JPH04247789A - 符号化装置および復号化装置 - Google Patents

符号化装置および復号化装置

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JPH04247789A
JPH04247789A JP3013286A JP1328691A JPH04247789A JP H04247789 A JPH04247789 A JP H04247789A JP 3013286 A JP3013286 A JP 3013286A JP 1328691 A JP1328691 A JP 1328691A JP H04247789 A JPH04247789 A JP H04247789A
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JP
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JP3013286A
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English (en)
Inventor
Takumi Hasebe
巧 長谷部
Yasuhiko Yamane
靖彦 山根
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー画像を含む自然画
像の圧縮装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自然画像の圧縮方式については画
素間の相関を利用した直交変換方式が主流となっている
。中でも離散コサイン変換(DiscreteCosi
ne Transform:略してDCT,以下DCT
と呼ぶ)方式が一般的である。この方式は画像データを
N×M(N,Mは同一の値の自然数で8または16が一
般的である。) 画素ごとのブロックに分割し、DCT
を行い、さらに量子化を施し、その量子化後のデータを
一次元配列に変換し、符号化処理を施している。図9に
従来例の符号化処理の基本構成ブロック図を示し、図1
0に符号化しようとする画像データを示す。
【0003】以下図を用いて、その構成と動作を説明す
ると、図において、901は画像データ入力、902は
DCT処理を行うDCT部、903はDCT後の係数に
量子化処理を施す量子化部、904はハフマン符号など
を行う符号化部、905は符号データ、906はハフマ
ン符号などの復号を行う復号化部、907は復号された
データを逆量子化処理する逆量子化部、908は逆DC
T処理を行う逆DCT部、909は再生された画像デー
タ出力である。画像データ入力901は元の画像データ
がカラー画像であれば、RGBの3原色データから輝度
・色差に変換された後のデータまたはそのままの画像デ
ータである。画像データ入力901はブロック分割され
(図示せず)、そのブロックごとにDCT部902によ
り変換され、そのDCT変換係数は量子化部903によ
り画面全体で均一に量子化処理を施され、符号化部90
4により符号化される。また、復号処理の場合は符号デ
ータ905を復号化部906で復号し、得られたデータ
を逆量子化部907で逆量子化処理を行い、さらに逆D
CT部908で逆DCT処理をして、画像データ出力9
09を再生する。
【0004】画像の符号化装置は画像データのファイル
や伝送に使用され、たとえば人事ファイルなどの顔画像
情報のファイリングにも応用される。このような顔画像
のファイリングの場合はその人物の顔を認識することが
目的であり、その人物の顔情報は非常に重要ではあるが
、その周辺情報はそれほど重要でない場合が多い。図1
0に人物画像の例を示す。この画像を人事ファイルにす
る場合は図内の破線で囲まれた領域部分は重要であるが
その周辺の画像データはそれほど重要ではない。すなわ
ち、破線領域の部分の画像データは視覚上劣化のないよ
うにする必要があるが、それ以外の画像データに関して
は多少劣化が生じても、情報としては十分であるといえ
る。しかしながら、このような画像データを符号化する
場合、従来の符号化方法では画像全体に対する処理は均
一であり、情報として重要でない情報、たとえば背景の
画像も同様に保存されるのである(参考文献:静止画像
圧縮標準化方式資料 “JPEG Technical
 Specification,Revision 5
 ” IS0/IEC JTC1/SC2/WG8,C
CITT  SG 8 )。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の方式
における課題は、(1)符号化方式においては、画像デ
ータ内で重要な情報とそれほど重要でない情報がある場
合、それらを同様に符号化処理を行うため、その目的に
よっては、たとえば人事ファイルの顔画像ファイルなど
への応用の場合の符号化処理としては情報として保存し
なくてもよい部分のデータまで保存するため、ファイリ
ングの効率が悪かった。
【0006】(2)また従来の復号化処理では、画像デ
ータの符号化効率を上げるための、高周波数成分を削除
した符号データを復号して再生画像を得る場合において
、高周波数成分を削除したブロックの画像部分にブロッ
ク歪みが表れる場合がある。たとえその部分の画像が情
報として重要でないものであっても、画像全体の印象と
して非常に悪い場合があり、それを改良するために再生
画像データにフィルタ処理を行う場合もあるが、その操
作を行うと鮮明な画像データの部分が鈍ってしまう。
【0007】というものであった。本発明は上記従来の
課題を解決する符号化装置および復号化装置を提供する
のを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は下記のような構成を有する。
【0009】〔符号処理に関する手段〕画像データをN
×M(N,Mは自然数)画素ごとのブロックに分割する
ブロック分割手段と、そのブロックごとに直交変換を施
し変換係数を得る直交変換手段と、その変換係数に対し
て量子化処理を行い量子化データを得る量子化処理手段
と、その量子化データに対して符号化を行う符号化処理
手段と、あらかじめ設定される制御情報と処理しようと
するブロックの位置情報とを得て、前記ブロックに対す
る前記量子化処理手段の量子化処理を制御する量子化制
御手段とを有する。
【0010】〔復号処理に関する手段その1〕画像デー
タをN×M(N,Mは自然数)の画素ごとのブロックに
分割し、そのブロックごとに直交変換を施し変換係数を
得て、その変換係数に対して量子化処理を行い量子化デ
ータを得て、その量子化データに対して符号化処理を行
って得られた符号データを入力とするものにおいて、前
記符号データに対して復号化を行い量子化データを得る
復号化処理手段と、その量子化データに対して逆量子化
処理を行い変換係数を得る逆量子化処理手段と、その変
換係数に対して逆直交変換処理を行う逆直交変換手段と
、前記逆直交変換処理で得られたデータに対して補正処
理を行う画素補正手段と、あらかじめ設定される制御情
報と制御しようとするブロックの位置情報とによって前
記画素補正手段を制御する画素補正制御手段とを有する
。 〔復号処理に関する手段その2〕画像データをN×M(
N,Mは自然数)の画素ごとのブロックに分割し、その
ブロックごとに直交変換を施し変換係数を得て、その変
換係数に対して量子化処理を行い量子化データを得て、
その量子化データに対して符号化処理を行って得られた
符号データを入力とするものにおいて、前記符号データ
に対して復号化を行い、量子化データを得る復号化処理
手段と、その量子化データに対して逆量子化処理を行い
変換係数を得る逆量子化処理手段と、その変換係数に対
して逆直交変換処理を行う逆直交変換手段と、前記逆直
交変換処理で得られたデータに対して補正処理を行う画
素補正手段と、前記逆量子化処理手段を行った後の変換
係数からブロック内の非零係数の分布情報を得る係数情
報獲得手段と、あらかじめ設定される制御情報と前記係
数情報獲得手段から得た制御しようとするブロックの非
零情報の分布情報とによって前記画素補正手段を制御す
る画素補正制御手段とを有する。
【0011】
【作用】〔符号化処理に関する作用〕画像全体の内で情
報として重要である画像情報とそれほど重要ではない画
像情報をその位置情報で区別し、重要である画像情報に
関しては十分な画質を保持するような符号化を行い、そ
れほど重要ではない画像情報に対しては、情報を削除し
て符号化処理を行うことにより画像全体の重要である部
分の画像を維持したまま画像全体の符号化効率の向上を
図る。
【0012】〔復号化処理1に関する作用〕画像全体の
内で情報として重要である画像情報とそれほど重要では
ない画像情報をその位置情報で区別し、重要である画像
情報に関しては補正などの処理を加えないで復号処理を
行い、それほど重要ではない画像情報に対しては、符号
化処理のとき高周波数成分を削除してあるため再生画像
はブロック歪みが現れやすいので、補正処理を加えて再
生画像を得、人間の視覚上見やすいものにする。
【0013】〔復号化処理2に関する作用〕画像再生時
のブロックごとの変換係数の分布状況により、そのブロ
ックの画素に対して補正の程度を変化させ再生画像を得
る。すなわち符号化のとき変換係数が大きく削除されて
いるブロックの画像再生時のブロック歪みを補正する。
【0014】
【実施例】[実施例1]本実施例は符号化処理に関する
一実施例である。
【0015】(構成)画像データをN×M(N,Mは自
然数)画素ごとのブロックに分割するブロック分割手段
と、そのブロックごとに直交変換を施し変換係数を得る
直交変換手段と、その変換係数に対して量子化処理を行
い量子化データを得る量子化処理手段と、その量子化デ
ータに対して符号化を行う符号化処理手段と、前記量子
化処理を制御する量子化制御手段とからなる。
【0016】以下、図を用いて説明する。図1に本発明
の符号化処理に関する一実施例のブロック図を示す。図
において101は画像データ入力、102はブロックに
分割された画像データの位置情報入力、103はあらか
じめ設定される量子化制御情報入力、104はブロック
分割部、105はブロック内のデータにDCT処理を行
うDCT部、106はDCT変換係数を量子化処理する
量子化部、107は量子化処理されたデータを符号化す
る符号化部、108は量子化部に対して量子化の制御を
行う量子化制御部、109は符号データ出力である。以
上のような構成要素よりなり、つぎにその動作を説明す
る。
【0017】符号化しようとする画像データ入力101
はブロック分割部でN×M(N,Mは同一の値の自然数
で8または16が一般的である。)画素ごとのブロック
に分割され、DCT部105によってDCT変換される
。さらにその変換係数データを量子化部106で量子化
処理する場合にその位置情報によって量子化処理を制御
する。その例として、図4にその量子化処理を制御する
領域を、図5,図6にその量子化制御例を示す。図5で
はブロック内の量子化テーブルを示し、ブロックのサイ
ズが8×8であり、図内のデータは左上程低周波数成分
、右下程高周波数成分の変換係数に対応する。すなわち
、図の量子化テーブルにおいて、左上がDC成分である
。図6では、あらかじめ設定されたある量子化テーブル
で除算した後さらに、そのデータの閾値、即ち各係数が
その値以上でなければ零とするようにした値を示してい
る。図にはその閾値を示し、図内のデータは左上程低周
波数成分,右下程高周波数成分の変換係数に対応する。 図4において、Aの領域は画像全体の中心に位置してお
り、通常はその画像全体の中で最も必要とされるデータ
、たとえば人事ファイルの顔情報であれば、顔画像デー
タである場合が多い。このように画像データの中心は重
要度が高く、Bの領域はその周辺であり次に重要度が高
い領域と考えられる。そして、その周辺であるCの領域
は重要度は低くなると予想される。図4では、単に画像
の中心が重要度が高いとしているが、あらかじめ使用者
が幾つかの画面上の重要である部分を領域Aと設定し、
その設定領域からたとえば近い順に領域B,領域Cとい
うように重要度を決定する手法もある。
【0018】このような領域に分類した後、本発明の一
実施例では、画像データ101はブロック分割部104
でブロック分割され、DCT部105でDCT処理され
た後、量子化部106で量子化処理されるのであるが、
量子化部106は量子化制御部108から制御される。 量子化制御部108にはそのブロックの位置情報102
、すなわちそのブロックがどの領域に属しているかを判
断するための情報とそれらを量子化するための制御情報
103、すなわち使用者が重要と判断した領域情報、そ
の量子化のための量子化テーブル情報や量子化閾値情報
、各領域ごとの量子化制御情報等の情報とを与えておき
、処理しているブロックの位置情報102が入力された
時点で、量子化部106を制御し、そのブロックにあわ
せた量子化処理を施すのである。その量子化されたデー
タは符号化部107で処理され符号化データ出力109
になる。各領域での量子化処理の制御方法としては、D
CT処理後の変換係数を除算する量子化テーブルの値を
変えることで各領域の再生画質・圧縮率を制御する方法
と量子化テーブルは各領域とも同一であるが、係数値を
零とする閾値を変化させて画質・圧縮率を制御する手法
について説明する。量子化テーブルの制御は、量子化処
理を領域Aを含む画像ブロックに対しては図5(a)に
示すような量子化テーブルを用いてDC処理後の変換係
数を除算して、量子化データを得て、領域Bを含む画像
ブロック(領域Aは含まない)については、その領域A
で用いたテーブルの値をさらに倍にしたテーブル図5(
b)にするのである。この結果、量子化処理で得られる
係数データの値は半分になり、画像を再生するための情
報量がへり、画質は劣化するが圧縮率が向上することに
なる。さらに領域C(領域A,領域Bを含まない)では
ブロック内の高周波数成分{図5(c)において、破線
部分より右下側}をさらに倍の値にしている。これによ
り、さらに高周波数成分が削除され、画質が低下すると
ともに圧縮率も向上する。このようにすることで画像全
体では符号化効率の向上を図ることができる。
【0019】また、もうひとつの手法は同一の量子化テ
ーブルで変換係数を除算後、図6に示すような閾値で制
御する手法である。図6の(a),(b),(c)はそ
れぞれ領域A,領域B,領域Cに属するブロックに対応
する。すなわち、領域Aでは、図6(a)で示す閾値を
用いることで量子化テーブルで除算された値をそのまま
量子化データとするが、領域Bでは、図6(b)のよう
な閾値、高周波数成分の一部の閾値が1以下、を用いる
ため、やや高周波数成分が削除され、画質はやや劣化す
るが圧縮率がやや向上する。また領域Cでは、図6(c
)のような閾値、1である範囲が増えて、さらに一部の
成分では閾値が2となる値では、さらに画質が低下する
とともに圧縮率が向上する。このように領域A,領域B
,領域Cに対して異なる量子化の制御を行うことにより
、画像データ内の画質を維持しなければいけない部分は
維持し、多少劣化しても目的とする情報には影響ない部
分については思い切ってデータを削除し、目的を達成で
きる画質で符号化効率を向上することができる。
【0020】〔実施例2〕本実施例は復号化処理1に関
する実施例である。
【0021】(構成)画像データをN×M(N,Mは自
然数)画素ごとのブロックに分割し、そのブロックごと
に直交変換を施し変換係数を得て、その変換係数に対し
て量子化処理を行い量子化データを得て、その量子化デ
ータに対して符号化処理を行って得られた符号データを
入力とするものにおいて、前記符号データに対して、復
号化を行い量子化データを得る復号化処理手段と、その
量子化データに対して逆量子化処理を行い変換係数を得
る逆量子化処理手段と、その変換係数に対して逆直交変
換処理を行う逆直交変換手段と、前記逆直交変換処理で
得られたデータに対して補正処理を行う画素補正手段と
、前記画素補正手段を制御する画素補正制御手段とから
なる。
【0022】以下、図を用いて説明する。図2に本発明
の実施例2のブロック図を示す。図において、201は
符号データ入力、202はブロックに分割された画像デ
ータの位置情報入力、203はあらかじめ設定されるフ
ィルタ処理制御情報入力、204は符号データを復号す
る復号化部、205はそのデータを逆量子化する逆量子
化部、206はブロック内のデータに逆DCT処理を行
う逆DCT部、207はそのデータに対して画素補正を
施す画素補正処理部、208は画素補正処理部207を
制御する画素補正処理制御部、209は再生画像データ
出力である。以上のような構成要素よりなり、つぎにそ
の動作を説明する。
【0023】たとえば、前述した本発明の符号化装置な
どで符号化された符号データを復号する場合、とくに前
述した符号化処理での領域Cの画像データでは画質劣化
が大きくブロック歪みが目立つ場合がある。その場合画
素補正処理を施すことによってブロック歪みを軽減させ
、画像全体を見やすいものにすることができる。本発明
ではその画素補正処理をブロックの位置情報により制御
する。以下、本発明のブロック図である図2、画像領域
の図である図4、本発明の制御の一例を図7を用いて説
明する。図2において、符号データ入力201は復号化
部204に入力され、量子化データになり、逆量子化部
205により変換係数データになり、逆DCT部206
で再生画像データを得る。逆DCT部206での処理後
はブロック歪みなどが目立つ場合があるので画素補正処
理部207で補正を画素データに施して、再生画像デー
タ出力209を得る。その際には画素補正処理部207
は画素補正処理制御部208で制御する。画素補正処理
制御部208はそのブロックの位置情報202、すなわ
ちそのブロックがどの領域に属しているかを判断するた
めの情報とそれらを補正するための制御情報203、す
なわち符号化処理時に使用者が重要と判断した領域情報
、その補正方法のための情報、各領域ごとの補正制御情
報等の情報とを与えておき、処理しているブロックの位
置情報202が入力された時点で、画素補正処理部20
7を制御し、そのブロックにあわせた画素補正処理を施
す。
【0024】図7に補正方法を示す。図7(a)は画素
のデータであり、図中2の画素の補正のために周辺の2
画素を用いる場合を示す。図7(b)はその演算式であ
り、周辺の画素を含む3画素からその画素の値を補正す
ることを示している。図において、B’は補正後の画素
データを示す。図7(c)は図4に示す領域A,B,C
ごとに補正のための係数をかえた場合の例を示す。図7
(b)に示すような演算式に対して、図4の領域A、す
なわち画像データの中でも重要な領域であり、符号化処
理時にも画像の情報を削減していない部分では、画素補
正演算の係数も画素1には0、画素2(対象画素)に1
.0、画素3に0というように、実際には補正せずに再
生画素とする。領域Bに対応するブロックでの画素補正
演算の係数は0.1,0.8,0.1とやや両側の画素
からの補正を受け、画像自体もやや鈍ったような画像に
なる傾向を示す。領域Cに対応する画素補正演算の係数
は0.4,0.2,0.4と両側の画素の平均値に近い
値を示すようになり、画像自体鈍った画像になると推測
される。すなわち、領域Aの画像データはそのまま復号
された画像データであり、領域Cにそのまま復号された
画像データの場合、ブロック歪みがみられるような画像
であっても補正処理を加えることにより、そのブロック
歪みを軽減することができる。このように、画像全体の
中での位置情報によって、補正処理を制御することで、
画像の重要な部分であると予想される部分については、
補正を行わず再現し、重要でないと予想される部分につ
いては視覚上見やすい画像に再生することができる。
【0025】〔実施例3〕本実施例は復号化処理2に関
する実施例である。
【0026】(構成)画像データをN×M(N,Mは自
然数)画素ごとのブロックに分割し、そのブロックごと
に直交変換を施し変換係数を得て、その変換係数に対し
て量子化処理を行い量子化データを得て、その量子化デ
ータに対して符号化処理を行って得られた符号データを
入力とするものにおいて、前記符号データに対して、復
号化を行い量子化データを得る復号化処理手段と、その
量子化データに対して逆量子化処理を行い変換係数を得
る逆量子化処理手段と、その変換係数に対して逆直交変
換処理を行う逆直交変換手段と、前記逆直交変換処理で
得られたデータに対して補正処理を行う画素補正手段と
、前記画素補正手段を制御する画素補正制御手段と、前
記逆量子化処理手段を行った後の変換係数からブロック
内の非零係数の分布情報を得る係数情報獲得手段とから
なる。
【0027】以下、図を用いて説明する。図3に本発明
の一実施例のブロック図を示す。図において、301は
符号データ入力、302はあらかじめ設定される画素補
正処理制御情報入力、303は符号データを復号する復
号化部、304はそのデータを逆量子化する逆量子化部
、305はブロック内のデータに逆DCT処理を行う逆
DCT部、306はそのデータに対して画素補正を施す
画素補正処理部、307は画素補正処理部306を制御
する画素補正処理制御部、308は逆量子化部304後
のブロックの変換係数からその非零係数の分布状況を獲
得する係数分布情報獲得部、309は再生画像データ出
力である。以上のような構成要素よりなり、つぎにその
動作を説明する。
【0028】たとえば、前述した本発明の符号化装置な
どで符号化された符号データを復号する場合、図におい
て、逆DCT部305により得られた画像データ、とく
に前述した領域Cの画像データでは高周波数成分が大き
く削減されており、再生画質の劣化が大きくブロック歪
みが目立つ場合がある。その場合画素補正処理を施すこ
とによってブロック歪みを軽減させ、画像全体を見やす
いものにすることができる。本発明ではその画素補正処
理をブロック内の復号された変換係数の分布により制御
する。以下、本発明のブロック図である図3、本発明の
制御の一例を図8を用いて説明する。符号データ入力3
01は復号化部303に入力され、量子化データになり
、逆量子化部304により変換係数データになり、逆D
CT部305で再生画像データを得る。逆DCT部30
5での処理後はブロック歪みなどが目立つ場合があるの
で画素補正処理部306で補正を画素データに施して、
再生画像データ309を得るのである。その際には画素
補正処理部306は画素補正処理制御部307で制御す
る。画素補正処理制御部307は係数分布情報獲得部3
08が逆量子化部304からの変換係数データから得た
係数分布情報とそれらを補正するための制御情報入力3
02、すなわち符号化処理時に使用者が重要と判断した
領域情報、その補正方法のための情報、各領域ごとの補
正制御情報等の情報とを与えておき、処理しているブロ
ックの係数分布情報が入力された時点で、画素補正処理
部306を制御し、そのブロックにあわせた画素補正処
理を施すのである。その補正手段としては図7に示した
ような周辺の画素を利用した補正手法がある。
【0029】本発明における係数分布情報を獲得するた
めの手段の一例を図8に示す。図8(a),(b)のマ
トリックスの値は復号部303による復号処理、逆量子
化部304の逆量子化処理後のそれぞれブロックの各変
換係数データの絶対値に対して、乗算する値を示してい
る。すなわち図8(a)のデータを乗算し、合計した結
果が零であれば、図8(a)で”1”を示している変換
係数の部分には非零の係数がないことを示すのである。 この結果を利用して、非零係数の分布状況を知ることが
できる。図8(b)のマトリックスを用いることで図8
(a)のマトリックスよりも非零係数の存在がより低周
波数領域にかたよっていることを判断できる。このよう
に図8に示したようなマトリックスの値をいろいろ変え
ること、たとえば図7に示したような3段階の補正をす
るのであれば、少なくとも3種類のマトリックスのパタ
ーンを用意することで、その非零係数の分布や範囲を知
ることができる。変換係数の分布において、ブロック内
の変換係数の非零の係数がより低周波数成分に集中して
いる場合は、現画像データに高周波数成分がない場合や
符号化処理時に高周波数成分を大きく削減された場合が
想定される。現画像データに高周波数成分が少ない場合
は、たとえば実施例2で示したような補正処理を施して
も、それほど影響はないと考えられる。また、符号化処
理時の高周波数成分を削減された場合については、ブロ
ック歪みを軽減することができるのである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明により、以下
の効果が得られる。
【0031】(1)画像データにおいて、その重要度は
その位置によるものである場合が多く、画像データの符
号化処理において、ブロック分割した場合のその位置情
報により量子化を制御することにより、画像全体の符号
化効率を向上することができる。
【0032】(2)復号化処理において、位置情報によ
って量子化処理を制御した符号データを復号する場合、
その位置情報によって画素補正処理を制御することによ
って、再生画像に歪みのない部分はそのままで、歪みの
ある部分については補正することができ、画像全体で見
やすいものになる。
【0033】(3)復号化処理において、ブロックの非
零係数の分布情報によって画素補正処理を制御すること
によって、再生画像に歪みがあると予測される部分につ
いて補正することができ、画像全体で見やすいものにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の符号化装置のブロック図

図2】同じく実施例2の復号化装置のブロック図
【図3
】同じく実施例3の復号化装置のブロック図
【図4】同
じく制御を分類する領域を示す説明図
【図5】同じく量
子化処理の制御の一つである各領域に対する量子化テー
ブルの例を示す説明図
【図6】同じく各領域に対する閾
値の例を示す説明図
【図7】同じく復号化処理時の補正
の制御例を示す説明図
【図8】同じく復号化処理時の変換係数分布情報を得る
手法例を示す説明図
【図9】従来例の符号化処理、復号化処理のブロック図
【図10】実際の画像例を示す説明図
【符号の説明】
101  画像データ入力 102  画像データの位置情報入力 103  量子化制御情報入力 104  ブロック分割部(ブロック分割手段)105
  DCT部(直交変換手段) 106  量子化部(量子化処理手段)107  符号
化部(符号化処理手段)108  量子化制御部(  
量子化制御手段)109  符号データ出力 201  符号データ入力 202  画像データの位置情報入力 203  フィルタ処理制御情報入力 204  復号化部(復号化処理手段)205  逆量
子化部(逆量子化処理手段)206  逆DCT部(逆
直交変換手段)207  画素補正処理部(画素補正手
段)208  画素補正処理制御部(画素補正制御手段
)209  再生画像データ出力 301  符号データ入力 302  画素補正処理制御情報入力 303  復号化部(復号化処理手段)304  逆量
子化部(逆量子化処理手段)305  逆DCT部(逆
量子化処理手段)306  画素補正処理部(画素補正
手段)307  画素補正処理制御部(画素補正制御手
段)308  係数分布情報獲得部(係数情報獲得手段
)309  再生画像データ出力

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データをN×M(N,Mは自然数)画
    素ごとのブロックに分割するブロック分割手段と、その
    ブロックごとに直交変換を施し変換係数を得る直交変換
    手段と、その変換係数に対して量子化処理を行い量子化
    データを得る量子化処理手段と、その量子化データに対
    して符号化を行う符号化処理手段と、あらかじめ設定さ
    れる制御情報と処理しようとするブロックの位置情報と
    を得て、前記分割された各ブロックに対する前記量子化
    処理手段の量子化処理を制御する量子化制御手段とを有
    する符号化装置。
  2. 【請求項2】画像データをN×M(N,Mは自然数)画
    素ごとのブロックに分割し、そのブロックごとに直交変
    換を施し変換係数を得て、その変換係数に対して量子化
    処理を行い量子化データを得て、その量子化データに対
    して符号化処理を行って得られた符号データを入力とす
    るものにおいて、前記符号データに対して復号化を行い
    、量子化データを得る復号化処理手段と、前記量子化デ
    ータに対して逆量子化処理を行い、変換係数を得る逆量
    子化処理手段と、前記変換係数に対して逆直交変換処理
    を行う逆直交変換手段と、前記逆直交変換処理で得られ
    たデータに対して補正処理を行う画素補正手段と、あら
    かじめ設定される制御情報と制御しようとするブロック
    の位置情報とによって前記画素補正手段を制御する画素
    補正制御手段とを有する復号化装置。
  3. 【請求項3】画像データをN×M(N,Mは自然数)画
    素ごとのブロックに分割し、そのブロックごとに直交変
    換を施し変換係数を得て、その変換係数に対して量子化
    処理を行い量子化データを得て、その量子化データに対
    して符号化処理を行って得られた符号データを入力とす
    るものにおいて、前記符号データに対して復号化を行い
    、量子化データを得る復号化処理手段と、前記量子化デ
    ータに対して逆量子化処理を行い、変換係数を得る逆量
    子化処理手段と、前記変換係数に対して逆直交変換処理
    を行う逆直交変換手段と、前記逆直交変換処理で得られ
    たデータに対して補正処理を行う画素補正手段と、前記
    逆量子化処理手段を行った後の変換係数からブロック内
    の非零係数の分布情報を得る係数情報獲得手段と、あら
    かじめ設定される制御情報と前記係数情報獲得手段から
    得た制御しようとするブロックの非零係数の分布情報と
    によって前記画素補正手段を制御する画素補正制御手段
    とを有する復号化装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6501858B1 (en) 1995-05-18 2002-12-31 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Image compression and expansion apparatus using a effectively modifiable quantization table

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