JPH04243897A - 環状hivの主要中和決定基ペプチド - Google Patents

環状hivの主要中和決定基ペプチド

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JPH04243897A
JPH04243897A JP3179121A JP17912191A JPH04243897A JP H04243897 A JPH04243897 A JP H04243897A JP 3179121 A JP3179121 A JP 3179121A JP 17912191 A JP17912191 A JP 17912191A JP H04243897 A JPH04243897 A JP H04243897A
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bond
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amino acid
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Elizabeth E Sugg
エリザベス イー.サッグ
Catherine A Dolan
キャサリン エー.ドラン
Maria A Bednarek
マリア エー.ベドナレク
Richard L Tolman
リチャード エル.トルマン
Burton G Christensen
バートン ジー.クリステンセン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】ホ乳類の、ヒト免疫不全ウイルス(HIV
)に対する免疫反応を高めることができるHIV主要中
和決定基ペプチドについて説明する。アミノ酸の296
と341の間にある〔Ratnerらのナンバリングに
従がう。 Na+ure 313,277(1985)
〕エイズウイルスのエンベロープ糖タンパクgp120
の高変異性部位は、今日までに単離し、同定されたほと
んどのHIVに関して、アミノ酸テトラマー−GlyP
roGlyArg−(−GPGR−)を含んでいる。さ
らに、一般に、システィン残基が、このテトラマーの両
側に、アミノ酸約20個以内に見られる。少なくとも単
離したよく知られたHIV  III Bでは、これら
のシスティンがジスルフィド結合していることが知られ
ている。したがって、本明細書でループ状アミノ酸と呼
ぶ、中間のアミノ酸は、環状構造をとらされており、−
GPGR−はループの突端に露出している〔Javah
erianら,PNAS  USA86,6768,(
1989)〕。
【0002】ホ乳類にHIVを中和する免疫反応を誘導
することを目的とする、ペプチドに基づいた努力は、一
般に、鎖状又はジスルフィド結合した環状のペプチドの
使用に限られてきた。鎖状ペプチドには、受容者(re
cipient) 側の免疫システムが、溶液中で絶え
ずその三次元コンホメーションを変化させるエピトープ
に対応しなければならず、又、ジスルフィドが不安定で
あるため、鎖状PNDにより決定されるコンホメーショ
ンの数を制限するジスルフィド結合の信頼性が完全には
満足でないという限界がある。すなわちジスルフィドが
開裂すれば、上記の付帯する欠点を持つ鎖状ペプチドと
なる。
【0003】さらに、上記の鎖状又はジスルフィド結合
したペプチドに関連した問題に加えて、PNDの配列が
多様に異なることが知られる非常に多くの種々のHIV
が単離・同定されているという問題がある。このような
多様性は、もしPNDを作り出す単離体に特異的な免疫
反応が効果的な抗HIV免疫原であるべきならば、多様
な単離体起源のPNDペプチドの混合物が、広範囲の治
療用又は防御免疫原を達成する唯一の解決策である、と
いうことを意味する。効果的なPNDの二次構造をより
よく特性づけるためには、不安定なジスルフィド結合を
用いるのをさけた安定な環状物質が必要である。本発明
で説明する環状ペプチド及びこれら生成物の製造工程は
、この必要を満足させる。
【0004】鎖状の合成ペプチドは、溶液中又は固体支
持体上のいずれかで行なう多くの方法で製造される。こ
の製造に関わる原理と技術を包括するすぐれた文献とし
ては、“Principles of Peptide
 Synthesis”(「ペプチド合成の原理」)、
Bodanszky.M., Springer−Ve
rlag (1984);“Solid Phase 
Peptide Synthesis ” (「固相ペ
プチド合成」)Stewart J. M., You
ng J. D., Pierce Chemical
 Company(第2版1984);“The Pe
ptides”(「ペプチド」)、 Gross E.
, Meienhofer J., Acadenic
. Press, Inc.,(1979)がある。 一般に、環状ペプチドが必要な場合、少なくとも2個の
スルフヒドリル、たとえば2個のシスティンを有する鎖
状合成ペプチドの酸化によって、ジスルフィド結合した
環状物質を製造する。本発明は、安定した、アミド結合
した環状構造を有するペプチドを提供することにより、
不安定なジスルフィドを用いるのにともなう問題を克服
する。
【0005】したがって本発明は、安定した環状構造を
有する新規なHIV  PNDペプチド、及びそのよう
な化合物の製造工程と使用方法を説明する。安定した環
状HIV  PNDペプチドであるcPNDは、ループ
のアミノ酸のアミノ末端側の遊離アミノ基とループのア
ミノ酸のカルボキシ末端側の遊離カルボキシル基、好ま
しくはペプチドの遊離カルボキシ末端との間にアミド結
合を形成して製造する。このように形成したcPNDは
、これを含む共有結合抱合免疫原(covalent 
conjngate immunogen)の製造に有
用な試薬である。このような抱合体(conjngat
e) は、ホ乳類の抗ペプチド反応、抗HIV反応又は
HIV中和免疫反応を高めるのに有用である。このよう
な抱合体を含む混合物は、後天的免疫不全症候群(エイ
ズ)、又はエイズ関連症候群(ARC)を含むHIV疾
患を予防するワクチンとして、あるいは、エイズ又はA
RCに苦しむ人を治療するための免疫原として用いるこ
とができる。さらに、この抱合体は、ホ乳類のHIV中
和免疫反応に関する構造−機能連関を分析するための有
用な実験の道具を提供する。
【0006】本発明は構造式:
【化12】 を有する新規で安定な環状HIV  PNDペプチド、
又はその薬剤用の塩に関わる。式中:rはa)水素、b
)ベンジルオキシカルボニル、c)Ac−Cys,又は
d)Ac−Cys(Acm);R1 はa)結合、b)
ノルロイシン、オルニチン、β−アラニン及びγ−アミ
ノ酪酸等の標識アミノ酸を任意に含む1ないし5個のア
ミノ酸のペプチド;R2 はa)R3 が少なくとも2
個のアミノ酸のペプチドの場合には結合、又はアミノ酸
17個までのペプチド、又はb)R3 が結合の場合に
は、2ないし17個のアミノ酸のペプチド;R3 はa
)R2 が少なくとも2個のアミノ酸のペプチドの場合
は、R7 への結合、又はアミノ酸17個までのペプチ
ド、あるいはb)R2 が結合の場合、2ないし17個
のアミノ酸のペプチド;−GPGR−は−GlyPro
GlyArg−のテトラマー;R5 はR3 が結合の
場合にはループのアミノ酸に結合し、又はR3 がアミ
ノ酸がペプチドの場合にはR3 に結合し、a)1ない
し5個のアミノ酸のペプチド;b)標識アミノ酸、c)
−OHd)−COOHe)−CONH2 :又はf)な
しより選択する;R7 はa)R3から環のカルボニル
炭素への結合b)低級アルキルc)置換した低級アルキ
ルd)低級ヘテロアルキルe)置換した低級ヘテロアル
キル、又はf)− CH2CH2CH(CONH2)N
H−;である;R8 は結合又は、1ないし8個の炭素
の低級アルキルである。
【0007】この構造を有するペプチドは、適当な側鎖
保護を含めた既知の固相化学合成法により作られる鎖状
HIV  PNDペプチドの環化によって製造する。合
成後に、この鎖状HIV  PNDペプチドを樹脂から
切断し、アミド結合の形成をさせることのできる試薬、
好ましくはジフェニルホスホリルアジド(DPPA)、
ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチル
アミノ)ホスホニウムヘキサフルオロリン酸塩(BOP
)、又は同様の試薬と処理して溶液中で環化する。ルー
プのアミノ酸の一端の遊離アミノ基と、ループのアミノ
酸の他端の遊離カルボキシル基が環構造の形成にかかわ
る。 アミノ基は、ペプチドの遊離アミノ末端、好ましくは容
易なペプチド定量ができるノルロイシン、アミノ末端の
イソグルタミン(iQ)の遊離アミノ基、又はループの
アミノ酸のアミノ末端上のリジンのε−又はα−アミノ
基によって、提供することができる。カルボキシル基は
、遊離ペプチドカルボキシル末端、又はグルタミン酸又
はアスパラギン酸等の酸性アミノ酸の側鎖によって提供
することができる。
【0008】安定な、アミド結合した環状ペプチドは、
分析の道具として、ELISAアッセイの試薬として、
また多糖又は/及びタンパク質あるいは環状ペプチドに
高い免疫原性を与える他のすべての物質から成る免疫原
キャリアへの抱合試薬として有用である。このような接
合体(抱合体)は、ホ乳類の抗ペプチド、抗HIV、又
はHIV中和免疫反応を誘導したり、エイズ又はARC
を含めたHIV疾患の予防ワクチンを形成したり、また
ARCやエイズ等のHIV疾患に苦しむ人を治療するの
に有用である。
【0009】したがって本発明の目的は、ホ乳類の抗ペ
プチド、抗HIV又はHIV中和免疫反応を誘導するた
めに、あるいは抗HIVワクチンとして又はエイズやA
RCを含むHIV疾患に苦しむ人の治療のための免疫原
として用いる組成物を製造するために用いる抱合体を製
造する試薬として有用である。本発明の他の目的は、ア
ミド結合した構造によって、HIV  PNDペプチド
の安定した環化を行なう方法を提供することである。定
義及び略記号AAアッセイ      ペプチド又はタ
ンパク質を酸で加水分解して遊離アミノ酸とした後に定
量する、アミノ酸分析法Acm           
   アセトアミドメチル;チオール保護基活性化  
          ペプチド、タンパク質又は糖部分
を、その部分を誘導体化できる試薬と反応させて、その
後に起こる望ましい反応を可能にすることエイズ  後
天性免疫不全症候群アミノ酸          酸性
官能基とアミノ官能基の両方を有する分子;一般式 H
2N−CHR−COOH のよく知られたα−アミノ酸
が20種類あるが、式中のR基がこのアミノ酸の種類を
決定する;これらのアミノ酸は、立体化学的形態として
D体又はL体のいずれかを有するが、小文字1字の省略
記号又はアミノ酸名の前の接頭辞「D−」によってとく
に明記されない場合には、アミノ酸は天然あるいはL体
である。このよく知られた20種類のアミノ酸の名称及
びR基の式は、本明細書では以下の表に従がって1文字
の符号で表わす、すなわち:
【化13】 抗体              ホ乳類のB細胞が作
る、特定の抗原と結合することができるタンパク質AR
C            エイズ関連症候群AZT 
           アジドチミジン;抗エイズ化合
物2種間            別々に誘導した部分
を反応させた結果生ずる分子鎖又は抱合スペイサー  
    体であり、このスペイサーを用いて形成した接
合体を分析のために分解すると、スペイサーが遊離して
それを定量することができるので、共有結合の程度を測
定できるBOP            ベンゾトリア
ゾール−1−イルオキシトリス−(ジメチルアミノ)ホ
スホニウムヘキサフルオロリン酸塩キャッピング   
   低分子との反応によって接合体上の反応性部位を
なくすことCbz              ベンジ
ルオキシカルボニル接(抱)合体  共有結合したそれ
ぞれ独立した化学物質から成る複合体であり、少なくと
も1つの化学物質は望ましい抗原(たとえばHIV  
PND)であり、もう一方の化学物質は担体であるコア
アミノ酸      ホニュウ類のHIV中和免疫反応
を誘導するのに不可欠な、HIV  PNDのアミノ酸
DPPA          ジフェニルホスホリルア
ジドELISA        酵素免疫吸着アッセイ
Fmoc         9−フルオレニルメチルオ
キシカルボニルHIV            ヒトの
免疫不全ウイルス、レンティ・ウイルス群の1種であり
、エイズ及びそれに関連した症候群に関する病因だと言
われている。HIVは、また、HTLV(ヒトT細胞リ
ンパ球性ウイルス)、LAV(リンパ節腫張関連ウイル
ス)及びARV(エイズ関連ウイルス)としても知られ
ている免疫原            ホ乳類の免疫反
応の刺激物質として有用な分子免疫学的に等価    
同じペプチドエピトープを認識することのできる抗体の
ようなペプチド      に、ホ乳類のHIV中和免
疫反応を誘導する働きを共通に有する環状又は鎖状ペプ
チド標識アミノ酸      AAアッセイにおいて、
他のペプチド又はタンパク質アミノ酸の作るシグナルの
妨害を受けることのないシグナルを有するアミノ酸、た
とえばノルロイシン、オルニチン、β−アラニン、γ−
アミノ酪酸。Mtr            4−メト
キシ−2,3,6−トリメチルフェニルスルホニルNE
M            N−エチルマレイミドOM
PC          髄膜炎菌(Neisseri
a meningitidis) の外層膜複合タンパ
ク質、免疫増強剤及びペプチドの担体として用いるペプ
チドアミド(ペプチド)結合でつながったアミノ酸のポ
リマーPEP            ペプチドPND
            主要中和決定基:HIV中和
抗体に結合することができて、PNDを有する免疫原の
接種に際してホ乳類の受容者のHIV中和抗体を高める
ことができるペプチジル配列に対する名称;たとえばH
IV gp 120の296〜341残基、又はさらに
その一断片PnPs6B            連鎖
球菌(Streptococcus pneumoni
ae 6B)の莢膜多糖PRO           
 免疫原タンパク質タンパク質        分子の
大きなペプチドPRP            リン酸
ポリリボシルリビトールPSA        通常、
ポリマーのモノマー単位中にリン酸のくりかえし単位を
持つアニオン性多糖樹脂              
固相合成用の固体支持体マトリクスWang:4−(ヒ
ドロキシメチル)フェノキシメチルをコポリスチレン−
1%ジビニルベンゼン樹脂に結合させる、これをバッチ
Fmoc固相ペプチド合成に用いる、最後に95%TF
Aで樹脂より切断をして、同時に酸に反応する側鎖保護
基を脱保護する;Sasrin:4−(ヒドロキシメチ
ル)−3−メトキシフェノキシメチルをコポリスチレン
−1%ジビニルベンゼン樹脂に結合し、これをバッチF
moc 固相ペプチド合成に用いて、最後に1%のTF
A/CH2Cl2で樹脂より切断して、残っている酸に
不安定な側鎖保護基をとりのぞく;Pepsyn KA
 :4−(ヒドロキシメチル)フェノキシメチルを、微
粒珪藻土に吸着させたポリアミド樹脂に結合し、これら
連続フローカラムFmoc 固相ペプチド合成に用いる
。ペプチドは前記 Wang の樹脂と同様にして樹脂
より切りはなす;Pepsyn KH:4−(ヒドロキ
シメチル)−3−メトキシメチルを、微粒珪藻土に吸着
させたポリアミド樹脂に結合し、Fmoc 固相ペプチ
ド合成に用いる、側鎖を保護したペプチドを、Sasr
in樹脂について述べたように樹脂から切りはなす;「
足場」          担体上に作られた多数のペ
プチドエピトープを有する免疫原SCMHC     
   S−カルボキシメチルホモシステアミン、共有抱
合体免疫原の分解により放出される、AAアッセイで定
量可能な、酸に安定な二種間スペイサー;SCMC  
        S−カルボキシメチルシステアミン、
共有抱合体免疫原の分解により放出されるAAアッセイ
で定量可能な、酸に安定な二種間スペイサー;Z   
             ベンジルオキシカルボニル
【0010】本発明はcPNDの構造式:
【化14】 を有する新規な環状HIV  PNDペプチド又はその
製薬上許容し得る塩に関する。式中:rはa)水素b)
ベンジルオキシカルボニルc)Ac−Cys, 又はd
)Ac−Cys(Acm) ;R1 はa)結合、b)
ノルロイシン、オルニチン、β−アラニン、及びγ−ア
ミノ酪酸等の標識アミノ酸を任意に含んだ1ないし5個
のアミノ酸のペプチド;R2 はa)R3 が少なくと
も2個のアミノ酸のペプチドの場合、結合又はアミノ酸
17個までのペプチド、又はb)R3 が結合の場合、
2ないし17個のアミノ酸のペプチド;R3 はa)R
2 が少なくとも2個のアミノ酸のペプチドの場合、R
7 への結合又はアミノ酸17個までのペプチド、もし
くはb)R2 が結合の場合、2ないし17個のアミノ
酸のペプチド;−GPGR−は−GlyProGlyA
rg−のテトラマー;R5 は、R3 が結合の場合に
はループのアミノ酸に結合し、R3 がアミノ酸又はペ
プチドの場合はR3 に結合し、a)1ないし5個のア
ミノ酸のペプチドb)標識アミノ酸c)−OHd)−C
OOHe)−CONH2 、又はf)なしより選択する
;R7 はa)R3 から環のカルボニル炭素への結合
b)低級アルキルc)置換した低級アルキルd)低級ヘ
テロアルキルe)置換した低級ヘテロアルキル、又はf
)−CH2CH2CH(CONH2)NH− ;そして
R8 は結合、又は1ないし8個の炭素の低級アルキル
である。
【0011】低級アルキルは、1ないし8個の炭素を有
する直鎖又は分岐状アルキルである。置換した低級アル
キルは、 −CH2 , −CONH2で1価又は2価
置換してよい;ヘテロアルキルは、酸素、窒素又は硫黄
より選択した1ないし2個のヘテロ原子を有する。以後
、環状ペプチドのループの形成まで、アミノ酸−R2 
−GPGR−R3 −をループアミノ酸と呼ぶ。「不安
定でない結合」という語は、不安定なジスルフィド結合
以外の、アミド結合やチオエーテル結合等の共有結合を
意味する。適当な架橋構造を用いて、環のループ構造の
コンホメーションを最適にして、免疫システム中に現わ
れるPNDエピトープをうまく調整をすることができる
。たとえば、2個の炭素を有する架橋構造を用いると、
C5 の架橋を用いた場合より「もっときつい」ループ
が生じる。
【0012】したがって、本発明の好適な実施例におい
て、構造式:
【化15】 を有する環状ペプチドは、構造式
【化16】 を有する鎖状ペプチドの環化によって製造する。式中:
くねくねした線は −(CH2)4− を表わす;−G
PGR−は−GlyProGlyArg−のテトラマー
;X1 はa)セリンb)プロリンc)アルギニンd)
ヒスチジンe)グルタミン、又はf)トレオニンから選
択したR2 の要素;X2 はa)イソロイシンb)ア
ルギニンc)バリン、又はd)メチオニンから選択した
R2 の要素;XnはR2 の要素であり、結合又はア
ミノ酸15個までのペプチドのいずれかである;X3 
はa)アラニンb)アルギニン、又はc)バリンから選
択したR3 の要素;X4 はR3 の要素であり、a
)フェニルアラニンb)イソロイシンc)バリン、又は
d)ロイシンから選択する;そしてXmはR3 の要素
であり、結合又はアミノ酸15個までのペプチドである
【0013】本発明の他の好適な実施例においては、構
造式:
【化17】 を有する環状ペプチドを、構造式:
【化18】 を有する鎖状ペプチドを環化することにより製造するが
、式中の記号はすべて前記に定義したとおりである。
【0014】本発明の新規な環状ペプチドは、本質的に
2段階で製造する。すなわち、まず、鎖状ペプチドを、
たとえばABI−431Aペプチドシンセサイザー上で
、たとえばFmoc 化学及び試薬として適当に側鎖を
保護したFmoc −アミノ酸を用いた既知の固相ペプ
チド合成化学によって、製造する。
【0015】次に、この鎖状ペプチドを樹脂から切りは
なして、ペプチドの遊離アミノ末端、アミノ末端のイソ
グルタミンの遊離アミノ基、又はループアミノ酸の一端
のリジンの遊離ε−又はα−アミノ基を、DPPA、B
OP又は類似のペプチド結合形成させる試薬によって、
ループアミノ酸のカルボキシ末端の遊離カルボキシル基
にアミド結合させて、溶液中で環化する。
【0016】得られた生成物は、高速原子衝撃質量分析
〔FAB−MS〕、逆相HPLC、アミノ酸分析、又は
核磁気共鳴分光法(NMR)によって特徴づけすること
ができる。
【0017】実施例1〜25は本発明の物質の合成を示
す。
【0018】本発明の環状ペプチドは、ELISAアッ
セイの試薬として用いることができ、HIV中和抗体を
アッセイに用いる場合の、ペプチドの構造機能連関の分
析の道具を提供できる。あるいは、本発明の環状ペプチ
ドは担体たとえば多糖、抗原タンパク質、又はペプチド
の免疫原性を高めることのできるあらゆる物質の組み合
わせに接合することができる。たとえば、本出願と同時
に提出した米国特許出願においては、本発明のペプチド
を、インフルエンザbウイルス(Haemophilu
sinfluenzae b) の莢膜多糖からとった
リン酸ポリリボシルリビトール(PRP)、及び髄膜炎
菌b(Neisseria meningitidis
 b) の外層膜複合タンパク質(OMPC)から成る
担体に接合した。このような接合体を製造する実施例を
以下に述べる。
【0019】以下の実施例は、本発明の環状ペプチドの
作り方と用い方をより具体的に示すためのものである。 しかし、ここに与えた実施例は、本発明の範囲を制限す
るものと考えてはならない。
【0020】A.本発明により製造したペプチドの例実
施例1ペプチド結合したcPND7の溶液合成鎖状ペプ
チドCbz−Nle−Lys(Boc)−His(Tr
t)−Ile−Gly−Pro−Gly−Arg(Mt
r)−Ala−Pheを、373mg(0.1mmol
)の市販のFmoc−フェニルアラニル−p−アルコキ
シベンジルアルコール樹脂を用いて、ABI431Aペ
プチドシンセサイザー上で、固相法によって製造した。 ベンジルオキシカルボニル(Cbz)で保護した形態で
入手したノルロイシンをのぞいて、用いたL−アミノ酸
は、適当な酸不安定な側鎖保護基を有するトルオレニル
メトキシカルボニル(Fmoc )誘導体であった。ポ
リペプチド誘導樹脂生成物を焼結ガラスろうとに移し、
ジクロロメタンで洗浄して、乾燥すると、0.6gのポ
リペプチド樹脂生成物を得た。TFA:1,2−エタン
ジオール:アニソールの95:2:3混合液6mlで1
6時間処理して、ペプチドを樹脂から切りはなした。反
応混合物を焼結ガラスろうとで濾過して、樹脂を10m
lのTFAで洗浄して、濾液をまとめた。1ないし2m
lの黄色油状になるまで濃縮した後、50mlずつ、4
00mlのジエチルエーテルで摩砕して、焼結ガラスろ
うとで濾過して、この鎖状ペプチドを回収した。100
mlの1%TFAに溶解後、凍結乾燥して298mgの
鎖状ペプチドを得た。ペプチドの粉末を800mlのD
MFに溶解し、0.42mlのジイソプロピルエチルア
ミンで中和し、0.077mlのジフェニルホスホリラ
ジドで処理した。溶液を暗所で70時間、4℃でかくは
んして、環状ラクタムを形成させた。3mlの氷酢酸を
加えて後処理したのち、反応混合物を1ないし2mlの
油状になるまで濃縮し、10%の酢酸水溶液に溶解して
、凍結乾燥した。環状ペプチドを5%酢酸を移動相に用
いたG−15サイズの排除クロマトグラフィーで精製し
た。UVで検知したペプチドを含む分画をあつめて凍結
乾燥すると、無水環状ペプチド135mgを得た。得ら
れた全量がcPND7の構造式:
【化19】 の物質と一致した。これは
【化20】 のように表わすこともできる。
【0021】実施例2水素形のcPND8を産するため
のcPND7の脱保護cPND7の脱保護は、30%酢
酸水溶液20ml中に環状ペプチドを溶解して、炭素上
の10%パラジウム100mgの上で40psi で1
6時間水素添加して行った。反応混合物をセライトで濾
過して触媒をとりのぞき、濾過を凍結乾燥した。Vyd
ac  C18セミプレップカラムを用いた逆相HPL
Cを利用して8.5mgの純粋な脱保護した環状ペプチ
ドを得た。この脱保護の方法は、ベンジルオキシカルボ
ニルでN保護したペプチドとして合成したすべてのペプ
チドに適用でき、遊離した水素の形態のペプチドが得ら
れる。生成物の構造をFAB−MS、分析HPLC、及
びアミノ酸分析で確認するとすべての結果はcPND8
の構造:
【化21】 と一致した。これは
【化22】 のように表わすこともできる。
【0022】実施例3cPND10の合成ペプチドのア
ミノ末端にAcm保護したAc−システインを持つcP
ND10の合成は、Z−NleでなくFmoc −ノル
ロイシンを用いることと、N末端アミノ酸としてさらに
Ac−Cys(Acm)を用いることをのぞけば、実施
例1で用いた方法と同じである。すなわち、市販のFm
oc −Nle及びFmoc −Cys(Acm) を
用いて鎖状ペプチドAc−Cys(Acm)−Nle−
Lys(Boc)−His(Trt)−Ile−Gly
−Pro−Gly−Arg(M+r) −Ala−Ph
eを合成した。実施例1の方法を一部変えたこの方法は
、N末端にAc−Cys(Acm)が望ましい他のcP
NDペプチド合成に適用できる。
【0023】実施例4cPND10の脱保護によるcP
ND9の製造Atherton. E ら(Chem.
 Soc. Perkin Trans.,I2057
(1985))の記述する方法に従がって、Acmを保
護したAc−Cys(Acm)を遊離Ac−Cys−S
H(遊離スルフヒドリル)の形態に変えることができる
。この工程は、ブロモ酢酸化又はマレイミド化したタン
パク質あるいは多糖などの親硫剤との抱合体を製造する
際のペプチドのAcmチオール保護をとりのぞくのに適
用できる。cPND10の一部を10%酢酸水溶液に溶
解して、トリフルオロ酢酸水銀(10倍量)で処理した
。pHを4に再調整して、逆相HPLCでS−Acm基
の切断をモニターしながら、溶液を室温でかくはんした
。反応が完了したと判断した時、溶液を硫化水素ガスで
飽和した。硫化水銀(II)の沈殿を遠心分離してとり
のぞき、cPND9をRP−HPLCで精製した。cP
ND9の構造と純度をFAB−MS、分析HPLC及び
アミノ酸分析で確認した。
【0024】実施例2〜21実施例1〜4及び20〜2
1の方法に従がって合成したcPNDペプチド上記の諸
実施例及び以下の実施例20〜21で定める、cPND
7、cPND8、cPND9、cPND10、cPND
31及びcPND32の合成工程は一般に、ペプチドの
1次配列が変わることと適当な保護基を用いることをの
ぞけば、本質的に修正することなしに、多くの異なった
単離体由来の合成PNDペプチドの環構造の合成に適用
できる。したがって以下のすべてのペプチドは、それら
の方法によって合成された。
【化23】
【化24】
【化25】
【0025】実施例20cPND31の合成2グラム(
0.6meq/g) のFmoc −Phe−Wang
 樹脂をABI431Aシンセサイザーにのせた。Fm
oc の単連結プロトコールを用いてFmoc −Al
a、Fmoc −Arg(Tos)、Fmoc −Pr
o、Fmoc −Ile、Fmoc −His(Trt
)、Boc−Lys(Fmoc )及びCbz−Nle
をつけ加えて、配列Boc−Lys(Nε−Z−Nle
)−His(Trt)−Ile−Gly−Pro−Gl
y−Arg(Tos)−Ala−Pheを有する3.7
gの鎖状ペプチド樹脂を生成した。このペプチドを、9
5%TFA/5%水で2時間処理して樹脂から切りはな
した。樹脂を濾過してとりのぞき、TFAを濾過から減
圧下に蒸発させてとりのぞいて、残渣をジエチルエーテ
ルで摩砕した。沈殿を濾過して回収し、乾燥すると、配
列H−Lys(Nε−Z−Nle)−His−Ile−
Gly−Pro−Gly−Arg(Tos)−Ala−
Pheを有する1.7gの鎖状ペプチドを得た。このペ
プチドを、DMF(10ml)中のBoc−イソグルタ
ミン−ONp(0.71g,2nmol)及びDIEA
(0.35ml,2mmol)でひと晩室温で処理した
。DMFを蒸発させて、残渣をジエチルエーテルで処理
した。沈殿を濾過して回収し、酢酸エチルで洗浄した。 乾燥させたペプチド(1.9g)をTFA(100ml
)で0.5時間処理した。TFAを減圧下に蒸発させて
、残渣をジエチルエーテルで摩砕し、沈殿を濾過して回
収し、乾燥した。ペプチドは、10%酢酸水溶液を溶離
液に用いて、 Sephadex G−10で脱塩した
。ペプチドを含む分画を凍結乾燥して1.2g(0.7
9mmol)のH−isoGlu−Lys(Nε−Z−
Nle)−His−Ile−Gly−Pro−Gly−
Arg(Tos)−Ala−Pheを得た。2バッチ(
0.55g,0.36mmol)のペプチドを別々に氷
冷した1000mlのDMFに溶解し、DIEA(0.
6ml,0.9mmol)とDPPA(0.12ml)
を加えて、この溶液をひと晩室温でかくはんした。DM
Fを減圧下に蒸発させて、残渣をまとめて CHCl3
に可溶化した。有機フラクションを5%クエン酸水溶液
で洗浄した後、 MgSO4上で乾燥し、蒸発させると
、0.78gの未精製環状ペプチドを得た。この物質を
、アニソール(1ml)を含む液体HF(10ml)で
2時間0℃で処理した。HFを蒸発させて残渣を逆相H
PLC上で勾配溶離して(Vydac C−18,0〜
50% CH3CNで50分にわたって、バッファーと
して0.1%TFA水溶液を用いた)、250mgの純
粋なcPND31(M+H=1204)を得た。
【0026】実施例21cPND32の合成環化する鎖
状ペプチドの配列がH−iso Glu−Lys(Nε
−Z−Nle)−Glu−Arg(Tos)−Gly−
Pro−Gly−Arg(Tos)−Ala−Pheで
あることをのぞけば、実施例20のcPND31の合成
に用いたのと本質的に同じ工程を本実施例で用いた。B
.本発明のペプチドを用いて製造した抱合体の例
【0027】実施例22OMPCのN−(ブロモアセチ
ル)−6−アミノカプロン酸誘導体(BrAc−6−A
CA−OMPC)の製造OMPC溶液(10ml)(5
9mg/ml)を、4℃で2時間、43Krpmで遠心
分離した。 ペレットを、 Dounce ホモジナイザーを使って
6ml、pH9(Kolthoff)バッファーに再び
懸濁させて、1mlのN−(ブロモアセチル)−6−ア
ミノカプロン酸p−ニトロフェニルエステル溶液(アセ
トニトリル85mg/ml)を加えた。こうして得た混
合物を45時間振とうした。 不溶物質を低速で遠心分離してペレットにした後、上澄
みを4℃で2時間43Krpmで遠心分離した。ペレッ
トを再び10mlの水に懸濁させて、4℃で2時間、再
び遠心分離した。このペレットを10mlの水に再び懸
濁させて、BrAc−6−ACA−OMPCを得た。ア
ミノ酸分析は、268nmol/mlの6−アミノカプ
ロン酸及び196nmol/mlのリジンを示した。タ
ンパク質濃度は2.4mg/ml(回収率41%)であ
った。ブロモ酢酸化能力を判定するために、この溶液1
mlをpH8の30μl のN−アセチルシステアミン
中でインキュベートした。透析して過剰の試薬をとりの
ぞいた後、溶媒を蒸発すると、当該化合物を得た。サン
プルのアリコートを酸で加水分解して Spinco 
でアッセイすると54nmol/mlのS−カルボキシ
メチルシステアミン及び140nmol/mlのリジン
を示した(SCMC/lys =0.38)。これは、
存在するリジンの38%がブロモ酢酸化部分であること
を示す。
【0028】実施例23PRPのシステアミン(ビス−
2−アミノエチルジスルフィド)誘導体(PRP−cy
s −NH2 )の製造PRPのテトラブチルアンモニ
ウム塩(300mg)を11mlのジメチルホルムアミ
ド(DMF)に溶解した。つづいて30mgのカルボニ
ルジイミダゾールを加えて、溶液を室温(r.t.) 
で1時間かくはんした。その後このDMF溶液をかくは
んしながら、(氷冷で)冷却したシスタミン二塩酸塩(
450mg/10ml H2O; NaOH でpHを
10.3に調整) に加え、氷浴で15分間かくはんを
つづけた。その後溶液を氷浴からはずし、透析チューブ
に移した後、室温で45分間放置した。その後透析は、
以下のように順次バッファーを変えて行なった。(a)
 4リットル,pH7,0.1M  PO4 で4.2
時間(b) 4リットル,pH7,0.01M  PO
4 で8時間(c) 4リットル,pH7,0.01M
  PO4 で16時間、そして(d) 16リットル
, H2O  で8時間。凍結乾燥すると、当該化合物
であるPRPのシスタミン誘導体150mgを得た。こ
の物質のNMRで、PRPのシスタミン誘導を確認した
。3ppm (CH2−S)に位置する2個のメチレン
の共鳴を、グリコシド部分(5.1ppm )又は全P
RP部分積分と比較したところ、100個のリボシル−
リビトールリン酸塩部分(すなわちPRPのモノマー単
位)につき、平均48個のシスタミン部分を算定した。
【0029】実施例24PRP−cys −NH2 の
還元によるPRP−SHの生成9mlのpH8.0のバ
ッファー(PO4 0.01M,EDTA0.005M
のバッファーA)に、40mgのPRP−cys −N
H2 (製造は実施例23を参照)を加えた。完全に溶
解した後(15分間)、42mgの固体のジチオトレイ
トール(DTT)を加えた。混合物を脱気して窒化し、
室温で4.5時間放置した。その後、溶液を透析チュー
ブにうつし以下のようにバッファーを変えて透析した。 1)  4リットルのバッファーAで16時間2)  
4リットルのバッファーAで7.25時間3)  1リ
ットルのpH8の0.1MPO4 バッファー、0.0
05MEDTA(バッファーB)で17時間この時点で
の溶液のE11man アッセイは、チオールのタイタ
ー2.04mmolSH/mlを示し、すなわち、体積
7.5mlに対し当該PRP−SHの全量15.3mm
olを示した。
【0030】実施例25cPND9−PuPs6B−O
MPCの製造(ここにcPND9の構造式は以下のもの
である)
【化26】 PuPs6B(n−Bu4 N+ )PuPs6B(4
84mg)を蒸留水(48ml)に溶解し、溶液をメカ
ニカルスターラーで固体がすべて溶けるまでかくはんし
た(1.5時間)。多糖が溶解している間に、カラム(
20mm)に Dowex50×2(n−Bu4 N+
 )イオン交換樹脂(30ml)をつめて、樹脂床を水
で1.5時間洗浄する。粘性多糖溶液を洗浄した樹脂に
そそいで重力で床(ベッド)を通過させた(16時間)
。カラムを水(8ml)で洗浄し、まとめた溶離液を凍
結乾燥すると800mgの淡黄色固体が得られ、これを
真空デシケーター内(50mmHg)の P2O5 上
で乾燥した(60時間)。この方法により、564mg
の無水PuPs6Bテトラ−n−ブチルアンモニウム塩
、PuPs−6B(n−Bu4 N+ )を得た。Pu
Ps6B−BuA2 PuPs6B(n−Bu4N+ 
)(140mg)をジメチルスルホキシド(5ml)に
溶解して、メカニカルスターラーで15分間かくはんす
ると、すべての固体は溶解していた。この混合物に、1
,1′−カルボニルジイミダゾール(15mg)を、一
度に加えて、反応物を室温でかくはんした(80分間)
。分液フラスコ内の水(5ml)中のブタンジアミン二
塩酸塩溶液に2.5Nの NaOH を加えて塩基性(
pH10.2)とした後、0℃に冷却した。このつめた
い混合物に、ゆっくりと一定の割合で活性多糖をそそぎ
、得られた溶液を0℃で(30分間)かくはんした。反
応混合物を室温になるまで放置して、さらに1時間かく
はんした後、透析チューブ(2ml/cmに移して以下
のように(4℃で)透析した、すなわち:4リットル、
0.1MpH7.0 HPO4 バッファーで5時間;
4リットル0.01MpH7.0 HPO4 バッファ
ーで15時間;4リットル0.01MpH7.0 HP
O4 バッファーで9時間;そして4リットル蒸留水で
15時間。透析チューブの内容物を凍結乾燥すると白色
固体を生じ、これをデシケーター内の P2O5 上で
ひと晩(16時間)乾燥すると、94mgのPuPs6
B−ブタンジアミン(PuPs6B−BuN2)が得ら
れた。この物質のNMRは、50%ローディング(6B
モノマー単位100につきBuA2 単位50)のブタ
ンジアミンが得られたことを示した。このローディング
パーセントは、ブタンジアミンメチレン部分の積分をラ
ムノースメチル部分と比較して決定した。PuPs6B
−BuA2−BrAc6B−BuA2 (94mg)を
pH9.04の Kolthoff バッファー(10
ml)に溶解して、混合物をメカニカルスターラーで3
0分間かくはんして溶液にした。この水溶液に、アセト
ニトリル(1ml)中のp−ニトロフェニルブロモ酢酸
から或る混合物を加えて、この反応物を冷蔵室(4℃)
でひと晩(22時間)かくはんした。得られた粘性黄色
溶液を透析チューブ(2ml/cm)に移し、以下のよ
うに(4℃で)透析した、すなわち:15リットル蒸留
水で23時間;そして4リットル蒸留水で23時間。透
析チューブの内容物は溶液としてとっておいた。この溶
液の1mlを凍結乾燥すると白色固体の3.5mgのP
uPs6B−BuA2 −BrAcを得た。この物質の
NMR(300 MHz、D2O)はブタンジアミンの
ローディングパーセントが28%であることを示した。 この値と、以前に(PuPs6B−BuA2 に関して
)得た値の差は、凍結乾燥した物質の必ずしも全量が溶
液として溶解しないことによる溶解度の問題から生ずる
と思われる。PuPs6B−cPND9PuPs6B−
BuA2 −BrAc水溶液(11ml,約38.5m
g)を構造式:
【化27】 の環状ペプチド(8.5mg,6.9μmol ,分子
量1221)を入れたバイアルびんに加えた。得られた
溶液(200μl のサンプル)にただちに Elli
manテストを行なうと、3.3μmol のSHタイ
ター(OD412 =0.270)を示した。反応混合
物を15ml遠心分離管に移して脱気し、窒素を充填し
た後、室温で(5時間)遠心した。反応混合物を透析チ
ューブ(2ml/cm)に移し、4リットルの蒸留水で
(4℃で23時間)透析した。透析チューブ内にある溶
液1mlをとり出して凍結乾燥した。残った溶液(13
.5ml)に無水のpH8.0 HPO4 バッファー
の塩(180mg)及び数滴の5 NNaOHを加えて
、pHを8.3に調整した。こうしてpHを調整した溶
液を、チオール化したOMPCとの抱合に用いた。cP
ND9−PuPs6B−OMPC滅菌したOMPC(1
0ml,約45mg)を超遠心分離し(4℃ないし20
℃、43Krpm 1.5時間)、ペレットにした。こ
のペレットを、(Millipore Millex−
GV 0.22μm 滅菌フィルターで)滅菌濾過した
pH11のホウ酸バッファー(10ml)中の塩酸ホモ
システィンチオラクトン(86mg)、エチレンジアミ
ンテトラ酢酸二ナトリウム塩(86mg)及びジチオト
レイトール(17mg)から成るチオール化混合物に再
び懸濁させた。このペレットをホモジナイズして(Do
unce) 、滅菌した15ml遠心分離管に移し、脱
気して窒素を充填した。反応混合物をひと晩(20.5
時間)室温で遠心した後に、超遠心分離管に移し、1M
 KH2PO4 でドーピングした。タンパク質を(4
℃,43Krpm で2時間)ペレットにし、0.1M
H2PO4 バッファー(10ml)に再懸濁し、ホモ
ジナイズして(Dounce) 、再び(4℃,43K
rpm で2時間)ペレットにした。この滅菌タンパク
質ペレットを、そのままペプチド−多糖溶液との抱合に
用いた。滅菌タンパク質ペレットを、(Millipo
re Millex−GV 0.22μm 滅菌フィル
ターで)滅菌濾過した多糖−ペプチド溶液に再懸濁して
、ホモジナイズした(Dounce) 。ただちに E
llman テストを行なうと、15.3μmol の
SHタイター(OD412 =0.730)を示した。 反応混合物を滅菌した15ml遠心分離管に移し、脱気
して窒素を充填し、ひと晩(21時間)ねかせた。 E
llman テストは8.2μmol のSHタイター
を示した(OD412 =0.390)。 タンパク質は、pH8.0 HPO4 バッファー(5
ml)中のN−エチルマレイミド(75mg)から成る
(Millipore Millex−GV 0.22
μm 滅菌フィルターで)滅菌した溶液1mlを加えて
キャッピングした。この混合物を室温でひと晩(16時
間)ねかせた。 Ellman テストは今度ははっき
りとネガティブであった(OD412=0.066,S
Hタイター=1.38μmol )。キャッピングした
滅菌抱合体を(4℃,43Krpm で2時間)超遠心
分離してペレットにした後に、滅菌水(10ml)に再
懸濁してホモジナイズして(Dounce) 、滅菌し
たプラスチック15ml遠心分離管に保存した。アッセ
イを(100μl の溶液をそれぞれ用いて)行なうと
、Lowry法ではタンパク質1.50mg/ml、S
pico アミノ酸分析ではNle=2nmol/10
0μl であった。Nleの濃度は、変換に用いた分子
量1221のペプチドの濃度と同じであるので、ペプチ
ドローディングは直接に上記の値から計算できる。した
がって、ペプチド濃度は0.0242mg/mlと計算
され、当該抱合体として0.0161mg PEP/m
gOMPCのペプチドローディングを得た。
【0031】実施例26cPND9−PRP−OMPC
の製造(ただしcPND9は構造式:
【化28】 を有する)実施例25のPuPs6B−BuA2 −B
rAcと同じ方法で製造した33mgのPRP−BuA
2 −BrAc(17BuA2 −BrAc/100P
RPモノマー単位)を3.5mlpH8の(0.1M 
PO4)バッファーに溶解した。この溶液を脱気して、
大気をN2 と交換し、6.9mgのcPND9を加え
た。純粋なものである場合、これは5.65mmolの
環状ペプチド(分子量1221)にあたる。しかし、 
Ellman アッセイは、ただ1.5μmol のS
Hの存在を示した。ペプチド−PRP溶液を7時間ねか
せて(Ellman=0)、その後4リットルの水で1
6時間透析した。アリコートを凍結乾燥すると、NMR
スペクトルはフェニル共鳴(7.28及び7.43pp
m )があり、PRPと抱合したペプチドが存在すると
思われた。OMPCを通常通りN−アセチルホモシステ
ィンチオラクトンで官能基化すると、チオール化したO
MPC(7.35μmol SH/45mgOMPC出
発OMPC=0.163μmol SH/mg)を得た
。まずリン酸塩でpH8に緩衝した後に0.22μ滅菌
 millex GVフィルターで濾過した3mlのペ
プチジル化したPRPに、チオール化したタンパク質を
再懸濁させた。このOMPC−ペプチジル化PRP混合
物を脱気して、41時間ねかせた。この時点で55%の
チオールタイターが残っていた。pH8のバッファー中
の(31mg/3.5ml)のN−エチルマレイミドを
滅菌濾過した溶液(0.6ml)を加えて、反応混合物
を2.5時間ねかせた。このときチオールは存在しなか
った。溶液を水で10mlに希釈し、43,000rp
m で2時間、4℃で遠心分離した。ペレットを10m
lの水に再懸濁して、上記と同様に遠心分離した。2回
目の遠心分離で得たペレットを7mlの H2Oに再懸
濁して、4℃で60時間ねかせた。低速で clini
cal 遠心すると、少量の沈殿がペレット状になった
。上澄みを Spicoでアッセイすると、SCMHC
/lys =0.055、ノルロイシン(Nle)濃度
は4.8nmol/mlであり、これはペプチド濃度に
して0.0056mgPEP/mlであった(ペプチド
の分子量を1221とした)。タンパク質アッセイ(L
owry 法)は、0.810mg/mlのタンパク質
の存在を示した。つまり、当該抱合体のペプチドローデ
ィングは0.0072であった。
【0032】以上の、説明を目的とした実施例を揚げこ
の詳細は、本発明の原理を教えるものであるが、本発明
の実施は、前記の請求項及び請求項と同主旨のものの範
囲内にある、あらゆる通常の変更、適用、修正又は削除
を含むと考えるべきである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  構造式: 【化1】 を有する環状HIV  PNDペプチド又はその製薬上
    許容し得る塩。〔式中:rはa)水素b)ベンジルオキ
    シカルボニルc)Ac−Cys、又はd)Ac−Cys
    (Acm) ;R1 はa)結合、又はb)任意に標識
    アミノ酸を含む1ないし5個のアミノ酸のペプチド;R
    2 はa)R3 が少なくとも2個のアミノ酸のペプチ
    ドの場合には、結合又はアミノ酸17個までのペプチド
    、又はb)R3 が結合の場合には、2ないし17個の
    アミノ酸のペプチド;R3 はa)R2 が少なくとも
    2個のアミノ酸のペプチドの場合には、R7 との結合
    又はアミノ酸17個までのペプチド、又はb)R2 が
    結合の場合には2ないし17個のアミノ酸のペプチド;
    −GPGR−は−GlyProGlyArg−のテトラ
    マー;R5 は、R3 が結合の場合にはループのアミ
    ノ酸へ結合し、あるいはR3 がアミノ酸又はペプチド
    の場合にはR3 に結合するが、a)1ないし5個のア
    ミノ酸のペプチドb)標識アミノ酸c)−OHd)−C
    OOHe)−CONH2 、又はf)なしより選択する
    ;R7 はa)R3 から環のカルボニルの炭素への結
    合b)低級アルキルc)置換した低級アルキルd)低級
    ヘテロアルキルe)置換した低級ヘテロアルキル、又は
    f)−CH2CH2CH(CONH2)NH− ;R8
    は結合、又は1ないし8個の炭素からなる低級アルキル
    である。〕
  2. 【請求項2】  構造式: 【化2】 を有する請求項1の環状ペプチド、又はその製薬上許容
    し得る塩。〔式中:−GPGR−は−GlyProGl
    yArg−のテトラマー;X1 はa)セリンb)プロ
    リンc)アルギニンd)ヒスチジンe)グルタミン、又
    はf)トレオニンから選択したR2 の構成要素;X2
    はa)イソロイシンb)アルギニンc)バリン、又はd
    )メチオニンから選択したR2 の構成要素;XnはR
    2 の構成要素であり、結合又はアミノ酸15個までの
    ペプチドのいずれかである;X3 はa)アラニンb)
    アルギニン、又はc)バリンから選択したR3 の構成
    要素;X4 はa)フェニルアラニンb)イソロイシン
    c)バリン、又はd)ロイシンから選択したR3 の構
    成要素;そしてXmはR3 の構成要素であり、結合又
    はアミノ酸15個までのペプチドである。〕
  3. 【請求項3】  構造式: 【化3】 を有する請求項1の環状ペプチド又はその製薬上許容し
    得る塩。〔式中、−GPGR−は−GlyProGly
    Arg−のテトラマー;X1 はa)セリンb)プロリ
    ンc)アルギニンd)ヒスチジンe)グルタミン、又は
    f)トレオニンから選択したR2 の構成要素;X2 
    はa)イソロイシンb)アルギニンc)バリン、又はd
    )メチオニンから選択したR2 の構成要素;XnはR
    2 の構成要素であり、結合又はアミノ酸15個までの
    ペプチドのいずれかである;X3 はa)アラニンb)
    アルギニン、又はc)バリンから選択したR3 の構成
    要素;X4 はa)フェニルアラニンb)イソロイシン
    c)バリン又はd)ロイシンから選択したR3 の構成
    要素;そしてXmはR3 の構成要素であり、結合又は
    アミノ酸15個までのペプチドいずれかである。〕
  4. 【請求項4】  以下の構造式を有する請求項1のペプ
    チド。 【化4】 【化5】 【化6】
  5. 【請求項5】  以下の構造式を有する請求項4の環状
    ペプチド。 【化7】
  6. 【請求項6】  請求項1のペプチドの製造工程におい
    て、(a) 適当に保護したアミノ酸を有する鎖状ペプ
    チドの合成;(b) 固相合成によりこのペプチドを製
    造した後にペプチドを固体支持体より切りはなすこと;
    (c) 切断したペプチド溶液の中和と脱塩;(d) 
    DMF又はCH2Cl2から選択した有機溶媒中への、
    ステップ(c) の生成物の可溶化;及び(e) ルー
    プ状アミノ酸の一端の保護しないアミノ基とループ状ア
    ミノ酸の他端の遊離カルボキシル基の間にペプチド結合
    を形成させる媒体となるDPPA及びBOPのうちから
    選択した試薬に、ステップ(d) の生成物を接触させ
    ることからなることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】  遊離アミノ基がリジンのε−アミノ基
    、リジンのα−アミノ基又はペプチドの遊離アミノ末端
    から選択され、遊離カルボキシル基がペプチドの遊離カ
    ルボキシ末端あるいは、グルタミン酸、アスパラギン酸
    およびイソグルタミン酸から選択した酸性アミノ酸の側
    鎖である、請求項6の方法。
  8. 【請求項8】  ペプチドをDMF中のDPPAとの処
    理で環化する請求項7の方法。
  9. 【請求項9】  構造式: 【化8】 を有するペプチドを製造するために、構造式:【化9】 を有する鎖状ペプチドの環化を含む請求項8の方法。 〔式中:くねくねした線は −(CH2)4− を表わ
    す;−GPGR−は−GlyProGlyArg−のテ
    トラマー;X1 はa)セリンb)プロリンc)アルギ
    ニンd)ヒスチジンe)グルタミン、又はf)トレオニ
    ンから選択したR2 の構成要素;X2 はa)イソロ
    イシンb)アルギニンc)バリン、又はd)メチオニン
    から選択したR2 の構成要素;XnはR2 の構成要
    素であり、結合又はアミノ酸15個までのペプチド;X
    3 はa)アラニンb)アルギニン、又はc)バリンか
    ら選択したR3 の構成要素;X4 はa)フェニルア
    ラニンb)イソロイシンc)バリン、又はd)ロイシン
    から選択したR3の構成要素;そしてXmはR3 の構
    成要素であり、結合又はアミノ酸15個までのペプチド
    である。〕
  10. 【請求項10】  構造式: 【化10】 を有するペプチドを製造するために、構造式:【化11
    】 を有する鎖状ペプチドの環化を含む請求項8の方法。 〔式中:くねくねした線は −(CH2)4− を表わ
    す;−GPGR−は−GlyProGlyArg−のテ
    トラマー;X1 はa)セリンb)プロリンc)アルギ
    ニンd)ヒスチジンe)グルタミン、又はf)トレオニ
    ンから選択したR2 の構成要素;X2 はa)イソロ
    イシンb)アルギニンc)バリン、又はd)メチオニン
    から選択したR2 の構成要素;XnはR2 の構成要
    素であり、結合又はアミノ酸15個までのペプチドのい
    ずれかである;X3 はa)アラニンb)アルギニン、
    又はc)バリンから選択したR3 の構成要素;X4 
    はa)フェニルアラニンb)イソロイシンc)バリン、
    又はd)ロイシンから選択したR3 の構成要素である
    ;そしてXmはR3 の構成要素であり、結合、又はア
    ミノ酸15個までのペプチドのいずれかである。〕
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