JPH0425011B2

JPH0425011B2 -

Info

Publication number: JPH0425011B2
Application number: JP59097196A
Authority: JP
Inventors: Kazuyuki Oda; Masayuki Tsuneoka
Original assignee: Hitachi Medical Corp
Current assignee: Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Priority date: 1984-05-14
Filing date: 1984-05-14
Publication date: 1992-04-28
Also published as: JPS60241423A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、コンピユータ制御による医用画像撮
影装置に係り、特に、撮影手順を決定する機構を
備えた医用画像撮影装置に適用して有効な技術に
関するものである。

〔背景技術〕

従来のデジタル・サブトラクシヨン・アンギヨ
グラフイ（以下、単に、DSAという）装置は、
Ｘ線パルスを間欠的に曝射して撮影する方式（以
下、単に、SIモードという）、Ｘ線パルスを連続
的に曝射して撮影する方式（以下、単に、CIモ
ードという）、CIモードで撮影した画像を利用し
てフレーム間隔時にサブトラクシヨンを行つて診
断を容易にする方式（以下、単に、TIDモードと
いう）の３種類の撮影モードができるようになつ
ている。これらの撮影モードを設定した後の撮影
モードの変更は、各モードに必要な各パラメータ
ごとにその設定ボタンの操作卓に設け、それらの
設定ボタンによつてパラメータを変更して登録し
なおしている。

しかし、このような従来の撮影モード設定方式
では、撮影モードや撮影手順を決定するパラメー
タに対応する固有の設定ボタンを設けているた
め、ハード的に制約され、撮影モードの種類やパ
ラメータの数を増すことができないので、必ずし
もユーザの希望する撮影モードが得られない。ま
た、撮影モードの選択に柔軟性に欠け、操作性も
悪くなるという欠点があつた。

〔発明の目的〕本発明の目的は、多数の撮影モードのうちから
ユーザが必要に応じて所定の撮影モードを迅速に
選択して登録し、この選択された撮影モードのタ
イムチヤートを表示し、この表示されたタイムチ
ヤートを用いて撮影モードを決定するパラメータ
を変更することが可能な医用画像撮影装置を提供
することにある。

本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特
徴は、本明細書の記述及添付図面によつて明らか
になるであろう。

〔発明の概要〕

本願によつて開示される発明のうち代表的なも
のの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりであ
る。

すなわち、多数の撮影モードのうちからユーザ
の希望する撮影モードのプログラムをROM
（Read Only Memory）に書き込み、撮影モー
ドのプリセツトを行う。操作卓上に撮影モードと
１対１に対応する撮影選択ボタンを複数設け、こ
の撮影選択ボタンの投入により、対応する撮影モ
ードの典型的なタイムチヤートを表示装置に表示
する。これと同時に、この撮影モードで前回設定
したパラメータを表示し、前記タイムチヤートに
基づいて数値入力等により必要箇所のみ変更する
ようにしたものである。

したがつて、基本的には、いくつかの撮影モー
ドのうち一つの撮影モードを選択する撮影モード
選択手段と、選択された撮影モードにおける撮影
手順を示すタイムチヤートを表示装置に表示する
タイムチヤート表示手段と、表示されたタイムチ
ヤートとともに表示されたパラメータを表示装置
面で任意に変更できるパラメータ変更手段と、こ
のパラメータ変更手段により変更されたタイミン
グからなる撮影手順で撮影がなされる撮影手段と
を備えるとともに、表示装置面に表示されたタイ
ミングチヤートとともに表示される前記パラメー
タは、前記タイムチヤート上のタイミング決定個
所に該タイミング設定を示す表示からなつている
ものである。

〔作用〕

このように構成された医用画像撮影装置は、ま
ず最初に、撮影モード選択手段により、いくつか
の撮影モードのうちこれから実行しようとする撮
影に対応する撮影モードを選択できるようになつ
ている。

すると、タイムチヤート表示手段によつて、選
択した撮影モードにおけるタイムチヤートが表示
装置に表示されるようになつている。このタイム
チヤートは撮影手順を図表的に示したものであ
り、各撮影モード毎により異なつているものとな
つている。

そして、表示されたタイムチヤートには、この
タイムチヤートとともにパラメータが表示され、
このパラメータは、前記タイムチヤート上のタイ
ミング決定個所に該タイミング設定を示す表示か
らなつているものである。

すなわち、前記パラメータは、タイムチヤート
と図表的に分離されて示されているものではな
く、タイムチヤートの一部としてタイムチヤート
内に融合された数値、記号として表示されたもの
となつている。

このため、前記タイムチヤートは、表示装置上
の表示により、操作手順はもちろんのこと、各操
作タイミングも、一目瞭然としてかつ誤りがなく
正確に認識することができるようになる。

次に、パラメータ変更手段により、表示された
タイムチヤート上のパラメータを表示装置上で任
意に変更することができる。

上述したように、タイムチヤート上のパラメー
タは、操作手順を示す背景の下で各操作における
タイミング設定値として表示されていることか
ら、それぞれの変更において誤りが極めて少なく
なるという効果を有する。

しかも、このような変更は、変更しようとする
個所にたとえばカーソルを移動させ変更値に該当
する情報を入力するというように、表示装置上で
変更できることから、特に、変更すべき部分にお
ける変更において誤りが極めて少なくなるという
効果を有するものである。

そして、このような変更を行つた後において
は、撮影手段によつて、前記パラメータ変更によ
り変更されたタイミングで設定された撮影手順
で、順次自動的に撮影がなされるようになる。

〔実施例〕

以下、本発明の構成について、実施例と共に説
明する。

第１図は、本発明の一実施例を説明するための
医用画像撮影装置のシステム構成を示すブロツク
図である。

本実施例は、第１図に示すように、本発明を
DSA装置に適用したものであり、DSA装置に要
求される多くの撮影モードのうち、例としてSIモ
ードとDIモードについて説明する。

第１図において、１はコンピユータ、画像記憶
装置等を備えたDSA装置本体であり、サブトラ
クシヨン等の画像処理を行うための画像処理部１
Ａとシステムを制御するするための制御部１Ｂと
で構成されている。２はＸ線発生装置とDSA装
置本体１とを接続するためのＸ線インタフエイス
である。３はＸ線制御装置、４は高電圧発生装
置、５はＸ線管球、６は被検体、７は造影剤注入
器、８はイメージインテンシフアイア（Ｉ・Ｉ）、
９はテレビカメラ、１０は表示位置等を指定する
情報を入力するための表示位置設定器であり、例
えば、トラツクボール等を用いる。１１は数値等
の一般情報及び撮影モード指定情報等を入力する
ための入力装置であり、例えば、フアンクシヨン
キー又はキーボードを用いる。１２は画像表示装
置であり、例えば、陰極線管（CRT）装置を用
いる。

第２図及び第３図は、DSA撮影モードのうち
のSIモード及びDIモードのタイムチヤートであ
り、イは同期信号、ロは造影剤注入信号、ハはＸ
線曝射信号、ニ映像信号読み取り信号、ホ出力モ
ニタ像、MIはマスク像、SIはサブトラクシヨン
像である。

第４図及び第５図は、前記第２図及び第３図に
おけるタイムチヤートで示される撮影モード設定
時のモニタ表示形式を示す図であり、MASKは
マスク像撮影時点、INJは造影剤注入の時点、
LIVEはライブ像（例えば、像影剤が注入されて
からの撮影像をいう）撮影の全体シーケンス中の
期間、MATRIXは表示画像の画素数である。

次に、本実施例の動作を説明する。

SIモードは、間欠的にＸ線を曝射してサブトラ
クシヨンを実行するモードであり、心臓以外の部
位に適用される。第２図は、そのSIモードのタイ
ムチヤートを示したものである。また、DIモー
ドは連続的にパルスＸ線を曝射してサブトラクシ
ヨンを実行するモードであり、主に心臓に適用さ
れる。第３図は、そのDIモードのタイムチヤー
トに示したものである。前記第２図、第３図に示
すように、撮影モードごとに撮影のタイミングは
異なるが、Ｘ線曝射のタイムチヤートを利用すれ
ば、実際のＸ線曝射タイミングがよくわかるの
で、このタイムチヤートをモニタに表示して撮影
モード決定がわかり易くなる。

次に、具体的な撮影モード決定手順を説明す
る。

第２図乃至第５図において、ユーザは、最初
に、実施すべき撮影モードを特定のフアンクシヨ
ンキー又はキーボード等の入力装置１１を用いて
選択する。その時、該当する撮影モードの典型的
なタイムチヤートを表示装置１２に表示する。第
４図は、SIモード選択時、第５図は、DIモード
選択時のモニタ表示形式をそれぞれ示している。
ユーザは、表示装置１２に表示されたタイムチヤ
ートとパラメータを見て、変更すべきパラメータ
の表示位置へトラツクボール等の位置表示設定器
１０を用いてカーソルを設定する。この時、カー
ソルは、パラメータ表示位置のみ移動するように
プログラミングしておき、目的のパラメータ表示
位置へカーソルを合わせる煩雑さを軽減する。パ
ラメータ変更後、フアンクシヨンキー又はキーボ
ード等の入力装置１１の特定のキーを用いてシス
テムへの登録を行う。このことを繰り返し、必要
箇所のみのパラメータを変更して登録する。この
後、撮影制御用のキー投入によりタイムチヤート
上で現在の時相を高輝度表示し、全体の撮影シー
ケンス中の現在の時点が撮影中でも常に把握でき
る。

〔効果〕

以上説明したように、本願によつて開示された
新規な技術手段によれば、次のような効果を得る
ことができる。

(1) 多数の撮影モードの中から、ユーザが必要に
応じて所定の撮影モードを迅速に選択して登録
し、この選択された撮影モードのタイムチヤー
トを表示し、この表示されたタイムチヤートを
用いて撮影モードを決定するパラメータを変更
することにより、ユーザの希望する複数の撮影
モードを同一の手順で、しかも必要箇所のみを
変更できるので、臨床上必要な撮影モードを簡
単に、かつ、速やかに変更できる。

(2) 前記(1)により患者の個人差の大きい血行状
態、血管状態に対しても、その場で撮影モード
の変更を確実に行うことができる。

(3) 前記(1)及び(2)により、特に、臨床検査の場に
おける装置の操作性の向上及び検査時間の短縮
がはかれる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を説明するための
医用画像撮影装置のシステム構成を示すブロツク
図、第２図及び第３図は、DSA撮影モードのう
ちのSIモード及びDIモードのタイムチヤート、
第４図及び第５図は、前記第２図及び第３図にお
けるタイムチヤートで示される撮影モード設定時
のモニタ表示形式を示す図である。図中、１……DSA装置本体、２……Ｘ線イン
タフエイス、３……Ｘ線制御装置、４……高電圧
発生装置、５……Ｘ線管球、６……被検体、７…
…造影剤注入器、８……イメージインテンシフア
イア、９……テレビカメラ、１０……位置表示設
定器、１１……入力装置、１２……画像表示装置
である。

Claims

【特許請求の範囲】

１いくつかの撮影モードのうち一つの撮影モー
ドを選択する撮影モード選択手段と、選択された
撮影モードにおける撮影手順を示すタイムチヤー
トを表示装置に表示するタイムチヤート表示手段
と、表示されたタイムチヤートとともに表示され
たパラメータを表示装置面で任意に変更できるパ
ラメータ変更手段と、このパラメータ変更手段に
より変更されたタイミングからなる撮影手順で撮
影がなされる撮影手段とを備えるとともに、表示
装置面に表示されたタイミングチヤートとともに
表示される前記パラメータは、前記タイムチヤー
ト上のタイミング決定個所に該タイミング設定を
示す表示からなつていることを特徴とする医用画
像撮影装置。