JPH04248645A - キャッシュメモリ - Google Patents

キャッシュメモリ

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Publication number
JPH04248645A
JPH04248645A JP3014315A JP1431591A JPH04248645A JP H04248645 A JPH04248645 A JP H04248645A JP 3014315 A JP3014315 A JP 3014315A JP 1431591 A JP1431591 A JP 1431591A JP H04248645 A JPH04248645 A JP H04248645A
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JP
Japan
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logical
logical address
cache memory
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Withdrawn
Application number
JP3014315A
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English (en)
Inventor
Hidenobu Ota
大田 秀信
Takeshi Kitahara
毅 北原
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキャッシュメモリ、特に
、主記憶装置と、複数のデータ処理装置とをシステムバ
ス上で接続したコンピュータシステムにおける少なくと
もデータ処理装置(CPU) に内蔵されるキャッシュ
メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のデータ処理装置の高速化の要求に
従い、主記憶装置へのデータアクセスの高速化が要求さ
れてきている。このため、キャッシュメモリ内蔵のデー
タ処理装置が提供されており、またキャッシュ・サイズ
の拡大化が行われている。
【0003】上述のキャッシュメモリ構成としては、論
理アドレスによって参照される論理キャッシュメモリと
、物理アドレスによって参照される物理キャッシュメモ
リとがある。論理キャッシュメモリはアドレス変換テー
ブル(TLB)とキャッシュメモリを並行してアクセス
できるので高速である。これに対して、物理キャッシュ
メモリは物理アドレスで引くためにキャッシュメモリに
アクセスする前にTLBを引く必要がでてくる。このた
め、物理キャッシュメモリは例えばパイプラインの段数
増加、引いては分岐命令の実行クロック数の増加等から
論理アドレス入力からデータ出力までのアクセスタイム
が大きくなり、キャッシュメモリを大容量にできない。
【0004】他方、コンピュータシステムの性能を上げ
るために、図9に示すように、1個のデータ処理装置で
はなく複数個使用するマルチプロセッサ構成が増加して
きている。図2においては、A,B,…はデータ処理装
置、Xは主記憶装置であり、これらはシステムバスLに
よって相互に結合されている。つまり、データ処理装置
A,B,…は主記憶装置Xを共有している。このような
構成をとるコンピュータシステムで、データ処理装置た
とえばAにキャッシュメモリを内蔵しているものを使用
している場合、他のデータ処理装置Bが書き込みをして
内容が変わってしまった主記憶領域の古いデータを内蔵
キャッシュメモリに持っていても意味がないため、内蔵
キャッシュメモリと主記憶の一貫性を保つ機能は不可欠
である。このような内蔵キャッシュメモリと主記憶装置
の一貫性を保つために従来からアドレスモニタと呼ばれ
る機能がある。これは主記憶装置がつながっているシス
テムバスを監視する機構で、他のバスマスタが主記憶装
置に対して書き込み信号を出したら、システムバス上に
のっているアドレスをCPU内に取込みこのアドレスと
内蔵キャッシュメモリのタグ部の内容を比較し、もし一
致したら内蔵キャッシュメモリの対応する領域を無効化
することにより主記憶装置と内蔵キャッシュメモリとの
一貫性を保持するというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、システ
ムバス上のアドレスというのは物理アドレスである。一
方、論理アドレスで参照するキャッシュのタグ部には論
理アドレスが登録されている。従って、このままではシ
ステムバス上のアドレスとキャッシュメモリのタグ部に
登録されているアドレスを比較しても意味がない。この
ため、アドレスモニタ方式は物理キャッシュメモリでし
かサポートできないという課題がある。また、物理キャ
ッシュ構成でも、キャッシュメモリのセットアドレスと
して論理アドレスのオフセット部以外のセットを使うと
論理アドレスと物理アドレスが異なる場合、正常にアク
セスできなくなるため、キャッシュメモリの1ウェイ当
たりの容量は2のオフセットビットのべき乗となってい
た(オフセット部が12ビットのときは212=409
6バイト=4Kバイト)。
【0006】なお、他のデータ処理装置により主記憶装
置上の共有領域が書き換えられるシステムにおいて、論
理キャッシュメモリ構成をとるものはソフトウェアによ
りキャッシュメモリを全パージ(無効)にすることによ
り主記憶との一貫性をとることもできるが性能低下につ
ながる。他方、物理キャッシュ構成にすると、この全パ
ージによる性能低下はない。
【0007】従って、本発明の目的は、セットアドレス
として論理アドレスのオフセット部以外も使用する大容
量の論理キャッシュメモリ構成をとりながら、アドレス
モニタ機能により主記憶装置との一貫性を保持すること
が可能なキャッシュメモリを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの手段は図1に示される。すなわち、論理アドレスバ
ッファ1は、アクセスしようとする論理アドレスを保持
するものであって、mビットは論理アドレスLAのオフ
セット部の一部でアドレス変換を行っても変化しない領
域、nビットはアドレス変換により物理アドレスと論理
アドレスで異なる可能性のあるビットである。データ部
3はアクセスすべき論理アドレスLAのオフセット部の
一部分mビット及びオフセット部以外の一部分nビット
のセットアドレスで選択される。論理アドレスLA、こ
の論理アドレスに対応する物理アドレスPA、2つのア
ドレスの有効を示す有効ビットVを登録するN個のセッ
トアソシィアティブのタグ部2−1〜2−Nはオフセッ
ト部の一部分mビットによるセットアドレスで選択され
る(但し、N=2n )。セレクタ4はオフセット部以
外の一部分nビットによりタグ部2−1〜2−Nの1つ
を選択する。この結果、選択されたタグ部に登録された
論理アドレスとこれに対応するアクセスすべき論理アド
レスの部分とが第1の比較器5によって比較される。ま
た、外部の物理アドレスEAと各タグ部2−1〜2−N
に登録された物理アドレスとを比較するN個の第2の比
較器6−1〜6−Nが設けられている。アドレス変換テ
ーブル7は論理アドレスと物理アドレスとの変換対を登
録し、第3の比較器8はアドレス変換テーブル7に登録
されている論理アドレスとアクセスすべき論理アドレス
とを比較する。そして、第2の比較器(6−1〜6−N
)の比較結果により対応タグ部2−1〜2−Nの有効ビ
ットVを操作するようにしたものである。つまり、本発
明に係るキャッシュメモリは論理キャッシュメモリ構成
と物理キャッシュメモリ構成とを兼ね備えたものである
【0009】
【作用】通常のアクセスとしてリードアクセスは、セレ
クタ4で選択されるタグ部たとえば2−1の中でmビッ
トで選択される論理アドレスとアクセスされる論理アド
レス(LAバッファ1)とが比較器5により比較される
。この時同時に、(m+n)ビットをセットアドレスと
してデータ部3がアクセスされている。この結果、キャ
ッシュヒットならばデータ部のデータが返され、もし、
キャッシュミスならばキャッシュメモリのタグ部2−1
を引くのと同時に TLB7も引いているのでアクセス
すべき論理アドレス(LAバッファ1)に対する物理ア
ドレスが求まるので、これを使用して外部の主記憶装置
(図示せず)をアクセスする。主記憶装置から対応する
データが返ってきたら論理アドレス(LAバッファ1)
をキャッシュミスしたセットの論理アドレス部へ、また
主記憶装置へのアクセスに使用した物理アドレスを前記
セットの物理アドレス部へ登録する。同時に前記セット
の有効ビットを有効にする。
【0010】通常のアクセスとしてのライトアクセスは
たとえばライトスルー方式で行われる。すなわち、リー
ドアクセスの場合と同様に論理アドレス(LAバッファ
1)のmビットをセットアドレスとしてN個のタグ部2
−1〜2−Nを引き、セレクタ4で選択されるタグ部に
登録されている論理アドレスとアクセスすべき論理アド
レス(LAレジスタ1)とを比較する。この結果、キャ
ッシュヒットしたらライトデータを主記憶装置に書き込
むのと同時に論理アドレスの(LAバッファ1)の(m
+n)をセットアドレスとするデータ部3にも書き込む
ことになる。他方、キャッシュミスの場合は主記憶装置
のみへの書き込みとなる。そのとき必要となる物理アド
レスはリードアクセスの場合と同様に、タグ部2−1〜
2−Nを引くのと同時に TLB7を引く。そこから得
られる物理アドレスとLAバッファ1の論理アドレスの
オフセット部を組み合わせて論理アドレス(LAバッフ
ァ1)に対する物理アドレスを求める。そして外部にラ
イトデータと合わせて出力することにより主記憶装置へ
書き込むことになる。
【0011】また、外部からの物理アドレスをモニタし
、タグ部2−1〜2−Nに登録されている物理アドレス
と比較する。この結果、一致していればそのセットの有
効ビットを無効することでアドレスモニタ機構がサポー
トされる。
【0012】
【実施例】図2は本発明に係るキャッシュメモリの一実
施例を示すブロック回路図である。図2において、1は
論理アドレス(LA)バッファ、2−1,2−2はキャ
ッシュメモリのタグ部、3はキャッシュメモリのデータ
部である。4はセレクタであるが、タグ部2−1,2−
2が2つであるので1つのインバータで構成される。5
はアクセスすべき論理アドレスとタグ部に登録されて論
理アドレスとを比較する論理アドレス比較器、6−1,
6−2はシステムバスL上の物理アドレスとタグ部に登
録されている物理アドレスとを比較する外部アドレス比
較器である。
【0013】また、7はアドレス変換テーブル(TLB
) 、8はアクセスすべき論理アドレスとTLB7に登
録されている論理アドレスとを比較するTLB比較器、
9は TLB7の物理アドレスとLAバッファ1のオフ
セット部とによって形成された物理アドレスを格納する
物理アドレス(PA)バッファである。
【0014】10は主記憶装置Xから読出されたリード
データを格納するリードデータバッファである。
【0015】11はバス制御部であって、たとえば、主
記憶装置Xへのリード要求信号、ライト要求信号、シス
テムバスL上のアドレスモニタオン信号を授受するもの
である。12はアドレス入出力制御部、13はデータ入
出力制御部である。
【0016】14−1,14−2は各タグ部2−1,2
−2の有効ビットVを操作する有効ビット操作部である
【0017】15は実行部18からのライトデータを格
納するライトデータバッファ、16はシステムバスL上
の物理アドレスを格納する外部アドレス(EA)バッフ
ァである。17は内部データバスである。
【0018】図2のキャッシュメモリは、次の条件で構
成する。■  論理アドレスLAは32ビットであり、
そのオフセット部はLA(11:0)の12ビットであ
る。 ■  内蔵キャッシュメモリのブロックサイズは16バ
イトである。 ■  内蔵キャッシュメモリの構成はダイレクトマッピ
ングである。 ■  内蔵キャッシュメモリのサイズは8Kバイトであ
る。 上記の条件より内蔵キャッシュメモリのセットアドレス
mビットはLA(11:4)、mビットはLA(12)
を使用することになる。
【0019】また、アクセスすべき論理アドレス(LA
)がH′00002000であり、アドレス変換により
物理アドレス(PA)がH′00003000になるよ
うなアドレスについて考える。また、このアドレスにつ
いてはすでに TLB7に登録されているものとして説
明する。なお、 TLB7に登録すること自体は本発明
には直接関係ないため省略する。
【0020】以下、図2の回路動作を説明する。 キャッシュリード時(キャッシュヒットの場合)図3の
タイミング図を参照して説明する。実行部18から論理
アドレスLA=H′00002000(16進表示)に
ついてリード要求があるとその論理アドレスは図3(a
)に示すごとくLAバッファ1に保持される。なお、図
3(b)に示すごとく、アクセスすべき論理アドレスと
 TLB7に登録された論理アドレスとが比較器8によ
って比較され、また、この比較結果がヒットしたときに
は、図3(d)に示すごとく、物理アドレスバッファ9
にH′3000が格納されるが、本動作例では関係ない
【0021】また、同時に、LA(11:4)=H′0
00 をセットアドレスとしてタグ部2−1,2−2の
両方についてアクセスする。LA(12)=“0”であ
るのでタグ部2−1が有効となり、タグ部2−1の有効
ビットが“1”であれば、タグ部2−1に登録されてい
たアドレス(タグ部2−1のLA(31:13))とL
Aバッファ1のLA(31:13)が比較器5で比較さ
れる。図3(c)に示すごとく、この比較結果がヒット
であれば、データ部3からLA(12:4)をセットア
ドレスとして読み出されるデータが図3(e)に示すご
とく内部データバス17を介して実行部18へ返され、
要求されたリード要求に対する処理は終了する。
【0022】このように、実行部18がキャッシュメモ
リを論理アドレスによりリードする場合に、この論理ア
ドレスがキャッシュメモリのタグ部2−1あるいは2−
2の論理アドレスにヒットかつ論理アドレスの有効ビッ
トが有効のときは、キャッシュメモリのデータ部3より
データをリードすることになる。
【0023】キャッシュリード時(キャッシュミスの場
合) 図4のタイミング図を参照して説明する。実行部18か
ら論理アドレスLA=H′00002000(16進表
示)についてリード要求があるとその論理アドレスは図
4(a)に示すごとくLAバッファ1に保持される。こ
のとき、図4(b)に示すごとく、アクセスすべき論理
アドレスと TLB7に登録された論理アドレスとが比
較器8によって比較され、また、この比較結果がヒット
したときには、図4(d)に示すごとく、物理アドレス
バッファ9にH′3000が格納される。
【0024】また、同時に、LA(11:4)=H′0
00 をセットアドレスとしてタグ部2−1,2−2の
両方についてアクセスする。LA(12)=“0”であ
るのでタグ部2−1が有効となるが、たとえば有効ビッ
トが“0”であれば、タグ部2−1の論理アドレスの値
に関係なく、比較器5は動作せず、従って、キャッシュ
ミスとなる。また、たとえ有効ビットが“1”であって
も、タグ部2−1に登録されていたアドレスLA(31
:13)とLAバッファ1のLA(31:13)とが異
なれば、比較器5で不一致となり、キャッシュミスとな
る。つまり、キャッシュミスは図4(c)のごとくなる
【0025】このとき、上述のごとく、タグ部2−1,
2−2を引くのと同時に TLB7もアクセスされてお
り、 TLB7にはたとえば論理アドレスH′0000
2 ×××に対する物理アドレスH′00003 ××
×が登録されているため比較器8はTLBヒットとなり
 TLB7の物理アドレス部からPAバッファ9に物理
アドレス(31:12)が入力され、LAバッファ1の
LA(11:0)と合わせて物理アドレス(31:0)
が生成されている。従って、キャッシュミスであれば、
アドレス入出力制御部12は、図4(e)に示すごとく
、PAバッファ9の物理アドレスをシステムバス17へ
出力するように制御し、バス制御部11はシステムバス
Lへリード要求を出す。これにより、主記憶装置Xから
PAバッファ9の物理アドレスに対するデータとともに
キャッシュメモリに登録するために残りの12バイトの
データも順次リードデータバッファ10へ返される。こ
のとき、図4(f)に示すごとく、データ入出力制御部
13はシステムバスLからリードデータバッファ10へ
データ出力するようになっており、主記憶装置から返さ
れるデータはリードデータバッファ10を介してデータ
部3へ出力される。この結果、データ部3は、図4(g
)に示すごとく、キャッシュメモリに登録する16バイ
トが揃ったところでデータを書き込む。
【0026】他方、このとき、LAバッファ1のLA(
31:13)とPAバッファ9のPA(31:12)が
タグ部2−1の対応するセットのタグ部のLA部とPA
部に登録され、有効ビットも図示しない手段によって有
効とされる。このあと、LAバッファ1に保持されてい
る論理アドレスでキャッシュメモリのタグ部2−1,2
−2を引くとキャッシュヒットすることになり、既に述
べたキャッシュヒット時の動作により対応するデータが
実行部18へ返される。
【0027】このように、実行部18がキャッシュメモ
リを論理アドレスによりリードする場合に、この論理ア
ドレスが該キャッシュメモリのタグ部の論理アドレスに
ヒットしないときもしくは該論理アドレスの有効ビット
が無効のときは TLB7から該論理アドレス対応の物
理アドレスをリードして該物理アドレスにより主記憶装
置Xのデータをリードすると共に該データをキャッシュ
メモリのデータ部3にライトし該論理アドレス対応の物
理アドレス、有効ビットを更新、有効化することになる
【0028】ライト時(キャッシュヒットの場合)図5
のタイミング図を参照して説明する。たとえば、論理ア
ドレスH′00002000にH′12345678を
書き込む場合を考える。この場合、実行部18は、図5
(a)に示すごとくLAバッファ1にH′000020
00を保持する。リード時と同様に TLB7とタグ部
2−1,2−2を引く。
【0029】すなわち、図5(b)に示すごとく、アク
セスすべき論理アドレスと TLB7に登録された論理
アドレスとが比較器8によって比較され、また、この比
較結果がヒットしたときには、図5(d)に示すごとく
、物理アドレスバッファ9にH′3000が格納される
。また、同時に、LA(11:4)=H′000 をセ
ットアドレスとしてタグ部2−1,2−2の両方につい
てアクセスする。LA(12)=“0”であるのでタグ
部2−1が有効となり、タグ部2−1の有効ビットが“
1”であれば、タグ部2−1に登録されていたアドレス
(タグ部2−1のLA(31:13))とLAバッファ
1のLA(31:13)が比較器5で比較される。図5
(c)に示すごとく、この比較結果がヒットであれば、
図5(e)に示すごとく、次のサイクルに実行部18か
らライトデータバッファ15に書き込みデータが出力さ
れ、この結果、データ入出力部13は、図5(g)に示
すごとく、書き込みデータをシステムバスLに出力する
。また、上述のごとく、PAバッファ9にはアクセスす
べき物理アドレスが既に入っているので、図5(f)に
示すごとく、アドレス入出力制御部12はこれをシステ
ムバスLに出力する。さらに、実行部18はバス制御部
11にライト要求を出力し、この結果、図5(h)に示
すごとく、主記憶装置Xへ書き込みが行われる。
【0030】また同時に、図5(i)に示すごとく、L
Aバッファ1のLA(12:4)=H′000 で指定
されるデータ部3のセットの該当部に内部データバス1
7に乗っているH′12345678が書き込まれる。 なお、データ部3ブロックサイズは16バイトであるか
ら他の12バイトについては何もしない。
【0031】このように、論理アドレスによりライトす
る場合に、該論理アドレスが該キャッシュメモリのタグ
部の論理アドレスにヒットかつ該論理アドレスの有効ビ
ットが有効のときはキャッシュメモリのデータ部3にデ
ータをライトすると共に TLB7から該論理アドレス
対応の物理アドレスをリードして該物理アドレスにより
前記主記憶装置にデータをライトする。
【0032】ライト時(キャッシュミスの場合)図6の
タイミング図に示すように、図5のタイミング図と異な
り、キャッシュメモリへの書き込みは行わず、主記憶装
置Xへの書き込みのみ行う。つまり、キャッシュミス状
態はそのまま保持し、キャッシュリード時にキャッシュ
ミスが再び生じた場合に、上述の方法でキャッシュメモ
リの書き込みを行えばよいからである。
【0033】このように、論理アドレスでライトする場
合に、この論理アドレスがキャッシュメモリのタグ部2
−1,2−2の論理アドレスにヒットしないときもしく
は論理アドレスの有効ビットが無効のときは TLB7
から論理アドレス対応の物理アドレスをリードしてこの
物理アドレスにより主記憶装置に対してのみデータを書
き込む。
【0034】アドレスモニタ時 図7のタイミング図を参照して説明する。すなわち、図
7(a)に示すごとく、システムバスLに接続されてい
る他のデータ処理装置(たとえば図9のB)がバス権を
もっているときは、アドレス入出力制御部12はシステ
ムバスLからCPU内部へのバスが有効になっており、
図7(c)に示すごとく、EAバッファ16にはシステ
ムバスLのアドレスが保持される。この結果、EAバッ
ファ16のEA(11:4)をセットアドレスとして指
定されるタグ部2−1,2−2の物理アドレス部に登録
されているPA(31:12)とEA(31:12)が
比較器6−1,6−2により比較される。この比較結果
が、図7(d)に示すごとく、一致(ヒット)であれば
、有効ビット操作部14−1,14−2において、アド
レスモニタオン信号と論理積を取って有効ビットを“0
”にする。上述のアドレスモニタオン信号は図9におい
てバス権を持っている他のデータ処理装置たとえばBが
主記憶装置Xについて書き込み要求を出したときにアサ
ートされる。今図7 (a), (b)に示すように、
データ処理装置Bが主記憶装置XのH′0000300
0にライト要求を出したとすると、図7(c)に示すE
Aバッファ16を通じてタグ部2−1,2−2のセット
アドレスH′00で指定されるタグ部PA(31:12
)とEA(31:12)=H′00003 とが比較器
6−1,6−2で比較される。2の比較結果が不一致(
ミス)であればキャッシュメモリは何ら動作しない。
【0035】他方、タグ部2−1のPA部にH′000
03 が登録されているとすれば当然比較器6−1の出
力が“1”となり、またこのときのアドレスモニタオン
信号も“1”であるので、その論理積は“1”となる。 従って、有効ビット操作部14−1は図7(e)に示す
ごとく、有効ビットを“0”にリセットする制御を行う
。以上により内蔵キャッシュメモリに登録されていたデ
ータは無効となり、外部のデータ処理装置によって書き
換えられた主記憶装置Xとの一貫性が保たれることにな
る。
【0036】このように、他のデータ処理装置が物理ア
ドレスにより主記憶装置Xにライトする場合に、この物
理アドレスがキャッシュメモリのタグ部の物理アドレス
にヒットしたときには、この物理アドレスの有効ビット
を無効にする。
【0037】図8は本発明に係るキャッシュメモリの他
の実施例を示すブロック図であって、タグ部分のみを示
してあり、他の部分は図2と同様である。
【0038】すなわち、データ処理装置が多重論理空間
をサポートする場合、一度に複数のプロセスが実行され
ることになる。各プロセスでの論理空間は固有であり、
あるプロセスにおけるH′1000番地と他プロセスの
H′1000番地とは異なる。もし、図2のようなキャ
ッシュメモリの構成では、多重論理空間をサポートする
必要がでてきた場合、各プロセス間の固有性を保証でき
ない。しかし、データ処理内部は多重論理空間に対応す
るために論理空間識別子によって各プロセス間の固有性
を保証しているため、これを図2のキャッシュメモリの
タグ部に合わせて持つことにより、各プロセス間の論理
アドレスの固有性を保証できる。
【0039】キャッシュリード、キャッシュライトにお
いて、図2では論理アドレスのみをLAバッファ1のア
ドレスと比較したが、図8では論理アドレスとそれに対
応する論理空間識別子を、LAバッファ1のアドレスと
データ処理装置自身がもっている論理空間識別子バッフ
ァ19と比較することにより、多重論理空間についても
保証することができる。なお、アドレスモニタ機能は物
理アドレスについて行うため、多重論理空間になっても
図2で説明した方法で可能である。
【0040】上述の実施例では、キャッシュメモリの構
成として1ウェイのセットアソシィアティブ構成として
説明したが、2ウェイ、4ウェイのようにウェイ数を増
やすことや、nビットを複数ビットにすることも可能で
あり、これにより一層キャッシュメモリの容量を大きく
することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、論
理キャッシュ構成であるにもかかわらずアドレスモニタ
動作を行うことが可能となり、キャッシュメモリを全パ
ージする回数が従来に比べて少なくなり、コンピュータ
システムの性能向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック回路図である
【図2】本発明に係るキャッシュメモリの一実施例を示
すブロック回路図である。
【図3】図2の回路動作を示すタイミング図である。
【図4】図2の回路動作を示すタイミング図である。
【図5】図2の回路動作を示すタイミング図である。
【図6】図2の回路動作を示すタイミング図である。
【図7】図2の回路動作を示すタイミング図である。
【図8】本発明に係るキャッシュメモリの他の実施例を
示すブロック回路図である。
【図9】本発明に係るキャッシュメモリが適用されるコ
ンピュータシステムを示すブロック回路図である。
【符号の説明】
1…論理アドレス(LA)バッファ 2−1,2−2…キャッシュメモリのタグ部3…キャッ
シュメモリのデータ部 4…セレクタ 5…論理アドレス比較器 6−1,6−2…外部アドレス比較器 7…アドレス変換テーブル(TLB) 8…TLB比較
器 9…物理アドレス(PA)バッファ 10…リードデータバッファ 11…バス制御部 12…アドレス入出力制御部 13…データ入出力制御部 14−1,14−2…有効ビット操作部15…ライトデ
ータバッファ 16…外部アドレス(EA)バッファ 17…内部データバス 18…実行部 19…論理空間識別子バッファ L…システムバス X…主記憶装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アクセスすべき論理アドレス(LA)
    のオフセット部の一部分(mビット)及び該オフセット
    部以外の一部分(nビット)のセットアドレスで選択さ
    れるデータ部(3)と、前記オフセット部の一部分(m
    ビット)のセットアドレスで選択され、論理アドレス(
    LA)、該論理アドレスに対応する物理アドレス(PA
    )、該2つのアドレスの有効を示す有効ビット(V)を
    登録する2n 個のセットアソシィアティブのタグ部(
    2−1〜2−N)と、前記オフセット部以外の一部分(
    nビット)により前記タグ部の1つを選択するセレクタ
    (4)と、該選択されたタグ部に登録された論理アドレ
    スとこれに対応するアクセスすべき論理アドレスの部分
    とを比較する第1の比較器(5)と、外部の物理アドレ
    ス(EA)と前記各タグ部に登録された物理アドレスと
    を比較する2n 個の第2の比較器(6−1〜6−N)
    と、論理アドレスと物理アドレスとの変換対を登録する
    アドレス変換テーブル(7)と、該アドレス変換テーブ
    ルに登録されている論理アドレスとアクセスすべき論理
    アドレスとを比較する第3の比較器(8)と、を具備し
    、前記第2の比較器の比較結果により対応タグ部の有効
    ビットを操作するようにしたことを特徴とするキャッシ
    ュメモリ。
  2. 【請求項2】  前記キャッシュメモリのタグ部は多重
    論理空間に対するために設けられた論理空間識別子バッ
    ファ(19)に対して、論理アドレスとして前記論理空
    間識別子も含む請求項1に記載のキャッシュメモリ。
JP3014315A 1991-02-05 1991-02-05 キャッシュメモリ Withdrawn JPH04248645A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11586561B2 (en) * 2018-08-10 2023-02-21 Micron Technology, Inc. Data validity tracking in a non-volatile memory

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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