JPH04244409A - 車両用空調制御装置 - Google Patents

車両用空調制御装置

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Publication number
JPH04244409A
JPH04244409A JP3168491A JP3168491A JPH04244409A JP H04244409 A JPH04244409 A JP H04244409A JP 3168491 A JP3168491 A JP 3168491A JP 3168491 A JP3168491 A JP 3168491A JP H04244409 A JPH04244409 A JP H04244409A
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JP
Japan
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temperature
air
water temperature
sensor
temperature sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP3168491A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Yamashita
豊 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH04244409A publication Critical patent/JPH04244409A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等に用いられる空
調制御装置に係り、とくに複数のセンサを備えた車両用
空調制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、長距離・長時間運転が多くなって
きており、車室内の環境を即座にあるいは安定に快適状
態に保つことは安全運転にとって重要な因子のひとつと
なっている。
【0003】例えば、空調冷凍装置の能力制御に関して
は特開平1−237216号公報に開示されている。こ
れは、コンプレッサに可変容量型のものを使用し、内外
気切り換えダンパの位置とコンプレッサの吸入圧力とを
検知し、その検知情報に従って可変容量型コンプレッサ
の吐出容量を制御することにより、その空調冷凍装置の
冷却能力を調整している。
【0004】図7ないし図8に従来例における装置の特
性の一例を示す。この内、図7のものは、装置内の水温
(ヒータコア温度)の変化の高低(曲線a1)に対応し
て吹出温度が曲線a3の如く追従する状況を示したもの
である。また図8のものは、同じく水温の変動(曲線b
1)に対し吹出温度も曲線b3の如く変動する状況を示
したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、内外気切り換えダンパの位置とコンプ
レッサの吸入圧力のみの検知情報に従って可変容量型コ
ンプレッサの吐出容量を制御しているのために、コンプ
レッサの冷却能力を制御しても、エアミックスダンパに
より、ヒータコアを通過する風があれば、ヒータコア温
度つまり水温の影響をうけるという問題点があった。す
なわち、図7のa3に示されるように水温が低いときは
吹き出し口からは低温風が、水温が高いときは吹き出し
口から高温風が、図7の曲線b1に示されるように水温
が変動しているときは同図の曲線b3に示されるように
吹き出し口から変動温風がでるという不都合があった。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、かかる従来例の有する
不都合を改善し、とくに車室内への吹き出し温度を最適
温に迅速に設定し得る車両用空調制御装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、車
室内の温度を計測する内気温センサと,外気の温度を計
測する外気温センサと,日射量を計測する日射センサと
,車室内の温度を設定する目標温度設定手段を備えてい
る。これらの各センサからの計測データを入力し目標温
度設定手段で設定された温度に合わせて所定の演算を行
い空調機器内のコンプレッサの吐出容量を制御する制御
手段を備えている。そして、制御手段に空調機器が備え
ているヒータコアの水温を測定する水温センサを装備す
ると共に、制御手段が、水温センサが低水温情報を出力
した場合には前記空調機器が備えているエアーミックス
ダンパを調整しヒータコア側の開度の割合を大きく設定
する機能を備えている、という構成を採っている。これ
によって前述した目的を達成しようとするものである。
【0008】
【作用】まず、制御手段では、例えば、目標温度設定手
段で設定される車室内温度目標値と内気温センサからの
車室内温度とにより、車室内温度偏差値が求められる。 また、この車室内温度偏差値と車室内温度目標値と日射
センサからの日射値と外気温センサからの外気温度とに
より、必要吹き出し温度が求められる。これにより、車
室内温度偏差値が制御の結果0になるように、エアミッ
クスダンパの開度の目標値が求められる。さらに、この
エアミックスダンパの開度の目標値は水温センサからの
水温データにより補正される。そして、補正されたエア
ミックスダンパの開度の信号が制御手段から出力され、
それによりエアミックスダンパの制御用モータが駆動さ
れ、エアミックスダンパの開度が変化する。
【0009】
【発明の実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし
図6に基づいて説明する。図1の実施例は、空調機器5
0内の水温を計測する水温センサ21と、外気温を計測
する外気温センサ22と、車室内40の温度を計測する
内気温センサ23と、日射量を計測する日射センサ24
と、空調機器50内のエアミックスダンパ55の開度を
計測する開度センサ25と、車室内40の温度を設定す
る目標温度設定手段30と、各センサ21〜25からの
計測データと目標温度設定手段30からの設定値により
空調機器50内の内外気切り換えダンパ51やブロワ・
ファン52,エバポレータ53のコンプレッサ54,エ
アミックスダンパ55,ヒータコア56のヒータバルブ
57,デフ58,フート59,ベント60を最適に制御
する制御手段10とから構成されている。この制御装置
10は、特に前述した水温センサ21が低水温情報を出
力した場合には空調機器が備えているエアーミックスダ
ンパ55を調整しヒータコア56側の開度の割合を大き
く設定する開度調整機能を備えている。
【0010】ここで、制御手段10はアナログ信号であ
る各センサ21〜25からの計測データおよび目標温度
設定手段30からの設定値をデジタル信号に変換するA
/D変換器12と、A/D変換器12からの信号により
あらかじめプログラムされている各種演算を行うマイク
ロコンピュータ11と、マイクロコンピュータ11での
演算結果により空調機器50内の内外気切り換えダンパ
51を駆動する第1の駆動部13と、ブロワファン52
を駆動する第2の駆動部14と、エバポレータ53のコ
ンプレッサ54を駆動する第3の駆動部15と、エアミ
ックスダンパ55を駆動する第4の駆動部16と、ヒー
タコア56のヒータバルブ57を駆動する第5の駆動部
17と、デフ58とフート59とベント60を駆動する
第6の駆動部18とから構成されている。
【0011】さらに、マイクロコンピュータ11には、
図2に示されるように、温度偏差決定回路部1と,補正
回路部2と,制御回路部3と制御補正回路部4等の演算
機能がサブプログラムとして付加されている。
【0012】温度偏差決定回路部1では、乗員により設
定される車室内温度設定用の目標温度設定手段30で設
定される車室内温度目標値Trと、内気温センサ23か
らの信号である車室内温度Tinとが入力され、両入力
が以下の式(1)で示されるように比較演算され車室内
温度偏差値Teが求められる。 Te=Tr−Tin              (1
【0013】補正回路部2では車室内温度目標値Tr
と、車室内温度偏差値Teと、日射センサ24からの信
号で車室内日射量の関数である日射値Tsunと、外気
温センサ22からの信号である外気温度Taとが入力さ
れ、次式(2)により必要吹き出し温度Ttaoが求め
られる。         Ttao=αTe−βTsun−γT
a+δTr            (2)ここで、α
、β、γ、δは予め設定されている係数である。
【0014】制御回路部3では、車室内温度偏差値Te
が制御の結果0になるように、必要吹き出し温度Tta
oと車室内温度偏差値Teの関数であるエアミックスダ
ンパ55の開度目標指令値θA/Mが求められる。
【0015】制御補正回路部4では、ヒータコア56ま
たはヒータコア56へ通じるパイプ内の水温を計測する
水温センサ21からの信号である水温TWにより、次式
(3)に従って、エアミックスダンパ5 5の開度目標
値θA/Mが補正される。   θ’ A/M =θA/M+kP(TW−TWB)
+kD〔d(TW−TWB)〕/dt        
    +kI ∫(TW−TWB)dt      
        (3)ここで、θ’A/Mは補正され
たエアミックスダンパ55開度の目標値、TWBは基準
水温値、kPは比例係数、kDは微分係数、kIは積分
係数であり予め設定されている。
【0016】次に、本実施例の動作について図3のフロ
ーチャートに従って説明する。
【0017】■.メインプログラムによる所定のタイミ
ングで図3に示されるサブプログラムが呼び出されスタ
ートする。 ■.温度偏差決定回路部1において、目標温度設定回路
部30にて設定される車室内温度目標値Trと内気温セ
ンサ23からの車室内温度Tinとが式(1)に代入さ
れ車室内温度偏差値Teが求められる。 ■.補正回路部2において、Tr、Teと日射センサ2
4からの日射値Tsunと外気温センサ22からの外気
温度Taとが次式(2)に代入され必要吹き出し温度T
taoが求められる。 ■.制御回路部3において、エアミックスダンパ55の
開度目標値θA/Mが求められる。 ■.制御補正回路部4の動作がスタートされる(図3の
S10)。 ■.水温センサ21からの水温センサ値TWと、制御回
路部3で求められたエアミックスダンパ55の開度目標
値θA/Mとが制御補正回路部4へ送られる(図3のS
20)。 ■.制御補正回路部4にて、式(3)による演算が行わ
れ、その結果として補正されたエアミックスダンパ55
の開度の目標値θ’ A/M が求められる(図3のS
30)。 ■.補正されたエアミックスダンパ55の開度の目標値
θ’ A/M 信号が第4の駆動部16から出力され、
それによりエアミックスダンパ55の制御用モータが駆
動され、エアミックスダンパ55の開度が変化する(図
3のS40)。
【0018】ここで、図4を用いてエアミックスダンパ
55の開度と空気温度との関係について説明する。図4
の左側からエバポレータを通過した冷却空気が入ってく
ると、その冷却空気は、エアミックスダンパ55により
、そのまま通過させる空気通路とヒータコア56を通過
して通過空気を暖める空気通路とに分流される。エアミ
ックスダンパ55開度が大きくなると、ヒータコア56
側の空気通路を通過する空気量が増大するため図4の右
側に出力する空気温度は上昇する。逆にエアミックスダ
ンパ55開度が小さくなるとそのまま通過する空気量が
増大するため図4の右側に出力する空気温度は低下する
【0019】また、図5ないし図6のタイムチャートを
用いて吹き出し温度の時間変化について説明する。
【0020】エンジン始動時の水温が図5の曲線a1に
示されるように増大すると、従来はTtaoの値に従っ
てエアミックスダンパ55開度を決定していたため図7
の曲線a2に示されるようにエアミックスダンパ55開
度は一定であり、そのために図7の曲線a3に示される
ように吹き出し温度も水温変化に比例して増大する。但
し、Ttaoは一定としている。一方本実施例では図5
のA2に示されるようにエアミックスダンパ55開度が
小さくなるように補正されるため、図5のA3に示され
るように即座に指定の吹き出し温度が得られ、しかもそ
の後の温度変化が小さくなる。つまり、応答が速く、変
動幅が小さい。
【0021】図6の曲線b1は、水温が100度に近い
ときに生じる水温変化を示している。これは、サーモス
タットのバルブが開き始める温度が82度、バルブが全
開になる温度が95度、クーリングファンがオンするの
が93度、オフするのが88度であるため、水温が発振
したような状態になる場合がある。例えば、クーリング
ファンのみの動作で考えてみると、水温が93度以上に
なるとクーリングファンが回り出す。しかし、すぐには
冷えないので98度程度まで水温が上昇する。クーリン
グファンの冷却効果により水温が下がり出す。水温が8
8度まで下がるとクーリングファンが止まる。しかし、
すぐには水温は上昇せず85度まで下がる。クーリング
ファンがOFFしているため、水温が上昇する。水温が
93度になる。あとはこの繰り返しである。
【0022】このようにして図6の曲線b1に示される
ような水温変化が生じると、従来はTtaoの値に従っ
てエアミックスダンパ55開度を決定していたため図8
の(b2)に示されるようにエアミックスダンパ55開
度は一定であり、そのために図5の曲線b3に示される
ように水温変化に比例して吹き出し温度に大幅な変動が
生じる。但し、Ttaoは一定としている。
【0023】一方、本実施例では図6の曲線B2に示さ
れるように、エアミックスダンパ55開度が補正される
ため、図6の曲線B3に示されるように、吹き出し温度
の変動幅が小さくできる。 ■.サブプログラムは終了し、メインプログラムに戻る
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によると、水温セン
サと、この水温センサからの水温により予め設定した条
件に従ってエアミックスダンパ開度を補正する制御手段
とを併設するという構成を採っているために水温変化に
伴って吹き出し温度を制御することができる。これがた
め、吹き出し温度の応答性や吹き出し温度の設定精度を
高精度に維持することができるという従来にない優れた
車両用空調制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1の車両用空調制御装置における本発明の制
御機能の働きを示す制御系ブロック図。
【図3】処理プログラム中の本発明に基づくエアミック
スダンパ制御用のサブプログラムを示すフローチャート
【図4】エアミックスダンパの状況を説明する空気通路
の断面を示す概略構造図である。
【図5ないし図6】本実施例におけるタイムチャート。
【図7ないし図8】従来例におけるタイムチャート。
【符号の説明】
10  制御手段 21  水温センサ 22  外気温センサ 23  内気温センサ 24  日射センサ 30  目標温度設定手段 40  車室内 50  空調機器 55  エアミックスダンパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  車室内の温度を計測する内気温センサ
    と,外気の温度を計測する外気温センサと,日射量を計
    測する日射センサと,車室内の温度を設定する目標温度
    設定手段を備え、前記各センサからの計測データを入力
    し目標温度設定手段で設定された温度に合わせて所定の
    演算を行い空調機器内のコンプレッサの吐出容量を制御
    する制御手段とを備えた車両用空調制御装置において、
    前記制御手段に空調機器が備えているヒータコアの水温
    を測定する水温センサを装備すると共に、前記制御手段
    が、前記水温センサが低水温情報を出力した場合には前
    記空調機器が備えているエアーミックスダンパを調整し
    前記ヒータコア側の開度の割合を大きく設定する機能を
    備えていることを特徴とした車両用空調制御装置。
JP3168491A 1991-01-31 1991-01-31 車両用空調制御装置 Pending JPH04244409A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010717