JPH0424718Y2 - - Google Patents

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JPH0424718Y2
JPH0424718Y2 JP1986067748U JP6774886U JPH0424718Y2 JP H0424718 Y2 JPH0424718 Y2 JP H0424718Y2 JP 1986067748 U JP1986067748 U JP 1986067748U JP 6774886 U JP6774886 U JP 6774886U JP H0424718 Y2 JPH0424718 Y2 JP H0424718Y2
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piezoelectric element
ultrasonic transducer
oil
boot
ultrasonic
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は水中において用いる超音波送受波器の
構造に関する。
(従来の技術) 第2図は従来の超音波送受波器の一構成例であ
る。同図中、フランジ23の上にはスペーサ22
bを介して円筒形の圧電子21が配置されてお
り、該圧電子21の上にはさらにスペーサ22a
を介して蓋24があり、蓋24とフランジ23と
はボルト25によつてねじ止めされている。前記
圧電子21は蓋24とフランジ23との間でスペ
ーサ22a,22bを介して挟持されることにな
る。
そして圧電子21の内外には油26が満たさ
れ、全体をゴムブーツ27で覆つた構成となつて
いる。蓋24、スペーサ22aにはパイプ部30
が設けられ、油の圧力を圧電子21の内外で均等
になるようにしている。
なお圧電子21は配線29、端子部28を通じ
て図示しない外部の電子装置と接続されているも
のとする。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したような超音波送受波器においては、円
筒形圧電子の呼吸振動モードを利用するが、円筒
形の圧電子21の外面の振動によつて放射される
超音波の他に、同じ圧電子の内面の振動によつて
内部の油26に放射される超音波がある。
そのような内部の油26に放射された超音波は
フランジ23、蓋24などの構造体を励振させ、
それらによつて再放射された超音波は圧電子21
の外面から放射される超音波を乱す様に合成され
る事があり、本来の指向性に乱れが生ずるという
問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上述したような内部超音波が圧電子外
面から放射される超音波を乱すという問題点を解
決し、更には両者の超音波が加算されてより大き
い音圧となるような高能率、高感度の超音波送受
波器を実現することを目的とする。
本考案の構成は、円筒形圧電子をブーツで囲
み、該圧電子の内外を油で満たした超音波送受波
器において、前記圧電子の2つの開放端を、所定
の大きさの凹部が設けられており、さらに該凹部
と前記ブーツ内部の他の部分とを結ぶパイプ部が
設けられている前記ブーツの内壁と、スペーサを
介した前記油よりも固有音響インピーダンスの高
い反射板とで挟持したものである。
(作用) 上述の構成によれば、圧電子内面より放射され
た超音波は反射板によつてほとんどが反射され、
さらには反射エネルギーが同相反射となるのでエ
ネルギーの無駄がなく、高能率高感度の超音波送
受波器が実現できるのである。
以下、実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例) 第1図は本考案の実施例の断面図である。同図
中、円筒形の圧電子1は、凹部10とその内外の
圧力を調整するパイプ部11の設けられた音響通
過性の良いゴムブーツ7の内壁と、電気的絶縁の
ためのスペーサ2を有する金属ブロツクからなる
反射板4とによつて挟持されている。そして、ブ
ーツ7内は従来と同様に油6で満たされている。
3は従来と同様のフランジ、5は前記反射板4を
押さえ、圧電子1を押圧する支柱、8は端子部、
9は配線である。
円筒形の圧電子1の上部は音響通過性の良いゴ
ムブーツ7で支えられているためほぼ音響的に解
放状態となつている。圧電子1の下部には前述し
たように金属ブロツクから成る反射板4が電気絶
縁のためのスペーサ2を介して設けられている。
この金属ブロツクの大きさは直径が圧電子1の外
径とほぼ同一で、その厚みは圧電子1の内面から
内部の油6に放射された超音波を反射するに十分
な厚みを持つているものとする。つまり、その厚
みは反射エネルギーと次のような関係がある。
反射エネルギーRは R≒1−1/1+(ρ1C1/ρ0C0×πb/λ12 (ρ1C1>ρ0C0,薄板近似) ρ1C1は反射板内での音波の波長 ρ0C0は圧電子内部の油の固有音響インピーダン
ス λ1は反射板内での音波の波長 bは反射板の厚み (例えば反射板の材料として剛鉄を用いた場
合、ρ1C1/ρ0C0≒30となる) 今、b/λ1=1/30としても、R=0.91とな
り、圧電子1の内面より放射されて反射板4に至
つた超音波エネルギーの90パーセント以上が反射
し、第1図に示すフランジ3に至る超音波エネル
ギーは10パーセント以下の微量となる。従つて、
フランジ3が励振されて超音波送受波器としての
指向性に悪い影響を与えることはない。
また反射板4がほとんど剛体と見なせることか
ら反射エネルギーは同相反射となり、圧電子1の
外面から放射される超音波とほぼ同相加算され
る。従つて、第2図に示した様な従来の超音波送
受波器と比較して放射される超音波の音圧は2倍
近くなり、その上、圧電子1の上方の油中でほぼ
一様の放射パターンを示すことになる。
(考案の効果) 以上、実施例を用いて説明した様に、本考案に
よれば円筒形の圧電子の下部に反射板を設け、さ
らに上部を音響的に開放状態としたので、円筒形
の圧電子の内外面から放射された超音波は一様の
パターンをとり、さらに音圧が加算されるので、
高能率、高感度の超音波送受波器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の断面図、第2図は従
来の超音波送受波器の断面図である。 1……圧電子、2……スペーサ、3……フラン
ジ、4……反射板、5……支柱、6……油、7…
…ゴムブーツ、8……端子部、9……配線、10
……凹部、11……パイプ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円筒形圧電子をブーツで囲み、該圧電子の内
    外を油で満たした超音波送受波器において、圧
    電子の片端に油よりも固有音響インピーダンス
    の高い板状の反射板を設けるとともにもう一方
    の片端は音響的開放状態としたことを特徴とす
    る超音波送受波器。 (2) 前記円筒形圧電子の2つの開放端は、前記ブ
    ーツの内壁とスペーサを介した前記反射板とで
    挾持されるとともに、該ブーツには前記圧電子
    内部と外部とを結ぶパイプ部、もしくは切りか
    き部が設けられていることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の超音波送受波
    器。
JP1986067748U 1986-05-07 1986-05-07 Expired JPH0424718Y2 (ja)

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JP1986067748U JPH0424718Y2 (ja) 1986-05-07 1986-05-07

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JP1986067748U JPH0424718Y2 (ja) 1986-05-07 1986-05-07

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JPS62181100U JPS62181100U (ja) 1987-11-17
JPH0424718Y2 true JPH0424718Y2 (ja) 1992-06-11

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60226299A (ja) * 1984-04-24 1985-11-11 Oki Electric Ind Co Ltd 深海用超音波送受波器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60226299A (ja) * 1984-04-24 1985-11-11 Oki Electric Ind Co Ltd 深海用超音波送受波器

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JPS62181100U (ja) 1987-11-17

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