JPH04250585A - レーザビーム走査装置 - Google Patents

レーザビーム走査装置

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JPH04250585A
JPH04250585A JP3000985A JP98591A JPH04250585A JP H04250585 A JPH04250585 A JP H04250585A JP 3000985 A JP3000985 A JP 3000985A JP 98591 A JP98591 A JP 98591A JP H04250585 A JPH04250585 A JP H04250585A
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    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/10544Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation by scanning of the records by radiation in the optical part of the electromagnetic spectrum
    • G06K7/10792Special measures in relation to the object to be scanned
    • G06K7/10801Multidistance reading
    • G06K7/10811Focalisation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K2207/00Other aspects
    • G06K2207/1013Multi-focal

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーコードなどの記号
をレーザビームで走査して光学的に読み取るようにした
記号読取装置などで用いられるレーザビーム走査装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、レーザビームによりバーコー
ドや文字などの記号を形成した記号面を走査し、この走
査時における記号面からの反射光を受光素子で受光する
ようにして記号を光学的に読み取る記号読取装置が用い
られている。受光素子の出力は、反射光の強弱に対応し
た信号となるから、たとえば黒色のバーと白色のスペー
スとで構成されたバーコードでは、バーに対しては小さ
な信号が得られ、スペースに対しては大きな信号が得ら
れる。したがって、受光素子の出力を、たとえば増幅な
どした後に、適当なスライスレベルで弁別して二値化す
ることによって、バーコードに対応した二値信号が得ら
れる。
【0003】レーザビームを発生させる光源には、従来
ではHe−Neレーザが用いられていたが、近年では半
導体レーザが用いられ、装置全体の小型化・軽量化が図
られている。半導体レーザから発せられるレーザ光は非
常に拡散するので、通常は、その出力光をレンズなどを
用いて絞り、これによりほぼ平行なレーザビームを得て
いる。たとえばバーコードの読取に適用される場合には
、バー幅が0.2mm以下のバーコードもあるので、こ
のような微細幅のバーコードの解像をも可能するために
は、ビーム径が0.2mm以下になるようにレーザ光を
絞る必要がある。このため、バーコード読取装置などに
適用されるレーザビームは完全な平行光ではなく、焦点
を有する集束光となっている。
【0004】このようなレーザビームを用いると、焦点
付近ではビーム径が小さいから高解像度での読取が可能
である反面、焦点から離れた位置で記号の読取を行う場
合には解像度が低下する。したがって、広い読取範囲で
高い解像度を確保できないという問題が不可避的に生じ
る。この問題を解決した第1の先行技術は、たとえば特
開平2−7182号公報に示されており、その基本的な
構成は本願の図6に示されている。すなわち、半導体レ
ーザ光源1からの光は集光レンズ2により集光されてレ
ーザビーム3を形成する。レーザビーム3は、半導体レ
ーザ光源1と集光レンズ2との位置関係により定まる距
離FLの焦点位置にビームウエストBWを有している。 このビームウエストBWの位置でたとえばバーコードの
読取を行えば、最高の解像度での読取が可能である。こ
の先行技術では、集光レンズ2がその光軸に沿う方向4
に変位されるように構成されており、これにより半導体
レーザ光源1から焦点位置までの距離FLを図6(a)
 に示すように短くしたり、図6(b) に示すように
長くしたりするようにしている。
【0005】このような構成によれば、集光レンズ2を
変位させることによって、装置本体からバーコードを形
成した記号面に至る距離(読取距離)に対応してビーム
ウエストBWが記号面の近傍の位置に形成されるように
すれば、読取距離によらずに高解像度でのバーコードの
読取が実現される。この結果、バーコードの良好な読取
が、広い読取距離の範囲(読取範囲)で可能となる。
【0006】上記の問題を解決した第2の先行技術は、
特開平2−133891号公報に開示されている。この
先行技術では、それぞれが半導体レーザ光源とレンズと
によって構成され、異なる読取距離に焦点位置を設定し
たビーム出射手段が複数個備えられている。この複数の
ビーム出射手段が読取距離に対応して切り換えられて用
いられる。このような構成によっても、読取距離に対応
してレーザビームのビームウエストの位置を変化させる
ことができるので、広い読取範囲で高解像度での記号読
取が達成される。
【0007】さらに上記の問題を解決した第3の先行技
術は、図7に示されている。ビーム出射手段11からの
レーザビーム12は、反射鏡13Aまたは13Bにより
光路を折り返され、矢印14方向に定速回転駆動される
ポリゴンミラー15で反射されて、バーコードを形成し
た記号面16に導かれる。ポリゴンミラー15の回転に
よって、反射後のレーザビーム12の進行方向が変化す
るので、これにより記号面16が自動的に走査される。
【0008】ビーム出射手段11に近い方の反射鏡13
Bは図外の駆動機構によって、レーザビーム12の光路
に対して挿入/離脱され、これによりレーザビーム12
が反射鏡13Aで反射される状態と、反射鏡13Bで反
射される状態とが切り換えられる。この結果、レーザビ
ーム12の光路長が2種類に変化するから、装置本体か
らビームウエストが形成される焦点位置までの距離を2
種類に変化させることができる。もちろん、2枚以上の
反射鏡をビーム出射手段と反射鏡13Bとの間に介挿可
能な構成とすれば、さらに多段階の光路長の切換えが可
能となる。このような構成によっても、種々の読取距離
に対応して高解像度で記号の読取が達成される。
【0009】また、図7の構成を変形して、1枚の反射
鏡を用い、この反射鏡が、反射鏡13Aの位置から反射
鏡13Bの位置まで変位可能な構成としてもよい。この
ような構成によっても、ビームウエストが形成される位
置が可変であり、種々の読取距離に対応可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の先行技術で
は、半導体レーザ光源1と集光レンズ2との位置関係を
変化させることにより焦点位置までの距離FLを変化さ
せるようにしている。このため、図6(b) のように
集光レンズ2を半導体レーザ光源1に近接させて距離F
Lを長くしたときには、半導体レーザ光源1から集光レ
ンズ2を見込む角度θが大きくなるから、ビームウエス
トBWでのビーム径が大きくなる。すなわち、図8に示
すように距離FLを長くすると、これにほぼ比例してビ
ームウエストBWでのビーム径が増大する。この結果、
遠くの記号に対しては高い解像度での読取が行えなくな
る。
【0011】また、上記第2の先行技術では、焦点位置
を多段階に変化させようとすると、半導体レーザ光源お
よびレンズを含むビーム出射手段が多数必要となり、コ
スト高となる。また、複数のビーム出射手段からレーザ
ビームの光路を一致させるための複雑な光学的構成が必
要となるという問題もある。さらに、上記第3の先行技
術では、たとえば3段階に焦点位置を変化させようとす
ると、2個の反射鏡を駆動するための機械的構成が必要
で、一般には{(焦点位置を変化させようとする段階数
)−1}個の反射鏡を個別に駆動してレーザビーム12
の光路に対して挿入/離脱させるための駆動機構が必要
となる。このため機械的構成が多くなり、この先行技術
は実質的には多段階での光路長の切換えには適さない。
【0012】また、1枚の反射鏡をレーザビーム12の
光路上で連続的に変位させる構成では、反射鏡の動作距
離が長いため応答性が悪く、実用には適さない。そこで
、本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、走査対
象までの種々の距離に対応して走査対象の表面でレーザ
ビームのビーム径を充分に絞ることができ、さらに構成
を簡単にすることができるレーザビーム走査装置を提供
することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明のレーザビ
ーム走査装置の基本構成を示すブロック図である。ビー
ム出射手段21で発生されたレーザビーム22は、光路
長切換え手段23−1,23−2,・・・・,23−n
(n=2,3,・・・・)を介して、走査手段24に導
かれる。 走査手段24は、光路長切換え手段23−1,23−2
,・・・・,23−nからのレーザビーム22の方向を
経時的に変化させ、このレーザビーム22により走査対
象25を走査させる。
【0014】装置本体26と走査対象25との距離は、
測距手段27により検出される。この測距手段27の検
出出力に応答して、制御手段28が光路長切換え手段2
3−1,23−2,・・・・,23−nを制御し、ビー
ム出射手段21から走査手段24に至るレーザビーム2
2の光路長を変化させる。光路長切換え手段23−1,
23−2,・・・・,23−nは、それぞれ、ビーム出
射手段21から走査手段24に至るレーザビーム22の
光路長を2段階に切換えることができるように構成され
たものである。
【0015】なお、光路長切換え手段23−1,23−
2,・・・・,23−nは、レーザビーム22の光路を
折り返す光路折り返し手段と、この光路折り返し手段を
レーザビーム22の光路に対して挿入/離脱させる駆動
機構とを有するものであってもよい。上記複数の光路長
切換え手段23−1,23−2,・・・・,23−nに
おける光路の変動長は、相互に異なっていて、最小の変
動長に対して、kを0以上の整数として、2k 倍の関
係になるように設定されていることが好ましい。
【0016】
【作用】上記の構成によれば、測距手段27で検出され
た装置本体26と走査対象25との間の距離に基づいて
、光路長切換え手段23−1,23−2,・・・・,2
3−nで選択的にレーザビーム22の光路長が変動され
、これによりビーム出射手段21から走査手段24に至
るレーザビーム22の光路長が切り換えられる。この光
路長の切換えによって、レーザビーム22においてビー
ムウエストが形成される位置と装置本体26との間の距
離が変化する。これにより、種々の距離にある走査対象
25を、良好に絞られたレーザビーム22により走査す
ることができる。ビームウエストの位置は、光路長を変
化させることにより行われているので、ビームウエスト
におけるビーム径が変化することはない。
【0017】また、制御手段28が、光路長切換え手段
23−1,23−2,・・・・,23−nを個別に制御
するようにすれば、光路を切り換えるべく動作させられ
る光路長切換え手段23−1,23−2,・・・・,2
3−nの組合せによって、光路長切換え手段23−1,
23−2,・・・・,23−nの数以上、すなわちn通
り以上の光路長を設定することができる。
【0018】たとえば、光路長切換え手段23−1で切
り換えられる光路の変動長Δ(=Δ×20 )が最も短
い場合に、他の光路長切換え手段23−2,・・・・,
23−nで切換えられる光路の変動長をΔ×2k (k
=1,2,・・・・)のように設定すれば、n個の光路
長切換え手段23−1,23−2,・・・・,23−n
により、Δずつ異なる2n 通りの光路長を設定するこ
とができる。
【0019】光路長切換え手段23−1,23−2,・
・・・,23−nは、たとえばレーザビーム22の光路
を折り返す光路折り返し手段と、この光路折り返し手段
をレーザビーム22の光路に対して挿入/離脱させる駆
動機構とを含んで構成されるが、n個の駆動機構により
n通りよりも多くの(たとえば2n 通り)の光路長を
実現できるので、機械的構成が相対的に低減されること
になる。
【0020】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図2は本発明の一実施例のレーザビーム走査装
置の基本的な構成を示す概念図である。このレーザビー
ム走査装置は、たとえばバーコード読取装置などで用い
られるもので、半導体レーザ光源および集光レンズなど
を含み、レーザビームL1を出射するビーム出射部31
を備えている。このビーム出射部31から出射したレー
ザビームL1は、たとえば、約2.5m先に焦点位置を
有し、この位置にビームウエストが形成される。そして
、上記焦点位置の前後各5cmの範囲で0.2mm幅の
バーコードを解像することができる。
【0021】ビーム出射部31からのレーザビームL1
は、後述する光路長切換え器32−1,32−2,32
−3(総称するときには「光路長切換え器32」という
)を介して、走査手段であるポリゴンミラー33に導か
れる。ポリゴンミラー33は、たとえば正多角柱の各側
面を偏向反射面としたもので、その軸線まわりに図外の
モータによって定速回転される。ポリゴンミラー33の
回転によって、反射後のレーザビームL1の進行方向が
経時的に変化し、これにより走査対象であるバーコード
34が形成された記号面35が繰り返し走査される。
【0022】バーコード34の読取は、記号面35から
の反射光を図外の受光素子で受光し、この受光素子の出
力を増幅などした後に適当なスライスレベルでレベル弁
別することにより二値化するようにして行われる。すな
わち、たとえば黒色のバーと白色のスペースとによりバ
ーコード34が構成されている場合に、バーに対しては
二値信号「0」が割り当てられ、スペースに対しては二
値信号「1」が割り当てられる。このようにして、バー
コード34に対応する二値信号が作成され、この二値信
号に基づいてバーコード34が表す情報が認識される。
【0023】図3は光路長切換え器32の基本構成を示
す概念図である。光路長切換え器32は、固定配置され
てレーザビームL1を入射方向とほぼ正反対の方向に屈
折させて出力する直角プリズム41を備えている。この
直角プリズム41よりも、レーザビームL1の入射方向
に対して上流側には、レーザビームL1の光路に対して
挿入/離脱自在に構成された光路折り返し手段である直
角プリズム42が備えられている。この直角プリズム4
2は、軸43に連結部材44を介して固定されており、
図外の駆動機構によって矢印45方向に角変位される構
成となっている。これにより図3(a) に示すように
レーザビームL1の光路から離脱されている状態と、図
3(b) に示すようにレーザビームL1の光路に介挿
された状態とで切り換えられる。図3(b) 図示のよ
うに直角プリズム42をレーザビームL1の光路に介挿
した状態では、レーザビームL1は直角プリズム42に
より、その入射方向とは正反対の方向に出射させられる
【0024】直角プリズム42は、図3(b) 図示の
ようにレーザビームL1の光路中に介挿された状態で、
直角プリズム41との間の距離がD/2となる位置に配
設されている。したがって、直角プリズム42を光路中
に介挿した状態では、レーザビームL1の光路長はDだ
け短縮されることになる。光路長切換え器32−1,3
2−2,32−3は、いずれも図3のような構成を有し
ている。そして、光路長切換え器32−1から出射され
るレーザビームL1を光路長切換え器32−2に導き、
この光路長切換え器32−2からレーザビームL1を光
路長切換え器32−3に導き、この光路長切換え器32
−3からのレーザビームL1をポリゴンミラー33に導
くようにしている。
【0025】光路長切換え器32−1,32−2,32
−3では、直角プリズム41,42間の距離D/2は、
それぞれ2d、d、d/2(たとえばd=10cm)の
ように定められている。すなわち、各光路長切換え器3
2−1,32−2,32−3は、それぞれレーザビーム
L1の光路長を、d(=20 ×d)、2d(=21 
×d)、4d(=22 ×d)だけ変動させることがで
きる。
【0026】光路長切換え器32−1,32−2,32
−3における各直角プリズム42は、制御部36(図1
参照)からの制御信号に応答して、レーザビームL1の
光路に対して挿入/離脱させられる。制御部36は後述
する測距部37(図1参照)により測定される装置本体
38と記号面35との間の距離に基づき、光路長切換え
器32−1,32−2,32−3を個別に制御する。た
とえば、直角プリズム42を光路中に挿入した状態をオ
ン状態と定義し、直角プリズム42を光路から離脱させ
た状態をオフ状態と定義する。さらに、光路長切換え器
32−1,32−2,32−3を全部オフ状態とした場
合におけるビーム出射部31からポリゴンミラー33に
至る光路長をLとすると、制御部36による光路長切換
え器32の切換えによって、ビーム出射部31からポリ
ゴンミラー33に至る光路長は下記表1のように8通り
に変化させることが可能である。
【0027】
【表1】
【0028】このようにして、光路長切換え器32−1
,32−2,32−3のそれぞれの直角プリズム42を
駆動するための3つの駆動機構により、8種類の光路長
を設定できる。もしも、装置本体38内部の光路長Lが
約1mであるとし、d=10cmとすると、装置本体3
8から0.8〜1.5mの範囲で10cm毎に焦点位置
を変更することができることになる。一方、上記のよう
に焦点位置の前後各5cmの範囲では0.2mm幅のバ
ーで構成されたバーコードを良好に解像できるから、結
局、装置本体から0.75〜1.55mの範囲で高解像
度でのバーコードの読取が実現できる。このようにして
、種々の読取距離に良好に対応して高い解像度でバーコ
ードの読取が実現されるようになる。
【0029】測距部37はたとえば図4のように構成さ
れる。この測距部37は、超音波を用いて装置本体38
から記号面35までの距離を検出するものである。超音
波発生部51からの超音波発生に同期して、タイマ52
が計時を開始する。そして、記号面35から反射してき
た超音波がマイクロフォン53で検知され、これに応答
してタイマ52の計時が停止される。このタイマ52の
出力から、時間/距離変換部54で装置本体38から記
号面35に至る距離が演算され、この演算結果が制御部
36に与えられる。
【0030】測距部37としてはまた、図5の構成を適
用することもできる。すなわち、この構成では、装置本
体38から記号面35を有する物体60に向かってほぼ
平行に発光素子列61と受光素子列62とが延びて配設
されている。発光素子列61から一斉に光を発生させる
と、物体60により光が遮られる部分では受光素子列6
2を構成する受光素子は光を検知できないから、光が検
知された境界の受光素子を特定することより記号面35
の位置が特定され、これにより装置本体38から記号面
35に至る距離の測定が可能である。
【0031】以上のように本実施例のレーザビーム走査
装置によれば、レーザビームL1の光路長を3個の光路
長切換え器32−1,32−2,32−3によりそれぞ
れ2段階に変化させるようにしている。すなわち、ビー
ム出射部31からポリゴンミラー33に至る光路長を変
化させることにより、レーザビームL1の焦点位置を変
化させるようにしている。したがって、焦点位置でのビ
ーム径が変動することはなく、これにより記号面35の
種々の位置に良好に対応して、この記号面35でビーム
径を良好に絞ることができる。
【0032】また、光路長切換え器32−1,32−2
,32−3は制御部36により個別的に制御され、これ
によって3個の駆動機構によって前述のように8種類の
焦点位置を設定できる。したがって、少ない駆動機構で
多段階の焦点位置切換えが実現され、結果として、相対
的に機械的構成部分を低減して、構成を簡単にすること
ができる。しかも、光路長切換え器32−1,32−2
,32−3のオン/オフによって光路長が変化させられ
るので、測距部37による距離の検出の後、速やかに光
路長を変化させることができ、したがって応答性も良好
である。
【0033】さらに、異なる焦点位置毎にビーム出射部
が必要とされた上述の第2の先行技術のように、コスト
高となることもなく、複雑な光学的構成が必要となるこ
ともない。なお、本発明は上記の実施例に限定されるも
のではない。たとえば、上記の実施例では、3個の光路
長切換え器が用いられたが、必要に応じて2個以上の任
意の数の光路長切換え器が用いられればよい。さらに、
上記の実施例では、光路長切換え器は2個の直角プリズ
ムを用いて構成されているが、直角プリズムの代わりに
反射鏡が用いられてもよい。
【0034】また、上記の実施例では、複数の光路長切
換え器が制御部によって個別に制御される場合について
説明したが、複数の光路長切換え器が予め定めたグルー
プ毎に制御されるようにしてもよい。また、上記の実施
例では、走査手段としてポリゴンミラーが用いられる場
合を例にとったが、走査手段としては、他にガルバノミ
ラーなどを適用することもでき、さらには、相互に異な
る多方向の走査を行う多方向走査(オムニスキャン)や
、走査位置を逐次ずらせながら平行な走査線を走査対象
に複数本形成させるラスタ走査を行うものが適用されて
もよい。
【0035】さらに、上記の実施例では、バーコード読
取装置に適用されたレーザビーム走査装置を例にとった
が、たとえば光学式文字読取装置(OCR)などの他の
光学的記号読取装置に対しても、本発明は容易に応用し
うるものである。その他本発明の要旨を変更しない範囲
で種々の設計変更を施すことが可能である。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明のレーザビーム走査
装置によれば、ビーム出射手段と走査手段との間に、レ
ーザビームの光路長をそれぞれ2段階に変動させる複数
の光路長切換え手段を介挿し、この複数の光路長切換え
手段を制御手段によって制御するようにしたので、各光
路長切換え手段の状態の組合せによって、光路長切換え
手段の数よりも多段階での光路長の切換えが可能となる
。これにより、少ない可動部分で多段階の光路長の切換
えが実現され、結果として、機械的構成を相対的に低減
することができる。また、制御手段による光路長切換え
手段の状態の切換えによって光路長が変化させられるの
で、応答性も良好である。
【0037】また、ビーム出射手段と走査手段との間の
光路長を変化させることによって、装置本体からビーム
の焦点位置までの距離を変動させ、これによって種々の
距離にある走査対象に対応するようにしているので、上
述の第1の先行技術の場合のように、遠くの走査対象の
表面にも良好に絞られたレーザビームを照射することが
できる。これにより、装置本体から種々の距離にある走
査対象を良好に走査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザビーム走査装置の基本構成を示
す概念図である。
【図2】本発明の一実施例のレーザビーム走査装置の基
本的な構成を示す概念図である。
【図3】光路長切換え器32の構成を示す概念図である
【図4】測距部37の構成例を示す概念図である。
【図5】測距部37の他の構成例を示す概念図である。
【図6】先行技術の構成を示す概念図である。
【図7】他の先行技術の構成を示す概念図である。
【図8】図6に示された先行技術におけるビームの焦点
までの距離とビームウエストでのビーム径との関係を示
す図である。
【符号の説明】
21  ビーム出射手段 22  レーザビーム 23−1,23−2,・・・・,23−n  光路長切
換え手段 24  走査手段 25  走査対象 27  測距手段 28  制御手段 31  ビーム出射部 32−1,32−2,32−3  光路長切換え器33
  ポリゴンミラー 34  バーコード 35  記号面 36  制御部 37  測距部 38  装置本体 41  直角プリズム 42  直角プリズム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザビームを出射するビーム出射手段と
    、このビーム出射手段から出射されるレーザビームを走
    査対象に走査させる走査手段とを備えたレーザビーム走
    査装置において、このレーザビーム走査装置と上記走査
    対象との間の距離を検出する測距手段と、上記ビーム出
    射手段と走査手段との間に介挿され、上記ビーム出射手
    段から走査手段に至るレーザビームの光路長をそれぞれ
    2段階に切り換える複数の光路長切換え手段と、上記測
    距手段の出力に基づいて、各光路長切換え手段を制御す
    る制御手段とを含むことを特徴とするレーザビーム走査
    装置。
  2. 【請求項2】上記光路長切換え手段は、上記レーザビー
    ムの光路を折り返す光路折り返し手段と、この光路折り
    返し手段をレーザビームの光路に対して挿入/離脱させ
    る駆動機構とを有するものであることを特徴とする請求
    項1記載のレーザビーム走査装置。
  3. 【請求項3】上記複数の光路長切換え手段における光路
    の変動長は、相互に異なっていて、最小の変動長に対し
    て、kを0以上の整数として、2k 倍の関係になるよ
    うに設定されていることを特徴とする請求項1記載のレ
    ーザビーム走査装置。
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