置されている。
空気流出端部側となる端面に付着させである。磁気変換
素子2は例えば幅方向の略中間部に配置されている。
磁気ディスク装置として使用する場合は、媒体対向面1
1と対向する面12を、図示しないヘッド支持装置(ジ
ンバル)に接着し、媒体対向面11を磁気ディスクの表
面にバネ接触させ、この状態で起動及び停止を行なう、
いわゆる、コンタクト、スタート、ストップ(以下cs
sと称する)方式によって駆動される。磁気ディスクが
静止しているときは、ヘッド支持装置のバネ圧により空
気ベアリング面111が磁気ディスクの表面に押付けら
れているが、磁気ディスクが回転すると、スライダ1の
空気ベアリング面111に揚力動圧が発生し、この動圧
とヘッド支持装置のバネ圧と釣り合う浮上量で動作する
。
1と対向する面12を、図示しないヘッド支持装置(ジ
ンバル)に接着し、媒体対向面11を磁気ディスクの表
面にバネ接触させ、この状態で起動及び停止を行なう、
いわゆる、コンタクト、スタート、ストップ(以下cs
sと称する)方式によって駆動される。磁気ディスクが
静止しているときは、ヘッド支持装置のバネ圧により空
気ベアリング面111が磁気ディスクの表面に押付けら
れているが、磁気ディスクが回転すると、スライダ1の
空気ベアリング面111に揚力動圧が発生し、この動圧
とヘッド支持装置のバネ圧と釣り合う浮上量で動作する
。
第16図に示す磁気ヘッドは、スライダ1の空気ベアリ
ング面111がレール部のない単純な平面状となってい
るため、小型化が容易であり、小型化による上記利点を
確保できる。
ング面111がレール部のない単純な平面状となってい
るため、小型化が容易であり、小型化による上記利点を
確保できる。
〈発明が解決しようとする課題〉
上述したように、特開昭64−21713号公報等に開
示された磁気ヘッドは、きわめて有用な特徴を有してい
る。しかしながら、次のような解決しなければならない
問題も含んでいる。
示された磁気ヘッドは、きわめて有用な特徴を有してい
る。しかしながら、次のような解決しなければならない
問題も含んでいる。
(A)スライダ1の空気ベアリング面111がレール部
及びテーパ面のない平面状となりているため、磁気ディ
スク面に吸着し易く、C5S方式で駆動する場合にヘッ
ドクラッシュ、媒体損傷等を生じ易い。
及びテーパ面のない平面状となりているため、磁気ディ
スク面に吸着し易く、C5S方式で駆動する場合にヘッ
ドクラッシュ、媒体損傷等を生じ易い。
(B)CSS方式において駆動する場合、相対速度の小
さい領域で浮上を開始し、または停止させることが、磁
気ヘッド及び媒体の両者の耐久性向上及び損傷防止に有
効である。しかし、従来の空気ベアリング面にレール部
及びテーパ面のない磁気ヘッドは、相対速度のどの領域
で浮上を開始し停止するかは、多分に偶然性を含んでお
り、ある特定された相対速度領域で浮上させ、または停
止させるということはできなかった。このため、耐久性
保証に問題があった。
さい領域で浮上を開始し、または停止させることが、磁
気ヘッド及び媒体の両者の耐久性向上及び損傷防止に有
効である。しかし、従来の空気ベアリング面にレール部
及びテーパ面のない磁気ヘッドは、相対速度のどの領域
で浮上を開始し停止するかは、多分に偶然性を含んでお
り、ある特定された相対速度領域で浮上させ、または停
止させるということはできなかった。このため、耐久性
保証に問題があった。
そこで、本発明の課題は、上述した従来の問題点を解決
し、ヘッド吸着、ヘッドクラッシュを生じにくく、しか
も、特定された低い相対速度で浮上を開始し、または浮
上を停止する耐久性に優れた磁気ヘッド、磁気ヘッド装
置を提供すること、及び、この磁気ヘッドを得るのに好
適な製造方法を提供することである。
し、ヘッド吸着、ヘッドクラッシュを生じにくく、しか
も、特定された低い相対速度で浮上を開始し、または浮
上を停止する耐久性に優れた磁気ヘッド、磁気ヘッド装
置を提供すること、及び、この磁気ヘッドを得るのに好
適な製造方法を提供することである。
〈課題を解決するための手段〉
上述した!!題解決のため、本発明に係る磁気ヘッドは
、スライダと、磁気変換素子とを有する磁気ヘッドであ
って、 前記磁気変換素子は、前記スライダの空気流出端側に備
えられており、 前記スライダは、媒体対向面側に一つの連続する平面状
の空気ベアリング面を有していて、空気流入端側におい
て前記空気ベアリング面と側端面とが形成する稜角部が
、面取された傾斜面となっており、 前記傾斜面は、前記空気ベアリング面とのなす外角が6
0分以下の角度となるように選定されていること を特徴とする。
、スライダと、磁気変換素子とを有する磁気ヘッドであ
って、 前記磁気変換素子は、前記スライダの空気流出端側に備
えられており、 前記スライダは、媒体対向面側に一つの連続する平面状
の空気ベアリング面を有していて、空気流入端側におい
て前記空気ベアリング面と側端面とが形成する稜角部が
、面取された傾斜面となっており、 前記傾斜面は、前記空気ベアリング面とのなす外角が6
0分以下の角度となるように選定されていること を特徴とする。
また、本発明に係る磁気ヘッド装置は、上記構造の磁気
ヘッドを、ヘッド支持装置と組合せたことを特徴とする
。
ヘッドを、ヘッド支持装置と組合せたことを特徴とする
。
更に、上述の磁気ヘッドを製造するため、本発明に係る
製造方法は、スライダの媒体対向面側を、弾性シートに
よって支持された研磨シートの面上に接触させ、スライ
ダを研磨シートに対して相対的に移動させて媒体対向面
を研磨することを特徴とする。
製造方法は、スライダの媒体対向面側を、弾性シートに
よって支持された研磨シートの面上に接触させ、スライ
ダを研磨シートに対して相対的に移動させて媒体対向面
を研磨することを特徴とする。
〈作用〉
スライダは媒体対向面側に一つの連続する平面状の空気
ベアリング面を有しているので、小型化が容易であり、
小型化による上記利点を確保できる。
ベアリング面を有しているので、小型化が容易であり、
小型化による上記利点を確保できる。
スライダは、空気流入端側において空気ベアリング面と
側端面とが形成する稜角部が、面取された傾斜面を有し
ているので、C8S動作において、容易にスタートでき
るようになり、ヘッドクラッシュ、媒体損傷等を生じに
くくなる。
側端面とが形成する稜角部が、面取された傾斜面を有し
ているので、C8S動作において、容易にスタートでき
るようになり、ヘッドクラッシュ、媒体損傷等を生じに
くくなる。
傾斜面は空気ベアリング面とのなす外角が60分以下の
角度となるように選定されているので、CSS方式で駆
動する場合において、数m/s以下の低い安定した相対
速度で浮上を開始し、または浮上を停止するようになる
。このため、耐久性が向上すると共に、所定の耐久性を
保証できるようになる。
角度となるように選定されているので、CSS方式で駆
動する場合において、数m/s以下の低い安定した相対
速度で浮上を開始し、または浮上を停止するようになる
。このため、耐久性が向上すると共に、所定の耐久性を
保証できるようになる。
従って、本発明によれば、ヘッド吸着、ヘッドクラッシ
ュを生じにくく、しかも、特定された低い相対速度で浮
上を開始し、または浮上を停止する耐久性に優れた磁気
ヘッド、磁気ヘッド装置が得られる。
ュを生じにくく、しかも、特定された低い相対速度で浮
上を開始し、または浮上を停止する耐久性に優れた磁気
ヘッド、磁気ヘッド装置が得られる。
次に、本発明に係る磁気ヘッドの製造方法は、上述の磁
気ヘッドを製造するに当り、スライダの媒体対向面側を
、弾性シートによって支持された研磨シートの面上に接
触させ、スライダを研磨シートに対して相対的に移動さ
せて媒体対向面を研磨するようにしたので、弾性シート
の沈み込み、及び、研磨シートによる研磨作用によって
、空気ベアリング面と側端面とが形成する稜角部を面取
し、傾斜面を付することができる。傾斜面の角度は、弾
性シートの弾力性、荷重の選定等によって、60分以下
に容易に設定できる。
気ヘッドを製造するに当り、スライダの媒体対向面側を
、弾性シートによって支持された研磨シートの面上に接
触させ、スライダを研磨シートに対して相対的に移動さ
せて媒体対向面を研磨するようにしたので、弾性シート
の沈み込み、及び、研磨シートによる研磨作用によって
、空気ベアリング面と側端面とが形成する稜角部を面取
し、傾斜面を付することができる。傾斜面の角度は、弾
性シートの弾力性、荷重の選定等によって、60分以下
に容易に設定できる。
〈実施例〉
第1図は本発明に係る磁気ヘッドの斜視図である0図に
おいて、第16図と同一の参照符号は同一性ある構成部
分を示している。aは磁気ディスクと組合せた場合の空
気流入方向を示す。
おいて、第16図と同一の参照符号は同一性ある構成部
分を示している。aは磁気ディスクと組合せた場合の空
気流入方向を示す。
スライダ1は、媒体対向面11に一つの連続する平面状
の空気ベアリング面111を有している。従来と異なっ
て、レール部は持っていない。
の空気ベアリング面111を有している。従来と異なっ
て、レール部は持っていない。
従って、小型化が容易である。
空気流入端側において空気ベアリング面111と側端面
13とが形成する稜角部は、面取された傾斜面14とな
っている。このためC5S動作において、容易にスター
トできるようになり、ヘッドクラッシュ、媒体損傷等を
生じにくくなる。図示の傾斜面14は空気ベアリング面
111の全周に設けられているので、全方向においてヘ
ッドクラッシュ、媒体損傷の防止作用が得られる。
13とが形成する稜角部は、面取された傾斜面14とな
っている。このためC5S動作において、容易にスター
トできるようになり、ヘッドクラッシュ、媒体損傷等を
生じにくくなる。図示の傾斜面14は空気ベアリング面
111の全周に設けられているので、全方向においてヘ
ッドクラッシュ、媒体損傷の防止作用が得られる。
第2図は空気流入端側の拡大図で、傾斜面14は、空気
ベアリング面111とのなす外角θが60分以下の角度
となるように選定されている。
ベアリング面111とのなす外角θが60分以下の角度
となるように選定されている。
傾斜面の角度を前述したような値に選定すると、CSS
方式で駆動する場合において、数m/s以下の低い安定
した相対速度で浮上を開始し、または浮上を停止するよ
うになる。
方式で駆動する場合において、数m/s以下の低い安定
した相対速度で浮上を開始し、または浮上を停止するよ
うになる。
本発明において、外角θは次にように定義する。空気ベ
アリング面111と傾斜面14との境界を21とし、側
端面13と傾斜面14との境界をP2とし、空気ベアリ
ング面111の延長線と側端面13の延長線との交点を
Poとする。点P0から点P1%P2までの各距離をり
、、h。
アリング面111と傾斜面14との境界を21とし、側
端面13と傾斜面14との境界をP2とし、空気ベアリ
ング面111の延長線と側端面13の延長線との交点を
Poとする。点P0から点P1%P2までの各距離をり
、、h。
とし、外角θは、
θ= tan−’ (h2/b+)
と定義する。そして、角度θを60分以下となるように
選定する。
選定する。
傾斜面14は第2図の平面状の他に、?;3図に示すよ
うに、弧状に形成してもよい。この場合も、外角θ=
tan−’ (hz/h+)の関係を満たし、60分以
下の角度となるように設定する。外角θは60分以下の
微小角度であるから、傾斜面14が弧状であっても、実
質的に平面と見なして取扱うことができる。
うに、弧状に形成してもよい。この場合も、外角θ=
tan−’ (hz/h+)の関係を満たし、60分以
下の角度となるように設定する。外角θは60分以下の
微小角度であるから、傾斜面14が弧状であっても、実
質的に平面と見なして取扱うことができる。
第4図はC8S方式で駆動した場合の傾斜面14のなす
角度θ(分)と着地速度(m/s)との関係を示すデー
タである。着地速度(m / s )は浮上開始と浮上
停止とでほぼ同じと見ることができる。第4図のデータ
から、外角θが60分よりも小さい間は数m/sのほぼ
安定した着地速度に保たれているが、60分を超えると
、着地速度が急激に上昇している。従って、外角056
0分の付近に臨界点があることは明らかである。着地速
度が大きくなる程、磁気ヘッドと磁気ディスクとの間に
働く衝撃が大きくなるから、外角が60分を超える範囲
では、耐久性が低くなる。これに対して外角が60分以
下の範囲では、数m/sのほぼ一定した着地速度に保た
れているから、耐久性が向上すると共に、ある範囲の耐
久性保証が可能である。
角度θ(分)と着地速度(m/s)との関係を示すデー
タである。着地速度(m / s )は浮上開始と浮上
停止とでほぼ同じと見ることができる。第4図のデータ
から、外角θが60分よりも小さい間は数m/sのほぼ
安定した着地速度に保たれているが、60分を超えると
、着地速度が急激に上昇している。従って、外角056
0分の付近に臨界点があることは明らかである。着地速
度が大きくなる程、磁気ヘッドと磁気ディスクとの間に
働く衝撃が大きくなるから、外角が60分を超える範囲
では、耐久性が低くなる。これに対して外角が60分以
下の範囲では、数m/sのほぼ一定した着地速度に保た
れているから、耐久性が向上すると共に、ある範囲の耐
久性保証が可能である。
第1図に示した磁気ヘッドは、空気流入方向aと直交す
る幅方向の両端縁に、空気流入方向に沿う凹部112.
113を有し、凹部112−113間が段部を持たない
空気ベアリング面111となっている。凹部112.1
13の深さt、及び幅d1は、スライダ1の全幅w2を
1.2)、全長を1.1ms+、厚みを0.55mmに
選定した場合、0.1am程度が適当である。
る幅方向の両端縁に、空気流入方向に沿う凹部112.
113を有し、凹部112−113間が段部を持たない
空気ベアリング面111となっている。凹部112.1
13の深さt、及び幅d1は、スライダ1の全幅w2を
1.2)、全長を1.1ms+、厚みを0.55mmに
選定した場合、0.1am程度が適当である。
磁気変換素子2は、長さ方向の一端側において凹部11
2−113間の空気ベアリング面111にギャップが位
置するように配置されている。この磁気変換素子2と、
磁気記録媒体との間で、磁気記録再生が行なわれる。
2−113間の空気ベアリング面111にギャップが位
置するように配置されている。この磁気変換素子2と、
磁気記録媒体との間で、磁気記録再生が行なわれる。
上述のように、空気ベアリング面111は、その幅W、
が媒体対向面11の全幅W2に比較して狭くなるので、
その面積が縮小される。このため、低浮上量でスペーシ
ングロスが少なく、高密度記録に適した磁気ヘッドが得
られる。
が媒体対向面11の全幅W2に比較して狭くなるので、
その面積が縮小される。このため、低浮上量でスペーシ
ングロスが少なく、高密度記録に適した磁気ヘッドが得
られる。
また、加工歪の残り易い幅方向の両端縁に、長さ方向に
沿って凹部112.113が設けられていて、加工歪部
分が除・去される。このため、スペーシングロスが小さ
く、ヘッドクラッシュ等を生じにくい耐久性の高い磁気
ヘッドが得られる。
沿って凹部112.113が設けられていて、加工歪部
分が除・去される。このため、スペーシングロスが小さ
く、ヘッドクラッシュ等を生じにくい耐久性の高い磁気
ヘッドが得られる。
更に、スライダ1の媒体対向面11と対向する面12は
、スライダ1の全幅W2に対応した面積となり、空気ベ
アリング面111の縮小化による影響を受けない。この
ため、ヘッド支持装置との間に充分な接着面積を確保し
、接着強度を増大できる。
、スライダ1の全幅W2に対応した面積となり、空気ベ
アリング面111の縮小化による影響を受けない。この
ため、ヘッド支持装置との間に充分な接着面積を確保し
、接着強度を増大できる。
磁気変換素子2は、ウィンチエスタ型、コンポジット型
または薄膜素子の何れでもよい。本実施例では薄膜素子
を使用した薄膜磁気ヘッドの例を第5図及び第6図に示
す。第5図は磁気変換素子2を中心としな拡大斜視図、
第6図は同じくその拡大断面図で企る。図において、2
1は下部磁性膜、22はアルミナ等でなるギャップ膜、
23は上部磁性膜、24は導体コイル膜、25はノボラ
ック樹脂等の有機樹脂で構成された絶@膜、+26.2
7はリード電極、28は保護膜である。
または薄膜素子の何れでもよい。本実施例では薄膜素子
を使用した薄膜磁気ヘッドの例を第5図及び第6図に示
す。第5図は磁気変換素子2を中心としな拡大斜視図、
第6図は同じくその拡大断面図で企る。図において、2
1は下部磁性膜、22はアルミナ等でなるギャップ膜、
23は上部磁性膜、24は導体コイル膜、25はノボラ
ック樹脂等の有機樹脂で構成された絶@膜、+26.2
7はリード電極、28は保護膜である。
下部磁性M21及び上部磁性膜23の先端部は微小厚み
のギャップ膜22を隔てて対向するボール部211.、
、.2.31となっており、ボール部211.231に
おいて読み書きを行なう。
のギャップ膜22を隔てて対向するボール部211.、
、.2.31となっており、ボール部211.231に
おいて読み書きを行なう。
212.232はヨーク部であり、ボール部211.2
31とは反対側にあるバックギヤ91部において、磁気
回路を完成するように互いに結合されている。
31とは反対側にあるバックギヤ91部において、磁気
回路を完成するように互いに結合されている。
絶縁膜25は複数層の絶縁膜251〜253から構成さ
れていて、絶縁膜251.252の上に、ヨーク部21
2.232の結合部のまわりを渦巻状にまわるように、
導体コイル膜24を形成しである。リード電極26.2
7は、一端側が導体コイル膜24の両端にそれぞれ導通
接続されており、他端側に取出電極3.4が形成されて
いる。
れていて、絶縁膜251.252の上に、ヨーク部21
2.232の結合部のまわりを渦巻状にまわるように、
導体コイル膜24を形成しである。リード電極26.2
7は、一端側が導体コイル膜24の両端にそれぞれ導通
接続されており、他端側に取出電極3.4が形成されて
いる。
実施例では、面内記録再生用の磁気ヘッドを示したが、
垂直磁気記録再生用の磁気ヘッドにも、本発明は適用で
きるし、実施例に示す2端子型の磁気ヘッドに限らず、
センタータップを有する3端子型の磁気ヘッド、モノリ
シック型磁気ヘッドまたはコンポジット型磁気ヘッドに
も適用できる。また、磁気変換素子の個数、位置または
取出電極の導出方向または位置等は、任意に選定でき、
図示の状態に限定されない。
垂直磁気記録再生用の磁気ヘッドにも、本発明は適用で
きるし、実施例に示す2端子型の磁気ヘッドに限らず、
センタータップを有する3端子型の磁気ヘッド、モノリ
シック型磁気ヘッドまたはコンポジット型磁気ヘッドに
も適用できる。また、磁気変換素子の個数、位置または
取出電極の導出方向または位置等は、任意に選定でき、
図示の状態に限定されない。
′s7図は本発明に係る磁気ヘッドを使用した磁気記録
再生装置の要部における工面図、第8図は円じく平面図
である。図において2.5はヘッド支持装置、6は位置
決め装置、7は磁気ヘッド、8は磁気ディスクである。
再生装置の要部における工面図、第8図は円じく平面図
である。図において2.5はヘッド支持装置、6は位置
決め装置、7は磁気ヘッド、8は磁気ディスクである。
磁気ディスク8は図示しない回転駆動装置により、矢印
aの方向に回転駆動される。磁気ヘッド7は、ジンバル
系ヘッド支持装置5により荷重を加えてピッチ運動及び
ロール運動を許容するように支持する。
aの方向に回転駆動される。磁気ヘッド7は、ジンバル
系ヘッド支持装置5により荷重を加えてピッチ運動及び
ロール運動を許容するように支持する。
ヘッド支持装置5は位置決め装置6に取付けられる剛性
アーム部51に、弾性金属薄板でなる支持体52の一端
を、結合具5.1λ、512によって取付は固定すると
共に、支持体52の長手方向の一端にある自由端に可撓
体53を取付け、この可撓体53の下面に、磁気ヘッド
7を取付けた構造となっている1、支持体52は剛性ア
ーム部51に取付けられる部分が弾性バネ一部521と
なっていて、弾性バネ部、521に連続して剛性ビーム
部522を一形成しである。ヘラ、ド支持装置5は位置
決め装置6により、回転直径0.+上で、矢印blまた
はb2の方向に駆動されて位置決めされ、それによっ所
一定のトランにおいて、磁気ディスク8と磁気へ一/−
5ドアどの間で、磁気記録、再生がりなわれる。
アーム部51に、弾性金属薄板でなる支持体52の一端
を、結合具5.1λ、512によって取付は固定すると
共に、支持体52の長手方向の一端にある自由端に可撓
体53を取付け、この可撓体53の下面に、磁気ヘッド
7を取付けた構造となっている1、支持体52は剛性ア
ーム部51に取付けられる部分が弾性バネ一部521と
なっていて、弾性バネ部、521に連続して剛性ビーム
部522を一形成しである。ヘラ、ド支持装置5は位置
決め装置6により、回転直径0.+上で、矢印blまた
はb2の方向に駆動されて位置決めされ、それによっ所
一定のトランにおいて、磁気ディスク8と磁気へ一/−
5ドアどの間で、磁気記録、再生がりなわれる。
磁気ヘッド7はヘッド支持装置5により荷重を加えてピ
ッチ運動及びロール運動を許容するように支持する。
ッチ運動及びロール運動を許容するように支持する。
磁気ディスク8は図示しない回転駆動装置により、矢印
aの方向に回転駆動される。磁気ディスク8としては、
従来より知られているもの、またはこれから提案される
ことのあるものを広く用いることができる0例として、
表面粗さR,1つが1On1以下、例えば5nm以下の
表面性の良好な媒体が、本発明に係る磁気ヘッドとの組
合せから望ましい、このような磁気ディスク8は剛性基
体の表面に真空成膜法によりて磁気記録層を形成するこ
とによって得られる。磁気記録層はr −Fe12゜ま
たはCo−Nf、 Co−Cr等の磁性薄膜として形成
する。真空成膜法によって形成される磁気記録層の膜厚
は0.5μ■程度以下であるので、剛性基体の表面性が
そのまま記録層の表面性として反映される。従って、剛
性基体としては、表面粗さR1□が10na+以下のも
のを使用する。そのような剛性基体の具体例としては、
ガラス、化学強化されたソーダアルミノ珪酸ガラスまた
はセラミックを主成分とする剛性基体が通している1表
面粗さR11,が10nm以下、特に5nm以下の範囲
では、単接触の動作の場合でも、磁気ディスク8と磁気
ヘッドフとの衝突を回避し、耐久性を向上させることが
できる。
aの方向に回転駆動される。磁気ディスク8としては、
従来より知られているもの、またはこれから提案される
ことのあるものを広く用いることができる0例として、
表面粗さR,1つが1On1以下、例えば5nm以下の
表面性の良好な媒体が、本発明に係る磁気ヘッドとの組
合せから望ましい、このような磁気ディスク8は剛性基
体の表面に真空成膜法によりて磁気記録層を形成するこ
とによって得られる。磁気記録層はr −Fe12゜ま
たはCo−Nf、 Co−Cr等の磁性薄膜として形成
する。真空成膜法によって形成される磁気記録層の膜厚
は0.5μ■程度以下であるので、剛性基体の表面性が
そのまま記録層の表面性として反映される。従って、剛
性基体としては、表面粗さR1□が10na+以下のも
のを使用する。そのような剛性基体の具体例としては、
ガラス、化学強化されたソーダアルミノ珪酸ガラスまた
はセラミックを主成分とする剛性基体が通している1表
面粗さR11,が10nm以下、特に5nm以下の範囲
では、単接触の動作の場合でも、磁気ディスク8と磁気
ヘッドフとの衝突を回避し、耐久性を向上させることが
できる。
磁気記録層は、γ−Fe20s等の磁性酸化鉄や磁性窒
化物で構成することができる。また、磁性層が金属や合
金等の場合には、表面に酸化物層、窒化物層を設けるか
、または表面を酸化皮膜゛とするのが望ましい、こうす
ることにより、磁気記録層の耐久性が向上し、磁気ディ
スク8の損傷を防止できる。酸化物層及び窒化物層は、
反応性スパッタ、反応性蒸着等によって形成できる。ま
た、表面の酸化皮膜は、Co−CrまたはCo−Nf等
のように、鉄、コバルト、ニッケルのうち、少なくとも
一種を含む金属または合金でなる磁気記録層の表面を、
反応性プラズマ処理等により、意図的に酸化して形成で
きる。磁気ディスク8は、磁気記録層の記録残留磁化が
膜面に対して垂直方向の成分を主成分とする垂直記録、
膜面白成分を主成分とする面内記録のいずれであっても
よい0図示は省略したが、磁気記録層の表面に潤滑剤を
塗布してもよい。
化物で構成することができる。また、磁性層が金属や合
金等の場合には、表面に酸化物層、窒化物層を設けるか
、または表面を酸化皮膜゛とするのが望ましい、こうす
ることにより、磁気記録層の耐久性が向上し、磁気ディ
スク8の損傷を防止できる。酸化物層及び窒化物層は、
反応性スパッタ、反応性蒸着等によって形成できる。ま
た、表面の酸化皮膜は、Co−CrまたはCo−Nf等
のように、鉄、コバルト、ニッケルのうち、少なくとも
一種を含む金属または合金でなる磁気記録層の表面を、
反応性プラズマ処理等により、意図的に酸化して形成で
きる。磁気ディスク8は、磁気記録層の記録残留磁化が
膜面に対して垂直方向の成分を主成分とする垂直記録、
膜面白成分を主成分とする面内記録のいずれであっても
よい0図示は省略したが、磁気記録層の表面に潤滑剤を
塗布してもよい。
′s9図及び第10図は磁気ヘッドフとヘッド支持装置
5の組立構造を示す図で、支持体52の自由端に設けら
れた可撓体53の下面に、磁気ヘッドフを取付けた構造
となっている。支持体52の剛性ビーム部522は両側
に折曲げ形成したフランジ522m、522bを有して
いる。
5の組立構造を示す図で、支持体52の自由端に設けら
れた可撓体53の下面に、磁気ヘッドフを取付けた構造
となっている。支持体52の剛性ビーム部522は両側
に折曲げ形成したフランジ522m、522bを有して
いる。
可視体53は支持体52の長手方向軸線と略平行して伸
びる2つの外側可撓性枠部531.532と、支持体5
2から離れた端において外側可撓性枠部531.532
を連結する横枠533と、横枠533の略中央部から外
側可撓性枠部531.532に略平行するように伸びて
いて先端を自由端とした中央舌状部534とを有して構
成され、横枠533のある方向とは反対側の一端を、支
持体52の自由端付近に溶接等の手段によって取付けで
ある。
びる2つの外側可撓性枠部531.532と、支持体5
2から離れた端において外側可撓性枠部531.532
を連結する横枠533と、横枠533の略中央部から外
側可撓性枠部531.532に略平行するように伸びて
いて先端を自由端とした中央舌状部534とを有して構
成され、横枠533のある方向とは反対側の一端を、支
持体52の自由端付近に溶接等の手段によって取付けで
ある。
可撓体53の中央舌状部534の上面には、例えば半球
状等の荷重用突起535が設けられていて、この荷重用
突起535により、支持体52の自由端から中央舌状部
534へ荷重を伝えるようにしである。中央舌状部53
4の下面には磁気ヘッド7を接着等の手段によって固着
しである。
状等の荷重用突起535が設けられていて、この荷重用
突起535により、支持体52の自由端から中央舌状部
534へ荷重を伝えるようにしである。中央舌状部53
4の下面には磁気ヘッド7を接着等の手段によって固着
しである。
磁気ヘッドフのヘッド支持装置5に取付ける場合、空気
流入方向aで見た荷重点p、に対し、磁気ヘッド7の位
置を選定することにより、ピッチ角を制御することがで
きる。ピッチ角は、第11図に示すように、空気流入方
向aで見た磁気ディスク8に対する磁気ヘッド7の傾き
角βである。
流入方向aで見た荷重点p、に対し、磁気ヘッド7の位
置を選定することにより、ピッチ角を制御することがで
きる。ピッチ角は、第11図に示すように、空気流入方
向aで見た磁気ディスク8に対する磁気ヘッド7の傾き
角βである。
第12図は荷重点P、に対する磁気ヘッドの取付は位置
とピッチとの関係を示すデータである。
とピッチとの関係を示すデータである。
横軸にとられたX方向位置(μ−)は、′!J10図に
おいて、磁気へラド7の空気流入方向における中心点が
荷重点P、に一致している場合を基準値−0とし、磁気
ヘッド7の中心点がX軸に付された矢印方向に移動した
場合を(+)、逆方向に移動した場合を(−)として示
しである。縦軸にとられたピッチ(μ■)は、第11図
において、空気ベアリング面111の最低部と最高部と
の高低M Hrであり、間接的にピッチ角βを表示して
いる。
おいて、磁気へラド7の空気流入方向における中心点が
荷重点P、に一致している場合を基準値−0とし、磁気
ヘッド7の中心点がX軸に付された矢印方向に移動した
場合を(+)、逆方向に移動した場合を(−)として示
しである。縦軸にとられたピッチ(μ■)は、第11図
において、空気ベアリング面111の最低部と最高部と
の高低M Hrであり、間接的にピッチ角βを表示して
いる。
第12図に示すように、荷重点Pfに対する磁気ヘッド
フの取付は位置を選定することにより、その位置に応じ
たピッチ角βまたはピッチH,を得ることができる。ピ
ッチ角βの選定は、スペーシングロス減少、それによる
高記録密度化、ヘッドクラッシ:LrIj止、浮上特性
の安定化等に間して、極めて重要な事項である。
フの取付は位置を選定することにより、その位置に応じ
たピッチ角βまたはピッチH,を得ることができる。ピ
ッチ角βの選定は、スペーシングロス減少、それによる
高記録密度化、ヘッドクラッシ:LrIj止、浮上特性
の安定化等に間して、極めて重要な事項である。
第13図及び第14図は第1図〜第3図に示した磁気ヘ
ッドの製造方法を示す図である0図において、7は磁気
ヘッド、91は弾性シート、92は研磨シート、93は
加工台、94は治具である。
ッドの製造方法を示す図である0図において、7は磁気
ヘッド、91は弾性シート、92は研磨シート、93は
加工台、94は治具である。
磁気ヘッド7は、その複数個を接着等の手段によって治
具94に取付けである。そして、治具94に荷重F1を
加えながら、スライダ1の媒体対向面11側を、弾性シ
ート91によって支持された研磨シート92の面上に接
触させ、スライダ1を研磨シート92に対して、矢印C
1、C*のように相対的に移動させる。これにより、N
1図に示した如く、空気ベアリング面111と側端面と
が形成する稜角部が面取され、所定の傾斜面が形成され
る。荷重F1%弾性シート91の弾力性は、傾斜面の角
度が60分以下となるように選定する。
具94に取付けである。そして、治具94に荷重F1を
加えながら、スライダ1の媒体対向面11側を、弾性シ
ート91によって支持された研磨シート92の面上に接
触させ、スライダ1を研磨シート92に対して、矢印C
1、C*のように相対的に移動させる。これにより、N
1図に示した如く、空気ベアリング面111と側端面と
が形成する稜角部が面取され、所定の傾斜面が形成され
る。荷重F1%弾性シート91の弾力性は、傾斜面の角
度が60分以下となるように選定する。
〈発明の効果〉
以上述べたように、本発明によれば、次のような効果が
得られる。
得られる。
(a)スライダは媒体対向面倒に一つの連続する平面状
の空気ベアリング面を有しているので、低浮上量で、ス
ペーシングロスが少なく、高密度記録に適し、ヘッド支
持装置との組合せにおいて、共振周波数を高め、クラッ
シュを防止し、耐久性を向上させ、アクセス運動の高速
化を図った磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置を提供できる
。
の空気ベアリング面を有しているので、低浮上量で、ス
ペーシングロスが少なく、高密度記録に適し、ヘッド支
持装置との組合せにおいて、共振周波数を高め、クラッ
シュを防止し、耐久性を向上させ、アクセス運動の高速
化を図った磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置を提供できる
。
(b)スライダは、空気流入端側において空気ベアリン
グ面と側端面とが形成する稜角部が、面取された傾斜面
を有しているので、C5S動作において、容易にスター
トできるようになり、ヘッドクラッシェ、媒体損傷等を
生じにくい磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置を提供できる
。
グ面と側端面とが形成する稜角部が、面取された傾斜面
を有しているので、C5S動作において、容易にスター
トできるようになり、ヘッドクラッシェ、媒体損傷等を
生じにくい磁気ヘッド及び磁気ヘッド装置を提供できる
。
(C)傾斜面は空気ベアリング面とのなす外角が60分
以下の角度となるように選定されているので、C5S方
式で駆動する場合において、数m/s以下の低い安定し
た相対速度で浮上開始/浮上停止し、耐久性が高く、し
かも所定の耐久性を保証し得る磁気ヘッド及び磁気ヘッ
ド装置を提供できる。
以下の角度となるように選定されているので、C5S方
式で駆動する場合において、数m/s以下の低い安定し
た相対速度で浮上開始/浮上停止し、耐久性が高く、し
かも所定の耐久性を保証し得る磁気ヘッド及び磁気ヘッ
ド装置を提供できる。
(d)上述の磁気ヘッドを製造するに当り、スライダの
媒体対向面側を、弾性シートによって支持された研磨シ
ートの面上に接触させ、スライダを研磨シートに対して
相対的に移動させて媒体対向面を研磨するようにしたの
で、本発明に係る磁気ヘッドを容易に得ることができる
。
媒体対向面側を、弾性シートによって支持された研磨シ
ートの面上に接触させ、スライダを研磨シートに対して
相対的に移動させて媒体対向面を研磨するようにしたの
で、本発明に係る磁気ヘッドを容易に得ることができる
。
第1図は本発明に係る磁気ヘッドの斜視図、第2図は本
発明に係る磁気ヘッドの空気流入端側の拡大図、′!J
3図は同じく別の実施例における空気流入端側の拡大図
、第4図はCSS方式で駆動した場合の傾斜面の角度θ
(分)と着地速度(m/s)との関係を示すデータ、第
5図は本発明に係る磁気ヘッドを構成し得る磁気変換素
子の構成を示す斜視図、第6図は同じくその拡大断面図
、第7図は本発明に係る磁気ヘッドを使用した磁気録再
主装置の要部における正面図、第8図は同じく平面図、
第9図は第7図及び第8図に示した磁気記録再生装置に
おける磁気ヘッドとヘッド支持装置の組立構造を示す正
面拡大図、第10図は同じくその底面図、第11図はピ
ッチ角の説明をする図、第12図は荷重点に対する磁気
ヘッドの取付は位置とピッチとの関係を示すグラフ、第
13図は第1図〜第3図に示した磁気ヘッドの製造方法
を示す正面図、第14図は同じくその平面図、第15図
は同じく磁気ヘッドに対する研磨作6図は従来の磁気ヘ
ラ 用を説明する図、第1 斜視図である。 1・・・スライダ 11・・・媒体対向面 111・・・空気ベアリ 14・・・傾斜面 ング面 ドの ・磁気変換素子 第2図 −−−」−一一 第16図
発明に係る磁気ヘッドの空気流入端側の拡大図、′!J
3図は同じく別の実施例における空気流入端側の拡大図
、第4図はCSS方式で駆動した場合の傾斜面の角度θ
(分)と着地速度(m/s)との関係を示すデータ、第
5図は本発明に係る磁気ヘッドを構成し得る磁気変換素
子の構成を示す斜視図、第6図は同じくその拡大断面図
、第7図は本発明に係る磁気ヘッドを使用した磁気録再
主装置の要部における正面図、第8図は同じく平面図、
第9図は第7図及び第8図に示した磁気記録再生装置に
おける磁気ヘッドとヘッド支持装置の組立構造を示す正
面拡大図、第10図は同じくその底面図、第11図はピ
ッチ角の説明をする図、第12図は荷重点に対する磁気
ヘッドの取付は位置とピッチとの関係を示すグラフ、第
13図は第1図〜第3図に示した磁気ヘッドの製造方法
を示す正面図、第14図は同じくその平面図、第15図
は同じく磁気ヘッドに対する研磨作6図は従来の磁気ヘ
ラ 用を説明する図、第1 斜視図である。 1・・・スライダ 11・・・媒体対向面 111・・・空気ベアリ 14・・・傾斜面 ング面 ドの ・磁気変換素子 第2図 −−−」−一一 第16図
Claims (5)
- (1)スライダと、磁気変換素子とを有する磁気ヘッド
であって、 前記磁気変換素子は、前記スライダの空気流出端側に備
えられており、 前記スライダは、媒体対向面側に一つの連続する平面状
の空気ベアリング面を有していて、少なくとも空気流入
端側において前記空気ベアリング面と側端面とが形成す
る稜角部が面取された傾斜面となっており、 前記傾斜面は、前記空気ベアリング面とのなす外角が6
0分以下の角度となるように選定されていること を特徴とする磁気ヘッド。 - (2)前記スライダは、媒体対向面の幅方向の両端縁に
長さ方向に沿う凹部を有しており、前記空気ベアリング
面は、前記凹部間に設けられており、 前記磁気変換素子は、前記凹部間に配置されていること を特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッド。 - (3)磁気ヘッドと、ヘッド支持装置とを含む磁気ヘッ
ド装置であって、 前記磁気ヘッドは、スライダと、磁気変換素子とを有し
ており、 前記磁気変換素子は、前記スライダの空気流出端側に備
えられており、 前記スライダは、媒体対向面側に一つの連続する平面状
の空気ベアリング面を有していて、少なくとも空気流入
端側において前記空気ベアリング面と側端面とが形成す
る稜角部が、面取された傾斜面となっており、 前記傾斜面は、前記空気ベアリング面とのなす外角が6
0分以下の角度となるように選定されていること を特徴とする磁気ヘッド装置。 - (4)前記ヘッド支持装置は、前記磁気ヘッドに対しロ
ール運動及びピッチ運動を許容するように前記磁気ヘッ
ドを支持し、前記スライダの媒体対向面側とは反対側の
面から前記磁気ヘッドに対して荷重を加えており、 空気流入方向で見た荷重点の位置に応じてピッチ角を制
御すること を特徴とする請求項3に記載の磁気ヘッド装置。 - (5)請求項1または2に記載の磁気ヘッドを製造する
ための方法であって、 前記スライダの前記媒体対向面側を、弾性シートによっ
て支持された研磨シートの面上に接触させ、前記スライ
ダを前記研磨シートに対して相対的に移動させて前記媒
体対向面を研磨することを特徴とする磁気ヘッドの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26023190A JPH04134771A (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 磁気ヘッド、磁気ヘッド装置及び磁気ヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26023190A JPH04134771A (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 磁気ヘッド、磁気ヘッド装置及び磁気ヘッドの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04134771A true JPH04134771A (ja) | 1992-05-08 |
Family
ID=17345177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26023190A Pending JPH04134771A (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 磁気ヘッド、磁気ヘッド装置及び磁気ヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04134771A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5825587A (en) * | 1996-03-01 | 1998-10-20 | International Business Machines Corporation | Shallow etch air bearing surface features for optimized transducer spacing |
-
1990
- 1990-09-27 JP JP26023190A patent/JPH04134771A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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