JPH04244055A - 置換3−チオアクリロイル化合物およびそれによる抗微生物剤 - Google Patents

置換3−チオアクリロイル化合物およびそれによる抗微生物剤

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JPH04244055A
JPH04244055A JP20601991A JP20601991A JPH04244055A JP H04244055 A JPH04244055 A JP H04244055A JP 20601991 A JP20601991 A JP 20601991A JP 20601991 A JP20601991 A JP 20601991A JP H04244055 A JPH04244055 A JP H04244055A
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JP
Japan
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cis
thiocyanoacrylate
buten
methyl
compound
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Withdrawn
Application number
JP20601991A
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English (en)
Inventor
Peter Osei-Gyimah
ピーター オセイ − ギマ
Raj J Mehta
ラジ ジェイ メタ
Samuel Eugene Sherba
サムエル ユージン シャーバ
Barry C Lange
バリィ クリフォード ランジ
ローダ ダブリユ.ジョセフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm and Haas Co
Original Assignee
Rohm and Haas Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】発明の分野 本発明は抗微生物剤(antimicrobial a
gent) の分野に関する。 【0002】先行技術 特定クラスのチオアクリレートおよびチオアクリルアミ
ドは抗微生物剤として製造されたが、それらクラスの化
合物は商業的成功を達成していない。 【0003】花王の米国特許第4,115,103号、
第4,123,254号、第4,169,850号およ
び4,198,304号は、アルキル置換β−チオアク
リルアミドおよびβ−チオアクリル酸(およびその塩)
および対応するアルキルスルホンおよびアルキルスルホ
キシド誘導体を殺菌性除草剤、抗生物質、および非食品
または医用組成物の中の抗微生物剤として開示している
。 【0004】バイエルの西独特許DE2536252号
はβ−チオシアノビニルアリールケトンを抗微生物剤と
して開示している。三菱化学の特開昭50−03662
2号にはチオアルキル−およびチオシアノ−アルキル−
α−置換アクリル酸が植物生長調節剤として開示されて
いる。ヘキストの西独公開特許第2821639号はS
−置換アルキル−β−チオアクロイル化合物を殺菌剤お
よび殺細菌剤として開示している。 【0005】3−チオシアノアクリル酸メチルおよびα
−チオシアノフマル酸ジメチルは既知化合物である[T
etrahedron, 41(4),801(198
5)]が、抗微生物性化合物として開示されてはいない
。シス−3−チオシアノアクリル酸は既知化合物である
[Justus Liebigs Annalen d
er Chemie, 8,1249(1977)]が
、抗微生物性化合物として開示されてはいない。β−カ
ルボメトキシビニルイソチウリウムクリロドは既知化合
物である[J. Amer. Chem. Soc.,
 101(21),6306(1979)]が、抗微生
物性化合物として開示されてはいない。3−チオ(プロ
パン−2−オン−1−イル)アクリル酸メチルは既知化
合物ではある(Berichte,  97(8),2
109−17(1964)]が、抗微生物性化合物とし
て開示されてはいない。N,N−ジメチル−3−チオシ
アノアクリルアミドは既知化合物である(J. Org
. Chem., 30,2660−2665(196
5)]が、抗微生物性化合物として開示されてはいない
。 【0006】発明の概要 先行技術の抗微生物剤の多くは毒性および/または環境
問題をかかえている。 【0007】本発明の目的は改良された毒性プロフィー
ルを有し、かつ環境に有害でない新規な抗微生物性化合
物を提供することである。 【0008】これら目的および以下の開示から明かにな
るであろうその他の目的は、殺微生物剤(microb
icide) として有効量の下記式のチオアクリロイ
ル化合物を使用することからなる本発明によって達成さ
れる: 【化2】 【0009】式中、ZはOR、R、およびNR1R2 
からなる群から選択され; Rは水素、(C1 〜C1
8)アルキル; (C1 〜C8)アルケニル; (C
1 〜C8)ハロアルキニル; 2−(5−クロロチエ
ニル)メチル; 任意的にハロ−、(C1 〜C3)ア
ルコキシ−、ニトロ−、および(C1 〜C3)アルキ
ルからなる群から選択された1個またはそれ以上の置換
基によって置換されていてもよいフェニル; 任意的に
環ハロ−、(C1 〜C3)アルコキシ−、ニトロ−、
および(C1 〜C3)アルキルからなる群から選択さ
れた1個またはそれ以上の置換基によって置換されてい
てもよいフェナシル; 任意的に環ハロ−、(C1 〜
C3)アルコキシ−、ニトロ−、および(C1 〜C3
)アルキルからなる群から選択された1個またはそれ以
上の置換基によって置換されていてもよいアリールアル
キルからなる群から選択され; R1 およびR2 は
独立に、(C1 〜C8)アルキルおよびフェニルから
選択されるか、またはR1 とR2 は結合し合って、
それらが結合している窒素原子と共に、酸素ヘテロ原子
を伴って又は伴わないで、炭素原子4個又は5個を含有
する環を形成していてもよく; Xは水素、ハロゲン、
フェニル、CO2CH3 、および(C1 〜C3)ア
ルキルからなる群から選択され; そしてYはCN、C
H(COCH3)2 、CH2COCH3 、CH2C
N、CH2CO2C2H5 、プロパルギル、SCH=
CHCO2CH3 、C(=NH)NH2 塩酸塩、2
−(5−クロロチエニル)メチル、および、S、O、も
しくはNからなる群から選択された1〜4個のヘテロ原
子を有する飽和もしくは不飽和複素環式5員もしくは6
員環からなる群から選択され、前記環は非置換であるか
、または、炭素原子1〜8個の非置換もしくはハロ置換
アルキル、炭素原子2〜8個の非置換もしくはハロ置換
アルケニルもしくはアルキニル、ニトロ、シアノ、ハロ
、(C1 〜C8)アルコキシ、アミノ、アルキルアミ
ノ、ジアルキルアミノ、およびベンジルからなる群から
独立に選択された置換基によって置換されており; ま
たは任意的に、炭素原子1〜8個の非置換もしくはハロ
置換アルキル、炭素原子2〜8個の非置換もしくはハロ
置換アルケニルもしくはアルキニル、ニトロ、シアノ、
ハロ、(C1 〜C8)アルコキシ、アミノ、アルキル
アミノ、およびジアルキルアミノからなる群から独立に
選択された置換基によって任意的に置換されていてもよ
いベンゼン環に縮合していてもよく; または含窒素複
素環中の前記窒素はたいていはN−オキシドであり; 
但し、ZがNR1R2 のときには、YはCNであるこ
とを条件とし; また、ZがR、Xが水素、かつYがC
Nのときには、Rはフェニルではないことを条件とする
。 【0010】本発明の好ましい態様はシス−3−チオシ
アノアクリル酸メチル、シス−3−チオシアノアクリル
酸ヨードプロパルギル、トランス−3−チオシアノアク
リル酸メチル、およびシス−4−チオシアノ−3−ベテ
ン−2−オンを、冷却塔用水や製紙システムの中の微生
物を防除するために組成物中に約5〜約300ppmの
濃度で使用することからなる。 【0011】本発明の詳細および好ましい態様本発明の
化合物は予想に反して有効な抗微生物剤であることが解
明された。 【0012】いくつかの代表的な化合物を挙げる: 1
.  シス−3−チオシアノアクリル酸メチル; 2.
  シス−3−チオシアノアクリル酸; 3.  シス
−3−チオシアノアクリル酸エチル; 4.  シス−
3−チオシアノアクリル酸n−ブチル; 5.  シス
−3−チオシアノアクリル酸フェニル; 6.  シス
−3−チオシアノアクリル酸ヨードプロパルギル;  7.  α−チオシアノアクリル酸フマル酸ジメチル;
 8.  シス−3−チオシアノアクリル酸2,5−ジ
ニトロベンジル;  9.  シス−3−チオシアノアクリル酸5−クロロ−
チエン−2−イル−メチル;  10. シス−3−チオシアノアクリル酸ベンジル; 
11. シス−3−チオシアノアクリル酸4−クロロベ
ンジル;  12. シス−3−チオシアノアクリル酸p−クロロア
セトフェニル;  13. シス−3−チオシアノアクリル酸3−メトキシ
ベンジル;  14. シス−3−チオシアノアクリル酸2,5−ジク
ロロベンジル;  15. シス−β−カルボメトキシビニルイソチオウロ
ニウムクロリド; 16. シス−3−チオ(1−アセチルプロパン−2−
オン−1−イル)アクリル酸メチル;  17. シス−3−チオ(プロパン−2−オン−1−イ
ル)アクリル酸メチル;  18. ビス−シス−(カルボメトキシビニル)ジスル
フィド;  19. トランス−3−チオシアノアクリル酸メチル;
 20. シス−3−プロパルギルチオアクリル酸メチ
ル; 21. シス−3−(5−クロロチエン−2−イ
ル−メチル)アクリル酸メチル;  22. 3−ブロモ−3−チオシアノアクリル酸メチル
; 23. N,N−ジメチル  シス−3−チオシア
ノアクリルアミド;  24. N−(シス−3−チオシアノアクリロイル)ピ
ペリジン;  25. N−(シス−3−チオシアノアクリロイル)モ
ルホリン;  26. N−メチル−N−n−ブチル  シス−3−チ
オシアノアクリルアミド;  27. N−メチル−N−フェニル  シス−3−チオ
シアノアクリルアミド;  28. シス−4−チオシアノ−3−ブテン−2−オン
; 29. シス−3−(シアノメチルチオ)アクリル
酸メチル;  30. シス−3−(エチルカルボメチルチオ)アクリ
ル酸メチル;  31. シス−5−チオシアノ−4−ペンテン−3−オ
ン; 32. シス−8−チオシアノ−7−オクテン−
6−オン; 33. 4−フェニル−4−チオシアノ−
3−ブテン−2−オン;  34. 4−(2−メルカプトベンゾチアゾリル)−3
−ブテン−2−オン;  35. シス−4−(5−メルカプト−1−メチルテト
ラゾリル)−3−ブテン−2−オン;  36. シス−4−(2−メルカプトチアゾリル)−3
−ブテン−2−オン;  37. トランス−4−(2−メルカプトチアゾリル)
−3−ブテン−2−オン;  38. シス−4−(2−メルカプトピリジニル)−3
−ブテン−2−オン;  39. トランス−4−(2−メルカプトピリジニル)
−3−ブテン−2−オン;  40. シス−4−(2−メルカプトピリジニル−N−
オキシド)−3−ブテン−2−オン;  41. シス−4−(2−メルカプトチアゾリル)−3
−ブテン−2−オン;  42. トランス−4−(2−メルカプトチアゾリル)
−3−ブテン−2−オン;  43. 1−メルカプトイミダゾリル−3−ブテン−2
−オン;  44. シス−4−(2−メルカプト−1−メチルイミ
ダゾリル)−3−ブテン−2−オン; および45. 
4−(2−メルカプト−1−メチルイミダゾリル)−3
−ブテン−2−オン 【表1】     第1表: 式I(Z=OR)の代表的化合物の
構造および物理的データ化合            
                         
                   融点または物
No. R                    
      X      Y           
         沸点    1.    CH3 
                        H
       CN                
69−70 ℃2.    H           
                H       C
N                161−166 
℃3.    CH2CH3            
          H       CN     
           72℃/0.5mm4.   
 CH2CH2CH2CH3            
    H       CN           
     85℃/0.3mm5.    Ph   
                       H 
      CN                7
9−83 ℃6.    CH2C∫C−I     
              H       CN 
               141−143.2 
℃7.    CH3               
          COOCH3  CN     
           32−35 ℃8.    C
H2Ph(2,5−ジ−NO2)          
 H       CN              
  138−140 ℃9.    CH2 (5−C
l−チエン−2− イル)   H       CN
                57−59.5 ℃
10.   CH2Ph              
         H       CN      
          48.5−50.5 ℃11. 
  CH2Ph(4−Cl)            
     H       CN          
      69−70 ℃12.   CH2COP
h(4−Cl)               H  
     CN                12
7−129 ℃13.   CH2Ph(3−OCH3
)               H       C
N                64−66 ℃1
4.   CH2Ph(2,5−ジ−Cl)     
       H       CN        
        135−138 ℃15.   CH
3                        
 H       C(=NH)NH2(塩酸塩) 1
66−167 ℃16.   CH3        
                 H       
CH(COCH3)2        61−64 ℃
17.   CH3                
         H       CH2COCH3
          76−79 ℃18.   CH
3                        
 H       S−CH=CH−COOCH3  
  133−136 ℃19.   CH3     
                    H    
   CN                70℃/
0.3mm20.   CH3           
              H       CH2
C∫C−H         85℃/0.25mm 
21.   CH3                
         H       5−Cl− チオ
フェン−                     
                        2
−メチレン      49.5−52 ℃22.  
 CH3                     
    Br      CN           
     139−142.5 ℃29.   CH3
                         
H       CH2CN            
 63−66 ℃30.   CH3        
                 H       
CH2CO2C2H5        油状物【表2】     第2表: 式I(Z=NR1R2 、X=H、
Y=CN)の代表的化合物の            
構造および物理的データ化合物No. R1     
          R2             
                融点 (℃) 23
.       CH3              
 CH3                     
        99−10224.        
 −CH2CH2CH2CH2CH2−       
                        8
8−90 25.          −CH2CH2
OCH2CH2−                 
               89−91.5 26
.       CH3              
 n−Bu                    
        油状物27.       CH3 
              Ph         
                     60−6
2 【表3】     第2A表: 式I(Z=R、Y=CN)の代表
的化合物の構造              および物
理的データ化合物No. R            
    X                    
          融点 (℃) 28.     
  CH3               H    
                         
  44−46 31.       CH2CH3 
           H             
                  油状物32. 
      CH2CH2CH2CH2CH3   H
                         
      油状物33.       CH3   
            Ph           
                   油状物【表4
】 【表5】 【0013】ZがORであり; Rがアルキル、フェニ
ルおよび置換フェニル、アリールアルキルまたは置換ア
リールアルキルであり; XがHであり; そしてYが
CNである場合の式Iの化合物はシス−3−チオシアノ
アクリル酸(化合物2)を次のようにエステル化するこ
とによって製造できる:  【0014】                          
     エステル化NC−S−CH=CH−COOH
────→NC−S−CH=CH−COO−R    
化合物2                          
               Rはアルキル、フェニ
ル、アリール                   
                         
アルキル、置換フェニルまたは           
                         
        アリールアルキル、ハロアルキ   
                         
                ルである。 【0015】これら化合物の製造には、文献で知られて
いる様々なエステル化方法が使用できる。ここでは、2
種類の有効な手法について記載する。アセトニトリルや
、ジオキサンや、トルエンのような無水溶剤の中の化合
物2の溶液を、0〜25℃の範囲の温度で、1,8−ジ
アザビシクロ−(5.4.0)ウンデセ−7−エン(D
BU)によって処理する。得られた溶液を、0〜25℃
の範囲の温度で、商業的に入手可能なアルキルハロゲン
化物、アリールアルキルハロゲン化物または置換アリー
ルアルキルハロゲン化物(アルドリッチケミカル社)と
反応させる。この反応は一般に1〜24時間で行われる
。代わりに、化合物2を混合酸無水物に変換し、それか
ら、アルコールまたはフェノールで処理してエステルに
してもよい。従って、化合物2をトルエンや、アセトニ
トリルや、ジオキサンのような乾燥溶剤中に懸濁し、そ
して0〜25℃の範囲の温度でトリエチルアミンで処理
してもよい。得られた溶液を0〜25℃でクロロ蟻酸エ
チルまたはメタンスルホニルクロリドで処理する。得ら
れた混合酸無水物を0〜25℃の範囲の温度で、商業的
に入手可能なアルコールまたはフェノールと反応させる
。この反応は、通常、1〜24時間で行われる。 【0016】ヨードプロパルギルアルコールは公開され
た手法[Bulletin of the Chemi
cal Society of Japan, T.ア
ンドー、S.シオイ、M.ナガサキ,(1972),4
5,2611] によって製造される。 【0017】構造式Iの化合物の多くを製造する際のエ
ステル化のための出発材料としても機能するシス−3−
チオシアノアクリル酸(化合物2)は文献[G.Sim
chen とG.Entenmann, Justus
 Liebigs Annalen der Chem
ie, No.8, 1249(1977)]で知られ
ている。この化合物は、市販のプロピオル酸を0℃で硫
酸水溶液中でチオシアン酸ナトリウムまたはアンモニウ
ムで処理してから混合物を室温に温めて化合物を沈澱さ
せることによって、製造される。 【0018】チオシアノ基の化学およびそれを三重結合
に付加することは成書の中で論じられている: 「シア
ネートおよびそれらのチオ誘導体の化学 (The C
hemistry ofCyanates and t
heir Thio Derivatives)」1部
および2部(S. Patai編集) 、ウィレイ・ア
ンド・サンズ発行(1977)。 【0019】シス−3−チオシアノアクリル酸メチル(
化合物1)は次の文献中に引用されている: 1.  
M. Giffard, J. Cousseau お
よび L. Gouin, Tetrahedron,
 41(4),801(1985)2.  G. F.
 Dvorko,  N. M. Soboleva,
およびT. F. Karpenko, Dokl, 
Acad. SSSR, 184(4),850(19
69);(CA70:96122K) 【0020】この化合物は、市販のプロピオル酸メチル
を0℃で硫酸水溶液中でチオシアン酸アンモニウムで処
理してから、混合物を室温に温めて化合物を沈澱させる
ことによって、容易に製造できる。 【0021】式I [ZがOCH3 であり、XがHで
あり、そしてYがCH(COCH3)2 、CH2CN
、CH2CO2C2H5 、CH2COCH3 、アル
キニル、およびアリールアルキルである] のS−置換
化合物(化合物16、17、20、21、29および3
0)を製造するのに有効な手法は、文献の手法 H. 
R. Pfaendler, J. Costellお
よびR. B. Woodward, Journal
 of the American Chemical
 Society101(21),6306(1979
)に従って製造されメルカプチドに加水分解されるシス
−β−カルボメトキシビニルイソチオウロニウムクロリ
ド(化合物15)を用いて出発する。単離されてないメ
ルカプチドを、次に示すように、水性エタノール溶液中
で−10〜25℃の範囲の温度で、商業的に入手可能な
Yのハロゲン化物によって処理する。この反応は通常、
1〜24時間で行われる。 【化3】 【化4】 【化5】 Y=置換アルキル、アルキニル、アリールアルキルM=
ハライド (化合物16、17、20、21、29および30)【
0022】トランス−3−チオシアノアクリル酸メチル
(化合物19)は商業的に入手可能なトランス−3−ク
ロロアクリル酸(アルドリッチケミカル社)から次のよ
うにして製造される: チオシアン酸アンモニウムの塩
酸水溶液または硫酸水溶液を25〜50℃の範囲の温度
でトランス−3−クロロアクリル酸メタノールで処理す
る。それから、この混合物を1〜24時間加熱還流する
。混合物をクロロホルムで抽出し、重炭酸ナトリウム水
溶液で洗浄する。溶剤を蒸発させると、化合物19が得
られる。 【0023】3−ブロモ−3−チオシアノアクリル酸メ
チル(化合物22)は、ブロモプロピオル酸メチルを0
〜25℃の範囲の温度で硫酸溶液中でチオシアン酸アン
モニウムと反応させることによって製造される。この反
応は1〜5時間かかる。出発材料ブロモプロピオル酸メ
チルは公開された手法 W. Chodkiewicz
, Ann. Chim. (Paris),  2(
13),819(1957)に従って製造できる。 【0024】シス−β−チオシアノビニルケトン(たと
えば、化合物28、31、32および33)はアセチレ
ン系ケトンを0〜25℃の範囲の温度で硫酸溶液中でチ
オシアン酸アンモニウムと反応させることによって製造
される。この反応は1〜2時間で行われる。 【0025】シス−4−(5−メルカプト−1−メチル
テトラゾリル)−3−ブテン−2−オン(化合物35)
は5−メルカプト−1−メチルテトラゾールNa 塩水
和物を25℃で水性エタノール中でシス−4−チオシア
ノ−3−ブテン−2−オン(上記のように製造された化
合物28)と反応させることによって製造される。この
反応は18時間で行われる。 【0026】シス−およびトランス−4−(2−メルカ
プトチアゾリニル)−3−ブテン−2−オン(化合物3
6および37)は、2−メルカプトチアゾリンを還流〜
25℃の範囲の温度で水性エタノール中で3−ブチン−
2−オンと反応させることによって、製造される。この
反応は20時間で行われる。 【0027】上記のように出発したとき、式Iの化合物
と、作物栽上許容できる担体、化粧品、切削油、石鹸ま
たは合成洗剤、安定剤、フィルム形成性材料などのいず
れかとからなる組成物は菌類、細菌、藻類、ウィルスお
よび酵母を含む広範囲の様々なクラスからの微生物から
保護またはそれらを防除するための広範囲の有効性を有
する。組成物の好ましい用途は木材、塗料、接着剤、糊
剤、紙、パルプ/紙スラリ、編織物、皮革、プラスチッ
ク、厚紙、潤滑剤、化粧品、食品、コーキング材、飼料
、および工業用冷却水を微生物から保護することである
。 【0028】特に好ましい化合物はシス−3−チオシア
ノアクリル酸メチル、シス−3−チオシアノアクリル酸
ヨードプロパルギル、トランス−3−チオシアノアクリ
ル酸メチル、およびシス−4−チオシアノ−3−ブテン
−2−オンである。好ましい濃度は保護される材料の重
量に対して約5〜約300ppmである。微生物を防除
するための好ましい適用は工業用冷却水や製紙システム
の中に使用することである。たとえば、特に好ましいの
は、化合物を冷却塔用水系の中に約5〜125ppmで
、そしてパルプおよび紙スラリの中に15〜250pp
mで使用することである。 【0029】これら化合物および組成物のための具体的
産業と適用分野を次に列挙する:  【0030】 産業                      適
用                        
      接着剤、シーラント        接着
剤                        
  コーキング材                 
         シーラント【0031】 農業/食物連鎖            助剤保存  
                        農
業用活性成分                   
       農薬用化学保存剤          
                農業用配合物保存 
                         
動物飼料保存                   
       乳製品用薬品            
              肥料保存       
                   食品保存  
                        食
品加工用薬品                   
       穀物保存              
            収穫後農産物保護     
                     糖類加工
                         
 タバコ【0032】 構造物                    アス
ファルト/コンクリート              
            セメント改質剤      
                    構造物  
                        屋
根用マスチック(mastic)          
                合成スタッコ(st
ucco)                    
      壁用マスチック            
              ジョイントセメント【0
033】 化粧品及びトイレトリー    化粧品       
                   化粧品及びト
イレトリー用の原料                
          トイレトリー【0034】 消毒剤、防腐剤            防腐剤(an
tiseptic)                
          消毒剤(disinfectan
t)【0035】 乳濁物、分散物            水性分散物 
                         
分散顔料                     
     ラテックス               
           写真乳剤          
                顔料スラリ    
                      ポリマ
ーラテックス【0036】 配合消耗製品・工業製品    エアーフレッシュナー
                         
 布柔軟剤                    
      ハンドクリーナー           
               艶出剤−床用、家具用
、靴用                      
    スポンジおよびタウレット         
                 スプレースターチ
                         
 ワックス  【0037】 工業用加工、雑            ドライクリー
ニング液保存                   
       電着用塗料、浴、リンス       
                   電着前処理お
よび後処理用リンス                
          工業用流体保存        
                  低温殺菌浴  
                        加
工助剤保存【0038】 工業用水処理              空気洗浄器
                         
 冷却塔                     
     冷却水                 
         水冷  【0039】 ランドリー                家庭用ラ
ンドリー製品                   
       洗濯済み物品            
              ランドリー洗濯水   
                       プレ
ウォッシャー                   
       サニタイザー(ランドリー用)    
                      除去剤
(斑痕およびシミ用)  【0040】 皮革、皮革製品            皮革    
                      皮革製
品【0041】 潤滑剤、油圧助剤          自動車用潤滑剤
および流体                    
      コンベア用潤滑剤           
               グリース      
                    油圧用流体
                         
 油圧用油                    
      潤滑剤【0042】 医用機器                  診断用
酵素                       
   診断用キット                
          医療機器【0043】 金属加工・関連分野        切削油     
                     金属クリ
ーニング                     
     金属加工用流体【0044】 臭気防除(活性成分)      空調       
                   動物用寝具 
                         
キャットリッター                 
         ケミカルトイレット調合品    
                      脱臭剤
                         
 給湿器                     
     工業用消臭剤              
            サニタリー配合物     
                     トイレッ
トボウル【0045】 塗料及び被覆材            被覆性エマル
ジョン                      
    ペイント【0046】 紙及び木材パルプ、        紙及び木材パルプ
の吸収材料  それらの製品            
紙及び木材パルプの包装材料            
              紙          
                紙製品      
                    紙処理  
                        石
鹸包装                      
    木材パルプ                
          木材パルプ製品【0047】 製紙                      製
紙用殺粘菌剤                   
       パルプ及び紙スラリ【0048】 石油精製、燃料            航空燃料(ジ
ェット燃料、航空用ガス)             
             原油          
                バーナー、ジーゼル
、及びタービン燃料油               
           石炭スラリ         
                 ジーゼル燃料添加
物                        
  ジーゼル燃料                 
         燃料              
            ガソリン         
                 ヒーティングオイ
ル                        
  炭化水素                   
       灯油                
          液化石油ガス         
                 石油化学用供給原
料                        
  石油製品、貯蔵、搬送、および生産       
                   リサイクル石
油製品                      
    残留燃料油                
          タービン油【0049】 写真化学及び処理          写真処理−洗浄
水、リンス                    
      フォトプレート処理用薬品(現像剤、安定
剤など)【0050】 印刷                      イ
ンキ溜め溶液(印刷用)              
            インキ成分(顔料、樹脂、溶
剤など)                     
     インキ【0051】 サニタイザー(活性)      サニタイザー   
                       サニ
タイザー−乳製品用                
          サニタイザー−歯科用     
                     サニタイ
ザー−醗酵用                   
       サニタイザー−食品調理用      
                    サニタイザ
ー−食品加工用                  
        サニタイザー−医用        
                  サニタイザー−
畜産処理加工用                  
        サニタイザー−獣医用【0052】 石鹸、洗剤、清浄剤        清浄剤     
                     洗剤、手
動自動ランドリー、その他             
             家庭用清浄剤      
                    工業用清浄
剤                        
  液体石鹸(ハンド用、食器用、ランドリー用)  
                        油
脂除去剤                     
     粉末石鹸                
          清浄用品の原料        
                  石鹸     
                     界面活性
剤【0053】 編織物、編織物製品        ボンデッド布  
                        バ
ーラップ                     
     キャンバス地              
            キャンバス地物品     
                     カーペッ
ト裏地                      
    カーペット                
          衣料             
             コーテッド布      
                    カーテン 
                         
ドラペリー                    
      エンジニアリング用編織物       
                   繊維    
                      ジオテ
キスタイル                    
      編織物製物品             
             ニット地        
                  ネット    
                      不織布
                         
 ロープ                     
     敷物                  
        編織物装飾品           
               編織物       
                   編織物製品 
                         
椅子張り                     
     織布                  
        糸【0054】 編織物加工                染料固定
剤                        
  染料                     
     繊維用油剤               
           風合い改質剤        
                  サイズ剤   
                       編織
物加工用流体【0055】 治療用(活性剤又は保存剤)動物の健康用/獣医用  
                        水
性培養用                     
     歯科用                 
         人間の健康用          
                医薬/治療用【00
56】 浄水                      チ
ャーコール床                   
       脱イオン樹脂            
              フィルター      
                    膜    
                      逆浸透
膜                        
  ウルトラフィルター              
            浄水           
               浄水用パイプ、チュー
ブ【0057】 木材応用                  ラズア
(lazure)(木材ステイン)         
                 木材      
                    木材製品【
0058】 雑                        
アルコール                    
      水またはゲルを組み入れた寝具     
                     セラミッ
ク                        
  コンタクトレンズケース(浸出性)       
                   電子回路  
                        電
子機器用薬品                   
       酵素−食品製造用          
                酵素−工業用   
                       ゲル
クッション                    
      実験用試薬              
            海水防汚剤        
                  殺カビ剤   
                       採鉱
                         
 天然ゴムラテックス               
           油田適用          
                パイプ      
                    プラスチッ
ク                        
  ポリマーシステム               
           ポリマーおよび樹脂(合成及び
天然)                      
    試薬保存                 
         ゴム              
            ゴム製品         
                 スキンリムーバー
                         
 固体保護/装飾用フィルム            
              水泳プール      
                    廃棄物処理
                         
 ウォーターベッド【0059】これら化合物の使用量
は用途に依存する。 具体的用途のために有効な量は他の殺微生物性化合物の
使用量に似たものである。 【0060】これら化合物は他の殺微生物剤との組合せ
でも使用することができる。ここでは、用語「殺微生物
剤」は「抗微生物剤」と均等であると解釈されている。 【0061】式Iの化合物を菌類、細菌、藻類、ウィル
ス、酵母などの防除に適用するための適する方法は、量
的にも、担体などと共に使用することも、周知である。 【0062】次に、本発明の幾つかの態様を例証するた
めの実施例を提示するが、それら実施例は限定的なもの
と解されるべきでない。 【0063】実施例1: シス−3−チオシアノアクリ
ル酸フェニル(化合物5) 0℃で乾燥トルエン30ml中の化合物2(4.0g、
0.031モル)の攪拌懸濁物に乾燥トルエン5ml中
のトリエチルアミン(2.3g、0.031モル)を滴
加した。得られた溶液に乾燥トルエン15ml中のメタ
ンスルホニルクロリド(3.55g、0.031モル)
を0℃で滴加し、そして30分間攪拌した。乾燥トルエ
ン40ml中のフェノール(2.9g、0.031モル
)およびジメチルアミノピリジン(DMAP)(3.5
g、0.028モル)の溶液を、0℃で攪拌しながら滴
加した。 混合物を室温に温め、そしてさらに3時間攪拌した。ト
ルエンとの2相混合物中の黄色味を帯びたガムからなる
混合物を塩化メチレンで希釈し、水の中に注ぎ、そして
有機相を分離させた。水性相を塩化メチレンで抽出した
。合わせた有機相を重炭酸ナトリウム溶液、水で洗浄し
、(MgSO4 で) 乾燥し、そして濃縮した。残留
物を、溶離剤としてヘキサン/エーテル(4:1)を使
用するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーにか
けて、2.9gの白色結晶として生成物を得た:融点7
9−83℃; IR(KBr)1700、2175cm
−1。 【0064】実施例2: シス−3−チオシアノアクリ
ル酸ベンジル(化合物10) 乾燥アセトニトリル40ml中の化合物2(3.0g、
0.023モル)の攪拌懸濁物に乾燥アセトニトリル1
0ml中のDBU(3.54g、0.023モル)を、
混合物の温度を25℃未満に保ちながら、滴加した。得
られた溶液に、乾燥アセトニトリル15ml中の臭化ベ
ンジル(4.0g、0.023モル)の溶液を室温で滴
加した。5時間攪拌した後、混合物を水の中に注ぎ、そ
してエーテルで抽出した。エーテル抽出物を水で洗浄し
、(MgSO4 で) 乾燥し、そして濃縮して、放置
したときに固化する油状物4.3gを得た。固体をエタ
ノール/ヘキサン混合液から板状結晶として再結晶化さ
せた: 融点48.5−50.5℃; IR(KBr)
1695、2180cm−1。 【0065】実施例3: シス−3−チオ(1−アセチ
ルプロパン−2−オン−1−イル)アクリル酸メチル(
化合物16) 95% エタノール80ml中のシス−β−カルボメト
キシビニルイソチオウロニウムクロリド(化合物15)
(3.92g、0.02モル)の攪拌溶液に、水酸化ナ
トリウム(1N、40ml、0.04モル)の予め冷却
した溶液を、−10℃で5分間で添加した。直ちに生成
されたシス−β−カルボメトキシビニルメルカプチドナ
トリウム、尿素および塩化ナトリウムからなる白色沈澱
物に、95% エタノール30ml中の3−クロロ−2
,4−ペンタンジオン(2.68g、0.02モル)の
溶液を−10℃で添加した。混合物を室温に温めた後、
さらに5時間攪拌し、それから水の中に注ぎ、その後で
クロロホルムで抽出した。クロロホルム抽出物を水で洗
浄し、(MgSO4 で) 乾燥し、そして濃縮した。 残留油を、溶離剤としてヘキサン/エーテル(2:3)
を使用するクロマトグラフィーによって精製した。得ら
れた油状物2.1gは静置で固化し、それをエタノール
/ヘキサン混合液から再結晶化した: 融点61−64
℃; NMR(CDCl3) 17.1(s,1H);
  6.8(d,1H,J=9.3cps);  5.
95(d,1H,J=9.3cps);  3.8(s
,3H);  2.35(s,6H)。 【0066】実施例4: トランス−3−チオシアノア
クリル酸メチル(化合物19) 40℃の4N硫酸溶液(50ml) 中のチオシアン酸
アンモニウム(7.2g、0.095モル)の攪拌溶液
に、メタノール35ml中のトランス−3−クロロアク
リル酸(10.0g、0.095モル)の溶液を5分間
で滴加した。混合物を18時間還流し、冷却し、水中に
注ぎ、それをエーテルで完全に抽出した。エーテル抽出
物を重炭酸ナトリウム飽和溶液で、次いで水で洗浄した
。(MgSO4 で)乾燥した後に、溶液を濃縮して油
状物を得た。それを70℃/0.3mmで蒸留して7.
2gを得た: NMR(CDCl3)7.3(d,1H
,J=14.4cps);  6.35(s,1H,J
=14.4cps);  3.8(s,3H);IR(
KBr)2180、1725cm−1。 【0067】実施例5: 3−ブロモ−3−チオシアノ
アクリル酸メチル(化合物22) 0℃で、2M硫酸(20ml) 中のチオシアン酸アン
モニウム(3.06g、0.04モル)の攪拌溶液に、
3−ブロモプロピオン酸メチル(3.26g、0.02
モル)を正味5分間かけて滴加した。0℃の温度に1時
間保った後、水溶液中の固体沈澱物からなる混合物をエ
ーテルで抽出し、水で洗浄し、乾燥し(MgSO4 で
)、そして濃縮した。残留固体をヘキサン中に懸濁させ
、そして濾過して2.5gの生成物を得た。この固体を
エタノールから再結晶化して、黄色がかった微結晶を得
た: 融点139−142.5℃; IR(KBr)2
170、1680cm−1。 【0068】実施例6: N−(シス−3−チオシアノ
アクリロイル)ピペリジン(化合物24) 乾燥トルエ
ン60ml中の化合物2(3.06g、0.023モル
)の攪拌懸濁物に乾燥トルエン10ml中のトリエチル
アミン(2.35g、0.023モル)を、混合物の温
度を0〜5℃に保ちながら、滴加した。得られた溶液に
乾燥トルエン15ml中のクロロ蟻酸エチル(2.53
g、0.023モル)を0〜5℃で滴加した。混合物を
15分間攪拌した後、乾燥トルエン15mlの中のピペ
リジン(2.0g、0.023モル)を0〜5℃で滴加
した。混合物を室温に温め、さらに2時間攪拌し、そし
て濾過した。濾液を水で洗浄し、(MgSO4 で) 
乾燥し、そして濃縮して2.6gの油状物を生じ、それ
は固化した。この固体をエタノールから再結晶化させた
: 融点88−90℃; IR(KBr)  2175
、1630cm−1。 【0069】実施例7: シス−4−チオシアノ−3−
ブテン−2−オン(化合物28) 0℃で2M硫酸(50ml) 中のチオシアン酸アンモ
ニウム(7.6g、0.1モル)の攪拌溶液に1−ブチ
ン−3−オン(3.4g、0.05モル)を正味5分か
けて添加した。得られた固体懸濁物を0℃で15分間攪
拌してから、室温に温め、それから更に1時間攪拌した
。固体を濾過し、そして水で洗浄した。乾燥した後、褐
色固体を、溶離剤としてヘキサン/エーテル(1:4)
を使用するシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけ
た。 得られた固体3.6gをヘキサン/エタノール混合液か
ら、冷蔵庫の中に静置することによって針状物として、
再結晶化させた: 融点44−46℃; IR(KBr
)2150、1665cm−1。 【0070】実施例7A: シス−4−(5−メルカプ
ト−1−メチルテトラゾリル)−3−ブテン−2−オン
(化合物35) 水性エタノール(15ml) 中の5−メルカプト−1
−メチルテトラゾールナトリウム塩水和物(1.1g、
0.008モル)の攪拌溶液に、エタノール中のシス−
4−チオシアノ−3−ブテン−2−オン(化合物28)
の溶液を5分かけて滴加した。次の2時間で固体懸濁物
が生成されたことが観察され、それを25℃で18時間
攪拌した。真空中で揮発物を除去し、そして残留物を酢
酸エチル中に抽出し、そして水で十分に洗浄した。(M
gSO4 で) 乾燥した後、溶液を濃縮した。固体残
留物を、溶離剤としてヘキサン/酢酸エチル(3:2)
を使用するシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーに
よって精製して1.1gの白色固体を生じた: 融点1
12−114℃; IR(ヌジョール) uc=0  
1660cm−1。 【0071】実施例7B: シス−およびトランス−4
−(2−メルカプトチアゾリニル)−3−ブテン−2−
オン(化合物36および37) 35℃で水性エタノール(35ml) 中2−メルカプ
トチアゾリン(3.7g、0.03モル)の攪拌溶液に
、エタノール(10ml) 中の3−ブチン−2−オン
(2.0g、0.03モル)の溶液を10分かけて滴加
した。得られた溶液を2時間還流し、そして周囲温度で
18時間攪拌した。揮発物を真空中で除去し、そして残
留物を酢酸エチル中に抽出し、そして水で十分に洗浄し
た。(MgSO4 で) 乾燥した後、溶液を濃縮して
シスとトランスの異性体からなるコハク色の油状物を生
じた。精製及び異性体の単離を、溶離剤としてヘキサン
/酢酸エチル(4:1)を使用するシリカゲル上でのカ
ラムクロマトグラフィーによって行って、シス異性体を
2.7gの白色固体として生じた:   融点69−7
2℃; IR(ヌジョール) uc=0  1660c
m−1。  トランス異性体は0.2gのこはく色油状
物として回収された: IR(ニート)uc=0  1
660cm−1。 【0072】実施例8: 生物活性 A.殺生物活性: 殺生物性の評価 (殺細菌性、殺藻
性、および殺菌性) を行った。最小阻止濃度(MIC
)値は次のように行われるブロス(broth) によ
る一連の2倍希釈試験を使用して求められる: 試験化
合物の、代表的には1% 濃度の、ストック溶液または
分散物を、アセトンとメタノールと水の5:3:2の溶
剤溶液中でつくる。 このストック溶液の或る容量を培地の中に、500pp
m化合物の初期開始試験濃度を与えるように、分散させ
る。 【0073】試験を行う用意ができたときには、一連の
希釈物の各容器は、最初の容器以外は、化合物を含有し
ないブロスを等容量で含有している。最初の容器には開
始濃度の試験化合物を含有するブロスが2倍の容量で収
容されている。最初の容器からブロスを半分だけ第二の
容器に移す。混合後、得られた容量の半分を第二容器か
ら第三容器に移す。それぞれ500ppm、250pp
m、125ppm、63ppm、31ppm、16pp
m、8ppm、および4ppmの一連の濃度( または
、100ppm、50ppm、25ppm、12.5p
pm、6.2ppm、3.1ppm、1.6ppm、お
よび0.8ppm)を与えるのに十分なだけ全体のサイ
クルを繰り返す。 【0074】それから、各容器に適切な試験生物の細胞
懸濁物を接種する。細菌はブロス中で、そして菌類は寒
天斜面上で、試験されるべき種に適する時間および温度
で、増殖させたものであり、そして藻類は栄養媒体の中
で生長した緑藻類と青−緑細菌との混合物である。増殖
時間の最後に、細菌の場合にはブロスをかき混ぜて細胞
を分散させる。 【0075】菌類の場合には、胞子は斜面上に水をピペ
ットで吹き付け、そして無菌ループで胞子をはぎ取るこ
とによって収穫される。細胞/胞子懸濁物は温置時間、
温度および希釈剤の容量を制御することによって標準化
される。それから、懸濁物はブロス配合物を含有する容
器を接種させるために使用される。 【0076】藻類培養物は緑藻類と青−緑細菌とを含有
しており、それはペンシルバニア州スプリングハウスの
冷却塔から得られる。藻類培養物は蛍光灯の室内光の下
で回転シェーカー上のアレン(Allen) の媒体中
で増殖される。この培養物はさらにアレンの媒体で希釈
されてから、試験容器に加えられる。 【0077】それから、容器は適切な温度で保温される
。温置後、各容器を増殖/非増殖について検査する。 最小阻止濃度(MIC)は試験生物の増殖を完全に阻止
する化合物の最低濃度として定義される。 【0078】殺生物活性を実証するために試験された生
物は次のものを包含する:  細菌:  蛍光菌 (Pseudomonas fluoresc
ens) (PSFL)、グラム陰性 緑膿菌 (Pseudomonas aerugeno
sa)(PSAE)、グラム陰性 大腸菌 (Escherichia Coli)(EC
OL)、グラム陰性黄色葡萄球菌 (Staphylo
coccus aureus)(SAUR)、グラム陽
性 菌類:  黒色麹菌クロカビ (Aspergillus nig
er) (ANIG)アウレオバシジウム・プルランス
 (Aureobasidium pullulans
) (APUL) 【0079】第6表に示した微生物に対しての、本発明
の化合物の最小阻止濃度(MIC)およびSOK試験の
結果は第3表に示されている。 【0080】B.試験管内植物殺菌試験植物の疾病に対
して験管内試験を行った。 試験に使用した生物は次の通りである: PYU(Py
thium ultimum)(卵菌類)PHY(Ph
ytophthora capsici)(卵菌類) 
PIR(Piricularia oryzae)(子
嚢菌類) HEL(Cochliobolus sat
ivus)(子嚢菌類) BOC(Botrytis 
cinerea)(子嚢菌類) FUS(Fusari
um roseum) (子嚢菌類) SEP(Sep
toria nodorum)(子嚢菌類) RHI(
Rhizoctonia solani)(担子菌類)
 XAN(Xanthomonas campestr
is)(細菌) 【0081】方法:  1.  培養菌維持: 工程1および工程2における移
転は層流フード内で行った。この試験に使用される菌類
8種類と細菌はどれも、各週、トマトデキストロース寒
天プレート(生物当たり2プレート)に移して維持した
。生物は次の培養齢のときに使用された:   a.1
週齢: PYU、PHY、RHI;   b.2週齢:
 XAN、PIR、BOC、HEL、FUS、SEP。   PYUおよびPHYはアスパラギン−サクロースの
ブロスのシェーク培地(ASB)に移した。RHI、F
USおよびXANはシェーカー上の、酵母エキストラク
ト−デキストロースのブロス(YDB)の中で維持した
。培養フラスコはPDAプレートから各々採取した6個
の菌糸体プラグをもって(但し、PYUに関しては3個
のプラグをもって)接種された。全ての液状シェーカー
培養物は2日増殖後に使用された。 【0082】2.接種物の調製: PIR、BOC、H
EL、およびSEPは主に分生胞子が接種物として使用
されるようにYDBの中で軽く掻き放した。分生胞子懸
濁物はチーズクロスの2重層で濾過して菌糸体凝集塊を
除去した。各プレートは100mlのYDBを接種させ
るのに十分に分生胞子を生成していた。XANブロス培
養物はYDBの中に注入した(1ml培養物/100m
lブロス)。  PYU、PHY、RHIおよびFUS
培養物は混練(ブレンダーで1〜3  5秒破壊)し、
そしてPYUとPHY以外は全て、大きな菌糸体凝集塊
を除去するために、無菌チーズクロスの2重層で濾過し
た。RHIおよびFUSでは、各培養液10mlをYS
B90mlに添加し、そしてPHYでは、培養液10m
lをASB90mlに添加した。PYUでは、培養液2
mlをASB98mlに添加した。過剰接種 (たとえ
ば、溶液は、光に呈示した時にはほのかな曇りが見える
はずの場合でさえ、普通には目には透明に見えるはずで
ある)にならないように注意を払わなければならない。 すなわち、標準は適切には挙動しない。接種混合物を1
2チップのピペットによってマイクロチッタープレート
の中に入れた。マイクロチッタープレートの各ウェルの
中に接種物ブロス175μl(シングル投与) または
100μl(投与−応答試験)を入れた。接種された媒
体を有するプレートを一晩、遠心分離にかけた。処理当
たり2つのレプリカが存在した。 【0083】3.化合物の添加: この操作はフード内
で行った。6個のマイクロチッタープレートは当初にそ
れらのウェルに添加された245μl の無菌水を有し
ていた。化合物の10mg活性成分(a.i.)を1m
lの1:1のアセトン:メタノールの中に入れた。この
溶液5μl をピペットで、無菌水含有マイクロチッタ
ープレートの中に、グリッドに従って、注入した。プレ
ート当たり45個の化合物と3個の対照処理が存在した
。処理当たり2つのレプリカが存在した。溶液の25μ
l を、96個のウェルレプケーターをもって接種済み
プレートに移した。各移転の間には、レプリケーターを
アルコールによって火炎滅菌し、無菌水で洗浄し、そし
て無菌紙タオルで拭いた。 【0084】本発明のいくつかの化合物の特定濃度にお
ける植物疾病防除% の結果を第4表に示す。 【0085】C.植物疾病防除の温室試験本発明の幾つ
かの化合物をトマト疫病(TLB)、小麦うどんこ病(
WPM)および小麦葉さび病(WLR)に対する試験管
内殺菌活性について試験し、そして結果を第5表に示す
。穀類に対する試験では、均一な植物の高さを与え、か
つ均一な化合物適用および菌類接種を促進するために、
殺菌性化合物の適用の約24時間前に植物をトリミング
した。化合物を水とアセトンとメタノールの2:1:1
の混合液の中に溶解し、植物に吹き付け、乾燥(4〜6
時間)し、それから植物に菌類を接種した。各試験には
、水とアセトンとメタノールの混合液を吹き付け、菌類
を接種した対照植物も使用した。各試験の残りの手法は
以下に説明されており、結果は疾病防除% (本発明の
化合物で処理された植物の、未処理対照植物と比べたと
きの、病気徴候または症状の減少% ) として報告さ
れている。 【0086】トマト疫病(TLB) Phytophthora infestansを、4
週齢 Pixieトマトの植物の上で、制御環境室(6
5°F〜70°Fおよび相対湿度100% ) 内で培
養した。保存後、胞子を葉から洗い取り、そしてDeV
ilbiss 噴霧器によって、試験殺菌剤を予め吹き
付けられている3週齢 Pixieトマト植物の上に散
布した。これら接種済み植物を感染のために70°Fお
よび定ミストの湿気キャビネットの中に24時間入れた
。それから、これら植物を上記のように制御された環境
室に移し、そして更に3日間温置の後、評価した。病気
防除% は接種から4日後、かつ化合物散布から5日後
の、防除% として記録された。 【0087】小麦うどんこ病(WPM)Erysiph
e graminis (f.sp.tritici 
) を、Pennol小麦の苗の上で、65°F〜75
°Fの制御温度の室内で培養した。この培養植物からの
うどんこ病菌の胞子を、予め殺菌性化合物を吹き付けら
れているPennol小麦苗の上にふりかけた。この接
種済み苗を65°F〜75°Fの制御温度の室内に保持
し、そして地下かんがいを行った。 接種から8〜10日後に病気防除% を評価した。 【0088】小麦葉さび病(WLR) Puccinia recondita (f.sp.
 triticiRaces PKBおよびPLD)を
、7日齢小麦 (cultivar Fielder)
 の上で、温室内で14日間培養した。葉から胞子をサ
イクロンバキュームによって又はアルミニウム箔の上に
落とすことによって集めた。胞子を250μオープンス
クリーンでふるうことによって清浄化し、そして保存又
はそのまま使用した。保存には密閉した袋を使用して、
ウルトラロー(Ultralow)冷蔵庫に保存した。 保存した場合には、胞子は使用前に40°Fで2分間熱
衝撃を施されなければならない。胞子懸濁物は乾燥夏胞
子(dry uredia) から、ソルトロール (
Soltrol)油1ml当たり20mg(9.5百万
個)を添加することによってつくられる。 懸濁物はゼラチンカプセル(0.7ml容量)の中に小
分けしてオイル噴霧器に取り付ける。一つのカプセルは
7日齢Fielder 小麦の2インチ平方鉢20個の
面に対して使用される。小麦の葉から油を蒸発させるの
に少なくとも15分間待ってから、植物を暗いミストチ
ャンバー(18〜20℃および100% 相対湿度) 
の中に24時間入れる。それから、潜伏期間の間、植物
を温室に入れ、そして10日後に病気の程度について評
価する。予防試験では、植物に試験物質を吹き付けてか
ら1日後に、そして治療試験では、吹き付け2日前に、
接種を行った。 【表6】 【表7】 【表8】 【表9】 【表10】第6表: 殺生物試験に使用した微生物  
    名称                   
         グラム  ATCC No.   
 略称      細菌:  1.  蛍光菌 (Pseudomonas fluo
rescens)   (−)   15442   
 PSAE2.  黄色葡萄球菌(Staphyloc
occus aureus)(+)   6538  
    SAUR3.  大腸菌 (Escheric
hia Coli)          (−)   
11229    ECOL4.  緑膿菌 (Pse
udomonas aerugenosa)    (
−)   948        PSFL  菌類:
 

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  微生物の攻撃を受ける場所の上、中、
    または所に、殺微生物上有効量の、一般式【化1】 [式中、ZはOR、R、およびNR1R2 からなる群
    から選択され; Rは水素; (C1 〜C18)アル
    キル; (C1 〜C8)アルケニル; (C1 〜C
    8)ハロアルキニル; 2−(5−クロロチエニル)メ
    チル; 任意的にハロ−、(C1 〜C3)アルコキシ
    −、ニトロ−、および(C1 〜C3)アルキルからな
    る群から選択された1個またはそれ以上の置換基によっ
    て置換されていてもよいフェニル; 任意的に環ハロ−
    、(C1 〜C3)アルコキシ−、ニトロ−、および(
    C1 〜C3)アルキルからなる群から選択された1個
    またはそれ以上の置換基によって置換されていてもよい
    フェナシル; 任意的に環ハロ−、(C1 〜C3)ア
    ルコキシ−、ニトロ−、および(C1 〜C3)アルキ
    ルからなる群から選択された1個またはそれ以上の置換
    基によって置換されていてもよいアリールアルキルから
    なる群から選択され; R1 およびR2 は独立に、
    (C1 〜C8)アルキルおよびフェニルから選択され
    るか、またはR1 とR2 は互いに結合し合って、そ
    れらが結合している窒素原子と共に、酸素ヘテロ原子を
    伴って又は伴わないで、炭素原子4個又は5個を含有す
    る環を形成していてもよく;Xは水素、ハロゲン、フェ
    ニル、CO2CH3 、および(C1 〜C3)アルキ
    ルからなる群から選択され; そしてYはCN、CH(
    COCH3)2 、CH2COCH3 、CH2CN、
    CH2CO2C2H5 、プロパルギル、SCH=CH
    CO2CH3 、C(=NH)NH2 塩酸塩、2−(
    5−クロロチエニル)メチル、および、S、O、もしく
    はNからなる群から選択された1〜4個のヘテロ原子を
    有する飽和もしくは不飽和複素環式5員もしくは6員環
    からなる群から選択され、前記環は非置換であるか、ま
    たは、炭素原子1〜8個の非置換もしくはハロ置換アル
    キル、炭素原子2〜8個の非置換もしくはハロ置換アル
    ケニルもしくはアルキニル、ニトロ、シアノ、ハロ、(
    C1 〜C8)アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、
    ジアルキルアミノ、およびベンジルからなる群から独立
    に選択された置換基によって置換されており; または
    任意的に、炭素原子1〜8個の非置換もしくはハロ置換
    アルキル、炭素原子2〜8個の非置換もしくはハロ置換
    アルケニルもしくはアルキニル、ニトロ、シアノ、ハロ
    、(C1 〜C8)アルコキシ、アミノ、アルキルアミ
    ノ、およびジアルキルアミノからなる群から独立に選択
    された置換基によって任意的に置換されていてもよいベ
    ンゼン環に縮合していてもよく; または含窒素複素環
    中の前記窒素はたいていはN−オキシドであり; 但し
    、ZがNR1R2 のときには、YはCNであることを
    条件とし; また、ZがR、Xが水素、かつYがCNの
    ときには、Rはフェニルではないことを条件とする] 
    である1種またはそれ以上のチオアクリロイル化合物を
    導入することを特徴とする、微生物の増殖を抑制する方
    法。
  2. 【請求項2】  前記化合物が、シス−3−チオシアノ
    アクリル酸メチル; シス−3−チオシアノアクリル酸
    ; シス−3−チオシアノアクリル酸エチル; シス−
    3−チオシアノアクリル酸n−ブチル; シス−3−チ
    オシアノアクリル酸フェニル; シス−3−チオシアノ
    アクリル酸ヨードプロパルギル; α−チオシアノアク
    リル酸フマル酸ジメチル; シス−3−チオシアノアク
    リル酸2,5−ジニトロベンジル; シス−3−チオシ
    アノアクリル酸5−クロロ−チエン−2−イル−メチル
    ; シス−3−チオシアノアクリル酸ベンジル; シス
    −3−チオシアノアクリル酸4−クロロベンジル; シ
    ス−3−チオシアノアクリル酸p−クロロアセトフェニ
    ル;シス−3−チオシアノアクリル酸3−メトキシベン
    ジル; シス−3−チオシアノアクリル酸2,5−ジク
    ロロベンジル; シス−β−カルボメトキシビニルイソ
    チオウロニウムクロリド; シス−3−チオ(1−アセ
    チルプロパン−2−オン−1−イル)アクリル酸メチル
    ; シス−3−チオ(プロパン−2−オン−1−イル)
    アクリル酸メチル; ビス−シス−(カルボメトキシビ
    ニル)ジスルフィド; トランス−3−チオシアノアク
    リル酸メチル; シス−3−プロパルギルチオアクリル
    酸メチル; シス−3−(5−クロロチエン−2−イル
    −メチル)アクリル酸メチル; 3−ブロモ−3−チオ
    シアノアクリル酸メチル; N,N−ジメチル  シス
    −3−チオシアノアクリルアミド; N−(シス−3−
    チオシアノアクリロイル)ピペリジン; N−(シス−
    3−チオシアノアクリロイル)モルホリン;N−メチル
    −N−n−ブチル  シス−3−チオシアノアクリルア
    ミド; N−メチル−N−フェニル  シス−3−チオ
    シアノアクリルアミド; シス−4−チオシアノ−3−
    ブテン−2−オン; シス−3−(シアノメチルチオ)
    アクリル酸メチル; シス−3−(エチルカルボキシメ
    チルチオ)アクリル酸メチル; シス−5−チオシアノ
    −4−ペンテン−3−オン; シス−8−チオシアノ−
    7−オクテン−6−オン; 4−フェニル−4−チオシ
    アノ−3−ブテン−2−オン; 4−(2−メルカプト
    ベンゾチアゾリル)−3−ブテン−2−オン; シス−
    4−(5−メルカプト−1−メチルテトラゾリル)−3
    −ブテン−2−オン; シス−4−(2−メルカプトチ
    アゾリル)−3−ブテン−2−オン; トランス−4−
    (2−メルカプトチアゾリル)−3−ブテン−2−オン
    ; シス−4−(2−メルカプトピリジニル)−3−ブ
    テン−2−オン; トランス−4−(2−メルカプトピ
    リジニル)−3−ブテン−2−オン; シス−4−(2
    −メルカプトピリジニル−N−オキシド)−3−ブテン
    −2−オン; シス−4−(2−メルカプトチアゾリル
    )−3−ブテン−2−オン; トランス−4−(2−メ
    ルカプトチアゾリル)−3−ブテン−2−オン; 1−
    メルカプトイミダゾリル−3−ブテン−2−オン; シ
    ス−4−(2−メルカプト−1−メチルイミダゾリル)
    −3−ブテン−2−オン; および4−(2−メルカプ
    ト−1−メチルイミダゾリル)−3−ブテン−2−オン
    からなる群から選択される、請求項1の化合物。
  3. 【請求項3】  式中、 (a) Xが水素であり、YがCNであり、そしてZが
    水素、メトキシまたはジメチルアミノである; (b)
     Xが水素であり、Zがメトキシであり、そしてYがC
    H2COCH3 またはC(=NH)NH2 塩酸塩で
    ある; および (c) XがCO2CH3 であり、YがCNであり、
    そしてZがメトキシである、式Iの化合物。
  4. 【請求項4】  前記化合物が、シス−3−チオシアノ
    アクリル酸エチル; シス−3−チオシアノアクリル酸
    n−ブチル; シス−3−チオシアノアクリル酸フェニ
    ル; シス−3−チオシアノアクリル酸ヨードプロパル
    ギル; シス−3−チオシアノアクリル酸2,5−ジニ
    トロベンジル; シス−3−チオシアノアクリル酸5−
    クロロ−チエン−2−イル−メチル;シス−3−チオシ
    アノアクリル酸ベンジル; シス−3−チオシアノアク
    リル酸4−クロロベンジル; シス−3−チオシアノア
    クリル酸p−クロロアセトフェニル; シス−3−チオ
    シアノアクリル酸3−メトキシベンジル; シス−3−
    チオシアノアクリル酸2,5−ジクロロベンジル; シ
    ス−3−チオ(1−アセチルプロパン−2−オン−1−
    イル)アクリル酸メチル; ビス−シス−(カルボメト
    キシビニル)ジスルフィド; シス−3−プロパルギル
    チオアクリル酸メチル; シス−3−(5−クロロチエ
    ン−2−イル−メチル)アクリル酸メチル; 3−ブロ
    モ−3−チオシアノアクリル酸メチル; N−(シス−
    3−チオシアノアクリロイル)ピペリジン; N−(シ
    ス−3−チオシアノアクリロイル)モルホリン; N−
    メチル−N−n−ブチル  シス−3−チオシアノアク
    リルアミド; N−メチル−N−フェニル  シス−3
    −チオシアノアクリルアミド; シス−4−チオシアノ
    −3−ブテン−2−オン; シス−3−(シアノメチル
    チオ)アクリル酸メチル; シス−3−(エチルカルボ
    キシメチルチオ)アクリル酸メチル; シス−5−チオ
    シアノ−4−ペンテン−3−オン; シス−8−チオシ
    アノ−7−オクテン−6−オン; 4−フェニル−4−
    チオシアノ−3−ブテン−2−オン; 4−(2−メル
    カプトベンゾチアゾリル)−3−ブテン−2−オン; 
    シス−4−(5−メルカプト−1−メチルテトラゾリル
    )−3−ブテン−2−オン; シス−4−(2−メルカ
    プトチアゾリル)−3−ブテン−2−オン; トランス
    −4−(2−メルカプトチアゾリル)−3−ブテン−2
    −オン; シス−4−(2−メルカプトピリジニル)−
    3−ブテン−2−オン; トランス−4−(2−メルカ
    プトピリジニル)−3−ブテン−2−オン; シス−4
    −(2−メルカプトピリジニル−N−オキシド)−3−
    ブテン−2−オン; シス−4−(2−メルカプトチア
    ゾリル)−3−ブテン−2−オン; トランス−4−(
    2−メルカプトチアゾリル)−3−ブテン−2−オン;
     1−メルカプトイミダゾリル−3−ブテン−2−オン
    ; シス−4−(2−メルカプト−1−メチルイミダゾ
    リル)−3−ブテン−2−オン; および4−(2−メ
    ルカプト−1−メチルイミダゾリル)−3−ブテン−2
    −オンからなる群から選択される、請求項3の化合物。
  5. 【請求項5】  有効量の、請求項3の化合物を含む、
    殺微生物剤として有効な組成物。
  6. 【請求項6】  微生物から攻撃を受ける場所が木材、
    塗料、接着剤、糊剤、紙、パルプ/紙スラリ、編織物、
    皮革、プラスチック、厚紙、潤滑剤、化粧品、食品、コ
    ーキング材、飼料、および工業用冷却水からなる群から
    選択される、請求項1の方法。
  7. 【請求項7】  化合物が、シス−3−チオシアノアク
    リル酸メチル、シス−3−チオシアノアクリル酸ヨード
    プロパルギル、トランス−3−チオシアノアクリル酸メ
    チル、およびシス−4−チオシアノ−3−ブテン−2−
    オンからなる群から選択される、請求項6の方法。
  8. 【請求項8】  前記場所がパルプ/紙スラリおよび工
    業用冷却水からなる群から選択される、請求項7の方法
  9. 【請求項9】  前記化合物の量が前記場所の重量に対
    して約5〜約300ppmである、請求項6の方法。
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