JPH04249968A - 図形入力装置 - Google Patents
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- JPH04249968A JPH04249968A JP91102A JP10291A JPH04249968A JP H04249968 A JPH04249968 A JP H04249968A JP 91102 A JP91102 A JP 91102A JP 10291 A JP10291 A JP 10291A JP H04249968 A JPH04249968 A JP H04249968A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は図形入力装置に係わり、
特に紙送り速度を落とさずに副走査本数を倍加して高精
細な図形が読み取りできる図形入力装置に関する。
特に紙送り速度を落とさずに副走査本数を倍加して高精
細な図形が読み取りできる図形入力装置に関する。
【0002】近年、ファクシミリや電子ファイリングな
どに係わるOAや、設計・製造に係わるCAD/CAM
などの分野では、絵図や文字を図形として入力したり出
力したりする技術の重要性がますます増大している。そ
の中で図形を入力する装置は、方式的にタブレットとス
キャナに大別される。
どに係わるOAや、設計・製造に係わるCAD/CAM
などの分野では、絵図や文字を図形として入力したり出
力したりする技術の重要性がますます増大している。そ
の中で図形を入力する装置は、方式的にタブレットとス
キャナに大別される。
【0003】タブレットはデジタイザとも呼ばれ、図形
を座標と種々の線分に分解して入力していく方式で、磁
歪とか電磁誘導、電気抵抗、圧電などのいろいろな手段
を用いて入力される。読み取り面積が小さく分解能が低
いものは例えば手書き入力装置としてOA分野などで用
いられており、大面積高分解能の装置はCAD/CAM
システムの入力用として用いられている。
を座標と種々の線分に分解して入力していく方式で、磁
歪とか電磁誘導、電気抵抗、圧電などのいろいろな手段
を用いて入力される。読み取り面積が小さく分解能が低
いものは例えば手書き入力装置としてOA分野などで用
いられており、大面積高分解能の装置はCAD/CAM
システムの入力用として用いられている。
【0004】一方、スキャナは、文字どおり図形を線状
に走査(スキャニング)して入力していく方式で、図形
からの反射光を読み取りセンサである光電変換素子で電
気信号に変換して入力していく方式である。この走査の
方式には、例えば読み取りセンサをキャリッジに乗せて
機械的に移動させたり多角形のポリゴンミラーを回転さ
せてレーザ光を移動させたりする機械式走査が用いられ
ているが、半導体装置の高性能化によって、最近では例
えば自己走査形のイメージセンサを用いた電子式走査が
多用されるようになっている。
に走査(スキャニング)して入力していく方式で、図形
からの反射光を読み取りセンサである光電変換素子で電
気信号に変換して入力していく方式である。この走査の
方式には、例えば読み取りセンサをキャリッジに乗せて
機械的に移動させたり多角形のポリゴンミラーを回転さ
せてレーザ光を移動させたりする機械式走査が用いられ
ているが、半導体装置の高性能化によって、最近では例
えば自己走査形のイメージセンサを用いた電子式走査が
多用されるようになっている。
【0005】そして、図形入力装置の中でスキャナにお
いては、読み取り速度を落とさずに如何に高分解能な読
み取りを行うかが課題の1つとなっている。
いては、読み取り速度を落とさずに如何に高分解能な読
み取りを行うかが課題の1つとなっている。
【0006】
【従来の技術】現在でも例えば新聞紙面電送のような大
きな原稿の読み取りの場合には、紙面を円筒に巻き付け
て回しながらレーザ光ビームを移動させていく機械式走
査が採られている。しかし、OAなどの分野では例えば
A4判程度の大きさの原稿を読み取って、例えばファク
シミリ伝送に用いたり電子ファイルに格納したりする場
合が多く、この場合には電子式走査がよく用いられてい
る。
きな原稿の読み取りの場合には、紙面を円筒に巻き付け
て回しながらレーザ光ビームを移動させていく機械式走
査が採られている。しかし、OAなどの分野では例えば
A4判程度の大きさの原稿を読み取って、例えばファク
シミリ伝送に用いたり電子ファイルに格納したりする場
合が多く、この場合には電子式走査がよく用いられてい
る。
【0007】図5は電子式走査の一例の構成図である。
図において、1は光源、4はイメージセンサ、6は光学
系、7は紙送り系である。図5において、原稿5には絵
図や文字が図形として描かれており、紙送り系7によっ
てY方向(紙送り方向)に移動される。この紙送り系7
は例えば回転駆動されるローラなどからなり、原稿5を
挟んで連続送りあるいは間欠送りで紙送りするようにな
っている。
系、7は紙送り系である。図5において、原稿5には絵
図や文字が図形として描かれており、紙送り系7によっ
てY方向(紙送り方向)に移動される。この紙送り系7
は例えば回転駆動されるローラなどからなり、原稿5を
挟んで連続送りあるいは間欠送りで紙送りするようにな
っている。
【0008】光源1は原稿5の表面のX方向(幅方向)
を一様に照射するもので、例えば白色光を発する蛍光灯
や赤い単色光を発光する発光ダイオードアレーなどが用
いられる。そして、原稿5の表面を反射した光が主とし
てレンズからなる光学系6で絞られ、イメージセンサ4
の素子に焦点が結ぶようになっている。
を一様に照射するもので、例えば白色光を発する蛍光灯
や赤い単色光を発光する発光ダイオードアレーなどが用
いられる。そして、原稿5の表面を反射した光が主とし
てレンズからなる光学系6で絞られ、イメージセンサ4
の素子に焦点が結ぶようになっている。
【0009】イメージセンサ4は、例えばホトダイオー
ドアレーやCCDなどの光半導体装置であるが、最近は
自己走査機能に長けているCCDが多用されている。こ
のイメージセンサ4は、数百〜数千個の素子がX方向に
一次元に並んでいる。そして、一方の端から他方の端へ
素子を順次電子的に走査して読み取るようになっている
ので、自己走査形イメージセンサと呼ばれる。
ドアレーやCCDなどの光半導体装置であるが、最近は
自己走査機能に長けているCCDが多用されている。こ
のイメージセンサ4は、数百〜数千個の素子がX方向に
一次元に並んでいる。そして、一方の端から他方の端へ
素子を順次電子的に走査して読み取るようになっている
ので、自己走査形イメージセンサと呼ばれる。
【0010】ところで、イメージセンサ4の中で行われ
る走査は主走査と呼ばれる。この主走査は原稿5のX方
向を何分割するか、つまり1mm当たり(1インチ)何
本の走査線を入れるか、デジタル的に扱う場合には例え
ばドット/インチ(dpi)などで規定され、光学系6
の縮小倍率とイメージセンサ4に配設されている素子の
個数によって決められる。
る走査は主走査と呼ばれる。この主走査は原稿5のX方
向を何分割するか、つまり1mm当たり(1インチ)何
本の走査線を入れるか、デジタル的に扱う場合には例え
ばドット/インチ(dpi)などで規定され、光学系6
の縮小倍率とイメージセンサ4に配設されている素子の
個数によって決められる。
【0011】一方、主走査と主走査のピッチは副走査と
呼ばれる。この副走査は原稿5のY方向を何分割するか
で規定され、主走査の繰り返し時間と原稿5の紙送り速
度によって決められる。換言すれば主走査の繰り返し時
間の間に原稿5がどれだけ紙送りされたかによるもので
ある。そして一般には、例えば、紙送り系7を駆動する
ステッピングモータの駆動パルス信号とか紙送り系7の
ローラの回転角度を計数するコードホイールから発じる
パルス信号などから主走査のタイミングが得られるよう
になっている。
呼ばれる。この副走査は原稿5のY方向を何分割するか
で規定され、主走査の繰り返し時間と原稿5の紙送り速
度によって決められる。換言すれば主走査の繰り返し時
間の間に原稿5がどれだけ紙送りされたかによるもので
ある。そして一般には、例えば、紙送り系7を駆動する
ステッピングモータの駆動パルス信号とか紙送り系7の
ローラの回転角度を計数するコードホイールから発じる
パルス信号などから主走査のタイミングが得られるよう
になっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このようにスキャナに
おける電子式走査においては、主走査の走査速度は、C
CDなどのイメージセンサを用いているのでμ秒単位の
短時間に行うことができ、その走査本数は光学系の縮小
倍率とアレー状に配設された素子の個数で一義的に決め
ることができる。
おける電子式走査においては、主走査の走査速度は、C
CDなどのイメージセンサを用いているのでμ秒単位の
短時間に行うことができ、その走査本数は光学系の縮小
倍率とアレー状に配設された素子の個数で一義的に決め
ることができる。
【0013】一方、スキャナにおける電子式走査の副走
査は、原稿の読み取り時間を落とさずに走査本数を多く
しようとすると、送りピッチをより精度よく保ちながら
紙送り速度を上げることが必要となる。ところが、紙送
りは機械的に行われているので、紙送り速度を上げると
送りピッチの精度が損なわれて、高精細な図形の読み取
りができなくなってくる問題があった。
査は、原稿の読み取り時間を落とさずに走査本数を多く
しようとすると、送りピッチをより精度よく保ちながら
紙送り速度を上げることが必要となる。ところが、紙送
りは機械的に行われているので、紙送り速度を上げると
送りピッチの精度が損なわれて、高精細な図形の読み取
りができなくなってくる問題があった。
【0014】そこで本発明は、複屈折素子と偏光分離素
子を用いて、1回の主走査で2本分の副走査を行い、高
精細な図形を高い副走査密度に読み取りできる図形入力
装置を提供することを目的としている。
子を用いて、1回の主走査で2本分の副走査を行い、高
精細な図形を高い副走査密度に読み取りできる図形入力
装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上で述べた課題は、光源
と、偏光分割素子と、偏光分離素子と、イメージセンサ
を有し、前記光源は、Y方向に移動する原稿の表面をX
方向に照射するものであって、該原稿の表面の2つの照
射面から反射した光線を生じさせるものであり、前記偏
光分割素子は、C軸から45度傾いた入射面と、該入射
面と平行な出射面を有する複屈折物体からなり、前記偏
光分離素子は、1つの光を2つの偏光に分離する誘電体
の多層薄膜を有するものであり、前記イメージセンサは
、複数個の受光素子が配設された自己走査性を有するも
のであり、前記偏光分割素子は、入射面から第一の光学
系を介して縮小されて入射した光線を互いに直交する第
一の偏光にに分割し、かつ該第一の偏光を合成して第二
の偏光となして出射面から出射させるものであり、前記
偏光分離素子は多層薄膜が入射した第二の偏光を第一の
偏光に分離して出射させるものであり、前記イメージセ
ンサは、それぞれが偏光分離素子から出射された第一の
偏光を第二の光学系を介して受光するものであるように
構成された図形入力装置によって解決される。
と、偏光分割素子と、偏光分離素子と、イメージセンサ
を有し、前記光源は、Y方向に移動する原稿の表面をX
方向に照射するものであって、該原稿の表面の2つの照
射面から反射した光線を生じさせるものであり、前記偏
光分割素子は、C軸から45度傾いた入射面と、該入射
面と平行な出射面を有する複屈折物体からなり、前記偏
光分離素子は、1つの光を2つの偏光に分離する誘電体
の多層薄膜を有するものであり、前記イメージセンサは
、複数個の受光素子が配設された自己走査性を有するも
のであり、前記偏光分割素子は、入射面から第一の光学
系を介して縮小されて入射した光線を互いに直交する第
一の偏光にに分割し、かつ該第一の偏光を合成して第二
の偏光となして出射面から出射させるものであり、前記
偏光分離素子は多層薄膜が入射した第二の偏光を第一の
偏光に分離して出射させるものであり、前記イメージセ
ンサは、それぞれが偏光分離素子から出射された第一の
偏光を第二の光学系を介して受光するものであるように
構成された図形入力装置によって解決される。
【0016】
【作用】図形を光学的に読み取るスキャナにおいて、紙
送り速度を落とさないと副走査本数を増やすことが難し
かったのに対して、本発明においては、紙送り速度を落
とさずに副走査本数を倍加するようにしている。
送り速度を落とさないと副走査本数を増やすことが難し
かったのに対して、本発明においては、紙送り速度を落
とさずに副走査本数を倍加するようにしている。
【0017】図4は本発明の原理を説明する模式図であ
る。同図において、偏光分割素子2は複屈折物体でから
なり、C軸に対して45度傾いた入射面2aとこの入射
面2aに平行な出射面2bを設けてある。そして、入射
面2aから入射した2つの光線1a、1bは、それぞれ
紙面に対して垂直方向に偏光した直進する直線偏光(実
線)と、紙面内方向に偏光した屈進する直線偏光(破線
)とにそれぞれ分割される。
る。同図において、偏光分割素子2は複屈折物体でから
なり、C軸に対して45度傾いた入射面2aとこの入射
面2aに平行な出射面2bを設けてある。そして、入射
面2aから入射した2つの光線1a、1bは、それぞれ
紙面に対して垂直方向に偏光した直進する直線偏光(実
線)と、紙面内方向に偏光した屈進する直線偏光(破線
)とにそれぞれ分割される。
【0018】いま、偏光分割素子2として複屈折物体の
ルチル(金紅石)を例にとると、2つの光線1a、1b
の距離Δと、入射面2aと出射面2bの距離つまり偏光
分割素子2の厚みdとの関係が、Δ:d=1:10の関
係にあるとき、光線1aが直進する第一の偏光1cと、
光線1bが屈進する第一の偏光1dとが合成されて第二
の偏光1eとなり、出射面2bから出射される。ただし
、この第二の偏光1eは、第一の偏光1c、1dが同位
相であれば直線偏光であり、光路差があれば楕円偏光で
ある。
ルチル(金紅石)を例にとると、2つの光線1a、1b
の距離Δと、入射面2aと出射面2bの距離つまり偏光
分割素子2の厚みdとの関係が、Δ:d=1:10の関
係にあるとき、光線1aが直進する第一の偏光1cと、
光線1bが屈進する第一の偏光1dとが合成されて第二
の偏光1eとなり、出射面2bから出射される。ただし
、この第二の偏光1eは、第一の偏光1c、1dが同位
相であれば直線偏光であり、光路差があれば楕円偏光で
ある。
【0019】従って、2つの光線1a、1bを原稿5の
2つの照射面5a、5bから反射してくる光に対応させ
、さらに2つの照射面5a、5bの距離をY方向の副走
査の1/2のピッチになるように光学系6を選んでΔを
決め、d=10Δとなるようにdを決めれば、原稿5の
上のY方向の2つの位置をつまりは2倍の密度で同時に
読み取ることができることになる。
2つの照射面5a、5bから反射してくる光に対応させ
、さらに2つの照射面5a、5bの距離をY方向の副走
査の1/2のピッチになるように光学系6を選んでΔを
決め、d=10Δとなるようにdを決めれば、原稿5の
上のY方向の2つの位置をつまりは2倍の密度で同時に
読み取ることができることになる。
【0020】以上述べたように、本発明によれば、入射
面2aから入射した光線1a、1bが偏光して第一の偏
光1c、1dとなり、さらに合成されて出射面2bから
出射した第二の偏光1eは、図示してないが、偏光分離
素子によって再び2つの第一の偏光1c、1dに分離さ
れて、それぞれがイメージセンサに受光される。そして
、イメージセンサが自己走査性をもっていれば、X方向
の1回の主走査でY方向の2本分の副走査が可能となる
。
面2aから入射した光線1a、1bが偏光して第一の偏
光1c、1dとなり、さらに合成されて出射面2bから
出射した第二の偏光1eは、図示してないが、偏光分離
素子によって再び2つの第一の偏光1c、1dに分離さ
れて、それぞれがイメージセンサに受光される。そして
、イメージセンサが自己走査性をもっていれば、X方向
の1回の主走査でY方向の2本分の副走査が可能となる
。
【0021】
【実施例】図1は本発明の一実施例の構成を示す斜視図
、図2は副走査ピッチの説明図、図3は本発明の他の実
施例の構成を示す斜視図である。図において、1は光源
、1a、1bは光線、1c、1dは第一の偏光、1eは
第二の偏光、2は偏光分割素子、2aは入射面、2bは
出射面、3は偏光分離素子、3aは多層薄膜、4はイメ
ージセンサ、5は原稿、5a、5bは照射面、6aは第
一の光学系、6bは第二の光学系である。
、図2は副走査ピッチの説明図、図3は本発明の他の実
施例の構成を示す斜視図である。図において、1は光源
、1a、1bは光線、1c、1dは第一の偏光、1eは
第二の偏光、2は偏光分割素子、2aは入射面、2bは
出射面、3は偏光分離素子、3aは多層薄膜、4はイメ
ージセンサ、5は原稿、5a、5bは照射面、6aは第
一の光学系、6bは第二の光学系である。
【0022】実施例:1
図1において、光源1は紙送り系7によってY方向(紙
送り方向)に移動する原稿5のX方向(幅方向)を一様
に照射する線光源であり、例えば蛍光灯などが用いられ
る。そして、照射された原稿5の2つの照射面5a、5
bからそれぞれ2つの光線1a、1bが反射するように
、2本の細隙6cを通り、例えばX方向に長い蒲鉾形の
レンズからなる第一の光学系6aを介して偏光分割素子
2に入射されるようになっている。
送り方向)に移動する原稿5のX方向(幅方向)を一様
に照射する線光源であり、例えば蛍光灯などが用いられ
る。そして、照射された原稿5の2つの照射面5a、5
bからそれぞれ2つの光線1a、1bが反射するように
、2本の細隙6cを通り、例えばX方向に長い蒲鉾形の
レンズからなる第一の光学系6aを介して偏光分割素子
2に入射されるようになっている。
【0023】偏光分割素子2は、複屈折性をもった光学
材料いわゆる複屈折物体例えばルチル(金紅石)が用い
られ、C軸に対して45度をなし厚みdの薄板状に光学
研磨されている。この偏光分割素子2の一方の面は入射
面2a、その入射面2aと平行に対向する他方の面が出
射面2bとなっている。
材料いわゆる複屈折物体例えばルチル(金紅石)が用い
られ、C軸に対して45度をなし厚みdの薄板状に光学
研磨されている。この偏光分割素子2の一方の面は入射
面2a、その入射面2aと平行に対向する他方の面が出
射面2bとなっている。
【0024】いま、第一の光学系6aを介して2つの光
線1a、1bが入射面2aに入射すると、光線1aは紙
面の垂直方向に偏光した第一の偏光1cが直進する。そ
れに対して、光線1bは紙面内に平行な方向に偏光した
第一の偏光1dが屈進する。そして、第一の偏光1c、
1dは出射面2bで合成されて第二の偏光1eとなり偏
光分離素子3に導光されるようになっている。この第二
の偏光1eは、第一の偏光1c、1dが同位相であれば
直線偏光であり、位相に光路差があれば楕円偏光となっ
ている。
線1a、1bが入射面2aに入射すると、光線1aは紙
面の垂直方向に偏光した第一の偏光1cが直進する。そ
れに対して、光線1bは紙面内に平行な方向に偏光した
第一の偏光1dが屈進する。そして、第一の偏光1c、
1dは出射面2bで合成されて第二の偏光1eとなり偏
光分離素子3に導光されるようになっている。この第二
の偏光1eは、第一の偏光1c、1dが同位相であれば
直線偏光であり、位相に光路差があれば楕円偏光となっ
ている。
【0025】偏光分離素子3は、例えばTiO2 とか
SiO2 などの誘電体の多層薄膜3aがガラスのブロ
ックに真空蒸着などによって設けられたもので、一方の
偏光は多層薄膜3aを透過し、他方の偏光は多層薄膜3
aを反射して2つの偏光に分離するようになっている。 すなわち、偏光分離素子3によって、第一の偏光1c、
1dが合成されてなる第二の偏光1eが、再び第一の偏
光1cと第一の偏光1dとに分離されるもので、こゝで
は、紙面の垂直方向に偏光した第一の偏光1cが多層薄
膜3aを透過して直進し、紙面内に平行な方向に偏光し
た第一の偏光1dが反射する。
SiO2 などの誘電体の多層薄膜3aがガラスのブロ
ックに真空蒸着などによって設けられたもので、一方の
偏光は多層薄膜3aを透過し、他方の偏光は多層薄膜3
aを反射して2つの偏光に分離するようになっている。 すなわち、偏光分離素子3によって、第一の偏光1c、
1dが合成されてなる第二の偏光1eが、再び第一の偏
光1cと第一の偏光1dとに分離されるもので、こゝで
は、紙面の垂直方向に偏光した第一の偏光1cが多層薄
膜3aを透過して直進し、紙面内に平行な方向に偏光し
た第一の偏光1dが反射する。
【0026】そして、第一の偏光1c、1dは、それぞ
れ第二の光学系6bを介して縮小されてイメージセンサ
4に入射される。このイメージセンサ4は受光素子4a
がX方向にアレー状に配設されたホトダイオードアレー
とかCCDなどからなり、自己走査機能を持っているの
で、いわゆる主走査はイメージセンサ4自体で行われる
。この主走査の走査本数は、dpiで表せばイメージセ
ンサ4に配設される受光素子4aの1個が1ドットに対
応するので、受光素子4aの数を多くすれば大きくする
ことができる。高精細な図形を読み取る場合には、例え
ば原稿5の上で 400dpi、つまり約16ドット/
mmの細かい解像度で分解されている。
れ第二の光学系6bを介して縮小されてイメージセンサ
4に入射される。このイメージセンサ4は受光素子4a
がX方向にアレー状に配設されたホトダイオードアレー
とかCCDなどからなり、自己走査機能を持っているの
で、いわゆる主走査はイメージセンサ4自体で行われる
。この主走査の走査本数は、dpiで表せばイメージセ
ンサ4に配設される受光素子4aの1個が1ドットに対
応するので、受光素子4aの数を多くすれば大きくする
ことができる。高精細な図形を読み取る場合には、例え
ば原稿5の上で 400dpi、つまり約16ドット/
mmの細かい解像度で分解されている。
【0027】それに対して、Y方向の副走査のdpiは
、原稿5全体の読み取り時間に関係するので、主走査よ
りも粗くなっているのが一般的である。しかし、こゝで
は、Y方向の副走査も主走査と同じ 400dpiで走
査する場合についてみる。
、原稿5全体の読み取り時間に関係するので、主走査よ
りも粗くなっているのが一般的である。しかし、こゝで
は、Y方向の副走査も主走査と同じ 400dpiで走
査する場合についてみる。
【0028】まず、原稿5の上の照射面5a、5bの距
離は、1/400インチつまり 2.5mインチ(=6
3.5μm) となる。この照射面5a、5bで反射し
た光線1a、1bが第一の光学系6aを介して偏光分割
素子2の入射面2aに入る光線1aと光線1bの距離Δ
は、第一の光学系6aの調整によって任意に決めること
ができる。また、入射面2aと出射面2bの距離つまり
素子の厚みdは、d=10Δにすればよい。 Δが照射面5a、5bの距離と同じであれば、偏光分割
素子2の厚みdは 635μmとなる。しかし、実際に
は第一の光学系6aによってΔが縮小されれば、縮小倍
率が掛かった厚みとなる。
離は、1/400インチつまり 2.5mインチ(=6
3.5μm) となる。この照射面5a、5bで反射し
た光線1a、1bが第一の光学系6aを介して偏光分割
素子2の入射面2aに入る光線1aと光線1bの距離Δ
は、第一の光学系6aの調整によって任意に決めること
ができる。また、入射面2aと出射面2bの距離つまり
素子の厚みdは、d=10Δにすればよい。 Δが照射面5a、5bの距離と同じであれば、偏光分割
素子2の厚みdは 635μmとなる。しかし、実際に
は第一の光学系6aによってΔが縮小されれば、縮小倍
率が掛かった厚みとなる。
【0029】こうして、Y方向の副走査を 400dp
iで走査する場合には、 2.5mインチピッチで2本
ずつ同時に走査される。従って、図2に示したように副
走査の読み取り間隔は、 5.0mインチピッチで走査
すればよい。 つまり換言すれば、照射面5a、5bの距離は、Y方向
の副走査本数の奇数倍の2分の1に決めてやればよいこ
とになる。
iで走査する場合には、 2.5mインチピッチで2本
ずつ同時に走査される。従って、図2に示したように副
走査の読み取り間隔は、 5.0mインチピッチで走査
すればよい。 つまり換言すれば、照射面5a、5bの距離は、Y方向
の副走査本数の奇数倍の2分の1に決めてやればよいこ
とになる。
【0030】実施例:2
図3において、光源1が例えばポリゴンミラーなどによ
ってX方向に走査されているので、原稿5の照射面5a
、5bがスポット状に移動し、それにつれて光線1a、
1bが偏光分割素子2の入射面2aを走査するようにな
っている。 そうすると、偏光分割素子2で分割された第一の偏光1
c、1dが合成されて出射面2bから出射する第二の偏
光1eは1本の光ビームになっている。
ってX方向に走査されているので、原稿5の照射面5a
、5bがスポット状に移動し、それにつれて光線1a、
1bが偏光分割素子2の入射面2aを走査するようにな
っている。 そうすると、偏光分割素子2で分割された第一の偏光1
c、1dが合成されて出射面2bから出射する第二の偏
光1eは1本の光ビームになっている。
【0031】従って、第二の偏光1eが偏光分離素子3
で分離された第一の偏光1c、1dを受光するイメージ
センサ4は自己走査機能を持たない単体の受光素子4a
でよい。 また、偏光分割素子2はX方向に長い必要がなく、第一
の光学系6aを適当に選べはΔを小さして素子の厚みd
も小さくできるので、偏光分割素子2自体を小さくする
ことができ、同様にして偏光分離素子3も小さくできる
。 従って、図形入力装置のスキャナを小型に構成すること
ができる。
で分離された第一の偏光1c、1dを受光するイメージ
センサ4は自己走査機能を持たない単体の受光素子4a
でよい。 また、偏光分割素子2はX方向に長い必要がなく、第一
の光学系6aを適当に選べはΔを小さして素子の厚みd
も小さくできるので、偏光分割素子2自体を小さくする
ことができ、同様にして偏光分離素子3も小さくできる
。 従って、図形入力装置のスキャナを小型に構成すること
ができる。
【0032】原稿を 400dpiの副走査で読み取る
ことは一例であって、どのような副走査密度で読み取る
かは任意に決めることができるので、それに応じてこゝ
で例示した数値には、種々の変形が可能である。
ことは一例であって、どのような副走査密度で読み取る
かは任意に決めることができるので、それに応じてこゝ
で例示した数値には、種々の変形が可能である。
【0033】
【発明の効果】スキャナにおける原稿の読み取り時間を
落とさずに走査密度を上げようとすると、従来は送りピ
ッチをより精度よく保ちながら紙送り速度を上げること
が必要であったのに対して、本発明によれば、紙送り速
度を変えずに副走査の密度を倍加することができる。
落とさずに走査密度を上げようとすると、従来は送りピ
ッチをより精度よく保ちながら紙送り速度を上げること
が必要であったのに対して、本発明によれば、紙送り速
度を変えずに副走査の密度を倍加することができる。
【0034】従って、例えば光ファイリングシステムな
どにおいて、高精細な図形を読み取ったり、大きな図面
を縮小して読み取ったりする際に、読み取り時間を落と
さずに副走査密度を増やすことに対して、本発明は大き
な効果を発揮する。
どにおいて、高精細な図形を読み取ったり、大きな図面
を縮小して読み取ったりする際に、読み取り時間を落と
さずに副走査密度を増やすことに対して、本発明は大き
な効果を発揮する。
【図1】 本発明の一実施例の構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】 副走査ピッチの説明図である。
【図3】 本発明の他の実施例の構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】 本発明の原理を説明する模式図である。
【図5】 電子式走査の一例の構成図である。
1 光源 1a、1
b 光線 1c、1d 第
一の偏光 1e 第二の偏光 2 偏光分割素子 2a 入射面
2b 出射面 3 偏光分離素子 3a 多層薄膜
4 イメージセンサ
b 光線 1c、1d 第
一の偏光 1e 第二の偏光 2 偏光分割素子 2a 入射面
2b 出射面 3 偏光分離素子 3a 多層薄膜
4 イメージセンサ
Claims (4)
- 【請求項1】 光源(1) と、偏光分割素子(2)
と、偏光分離素子(3) と、2つのイメージセンサ
(4) を有し、前記光源(1) は、Y方向に移動す
る原稿(5) の表面をX方向に照射するものであって
、該原稿(5) の表面の2つの照射面 (5a、5b
)から反射した光線 (1a、1b) を生じさせるも
のであり、前記偏光分割素子(2) は、C軸から45
度傾いた入射面(2a)と、該入射面(2a)と平行な
出射面(2b)を有する複屈折物体からなり、前記偏光
分離素子(3) は、1つの光を2つの偏光に分離する
誘電体の多層薄膜(3a)を有するものであり、前記イ
メージセンサ(4) は、複数個の受光素子(4a)が
配設された自己走査性を有するものであり、前記偏光分
割素子(2) は、入射面(2a)から第一の光学系(
6a)を介して入射した前記光線 (1a、1b) を
互いに直交する第一の偏光 (1c、1d) に分割し
、かつ該第一の偏光 (1c、1d) を合成して第二
の偏光(1e)となして出射面(2b)から出射させる
ものであり、前記偏光分離素子(3) は、多層薄膜(
3a)が入射した前記第二の偏光(1e)を前記第一の
偏光 (1c、1d) に分離して出射させるものであ
り、前記イメージセンサ(4) は、それぞれが前記偏
光分離素子(3) から出射された第一の偏光 (1c
、1d) を第二の光学系(6b)を介して受光するも
のであることを特徴とする図形入力装置。 - 【請求項2】 前記原稿(5) の表面の2つの照射
面 (5a、5b) の距離が、Y方向の副走査本数の
奇数倍の2分の1である請求項1記載の図形入力装置。 - 【請求項3】 前記偏光分割素子(2) は、ルチル
(金紅石)からなり、かつ入射面(2a)と出射面(2
b)を隔てる素子の厚みdが、前記原稿(5) の表面
の2つの照射面 (5a、5b) の距離Δの10倍で
ある請求項2記載の図形入力装置。 - 【請求項4】 前記光源(1) は、スポット状をな
して前記原稿(5)をX方向に走査するものであり、前
記イメージセンサ(4) は、単一の受光素子(4a)
からなる請求項1記載の図形入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP91102A JPH04249968A (ja) | 1991-01-07 | 1991-01-07 | 図形入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP91102A JPH04249968A (ja) | 1991-01-07 | 1991-01-07 | 図形入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04249968A true JPH04249968A (ja) | 1992-09-04 |
Family
ID=11464734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP91102A Withdrawn JPH04249968A (ja) | 1991-01-07 | 1991-01-07 | 図形入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04249968A (ja) |
-
1991
- 1991-01-07 JP JP91102A patent/JPH04249968A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |